JP4182645B2 - 板材加工システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パンチプレス等の板材加工機による板材加工を、2台の板材加工機で分担して行う板材加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、2台の板材加工機を並設し、同じ板材に対する加工を2台で分担して行う場合がある。例えば、パンチプレスにより、素材板材から希望の寸法,形状の製品板材を切り取る加工を行う場合、機内における板材送りの都合上、製品板材の外周の一部に、ミクロジョイントと呼ばれる未加工部分を残しておく必要がある。このミクロジョイントは、パンチプレスに設置されたサブヘッドで切断するものもあるが、加工の効率化を図る場合、単独の工具を持つ別のパンチプレスを並設しておき、ミクロジョイントの切断専用に使用されることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、板材が前工程の板材加工機から後工程の板材加工機へ受け渡されたときに、前工程の板材加工機で生じた加工誤差の影響が、加工機間の受け渡しによって大きくなり、不良品を生じることがある。例えば、パンチプレス等の板材加工機における板材の送りは、一般にワークホルダで板材の端部を把持して行っており、その把持位置に誤差が生じることがある。このような誤差は、同じ板材加工機では、板材の全体で同様に生じるため、製品板材の誤差として、殆ど影響しない。ところが、別の板材加工機に持ち替えて続きの加工を行う場合、ワークホルダの把持位置の誤差が、そのまま製品板材に加工誤差として影響する。
【0004】
この発明の目的は、板材が前工程の加工機から後工程の加工機へ受け渡されたときに、前工程で生じた加工誤差に応じた加工を後工程で行えて、受渡しに伴う加工誤差の影響が低減でき、不良品の発生が防止できる板材加工システムを提供することである。
この発明の他の目的は、前工程で生じた加工誤差を、後工程の板材加工機において、簡単な構成で計測できるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、板材の持つ誤差量を平均化し、不良品の発生を少なくすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明を、実施形態に対応する図3と共に説明する。この板材加工システムは、前工程の加工を行う板材加工機(1)と、この板材加工機(1)により加工された板材(W)を受け取り、受け取った板材(W)に対して続きの加工を行う後工程の板材加工機(2)とを備える板材加工システムであって、次の事項を備える。
前工程の板材加工機(1)は、最初に加工前形成孔(31,32)を開けた後に、上記前工程の加工を行い、その後に加工後形成孔(33)を開けるものとする。
後工程の板材加工機(2)は、テーブル(5)上の板材(W)を移動させる板材送り機構(7)と、前記加工後成形孔(33)または加工前成形孔(31,32)をテーブル(5)に位置決めする位置決め手段(26,27)と、この位置決め手段(26,27)による位置決め状態において、前記加工後成形孔(33)または加工前成形孔(31,32)の位置を計測する計測手段(43)と、この計測手段(43)の計測結果に基づき、前記続きの加工を行うときの前記板材送り機構(7)による板材送り量を補正する補正手段(59)とを有する。
この構成によると、後工程の板材加工機(2)は、前工程の板材加工機(1)で加工された加工後成形孔(33)または加工前成形孔(31,32)を、位置決め手段(26,27)でテーブル(5)に位置決めする。この位置決め状態において、前記加工後成形孔(33)または加工前成形孔(31,32)の位置を計測手段(43)で計測する。その計測結果に基づき、続きの加工を行うときの板材送り機構(7)による板材送り量を、補正手段(59)により補正する。
このように、前工程の板材加工機(1)で所定位置に加工された加工後成形孔(33)または加工前成形孔(31,32)の位置を、後工程の板材加工機(2)で計測し、その計測結果に応じて、続きの加工を行うときの板材送り量を補正するため、前工程で生じた加工誤差に応じた加工を後工程で行える。そのため、板材加工機(1,2)間の受渡しに伴う加工誤差の影響が低減でき、不良品の発生が防止できる。
【0006】
記計測手段(43)は、前記加工後成形孔(33)または加工前成形孔(31,32)に進入可能なロッドと、このロッドが孔の内面に当たったことを検知する検知手段と、孔の内面にロッドを当てるために前記板材送り機構(7)を制御する計測用板材送り制御手段(58)とを有するものである。
