JP4178929B2 - トナー搬送装置及び該トナー搬送装置を有する画像形成装置 - Google Patents

トナー搬送装置及び該トナー搬送装置を有する画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー搬送装置及び該トナー搬送装置を有する電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速の画像形成装置やカラー画像形成装置においては、トナーを貯留するトナー貯留部の容積が大きくなるために、トナー貯留部を現像装置の近傍に配置することが困難な場合が生ずるという問題がある。
【0003】
このような問題を解決する手段として、トナーを遠くまで搬送することができるエア搬送と呼ばれるトナー搬送方法によりトナー貯留部から現像装置にトナーを搬送するトナー補給技術が開発されている。
【0004】
エア搬送を用いたトナー補給装置の基本的な構成は、トナーと空気を混合するトナー混合部、該トナー混合部でトナーに空気を混合したトナー流体を搬送する搬送手段、搬送されたトナー流体からトナーを分離するトナー分離部である。
【0005】
そして、また、トナー分離部には、トナーを外部に飛散させないように空気を外部に排出するためのフィルタが設けられる(例えば特許文献1、2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−97130号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平10−268641号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のトナー搬送技術は、ポンプ等の流体搬送手段によりトナーと空気の混合流体をトナー貯留部から現像装置へ搬送する際に、トナー混合部で空気を外部から導入し、さらにトナー分離部でトナーと空気に分離した後フィルターを通じて空気を外部に排出するものである。したがって、装置内に空気を取り込み、さらに装置外に空気を排出するという余分なエネルギーがさらにポンプにかかることからトナー搬送距離を長くすることが困難であった。さらに、フィルタがトナー等により目詰まりを起こすことから、安定したトナー搬送ができなくなるという課題を有していた。
【0009】
本発明は、係る課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、長期間安定してトナーの長距離搬送を行うことが可能なトナー搬送装置及び該トナー搬送装置を用いた画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は下記構成により達成される。
【0011】
(1) トナーを搬送するトナー搬送装置であって、トナー混合部と、トナー分離部と、第1搬送手段と、第2搬送手段と、制御手段とを少なくとも有し、前記トナー混合部は、トナーを導入するトナー導入部を有し、該トナー導入部より導入されたトナーに空気を混合してトナー流体とし、前記第1搬送手段は、前記トナー混合部のトナー流体を前記トナー混合部から前記トナー分離部に搬送し、前記トナー分離部は、前記第1搬送手段で搬送されたトナー流体を空気とトナーとに分離し、さらに該トナーを外部に排出するトナー排出部を有し、前記第2搬送手段は、前記トナー分離部で分離した空気を前記トナー分離部から前記トナー混合部に搬送し、前記トナー混合部から前記第1搬送手段を経て前記トナー分離部に至り、前記第2搬送手段を経て再び前記トナー混合部に戻る空気の密閉環流路が形成されており、前記制御手段は、前記第1搬送手段のトナー流体の搬送量を検出し、該搬送量が目標搬送量以下の場合には前記第2搬送手段の空気の搬送量を増加させ、前記トナー分離部の圧力に比べて前記トナー混合部の圧力を高める制御を行うことを特徴とするトナー搬送装置。
【0012】
(2) 前記第1搬送手段は前記トナー流体を搬送する第1ポンプ、前記第2搬送手段は前記空気を搬送する第2ポンプをそれぞれ有し、前記制御手段は、前記トナー流体の搬送量が目標搬送量以下の場合には、前記第1ポンプの駆動回数を増加することなく前記第2ポンプの駆動回数を増加させることを特徴とする(1)に記載のトナー搬送装置。
【0015】
) 前記制御手段は、前記第2搬送手段の空気の搬送量を増加させた後に前記第1搬送手段のトナー流体の搬送量を検出し、該搬送量が目標搬送量以下の場合には、前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段を停止させる制御を行うことを特徴とする()に記載のトナー搬送装置。
