JP4182276B2 - アルデヒド類およびケトン類の製造方法 - Google Patents

アルデヒド類およびケトン類の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種化学製品およびその合成中間体等として重要なケトン類およびアルデヒド類を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
シクロペンテン、α−メチルスチレン等の二置換オレフィン類から導かれるβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類については、150℃以上の高温で熱分解することにより、アルデヒド類やケトン類が得られることが知られている(例えば特開昭58−121234号公報、Chem.Ber.,129,1453(1996)等)が、三置換オレフィン類から導かれるβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類を分解し、アルデヒド類およびケトン類を製造する方法は知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況のもと、本発明者らは、穏和な条件下で、三置換オレフィン類から導かれるβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類を分解し、アルデヒド類およびケトン類を製造する方法を開発すべく鋭意検討したところ、前記β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類に、モリブデン化合物等の第VIa族元素化合物を作用させることにより、分解反応が容易に進行し、ケトン類およびアルデヒド類が得られることを見出し、本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、一般式(1)
Figure 0004182276
(式中、R1、R2およびR3はそれぞれ同一または相異なって、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいカルボアルコキシ基、置換されていてもよいカルボアリールオキシ基、置換されていてもよいカルボアラルキルオキシ基またはカルボキシル基を表わす。また、R1とR2、R1とR3またはR2とR3が一緒になって環構造の一部を形成してもよい。XおよびYのいずれか一方は水酸基を、他方はヒドロペルオキシ基を表わす。)
で示されるβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類に、第VIa族元素化合物を作用させることを特徴とするケトン類およびアルデヒド類の製造方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
まず最初に、本発明の原料である一般式(1)
Figure 0004182276
(式中、R1、R2およびR3はそれぞれ同一または相異なって、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル基、置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいカルボアルコキシ基、置換されていてもよいカルボアリールオキシ基、置換されていてもよいカルボアラルキルオキシ基またはカルボキシル基を表わす。また、R1とR2、R1とR3またはR2とR3が一緒になって環構造の一部を形成してもよい。XおよびYのいずれか一方は水酸基を、他方はヒドロペルオキシ基を表わす。)
で示されるβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(以下、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)と略記する。)について説明する。
【0006】
置換されていてもよいアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−デシル基、シクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、メンチル基等の直鎖状、分枝鎖状または環状の炭素数1〜20のアルキル基およびこれらアルキル基が、例えばメトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、例えばフェノキシ基等のアリールオキシ基、例えばベンジルオキシ基等のアラルキルオキシ基、例えばフッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子、アシル基、カルボアルコキシ基、カルボアリールオキシ基、カルボアラルキルオキシ基、カルボキシル基等で置換されていてもよく、かかる置換基で置換されたアルキル基としては、例えばクロロメチル基、フルオロメチル基、トリフルオロメチル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、メトキシエチル基、カルボメトキシメチル基、1−カルボエトキシ−2,2−ジメチル−3−シクロプロピル基等が挙げられる。
【0007】
置換されていてもよいアリール基としては、例えばフェニル基、ナフチル基等およびこれらフェニル基、ナフチル基等を構成する芳香環が上記したアルキル基、アリール基、アルコキシ基、後述するアラルキル基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、ハロゲン原子等の置換基で置換された、例えば2−メチルフェニル基、4−クロロフェニル基、4−メチルフェニル基、4−メトキシフェニル基、3−フェノキシフェニル基等が挙げられる。置換されていてもよいアラルキル基としては、前記置換されていてもよいアリール基と上記したアルキル基とから構成されるものが挙げられ、例えばベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、3−フェノキシベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシベンジル基、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル基等が挙げられる。
【0008】
置換されていてもよいアシル基としては、カルボニル基と前記置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基および置換されていてもよいアラルキル基とから構成されるものが挙げられ、例えばカルボメチル基、カルボエチル基、カルボフェニル基、カルボベンジル基等が挙げられる。
【0009】
置換されていてもよいカルボアルコキシ基、置換されていてもよいカルボアリールオキシ基および置換されていてもよいカルボアラルキルオキシ基としては、それぞれカルボニル基と前記置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基および置換されていてもよいアラルキルオキシ基とから構成されるものが挙げられ、例えばカルボメトキシ基、カルボエトキシ基、カルボフェノキシ基、カルボベンジルオキシ基等が挙げられる。
【0010】
