JP4179200B2 - 眼鏡レンズの製造装置、眼鏡レンズの製造方法、及び搬送装置 - Google Patents
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まず、一対のガラス型を対向配置させ、外周部に粘着テープを巻き、成形型を組み立てる。その後、注入針から前記成形型内部に眼鏡レンズの原料を注入する。成形型への原料の注入が完了したら、成形型に対し紫外線等を短時間、照射し、成形型内部の原料をゲル化させる(仮硬化工程)。さらに、この成形型に対し、紫外線等の光を照射することで原料を本硬化させ、重合する(本硬化工程)。その後、成形型を分解し、眼鏡レンズを取り出す。
そのため、眼鏡レンズの生産量増加に伴い、注入部を増設しようとすると、照射部までも増設することとなり、製造装置全体が大型化するという問題がある。
このような本発明によれば、眼鏡レンズの原料を成形型内部に注入する注入部と、原料が注入された成形型に光を照射し、原料をゲル化して仮硬化を行うための照射部とを異なる位置に配置し、別体化しているので、注入部ごとに、照射部を設ける必要がない。従って、例え、注入部を増設したとしても照射部を増設する必要がなく、製造装置の大型化を防止することができる。また、注入部と、照射部とを別体化しているため、注入部の増設に伴い、照射部を増設する必要がないので、注入部増設に伴って発生するコストの低減を図ることができる。
このような本発明によれば、照射部を一つとすることで、製造装置にかかるコストを低減させることができる。また、注入部を複数設けることで、眼鏡レンズの生産性を向上させることが可能となる。
このような本発明によれば、搬送部は、成形型の注入口を封止する封止手段を備えているため、注入部から照射部まで成形型を搬送する間に、注入口から眼鏡レンズの原料が漏れてしまうことを防止することができる。
成形型に原料を注入した後、注入部から搬送部に成形型を受け渡す際、注入部のチャック及び搬送部のチャックの両方で成形型を保持することとなる。この時、成形型には、内側に向かって圧力が大きく加わることとなるので、成形型の注入口から原料が漏れやすくなる。
本発明では、成形型内部への眼鏡レンズの原料の注入が終了した後、注入部のチャック及び搬送部のチャックで成形型を保持する前段で、封止手段により、成形型の注入口を封止するように搬送部を制御しているので、注入口からの原料の漏れを確実に防止することができる。
このような本発明の眼鏡レンズの製造方法は、前述した製造装置により実施することとなる。従って、本発明によれは、前述した製造装置と同様の効果を奏することができる。
このような搬送装置は、前述した眼鏡レンズの製造方法で使用されるものであり、前述した製造装置には、搬送部として組み込まれる。
このような本発明によれば、搬送装置は、成形型の注入口を封止する封止手段を備えているため、搬送中に注入口から眼鏡レンズの原料が漏れてしまうことを防止することができる。
図1には、本実施形態の製造装置1が示されている。この製造装置1は、眼鏡レンズを製造するためのものであり、給材部11、搬送部(搬送装置)12、注入部13、照射部14、除材部15、UV炉16(図5参照)と、制御部17(図4参照)とを備えている。
給材部11は、成形型2を搬送部12に対して給材する装置である。ここで、成形型2は、図2に示すように、一対のガラス型21,22を所定の間隔を空けて、対向配置させ、その外周部を粘着テープ23で巻いて固定したものである。なお、図2(A)は、成形型2の平面図であり、図2(B)は成形型の正面図、図2(C)は、成形型2の断面図である。
ガラス型21,22のうち、一方のガラス型21は、眼鏡レンズの物体側の面を形成するものであり、他方のガラス型22は眼鏡レンズの眼球側の面を形成するものである。
一方のガラス型21の外周面には、切欠き211が形成されており、この切欠き211が眼鏡レンズの原料を注入するための注入口24となる。なお、粘着テープ23は、前記切欠き211の部分を除いて、巻かれている。
給材部11は、このような成形型2が設置されるテーブル111と、このテーブル111が摺動するレール112とを有している。なお、レール112は、その一方の端部が、搬送部12に近接するように配置されている。
レール122は、その長手方向が前記給材部11のレール112の長手方向と略直交するように配置されている。このレール122の一方の端部は、前記給材部11のレール112の前記一方の端部に隣接している。