【0016】
) 警告を行う警告手段を有し、前記制御手段は、前記第2搬送手段の空気の搬送量を増加させた後に前記第1搬送手段のトナー流体の搬送量を検出し、該搬送量が目標搬送量以下の場合には前記警告手段で警告を行う制御を行うことを特徴とする()に記載のトナー搬送装置。
【0017】
) 前記制御手段は、前記第1搬送手段のトナー流体の搬送量に基づいて前記トナー導入部のトナー導入量の制御を行うことを特徴とする()〜()のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
【0018】
) (1)〜()のいずれか1項に記載のトナー搬送装置を有することを特徴とする画像形成装置。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1に本発明のトナー搬送装置を有する画像形成装置の一例を示す。
【0020】
図1において、自動原稿搬送装置20ではその原稿給紙台上に載置された原稿を1枚ずつ読取位置に搬送して読取後の原稿を原稿排紙皿に集積する。
【0021】
原稿読取部21は原稿の画像を読み取ってデジタル画像データを生成する。
画像形成部22は電子写真方式により記録紙に画像を形成する。
【0022】
画像形成部22において、ドラム状の感光体1の周囲に帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、分離装置6及びクリーニング装置7が配置される。画像形成部22の下方には、複数の記録紙収納部を備えた給紙部23が設けられ記録紙を画像形成部22に給紙する。10は手差し給紙部である。給紙部23又は手差し給紙部10から給紙された記録紙はレジストローラ11により感光体1と転写装置5の間に供給され、定着装置8で定着処理されて排紙皿12に排紙される。
【0023】
感光体1の時計方向の回転に対応して、帯電装置2による帯電、露光装置3による像露光及び現像装置4による現像で感光体1上にトナー像が形成される。形成されたトナー像は転写装置5により記録紙に転写される。トナー像が転写された記録紙は定着装置8において定着処理された後に排紙皿12に排紙される。
【0024】
現像装置4はトナーとキャリアを含む二成分現像剤又はキャリアを含まずトナー或いはトナー及び添加剤を含む一成分現像剤で感光体1上の静電潜像を現像する。現像装置4で現像により消費されたトナーは、本発明のトナー搬送装置24によりトナー容器31、トナーホッパ30から搬送されて補給され、現像装置4中の現像剤のトナー濃度が常に所定値に維持される。
【0025】
図1のトナー搬送装置24を図2でさらに詳細に説明する。
図2は、本発明のトナー搬送装置の一例を示す図である。
【0026】
図2に示すトナー搬送装置は、本発明に係るトナー混合部であるトナー混合室35、本発明に係る第1搬送手段であるポンプ501、輸送管40、41、本発明に係る第2搬送手段であるポンプ502、輸送管42、43、本発明に係るトナー分離部であるトナー分離室60、本発明に係る制御手段である制御部70を有している。トナー混合室35は、本発明のトナー導入部に係るトナー導入口34を有しており、トナー分離部は、本発明のトナー排出部に係るトナー排出口68を有している。
【0027】
図2に示すように、トナー混合室35と、ポンプ501、502と、トナー分離室60とは、輸送管40、41、42及び43により連結される。
【0028】
攪拌部材32とピエゾ素子を用いたトナーセンサ33を有するトナーホッパ30からトナー混合室35にトナー導入口34を介してトナーが導入され、空気と混合してトナー流体とし、ポンプ501により、矢印X1で示すようにトナー混合室35からポンプ501へ、矢印X2で示すようにポンプ501からトナー分離室60へトナー流体が搬送されてトナー分離室60にトナー供給が行われ、ポンプ502により、矢印X3で示すようにトナー分離室60からポンプ502へ、矢印X4で示すようにポンプ502からトナー混合室35へとトナー流体から分離した空気が環流する。そして、トナー分離室60において分離されたトナーがトナー排出口68より現像装置4に供給される。
【0029】
トナー搬送装置は、トナー導入口34、トナー排出口68以外はトナー及び空気が通過することができない密閉構造となっている。また、後述するが、トナー導入口34、トナー排出口68についても、装置の空気の流路の圧力を変えることなくトナーの導入、排出を行うことができる構造となっている。
