JP4176204B2 - ペンニードル分配装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペンニードル分配装置に関し、さらに詳しくは、薬物送出ペンのための無菌のペンニードルを保持および分配し、また使用後のニードルを収容する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
皮下注射器は、選択された量の薬物を患者に投与するのに使用される。従来の皮下注射器は、反対側に位置する基端部と末端部とを有する注射器胴体を備えている。前記両端部の間に円筒状のチャンバ壁が延在し、流体を収容するチャンバを形成している。この従来型の注射器胴体の基端部は実質的に解放され、プランジャをスライド可能に且つ流体が漏れないように係合そて収容している。この従来型注射器胴体の末端部には、前記チャンバに通じる通路が設けられている。この従来型注射器の胴体の末端部には針状カニューレが取付けられ、この針状カニューレの内キャビティーが前記通路と注射器胴体のチャンバとに通じている。プランジャを基端部方向に動かすと、流体が針状カニューレの内キャビティーを通じてチャンバ内に引き込まれる。プランジャを末端部方向に動かすと、流体はチャンバから押し出され、針状カニューレの内キャビティーを通じて流れる。
【0003】
この皮下注射器によって注射される薬物は、突き刺し可能な弾性体のシールを有する容器の中に入っていることが多い。この従来型の容器の中の薬物には、針状カニューレで弾性体シールを突き刺すことによってアクセスできる。プランジャを基端部方向に選択された距離だけ動かすことによって、選択された量の薬物が注射器胴体のチャンバ内に引き入れられる。この針状カニューレを容器から引き抜き、プランジャを末端部方向に動かすことによって、薬物が患者に注射される。
【0004】
インシュリン等の薬物は自己注射されている。典型的な糖尿病患者は、1日の間に数回インシュリンの注射をする必要がある。インシュリンの必要量は患者毎に異なり、そして各患者の必要量は、1日の過程でも変わり且つ1日毎に異なることもある。各糖尿病患者は、彼または彼女自身の身体条件、および彼または彼女のライフスタイルに適した養生法を確立している。この養生法には、遅効性すなわち中間効果性インシュリンと即効性インシュリンを組み合わせるやり方を含む。これらの養生法によっては、糖尿病患者は仕事先やレストラン等の公衆の場所でインシュリンを自己注射することが要求される。従来の標準型の皮下注射器と容器の取り扱いは、これらの公衆の環境では不便でかつやりにくいものである。
【0005】
薬物送出ペンは、薬物の自己注射を容易にするために開発されてきている。従来型の薬物送出ペンは、図1中の符号1によって概ね認められる。ペン1は、様々な投薬量に充分な薬物をもつカートリッジを含む。従来型のカートリッジは、開口基部と末端部を有する。その末端部は、図1中の符号2によって認められる突き刺し可能かつ再封が可能なゴム隔壁によって、閉じられる。その基端部は、液密的に結合して摺動する状態で栓を収容する。この従来型のカートリッジは、基端部(図示せず)と開口末端部6をもつ細長いペン状の本体4の中に配置される。ペン本体の基端部は、末端部内のカートリッジの栓を選択的に駆動するプランジャーと、プランジャーと栓が動き得るための距離を決定する投薬量設定機構を含む。ペン本体4の末端部6は、ペンニードルアセンブリ90とねじ合うためのねじ8の列を含む。ペンニードルアセンブリ90は、互いに反対の基部と末端部のポイント92,93をもつ針状カニューレ91と、基部先端92を囲むねじ付きの取付けスカート94とを含む。取付けスカート94は、ペン本体4の末端部6のねじ8とねじ結合が可能である。安全シールド95は、末端ポイント93と取付けスカート94の部分に解放可能に結合されて、予期しない針の突き刺しを防止する。
【0006】
