JP4178613B2 - トリポード型等速ジョイント - Google Patents

トリポード型等速ジョイント Download PDF

Info

Publication number
JP4178613B2
JP4178613B2 JP24808698A JP24808698A JP4178613B2 JP 4178613 B2 JP4178613 B2 JP 4178613B2 JP 24808698 A JP24808698 A JP 24808698A JP 24808698 A JP24808698 A JP 24808698A JP 4178613 B2 JP4178613 B2 JP 4178613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
trunnion
guide surface
housing
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24808698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000074086A (ja
Inventor
幸博 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP24808698A priority Critical patent/JP4178613B2/ja
Publication of JP2000074086A publication Critical patent/JP2000074086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4178613B2 publication Critical patent/JP4178613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Friction Gearing (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係るトリポード型等速ジョイントは、例えば自動車の駆動系に組み込み、非直線上に存在する回転軸同士の間で、回転力の伝達を行なう場合に利用する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の駆動系に組み込む等速ジョイントの一種として従来から、トリポード型等速ジョイントが広く使用されている。又、内部で発生する摩擦に基づく動力損失の低減を図る構造を有するトリポード型等速ジョイントも、例えば特開平9−317782号公報に記載されている様に、従来から知られている。図3は、この公報に記載されたトリポード型等速ジョイント1の1例を示している。
【0003】
このトリポード型等速ジョイント1は、ハウジング2とトリポード3とを備える。このうちのハウジング2は、軸方向一端側(図3の手前側)が開口した中空筒状で、その他端側(図3の背面側)中心部を、図示しない第一の回転軸の端部に固定する。一方、上記トリポード3は、やはり図示しない第二の回転軸の端部に固定する。上記ハウジング2の内周面には3個の凹部4、4を、円周方向に亙って等間隔に、このハウジング2の直径方向外方に向けて形成している。又、これら各凹部4、4の内面で互いに対向する部分には、各凹部4、4毎に1対ずつのガイド凹溝5、5を、それぞれ上記ハウジング2の軸方向(図3の表裏方向)に亙って形成している。
【0004】
一方、上記トリポード3は、上記第二の回転軸の端部を固定自在な円筒状のボス部6の外周面に3本のトラニオン7、7を、円周方向に亙り等間隔に固設している。これら各トラニオン7、7は、それぞれが上記3個の凹部4、4内に進入自在である。尚、上記ボス部6の内周面にはスプライン溝8を形成して、このボス部6と上記第二の回転軸との間で大きな回転力の伝達を可能にしている。又、上記各トラニオン7、7の外周面にはそれぞれ内側ローラ9、9を、それぞれラジアルニードル軸受10、10を介して、回転自在且つ上記各トラニオン7、7の軸方向に亙る変位自在に支持している。
【0005】
上述の様に構成され、上記各トラニオン7、7の周囲に回転及び軸方向に亙る変位自在に支持された、上記各内側ローラ9、9の周囲には、外側ローラ11、11を支持している。そして、これら各外側ローラ11、11の外周面を、前記各凹部4、4毎に1対ずつ設けられたガイド凹溝5、5に転接させている。これら各ガイド凹溝5、5は、それぞれ幅方向(ハウジング2の直径方向)中央部の平坦部12、12の両側に傾斜部13、13を形成する事により断面形状を台形とし、開口部に向かう程幅寸法を大きくしている。
【0006】
又、上記各外側ローラ11、11の内周面は、球状凹面14としている。そして、この球状凹面14の中心点を各外側ローラ11、11の中心軸上に置く事により、この球状凹面14と、上記各内側ローラ9、9の外周面に形成した球状凸面15とを揺動変位自在に組み合わせている。即ち、上記各外側ローラ11、11は、これら球状凹面14と球状凸面15とを嵌合させる事により、上記各内側ローラ9に揺動自在に外嵌している。