【0030】
本発明において空気の密閉環流路とは、空気の流路の内部の圧力状態が変動するような外部に通じる通路を有していない流路のことをいう。内部の圧力状態が変動するような外部に通じる通路とは、例えば、従来技術でいう空気の流路に設けられたフィルター部分がこれに該当する。
【0031】
本発明のトナー搬送装置は、空気を環流させる際に空気の流路をこのような密閉環流路とすることにより、第1搬送手段のエネルギーを効率よくトナー流体の搬送に用いることができ、トナーの搬送距離を向上させることができる。
【0032】
制御部70は、トナー導入口34、トナー排出口68、ポンプ501、502の各モータの回転数を制御し、さらに、ポンプ501のトナー流体の搬送量を検出する。
【0033】
図3を用いて本発明のトナー搬送装置のトナー混合室35をさらに説明する。
トナー混合室35には円筒状のトナー容器31及びトナーホッパ30が装着され、トナー容器31をモータ38で回転駆動することにより、トナーがトナー容器31から開口部30aをとおしてトナーホッパ30に落下する。
【0034】
トナーホッパ30には複数のコ字状部が形成された棒状の撹拌部材32が設けられる。モータ39aの回転により攪拌部材32が回転して、トナーホッパ30からトナー混合室35のトナー導入口34に落下する。トナー導入口34は、回転扉状の構造をしており、装置の空気流路内の圧力を変えることなく、混合室35内に所定のトナーを供給することができる構造となっている。
【0035】
トナー導入口34上のトナーは、モータ39bの回転によりトナー導入口34が回転してトナー混合室35にトナーが導入される。トナーの供給量は、トナー導入口34を駆動するモータ39bの回転数で制御することができる。
【0036】
トナー混合室35には、輸送管43を介してポンプ502より空気が送り込まれるので、トナーと空気とが混合したトナー流体が形成される。
【0037】
図4を用いて本発明のトナー搬送装置のポンプ501、502をさらに説明する。
【0038】
ポンプ501、502としては、図4に示すようにダイヤフラムポンプからなるポンプ501、502が用いられるが、特開平7−219329号公報、特開平8−6368号公報に開示されているスクリューポンプ等の公知の任意のポンプ、ファン等を用いることができる。ポンプ501は輸送管40、41と共にトナーと空気を混合したトナー流体をトナー混合室35からトナー分離室60に搬送する本発明に係る第1搬送手段を構成し、ポンプ502は輸送管42、43と共にトナー分離室60でトナー流体から分離した空気をトナー分離室60からトナー混合室35に搬送する本発明に係る第2搬送手段を構成する。また、図示の例では、同一構造のポンプ501、502が用いられるが異なるものを用いてもよい。
【0039】
ポンプ501の吸気口は輸送管40に接続され、排気口は輸送管41に接続される。ポンプ502の吸気口は輸送管42に接続され、排気口が輸送管43に接続される。外壁50により形成されたポンプ室は内壁51により吸気室50aと排気室50bとに仕切られ、吸気室50aの吸気口には弁53が、排気室50bの通気口(内壁51に設けた通気口)には弁54が設けられる。
【0040】
ポンプ501、502の外形の一部はゴムからなる弾性体で形成されたダイヤフラム52で形成され、ダイヤフラム52はモータ55a(55b)で駆動される偏心回転部材56により駆動されて実線で示す状態と点線で示す状態に変形する。
【0041】
モータ55a(55b)により偏心回転部材56が回転し、この回転によりダイヤフラム52が実線で示す状態と点線で示す状態間で変形し、吸気室50aの容積を変化させ吸気室50a内の圧力を増減させる。この圧力の増減により、弁53、54がそれぞれ実線で示す状態と点線で示す状態に変形し、流体を矢印で示すように一方向に搬送する。
【0042】
本発明において、第2搬送手段についてはポンプ502等の動力源を設けず、輸送管40、41のみとしても本発明の効果を得ることができるが、トナーをより長距離搬送するためには、後述するように第2搬送手段にもポンプ等の動力源を利用してトナー搬送を行うことが好ましい。
【0043】
図5を用いて本発明のトナー搬送装置のトナー分離室60をさらに説明する。
トナー分離室60は、トナー分離室60の外径を形成する外壁61、トナー分離部60内を導入室60Aと、排気室とに分離する内壁64、65及び補助内壁66を有する。排気室は排気部60Bからなる。