レール122は、基部122Aと、基部122A上に延びる2本のレール本体122Bとを有する。
摺動部121Aは、その下面に、レール122のレール本体122Bが嵌め込まれる嵌合部121A1が形成されている。この嵌合部121A1がレール本体122B上を摺動することで、搬送部本体121が移動することとなる。
保持部121Bは、摺動部121Aに固定された固定部121B1と、この固定部121B1から、後述する注入部13側に突出した保持部本体121B2とを有する。
固定部121B1は、摺動部121Aに対して、略90°、水平方向に回動可能に固定されている(図1矢印R1参照)。
保持部本体121B2は、軸121B21を中心として、下方に折れ曲がることができる構造となっている。すなわち、90°の範囲で上下に回動可能となっている。
このような4本のチャック121B3は、2段に配置されており、上段に2本のチャック121B3が配置され、下段に2本のチャック121B3が配置されている。また、各チャック121B3は略平行に配置されている。このようなチャック121B3により、成形型2の側面、すなわち、粘着テープ23が巻かれた部分が挟持され、搬送部12に保持されることとなる。
注入部13は、図3にも示すように、眼鏡レンズの原料を注入するための注入機131と、成形型2を保持する保持部132とを有する。
注入機131は、基部131Aと、この基部131A上を上下方向(図3の二点鎖線参照)に摺動する注入機本体131Bとを有する。注入機本体131Bには、下面に注入針131B1が取り付けられており、この注入針131B1から眼鏡レンズの原料が注入される。
保持部132は、設置台132Aと、この設置台132A上に設置された保持部本体132Bとを有する。設置台132A上にはレール132A1が形成されており、このレール132A1上を保持部本体132Bが摺動する。すなわち、図3の一点鎖線で示すように、保持部本体132Bは、搬送部12側に接近可能となっている。
なお、搬送部12及び注入部13間で成形型2の受け渡しを行う際、搬送部12の4本の棒状のチャック121B3と、注入部13の4本のチャック132B2とで成形型2を挟持することとなるが、このとき、搬送部12のチャック121B3と、注入部13のチャック132B2とは互いに干渉しないように配置されている。
以上のような注入部13には、図示しないが、成形型2内への原料の注入量を検出する検出センサ(例えば、静電容量センサ)が設けられており、検出センサで、成形型2内に満杯に原料が注入されたことが検出されると、注入機本体131Bからの成形型2内への原料の注入が停止される。
この照射部14は、注入部13とは別体で、注入部13とは異なる位置に配置されている。具体的には、注入部13と所定の間隔を空けて隣接して配置されており、搬送部12に対向配置されている。
この照射部14は、前記注入部13の保持部132と同様の構造の保持部141と、照射光源143とを有する。
保持部141は、図示しない設置台と、この設置台上に設置された保持部本体141Bとを有する。設置台上にはレール142A1が形成されており、このレール142A1上を保持部本体141Bが摺動する。すなわち、保持部本体141Bは、搬送部12側に接近可能となっている。
なお、搬送部12及び照射部14間で成形型2の受け渡しを行う際、搬送部12の4本のチャック121B3と、照射部14の4本のチャック141B2とで成形型2を挟持することとなるが、このとき、搬送部12のチャック121B3と、照射部14のチャック141B2とは互いに干渉しないように配置されている。
このような照射部14では、眼鏡レンズの原料をゲル化させ、仮硬化させることにより、原料が成形型2からこぼれてしまうことを防止する。さらに、照射部14では、紫外線を照射することで、原料の重合を均一化させ、重合収縮に伴って発生する応力を緩和させる。
この制御部17は、図4に示すように、信号の入出力を行う入出力部170Aと、この入出力部170Aを介して給材部11、搬送部12、注入部13、照射部14、除材部15と接続される制御部本体170Bとを有する。
制御部本体170Bは、給材部11の駆動を制御する給材部制御手段171と、搬送部(搬送装置)12の駆動を制御する搬送部制御手段172と、注入部13の駆動を制御する注入部制御手段173と、照射部14の駆動を制御する照射部制御手段174と、除材部15の駆動を制御する除材部駆動制御手段175とを有する。この制御部本体170Bは、CPU等から構成され、図示しないROM等に格納される制御プログラムを読みこんで実行する。