かかる置換基が一緒になって環構造の一部を形成する場合の環構造としては、例えばシクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロペンテン環、シクロヘキセン環等が挙げられる。
【0011】
かかるβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)としては、例えば2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−3−ヒドロキシペンタン、3−メチル−3−ヒドロペルオキシ−2−ヒドロキシヘキサン、1−メチル−1−ヒドロペルオキシ−2−ヒドロキシシクロペンタン、1,3−ジメチル−1−ヒドロペルオキシ−2−ヒドロキシシクロヘキサン、1,3,5−トリメチル−1−ヒドロペルオキシ−2−ヒドロキシシクロヘキサン、3−ヒドロペルオキシ−4−ヒドロキシカレン、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸メチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸エチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸イソプロピル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸tert−ブチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸シクロヘキシル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸メンチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸ベンジル、
【0012】
3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸(4−クロロベンジル)、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸(2,3,5,6−テトラフルオロベンジル)、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル)、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシベンジル)、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル)、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロペルオキシ−1−ヒドロキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸(3−フェノキシベンジル)、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロキシ−1−ヒドロペルオキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸メチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロキシ−1−ヒドロペルオキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸エチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロキシ−1−ヒドロペルオキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸イソプロピル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−2−ヒドロキシ−1−ヒドロペルオキシプロピル)シクロプロパンカルボン酸tert−ブチル等が挙げられる。
【0013】
かかるβ−ヒドロキシペルオキシド類(1)の中には、その分子内に不斉炭素を有しており、光学異性体が存在するものがあるが、本発明には、光学異性体の単独または混合物のいずれも用いることができる。
【0014】
これらβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)は、例えばタングステン金属等のタングステン化合物と過酸化水素とを反応せしめてなるタングステン酸化物触媒の存在下に、一般式(5)
Figure 0004182276
(式中、R1、R2およびR3は上記と同一の意味を表わす。)
で示される三置換オレフィン類(以下、三置換オレフィン類(5)と略記する。)と過酸化水素とを反応させることにより得ることができる。かかる三置換オレフィン類と過酸化水素との反応においては、目的とするβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)の他に、一般式(2)
Figure 0004182276
(式中、R3は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるアルデヒド類、一般式(3)
Figure 0004182276
(式中、R1およびR2は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるケトン類および一般式(6)
Figure 0004182276
(式中、R1、R2およびR3は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるジオール類が得られるが、0〜65℃の範囲で反応を実施することにより、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)を選択性よく得ることができる。
【0015】
かかる三置換オレフィン類(5)としては、例えば2−メチル−2−ペンテン、3−メチル−2−ヘキセン、1−メチルシクロペンテン、1,3−ジメチルシクロペンテン、1,3,5−トリメチルシクロヘキセン、3−カレン、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボン酸メチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボン酸エチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボン酸イソプロピル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボン酸tert−ブチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボン酸シクロヘキシル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボン酸メンチル、3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)−シクロプロパンカルボン酸ベンジル等が挙げられる。
【0016】
かかる三置換オレフィン類(5)の中には、その分子内に不斉炭素を有しており、光学異性体が存在するものがあるが、光学異性体の単独または混合物のいずれも用いることができる。
【0017】