【0044】
導入室60Aには空気導入口62が設けられ、排気部60Bには空気排出口63が設けられる。補助内壁66はトナーの落下を案内するとともに、トナーの上昇を抑制する。トナー分離室60の下部には、羽を有する撹拌部材67及びトナー排出口68が設けられている。トナー排出口68は分離したトナーをトナー分離室60の外部に排出するためのものであり、画像形成装置では通常、現像装置4に供給される。トナー排出口68は、トナー導入口34と同様に回転扉状構造をしており、装置の空気の流路内の圧力を変えることなくトナー分離部60から現像装置4に所定のトナーを供給することができる。
【0045】
トナー排出口68上に堆積したトナーは、図示しないモータの回転によりトナー排出口68が回転してトナー分離室60の外にトナーが排出される。トナーの排出量は、トナー排出口68を駆動する図示しないモータの回転速度で制御することができる。
【0046】
トナーと空気を混合したトナー流体は矢印W1のように空気導入口62から導入室60Aに導入され、トナーはW2で示すように落下する。導入室60A内にはトナー流体が充満するが、ポンプ502による流体搬送力による圧力を受けて、矢印W3で示すように一部上昇して排気部60Bに搬送される。トナーの比重と補助内壁66の作用で、矢印W3で示す方向に上昇する混合流体中のトナー濃度は低くなり、ほぼ空気のみからなるトナー流体になる。排気部60B内に送られたトナー流体は、さらにトナーと空気に分離し、分離したトナーは矢印W4で示すようにトナー通路63から落下するとともに、分離した空気が矢印W5で示すように輸送管42により環流する。
【0047】
図示のように、内壁65の垂直部65Aと、内壁64の垂直部64Aとによりトナー流体を蛇行させる連通路が形成される。このような蛇行する連通路により、環流する空気中のトナー含有量が低い値となる。垂直部65A及び64Aは円筒状であり、垂直部65Aの円筒内に垂直部64Aの円筒が配置された構成になっている。
【0048】
図2〜5に示した本発明のトナー搬送装置は制御部70の制御により次のように作動する。
【0049】
トナーホッパ30内のトナー量は、ピエゾ素子を用いたトナーセンサ33により検知され、トナーセンサ33により検知されるレベルよりもトナーのレベルが下がるとモータ38が作動してトナー容器31からトナーホッパ30にトナーを補給する。
【0050】
現像装置4へトナーを搬送するために、図3に示すモータ39aが作動して撹拌部材32を駆動してトナーホッパ30内のトナーを撹拌するとともに、トナー導入口34のモータ39bを駆動してトナーをトナー混合室35内に導入する。
【0051】
さらに、前記補給信号により、モータ55a、55bが回転してポンプ501、502が作動する。ポンプ501、502の作動により、混合室35内に気流が発生してトナーと空気が混合され、トナー流体はポンプ501の搬送力で輸送管40、41を経てトナー分離室60に搬送される。
【0052】
トナー分離室60で分離されたトナーはトナー排出口68より現像装置4に供給される。また、分離された空気はポンプ502の搬送力により輸送管42、43を経て混合室35に環流する。
【0053】
さらに、トナー排出口68のモータが回転して、トナーが現像装置4に供給される。
【0054】
なお、補給信号に基づく各モータの制御は、制御部70にて行われる。
本発明のトナー搬送装置は、例えば上述した装置構成によって、トナー混合部でトナーと空気を混合してトナー流体とし、このトナー流体を第1搬送手段でトナー分離部に搬送する。そして、トナー分離部でトナー流体をトナーと空気に分離して、トナーを現像装置等に供給し、空気はトナー混合部に搬送して、再度トナーとの混合に用いるようにしており、空気の流路を密閉環流路としている。
【0055】
本発明のトナー搬送装置は、このような構成により、従来のように、トナー流体の搬送時に搬送装置内に空気を導入するのに要するエネルギー、さらにフィルターから空気を排出するのに要するエネルギーを必要としないことから第1搬送手段のトナー搬送効率が向上し、トナーの長距離搬送を行うことが可能となる。さらに、本発明のトナー搬送装置は、トナー搬送において、従来のようにフィルターを用いないことから、フィルターの目詰まりが起こらず、安定したトナー搬送が可能となる。
【0056】
本発明のトナー搬送装置の制御部70の制御について図6及び図7のブロック図及びフローチャートを用いて説明する。
【0057】
