JP4176315B2 - 暖房装置及び熱媒制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水等の熱媒を用いたセントラルヒーティングシステムに用いられる暖房装置及び熱媒制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、温水等の熱媒を用いた暖房システムでは、例えば、図8に示すように、階上に床暖房用の暖房端末2、階下にシスターン4が設置され、温水8を階下のシスターン4から配管6で階上の暖房端末2に循環させる場合がある。
【0003】
ところで、配管6には樹脂管が使用されているが、この樹脂管は空気透過性が高いため、その配管6内に外気を取り込むおそれがある。10は、配管6内の空気である。運転休止が継続すると、温水8の循環が得られないため、配管6へ空気10が侵入するおそれがある。また、階上に暖房端末2、階下にシスターン4が設置される場合等、両者間の高低差が大きい場合には、配管6の内圧が下がるため、外気の吸い込みが顕著となる。
【0004】
このような空気侵入対策として、700時間程度の間隔で温水8を強制的に循環させることにより、配管6内に空気10が侵入していれば、それをシスターン4側に排出させる処理が行われている。即ち、シスターン4の温水8のレベルが低下しているとき、シスターン4に対する水補給と循環とを繰り返して行われる処理である。
【0005】
しかしながら、このような処理で温水8が正常レベルに到達するまで、水補給が繰り返されると、配管6に水漏れが生じている場合には漏水事故となるおそれがある。このため、水補給が頻繁に行われた場合には、このような制御を解除して運転を即座に停止させ、漏水事故を回避する制御も行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、1カ月以上の運転休止等により配管6内に空気10が多量に侵入している場合には、運転開始時、繰り返し水補給が行われても、温水8が適正レベルに到達しないことがある。シスターン4の容積は、小型化等の要請で循環路の全容積に比較して小さく設計されており、循環路長が長い程、シスターン4からの供給量が少なく、水補給が繰り返されることになる。
【0007】
しかしながら、漏水事故を未然に防止するための制御を優先させると、シスターン4に水補給が行われることで、正常運転が可能であるにも拘わらず、水補給が繰り返された結果、水漏れと誤判定して運転を解除し、再運転不能としてしまう不都合を生じるおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、熱媒補給の繰り返しによる誤判定等の不都合を防止した暖房装置及び熱媒制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の暖房装置及び熱媒制御方法は、熱媒タンク(シスターン4)、循環路(26、26A、26B、配管6、40)、空気検知手段(空気センサ46)、熱媒の補給手段(給水管48、バルブ52)及び制御手段(制御部60)を備えて、運転開始時、熱媒タンクに熱媒(水W、温水8)が適正レベル(例えば、下限レベルL1 以上)にないとき、熱媒補給及び熱媒循環を繰り返し行い、循環路に空気が侵入していないこと、暖房運転を所定時間以上休止していること、熱媒の補給回数が所定回数以下であることの何れか1つ又は2つ以上の条件により、その熱媒補給を適正レベルになるまで続行し、熱媒補給の繰り返しによる誤判定等の不都合を防止したものである。
【0010】
即ち、本発明の暖房装置は、熱媒(水W、温水8)を溜める熱媒タンク(シスターン4)と、暖房端末(2、3)に前記熱媒を循環させる循環路(26、26A、26B、配管6、40)と、この循環路の空気(10)を検知する空気検知手段(空気センサ46)と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段(給水管48、バルブ52)と、運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記熱媒の補給回数を計数し、前記熱媒の補給回数が所定回数以上であれば、水漏れと判断して運転を禁止し、前記熱媒の補給回数が所定回数未満であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせる制御手段(制御部60)とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の暖房装置は、熱媒を溜める熱媒タンクと、暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、この循環路の空気を検知する空気検知手段と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段と、運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記循環路中に空気を検知した場合であって、暖房運転の休止時間が所定時間未満であれば、水漏れと判断して運転を禁止し、前記循環路中に空気を検知した場合であっても休止時間が所定時間以上であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせる制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の暖房装置は、熱媒を溜める熱媒タンクと、暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、この循環路の空気を検知する空気検知手段と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段と、運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記熱媒の補給回数を計数し、前記熱媒の補給回数が所定回数以上であれば、水漏れと判断して運転を禁止し、前記熱媒の補給回数が所定回数未満であって、前記循環路中に空気を検知した場合、暖房運転の休止時間が所定時間未満であれば、水漏れと判断して運転を禁止し、前記循環路中に空気を検知した場合であっても暖房運転の休止時間が所定時間以上であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の暖房装置において、前記適正レベルは、前記熱媒タンクの下限レベル(L1 )以上であることを特徴とする。
【0012】
本発明の暖房装置において、前記空気検知手段は、前記熱媒を溜める前記熱媒タンクより高所側にある前記循環路に設置したことを特徴とする。
【0013】
本発明の暖房装置において、前記熱媒の補給回数の上限値又は暖房運転の休止時間の上限値は、前記熱媒タンクの容積、前記循環路の長さによって変更可能であることを特徴とする。
【0014】
本発明の暖房装置において、前記休止時間は、前回運転の停止時から今回運転の開始までの時間の計測値であることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の暖房装置の熱媒制御方法は、運転開始時、熱媒タンクの熱媒が適正レベルにあるか否かを判定する処理と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給するとともに、循環路に前記熱媒を循環させる処理と、前記熱媒の補給回数を計数する処理と、前記循環路に空気の有無を判定する処理と、暖房運転の休止が所定時間以上であるか否かを判定する処理と、前記循環路に空気が侵入していないこと、暖房運転の休止が所定時間以上であること、前記熱媒の補給回数が所定回数以下であることの何れか1つ又は2つ以上の条件により、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する処理と、前記熱媒タンクの前記熱媒が適正レベルに移行したとき、暖房運転に移行させる処理とを含んでいる。
即ち、本発明の暖房装置の熱媒制御方法は、熱媒を溜める熱媒タンクと、暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、この循環路の空気を検知する空気検知手段と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段とを備える暖房装置の熱媒制御方法であって、運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記熱媒の補給回数を計数し、前記熱媒の補給回数が所定回数以上であれば、水漏れと判断して運転を禁止するステップと、前記熱媒の補給回数が所定回数未満であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせるステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の暖房装置の熱媒制御方法は、熱媒を溜める熱媒タンクと、暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、この循環路の空気を検知する空気検知手段と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段とを備える暖房装置の熱媒制御方法であって、運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記循環路中に空気を検知した場合であって、暖房運転の休止時間が所定時間未満であれば、水漏れと判断して運転を禁止するステップと、前記循環路中に空気を検知した場合であっても休止が所定時間以上であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせるステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の暖房装置の熱媒制御方法は、熱媒を溜める熱媒タンクと、暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、この循環路の空気を検知する空気検知手段と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段とを備える暖房装置の熱媒制御方法であって、運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記熱媒の補給回数を計数し、前記熱媒の補給回数が所定回数以上であれば、水漏れと判断して運転を禁止するステップと、前記熱媒の補給回数が所定回数未満であって、前記循環路中に空気を検知した場合、暖房運転の休止時間が所定時間未満であれば、水漏れと判断して運転を禁止するステップと、前記循環路中に空気を検知した場合であっても暖房運転の休止時間が所定時間以上であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせるステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