β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)を製造する際に用いる触媒としては、例えばタングステン金属、ホウ化タングステン、炭化タングステン、タングステン酸、酸化タングステン、タングステン酸ナトリウム等のタングステン化合物と過酸化水素とを反応せしめてなるタングステン酸化物が用いられ、その使用量は、三置換オレフィン類(5)に対して、通常0.001モル倍以上であり、その上限は特にないが、経済的な面も考慮すると、実用的には、三置換オレフィン類(5)に対して、1モル倍以下である。
【0018】
過酸化水素としては、通常過酸化水素水が用いられるが、過酸化水素/有機溶媒溶液を用いてもよい。過酸化水素の使用量は、三置換オレフィン類(5)に対して、通常2モル倍以上であり、使用量の上限は特にないが、経済的な面も考慮すると、実用的には、三置換オレフィン類(5)に対して、10モル倍以下である。
【0019】
三置換オレフィン類(5)と過酸化水素とを反応させた後、例えば反応液を濃縮処理、カラムクロマトグラフィ処理等することにより、反応液から、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)を取り出し、本発明に用いればよい。また、反応液に、必要に応じて水および/または水に不溶の有機溶媒を加え、抽出処理し、得られる有機層を濃縮処理して、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)を取り出し、本発明に用いてもよい。もちろん取り出したβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)を、例えばカラムクロマトグラフィ等の手段によりさらに精製した後、用いてもよい。
【0020】
続いて、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)に、第VIa族元素化合物を作用させて、一般式(2)
Figure 0004182276
(式中、R3は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるアルデヒド類(以下、アルデヒド類(2)と略記する。)および一般式(3)
Figure 0004182276
(式中、R1およびR2は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるケトン類(以下、ケトン類(3)と略記する。)を製造する方法について説明する。
【0021】
β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)に、第VIa族元素化合物を作用させることにより、炭素−炭素結合が開裂し、アルデヒド類(2)およびケトン類(3)が得られる。
【0022】
第VIa族元素化合物としては、例えばタングステン金属、酸化タングステン、タングステン酸、タングステン酸ナトリウム、硫化タングステン、ホウ化タングステン、タングストリン酸等のタングステン化合物、例えばモリブデン金属、酸化モリブデン、モリブデン酸、モリブデン酸カリウム、モリブデン酸ナトリウム、モリブデン酸アンモニウム、塩化モリブデン、硫化モリブデン、ジオキソビス(アセチルアセトナト)モリブデン、モリブデンヘキサカルボニル、モリブドリン酸等のモリブデン化合物等が挙げられる。かかる化合物のなかでも、モリブデン化合物が好ましい。かかる第VIa族元素化合物は、単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。
【0023】
かかる第VIa族元素化合物の使用量は、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)に対して、通常0.001モル倍以上であり、その上限は特にないが、経済的な面も考慮すると、実用的には、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)に対して、1モル倍以下である。
【0024】
β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)に、第VIa族元素化合物を作用させるとは、その両者を混合すればよい。本反応の反応温度は、通常0〜120℃、好ましくは20〜100℃である。
【0025】
本反応は、通常β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)が溶解する溶媒中で実施される。かかる溶媒としては、例えば水、例えばメタノール、エタノール、tert−ブタノール等のアルコール系溶媒、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒、例えばジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、例えば酢酸エチル等のエステル系溶媒、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等の単独または混合溶媒が挙げられる。その使用量は、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)が溶解すればよく、その上限は特にないが、容積効率等を考慮すると、実用的には、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)に対して、100重量倍以下である。
【0026】
また、反応をより円滑に進行させるため、例えばトリオクチルメチルアンモニウム硫酸水素塩、テトラブチルアンモニウムクロライド等の相関移動触媒を用いてもよい。
【0027】
本反応は、常圧条件下で実施してもよいし、加圧条件下で実施してもよい。また、反応の進行は、高速液体クロマトグラフィ、薄層クロマトグラフィ、核磁気共鳴スペクトル分析、赤外吸収スペクトル分析等の通常の分析手段により確認することができる。
【0028】
反応終了後、例えば反応液を濃縮処理、カラムクロマトグラフィ処理等することにより、反応液からケトン類およびアルデヒド類を分離し、取り出すことができる。また、反応液に、必要に応じて水および/または水に不溶の有機溶媒を加え、抽出処理し、得られる有機層を濃縮処理することにより、これら生成物を分離し、取り出すことができる。取り出したケトン類およびアルデヒド類は、例えば蒸留、カラムクロマトグラフィ等の手段によりさらに分離・精製することができる。
【0029】
水に不溶の有機溶媒としては、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、例えばジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、例えばジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、例えば酢酸エチル等のエステル系溶媒等が挙げられ、その使用量は特に制限されない。
【0030】
なお、例えば三置換オレフィン類(5)と過酸化水素を反応させて得られるβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)を本反応の原料として用いる場合には、三置換オレフィン類(5)と過酸化水素との反応で副生する、一般式(6)で示されるジオール類等を含んだまま用いてもよい。一般式(6)で示されるジオール類は、第VIa族元素化合物を作用させても、分解はほとんど起こらず、反応液中に残存するため、例えばβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類(1)と一般式(6)で示されるジオール類との混合物を、本発明の原料として用いた場合には、反応終了後、反応液に、例えば過ヨウ素酸ナトリウム等を作用させる(例えばTetrahedron,53、16277(1997)等)等して、該一般式(6)で示されるジオール類を分解し、アルデヒド類(2)およびケトン類(3)に変換することができる。
