JP4177808B2 - 通信装置 - Google Patents

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この発明は、直交周波数分割多重通信方式に関し、特にサブキャリアごとに適応した変調方式を用いる技術に関する。
周知のように、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信方式は、周波数軸上に位相が直交する複数のサブキャリアを配置し、各サブキャリアを通じて独立した情報を伝送する方式である。OFDM通信方式の送信機・受信機は次のように構成される。
送信側では、送信する伝送情報を誤り訂正符号化して冗長度を高め、バースト誤り耐性を高めるためにインタリーブを施した後、各サブキャリアへ分配する。符号化した後でサブキャリアへ分配してからインタリーブを施す方法もある。サブキャリアに分配されたビット列は、BPSK、QPSK、16QAMなど所定の変調方式で変調される。変調された各サブキャリアのシンボルは、IFFT(逆高速フーリエ変換)により一括して時間波形に変換される。その後マルチパス環境での誤り耐性を高めるために、時間波形の後端の一部をコピーし、ガードインターバルとして時間波形の先頭に付加する。その後、無線周波数に変換してアンテナから送信される。
受信側では、アンテナで受信した信号をベースバンド周波数に変換し、ガードインターバルを取り除いた上でFFT(高速フーリエ変換)を施して時間波形をサブキャリア成分に分解する。サブキャリアごとに、送信側で使用した変調方式に応じた復調処理を施す。すべてのサブキャリアの復調結果を一列に並べなおしてからデインタリーブ処理を行い、これに誤り訂正処理を施して、所望の伝送情報を復号する。送信側がサブキャリアに分配した後でインタリーブを行った場合は、復調処理後にまずデインタリーブを行って、すべてのサブキャリアのデインタリーブ結果を一列に並べなおす。
一般的には、そのシステムが運用される伝搬環境を想定して1つに決め、すべてのサブキャリアで同じ変調方式を使用するが、無線LANの規格であるIEEE802.11aのように、システム上複数の変調方式を規定し、伝搬環境や受信誤りの頻度などに応じて各サブキャリアに適応した変調方式を選択するシステムもある。
無線通信では送信機から受信機へ直接届く直接波のほかに、建物などで電波が反射して受信機に届く反射波があり、さまざまな遅延時間の反射波が混在するマルチパス環境で運用される。このようなマルチパス環境では、複数の反射波が干渉することで、OFDM信号の各サブキャリア成分は異なる振幅・位相変動が発生する。このような伝搬環境では、SNR(信号電力対雑音電力比)がサブキャリアごとに異なることになる。
このことを利用し、サブキャリアごとにSNRを測定し、それぞれに適する変調方式を選択する方式が考えられている。この方式では、SNRの高いサブキャリアには多値数の多い変調方式を割り当て、SNRの低いサブキャリアには多値数の少ない変調方式を割り当てることで、伝搬環境に応じたもっとも効率の良い情報伝送を実現する。
例えば特許文献1は、このような方式の一つであるが、ある範囲の周波数にあるサブキャリアを見ると比較的近いSNRになっていることを利用し、サブキャリアごとの受信電力を測定し、受信電力が規定の範囲内の隣り合うサブキャリアを1つのグループとし、グループごとに変調方式を割り当てることで、受信機側から送信機側へ伝送する変調方式情報の削減を行っている。
しかしながら、従来のサブキャリアごとに変調方式を変える方式は、伝送速度は向上するものの、サブキャリアごとに変調方式を指定する情報を送受信機間で受け渡す必要があり、サブキャリア数に比例してその情報量が増加してしまうという問題があった。
また、変調方式を指定するための情報の受け渡しについても、ある確率で伝送誤りが発生するが、伝送誤りが発生した場合、どの変調方式を選択すべきかが判断することができなくなるという問題もあった。
特開2003−169036公報。
従来では、サブキャリアごとに変調方式を変える場合、サブキャリアごとに変調方式を指定する情報を送受信機間で受け渡す必要があり、サブキャリア数に比例してその情報量が増加してしまうという問題があった。
また、従来は、変調方式を指定するための情報に伝送誤りが発生した場合、どの変調方式を選択すべきかが判断することができなくなるという問題もあった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、伝搬環境に応じてサブキャリアごとに適した変調方式を選択する場合に、変調方式を指定する情報量を削減し、かつ変調方式に関する情報の受け渡しの時に伝送誤りが発生してもその影響が少ない通信装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、直交周波数分割多重方式の無線信号を受信し、異なる方式で変調された各サブキャリアの受信信号を復調手段がそれぞれ復調する通信装置において、各サブキャリアの信号品質を検出する品質検出手段と、この品質検出手段が検出した複数のサブキャリアの信号品質に基づいて、基準となる変調方式を決定する基準変調方式決定手段と、品質検出手段が検出した信号品質に基づいてサブキャリアごとに、基準変調方式決定手段が決定した変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、異なる多値数の変調方式を適用するべきかを判定する判定手段と、各サブキャリアの変調方式を指定する情報として、基準変調方式決定手段が決定した変調方式の識別情報と、判定手段によるサブキャリアごとの判定結果とを送信する送信手段とを具備して構成するようにした。
以上述べたように、この発明では、サブキャリアの変調方式を指定する情報として、基準となる変調方式の識別情報と、この識別情報が示す変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、異なる多値数の変調方式を適用するべきかサブキャリアごとに示す情報とを送信するようにしている。
したがって、この発明によれば、従来のように各サブキャリアごとに変調方式を指定する情報を送信するようにしていた場合に比べて、変調方式を指定する情報量を削減でき、かつ情報量の削減により変調方式に関する情報の受け渡しの時に伝送誤りが発生してもその影響を少ない通信装置を提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
この発明の一実施形態に係わる通信システムは、OFDM方式により無線通信を行う第1通信装置および第2通信装置を備える。第1通信装置と第2通信装置は、ともに同様の構成からなるが、以下では、第1通信装置をデータを送信する側とし、第2通信装置を上記データを受信する側として説明する。
図1は、第1通信装置の構成を示すものであり、ここではこの発明に関わる部分を中心に示している。また図2は、第2通信装置の構成を示すものであり、同様にここではこの発明に関わる部分を中心に示している。
まず、図1を参照して、第1通信装置の構成について説明する。
アンテナ110は、第2通信装置から送信された無線信号を空間から受信する。この無線信号は、無線送受信部109により復調された後、受信処理部111にて復号される。この復号により、基準変調方式情報と、サブキャリア変調方式選択情報が抽出され、それぞれ変調方式制御部114に出力される。
変調方式制御部114は、基準変調方式情報と、サブキャリア変調方式選択情報とに基づいて、サブキャリアごとの変調方式を決定する。ここで決定されたサブキャリアごとの変調方式に関する情報(以下、変調方式指定情報Mと称する)は、誤り訂正符号化部112に出力される。