搬送部制御手段172は、搬送部12の搬送部本体121の駆動を制御し、搬送部12に所定の信号を送り、給材部11のテーブル111上の成形型2を保持させ、さらに、保持した成形型2を注入部13に受け渡す。また、注入部13による原料の注入が終了したことを検知すると、搬送部12に所定の信号を送り、成形型2を保持し、照射部14に受け渡す。さらに、照射部14での照射が終了したことを検知すると、搬送部12に所定の信号を送り、照射部14から成形型2を受け取り、除材部15に受け渡す。
照射部制御手段174は、照射部14の駆動を制御するものであり、搬送部12から成形型2を受け取ると、照射部14に所定の信号を送り、照射部14の照射光源143を駆動して、例えば照射時間10秒以下で、紫外線を照射する。
除材部駆動制御手段175は、除材部15の駆動を制御するものであり、テーブル151上に成形型2が設置されたことを検出し、除材部15に所定の信号を送り、テーブル151をレール152上で摺動させ、成形型2をUV炉16まで運ぶ。
まず、給材部11のレール112の搬送部12と反対側の端部に位置するテーブル111上に成形型2を設置すると、制御部17の搬送部制御手段172がこれを検出し、給材部11のテーブル111をレール112の搬送部12側の端部まで、移動させる(図1参照)。
次に、制御部17の搬送部制御手段172により、搬送部12が駆動され、テーブル111上の成形型2を保持する。具体的には、搬送部12の固定部121B1を回動させて、給材部11側に向ける。さらに、搬送部12の保持部本体121B2を回動させて、4本のチャック121B3を下方に向ける。さらに、テーブル111に向かって保持部本体121B2の4本のチャック121B3をエアシリンダにより、前進させ、この4本のチャック121B3により、成形型2の側面を挟持する。
次に、注入部制御手段173により、注入部13の保持部本体132Bを摺動させ、搬送部12側に近づける。そして、保持部本体132Bのチャック132B2により、成形型2の側面を保持する。このとき、成形型2は、注入部13の保持部本体132Bの4本のチャック132B2及び、搬送部12の4本のチャック121B3により挟持されることとなる。
次に、注入部13の保持部本体132Bを摺動させ、搬送部12と反対側に移動した後、注入部13の保持部本体132Bの4本のチャック132B2で保持された成形型2に、注入針131B1から原料を注入する(注入工程)。この時、注入針131B1は、成形型2の注入口24に差し込まれる。注入部13の検出センサで成形型2内に満杯に原料が充填されたことが検出されると、注入部制御手段173は、注入機131からの原料の注入を停止する。原料の注入開始から、注入停止までの時間は、例えば、60秒以上、200秒以下程度である。
なお、注入部13により、原料を成形型2に注入している間に、搬送部12の搬送部本体121をレール122上で摺動させ、給材部11から新たな成形型2を搬送部12に渡し、この新たな成形型2を他の注入部13に渡してもよい。
注入部制御手段173から、注入を停止したという信号が搬送部制御手段172に送られると、搬送部制御手段172は、保持部本体121B2の封止手段121B4を駆動する。具体的には、エアシリンダを駆動し、図7及び図8に示すように、封止手段121B4下降させ、注入部13の保持部本体132Bのチャック132B2で保持された成形型2の注入口24を封止手段121B4のゴムパッド121B6で封止する(封止工程)。その後、エアシリンダを駆動して、チャック121B3により成形型2の側面を挟持し、保持する(保持工程)。
搬送部制御手段172から、チャック121B3により成形型2を挟持した旨の信号が、注入部制御手段173に送られると、注入部制御手段173からは、注入部13の4本のチャック132B2を搬送部12と反対側に後退させる信号が送られ、注入部13のチャック132B2による成形型2の保持が解除され、注入部13から搬送部12に成形型2が受け渡される(解除工程)。
なお、このとき、搬送部12が新たな成形型2を保持している場合には、新たな成形型2を注入部13に受け渡してもよい。
次に、図10に示すように、照射部制御手段174により、照射部14の保持部141の保持部本体141Bが駆動され、保持部141の保持部本体141Bが搬送部12側に移動することとなる。そして、エアシリンダが駆動され、保持部本体141Bの4本のチャック141B2により、成形型2の側面が挟持され、保持される(保持工程)。すなわち、このとき、成形型2は、照射部14の4本のチャック141B2、及び搬送部12の4本のチャック121B3により挟持されることとなる。