【0031】
かくして得られるアルデヒド類(2)としては、例えばアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、ペンチルアルデヒド、ベンズアルデヒド、5−オキソヘキシルアルデヒド、2−メチル−5−オキソヘキシルアルデヒド、4−メチル−5−オキソヘキシルアルデヒド、3−メチル−5−オキソヘキシルアルデヒド、2,4−ジメチル−5−オキソヘキシルアルデヒド、3,4−ジメチル−5−オキソヘキシルアルデヒド、2,3−ジメチル−5−オキソヘキシルアルデヒド、2,3,4−トリメチル−5−オキソヘキシルアルデヒド、6−オキソヘプチルアルデヒド、2−メチル−6−オキソヘプチルアルデヒド、4−メチル−6−オキソヘプチルアルデヒド、2,4−ジメチル−6−オキソヘプチルアルデヒド、2,3−ジメチル−6−オキソヘプチルアルデヒド、3,4−ジメチル−6−オキソヘプチルアルデヒド、2,3,4−トリメチル−6−オキソヘプチルアルデヒド、
【0032】
2,2−ジメチル−3−(2−オキソプロピル)シクロプロパンアセトアルデヒド、2,2−ジメチル−3−(3−オキソブチル)シクロプロピルアルデヒド、2,2−ジメチル−3−(2−オキソエチル)シクロブタンアセトアルデヒド、3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチル、3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸エチル、3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸イソプロピル、3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸tert−ブチル、3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸シクロヘキシル、3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メンチル、3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸ベンジル、(4−クロロベンジル)−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート、(2,3,5,6−テトラフルオロベンジル)−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート、(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル)−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート、(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシベンジル)−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート、(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル)−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート、(3−フェノキシベンジル)−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート等が、
【0033】
ケトン類(3)としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルプロピルケトン、アセトフェノン等が挙げられる。
【0034】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。なお、分析は、ガスクロマトグラフィ(以下、GCと略記する。)および高速液体クロマトグラフィ(以下、LCと略記する。)により実施し、GC分析およびLC分析の各条件は、以下のとおりである。
【0035】
<GC分析条件>
カラム:DB−1(φ0.25μm×30m、膜厚1.0μm)
キャリアガス:ヘリウム(流速:1m/分)
スプリット比:1/10、試料注入量:1μL
カラム温度:100℃(0分)→180℃(昇温速度:2℃/分、180℃での保持時間:0分)→300℃(昇温速度:10℃/分、300℃での保持時間:15分)
注入口温度:200℃、検出器温度:250℃
【0036】
Figure 0004182276
【0037】
参考例1
攪拌装置および還流冷却管を備えた2L四つ口フラスコに、タングステン金属粉末10gおよび水75gを仕込み、攪拌しながら内温40℃で60重量%過酸化水素水36.7gを1時間かけて滴下し、同温度でさらに1時間攪拌し反応させて、タングステン酸化物を含有する均一溶液を得た。次いでホウ酸6.8gを仕込み、該溶液を室温まで冷却し、tert−ブチルアルコール380gおよび60重量%過酸化水素水19gを仕込んだ。次いで無水硫酸マグネシウム133gを30分かけて仕込み、内温20℃でさらに2時間攪拌した。得られたスラリー溶液に、トランス−3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボン酸メチル100gとtert−ブチルアルコール120gとからなる混合液と60重量%過酸化水素水41gを同時に4時間かけて滴下し、内温20℃で18時間攪拌し反応させた。その後、水600gを加え、トルエン500gで2回抽出処理し、トルエン溶液1688gを得た。該トルエン溶液をLC分析したところ、トランス−3,3−ジメチル−2−(1−ヒドロキシ−2−ヒドロペルオキシ−2−メチルプロピル)シクロプロパンカルボン酸メチル、トランス−3,3−ジメチル−2−(1−ヒドロペルオキシ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)シクロプロパンカルボン酸メチル(以下、この2種の化合物をまとめて、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物と略記する。)および3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルが含まれていることを確認した。
【0038】
トルエン溶液をGC分析したところ、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物は注入口部で熱分解し、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルとして検出されたため、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物およびトランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルの収率を、GC分析およびLC分析両方を用いて算出した。