このような暖房装置又は熱媒制御方法において、熱媒には温水、不凍液、油等の流体が用いられ、循環路には空気透過性の低い金属管や空気透過性の高い樹脂管等が用いられる。
【0017】
そして、運転開始時、熱媒タンクの熱媒が適正レベルにあるか否かを判定し、熱媒が適正レベル未満であれば、熱媒タンクに熱媒を補給し、循環路に熱媒を循環させる。この熱媒の補給回数を計数するとともに、空気検出手段によって循環路に空気の有無を検出し、その判定を行う。循環路内に侵入している空気は熱媒循環により、熱媒タンク側に排出される。ここで、空気検知手段の出力により循環路に空気が侵入していないこと、暖房運転を所定時間以上休止していること、熱媒の補給回数が所定回数以下であることの何れか1つ又は2つ以上の条件により、熱媒補給を続行し、適正レベルに熱媒が到達したとき、暖房運転に移行させる。
【0018】
このような制御を行えば、1カ月以上の運転休止等により循環路に空気が多量に侵入している場合、熱媒タンクに熱媒補給が行われることで、正常運転が可能であるにも拘わらず、熱媒補給が繰り返された結果、熱媒漏れと誤判定して運転を解除し、再運転不能とする等の不都合を回避できる。そして、循環路に空気透過性の高い樹脂管を用いても何ら不都合を生じることはなく、軽量で加工性がよい等、優れた特性を持つ樹脂管の特性を活かすことができる。
【0019】
そして、適正レベルを熱媒タンクの下限レベル以上とすれば、熱媒補給、熱媒循環を経て適正レベルに回復させて暖房運転への移行処理や、熱媒漏れ処理を適正且つ迅速に行うことができる。
【0020】
また、熱媒タンクより高所側の循環路に空気検知手段を設置すれば、空気が上方に流れることから、空気検知の信頼性を高めることができる。
【0021】
また、熱媒の補給回数の上限値又は暖房運転の休止時間の上限値を熱媒タンクの容積、循環路の長さによって変更可能とすれば、熱媒漏れの誤判定を防止し、制御の信頼性を高めることができる。
【0022】
また、運転の休止時間を前回運転の停止時から今回運転の開始までの時間の計測値とすることで、熱媒漏れの誤判定を防止し、制御の信頼性を高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明及びその実施の形態を図面に示した実施例を参照して詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の暖房装置及び熱媒制御方法の実施例を示している。この暖房装置及び熱媒制御方法には、暖房端末2に熱媒としての温水8を供給する熱源として例えば、ガス温水器12が用いられている。熱媒には、温水8の他、不凍液、油等の液体、流体を用いてもよい。また、この熱媒を加熱する熱源には、燃料ガスの燃焼熱を利用するものの他、灯油の燃焼熱を利用するもの、電熱を利用するもの、ヒートポンプを利用するもの、太陽熱を利用するもの等を使用することができる。
【0025】
ガス温水器12には、燃焼手段としてバーナ14が燃焼室15に設置され、このバーナ14にはガス調整手段や切換手段としてバルブ16、18、又はバルブ20を介して燃料ガスGが供給される。バーナ14の下側にはガス燃焼に必要な空気を供給する給気手段としてのファン22が設置されている。
【0026】
そして、このガス温水器12には、バーナ14の燃焼熱を温水8に加える加熱手段としての熱交換器24が燃焼室15に設置されている。この熱交換器24には、暖房端末2、3に温水8を循環させる手段として循環路26が接続されている。この実施例では、暖房端末2は温水マット等の低温要求端末であり、この暖房端末2とは別に放熱器等の高温要求端末として暖房端末3が設けられている。このため、循環路26は、暖房端末2側の循環路26A、暖房端末3側の循環路26Bの2系統で構成されている。これら2系統の循環路26A、26Bには、共通に熱媒圧送手段として循環ポンプ28、熱媒を溜める熱媒タンクとしてシスターン4が設置されている。循環ポンプ28の駆動源にはACモータやDCモータを用いることができ、例えば、DCモータを用いた場合には、幅広く回転数を制御することができる。
【0027】
循環路26には、高温側往き管32、低温側往き管34及び戻り管36とともに、暖房端末2側に配管6、暖房端末3側に配管40が設けられ、また、高温側往き管32と戻り管36との間にはバイパス管41が設けられている。HWは高温水、LWは低温水を示しており、高温水HWがバイパス管41を介して戻り管36側に流れる。配管6、40には例えば、樹脂管が用いられており、連結部42を介してガス温水器12側の高温側往き管32、低温側往き管34又は戻り管36と連結されている。配管6、40を除く循環路26は、金属管で構成されている。
【0028】