薬物の定期的な注射投薬量が必要な人は、薬物送出ペン1と、ペンニードルアセンブリ90の備品を携行するであろう。それぞれのペンニードルアセンブリ90は、その針状カニューレを安全にかつそれ自身のシールド95内に無菌状態にシールドして有しており、投薬量を投与する直前にアクセスされる。その時、ペンニードルアセンブリ90は、従来のペン1の末端部ポイント6に装備される。この装備は、針状カニューレ91の基端ポイント92によるカートリッジのゴム隔壁2の突き刺しと、ペン1内の薬物との連通状態への針状カニューレ91の配置をもたらす。それから、ペン1は、薬物の選択された投薬量の注射に使用される。その注射の終了後、針状カニューレ90はペン1から分離され、そして廃棄される。ペン1は、この方法において、薬物が使い果たされるまで繰り返し使用してもよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来型のペンは、多くの利便と有効性を提供する。しかしながら、使用済みニードルの保管と、未使用ニードルの最終処分は、問題を起こしている。特に、新規なニードルの在庫品は、しばしばハンドバックやブリーフケースの底にばらばらに散乱し、また使用済みのニードルは、しばしば不確実に処理される。
【0008】
本発明は、皮下注射器に用いられるニードルアセンブリ、および薬物送出ペンに好ましく用いられるペンニードルのための保管および分配の装置に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のペンニードル分配装置は、複数のキャビティーを有するコンテナ上に回転自在に配設されるカバーを含み、それぞれのキャビティーは、シールド付きあるいは無しのペンニードルアセンブリを受け入れる大きさとされる。そのカバーは、それを貫くスロットを含み、それは未使用のシールドされたペンニードルを収容するコンテナ内のキャビティーに合うように回転される。スロットがそのようなキャビティーと合ったときに、使用者は、薬物送出ペンの末端部をキャビティー内に挿入して、未使用のシールドされたペンニードルを薬物送出ペンに取付ける。シールドがペンニードルから外されて、注射が終了した後に、使用済みのシールド解放されたペンニードルは、薬物送出ペンを用いてキャビティーに戻され、そして、薬物送出ペンの末端部からのペンニードルの容易な取り外しが許され、かつペンニードルの再使用が防止されるように、キャビティー内にスナップロックされる。それから、使用者は、カバーのスロットが次の注射に使用される他の未使用のシールドされたペンニードルを収容している次のキャビティーへのアクセスをもたらすまで、カバーを回転させる。
【0010】
上述したように、本発明の1つの目的は、ペンニードルの再利用を、それがペンニードル分配装置内にロックおよびカバーされることによって防止する。さらに、カバーが次のキャビティーにまで一旦回転したら、ペンニードル分配装置は、使用済みペンニードルへ戻るカバーの回転を防ぐための方法を提供する。
【0011】
本発明の他の目的は、使用者に便利な携行方法を提供するために、それら個々のペンニードル使用の処理と、その過程を追うことである。ペンニードル分配装置は、予め定められた数のペンニードルをそれぞれのキャビティー内に収容し、それらのキャビティーは、番号付きラベルまたは無菌部材によってシールされであろう。その番号付きラベルは、どれだけの未使用のペンニードルがペンニードル分配装置内に残されているかを示すであろう。
【0012】
本発明の他の目的は、異なるタイプ、例えば薬物送出ペンの末端部にねじ合わされ、またはスナップされるペンニードルの保持および分配が可能なペンニードル分配装置を提供することにある。スナップ−オン設計されたニードルの製造に関しては、ペンニードル分配装置は、薬物送出ペンからのペンニードルアセンブリの着脱に用いられるためのきわめて単純なプッシュ−プル動作を考慮する。
【0013】
本発明の他の目的は、1つの便利な分配機構内におけるペンニードルアセンブリの携行を使用者に許し、またそれらの使用済みペンニードルアセンブリを処理するための便利かつ安全な方法を使用者に提供することにある。
【0014】
