JP4183158B2 - 充電装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話、ＰＨＳ、などの小型・軽量の携帯通信装置のバッテリー充電装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
携帯電話機、ＰＨＳなどの携帯通信装置のバッテリー充電に用いられる充電装置において、通常待ち受け姿勢での充電はもちろん、充電しながらパソコン等に接続ケーブルで携帯通信装置を接続してデータ通信を行うことができる充電器が存在する。（特開 ２０００−１５２５１１）
図８において従来例を説明する。
従来例では、充電装置本体に収納可能な電源プラグ３１を内蔵した凹型の充電装置本体３０にて携帯電話のバッテリーを充電する場合、充電装置の携帯時及び未使用時は折り畳んで前記充電装置本体３０に設けられた受け台収納部３５に収納され遥動可能に取り付けられている携帯電話の受け台３２を開き、その上に携帯電話３６を置く。この受け台３２には、充電装置本体と係合して受け台を固定する図示していないバネ性係合部を有している。
受け台に携帯電話をのせた場合、前記充電装置本体３０に設けられたバネ性を有する充電端子３４と前記携帯電話３６側の充電端子接触部３７が圧接し通電可能となる。また、前記受け台３２には前記バネ性を有する充電端子３４と前記充電端子接触部３７の圧接による前記携帯電話３６の浮き上がりを規制して、安定的な通電を確保する機能を持つ。さらに、データ通信時は前記受け台３２に設けられた開口部３３を通して接続ケーブルのプラグ３８を前記携帯電話３６に内蔵されている接続コネクター３９に接続して行う方式が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来例においては、卓上で携帯電話のバッテリーを充電する場合は、まず充電装置本体に組み込み収納されている携帯電話の受け台を引き出してそれを固定し、携帯電話を横置きにしてその受け台の上にのせ、さらに充電装置本体に電源プラグを収納した状態で、壁側の電源コンセントから延長ケーブル等を用い、前記延長ケーブルのコンセントを電源プラグに差し込んで給電する。この場合、携帯電話は完全に横置き状態であり、よってアンテナも横に寝た状態になるため受発信感度が悪くなるという問題がある。
電源プラグを起立させて壁側の電源コンセントに直接差し込んで充電する場合は、携帯電話のアンテナが直立する形になるので受発信感度は向上するが、通常壁側電源コンセントは床面に近いので屈んで操作することになり、携帯電話の充電及びデータ通信等の使い勝手が非常に悪く、さらに床面に近いので結果的に受発信感度も良好とは言えなくなる。
【０００４】
また、上記の一連の充電及びデータ通信等の操作を行う場合は、充電装置本体からの電源プラグの出し入れや携帯電話の受け台の出し入れ、かつ受け台の固定や解除などを行う必要があり、さらにデータ通信を行う場合は、受け台の開口部にデータ通信ケーブルの接続プラグを底面側より通して携帯電話の接続コネクターに接続する必要があるなど、操作が煩雑かつ難しい点がある。
【０００５】
さらに、充電装置本体に遥動可能に組み込まれた携帯電話の受け台は充電装置本体と係合する固定用の樹脂バネが一体形成された樹脂品であるため、携帯電話をある程度過度に受け台の上から押し付けると遥動軸や樹脂バネ部などが破損したり、受け台そのものが破損する可能性があり強度的に問題がある。また、この従来例では遥動する受け台など部品点数も多くなるのでコストも増えるものとなる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明における充電装置は、第１の卓上載置面と、前記第１の卓上載置面と所定の角度θを形成する第２の卓上載置面と、前記第２の卓上載置面の背面側に配置される携帯通信機器の受け台部と、前記受け台部に配置され、前記携帯通信装置の充電用端子に電気的に接触する充電端子と、を備え、前記受け台部は、データ通信接続プラグと接続される前記携帯通信機器の一端側を前記第１の卓上載置面に向けて前記携帯通信機器を載置可能とし、前記第１の卓上載置面と前記第２の卓上載置面との間の前記所定の角度θは、前記第１の卓上載置面が載置される床面と前記受け台部との間の角度θ´よりも大きいことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図１、図２、図３、図４、図５は第１の実施例を示す概略図である。図６、図７は第２の実施例の使用状態概略図であり、図において同じ部位は同じ符号で示す。