また、変調方式制御部114は、上記変調方式指定情報Mに基づいて、各サブキャリアに対応する変調部105a〜105nに対して、それぞれ変調方式を指示するとともに、S/P(シリアル/パラレル)変換部104に対しても、変調部105a〜105nにそれぞれ指示した変調方式を通知する。
誤り訂正符号化部112は、上記変調方式指定情報Mに対して、誤り訂正を行うための冗長ビットを生成し、付加して、インターリーバ113に出力する。インターリーバ113は、ブロック誤り耐性を向上させるために、冗長ビットが付加された上記変調方式指定情報Mにインターリーブ処理を施す。この処理結果は、選択部103に出力される。
ここで、例えば100ビット単位でインタリーブ処理を施す場合には、10ビット×10ビットのメモリを用意し、横方向で10ビットずつ順次メモリに書き込み、100ビットの書き込みが終了したら縦方向に10ビットずつメモリから読み出すことで、入力(インターリーブ処理前)では隣り合っていたビットが、出力(インターリーブ処理後)では10ビット離れた順番に存在するようになる。
誤り訂正符号化部101は、当該第1通信装置から第2通信装置へ伝送するユーザ情報Uに対して、誤り訂正を行うための冗長ビットを生成し、付加して、インターリーバ102に出力する。インターリーバ102は、ブロック誤り耐性を向上させるために、冗長ビットが付加された上記ユーザ情報Uにインターリーブ処理を施す。この処理結果は、選択部103に出力される。
誤り訂正符号化部101と112、そしてインターリーバ102と113は、それぞれ実装上同一の回路で、動作パラメータが異なるだけという構成でもかまわない。同一のパラメータであってもかまわないが、一般には変調方式指定情報Mは、ユーザ情報Uよりも誤りに強いパラメータとすることが好ましい。
選択部103は、制御部115の指示に応じて、インターリーバ102の出力と、インターリーバ113の出力のうち、いずれか一方を選択的にS/P変換部104に出力する。
S/P変換部104は、変調方式制御部114から通知された変調方式に従って、入力されたビット列を上記変調方式に応じたビット数ずつ分割し、対応する変調部105a〜105nに出力する。例えばBPSKが指示された変調部には1ビットが、また64QAMが指示された変調部には6ビットずつが対応するように、入力されたビット列を分割する。
変調部105a〜105nは、S/P変換部104から入力されるビット列を用いて、変調方式制御部114からそれぞれ指示された変調方式で変調処理を行い、I/Qの2信号で構成された複素ベクトル信号を生成し、IFFT(逆高速フーリエ変換)部106に入力する。
IFFT部106は、すべてのサブキャリアの複素ベクトル信号を一括して逆フーリエ変換し、時間波形に変換する。
GI付加部106aは、受信側で遅延波の影響を軽減するために、上記時間波形の例えば後ろ側1/4の波形をコピーしてガードインターバル(GI)として、時間波形の前側に付加してOFDM信号を生成し、選択部108に出力する。図3にIFFTで生成した信号とガードインターバルの関係の例を示す。
選択部108は、制御部115の指示に従って、既知信号生成部107からの既知信号Kか、GI付加部106aで生成されたOFDM信号のいずれか一方を選択して、無線送受信部109に出力する。
既知信号生成部107は、第2通信装置が当該第1通信装置から受信した信号を復調する際に、受信処理におけるタイミングや周波数の同期、伝搬路状態の検出などに使用する既知信号Kを生成するものである。
なお、この既知信号Kは、予め第1通信装置と第2通信装置との間で申し合わせた信号である。また、図1では、別のブロックとしているが、変調部105a〜105nあるいはIFFT部106、GI付加部106aなどを時間分割で共用する構成としても実現できる。
無線送受信部109は、選択部108から入力された信号を所定の無線周波数に変換し、アンテナ110を通じて空間に放射する。なお、無線送受信部109における送受信は、無線周波数を共用する時分割多重方式でもよいし、別々の周波数を使用する周波数多重方式でもよい。また、第2通信装置からの信号はOFDM方式以外の構成とすることも可能である。受信処理部111は、無線送受信部109に準じて構成される。
制御部115は、当該第1通信装置の各部を統括して制御し、OFDM通信を実現するものであって、例えば図4に示すようなフレーム伝送を行う場合(a)や、パケット伝送を行う場合(b)に、選択部103、選択部108および変調方式制御部114を、以下のように制御する。
まず、制御部115は、既知信号生成部107で生成した既知信号Kを送信するために、選択部108を制御して、上記既知信号Kを無線送受信部109に出力させる。これにより、既知信号Kが第2通信装置に向けて送信される。
続いて、変調方式制御部114で生成した変調方式指定情報Mを送信するために、インターリーバ113の出力信号がS/P変換部104に入力されるように選択部103を制御する。同時に、変調方式制御部114に対して、変調方式指定情報Mを伝送するために予め定めておいた規定の変調方式を指定するように制御する。
これに対して変調方式制御部114は、S/P変換部104および変調部105a〜105nに対して、上記規定の変調方式を指定する。また、制御部115は、選択部108を制御して、GI付加部106aの出力を無線送受信部109に与える。これにより、変調方式指定情報Mが各サブキャリアに分割されて、上記規定の変調方式により第2通信装置に向けて送信される。
そして、制御部115は、ユーザ情報Uを送信するために、選択部103を制御し、インターリーバ102の出力信号をS/P変換部104に出力させる。また制御部115は、変調方式制御部114に対して、第2通信装置から受信した基準変調方式情報と、サブキャリア変調方式選択情報に基づいて、各サブキャリアで用いる変調方式を決定するように指示する。
これに対して変調方式制御部114は、各サブキャリアで用いる変調方式を示す変調方式指定情報Mを生成し、これに基づいてS/P変換部104および変調部105a〜105nに対して、上記決定した変調方式を指定する。これにより、ユーザ情報Uが各サブキャリアに分割されて、上記決定した変調方式により第2通信装置に向けて送信される。
以後、規定のフレーム時間分のデータ送信が完了したり、あるいはパケットの送信が完了した場合に、制御部115は、再び、既知信号生成部107が生成する既知信号Kの送信を開始できるように各部の制御を行い、ユーザ情報Uの送信がすべて完了するまで送信処理を継続する。
次に、図2を参照して、第2通信装置の構成について説明する。
アンテナ201は、第1通信装置から送信された無線信号を空間から受信する。この無線信号は、無線送受信部202にてダウンコンバータされる。このダウンコンバートされた受信信号は、同期部203およびGI除去部204に出力される。
同期部203は、上記受信信号に含まれる既知信号Kに基づいて、FFT等の種々のタイミングの検出や、周波数誤差の検出を行う。そして、同期部203は、上記検出した周波数誤差に基づいて、無線送受信部202の受信周波数を制御して、周波数誤差を除去する。同期部203が検出した種々のタイミングは、制御部218に通知される。なお、周波数誤差の検出とその補正の制御は、GI除去部204あるいはFFT(高速フーリエ変換)部205以降の構成が行うようにしてもよい。
GI除去部204は、同期部203が検出したタイミングに基づき、上記受信信号からガードインターバル長の信号を取り除く。このガードインターバル長の信号が除去された受信信号は、FFT部205に出力される。