暖房端末2側の配管6の往き側にはバルブ44が設けられ、また、配管40には暖房端末3に直列にバルブ45が設けられ、バルブ45は暖房端末3側に内蔵される。そして、暖房端末2の戻り側の配管6には循環路26、即ち、配管6内に侵入している空気10(図8)を検知する空気検知手段として空気センサ46が設けられている。
【0029】
シスターン4には、外部から熱媒である水Wを補給する補給手段として給水管48とともに、オーバーフローした温水8をシスターン4外に放出するオーバーフローパイプ50が設けられ、給水管48には水Wの補給を制御する開閉弁としてバルブ52が設けられている。また、シスターン4には、温水レベルを検知する手段として複数のレベルセンサ54、56が設けられている。図2に示すように、温水8を適正レベルとして下限レベルL1 以上に制御するための手段として、レベルセンサ54はその下限レベルL1 、レベルセンサ56は温水8を前記適正レベルに制御するための上限レベルL2 を電気的に検出し、これら検出出力は電気信号で取り出されて制御部60に加えられている。
【0030】
そして、暖房制御等を行う制御手段としての制御部60はマイクロコンピュータ等で構成され、熱媒補給制御、熱媒循環制御、休止期間計測制御、暖房制御等の各種の制御を司る。この制御部60には空気センサ46、レベルセンサ54、56等の検知出力が制御情報として入力されている。また、この制御部60から各種の制御出力が得られており、循環ポンプ28、バルブ44、52等に制御出力が加えられるとともに、バルブ16、18、20、45等に対して制御出力Vnが加えられる。
【0031】
このような暖房装置において、シスターン4が階下に設置され、暖房端末2が階上に設置される場合には、循環路26の配管6は高所に設置されるので、例えば、図3に示すように、暖房端末2の近傍の配管6の部分に空気センサ46を設置すればよい。このように配置すれば、温水8から上方に分離した空気を空気センサ46で精度よく検出することができる。
【0032】
この空気センサ46は、例えば、図4に示すように、空気10と温水8との伝導度の相違から電極間の電気抵抗を検出し、又は、温水8による電気的な導通の有無を検知するスイッチで構成することができる。この場合、配管6の一部分を屈曲させて上方に突出させた第1のセンサ部62、このセンサ部62より下方に第2のセンサ部64が設けられ、各センサ部62、64に配管6内に突出させた電極66、68が設けられている。図4の例では、電極68が温水8に接触しているのに対し、電極66が空気10内にあって温水8に触れていないため、電極66、68の導通は得られない。このとき、空気10が検出されている。配管6に絶縁性の高い樹脂管が使用されていれば、各電極66、68と配管6の絶縁は不要となるが、配管6が導電性を持つ金属管等である場合には、電極66、68間の電気的な絶縁が必要である。
【0033】
このような構成において、熱媒制御の一例を図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0034】
運転スイッチの投入等、運転開始指令が発せられると、ステップS1に移行し、ステップS4の暖房運転の前置運転としてシスターン4の温水8が適正レベルか否か、即ち、下限レベルL1 以上か否かを判定する。下限レベルL1 以上にある場合には、ステップS2に移行してバルブ44又はバルブ45又は双方を開放して循環ポンプ28を駆動し、循環路26に温水8を循環させる。この温水循環の後、ステップS3に移行し、シスターン4の温水8が適正レベル、即ち、下限レベルL1 以上か否かを再び判定し、適正レベルに移行している場合には異常なしとしてステップS4に移行し、暖房運転に入る。
【0035】
ステップS1又はステップS3において、シスターン4の温水8が適正レベル即ち、下限レベルL1 以上にないと判定された場合には、ステップS5に移行し、熱媒補給処理として、バルブ52が開かれ、ステップS6で給水管48から水Wがシスターン4に補給される。この補給は、レベルセンサ56で設定されている上限レベルL2 まで行われる。この実施例では、シスターン4を通じて循環路26に水Wを補給しているが、循環路26側から補給してもよい。
【0036】
このような水Wの補給処理の後、ステップS7に移行し、バルブ44又はバルブ45又は双方を開いた後、循環ポンプ28を駆動して循環路26に温水8を循環させる処理を行う。ステップS8では、温水8の補給回数を計数し、ステップS6を通過することにより、補給回数が加算される。
【0037】
そして、ステップS9では、その補給回数が所定値N以上であるか否かを判定する(補給回数条件の判定)。この所定値Nは、補給回数の上限値であり、例えば、10回程度が設定される。即ち、空気侵入による水Wの補給、水漏れ等を考慮して設定される。所定値Nに補給回数が到達している場合には、ステップS12に移行し、水漏れ処理が実行される。この水漏れ処理は、運転禁止である。
【0038】
水Wの補給回数がN回未満の場合には、ステップS10に移行し、空気センサ46が配管6内の空気10を検知したか否かを判定する(空気検知条件の判定)。空気10を検知しなかった場合には、ステップS1に戻る。
【0039】
ステップS10で空気10を検知した場合には、水漏れが懸念されるが、正常な場合もあり得るので、ステップS11に移行し、休止が所定時間継続しているか否か、即ち、休止時間が所定値Tに到達しているか否かを判定する(休止時間条件の判定)。この所定値Tは、例えば、1カ月程度の休止時間、例えば、750時間程度とすればよい。