【0007】
上述の様に構成される、前記特開平9−317782号公報に記載されたトリポード型等速ジョイント1の場合、上記各外側ローラ11、11の外周面が押圧されない側に存在するガイド凹溝5、5の内面と上記各外側ローラ11、11の外面とが、上記各トラニオン7、7の揺動の全範囲に亙り互いに摺接しない。言い換えれば、上記各外側ローラ11、11の外周面が押圧される側に存在するガイド凹溝5、5の内面と上記各外側ローラ11、11の外面とのみが摺接する。この為、トリポード型等速ジョイントの内部で発生する摩擦に基づく動力損失の低減を図り、トリポード型等速ジョイント1の伝達効率の向上を図れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示した従来のトリポード型等速ジョイントの場合、優れた伝達効率を有する反面、部品点数が多い等、構造が複雑でコストが嵩む事が避けられない。
本発明は、この様な事情に鑑みて、優れた伝達効率を確保しつつ、部品点数を削減し、構造が簡単で安価なトリポード型等速ジョイントを実現すべく発明したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のトリポード型等速ジョイントは、第一の回転軸の端部に固定される、軸方向一端側が開口した中空筒状のハウジングと、このハウジングの内周面に円周方向に亙って等間隔に形成された3個の凹部と、これら各凹部の内面で互いに対向する部分に、それぞれ上記ハウジングの軸方向に亙って、各凹部毎に1対ずつ形成された、それぞれが平坦面であるガイド面と、上記3個の凹部内に進入する3本のトラニオンを外周面に円周方向に亙って等間隔に固設し、第二の回転軸の端部に固定されるトリポードと、それぞれ上記各トラニオンの周囲に、ラジアルニードル軸受を介して回転自在に支持された、それぞれの外周面が円筒面である3個のローラとを備える。
【0010】
そして、上記各トラニオンの外周面は部分球面状の凸面であり、上記第一の回転軸と上記第二の回転軸とを同心に配置してこれら両回転軸同士の間で回転力の伝達を行なう、ジョイント角が0°の状態で、上記各トラニオンの中心軸と当該トラニオンが対向するガイド面とは互いに非平行である。又、これらガイド面の幅方向両端部のうち、当該ガイド面が対向するトラニオンの中心軸との距離が短くなる側の端部に、当該ガイド面に当接するローラの幅方向への移動を阻止する為の阻止部を、上記各ガイド面の長さ方向に亙り形成している。そして、上記ローラの直径方向一端側側縁部が何れかのガイド面側の阻止部に当接した状態で、このローラの直径方向他端側側縁部と反対側のガイド面側の阻止部とが互いに離隔する。更に、上記各ガイド面の幅方向両端部のうち、上記ハウジングの径方向に関して内径側で、且つ、当該ガイド面が対向するトラニオンの中心軸との距離が長くなる側の端部は、上記阻止部を形成せずに当該ガイド面と連続する平坦面としている。
【0011】
【作用】
上述の様に構成する本発明のトリポード型等速ジョイントは、部品点数が少なく、構造が簡単で安価に製作できるにも拘らず、優れた伝達効率を確保できる。即ち、第一の回転軸と第二の回転軸との間で回転力の伝達を行なう際には、3本のトラニオンの周囲に支持した各ローラの周面が、ハウジング側に設けた凹部のガイド面に押し付けられる。このガイド面は当該ガイド面に対向するトラニオンの中心軸に対し傾斜しているので、回転力の伝達時に上記各ローラには、回転力伝達の為の押し付け力に基づき、トラニオンの軸方向に関する分力が発生する。そして、この分力により上記各ローラが、ガイド面の幅方向両端部のうち、当該ガイド面が対向するトラニオンの中心軸との距離が短くなる側の端部に向けて、阻止部と係合するまで移動する。そして、上記ローラの直径方向一端側側縁部が何れかのガイド面側の阻止部に当接した状態で、このローラの直径方向他端側側縁部と反対側のガイド面側の阻止部とが互いに離隔する。この結果、前述の特開平9−317782号公報に記載された発明の場合と同様の理由により、上記ローラの転動に対する抵抗が減少し、トリポード型等速ジョイントの内部損失が低減して、優れた伝達効率を得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜2は、本発明の実施の形態の1例を示している。本発明のトリポード型等速ジョイント1aは、前述の図3に示した従来のトリポード型等速ジョイント1と同様に、第一の回転軸の端部に固定される、軸方向一端側が開口した中空筒状のハウジング2aと、やはり図示しない第二の回転軸の端部に固定されるトリポード3aとを備える。
【0013】
このうちのハウジング2aの内周面には3個の凹部4a、4aを、円周方向に亙って等間隔に形成している。これら各凹部4a、4aの内面で互いに対向する部分には、それぞれ上記ハウジング2aの軸方向(図1〜2の表裏方向)に亙ってそれぞれが平坦面であるガイド面16a、16bを、各凹部4a、4a毎に1対ずつ形成している。上記各凹部4a、4a毎に1対ずつ形成するガイド面16a、16bは、互いに平行である。