この構成の場合、加工のために設けられた板材送り機構(7)を利用して、加工後成形孔(33)または加工前成形孔(31,32)の位置を計測するため、検出用のロッドを計測のために孔内で移動させる機構を計測手段(43)に設ける必要がなく、構成が簡単である。
【0007】
この発明において、前記補正手段(59)は、前記計測手段(43)により計測された誤差量の略半分を、板材送り量の補正量とするものとしても良い。
前工程の板材加工機(1)で加工された各加工部分の加工誤差は、板材(W)の部位や、前工程中の初期に行われたか末期に行われたか等によって、誤差量が異なる。このため、計測された誤差量の略半分を板材送りの補正量とすることにより、板材の持つ誤差が平均化され、不良品が生じた場合にも、極力その数を少なくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。図1に示すように、この板材加工システムは、前工程の加工を行う板材加工機1と、この板材加工機1により加工された板材Wを受け取り、受け取った板材Wに対して続きの加工を行う後工程の板材加工機2とを備える。各板材加工機1,2は、孔開けおよび切断加工が可能な機械であり、パンチプレスまたはレーザ加工機等からなる。この実施形態では、前工程の板材加工機1は、タレット式のパンチプレスとし、後工程の板材加工機2は、単独のパンチ工具を有するパンチプレスとしてある。これら板材加工機1,2の並びに対して、前工程の板材加工機1に素材板材Wを搬入する搬入装置3と、後工程の板材加工機2から製品板材Mを搬出する搬出装置4とが設置されている。
【0009】
この明細書,図面では、両板材加工機1,2について、特に区別の必要な部分を除き、対応する部分に同一符号を付して説明する。両板材加工機1,2は、それぞれテーブル5上の板材Wに対して、所定の加工位置P1,P2で加工を行う加工部6と、テーブル5上の板材Wを直交する2軸(X軸,Y軸)方向に移動させる板材送り機構7とを備える。X軸は、板材加工における一つの基準軸であり、Y軸は他の一つの基準軸である。テーブル5の上面には、板材Wの送りを円滑にするためのブラシまたはフリーベアリング等(図示せず)が設けられている。加工部6は、パンチ工具をラムによって昇降駆動するパンチ駆動機構からなる。板材送り機構7は、ベース8上に前後方向(Y軸方向)に移動自在に設置されたキャリッジ9に、クロススライド10を左右方向(X軸方向)に移動自在に設置し、板材Wの端部を把持する複数のワークホルダ11をクロススライド10に取付けたものである。キャリッジ9およびクロススライド10の進退駆動は、それぞれサーボモータ12,13により、ボールねじ14,15を介して行われる。
【0010】
両板材加工機1,2は、それぞれの板材送り機構7が並設され、かつ、各板材送り機構7のクロススライド10およびワークホルダ11が互いに近接できるように個々のストロークが設計されていて、板材送り機構7間で板材Wの受け渡しが直接に行えるようになっている。
前工程の板材加工機1は、レポジション用の板材押え機構25(図2)を有している。板材押え機構25は、レポジション動作を行うとき、つまりワークホルダ11による板材Wの把持位置を変更するときに、板材Wをテーブル5上に押し付けて板材Wが不測に移動しないようにする手段である。
【0011】
図1において、搬出装置4は、基台16に架設レール17を前後(Y軸)移動自在に設置し、架設レール17に沿って走行体18を左右(X軸)移動自在に設置したものである。走行体18に、製品板材Mを把持する複数の吸着パッド19が設けられている。
【0012】
図4,図5に示すように、各ワークホルダ11は、固定の下アーム21に対して、上アーム20を支軸22回りに開閉回動自在に取付け、上下のアーム20,21間で板材Wを挟むものである。上アーム20は、エアシリンダ等からなる開閉駆動源23により開閉駆動させる。下アーム21は、板材Wの端部を当接させる位置決め面24を有している。
なお、ワークホルダ11は、クロススライド10に対して、上下位置の変更機構(図示せず)を介して、上下位置を2段に変更可能に取付けられている。
【0013】
図3に模式的に示すように、後工程の板材加工機2は、複数の位置決め手段26,27が、互いに左右方向に離れてテーブル5の所定位置に設けられ、また計測機器28がテーブル下方に設けられている。各位置決め手段26,27は、図13に概念的に示すように、板材Wに加工前形成孔として設けられる基準孔31,32に嵌合して板材Wをテーブル5に位置決めする手段である。計測機器28は、図13(C)に概念的に示すように、板材Wに加工後形成孔として設けられる計測用孔33の位置を計測する手段である。