FFT部205は、入力された受信信号に対して高速フーリエ変換を行い、サブキャリア成分に分解する。そして、各サブキャリア成分(既知信号K、変調方式指定情報Mおよびユーザ情報U)のうち、既知信号Kに関しては、信号品質推定部215に出力される。そして、残る変調方式指定情報Mおよびユーザ情報Uについては、各サブキャリア成分ごとに各サブキャリアに対応する復調部206a〜206nに出力される。
復調部206a〜206nは、後述する復調方式制御部214で指示される変調方式に対応する復調を行うとともに、後段の誤り訂正復号部210,213の誤り訂正処理に適した理想的な受信信号に対する誤差の情報(以下、誤差情報と称する)を求める。これらの復調結果および誤差情報は、P/S(パラレル/シリアル)変換部207に出力される。
P/S変換部207は、復調方式制御部214で指示される変調方式に応じたビット数を考慮して、復調部206a〜206nからそれぞれ入力される誤差情報を順番に並べ替えてシリアル信号を生成し、分配部208に出力する。
例えばサブキャリアaがBPSKで、サブキャリアbが64QAMであった場合には、P/S変換部207は、まずサブキャリアaの誤差情報を1つ(1ビット分)出力し、サブキャリアbの誤差情報を6つ(6ビット分)出力する。
分配部208は、制御部218によって制御され、上記シリアル信号のうち、変調方式指定情報Mに相当する信号については、デインターリーバ212に出力し、一方、ユーザ情報Uに相当する信号については、デインターリーバ209に出力する。
デインターリーバ209は、第1通信装置のインターリーバ102に対応するものであり、ここで行われたインターリーブ処理と逆の手順のデインターリーブ処理を、分配部208から入力されるシリアル信号(誤差情報)に施してその順序を並べ替え、誤り訂正復号部210に出力する。
同様に、デインターリーバ212は、第1通信装置のインターリーバ113に対応するものであり、ここで行われたインターリーブ処理と逆の手順のデインターリーブ処理を、分配部208から入力されるシリアル信号(誤差情報)に施してその順序を並べ替え、誤り訂正復号部213に出力する。
誤り訂正復号部210は、第1通信装置の誤り訂正符号化部101に対応するものであり、ここで行われた誤り訂正符号化に対応する誤り訂正復号処理を、デインターリーバ209から入力される信号に施して、ユーザ情報Uを復元する。このユーザ情報Uは、後段のデータ処理部(図示しない)および誤り判定部211に出力される。誤り判定部211は、上記ユーザ情報Uについて誤り判定を行い、その判定結果(以下、誤り判定情報と称する)を後述する変調方式指定情報生成部216に通知する。
誤り訂正復号部213は、第1通信装置の誤り訂正符号化部112に対応するものであり、ここで行われた誤り訂正符号化に対応する誤り訂正復号処理を、デインターリーバ212から入力される信号に施して、変調方式指定情報Mを復元する。この変調方式指定情報Mは、復調方式制御部214に出力される。
復調方式制御部214は、誤り訂正復号部213から与えられる変調方式指定情報Mに基づいて、復調部206a〜206nにそれぞれ指示する変調方式を求め、この復調方式と制御部218から指示されるタイミングに従って、復調部206a〜206nにおける復調を制御するものである。
復調方式制御部214は、復調部206a〜206nに対して、変調方式指定情報Mに相当するサブキャリア成分については、第1通信装置との間で予め規定した変調方式で復調を行うように指示し、ユーザ情報Uに相当するサブキャリア成分については、誤り訂正復号部213から与えられる変調方式指定情報Mに基づく変調方式で復調を行うように指示する。
信号品質推定部215は、FFT部205から与えられる各サブキャリア成分の既知信号Kに基づいて、サブキャリアごとの信号品質を測定する。上記既知信号Kが複数のOFDMシンボル分ある場合には、それらの平均を信号電力とし、それぞれの平均からの誤差を雑音電力(あるいは干渉電力)とすることで、信号電力対干渉電力比(SIR)を求め信号品質とする。なお、ここで求められる信号品質は、信号電力対雑音電力比(SNR)や信号電力強度(S)などであってもよい。
変調方式指定情報生成部216は、信号品質推定部215が測定したサブキャリアごとの信号品質と、誤り判定部211の誤り判定情報から、基準変調方式情報とサブキャリアごとの変調方式を示すサブキャリア変調方式選択情報を生成し、これらを送信部217に送る。
送信部217は、基準変調方式情報およびサブキャリア変調方式選択情報を用いて搬送波の変調を行い、この変調結果を無線送受信部202に出力する。無線送受信部202は、上記変調結果を無線信号にアップコンバートして、アンテナ201より第1通信装置に向けて送信する。
次に、上記構成の通信システムの動作について説明する。図5は、その動作のフローを示すものである。ここでは特に、各サブキャリアの変調方式の決定およびその情報の伝達を中心に説明する。なお、第1通信装置において第2通信装置までの伝搬路状況が分からない状態で通信を開始する場合、すべてのサブキャリアに同じ変調方式を適用して送信を行う。過去の履歴情報などから伝搬路状況が分かっている場合には、その情報からサブキャリアごとに適用する変調方式を変えて送ることも可能である。
ステップS0において第1通信装置は、制御部115が変調方式制御部114、選択部103,108を制御して、第2通信装置に対して、第2通信装置の受信処理においてタイミング同期やキャリア周波数誤差の検出、同期検波用の位相基準などに用いるための既知信号を含む信号を送信する。この際、すべてのサブキャリアについて同一の変調方式で送信を行う。
ステップS10において第2通信装置は、制御部218が各部を制御してステップS0で送信された既知信号を含む無線信号を受信し、この信号に基づいて、サブキャリアごとに伝搬環境に適した変調方式を求める。このために第2通信装置は、以下のステップS11〜S14の処理を実行する。
ステップS11では、第1通信装置から送信された無線信号がアンテナ201を通じて無線送受信部202に入力され、ここでダウンコンバータされる。そして、同期部203が上記ダウンコンバートされた受信信号に含まれる既知信号に基づいて、FFT等の種々のタイミングの検出や、周波数誤差の検出を行う。
そして、同期部203が、上記検出した周波数誤差に基づいて、無線送受信部202の受信周波数を制御して、周波数誤差を除去する。またGI除去部204が、同期部203が検出したタイミングに基づき、上記受信信号からガードインターバル長の信号を取り除く。このガードインターバル長の信号が除去された受信信号は、FFT部205に出力される。
そして、FFT部205が、入力された受信信号に対して高速フーリエ変換を行い、サブキャリア成分に分解する。そして、各サブキャリア成分のうち、既知信号Kに関する成分を信号品質推定部215に出力する。
次にステップS12では、信号品質推定部215が、FFT部205から与えられる各サブキャリア成分の既知信号Kに基づいて、サブキャリアごとの信号品質を測定する。この測定された信号品質は、変調方式指定情報生成部216に出力される。
そしてステップS13では、変調方式指定情報生成部216が、ステップS12で信号品質推定部215が求めた信号品質に基づいて、基準変調方式情報を生成する。以下、その具体的な生成方法の一例について説明する。なおここでは、BSPK、QPSK、16QAM、64QAMの4種類の変調方式のうち、いずれかをサブキャリアごと用いる場合を例に挙げて説明する。
変調方式指定情報生成部216は、図6に示すような3つの基準判定閾値TH1、TH2、TH3(TH1<TH2<TH3)を備えている。なお、図6において、横軸は周波数で、縦軸は信号品質であり、各サブキャリアの信号品質を示している。