【0014】
一方、上記トリポード3aは、上記第二の回転軸の端部にスプライン係合させる為の、円筒状のボス部17の外周面に3本のトラニオン7a、7aを、円周方向に亙り等間隔に形成している。トリポード型等速ジョイント1aを組み立てた状態でこれら各トラニオン7a、7aは、それぞれ上記3個の凹部4a、4a内に進入する。又、これら各トラニオン7a、7aの周囲には、それぞれローラ18、18を、それぞれラジアルニードル軸受10を介して回転自在に支持している。上記各ローラ18、18は、上記各凹部4a、4aに1対ずつ設けたガイド面16a、16bの間隔D16よりも僅かに小さな外径D18(D16>D18)を有する。又、上記各ローラ18、18の中間部外周面を円筒面とし、幅方向両端部を傾斜面21a、21bとしている。又、これら各ローラ18、18の内周面両端部には、それぞれ内向フランジ状の鍔部19、19を形成して、上記各ラジアルニードル軸受10を構成するニードルの脱落防止を図っている。尚、上記鍔部19、19に代えて、ストッパーリング等、他の脱落防止手段を設けても良い。
【0015】
特に、本発明のトリポード型等速ジョイント1aの場合には、上記各トラニオン7a、7aの外周面を、部分球面状の凸面20としている。又、上記第一の回転軸と上記第二の回転軸とを同心に配置し、言い換えれば、前記ハウジング2aの中心軸と上記トリポード3aの中心軸とを一致させ、ジョイント角が0°の状態で上記両回転軸同士の間で回転力の伝達を行なうべく、上記各ローラ18、18の外周面を何れかのガイド面16a、16bに当接させた状態で、上記各トラニオン7a、7aの中心軸α、αと当該トラニオン7a、7aが対向する各ガイド面16a、16bとは互いに非平行である。図示の例では、上記各中心軸α、αと上記各ローラ18、18の外周面が当接している各ガイド面16a、16aとの間隔が、前記ハウジング2aの直径方向外方に向かう程小さくなる様に、これら各ガイド面16a、16aを上記各中心軸α、αに対し角度θだけ傾斜させている。従って、反対側のガイド面16b、16bと上記各中心軸α、αとの間隔は、前記ハウジング2aの直径方向内方に向かう程小さくなる。尚、上記角度θは、回転力の伝達時に上記各ローラ18、18に、上記各トラニオン7a、7aの軸方向に亙る分力を発生させ、これら各ローラ18、18を軸方向に変位させる為に設ける。
【0016】
更に、上記各ガイド面16a、16bの幅方向両端部のうち、当該ガイド面16a、16bが対向するトラニオン7a、7aの中心軸α、αとの距離が短くなる側の端部に、当該ガイド面16a、16bに当接するローラ18、18の幅方向への移動を阻止する為の阻止部を、上記各ガイド面16a、16bの長さ方向(図1〜2の表裏方向)に亙り形成している。図示の例では、上記各ローラ18、18の外周面が当接している各ガイド面16a、16aに関しては、前記各凹部4a、4aの奥壁22、22の内面の円周方向端部24、24を、上記阻止部としている。これに対して、反対側のガイド面16b、16bに関しては、上記各凹部4a、4aの開口側端部に土手状の突条部23、23を形成して、上記阻止部としている。尚、図1〜2から明らかな様に、本例の場合には、上記各ローラ18、18の外周面が当接している各ガイド面16a、16aの幅方向両端部のうち、前記ハウジング2aの径方向に関して内径側(で、且つ、中心軸α、αとの距離が長くなる側)の端部を、上記突条部23を形成せずに上記ガイド面16a、16aと連続する平坦面25、25としている。
【0017】
そして、上記各ローラ18、18の直径方向一端側側縁部に形成した前記傾斜面21a、21bが何れかのガイド面16a、16b側の阻止部に当接した状態で、上記ローラ18、18の直径方向他端側側縁部に形成した傾斜面21b、21bと反対側のガイド面16b、16a側の阻止部とが互いに離隔する様にしている。即ち、図示の様に、上記各ローラ18、18の外周面の直径方向一端部が上記各ガイド面16a、16aに、同じく傾斜面21a、21aが奥壁22、22の内面の円周方向端部24、24に、それぞれ当接した状態では、上記各ローラ18、18の外周面の直径方向他端部が、上記各ガイド面16b、16b及び上記各突条部23、23から離隔する様にしている。又、図示の場合とは逆に、上記各ローラ18、18の外周面の直径方向他端部が上記各ガイド面16b、16bに、同じく傾斜面21b、21bが上記各突条部23、23に、それぞれ当接した状態では、上記各ローラ18、18の外周面の直径方向一端部が、上記各ガイド面16a、16a及び奥壁22、22の内面の円周方向端部24、24から離隔する様にしている。
【0018】