【0014】
図6に示すように、各位置決め手段26,27は、テーブル5に設けられたピン出入り窓34から上面に突没する位置決めピン35を設けたものである。これら位置決め手段26,27は、板材加工機1,2のベース8に設置されたガイド部材36に、位置決めピン35を昇降自在に支持させ、位置決めピン35を昇降駆動する昇降駆動源37を設けたものである。昇降駆動源37は、シリンダ装置等が用いられる。各位置決め手段26,27は、位置決めピン35の突出時の突出高さを、最突出位置と中間突出位置との2段階に設定できるものが好ましく、例えば昇降駆動源37に2段ストロークのシリンダ装置が用いられる。
【0015】
位置決めピン35に対して板材Wを位置決めする手段として、板材プッシュ手段38が設けられる。板材プッシュ手段38は、位置決めピン35が板材Wの基準孔31,32に嵌まった状態で、板材Wを押し、基準孔31,32の内側面を位置決めピン35の側部に当接させる手段である。
板材プッシュ手段38は、ワークホルダ11の設置用のクロススライド10に取付けられる。板材プッシュ手段38は、クロススライド10に取付けられたプッシュ手段本体39に、進退部材40を進退自在に設置し、プッシュ用駆動源41により進退させるものである。プッシュ用駆動源41は、例えばエアシリンダが用いられ、進出状態で所定の押し付け力以上の負荷が作用すると後退し、押付力が一定となる負荷制御が可能なものとされている。
【0016】
図7に示すように、板材プッシュ手段38は、プッシュ時の板材Wの浮き上がり防止手段を兼用するものであり、進退部材40の先端が浮き上がり防止片40bとなり、先端近傍の下面に、板材Wの端部を押すプッシュ部40aが設けられている。浮き上がり防止片40bの下面部は、摩耗防止用に、進退部材40の本体とは別の硬質の部材で形成され、またその下面先端は導入用のテーパ面40baが形成されている。
図8に示すように、浮き上がり防止片40bは、位置決めピン35が遊嵌可能な幅だけ離れた二叉状に形成されている。
【0017】
図9,図10は、計測機器28を示す。計測機器28は、板材Wに設けられた計測用孔31,32等の孔の位置を計測する手段であり、タッチセンサ42と、このタッチセンサ42が接触検出したときの板材送り機構7の座標位置を検出する計測処理部43a(図3)とで構成される。タッチセンサ42は、センサ昇降機構44を介してベース8に設置されている。センサ昇降機構44は、テーブル5上の板材Wの孔に対して、テーブル下方よりタッチセンサ42のロッド42aが進入および退出するように、タッチセンサ42を昇降させる手段である。センサ昇降機構44は、タッチセンサ42を取付けたセンサ保持昇降体47を、センサ基台45にガイド46を介して昇降自在に設置したものであり、昇降駆動源48によりセンサ保持昇降体47の昇降が行われる。
【0018】
タッチセンサ42は、図10に拡大して示すように、センサ本体である検知手段42bから傾動可能にロッド42aを突出させたものであり、ロッド42aが任意方向に所定角度傾くと、オン信号を出力する。ロッド42aは、先端に接触子部42aaが設けられている。なお、タッチセンサ42は、接触検出が行えるセンサであれば良く、リミットスイッチ等であっても良い。
図3における計測処理部43は、タッチセンサ42がオンしたときに、各軸のサーボモータ12,13に備えられたパルスコーダ等の位置検出器12a,13aの検出値を取り込むものとされる。ただし、X軸方向の計測を行うときは、X軸用の位置検出器13aの検出値を、Y軸方向の計測を行うときは、Y軸用の位置検出器12aの検出値を取り込む。
【0019】
図3は、この板材加工システムにおける制御系の概念構成を示すブロック図である。この板材加工システムの制御装置は、前工程の板材加工機1を制御する第1の加工機制御手段51と、後工程の板材加工機2を制御する第2の加工機制御手段52とを備える。これら加工機制御手段51,52は、コンピュータ式の数値制御装置であって、プログラマブルコントローラの機能を備えている。両加工機制御手段51,52は、別々のコンピュータに設けられたものであっても、また同じコンピュータに設けられたものであっても良い。
各加工機制御手段51,52は、それぞれ加工プログラム53,54と、この加工プログラム53,54を解読して実行する解読実行手段55,56とを備える。解読実行手段55,56は、CPU等の演算処理装置およびメモリ等で構成される。各加工プログラム53,54は、NCコード等で記述されている。
【0020】
この板材加工システムは、次の加工方法を実施するものであり、その加工方法が実施できるように、各板材加工機1,2の加工プログラム53,54に、各指令やプログラム部分が設けられ、また後工程側の加工機制御手段52には、計測用送り制御手段58と、補正手段59と、校正手段60とが設けられている。