【０００８】
図１は本発明の充電装置の携帯通信装置を起立させて充電を行う通常充電状態の側面概略断面図を示し、データ通信時の台座面となる充電装置背面側の形状と携帯通信装置の受け台部背当て部に角度θ＞θ'の関係をもつことを示す。矢印はデータ通信を行なう際の充電装置を倒す方向を示す。図２は充電装置を後方に倒し、データ通信ケーブルの接続プラグを携帯通信装置の底部にある接続コネクターに接続してデータ通信を行う状態を示す側面概略断面図である。図３は折りたたみタイプの携帯通信装置を充電装置の受け台に装着する状態を示す。図４は前記の携帯通信装置を充電装置に装着した状態を示し、図５は充電装置を背面側に倒して、前記の携帯通信装置にデータ通信ケーブルの接続プラグを接続してデータ通信を行なう状態を示す。
【０００９】
図６はストレートタイプの携帯通信装置を第２の実施例の充電装置に装着した状態を示し、図７は充電装置を背面側に倒して、前記の携帯通信装置にデータ通信ケーブルの接続プラグを接続してデータ通信を行なう状態を示す。
【００１０】
図１において、１は折りたたみタイプの携帯通信装置、２は充電装置、３は前記充電装置２に一体に構成された受け台部、４は前記受け台部３に構成された前記携帯通信装置１の受け台部背当て部、５は通常充電時の第１の卓上載置面、６は前記受け台部の背面側に備えられたデータ通信時の第２の卓上載置面、７は前記第１の卓上載置面５に配設された滑り防止用第１の卓上載置面側ゴム足部、７'は前記第２の卓上載置面６に配設された滑り防止用第２の卓上載置面側ゴム足部、８は通常充電時及びデータ通信時両方の充電装置の姿勢における共通の円弧状の足部である。９は前記充電装置２に設けられた前記携帯通信装置１に係合して簡易固定するロック爪部、１０は前記充電装置２に設けられた前記携帯通信装置１を前記充電装置２に装着する際のガイドリブ、１１は前記充電装置２に設けられた前記携帯通信装置１の有する充電用端子へ給電するバネ性を有する充電端子である。図２おいて、１２はデータ通信ケーブルのデータ通信接続プラグである。このデータ通信接続プラグ１２は、図２、図５及び図７に図示されているように携帯通信装置１の一端に接続される。また、受け台部３は、データ通信接続プラグ１２が一端に接続された状態で携帯通信装置１が載置可能となるように形成されている。図３において、１３は電源ケーブルを接続する電源コネクター、１４は前記携帯通信装置１に配設された装着用ガイド溝である。図４、図５において、１５は前記電源コネクター１３に接続した電源ケーブル接続プラグ。図６、図７において、１６はストレートタイプの携帯通信装置、１７は前記充電装置２の受け台部３に構成された前記携帯通信装置１６の受け台部背当て部４と同一角度で前記充電装置２の外観ケースに一体に構成された第２の背当て部、１８は前記第２の背当て部１７の背面側に設けられた、前記第２の卓上載置面の延長上に形成された第１の卓上載置面から第２の卓上載置面までの角度と同一角度に設定された第３の卓上載置面である。そして、本実施形態では、通常充電時の台座面となる外観ケースの第１の卓上載置面５とデータ通信時の台座面となる外観ケースの第２の卓上載置面６との間にある角度θが、図１に示されるように充電装置２が第１の卓上載置面５を載置面とした状態で当該第１の卓上載置面が接触する床と受け台部背当て部４との間にある角度θ'よりも大きい関係（θ＞θ´）となるように、充電装置２が構成されている。この関係は携帯通信装置がやや後ろに傾いて起立した状態での通常の充電姿勢を得ると共に、充電装置２を背面側に倒したときのデータ通信時にアンテナが上側に向いた携帯通信装置１の横置き姿勢を得ることができる。データ通信時は、通常充電時の姿勢及びデータ通信時の姿勢における共通の円弧状の足部８を中心に充電装置２を背面側に回転して倒す。この円弧状の足部８は充電装置２の外観ケースと一体に樹脂成形されたもの、もしくは滑り止めゴム材質でできたものを前記外観ケースに一体に取り付けたもので構成する。第２の実施例における第２の背当て部１７及び第３の卓上載置面１８は、充電装置２の外観ケースと一体に樹脂成形されたものであり直接卓上に接地する。もしくは、卓上載置面１８に滑り防止用ゴム足を設けたもので構成してもよい。