そしてまず、変調方式指定情報生成部216は、ステップS12で信号品質推定部215が求めたサブキャリアごとの信号品質SNRsub(k)(kはサブキャリア番号)を平均し、平均信号品質SNRaveを求める。
そして、変調方式指定情報生成部216は、平均信号品質SNRaveと、上記3つの基準判定閾値TH1、TH2、TH3を比較する。そして、平均信号品質SNRaveがTH3以上の場合は、基準変調方式を64QAMとする基準変調方式情報を生成し、平均信号品質SNRaveがTH2以上TH3未満の場合は、基準変調方式を16QAMとする基準変調方式情報を生成し、平均信号品質SNRaveがTH1以上TH2未満の場合は、基準変調方式をQPSKとする基準変調方式情報を生成し、あるいは平均信号品質SNRaveがTH1未満の場合は、基準変調方式をBPSKとする基準変調方式情報を生成する。
図6に示す例では、周波数選択性フェージングのため、信号品質はサブキャリアごとに異なっており、この例では平均信号品質SNRaveが、TH1とTH2の間となるため、変調方式指定情報生成部216は、基準変調方式をQPSKとする基準変調方式情報を生成する。
なお、前回の受信により、誤り判定部211から誤り判定情報が入力されている場合には、基準変調方式を決定する前に、変調方式指定情報生成部216は、誤り判定情報に基づいて、3つの基準判定閾値TH1、TH2、TH3を可変して調整し、この調整した基準判定閾値に基づいて基準変調方式を決定する。
具体的には、変調方式指定情報生成部216は、誤り判定部211が判定する誤り判定情報に基づき、ユーザ情報の誤りの頻度が低いと判定した場合には、各基準判定閾値TH1、TH2、TH3を小さくなるように制御することで、この制御前に比較して1段階上の変調方式を選択する確率を高くし伝送速度を改善する。
逆に、変調方式指定情報生成部216は、ユーザ情報の誤りの頻度が高いと判定した場合には、各基準判定閾値TH1、TH2、TH3を大きくなるように制御することで、この制御前に比較して1段階下の変調方式を選択する確率を高くし、受信誤り確率を小さくする。このような制御によれば、各基準判定閾値TH1、TH2、TH3の初期値に対して、厳密な絶対値が必要なくなるという利点もある。
また、上述したように平均信号品質SNRaveと基準判定閾値を比較して基準変調方式を決定する方法以外の手法も考えられる。例えば、変調方式指定情報生成部216は、まずサブキャリアごとの信号品質SNRsub(k)と上記基準判定閾値TH1、TH2、TH3を比較して、サブキャリアごとに好適する変調方式を判定し、この判定結果から多数決により基準変調方式を決定するようにしてもよい。
次にステップS14では、変調方式指定情報生成部216が、ステップS13で決定した基準変調方式に基づくサブキャリア判定閾値THloと、ステップ12で信号品質推定部215が求めた信号品質SNRsub(k)とに基づいて、サブキャリア変調方式選択情報を生成する。
このサブキャリア変調方式選択情報は、サブキャリアごとに各変調方式を1ビットのデータで示すものであって、ステップS13で決定した基準変調方式と同じとする場合には「0」で、一方、ステップS13で決定した基準変調方式よりも少ない多値数の変調方式とする場合には「1」で示す。
このためにまず、変調方式指定情報生成部216は、ステップS13で決定した基準変調方式が64QAMの場合には、サブキャリア判定閾値THloをTH3に設定し、ステップS13で決定した基準変調方式が16QAMの場合には、サブキャリア判定閾値THloをTH2に設定し、そしてステップS13で決定した基準変調方式がQPSKあるいはBPSKの場合には、サブキャリア判定閾値THloをTH1に設定する。
そして、変調方式指定情報生成部216は、サブキャリアごとに、ステップS12で信号品質推定部215が求めた信号品質SNRsub(k)と、上記サブキャリア判定閾値THloを比較する。
そして、変調方式指定情報生成部216は、上記信号品質SNRsub(k)が上記サブキャリア判定閾値THlo以上の場合には、そのサブキャリアの変調方式を基準変調方式と同じにするために「0」を選択し、一方、上記信号品質SNRsub(k)が上記サブキャリア判定閾値THlo未満の場合には、そのサブキャリアの変調方式を基準変調方式よりも少ない多値数の変調方式とするために「1」を選択する。
図6に示す例では、基準変調方式をQPSKとするため、変調方式指定情報生成部216は、サブキャリア判定閾値THloをTH1とする。これにより、信号品質SNRsub(k)が上記サブキャリア判定閾値TH1以上の場合には、変調方式指定情報生成部216は、そのサブキャリアの変調方式をQPSKと同じにするために「0」を選択し、一方、上記信号品質SNRsub(k)が上記サブキャリア判定閾値TH1未満の場合には、そのサブキャリアの変調方式をBPSKとするために「1」を選択して、サブキャリア変調方式選択情報を生成する。
なお、上述では、ステップS13で決定した基準変調方式に応じて、サブキャリア判定閾値THloを基準判定閾値TH1、TH2、TH3のいずれかに一致させるようにしたが、これに加えてオフセット値THoffを与えるようにしてもよい。すなわち、ステップS13で決定した基準変調方式に応じて、THlo=THn−THoffとする(nは1〜3のいずれか)。
この方法は、受信誤りの発生が確率的であることに着目したものであって、ステップS13で決定した基準変調方式のみに応じて決定した閾値THnを、信号品質SNRsub(k)がTHoff程度下回っていたとしても、変調方式を基準変調方式としようとするものである。
この方法によれば、THoffを予め大きく設定すれば、多値数の少ない変調方式を選択するサブキャリアが減るため、1回の送信で伝送できるビット数の減少度合いを小さくすることができる。逆にTHoffを予め小さく設定すれば、多値数の少ない変調方式を選択するサブキャリアが増え、1回の送信で伝送できるビット数の減少度合いは増えるが、受信誤りの確率は減るため、再送回数の減少を期待できる。
なお、この場合、THoffを固定値にして運用することも可能であるし、基準変調方式決定の場合のように、誤り判定部211が判定するユーザ情報Uの誤りの発生頻度に応じて、変調方式指定情報生成部216がTHoffを制御するようにしてもよい。
次にステップS20では、制御部218の指示により変調方式指定情報生成部216が、ステップS13で生成した基準変調方式情報と、ステップS14で生成したサブキャリア変調方式選択情報を送信部217に出力する。
これに対して送信部217は、入力された基準変調方式情報およびサブキャリア変調方式選択情報を用いて搬送波の変調を行い、この変調結果を無線送受信部202に出力する。無線送受信部202は、上記変調結果を無線信号にアップコンバートして、アンテナ201より第1通信装置に向けて送信する。
一般に適応的に変調方式を変更する方式では、変調方式情報の伝送はシステム上重要であるので、伝送誤り確率を小さくするため、誤り訂正符号化や少ない多値数の変調方式を使って伝送する。この点は送信部217でも同様である。
しかし、上記構成の第2通信装置では、ビット数の多いサブキャリア変調方式選択情報の伝送については、基準変調方式情報の伝送で用いる変調方式よりも少ない多値数の変調方式で伝送すれば、仮に誤りがあっても少なくとも第1通信装置が受信できない方式を選択することはない。
このため、送信部217は、ビット数の少ない基準変調方式情報(2ビットないし3ビット)は極力誤り確率が小さくなるパラメタを用いた誤り訂正符号化などを適用するが、サブキャリア変調方式選択情報については、それほど強い誤り耐性を持たせる必要はない。これにより、サブキャリアごとの変調方式を伝送する従来方式に比べて、誤り訂正符号化で増加するビット数を削減することができる。