【0021】
この板材加工システムで実施する加工方法は、概略を説明すると、次の方法である。
・同じ板材Wに対して製品として必要な加工である本加工を、前工程と後工程とに分け、前工程の加工を前工程用の板材加工機1により、後工程の加工を後工程用の板材加工機2によりそれぞれ行う。
・前工程の加工が完了すると、両板材加工機1,2の間で、板材Wを直接に受け渡す。すなわち、両板材加工機1,2の板材送り機構7,7間で板材Wの受渡しを行う。
・前工程の板材加工機1は、本加工における前工程の加工の前に、加工前成形孔である2個の基準孔31,32を加工し、前工程の加工の終了後に、加工後成形孔である計測用孔33を加工する。
・後工程の板材加工機2は、板材Wの受け取りの後、板材Wを板材送り機構7により、位置決め手段26,27に対して大まかに位置決めする。
・位置決め手段26,27の位置決めピン35に対して、板材プッシュ手段38により板材Wの正確な位置決めを行い、ワークホルダ11による板材Wの把持を行う。
・計測用孔33の位置を計測する。
・計測手段43の計測結果に基づき、後工程の加工を行うときの板材送り機構7による送り量の補正を行う。
・設定時に校正手段60により計測機器28の校正を行う。
・前工程の加工と後工程の加工とは、例えば次のように分ける。素材板材Wから製品板材Mの外周を切断する加工を行う場合、製品板材Mの1部の辺を残す加工を前工程の加工とし、残された辺の加工を後工程の加工とする。
【0022】
前工程用の加工プログラム53は、上記加工方法を実施するため、指令またはプログラム部分として、板材Wの搬入動作の指令53a、位置決め用基準孔31,32を加工する指令53b、本加工のうちの前工程の加工のプログラム部分53c、計測用孔33を加工する指令53d、および渡し動作の指令53eを有する。渡し動作の指令53eは、後工程の板材加工機2へ板材Wを渡すために、板材送り機構7に一連の動作を行わせる指令である。
後工程用の加工プログラム54は、上記加工方法を実施するため、指令またはプログラム部分として、受け取り動作の指令54a、校正用動作の指令54b、位置決め動作の指令54c、計測動作の指令54d、本加工のうちの前工程のプログラム部分54eを有する。受け取り動作の指令54aは、前工程の板材加工機1から板材Wを受け取るために、板材送り機構7に一連の動作を行わせる指令である。位置決め動作の指令54cは、板材送り機構7で板材Wを受け取ってから、板材送り機構7に、板材Wを位置決め手段26,27に対しておおまかに位置決めさせる動作の指令、およびその後に板材プッシュ手段38による押し付け動作から、ワークホルダ11で板材Wを把持するまでの動作を行わせる指令である。
上記各指令53a,53b,53d,53e,54a〜54dは、単独の指令であっても、複数の指令の集まりであっても良い。
【0023】
後工程用の加工機制御手段52に設けられる計測用送り制御手段58は、加工プログラム54における計測動作の指令54dと、この指令を実行する解読実行手段56とで構成される。また、計測用送り制御手段58と、上記計測処理部43aと、計測機器28とで、計測手段43が構成される。
補正手段59は、計測手段43の計測結果に基づき、後工程の加工を行うときの板材送り機構7による板材送り量を補正する手段である。
校正手段60は、板材Wに設けられた基準孔31を設定時に計測機器28に計測させ、計測値により計測機器28の校正を行う手段である。校正手段60は、加工プログラム54における校正用動作の指令54bと、解読実行手段56と、校正処理部61とで構成される。校正用動作の指令54bは、校正のための計測が計測機器28により行われるように、板材送り機構7を動作させると共に、校正処理部61に校正処理の開始を認識させる指令である。校正処理部61は、校正のための計測を行ったときの計測値から、校正のための演算処理を行う手段である。
【0024】
つぎに、この板材加工システムによる板材加工方法を説明する。図11は板材Wの受渡し動作を示し、図12,図13は、後工程の板材加工機2における位置決め動作,およびその後の計測動作等を示す。図16は加工の進行例を示し、図17は、別の加工の進行例を示す。図16,図17は、いずれも図15(A)に示すように、素材板材Wから、図15(B)の製品板材Mを切り取る加工を行う場合の例である。製品板材Mは矩形の板材であり、外周の切断加工として、一対の対向する短辺aの加工と、一対の対向する長辺bの加工とを行い、また内側の加工部cを複数箇所に有するものである。
【0025】