図6に示すように、制御部70は、搬送信号に基づいて、トナー混合室35にトナーを導入するように、モータ39bを設定した回転数で作動させる制御を行う。また、制御部70は、トナー混合室35からトナー流体を搬送するためにポンプ501のモータ55aを設定した回転数で作動させる制御を行い、さらに、トナー分離室60から空気を搬送するためにポンプ502のモータ55bを設定した回転数で作動させる制御を行う。
【0058】
また、制御部70は、実際にポンプ501のモータ55bの回転数の検出も行う。これは、実際にトナー流体を搬送するポンプ501のモータ55aの回転数はトナー流体の負荷が生じるため、設定したモータの回転数よりも低くなる傾向があるからである。トナー流体による負荷は、環境状況(温度、湿度等)でも常に変動することからその都度検出するのが正確である。
【0059】
次に図7のフローチャートを用いて説明する。
制御部70は、まず、トナー導入口34のモータ39b、及びポンプ501のモータ55a、ポンプ502のモータ55bを作動させ、トナー流体の搬送を開始する(S−1)。
【0060】
制御部70は、ポンプ501のモータ55aの回転数を検出することでポンプ501での実際のトナー流体の搬送量を検出する(S−2)。
【0061】
制御部70は、検出したポンプ501でのトナー流体の搬送量に基づいて、ポンプ502のモータ55bの回転数を制御する(S−3)。
【0062】
この制御は、トナー搬送時のトナー混合室35及びトナー分離室60の圧力状態の差をできるだけなくすためであり、これによりトナー流体を安定に搬送させることができる。
【0063】
この場合、制御部70は、検出したトナー流体の搬送量と、第2搬送手段の空気の搬送量との比を一定とするようにポンプ502のモータの回転数を制御することがより好ましい。これによりトナー搬送時のトナー混合室35及びトナー分離室60の圧力状態の差をなくすことができ、トナー流体をより安定に搬送させることができる。
【0064】
また、制御部70は、トナー流体の搬送量が目標搬送量に達しているか否かを判定する(S−4)。
【0065】
目標搬送量は、第1搬送手段で搬送される所定のトナー流体量であり、通常は単位時間あたりに搬送されるトナーの必要最低量に基づいた値で設定される。
【0066】
トナー流体の搬送量が目標搬送量に達していない場合には、ポンプ502のモータ55bの回転数を増加させる制御を行う(S−5)。
【0067】
これにより、トナー分離室60の圧力に比べトナー混合室35の圧力が高まることから、トナー流体がトナー混合室35からポンプ501に圧力差により押される状態となる。したがって、トナー分離室60にトナー流体が搬送されやすくなり、ポンプ501でトナー流体の搬送効率をより向上させることができる。
【0068】
この制御は、ポンプ501のモータ55aの回転数が上限に達してしまい、それ以上回転数を上げることができないような場合等に非常に有効であり、密閉環流路を利用してポンプ502の動力源をトナー流体の搬送に活用している。
【0069】
制御部70は、再度ポンプ501のモータ55aの回転数を検出することでトナー流体の搬送量を検出し(S−6)、トナー流体の搬送量が目標とする搬送量に達しているか否かを判定する(S−7)。
【0070】
制御部70は、トナー搬送量が目標とする搬送量に達していた場合は、ポンプ501のモータ55a、ポンプ502のモータ55bの回転数を固定する制御を行う(S−9)。トナー搬送量が目標とする搬送量に達していなかった場合は、導入口34のモータ39b、ポンプ501のモータ55a、ポンプ502のモータ55bを停止させる制御を行うか、図示しない警告手段(ブザー、ランプ等)によってユーザに警告を行う制御を行う(S−8)。また、トナー搬送量が目標とする搬送量に達していなかった場合は、再度S−4〜S−6を繰り返してポンプ502のモータの回転数をさらに増加させて、目標とする搬送量に達するような制御を行ってもよい。
【0071】
また、制御部70は、ポンプ501のトナー流体の搬送量に基づいて、トナー導入口34のモータ39bの回転数を制御してトナー混合室35へのトナー供給量を制御する。これにより、トナー搬送時にトナー流体とするトナーを適切な量とすることができるのでより安定したトナー搬送が可能となる。
【0072】
さらに、制御部70は、ポンプ501のトナー流体の搬送量に基づいて、トナー排出口68の図示しないモータの回転数を制御してトナー分離室60からのトナー排出量を制御する。
【0073】