これに対して、第1通信装置では、アンテナ110が、第2通信装置から送信された無線信号を空間から受信する。この無線信号は、無線送受信部109により復調された後、受信処理部111にて復号される。この復号により、基準変調方式情報と、サブキャリア変調方式選択情報が抽出され、それぞれ変調方式制御部114に出力される。
このようにして基準変調方式情報と、サブキャリア変調方式選択情報を受信すると、第1通信装置は、ステップS30として、第2通信装置に向けた次の情報伝送時にこれらの情報を反映した変調方式を選択する。このために第1通信装置は、以下のステップS31〜S33の処理を実行する。
なお、第1通信装置と第2通信装置との間で、セルラ通信方式のように情報伝送をフレーム単位で行っている場合には、次のフレームが上記「次の情報伝送時」に該当する。また無線LANのように情報伝送をパケット単位で行っている場合には次のパケットが上記「次の情報伝送時」に該当する。フレーム単位の場合には、時間的に連続したフレームではなく、複数フレーム時間のランダムな間隔が空くことも考えられるが、その場合にも適用可能である。
ステップS30において第1通信装置は、第2の通信装置から受信した基準変調方式情報およびサブキャリア変調方式選択情報に基づいて、サブキャリアごとにステップS31〜S33を実行して変調方式を決定する。これにより決定されるサブキャリアごとの変調方式は、変調方式制御部114より変調方式指定情報Mとして生成される。
まずステップS31では、変調方式制御部114が、サブキャリア変調方式選択情報に含まれる情報のうち、判定対象となるサブキャリアに対応するビットが「1」となっているか「0」となっているかを判定する。ここで、「1」となっている場合には、ステップS32に移行し、一方、「0」となっている場合には、ステップS33に移行する。
ステップS31において変調方式制御部114は、基準変調方式情報に対応する変調方式よりも1段階、多値数の少ない変調方式を、上記判定対象となるサブキャリアの変調方式とする。すなわち、例えば基準変調方式情報に対応する変調方式が16QAMであった場合には、QPSKを上記判定対象となるサブキャリアの変調方式とする。
なお、ステップS31では、基準変調方式情報に対応する変調方式よりも多値数の少ない変調方式を、上記判定対象となるサブキャリアの変調方式とすればよいため、上述のように1段階だけ多値数の少ない変調方式を選択するのではなく、最少の変調方式であるBPSKを選択してもよい。
すなわちこの場合、基準変調方式情報に対応する変調方式がいかなるものであろうと、BPSKを上記判定対象となるサブキャリアの変調方式とする。この方法によれば、上述した1段階だけ多値数の少ない変調方式を選択する方法に比べて、1回の送信で伝送できるビット数は減るものの、第2通信機側での受信誤り確率を小さくすることができる。
一方、ステップS32において変調方式制御部114は、基準変調方式情報に対応する変調方式と同じ変調方式を、上記判定対象となるサブキャリアの変調方式とする。すなわち、例えば基準変調方式情報に対応する変調方式が16QAMであった場合には、同じ16QAMを上記判定対象となるサブキャリアの変調方式とする。
なお、第2通信装置で受信誤りが発生した場合に、第2通信装置が再送要求を行ってこの要求を第1通信装置が検出し、同じ情報を再送するシステムの場合には、第1通信装置から第2通信装置へ伝送する情報が再送情報であるかどうかによってステップS30における変調方式選択情報の取り扱いを変えるようにしてもよい。
例えば、再送情報ではない場合は、上述と同様に、サブキャリア変調方式選択情報に応じて、基準変調方式と同じか1段階少ない多値数の変調方式(もしくはBPSK)のいずれかを選択する。一方、再送情報の場合には、サブキャリアごとに前回の送信で使用した変調方式を基準として変調方式の選択を行う。このため、サブキャリアごとに送信に用いた変調方式を識別する情報を、変調方式制御部114が次回の処理まで記憶しておく。
このような制御により再送を行う場合には、例えば、前回の送信で16QAMであったサブキャリアについては、今回の送信のためのサブキャリア変調方式選択情報が「基準変調方式と同じ」であれば前回と同じ変調方式、つまり16QAMを選択する。今回の送信のためのサブキャリア変調方式選択情報が「基準変調方式より少ない変調方式」であればQPSK(もしくはBPSK)を選択する。
同様に、再送を行う場合に、前回の送信でQPSKであったサブキャリアについては、今回の送信のためのサブキャリア変調方式選択情報が「基準変調方式と同じ」であれば前回と同じ変調方式、つまりQPSKを選択する。今回の送信のためのサブキャリア変調方式選択情報が「基準変調方式より少ない変調方式」であればBPSKを選択する。
このような制御によれば、再送が連続すると、順次変調方式の多値数を減らして誤りの少ない方式とすることができるので、再送が続く確率を下げることができる。
このようにしてサブキャリアごとの変調方式(変調方式指定情報M)が決まると、ステップS40において第1通信装置では、まず制御部115が各部を制御して既知信号Kを送信させるとともに、続いて予め定めておいた規定の変調方式で変調方式指定情報Mを伝送する。
その後、制御部115は、変調方式制御部114を制御し、変調方式指定情報Mに基づいてユーザ情報Uを送信するように指示する。これに対して変調方式制御部114は、S/P変換部104および変調部105a〜105nに対して、変調方式指定情報Mに基づいて変調方式を指定する。
これにより、ユーザ情報Uが各サブキャリアに分割されて、上記指定された変調方式により第2通信装置に向けて送信される。これに対して、第2通信装置では、上記変調方式指定情報Mに基づいて、復調方式制御部214が復調部206a〜206nおよびP/S変換部207を制御して各サブキャリア成分の復調を行う。
以後、ステップS10、S20、S30およびS40の各処理を第1通信装置および第2通信装置が繰り返し実行する。
以上のように、上記構成の通信システムでは、第2通信装置から第1通信装置に対して各サブキャリアの変調方式を指定する情報として、基準変調方式情報とサブキャリア変調方式選択情報を伝送する。基準変調方式情報は、2〜3ビットからなり、基準となる基準変調方式を示し、サブキャリア変調方式選択情報は、各サブキャリアを1ビットに対応させたビット列で構成され、各サブキャリアの変調方式を、上記1ビットにより上記基準変調方式と同じ変調方式かそれより1段階少ない多値数の変調方式(あるいはBPSK)かを示すようにしている。
したがって、上記構成の通信システムによれば、第2通信装置から第1通信装置に対して各サブキャリアの変調方式を指定する情報の大きさは、2〜3ビット+サブキャリア数(k)×1ビットで実現できる。これに対して従来は、サブキャリア数(k)×2〜3ビットの情報量が必要であったので、その情報量が半減でき、かつ変調方式に関する情報の受け渡し時に生じうる伝送誤りの影響を小さくすることができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、信号品質の悪いサブキャリアは、遅延波の遅延時間と大きさに依存して発生する。そのサブキャリアは、遅延波の遅延時間の逆数に比例しているため、周波数軸上でみて周期的に現れることが多い。
この様子を図7に示す。図7において、横軸は周波数で、縦軸は信号品質であり、各サブキャリアの信号品質を示している。上記特性に着目し、以下のような制御を行うことにより、第2通信装置から第1通信装置に伝達する情報量を削減することができる。