図16の加工例を説明する。図1の前工程の板材加工機1は、素材板材Wが搬入され、ワークホルダ11により位置決め状態に把持されると、まず図16(A)に示すように、2つの位置決め用の基準孔31,32を加工する。これら基準孔31,32は、一つの加工基準軸方向(X軸方向)に離れて形成する。また、基準孔31,32は、板材Wにおいてワークホルダ11による把持のために手前側の端部に設定される製品加工不適領域R内に形成する。
【0026】
このように、基準孔31,32が加工された後、本加工における前工程の加工を行う(同図(B),(C))。前工程の加工は、この例では製品板材Mにおける外周の一対の短辺aと内側の加工部cの加工であり、内側の加工部cの加工終了後に(同図(B))、短辺aの加工を行う(同図(C))。短辺aの切断加工は、工具Tの各回のパンチ位置を示すように、パンチ孔を連続して設けることにより行われる。
本加工における前工程の加工の終了の後、同図(D)のように、計測用孔33を加工する。計測用孔33は、例えば両基準孔31,32の間に設ける。計測用孔33は、基準孔31,32と同じ前後方向(Y軸方向)位置に設けることが好ましく、計測用孔33も上記の製品加工不適領域R内に設ける。
【0027】
これにより、前工程の板材加工機1による加工が終了し、この加工状態の板材Wが、後工程の板材加工機2に受け渡される。後工程の板材加工機2は、後工程の加工として、図16(E)のように製品板材Mの長辺bの切断加工を行う。長辺bの加工により、製品板材Mは素材板材Wから切り離される。この離れ状態の製品板材Mは、図1の搬出装置4により搬出される。素材板材Wの残り部分であるスケルトンも、搬出装置4により搬出される。
【0028】
図17の例の場合、前工程の板材加工機1による前工程の加工として、製品板材Mの内側の加工部cの加工を行い、後工程の板材加工機2による後工程の加工として、製品板材Mの外周全体の加工を行う。その他は、図16の例と同じである。
【0029】
図11と共に、板材加工機1,2間における板材Wの受渡し動作を説明する。前工程の板材加工機1は、加工が終了すると、図11(A)に示すように、板材Wがクロススライド10の端部よりも渡し側、つまり隣りの板材加工機2側へ突出するように、ワークホルダ11による板材把持位置を変更する。同図の例のように、3つ以上のワークホルダ11を有する場合は、渡し側の2個のワークホルダ11により把持するようにする。ワークホルダ11による板材Wの持ち替えは、板材押え機構25(図2)で板材Wをテーブル5上に押し付けた状態で、ワークホルダ11を開き、ワークホルダ11を移動させてから再度閉じることにより行われる。このように片側突出状態に板材Wを把持した状態で、ワークホルダ11を渡し側へ移動させる。
後工程の板材加工機2は、ワークホルダ11を前工程の板材加工機1側へ移動させ、板材Wを把持する(同図(B))。このとき、板材Wは、両板材加工機1,2のワークホルダ11で把持された状態になる。前工程の板材加工機1は、ワークホルダ11に板材Wの把持を解除させ、退避動作を行わせる。
【0030】
後工程の板材加工機2は、受け取った板材Wを、ワークホルダ11の移動により、位置決め手段26,27の位置決めピン35(図6,図13)の位置まで大まかに位置決めする(同図(C))。すなわち、2つの基準孔31,32が各位置決めピン35,35の上に来るように、板材Wの位置決めを行う。
この後、次のように、板材Wの位置決めピン35による拘束、ワークホルダ位置の変更、板材プッシュ手段38による正確な位置決め、および孔位置計測を行った後に、ワークホルダ11による板材Wの把持を行う(同図(D))。
【0031】
図12は、板材プッシュ手段38による位置決め動作を示す。図11(C)のように、板材Wの位置決めピン35に対する位置決めが行われた後、ワークホルダ11による板材Wの把持を解除し、位置決め手段26,27の位置決めピン35の一段目の上昇を行う(図6に一点鎖線で位置決めピンを示す状態)。これにより、位置決めピン35が基準孔31,32に嵌まり(図13(A))、板材Wは位置決めピン35で拘束状態となる。ワークホルダ11の把持解除は、位置決めピン35の1段目の上昇の後であっても良い。
このように、位置決めピン35により板材Wが拘束状態になると、ワークホルダ11を後退させ、板材プッシュ手段38が位置決めピン35に対応する位置に来るように、ワークホルダ11のクロススライド10による移動を行う(図12(A))。
【0032】