また、トナー混合室35、トナー分離室60は、例えばピエゾ素子を用いたトナーセンサ33等のトナー検出手段を有していることが好ましく、制御部70は、トナー混合室35、トナー分離室60に所定量以上のトナーが堆積したことをトナー量検出手段で検出した場合には、モータ39b、モータ55a、モータ55bを停止させる制御を行うか、図示しない警告手段(ブザー、ランプ等)によってユーザに警告を行う制御を行うことが好ましい。
【0074】
【発明の効果】
本発明によって、長期間安定してトナーの長距離搬送を行うことが可能なトナー搬送装置及び該トナー搬送装置を用いた画像形成装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー搬送装置を有する画像形成装置の一例を示す図である。
【図2】本発明のトナー搬送装置の一例を示す図である。
【図3】本発明のトナー搬送装置の一例を説明するための図である。
【図4】本発明のトナー搬送装置の一例を説明するための図である。
【図5】本発明のトナー搬送装置の一例を説明するための図である。
【図6】本発明のトナー搬送装置の制御の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明のトナー搬送装置の制御の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
30 トナーホッパ
31 トナー容器
34 トナー導入口
35 トナー混合室
40、41、42、43 輸送管
60 トナー分離室
68 トナー排出口
501、502 ポンプ

Claims (6)

  1. トナーを搬送するトナー搬送装置であって、
    トナー混合部と、トナー分離部と、第1搬送手段と、第2搬送手段と、制御手段とを少なくとも有し、
    前記トナー混合部は、トナーを導入するトナー導入部を有し、該トナー導入部より導入されたトナーに空気を混合してトナー流体とし、
    前記第1搬送手段は、前記トナー混合部のトナー流体を前記トナー混合部から前記トナー分離部に搬送し、
    前記トナー分離部は、前記第1搬送手段で搬送されたトナー流体を空気とトナーとに分離し、さらに該トナーを外部に排出するトナー排出部を有し、
    前記第2搬送手段は、前記トナー分離部で分離した空気を前記トナー分離部から前記トナー混合部に搬送し、
    前記トナー混合部から前記第1搬送手段を経て前記トナー分離部に至り、前記第2搬送手段を経て再び前記トナー混合部に戻る空気の密閉環流路が形成されており、
    前記制御手段は、前記第1搬送手段のトナー流体の搬送量を検出し、該搬送量が目標搬送量以下の場合には前記第2搬送手段の空気の搬送量を増加させ、前記トナー分離部の圧力に比べて前記トナー混合部の圧力を高める制御を行うことを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 前記第1搬送手段は前記トナー流体を搬送する第1ポンプ、前記第2搬送手段は前記空気を搬送する第2ポンプをそれぞれ有し、
    前記制御手段は、前記トナー流体の搬送量が目標搬送量以下の場合には、前記第1ポンプの駆動回数を増加することなく前記第2ポンプの駆動回数を増加させることを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2搬送手段の空気の搬送量を増加させた後に前記第1搬送手段のトナー流体の搬送量を検出し、該搬送量が目標搬送量以下の場合には、前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段を停止させる制御を行うことを特徴とする請求項に記載のトナー搬送装置。
  4. 警告を行う警告手段を有し、
    前記制御手段は、前記第2搬送手段の空気の搬送量を増加させた後に前記第1搬送手段のトナー流体の搬送量を検出し、該搬送量が目標搬送量以下の場合には前記警告手段で警告を行う制御を行うことを特徴とする請求項に記載のトナー搬送装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1搬送手段のトナー流体の搬送量に基づいて前記トナー導入部のトナー導入量の制御を行うことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のトナー搬送装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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