まず、第2通信装置において変調方式指定情報生成部216は、1つ以上の連続するサブキャリアを1つのサブグループとし、一定間隔離れたサブグループを1つのグループとてグループ番号を付与する。図7の例では、2つのサブキャリアを1つのサブグループとし、8サブキャリア離れたサブグループを1つのグループとして、全サブキャリアを4つのグループに分割している。
そして、変調方式指定情報生成部216は、各サブキャリアについてその受信品質から、適用すべき変調方式が基準変調方式であるか、それよりも多値数の少ない変調方式であるかを判定する。その後、この判定結果をグループごとにまとめ、グループ単位でサブキャリア変調方式選択情報として、例えばフレーム(あるいはパケット)周期で順に第1通信装置に伝送する。
このようにグループ単位で適用すべき変調方式をまとめて、サブキャリア変調方式選択情報として第1通信装置に伝送するが、変調方式指定情報生成部216におけるサブキャリア変調方式選択情報の生成方法を工夫することで、その伝送方法を、1)すべてのグループについて伝送する方法、2)基準変調信方式より少ない多値数の変調方式を適用するサブキャリアを含むグループのみ選択して伝送する方法、あるいは、3)基準変調方式より少ない多値数の変調方式を適用するサブキャリアを多数含むグループから優先的に伝送する方法等とすることができる。
図7の例では、サブキャリア判定閾値THloをTH1とし、TH1未満であるためににBPSKを適用すべきサブキャリアは、グループ3とグループ4にのみ含まれ、グループ1とグループ2には含まれていない。このことから、図7に示す状態では、上記3)の伝送方法により、基準変調方式情報と、グループ3とグループ4を指定する情報のみを第1通信装置に順次伝送すれば、サブキャリアごとに変調方式を指定することができるので、伝送情報量を削減することができる。
これに対して第1通信装置において変調方式制御部114は、第2通信装置より指定されたグループ番号からサブキャリアを特定し、基準変調方式情報で示される変調方式を基準として、サブキャリア変調方式選択情報で示される変調方式を上記特定したサブキャリアに適用する。
そして、それ以外のグループのサブキャリアについては、変調方式制御部114は、基準変調方式を適用するようにしてもいいし、あるいは基準変調方式が前回の送信時から変更がない場合、前回そのサブキャリアに適用したものと同じ変調方式の適用し、基準変調方式が前回送信時と異なっていれば、基準変調方式と同じ変調方式を適用する。なお、この場合、変調方式制御部114は、送信時に適用した変調方式を少なくとも次回の送信時まで記憶しておく。
このような制御によれば、サブキャリア変調方式選択情報によりすべてのサブキャリアについて変調方式を指定する必要がないため、さらに第2通信装置から第1通信装置への変調方式指定に関わる情報伝送量を削減できる。
なお、上記の説明では、第2通信装置から第1通信装置に伝送されるサブキャリア変調方式選択情報の送信に併せて、その情報の対象とするグループを指定する情報を送信するようにしたが、すべてのグループについて送信する場合には、第1通信装置と第2通信装置との間で予め送受信の順序を申し合わせておくことで、グループを指定する情報の送信を省略することもできる。
また、ここでは、第2通信装置から第1通信装置への変調方式指定に関わる制御について説明したが、第1通信装置から第2通信装置に対して変調方式を指定する際にも適用できる。
また、周波数選択性フェージングが生じているとき、隣り合うサブキャリアの振幅・位相変動にはある程度の相関がある。そのため、あるサブキャリアの信号品質が低い場合にはその近傍のサブキャリアの通信品質も低い可能性が高い。
この様子を図8に示す。図8において、横軸は周波数で、縦軸は信号品質であり、各サブキャリアの信号品質を示している。上記特性に着目し、以下のような制御を行うことにより、第2通信装置から第1通信装置に伝達する情報量を削減することができる。
まず、第2通信装置において変調方式指定情報生成部216は、図8に示すように連続する複数のサブキャリアをサブグループ化して1つのサブキャリア変調方式選択情報を割り当て、各サブグループのサブキャリア変調方式選択情報と、基準変調方式情報を第1通信装置に伝送する。
図8の例では、4つのサブキャリアを1つにサブグループ化してサブキャリア変調方式選択情報を共用している。このため、基準変調方式と同じ変調方式を使用できるサブキャリアも少ない多値数の変調方式を適用するサブグループにグループ化されることもあり得るが、サブキャリア変調方式選択情報のビット数は、サブグループ化するサブキャリア数分の1に減らすことができる。
1つのサブグループのサブキャリア変調方式選択情報は、変調方式指定情報生成部216により、例えば、サブグループに含まれるサブキャリアの平均SNRを求めこれをサブグループの代表SNRとし、代表SNRとサブキャリア判定閾値THloを比較することで決定することができる。あるいはもっとも低いSNRとサブキャリア判定閾値THloとを比較して決定するようにしてもよい。図8の例は、もっとも低いSNRとサブキャリア判定閾値THloを比較した場合を判定結果に基づいて変調方式を決定している。
またさらに、周波数選択性フェージング環境でサブキャリア間の相関があることと、信号品質の悪いサブキャリアが周波数軸上で周期的に現れることに着目し、以下のような制御を行うことにより、第2通信装置から第1通信装置に伝達する情報量をさらに削減することができる。
上述の図8を用いた説明と同様にして、第2通信装置において変調方式指定情報生成部216は、4つのサブキャリアを1つのサブグループとしてサブグループ単位で変調方式を決定し、この決定した変調方式を上記サブグループ内でサブキャリア変調方式選択情報として共用する。そして変調方式指定情報生成部216は、例えば8サブキャリア間隔になるようにサブグループを2つのグループに分け、このグループ単位で適用すべき変調方式をまとめて、サブキャリア変調方式選択情報として第1通信装置に伝送する。
図4に示す例では、2つのグループを図示しているが、図7を用いて説明したように、変調方式指定情報生成部216におけるサブキャリア変調方式選択情報の生成方法を工夫することで、その伝送方法を、1)すべてのグループについて伝送する方法、2)基準変調信方式より少ない多値数の変調方式を適用するサブキャリアを含むグループのみ選択して伝送する方法、あるいは、3)基準変調方式より少ない多値数の変調方式を適用するサブキャリアを多数含むグループから優先的に伝送する方法等とすることができる。
なお、図8の例では、上記1)の方法を適用することにより、従来32ビット必要だったサブキャリア変調方式選択情報が、1フレーム(あるいは1パケット)あたり4ビットまで削減することができる。
また、上記の説明では、第2通信装置から第1通信装置に伝送されるサブキャリア変調方式選択情報の送信に併せて、その情報の対象とするグループを指定する情報を送信するようにしたが、すべてのグループについて送信する場合には、第1通信装置と第2通信装置との間で予め送受信の順序を申し合わせておくことで、グループを指定する情報の送信を省略することもできる。
そしてまた、ここでは、第2通信装置から第1通信装置への変調方式指定に関わる制御について説明したが、第1通信装置から第2通信装置に対して変調方式を指定する際にも適用できる。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