【００１１】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の充電装置の構成ならびに方法によれば、携帯通信装置を直立した状態での通常バッテリー充電はもちろん、データ通信時の際は充電装置を後ろ側に回転して倒すだけで簡単に充電ならびにデータ通信も行なえる。また、外観ケースと一体に構成された円弧状の足部は通常充電姿勢ならびデータ通信時の姿勢において、安定した共通の足部となりえる。また、この円弧状の足部は充電装置の後方回転の中心となり、非常にわかりやすく操作性がよい。
【００１２】
第１の卓上載置面から第２の卓上載置面までの角度θと第１の卓上載置面から受け台部背当て部までの角度θ'にθ＞θ'の関係を持たすことで、通常充電時は携帯通信装置がやや後ろ側に傾いた安定した直立状態となり、受発信感度がよい卓上載置ができ、さらにデータ通信時も携帯通信装置のアンテナ部分が上側に向いた斜め横状態となるので、比較的に良好な受発信感度が得られると同時に安定した卓上載置が可能となる。また、この斜め横状態では、充電装置の端子側に常に過重がかかることになるので、安定した接触圧で携帯通信装置に給電できる。
【００１３】
この構成は、基本的に一つないし二つの外観ケースで簡単かつコストが安く構成でき、さらに可動部などがないので信頼性、操作性も非常によく、小型の箱状であるのでデザイン的にもスッキリしたものとなり、設置面積も小さくてすむ。
【００１４】
折りたたみタイプはもちろん全長の長いストレートタイプ携帯通信装置においても、第２の背当て部や第３の卓上載置面を設けることで載置面積が広くなり、充電時やデ−タ通信時の充電装置や携帯通信装置の安定した姿勢が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第1の実施例において、充電装置の通常充電状態を示し、データ通信時の台座面となる第２の卓上載置面の形状と携帯通信装置の受け台部背当て部に角度θ＞θ' の関係を持つ側面概略断面図。
【図２】本発明の第１の実施例において、充電装置を後方に倒してデータ通信を行う状態を示した側面概略断面図。
【図３】本発明の第１の実施例において、折りたたみタイプの携帯通信装置を充電装置の受け台に装着する状態を示した斜視図。
【図４】本発明の第１の実施例において、折りたたみタイプの携帯通信装置を充電装置に装着した通常充電状態を示す斜視図。
【図５】本発明の第１の実施例において、折りたたみタイプの携帯通信装置が装着された充電装置を後方に倒してデータ通信を行う使用状態を示した斜視図。
【図６】本発明の第２実施例において、ストレートタイプの携帯通信装置を充電装置に装着した通常充電状態を示す斜視図。
【図７】本発明の第２実施例において、ストレートタイプの携帯通信装置が装着された充電装置を後方に倒してデータ通信を行う使用状態を示した斜視図。
【図８】従来例の充電装置に携帯電話を装着する状態及びデータ通信用接続ケーブルのプラグを装着する状態を示した斜視図。
【符号の説明】
１ 折りたたみタイプの携帯通信装置
２ 充電装置
３ 受け台部
４ 受け台部背当て部
５ 第１の卓上載置面
６ 第２の卓上載置面
７ 第１の卓上載置面側ゴム足部
７' 第２の卓上載置面側ゴム足部
８ 円弧状の足部
９ ロック爪部
１０ ガイドリブ
１１ 充電端子
１２ データ通信接続プラグ
１３ 電源コネクター部
１４ ガイド溝
１５ 電源ケーブル接続プラグ
１６ ストレートタイプの携帯通信装置
１７ 第２の背当て部
１８ 第３の卓上載置面
３０ 充電装置本体
３１ 電源プラグ
３２ 受け台
３３ 受け台の開口部
３４ 充電端子
３５ 受け台収納部
３６ 携帯電話
３７ 充電端子接触部
３８ データ通信ケーブルの接続プラグ
３９ 接続コネクター
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話、ＰＨＳ、などの小型・軽量の携帯通信装置のバッテリー充電装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
携帯電話機、ＰＨＳなどの携帯通信装置のバッテリー充電に用いられる充電装置において、通常待ち受け姿勢での充電はもちろん、充電しながらパソコン等に接続ケーブルで携帯通信装置を接続してデータ通信を行うことができる充電器が存在する。（特開 ２０００−１５２５１１）
図８において従来例を説明する。
従来例では、充電装置本体に収納可能な電源プラグ３１を内蔵した凹型の充電装置本体３０にて携帯電話のバッテリーを充電する場合、充電装置の携帯時及び未使用時は折り畳んで前記充電装置本体３０に設けられた受け台収納部３５に収納され遥動可能に取り付けられている携帯電話の受け台３２を開き、その上に携帯電話３６を置く。この受け台３２には、充電装置本体と係合して受け台を固定する図示していないバネ性係合部を有している。