その後、照射部制御手段174から照射光源143へ所定の信号が送られ、成形型2に例えば10秒程度、紫外線が照射される(照射工程)。
紫外線の照射が終了した後、再度、照射部14の保持部141の保持部本体141Bが駆動され、保持部141の保持部本体141Bが搬送部12側に移動する。そして、再度、搬送部12の4本のチャック121B3により成形型2を挟持する。
その後、搬送部制御手段172から所定の信号が送られ、図11に示すように、搬送部12は、保持した成形型2を、除材部15のテーブル151上に設置する。
除材部駆動制御手段175は、除材部15のテーブル151上に成形型2が設置されたことを検出すると、テーブル151をレール152上で駆動し、図12に示すように、テーブル151をUV炉16まで運ぶ。
この除材部15により搬送された成形型2は、UV炉16のベルトコンベア161上に設置される。そして、このベルトコンベア161により搬送されながら、紫外線ランプ162から紫外線が照射され、本硬化される。
その後、成形型2を分解することで、眼鏡レンズを得ることができる。
(1)眼鏡レンズの原料を成形型2内部に注入する注入部13と、原料が注入された成形型2に光を照射し、仮硬化を行うための照射部14とを異なる位置に配置し、別体化しているので、注入部13ごとに、照射部14を設ける必要がない。従って、例え、注入部13を増設したとしても照射部14を増設する必要がなく、製造装置1の大型化を防止することができる。また、注入部13の増設に伴い、照射部14を増設する必要がないので、注入部13の増設に伴って発生するコストを低減することができる。
さらに、照射部14を一つとし、注入部13を複数個としても、照射部14での照射時間が注入部13での原料注入時間に比べ、非常に短いため、照射部14での照射を待つ成形型2が発生することがなく、眼鏡レンズの製造をスムーズに行うことができる。
本実施形態では、成形型2内部への眼鏡レンズの原料の注入が終了した後、注入部13のチャック132B2及び搬送部12のチャック121B3で成形型2を保持する前段で、封止手段121B4により、成形型2の注入口24を封止するように搬送部12を制御しているので、注入口24からの原料の漏れを確実に防止することができる。
また、搬送部12から照射部14に成形型2を渡す際にも、搬送部12のチャック121B3及び照射部14のチャック141B2で成形型2を保持することとなり、成形型2には、外側から内側に向かって圧力が大きく加わることとなるので、成形型2の注入口24から原料が漏れやすくなる。
本実施形態では、搬送部12のチャック121B3及び照射部14のチャック141B2で成形型2を保持した際には、封止手段121B4により、成形型2の注入口24を封止しており、搬送部12のチャック121B3の保持を解除した後、封止手段121B4による封止を解除しているので、成形型2の注入口24から原料が漏れるのを確実に防止することができる。
(6)また、本実施形態では、注入部制御手段173から、成形型2内への注入が終了したという信号が搬送部制御手段172に送られると、搬送部制御手段172は、保持部本体121B2の封止手段121B4を駆動し、さらに、注入部13から搬送部12へ成形型2が受け渡される。従って、注入が完了した成形型2が注入部13から搬送部12に即座に渡され、照射部14に搬送されることとなり、注入が完了した成形型2が注入部13に保持されたままの状態が長く続くことがないので、眼鏡レンズの生産性を向上させることができる。
例えば、前記実施形態では、搬送部12の成形型2を保持する保持部本体121B2は、成形型2の注入口24を封止する封止手段121B4を備えるものであったが、これに限らず、封止手段121B4はなくてもよい。
図13(A)には、注入針により、成形型に原料が注入される工程が示されている。このとき、成形型2は、注入部13の4本のチャック132B2により保持されている。センサ133内に原料が吸引されると、成形型2内に満杯に原料が注入されたと検出され、注入針131B1からの原料の注入が停止される。その後、図13(B)に示すように、成形型2の注入口24から、注入針131B1を引き抜くと、注入針131B1の分、成形型2内の体積が減ることとなり、注入口24側の原料の界面は、注入口24よりも、成形型2内側に位置することとなる。