上述の様に構成する本発明のトリポード型等速ジョイント1aは、部品点数が少なく、構造が簡単で安価に製作できるにも拘らず、優れた伝達効率を確保できる。即ち、第一の回転軸と第二の回転軸との間で回転力の伝達を行なう際には、3本のトラニオン7a、7aの周囲に支持した各ローラ18、18の外周面が、ハウジング2a側に設けた凹部4a、4aの何れかのガイド面16a、16bに押し付けられる。例えば、前記ハウジング2aを駆動側とし、このハウジング2aを図1〜2の反時計方向に回転させる場合には、上記各ローラ18、18の外周面の直径方向一端部が上記各ガイド面16a、16aに当接する。ここで、ジョイント角を付した状態、即ち、ハウジング2aの中心軸とトリポード3aの中心軸とを不一致にした状態で、これらハウジング2aとトリポード3aとの間で回転力の伝達を行なわせる場合には、上記各トラニオン7a、7aと上記各ローラ18、18とが、軸方向に変位すると同時に揺動変位する。本発明のトリポード型等速ジョイント1aの場合には、前記ラジアルニードル軸受10の内側に、外周面を部分球面状の凸面20としたトラニオン7a、7aを挿入しているので、上記軸方向に亙る変位並びに揺動変位を、効率良くしかも確実に補償できる。従って、これら各変位の補償の面からも、トリポード型等速ジョイント1aの伝達効率の向上を図れる。
【0019】
これら各ガイド面16a、16aは、上記ハウジング2aの直径方向外方に向かう程上記各トラニオン7a、7aの中心軸α、αに近づく方向に傾斜している。従って、図2に示す様に、上記ハウジング2aからトラニオン7aへの回転力の伝達に伴って、上記各ガイド面16a及び上記ローラ18の外周面に対し垂直方向に、Fなる力が作用する。そして、この力Fに基づいて前記トラニオン7aとラジアルニードル軸受10との係合部に、f(=F・sinθ)なる分力が、トラニオン7aの軸方向先端側(ボス部17と反対側)に向かう力として発生する。そして、この分力fにより上記ラジアルニードル軸受10と共に各ローラ18が、上記トラニオン7aの先端側に向けて、前記傾斜面21aと奥壁22の内面の円周方向端部24、24とが当接するまで移動する。
【0020】
そして、上記傾斜面21aが、上記ローラ18の直径方向一端側で上記奥壁22の内面の円周方向端部24、24に当接した状態で、このローラ18の他端側側縁部である前記傾斜面21bが、このローラ18の直径方向他端側で、前記突条部23と離隔する。この結果、前述の特開平9−317782号公報に記載された発明の場合と同様の理由により、上記ローラ18の転動に対する抵抗が減少する。即ち、このローラ18の外周面に対する非接触側である上記直径方向他端側で、このローラ18の一部と上記ハウジング2aの一部とが摩擦し合うと、このローラ18の転動を阻止する方向に比較的大きなモーメント荷重が加わる。この結果、このローラ18を転動させる事に対する抵抗が大きくなり、内部損失が増大して伝達効率が悪化する。これに対して本発明のトリポード型等速ジョイント1aの場合には、上記非接触側で上記ローラ18の一部と上記ハウジング2aの一部とが摩擦し合う事がないので、内部損失が低減して、優れた伝達効率を得られる。
【0021】
上記ハウジング2aが図示の場合とは逆に、図1の時計方向に回転する場合も、ほぼ同様に作用して、上記ハウジング2aからトリポード3aへの回転力の伝達を効率良く行なえる。尚、上記ハウジング2aが図1の時計方向に回転する場合には、上記ローラ18の直径方向他端側で、前記傾斜面21bと前記突条部23とが当接し、上記ローラ18の直径方向一端側で前記傾斜面21aと上記奥壁22の内面とが離隔する。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上述の様に構成され作用するので、部品点数が少なく、小型且つ軽量に構成し、安価でしかも優れた伝達効率を有するトリポード型等速ジョイントを実現できる。この為、トリポード型等速ジョイントを組み込んだ自動車の低コスト化、更には動力性能及び燃費性能の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す部分切断正面図。
【図2】動力伝達時にローラに加わる力を説明する為の、図1のA部に相当する図。
【図3】従来構造の1例を示す部分切断正面図。
【符号の説明】
1、1a トリポード型等速ジョイント
2、2a ハウジング
3、3a トリポード
4、4a 凹部
5 ガイド凹溝
6 ボス部
7、7a トラニオン
8 スプライン溝
9 内側ローラ
10 ラジアルニードル軸受
11 外側ローラ
12 平坦部
13 傾斜部
14 球状凹面
15 球状凸面
16a、16b ガイド面
17 ボス部
18 ローラ
19 鍔部
20 凸面
21a、21b 傾斜面
22 奥壁
23 突条部
24 円周方向端部
25 平坦面

Claims (1)