受け台に携帯電話をのせた場合、前記充電装置本体３０に設けられたバネ性を有する充電端子３４と前記携帯電話３６側の充電端子接触部３７が圧接し通電可能となる。また、前記受け台３２には前記バネ性を有する充電端子３４と前記充電端子接触部３７の圧接による前記携帯電話３６の浮き上がりを規制して、安定的な通電を確保する機能を持つ。さらに、データ通信時は前記受け台３２に設けられた開口部３３を通して接続ケーブルのプラグ３８を前記携帯電話３６に内蔵されている接続コネクター３９に接続して行う方式が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来例においては、卓上で携帯電話のバッテリーを充電する場合は、まず充電装置本体に組み込み収納されている携帯電話の受け台を引き出してそれを固定し、携帯電話を横置きにしてその受け台の上にのせ、さらに充電装置本体に電源プラグを収納した状態で、壁側の電源コンセントから延長ケーブル等を用い、前記延長ケーブルのコンセントを電源プラグに差し込んで給電する。この場合、携帯電話は完全に横置き状態であり、よってアンテナも横に寝た状態になるため受発信感度が悪くなるという問題がある。
電源プラグを起立させて壁側の電源コンセントに直接差し込んで充電する場合は、携帯電話のアンテナが直立する形になるので受発信感度は向上するが、通常壁側電源コンセントは床面に近いので屈んで操作することになり、携帯電話の充電及びデータ通信等の使い勝手が非常に悪く、さらに床面に近いので結果的に受発信感度も良好とは言えなくなる。
【０００４】
また、上記の一連の充電及びデータ通信等の操作を行う場合は、充電装置本体からの電源プラグの出し入れや携帯電話の受け台の出し入れ、かつ受け台の固定や解除などを行う必要があり、さらにデータ通信を行う場合は、受け台の開口部にデータ通信ケーブルの接続プラグを底面側より通して携帯電話の接続コネクターに接続する必要があるなど、操作が煩雑かつ難しい点がある。
【０００５】
さらに、充電装置本体に遥動可能に組み込まれた携帯電話の受け台は充電装置本体と係合する固定用の樹脂バネが一体形成された樹脂品であるため、携帯電話をある程度過度に受け台の上から押し付けると遥動軸や樹脂バネ部などが破損したり、受け台そのものが破損する可能性があり強度的に問題がある。また、この従来例では遥動する受け台など部品点数も多くなるのでコストも増えるものとなる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明における充電装置は、第１の卓上載置面と、前記第１の卓上載置面と所定の角度θを形成する第２の卓上載置面と、前記第２の卓上載置面の背面側に配置される携帯通信機器の受け台部と、前記受け台部に配置され、前記携帯通信装置の充電用端子に電気的に接触する充電端子と、を備え、前記受け台部は、データ通信接続プラグと接続される前記携帯通信機器の一端側を前記第１の卓上載置面に向けて前記携帯通信機器を載置可能とし、前記第１の卓上載置面と前記第２の卓上載置面との間の前記所定の角度θは、前記第１の卓上載置面が載置される床面と前記受け台部との間の角度θ´よりも大きいことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図１、図２、図３、図４、図５は第１の実施例を示す概略図である。図６、図７は第２の実施例の使用状態概略図であり、図において同じ部位は同じ符号で示す。
【０００８】
図１は本発明の充電装置の携帯通信装置を起立させて充電を行う通常充電状態の側面概略断面図を示し、データ通信時の台座面となる充電装置背面側の形状と携帯通信装置の受け台部背当て部に角度θ＞θ'の関係をもつことを示す。矢印はデータ通信を行なう際の充電装置を倒す方向を示す。図２は充電装置を後方に倒し、データ通信ケーブルの接続プラグを携帯通信装置の底部にある接続コネクターに接続してデータ通信を行う状態を示す側面概略断面図である。図３は折りたたみタイプの携帯通信装置を充電装置の受け台に装着する状態を示す。図４は前記の携帯通信装置を充電装置に装着した状態を示し、図５は充電装置を背面側に倒して、前記の携帯通信装置にデータ通信ケーブルの接続プラグを接続してデータ通信を行なう状態を示す。
【０００９】
図６はストレートタイプの携帯通信装置を第２の実施例の充電装置に装着した状態を示し、図７は充電装置を背面側に倒して、前記の携帯通信装置にデータ通信ケーブルの接続プラグを接続してデータ通信を行なう状態を示す。