この発明に係わる通信システムで用いられる第1通信装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。 この発明に係わる通信システムで用いられる第2通信装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。 図2に示した第2通信装置のGI付加部における処理を説明するための図。 図1に示した第1通信装置から図2に示した第2通信装置に伝送される信号のデータ構成を説明する図。 この発明に係わる通信システムのサブキャリア変調方式決定に関わる動作を説明するためのシーケンス図。 図2に示した第2通信装置におけるサブキャリア変調方式決定に関わる動作を説明するための図。 図2に示した第2通信装置におけるサブキャリア変調方式決定に関わる動作を説明するための図。 図2に示した第2通信装置におけるサブキャリア変調方式決定に関わる動作を説明するための図。
符号の説明
101…誤り訂正符号化部、102…インターリーバ、103…選択部、104…S/P変換部、105a〜105n…変調部、106a…GI付加部、106…IFFT部、107…既知信号生成部、108…選択部、109…無線送受信部、110…アンテナ、111…受信処理部、112…訂正符号化部、113…インターリーバ、114…変調方式制御部、115…制御部、201…アンテナ、202…無線送受信部、203…同期部、204…GI除去部、205…FFT部、206a〜206n…復調部、207…P/S変換部、208…分配部、209…デインターリーバ、210…誤り訂正復号部、211…誤り判定部、212…デインターリーバ、213…誤り訂正復号部、214…復調方式制御部、215…信号品質推定部、216…変調方式指定情報生成部、217…送信部、218…制御部。

Claims (19)

  1. 直交周波数分割多重方式の無線信号を受信し、異なる方式で変調された各サブキャリアの受信信号を復調手段がそれぞれ復調する通信装置において、
    各サブキャリアの信号品質を検出する品質検出手段と、
    この品質検出手段が検出した複数のサブキャリアの信号品質に基づいて、基準となる変調方式を決定する基準変調方式決定手段と、
    前記品質検出手段が検出した信号品質に基づいてサブキャリアごとに、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、異なる多値数の変調方式を適用するべきかを判定する判定手段と、
    各サブキャリアの変調方式を指定する情報として、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式の識別情報と、前記判定手段によるサブキャリアごとの判定結果とを送信する送信手段とを具備したことを特徴とする通信装置。
  2. 前記基準変調方式決定手段は、前記品質検出手段が検出した複数のサブキャリアの信号品質を平均した平均値を求め、この平均値と、複数の異なる多値数の変調方式にそれぞれ対応づけた信号品質閾値とを比較することによって、前記基準となる変調方式を決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記基準変調方式決定手段は、前記品質検出手段が検出した各サブキャリアの信号品質と、複数の異なる多値数の変調方式にそれぞれ対応づけた信号品質閾値とをそれぞれ比較して、多数決により前記基準となる変調方式を決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. さらに、前記復調手段が復調したデータの誤りを検出する誤り検出手段を備え、
    前記基準変調方式決定手段は、前記誤り検出手段の検出結果に応じて、前記信号品質閾値を可変することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記判定手段は、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式に対応する信号品質閾値と、前記品質検出手段が検出した各サブキャリアの信号品質とを比較することで、サブキャリアごとに、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、異なる多値数の変調方式を適用するべきかを判定することを特徴とする請求項2乃至請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記判定手段は、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式に対応する信号品質閾値にオフセット値を加算した値と、前記品質検出手段が検出した各サブキャリアの信号品質とを比較することで、サブキャリアごとに、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、異なる多値数の変調方式を適用するべきかを判定することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  7. 前記判定手段は、前記品質検出手段が検出した信号品質に基づいてサブキャリアごとに、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、前記復調手段が復調可能な変調方式のうち前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式よりも一段階少ない多値数の変調方式にするべきかを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の通信装置。
  8. 前記判定手段は、前記品質検出手段が検出した信号品質に基づいてサブキャリアごとに、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、前記復調手段が復調可能な変調方式のうち最も少ない多値数の変調方式にするべきかを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の通信装置。
  9. 直交周波数分割多重方式の無線信号を送信するもので、各サブキャリアに異なる変調方式を施す通信装置において、
    1つの変調方式を示す識別情報と、この識別情報で示される変調方式と同じ変調方式を適用すべきか否かをサブキャリアごとに示すサブキャリア指定情報とを受信する受信手段と、
    この受信手段が受信した前記識別情報と前記サブキャリア指定情報とに基づいて、各サブキャリアに適用する変調方式を決定する決定手段と、
    この決定手段の決定結果に応じた変調方式で、各サブキャリアに多値変調を施す変調手段とを具備したことを特徴とする通信装置。
  10. 前記決定手段は、前記受信手段が受信した前記識別情報と前記サブキャリア指定情報とに基づいて、前記識別情報で示される変調方式と同じ変調方式を適用するべきと前記サブキャリア指定情報で示されるサブキャリアについては、前記識別情報で示される変調方式を適用することを決定し、一方、前記識別情報で示される変調方式と同じ変調方式を適用するべきでないと前記サブキャリア指定情報で示されるサブキャリアについては、前記変調手段が実施可能な変調方式のうち前記識別情報で示される変調方式よりも一段階少ない多値数の変調方式を適用することを決定することを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記決定手段は、前記受信手段が受信した前記識別情報と前記サブキャリア指定情報とに基づいて、前記識別情報で示される変調方式と同じ変調方式を適用するべきと前記サブキャリア指定情報で示されるサブキャリアについては、前記識別情報で示される変調方式を適用することを決定し、一方、前記識別情報で示される変調方式と同じ変調方式を適用するべきでないと前記サブキャリア指定情報で示されるサブキャリアについては、前記変調手段が実施可能な変調方式のうち最も少ない多値数の変調方式を適用することを決定することを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  12. さらに、前記変調方式で用いた変調方式をサブキャリアごとに記憶する記憶手段と、