【0040】
休止時間がT時間未満の場合には、水漏れが予想されるので、ステップS12に移行して水漏れ処理が実行され、休止時間がT時間以上の場合には、ステップS1に戻り、温水8が適正レベルか否か、即ち、下限レベルL1 以上か否かの判定の後、ステップS5〜ステップS11の処理が繰り返され、水Wの補給回数が上限値Nに到達する範囲内で適正レベルに到達するまで行われる。
【0041】
このような水Wの補給が繰り返されると、配管6内の空気10が循環路26を移動し、シスターン4側に流れて排出されるとともに、シスターン4の温水8が適正レベル、即ち、下限レベルL1 以上に到達したとき、この場合、上限レベルL2 を越えていてもよく、ステップS4の暖房運転が開始される。
【0042】
この暖房運転では、循環ポンプ28を駆動するとともに、バルブ16、18が開かれてバーナ14に燃料ガスGが供給されて温水8が循環路26に循環することとなる。即ち、熱交換器24で加熱された温水8は高温側往き管32を通して配管40側に高温水HWとして流れ、暖房端末3側に流れるとともに、バイパス管41を通じて戻り管36側に流れて暖房端末3を通過した温水8と合流し、シスターン4に至る。シスターン4を出た温水8は循環ポンプ28に流れ、矢印A、Bの方向に分岐し、バルブ44が開かれているとき、低温水LWが暖房端末2側の配管6に流れ、暖房端末2を循環した後、戻り管36に戻る。低温水LWの循環により、暖房端末2を通じて低温水LWの放熱が行われる。
【0043】
このように、暖房運転前に前置運転により、配管6内の空気10の有無を判定して水Wの補給が、補給回数条件、空気検知条件及び休止時間条件の3条件を論理積として実行されるので、1カ月以上の運転休止等により循環路26に空気10が多量に侵入している場合、シスターン4に水Wの補給が行われることで、正常運転が可能であるにも拘わらず、水補給が繰り返された結果、水漏れと誤判定して運転を解除し、再運転不能とする等の不都合を回避できる。そして、配管6に空気透過性の高い樹脂管を用いても、何ら不都合を生じることなく、樹脂管の特性を活かし、信頼性の高い熱媒制御及び暖房制御を実現できる。
【0044】
この実施例では、補給回数条件、空気検知条件及び休止時間条件の3条件を論理積とした制御を実行しているが、これら3条件から選択される1条件又は2条件、即ち、ステップS9〜ステップS11の何れかのステップを省略して制御を行っても、熱媒制御や暖房制御を実行できるものである。また、図5の実施例では、ステップS9〜ステップS11の順序を変更しても、同様の効果が得られるものであり、これらの順序が本発明の本質的事項ではない。また、水Wの補給回数の上限値又は暖房運転の休止時間の上限値は、シスターン4の容積、循環路26の長さによって変更可能とすれば、設置環境に応じた熱媒制御を実現することができ、水漏れを誤判定する等の不都合を回避し、熱媒制御の信頼性を高めることができる。
【0045】
また、補給回数について、実施例ではN回としているが、例えば、N=10とした場合、N=5以下の場合には、空気検知があるか否かを判定し、その判定結果により、ステップS12の水漏れ処理、ステップS1への回帰処理を行い、N=6以上の場合には、空気検知の処理を行うことなく、ステップS11の休止が所定時間以上か否かを判定し、ステップS12の水漏れ処理、又は、ステップS1への回帰処理を行う等、補給回数に応じて段階的に異なるパターンの処理を行ってもよい。このようなパターン処理によって水漏れによる事故を軽減することが可能である。
【0046】
また、この補給回数の計数について、時間要素を加味することにより、水漏れか否か、水補給によって正常運転が可能か否かを判定することも可能である。即ち、単位時間当たりの補給回数の多寡を判定し、その回数が極端に多い場合には、水漏れが予想される。また、間欠的に行われる水補給について、通常のレベル回復のための補給間隔の時間より短い場合にも水漏れが予想されるので、水補給を繰り返すことなく、所定回数以内で水漏れ処理に移行させることで、水漏れ事故を未然に回避することができる。
【0047】
そして、この暖房装置の熱媒制御において、運転の休止時間の計測制御は、例えば、図6に示すフローチャートを以て実行することができる。即ち、ステップS21では、暖房運転中、運転休止か否かを判定する。
【0048】
運転休止の到来でステップS22に移行し、休止時間の計測が開始され、その計測値である休止時間の蓄積処理が実行される。この休止時間の蓄積は、制御部60の記憶部に記憶される。この場合、記憶部には、電源が遮断されても記憶データが消失しないように、不揮発性メモリ、電源バックアップを施したRAM等が使用される。そして、この休止時間の蓄積は、電源スイッチや運転スイッチの投入によって運転が開始されるまで継続する。
【0049】
この休止時間の蓄積中、ステップS23では、運転が開始されたか否かが監視され、暖房運転が開始されると、ステップS24に移行し、休止時間の停止とともに、そのリセットが行われてステップS21に戻る。したがって、休止時間は、前回運転の停止時から今回運転の開始時までの間隔時間である。
【0050】
そして、運転が開始される前に蓄積した休止時間は、図5に示すフローチャートのステップS11の判定に用いることができる。
【0051】