この後、板材プッシュ手段38を、そのシリンダ装置からなるプッシュ用駆動源41により前進させ(図12図(B))、ついで、位置決めピン35を2段目(図6に実線で示す位置)まで上昇させる。板材プッシュ手段38のプッシュ部40aで板材Wを前方へ押す(同図(C))。これにより、板材Wの基準孔31,32の内側面が位置決めピン35の側面に押し付けられ(図13(B))、板材Wの前後方向(Y軸方向)の正確な位置決めが行われる。板材プッシュ手段38で板材Wを押すときに、板材Wは板材プッシュ手段38に設けられた浮き上がり防止片40bで上面が押さえられるため、板材Wの浮き上がりが防止され、確実な板材押し動作が行える。
基準孔31,32の内面が位置決めピン3の側面に押し付けられたままの状態で、キャリッジ9によりワークホルダ11を前進させ、ワークホルダ11により板材Wを把持させる。このとき、板材プッシュ手段38のシリンダ装置からなるプッシュ用駆動源41は、押し付け力の上限値が制限されているため、板材プッシュ手段38は、キャリッジ9の前進に伴って、押し付けを維持しながら停止し、ワークホルダ11に対して相対的に後退する(図12(F))。ワークホルダ11により板材Wが把持されると、板材プッシュ手段38を板材Wから後退させ、位置決めピン35を没入させる。このようにしてワークホルダ11による板材Wの把持が正確に行われる。
【0033】
板材Wの基準孔31,32の形状は、円形であっても良いが、この例では図13に示すように正方形等の矩形としてある。位置決めピン35は、基準孔31,32に応じた方向の断面形状としてある。2本の位置決めピン35のうち、原点側(図13の右側)の位置決めピン35は、基準孔31に嵌合する部分の断面寸法を、前後幅B1y,左右幅B1xとも、基準孔31の前後幅A1y,左右幅A1xと同じ寸法(例えば20mm角)としてある。厳密には、抜き差しが可能なだけの僅かな寸法差が設けられており、位置決めピン35は基準孔31よりも小径とされている。なお、図13では、動作説明を分かり易くするために、寸法差を強調して図示してある。他方の位置決めピン35は、基準孔31に嵌合する部分の断面寸法を、前後幅B2yが基準孔32の前後幅A2yと等しいが、左右幅B2xは基準孔32の左右幅A2xに対して遊びが生じる寸法としてある。この遊びにより、基準孔31,32間の距離の誤差等が吸収される。両側の基準孔31,32の形状,大きさは、互いに同じ形状,大きさとしてある。また、基準孔31と計測用孔33とは、同じ形状,大きさとしてある。
【0034】
計測動作を説明する。上記のようにワークホルダ11による板材Wの把持が正確に行われた後(図13(B))、同図(C)のように、計測用孔33の位置の計測が行われる。この計測は、計測機器28のタッチセンサ42を上昇させてそのロッド42aを計測用孔33に挿入させた後、板材送り機構7により、つまりワークホルダ11の移動により板材Wを前後左右に移動させ、タッチセンサ42がオンしたときの軸サーボモータ12,13の位置検出器12a,13aの位置データを計測処理部43aが取り込むことにより行われる。
位置計測は、計測用孔33内の前後2点のY座標と、左右2点のX座標とにつき行われ、その中心座標が計測用孔33の位置とされる。すなわち、図13(C)のように計測用孔33の内面位置X1,X2,Y1,Y2を定義した場合、計測孔孔33の中心座標X,Yは、それぞれ
X=(X1+X2)/2、Y=(Y1+Y2)/2、
とされる。
【0035】
図3の補正手段59は、この計測孔孔33の中心座標X,Yを予め設定された孔位置座標X0 ,Y0 と比較し、いずれの方向の誤差量も設定値以内であれば、加工機制御手段52による板材加工機2の加工開始を許し、設定値を超えている場合は、加工開始を不許可とし、アラームを発生させる。
補正手段59は、上記誤差量が設定値以内である場合、後工程の加工を行うときの板材送り機構7による板材送り量を、誤差量に応じて補正する。この誤差量に応じた補正は、例えば誤差量の略半分とする。正確に誤差量の1/2としても良い。略半分とするのは、次の理由による。前工程の板材加工機1で加工された各加工部分の加工誤差は、板材Wの部位や、前工程中の初期に行われたか末期に行われたか等によって、誤差量が異なる。このため、計測された誤差量の略半分を板材送りの補正量とすることにより、板材Wの持つ誤差が平均化され、不良品が生じた場合にも、極力その数を少なくすることができる。
【0036】
つぎに校正につき説明する。図3の校正手段60は、次の動作および処理を行う。板材加工機2の起動時に、計測機器28に校正のための計測を行わせる。校正を行う場合は、上記のように位置決めピン35および板材プッシュ手段38を用いて板材Wの正確な位置決めを行い、板材Wをワークホルダ11で把持した後、計測用孔33を計測する代わりに、図13(D)のように、基準孔31を計測することにより行われる。この計測は、計測用孔33の計測の場合と同様に、基準孔31内の前後2点のY座標と、左右2点のX座標とにつき行われ、その中心座標が計測用孔33の位置とされる。この計測した中心座標は、校正処理部61に基準値として記憶しておく。