    送信したデータの再送信を求める要求信号の受信を検出する要求検出手段とを備え、
    前記決定手段は、前記要求検出手段が要求信号の受信を検出した場合には、前記記憶手段が記憶する情報に基づいて、前回の送信時に用いた変調方式を前記識別情報で示される変調方式として用いて、各サブキャリアに適用する変調方式を決定することを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の通信装置。
  13. 直交周波数分割多重方式の無線信号を受信し、異なる方式で変調された各サブキャリアの受信信号をそれぞれ復調する通信装置において、
    複数の変調方式にそれぞれ対応する復調を、選択的に各サブキャリアの受信信号に対して行う復調手段と、
    各サブキャリアの信号品質を検出する品質検出手段と、
    この品質検出手段が検出した複数のサブキャリアの信号品質に基づいて、基準となる変調方式を決定する基準変調方式決定手段と、
    前記品質検出手段が検出した信号品質に基づいてサブキャリアごとに、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、異なる多値数の変調方式を適用するべきかを判定する判定手段と、
    複数のサブキャリアを予め定めた周波数だけ離れたもので1つのグループとしてグループ化するサブキャリアグループ化手段と、
    このサブキャリアグループ化手段によるグループ分けに対応させて、前記判定手段によるサブキャリアごとの判定結果をグループ化する判定結果グループ化手段と、
    各サブキャリアの変調方式を指定する情報として、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式の識別情報と、前記判定結果グループ化手段によってグループ化された判定結果のうちの一部のグループの判定結果とを送信する送信手段とを具備したことを特徴とする通信装置。
  14. 直交周波数分割多重方式の無線信号を受信し、異なる方式で変調された各サブキャリアの受信信号をそれぞれ復調する通信装置において、
    複数の変調方式にそれぞれ対応する復調を、選択的に各サブキャリアの受信信号に対して行う復調手段と、
    各サブキャリアの信号品質を検出する品質検出手段と、
    この品質検出手段が検出した複数のサブキャリアの信号品質に基づいて、基準となる変調方式を決定する基準変調方式決定手段と、
    前記品質検出手段が検出した信号品質に基づいてサブキャリアごとに、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、異なる多値数の変調方式を適用するべきかを判定する判定手段と、
    周波数軸上で連続する複数のサブキャリアを1つのサブグループとしてグループ化し、さらにこのサブグループを予め定めた周波数だけ離れたもので1つのグループとしてグループ化するサブキャリアグループ化手段と、
    このサブキャリアグループ化手段によるグループ分けに対応させて、前記判定手段によるサブキャリアごとの判定結果をグループ化する判定結果グループ化手段と、
    各サブキャリアの変調方式を指定する情報として、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式の識別情報と、前記判定結果グループ化手段によってグループ化された判定結果のうちの一部のグループの判定結果とを送信する送信手段とを具備したことを特徴とする通信装置。
  15. 直交周波数分割多重方式の無線信号を受信し、異なる方式で変調された各サブキャリアの受信信号をそれぞれ復調する通信装置において、
    複数の変調方式にそれぞれ対応する復調を、選択的に各サブキャリアの受信信号に対して行う復調手段と、
    各サブキャリアの信号品質を検出する品質検出手段と、
    この品質検出手段が検出した複数のサブキャリアの信号品質に基づいて、基準となる変調方式を決定する基準変調方式決定手段と、
    周波数軸上で連続する複数のサブキャリアを1つのサブグループとしてグループ化するサブグループ化手段と、
    前記品質検出手段が検出した信号品質に基づいて、前記サブグループ化手段によって分けられたサブグループごとに、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と同じ多値数の変調方式を適用するべきか、あるいは、異なる多値数の変調方式を適用するべきかを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定結果を、予め定めた周波数だけ離れたサブグループに対応するもので1つのグループとしてグループ化する判定結果グループ化手段と、
    各サブキャリアの変調方式を指定する情報として、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式の識別情報と、前記判定結果グループ化手段によってグループ化された判定結果とを送信する送信手段とを具備したことを特徴とする通信装置。
  16. 前記送信手段は、各サブキャリアの変調方式を指定する情報として、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式の識別情報と、前記判定結果グループ化手段によってグループ化された判定結果のうちの一部のグループの判定結果とを送信することを特徴とする請求項15に記載の通信装置。
  17. 前記送信手段は、前記判定結果グループ化手段によってグループ化された判定結果のうち、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と異なる多値数の変調方式を適用するべきことを示す判定結果を含むものを、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式の識別情報と併せて、各サブキャリアの変調方式を指定する情報として送信することを特徴とする請求項13乃至請求項16のいずれかに記載の通信装置。
  18. 前記送信手段は、前記判定結果グループ化手段によってグループ化された判定結果のうち、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式と異なる多値数の変調方式を適用するべきことを示す判定結果を多く含むものから優先的に、前記基準変調方式決定手段が決定した変調方式の識別情報と併せて、各サブキャリアの変調方式を指定する情報として送信することを特徴とする請求項13乃至請求項16のいずれかに記載の通信装置。
  19. 直交周波数分割多重方式の無線信号を送信するもので、各サブキャリアに異なる変調方式を施す通信装置において、
    1つの変調方式を示す識別情報と、この識別情報で示される変調方式と同じ変調方式を適用すべきか否かを、グループ化されたサブキャリアごとに示すサブキャリア指定情報とを受信する受信手段と、
    この受信手段が受信した前記識別情報と前記サブキャリア指定情報とに基づいて、前記グループ化されたサブキャリアに適用する変調方式を決定する決定手段と、
    この決定手段の決定結果に応じた変調方式で、前記グループ化されたサブキャリアに多値変調を施す変調手段とを具備したことを特徴とする通信装置。
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