次に、図7は、空気センサの他の実施例を示している。前記実施例では、空気10の有無を温水8の導通抵抗を利用して電気的に検出したが、この実施例では、温水8のみの場合に比較して空気10が介在することで流体抵抗が変化することに着目して空気10の有無を電気的に検出するものである。例えば、この空気センサ46では、前記実施例と同様に形成されたセンサ部62に温水8の移動によって回転する羽根車70が設置され、この羽根車70の回転軸72の回転を電気信号に変換するセンサ部74が設けられている。
【0052】
このような空気センサ46によれば、温水8が矢印C、D方向に移動すると、温水8の移動によって回転軸72が矢印Eで示す方向に回転するが、その回転状態は空気10が到来することで変化し、その変化はセンサ部74の検知出力の変化として現れる。この出力変化から配管6内の空気10の有無を判定することができる。
【0053】
なお、実施例では、空気の有無を導通抵抗や流体抵抗を以て検出したが、光の透過度や温水流量の変化等を以て検出することが可能であり、空気センサは実施例のものに限定されるものではない。
【0054】
また、実施例では、暖房端末2の配管6側に空気センサ46を設置した場合について説明したが、暖房端末3の配管40側に空気センサを設置してもよく、各系統毎に空気センサを設置し、同様に、空気の侵入を検知するようにしてもよい。
【0055】
また、実施例では、シスターン4の温水8のレベルを下限レベルL1 又は上限レベルL2 等を水位のラインレベルで示しているが、これらは、一定の幅を持つ領域として、下限領域L1 又は上限領域L2 等としても同様の熱媒制御を行うことができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
a 1カ月以上の長時間の運転休止等により循環路に空気が多量に侵入している場合等、熱媒タンクに熱媒補給が行われることで、正常運転が可能であるにも拘わらず、熱媒補給が繰り返された結果、熱媒漏れと誤判定して運転を解除し、再運転不能とする等の不都合を回避でき、暖房運転の信頼性を高めることができる。
b 運転開始時、暖房運転前に、循環路内の空気の有無を判定し、その判定結果に基づいて暖房運転への移行又は空気排除後に暖房運転への移行を行うので、信頼性の高い制御を実現でき、しかも、循環路に空気透過性が高い樹脂管を用いた場合にもその欠点を補って何らの不都合を生じることなく、軽量で加工性のよい樹脂管の特性を活かすことができる。
c 高所側に設置される循環路に空気検知手段を設置したので、熱媒より軽い空気の特性から確実に空気を検知でき、その検知出力を用いて信頼性の高い暖房制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の暖房装置及び熱媒制御方法の実施例を示す図である。
【図2】レベルセンサを備えたシスターンの実施例を示す図である。
【図3】循環路の空気センサの設置例を示す図である。
【図4】空気センサの実施例を示す図である。
【図5】熱媒制御を示すフローチャートである。
【図6】休止時間の計測制御を示すフローチャートである。
【図7】空気センサの他の実施例を示す図である。
【図8】配管内の空気侵入を示す図である。
【符号の説明】
2、3 暖房端末
4 シスターン(熱媒タンク)
6、40 配管(循環路)
8 温水(熱媒)
10 空気
26、26A、26B 循環路
46 空気センサ(空気検知手段)
48 給水管(補給手段)
52 バルブ(補給手段)
60 制御部(制御手段)
W 水(熱媒)
1 下限レベル

Claims (10)

  1. 熱媒を溜める熱媒タンクと、
    暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、
    この循環路の空気を検知する空気検知手段と、
    前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段と、
    運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記熱媒の補給回数を計数し、前記熱媒の補給回数が所定回数以上であれば、水漏れと判断して運転を禁止し、前記熱媒の補給回数が所定回数未満であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする暖房装置。
  2. 熱媒を溜める熱媒タンクと、
    暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、
    この循環路の空気を検知する空気検知手段と、
    前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段と、
    運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記循環路中に空気を検知した場合であって、暖房運転の休止時間が所定時間未満であれば、水漏れと判断して運転を禁止し、前記循環路中に空気を検知した場合であっても休止時間が所定時間以上であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする暖房装置。
  3. 熱媒を溜める熱媒タンクと、
    暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、
    この循環路の空気を検知する空気検知手段と、
    前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段と、
    運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記熱媒の補給回数を計数し、前記熱媒の補給回数が所定回数以上であれば、水漏れと判断して運転を禁止し、前記熱媒の補給回数が所定回数未満であって、前記循環路中に空気を検知した場合、暖房運転の休止時間が所定時間未満であれば、水漏れと判断して運転を禁止し、前記循環路中に空気を検知した場合であっても暖房運転の休止時間が所定時間以上であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする暖房装置。
  4. 前記適正レベルは、前記熱媒タンクの下限レベル以上であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の暖房装置。
  5. 前記空気検知手段は、前記熱媒を溜める前記熱媒タンクより高所側にある前記循環路に設置したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の暖房装置。
  6. 前記熱媒の補給回数の上限値又は暖房運転の休止時間の上限値は、前記熱媒タンクの容積、前記循環路の長さによって変更可能であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の暖房装置。
  7. 前記休止時間は、前回運転の停止時から今回運転の開始までの時間の計測値であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の暖房装置。
  8. 熱媒を溜める熱媒タンクと、暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、この循環路の空気を検知する空気検知手段と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段とを備える暖房装置の熱媒制御方法であって、
    運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記熱媒の補給回数を計数し、前記熱媒の補給回数が所定回数以上であれば、水漏れと判断して運転を禁止するステップと、
    前記熱媒の補給回数が所定回数未満であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせるステップと、
    を含むことを特徴とする暖房装置の熱媒制御方法。
  9. 熱媒を溜める熱媒タンクと、暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、この循環路の空気を検知する空気検知手段と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段とを備える暖房装置の熱媒制御方法であって、
    運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記循環路中に空気を検知した場合であって、暖房運転の休止時間が所定時間未満であれば、水漏れと判断して運転を禁止するステップと、
    前記循環路中に空気を検知した場合であっても休止が所定時間以上であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせるステップと
    を含むことを特徴とする暖房装置の熱媒制御方法。
  10. 熱媒を溜める熱媒タンクと、暖房端末に前記熱媒を循環させる循環路と、この循環路の空気を検知する空気検知手段と、前記熱媒タンクに前記熱媒を補給する補給手段とを備える暖房装置の熱媒制御方法であって、
    運転開始時、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、又は、運転開始時には前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるが、温水循環後に前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記熱媒を補給するとともに前記循環路に前記熱媒を循環させ、前記熱媒の補給回数を計数し、前記熱媒の補給回数が所定回数以上であれば、水漏れと判断して運転を禁止するステップと、
    前記熱媒の補給回数が所定回数未満であって、前記循環路中に空気を検知した場合、暖房運転の休止時間が所定時間未満であれば、水漏れと判断して運転を禁止するステップと、
    前記循環路中に空気を検知した場合であっても暖房運転の休止時間が所定時間以上であれば、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにあるか否かを判断し、前記熱媒タンクに前記熱媒が適正レベルにないとき、前記補給手段に前記熱媒の補給を行わせるステップと、
    を含むことを特徴とする暖房装置の熱媒制御方法。
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