【0037】
加工時において校正手段60は、設定時(毎回、または何度かに1回)に、上記と同様に基準孔31の位置を計測し、計測値を上記のように記憶された基準値と比較し、誤差が許容範囲よりも過大時は、計測機器28の不良と診断する。
また、校正手段60は、定期的に基準孔31を計測機器28に計測させ、上記のように記憶した基準値に対して変化が無いかを監視する。
校正およびその結果の反映は、例えば次のように行われる。板材Wの基準孔31の位置を計測機器28に計測させ、計測機器誤差を求める。通常の運転時には、上記のように計測用孔33を計測機器28に計測させて、未校正の計測用孔位置の誤差を求める。上記計測機器誤差により、未校正の計測用孔位置の誤差を修正して校正済み誤差を求める。この校正済み誤差に基づき補正手段59による送り量補正を行う。
なお、加工プログラム54における校正用動作の指令54bは、設定時以外はジャンプされる。
【0038】
この板材加工システムによると、このように、前工程の板材加工機1で加工後に形成された計測用孔33の位置を、後工程の板材加工機2で計測し、その計測結果に応じて、後工程の加工を行うときの板材送り量を補正するため、前工程で生じた加工誤差に応じた加工を後工程で行える。そのため、板材加工機1,2間の受渡しに伴う加工誤差の影響が低減でき、不良品の発生が防止できる。
計測手段43は、板材Wに設けられた孔31〜33に進入可能なロッド42aと、このロッド42aが孔31〜33の内面に当たったことを検知する検知手段42bと、孔31〜33の内面にロッド42aを当てるために板材送り機構7を制御する計測用板材送り制御手段58とを有するものであるため、加工のために設けられた板材送り機構7を利用して、孔位置を計測することができる。そのため、計測手段43に、その検出用のロッド42aを計測のために移動させる機構を設ける必要がなく、構成が簡単である。
【0039】
後工程の板材加工機2は、板材Wに設けた2つの基準孔31,32に位置決めピン35を挿入し、この位置決めピン35に基準孔31,32の内側面を押し付けて位置決めするため、板材Wの端部の湾曲や傾きにかかわらず、板材Wを直交軸(X軸,Y軸)に対して傾きなく位置決めすることができる。位置決めピン35に基準孔31,32の内側面を押し付けるための板材プッシュ手段38は、キャリッジ10の移動によりワークホルダ11で板材Wを把持するときに、板材Wの押し状態を維持するため、位置決めピン35に対する正確な位置決め状態を維持してワークホルダ11による板材の把持が行える。
板材プッシュ手段38は、板材端部の浮き上がり防止片40bを有し、浮き上がり防止と板材プッシュとを兼用するため、構成が簡単で済む。
【0040】
また、上記のように校正手段61を設け、計測用孔33とは別に板材Wに設けられた基準孔31を設定時に前記計測機器28に計測させ、計測値によって計測機器28の校正を行うようにしたため、計測機器28のロッド42bの曲がり等の誤差要因が生じても、正しい計測を行うことができる。
【0041】
図16と共に説明した板材加工方法によると、前工程の板材加工機1で、製品板材Mの一部の辺bを残す加工を行い、後工程の板材加工機2で、残された辺bの加工を行うため、両板材加工機1,2で行う加工量を平均化させることができる。そのため、2台の板材加工機1,2を効率的に使用でき、加工効率が向上する。素材板材Wから製品板材Mを切り取る加工では、加工の進行に伴って、板材Wの剛性が低下するが、この加工方法では、短辺aを先に加工し、この状態で後工程の板材加工機2に渡すため、板材Wが比較的剛性低下の少ない状態で受け渡すことができ、加工精度の低下が避けられる。そのため、2台の板材加工機1,2による効率的な加工を行いながら、高精度な加工が行える。
図17に示す板材加工方法のように、製品板材Mの内側の加工と外周の加工とに分けて両板材加工機1,2に分担させても、内側の加工部の数や量等によっては、2台の板材加工機1,2の加工量の平均化が得られ、効率の良い加工が行える。この場合に、前工程の板材加工機1で内側の加工を行うため、後工程の板材加工機2への受渡し時に、板材Wの剛性の低下が少なく、剛性低下による加工精度の低下が防止できて、高精度な加工が行える。
【0042】
【発明の効果】