  1. 第一の回転軸の端部に固定される、軸方向一端側が開口した中空筒状のハウジングと、このハウジングの内周面に円周方向に亙って等間隔に形成された3個の凹部と、これら各凹部の内面で互いに対向する部分に、それぞれ上記ハウジングの軸方向に亙って、各凹部毎に1対ずつ形成された、それぞれが平坦面であるガイド面と、上記3個の凹部内に進入する3本のトラニオンを外周面に円周方向に亙って等間隔に固設し、第二の回転軸の端部に固定されるトリポードと、それぞれ上記各トラニオンの周囲に、ラジアルニードル軸受を介して回転自在に支持された、それぞれの外周面が円筒面である3個のローラとを備え、上記各トラニオンの外周面は部分球面状の凸面であり、上記第一の回転軸と上記第二の回転軸とを同心に配置してこれら両回転軸同士の間で回転力の伝達を行なう、ジョイント角が0°の状態で、上記各トラニオンの中心軸と当該トラニオンが対向するガイド面とは互いに非平行であり、これらガイド面の幅方向両端部のうち、当該ガイド面が対向するトラニオンの中心軸との距離が短くなる側の端部に、当該ガイド面に当接するローラの幅方向への移動を阻止する為の阻止部を、上記各ガイド面の長さ方向に亙り形成しており、上記ローラの直径方向一端側側縁部が何れかのガイド面側の阻止部に当接した状態で、このローラの直径方向他端側側縁部と反対側のガイド面側の阻止部とが互いに離隔しており、更に、上記各ガイド面の幅方向両端部のうち、上記ハウジングの径方向に関して内径側で、且つ、当該ガイド面が対向するトラニオンの中心軸との距離が長くなる側の端部は、上記阻止部を形成せずに当該ガイド面と連続する平坦面としているトリポード型等速ジョイント。
JP24808698A 1998-09-02 1998-09-02 トリポード型等速ジョイント Expired - Lifetime JP4178613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24808698A JP4178613B2 (ja) 1998-09-02 1998-09-02 トリポード型等速ジョイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24808698A JP4178613B2 (ja) 1998-09-02 1998-09-02 トリポード型等速ジョイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000074086A JP2000074086A (ja) 2000-03-07
JP4178613B2 true JP4178613B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=17173009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24808698A Expired - Lifetime JP4178613B2 (ja) 1998-09-02 1998-09-02 トリポード型等速ジョイント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4178613B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461259B1 (ko) * 2002-06-04 2004-12-10 기아자동차주식회사 등속 조인트

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000074086A (ja) 2000-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002147482A (ja) トリポード型等速ジョイント
GB2195167A (en) Universal joints
JPS645164B2 (ja)
JP2002130316A (ja) トリポード型等速ジョイント
JPH0747971B2 (ja) トリポット型等速ジョイント
JPH0232492B2 (ja)
JP4147179B2 (ja) 等速自在継手
JP4178613B2 (ja) トリポード型等速ジョイント
US6200224B1 (en) Slidable constant velocity universal joint
JP4941351B2 (ja) トリポード型等速自在継手
JP2008261391A (ja) トリポード型等速自在継手
WO2007074691A1 (ja) トリポード型等速自在継手
JP2007120667A (ja) トリポード型等速自在継手
JP2004144240A (ja) トリポード型等速自在継手
JP3976358B2 (ja) トリポード型等速ジョイント
JPH0212326Y2 (ja)
JP2583634Y2 (ja) 自動車用トリポード型等速ジョイント
JP2008064252A (ja) トリポード型等速自在継手
JPH10246241A (ja) トリポード型等速ジョイント
JP3982863B2 (ja) トリポード型等速ジョイント
JPS5923864Y2 (ja) トリポ−ドジヨイント
JP2009014179A (ja) トリポード型等速自在継手
JP4446581B2 (ja) トリポード型等速ジョイント
JP2006266328A (ja) 等速自在継手
JP2006266325A (ja) 等速自在継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term