次に、注入部13から搬送部12に成形型2を引き渡す際に、図13(C)に示すように、8本のチャック(チャック132B2及びチャック121B3)で成形型2の側面を挟持することとなるが、このとき、原料はその表面張力により、注入口24からあふれ出ることはない。
その後、搬送部12のチャック121B3のみで成形型2を保持すると、注入口24側の原料の界面は、注入口24よりも、成形型2内側に位置することとなる。従って、このような場合には、封止手段がなくても、注入口24から原料がこぼれることがない。従って、封止手段を設けないことで、搬送部の構造を簡略化することができる。
さらに、前記実施形態では、搬送部12のチャック、注入部13のチャック、照射部14のチャックをそれぞれ4本としたが、これに限らず、例えば、3本以下としてもよい。このようにすることで、搬送部12、注入部13、照射部14の構造を簡略化することができる。また、チャックを5本以上としてもよい。このようにすることで、成形型2を確実に保持することができる。
また、前記実施形態では、眼鏡レンズの原料は紫外線硬化型の原料であるとしたが、これに限らず、X線、電子線、可視光等の活性エネルギー線により硬化するものであってもよい。
Claims (6)
- 眼鏡レンズを製造するための製造装置であって、
眼鏡レンズを製造するための成形型を保持するチャック及びこのチャックに保持された成形型内部に、眼鏡レンズの原料を注入する注入針を有する注入部と、
前記成形型を保持するチャック及びこのチャックに保持された成形型に光を照射し、前記成形型内部の前記眼鏡レンズの原料をゲル化させる照射光源を有し、前記注入部とは別体で、異なる位置に配置された照射部と、
前記成形型を保持するチャックを有し、前記注入部及び照射部間で前記成形型を搬送する搬送部と、
前記注入部、照射部及び搬送部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記注入部のチャックで前記成形型を保持した後、前記注入針から眼鏡レンズの原料を成形型内部に注入し、注入が完了した後、前記注入部のチャック及び前記搬送部のチャックで成形型を保持し、前記注入部のチャックの保持を解除し、
前記搬送部により、照射部まで成形型を搬送し、前記搬送部のチャック及び前記照射部のチャックで成形型を保持した後、搬送部のチャックの保持を解除するように制御することを特徴とする眼鏡レンズの製造装置。 - 請求項1に記載の眼鏡レンズの製造装置において、
前記注入部を複数個備えており、前記照射部を、一つ備えていることを特徴とする眼鏡レンズの製造装置。 - 請求項1又は2に記載の眼鏡レンズの製造装置において、
前記成形型には、前記注入部の注入針を差し込むための注入口が形成されており、
前記搬送部は、前記注入口を封止する封止手段を備えることを特徴とする眼鏡レンズの製造装置。 - 請求項3に記載の眼鏡レンズの製造装置において、
前記制御部は、前記成形型内部への眼鏡レンズの原料の注入が終了した後、注入部のチャック及び前記搬送部のチャックで成形型を保持する前段で、前記封止手段により、成形型の注入口を封止するように前記搬送部を制御することを特徴とする眼鏡レンズの製造装置。 - 注入部の注入針を介して成形型内部に眼鏡レンズの原料を注入し、光を照射して眼鏡レンズを製造する眼鏡レンズの製造方法であって、
前記注入部のチャックに保持された成形型内部に、前記注入針から前記原料を注入する注入工程と、
前記注入部のチャック及び成形型を搬送する搬送部のチャックで前記成形型を保持する保持工程と、
前記注入部のチャックの保持を解除する解除工程と、
前記搬送部により、前記成形型に前記光を照射し、成形型内部の原料をゲル化させるための照射部まで、前記成形型を搬送する搬送工程と、
前記搬送部のチャック及び前記照射部のチャックで前記成形型を保持する保持工程と、
前記搬送部のチャックの保持を解除する解除工程と、
前記照射部のチャックで保持した成形型に光を照射する照射工程とを有することを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。 - 成形型内部に、注入針を介して眼鏡レンズの原料を注入する注入部と、内部に前記原料が注入された成形型に光を照射し、前記成形型内部の原料をゲル化させる照射部との間において、前記成形型を搬送し、
前記成形型を保持するチャックと、前記成形型の前記注入部の注入針を差し込む注入口を封止する封止手段とを備えることを特徴とする搬送装置。
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