この発明の板材加工システムは、前工程の加工を行う板材加工機と、この板材加工機により加工された板材を受け取り、受け取った板材に対して続きの加工を行う後工程の板材加工機とを備える板材加工システムであって、前工程の板材加工機は、最初に加工前形成孔を開けた後、上記前工程の加工を行い、その後に加工後形成孔を開けるものであり、前記後工程の板材加工機は、テーブル上の板材を移動させる板材送り機構と、前記加工後成形孔または加工前成形孔をテーブルに位置決めする位置決め手段と、この位置決め手段による位置決め状態において、前記加工後成形孔または加工前成形孔の位置を計測する計測手段と、この計測手段の計測結果に基づき、前記続きの加工を行うときの前記板材送り機構による板材送り量を補正する補正手段とを有するものであるため、板材が前工程の加工機から後工程の加工機へ受け渡されたときに、前工程で生じた加工誤差に応じた加工を後工程で行えて、受渡しに伴う加工誤差の影響が低減でき、不良品の発生が防止できる。
前記計測手段が、加工後成形孔または加工前成形孔に進入可能なロッドと、このロッドが孔の内面に当たったことを検知する検知手段と、孔の内面にロッドを当てるために前記板材送り機構を制御する計測用板材送り制御手段とを有するものであるため、前工程で生じた加工誤差を、後工程の板材加工機において、簡単な構成で計測することができる。
前記補正手段が、前記計測手段により計測された誤差量の略半分を板材送り量の補正量とするものである場合は、板材全体の持つ加工誤差を平均化でき、加工誤差が生じても、できるだけ公差内に収められるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる板材加工システムの平面図である。
【図2】同板材加工システムを平面図で示す動作説明図である。
【図3】同板材加工システムの制御系の概念構成を示すブロック図である。
【図4】ワークホルダの破断側面図である。
【図5】同ワークホルダの平面図である。
【図6】位置決め手段および板材プッシュ手段の側面図である。
【図7】同板材プッシュ手段の部分拡大側面図である。
【図8】同板材プッシュ手段の部分拡大平面図である。
【図9】計測機器の側面図である。
【図10】そのタッチセンサの側面図である。
【図11】同板材加工システムの板材受渡し動作の説明図である。
【図12】後工程の板材加工機における位置決め動作の説明図である。
【図13】後工程の板材加工機における位置決め動作および計測動作の説明図である。
【図14】板材の計測用孔と計測機器の関係を示す部分拡大断面図である。
【図15】素材板材と製品板材の関係を示す平面図である。
【図16】同板材加工システムによる板材加工方法の一例の工程説明図である。
【図17】同板材加工システムによる板材加工方法の他の例の工程説明図である。
【符号の説明】
1,2…板材加工機
5…テーブル
6…加工部
7…板材送り機構
8…フレーム
9…キャリッジ
10…クロススライド
11…ワークホルダ
12,13…サーボモータ
12a,13a…位置検出器
26,27…位置決め手段
28…計測機器
31,32…基準孔
33…計測用孔
34…ピン出入り窓
35…位置決めピン
38…板材プッシュ手段
40a…プッシュ部
40b…浮き上がり防止片
42…タッチセンサ
42a…ロッド
42b…検出手段
43a…計測処理部
51,52…加工機制御手段
53,54…加工プログラム
58…計測用送り制御手段
59…補正手段
60…校正手段
61…校正処理部
a…短辺
b…長辺
c…内側の加工部
P1,P2…加工位置
W…板材
M…製品板材

Claims (2)

  1. 前工程の加工を行う板材加工機と、この板材加工機により加工された板材を受け取り、受け取った板材に対して続きの加工を行う後工程の板材加工機とを備える板材加工システムであって、
    前工程の板材加工機は、最初に加工前形成孔を開けた後、上記前工程の加工を行い、その後に加工後形成孔を開けるものであり、
    前記後工程の板材加工機は、テーブル上の板材を移動させる板材送り機構と、
    前記加工後成形孔または加工前成形孔をテーブルに位置決めする位置決め手段と、
    この位置決め手段による位置決め状態において、前記加工後成形孔または加工前成形孔の位置を計測する計測手段と、
    この計測手段の計測結果に基づき、前記続きの加工を行うときの前記板材送り機構による板材送り量を補正する補正手段とを有するものであり、
    前記計測手段は、前記加工後成形孔または加工前成形孔に進入可能なロッドと、このロッドが孔の内面に当たったことを検知する検知手段と、孔の内面にロッドを当てるために前記板材送り機構を制御する計測用板材送り制御手段とを有するものである板材加工システム。
  2. 前記補正手段は、前記計測手段により計測された誤差量の略半分を板材送り量の補正量とする請求項1記載の板材加工システム。
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