【0039】
トルエン溶液中のβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物の含量は、4.5%であり、収率は、60%であった。トルエン溶液中のトランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルの含量は、0.1%であり、収率は、2.4%であった。
【0040】
実施例1
前記参考例1で得られたβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物を含むトルエン溶液300gに、ジオキソビス(アセチルアセトナト)モリブデン1.0gを加え、還流温度で10時間程度攪拌し反応させた。反応液から不溶物をトルエンで洗い込みながら濾別し、得られた濾液を減圧条件下で、一部濃縮して、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルを含むトルエン溶液264gを得た。該トルエン溶液をGC分析したところ、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルの含量は、3.4%であり、収率は、94%であった(β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物基準)。
【0041】
実施例2
攪拌装置および還流冷却管を備えた100mL四つ口フラスコに、参考例1と同様にして得たβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物を含むトルエン溶液(β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物の含量:4.1%、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルの含量:0.15%)79g、水1gおよび硫化モリブデン粉末0.13gを仕込み、攪拌しながら7時間還流、反応させた。冷却し、不溶分を濾別し、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルを含むトルエン溶液78gを得た。該トルエン溶液をGC分析したところ、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルの含量は3.0%であり、その収率は99%であった(β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物基準)。
【0042】
実施例3
β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物を含むトルエン溶液(β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物の含量:4.1%、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルの含量:0.15%)80g、水1gおよび塩化モリブデン粉末0.22gを仕込み、攪拌しながら7時間還流、反応させた。冷却後、不溶分を濾別し、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルを含むトルエン溶液78gを得た。該トルエン溶液をGC分析したところ、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルの含量は2.4%であり、収率は80%であった(β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物基準)。
【0043】
実施例4
攪拌装置および還流冷却管を備えた300mLフラスコに、水15gおよびタングステン金属粉末2gを仕込み、攪拌しながら内温40℃で60重量%過酸化水素水7.4gを20分かけて滴下し、同温度で1時間攪拌、反応させて、タングステン酸化物含有溶液を得た。該溶液に、ホウ酸1.36gを仕込み、室温まで冷却し、tert−ブチルアルコール76g、60重量%過酸化水素水2gおよび無水硫酸マグネシウム26.6gを仕込み、室温でさらに1.5時間攪拌した。得られたスラリー溶液に、トランス−3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボン酸メチル20gとtert−ブチルアルコール24gとからなる混合液および60重量%過酸化水素水10gを同時に4時間かけて滴下し、内温15℃で24時間攪拌、反応させた。その後、水120gを加え、トルエン100gで2回抽出し、β−ヒドロキシヒドロペルオキシド化合物とトランス−3,3−ジメチル−2−(1,2−ジヒドロキシ−2−メチルプロピル)シクロプロパンカルボン酸メチルを含むトルエン溶液331gを得た。
【0044】
該トルエン溶液315gに、ジオキソビス(アセチルアセトナト)モリブデン1.1gを加え、還流温度で6時間攪拌、反応させた。反応液から、不溶物をトルエンで洗い込みながら濾別し、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルとトランス−3,3−ジメチル−2−(1,2−ジヒドロキシ−2−メチルプロピル)シクロプロパンカルボン酸メチルを含む溶液を得た。
【0045】
該溶液に、15重量%過ヨウ素酸ナトリウム水溶液32gを室温にて10分かけて滴下し、1時間攪拌、保持した。反応液から不溶分をトルエンで洗いこみながら濾別した後、分液処理して、有機層を得た。減圧条件下、室温で一部濃縮した後、5重量%チオ硫酸ナトリウム水溶液100g、5重量%炭酸水素ナトリウム水溶液50gさらに水50gで洗浄処理し、トランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルを含むトルエン溶液223gを得た。GC分析の結果、トランス−3,3−ジメチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボン酸メチルを基準としたトランス−3,3−ジメチル−2−ホルミルシクロプロパンカルボン酸メチルの収率は74%であった。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、一般式(1)で示されるβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類に、第VIa族元素化合物を作用させることにより、穏和な条件下で、対応するアルデヒド類およびケトン類を得ることができるため、工業的に有利である。

Claims (1)

  1. 般式(4)
    Figure 0004182276
    (式中、XおよびYのいずれか一方は水酸基を、他方はヒドロペルオキシ基を表わし、R4は、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアラルキル基または置換されていてもよいアリール基を表わす。)
    で示されるβ−ヒドロキシヒドロペルオキシド類に、第 VIa 族元素化合物を作用させることを特徴とするケトン類およびアルデヒド類の製造方法。
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