【００１０】
図１において、１は折りたたみタイプの携帯通信装置、２は充電装置、３は前記充電装置２に一体に構成された受け台部、４は前記受け台部３に構成された前記携帯通信装置１の受け台部背当て部、５は通常充電時の第１の卓上載置面、６は前記受け台部の背面側に備えられたデータ通信時の第２の卓上載置面、７は前記第１の卓上載置面５に配設された滑り防止用第１の卓上載置面側ゴム足部、７'は前記第２の卓上載置面６に配設された滑り防止用第２の卓上載置面側ゴム足部、８は通常充電時及びデータ通信時両方の充電装置の姿勢における共通の円弧状の足部である。９は前記充電装置２に設けられた前記携帯通信装置１に係合して簡易固定するロック爪部、１０は前記充電装置２に設けられた前記携帯通信装置１を前記充電装置２に装着する際のガイドリブ、１１は前記充電装置２に設けられた前記携帯通信装置１の有する充電用端子へ給電するバネ性を有する充電端子である。図２おいて、１２はデータ通信ケーブルのデータ通信接続プラグである。このデータ通信接続プラグ１２は、図２、図５及び図７に図示されているように携帯通信装置１の一端に接続される。また、受け台部３は、データ通信接続プラグ１２が一端に接続された状態で携帯通信装置１が載置可能となるように形成されている。図３において、１３は電源ケーブルを接続する電源コネクター、１４は前記携帯通信装置１に配設された装着用ガイド溝である。図４、図５において、１５は前記電源コネクター１３に接続した電源ケーブル接続プラグ。図６、図７において、１６はストレートタイプの携帯通信装置、１７は前記充電装置２の受け台部３に構成された前記携帯通信装置１６の受け台部背当て部４と同一角度で前記充電装置２の外観ケースに一体に構成された第２の背当て部、１８は前記第２の背当て部１７の背面側に設けられた、前記第２の卓上載置面の延長上に形成された第１の卓上載置面から第２の卓上載置面までの角度と同一角度に設定された第３の卓上載置面である。そして、本実施形態では、通常充電時の台座面となる外観ケースの第１の卓上載置面５とデータ通信時の台座面となる外観ケースの第２の卓上載置面６との間にある角度θが、図１に示されるように充電装置２が第１の卓上載置面５を載置面とした状態で当該第１の卓上載置面が接触する床と受け台部背当て部４との間にある角度θ'よりも大きい関係（θ＞θ´）となるように、充電装置２が構成されている。この関係は携帯通信装置がやや後ろに傾いて起立した状態での通常の充電姿勢を得ると共に、充電装置２を背面側に倒したときのデータ通信時にアンテナが上側に向いた携帯通信装置１の横置き姿勢を得ることができる。データ通信時は、通常充電時の姿勢及びデータ通信時の姿勢における共通の円弧状の足部８を中心に充電装置２を背面側に回転して倒す。この円弧状の足部８は充電装置２の外観ケースと一体に樹脂成形されたもの、もしくは滑り止めゴム材質でできたものを前記外観ケースに一体に取り付けたもので構成する。第２の実施例における第２の背当て部１７及び第３の卓上載置面１８は、充電装置２の外観ケースと一体に樹脂成形されたものであり直接卓上に接地する。もしくは、卓上載置面１８に滑り防止用ゴム足を設けたもので構成してもよい。
【００１１】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の充電装置の構成ならびに方法によれば、携帯通信装置を直立した状態での通常バッテリー充電はもちろん、データ通信時の際は充電装置を後ろ側に回転して倒すだけで簡単に充電ならびにデータ通信も行なえる。また、外観ケースと一体に構成された円弧状の足部は通常充電姿勢ならびデータ通信時の姿勢において、安定した共通の足部となりえる。また、この円弧状の足部は充電装置の後方回転の中心となり、非常にわかりやすく操作性がよい。
【００１２】
第１の卓上載置面から第２の卓上載置面までの角度θと第１の卓上載置面から受け台部背当て部までの角度θ'にθ＞θ'の関係を持たすことで、通常充電時は携帯通信装置がやや後ろ側に傾いた安定した直立状態となり、受発信感度がよい卓上載置ができ、さらにデータ通信時も携帯通信装置のアンテナ部分が上側に向いた斜め横状態となるので、比較的に良好な受発信感度が得られると同時に安定した卓上載置が可能となる。また、この斜め横状態では、充電装置の端子側に常に過重がかかることになるので、安定した接触圧で携帯通信装置に給電できる。
【００１３】
この構成は、基本的に一つないし二つの外観ケースで簡単かつコストが安く構成でき、さらに可動部などがないので信頼性、操作性も非常によく、小型の箱状であるのでデザイン的にもスッキリしたものとなり、設置面積も小さくてすむ。
【００１４】
折りたたみタイプはもちろん全長の長いストレートタイプ携帯通信装置においても、第２の背当て部や第３の卓上載置面を設けることで載置面積が広くなり、充電時やデ−タ通信時の充電装置や携帯通信装置の安定した姿勢が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第1の実施例において、充電装置の通常充電状態を示し、データ通信時の台座面となる第２の卓上載置面の形状と携帯通信装置の受け台部背当て部に角度θ＞θ' の関係を持つ側面概略断面図。
【図２】本発明の第１の実施例において、充電装置を後方に倒してデータ通信を行う状態を示した側面概略断面図。
【図３】本発明の第１の実施例において、折りたたみタイプの携帯通信装置を充電装置の受け台に装着する状態を示した斜視図。
【図４】本発明の第１の実施例において、折りたたみタイプの携帯通信装置を充電装置に装着した通常充電状態を示す斜視図。
【図５】本発明の第１の実施例において、折りたたみタイプの携帯通信装置が装着された充電装置を後方に倒してデータ通信を行う使用状態を示した斜視図。
【図６】本発明の第２実施例において、ストレートタイプの携帯通信装置を充電装置に装着した通常充電状態を示す斜視図。
【図７】本発明の第２実施例において、ストレートタイプの携帯通信装置が装着された充電装置を後方に倒してデータ通信を行う使用状態を示した斜視図。
【図８】従来例の充電装置に携帯電話を装着する状態及びデータ通信用接続ケーブルのプラグを装着する状態を示した斜視図。
【符号の説明】
１ 折りたたみタイプの携帯通信装置
２ 充電装置
３ 受け台部
４ 受け台部背当て部
５ 第１の卓上載置面
６ 第２の卓上載置面
７ 第１の卓上載置面側ゴム足部
７' 第２の卓上載置面側ゴム足部
８ 円弧状の足部
９ ロック爪部
１０ ガイドリブ
１１ 充電端子
１２ データ通信接続プラグ
１３ 電源コネクター部
１４ ガイド溝
１５ 電源ケーブル接続プラグ
１６ ストレートタイプの携帯通信装置
１７ 第２の背当て部
１８ 第３の卓上載置面
３０ 充電装置本体
３１ 電源プラグ
３２ 受け台
３３ 受け台の開口部
３４ 充電端子
３５ 受け台収納部
３６ 携帯電話
３７ 充電端子接触部
３８ データ通信ケーブルの接続プラグ
３９ 接続コネクター
Claims (4)
- 第１の卓上載置面と、
前記第１の卓上載置面と所定の角度θを形成する第２の卓上載置面と、
前記第２の卓上載置面の背面側に配置される携帯通信機器の受け台部と、
前記受け台部に配置され、前記携帯通信装置の充電用端子に電気的に接触する充電端子と、
を備え、
前記受け台部は、データ通信接続プラグと接続される前記携帯通信機器の一端側を前記第１の卓上載置面に向けて前記携帯通信機器を載置可能とし、
前記第１の卓上載置面と前記第２の卓上載置面との間の前記所定の角度θは、前記第１の卓上載置面が載置される床面と前記受け台部との間の角度θ´よりも大きい
ことを特徴とする充電装置。 - 前記充電装置において、前記第１の卓上載置面及び前記第２の卓上載置面に配設された滑り止め用ゴム足部と前記第１の卓上載置面と前記第２の卓上載置面が交差する角に円弧状の足部を備えたことを特徴とする請求項１に記載の充電装置。
- 前記充電装置において、前記携帯通信装置の受け台部の背当て面と同一角度で前記充電装置外観ケースに一体構成された第２の背当て部を設けたことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の充電装置。
- 前記第２の背当て部の後方には、前記第２の卓上載置面と同一面延長上に形成または同一角度に設定された第３の卓上載置面を持つことを特徴とした請求項３記載の充電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000258024A JP4183158B2 (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000258024A JP4183158B2 (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 充電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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