これら及び他の態様、本発明の特徴、および利点は、添付図面に基づいて後述する詳細な説明から、明らかになるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明によるペンニードル分配装置は、図2,図3および図5中の符号10によって概ね認められる。図2の分解斜視図に示されるように、ペンニードル分配装置10は、カバー20とコンテナ30を含む。コンテナ30は、コンテナ30の円周回りの複数のキャビティー31を含み、ぞれぞれのキャビティー31は、ペンニードルアセンブリ100を受け入れる大きさとされている。それぞれのペンニードルアセンブリ100は、コンテナ30の上面32に付着されるラベルまたは無菌隔壁150を用いて、ぞれぞれのキャビティー31内に元々シールされており、ぞれぞれのキャビティー31内に収容される未使用のペンニードルアセンブリ100の無菌状態をもたらす。ペンニードル分配装置10には、最初に、それぞれのキャビティー31内に予め定められた数のペンニードルアセンブリ100が装填されて、それぞれのキャビティー31は、その上に符号151を有するラベルまたは無菌部材150によってシールされている。符号151、つまりラベル150の残りの表示は、使用者に、どのくらいの未使用のペンニードルアセンブリ100がペンニードル分配装置10内に残っているかを指示する。
【0016】
本発明による代わりの設計は、コンテナ30の上面32から除去されることが必要ではないラベルまたは無菌隔壁150を含む。そのタイプのラベル150は、キャビティー31の位置に印が付けられるであろうし、勿論、シールの安全に影響することがなくて、薬物送出ペンの末端部による管理された破断は考慮するであろう。印が付けられた領域の管理された破断の時は、薬物送出ペンの末端部に、ラベル150を通ってペンニードルアセンブリ100のハブ102に突き当たり、そしてねじ合わされ又はスナップされることを許すだろう。
【0017】
図3は、コンテナ30上に回転可能に設けられたカバー20と、上面32に付着されてキャビティー31の1つを覆うラベル150をもって、完全に組み立てられたペンニードル分配装置10の斜視図である。また、図3は、スロット21を次のキャビティー31上に動かすために、使用者がコンテナ30に関してカバー20を回転させるべき方向を表示する矢印“A”を示す。図2,図4、および図5により明らかに示されるように、コンテナ30は中央開口37を含み、それは、上側内部フランジ34、下側内部フランジ35、及びそれらの外側周囲を取り巻く外側リップ38を含む内部フランジによって、囲まれる。外側リップ38は、そこから外方に延在する複数のラチェット歯33と、外側リップ38から中央開口37の方向に延在する移動ロックピン36の端部とを含む。移動ロックピン36の端部は、ラチェット歯33の1つとは反対側の外側リップ38に位置し、カバー20の下側に配設された移動ロックキー26の同様の端部と共に機能して、すべてのキャビティーがスロット21の下を通過したときに、コンテナ30上におけるカバー20の回転を止める。
【0018】
また、カバー20は、複数の保持突起24に連結される内側スリーブ23によって囲まれた中央開口22を含む。さらに、カバー20は、その周囲を囲む外側リップ27と、外側リップ27から中央開口22の方向に延在する複数のラチェット歯25と、を含む。図5に示されるように、カバー20は、各保持突起24が下側内部フランジ35を越えてスナップするまで、内側スリーブ23をコンテナ30の中央開口37を通して挿入することによって、コンテナ30に回転可能に結合される。図5に示される組み立て配置において、各保持突起24が下側内部フランジ35を越えてスナップしたときに、カバー20は、内側スリーブ23が上側と下側の内部フランジ34,35の内側にて回転するように、コンテナ30に結合される。図5に示されるように、上側内部フランジ34と外側リップ38はカバー20のための内部支持をもたらし、カバー20は、コンテナ30上における回転の間、それらの上を移動する。カバー20がコンテナ30に結合されるとき、コンテナ30から延在するラチェット歯33は、カバー20の内部に延在するラチェット歯25と係合し、カバー20の矢印“A”方向つまり時計回りの回転だけが許される。したがって、カバー20は、反時計回りの方向に回転、つまり使用済みのシールド解放された各ペンニードル100を収容している各キャビティー31の上にスロット31が戻る動きが許されない。
【0019】
勿論、カバー20がコンテナ30に結合されるときは、コンテナ30上におけるカバー20の時計回りの全回転が進行可能なように、カバー20における移動ロックキー26の端部をコンテナ30における移動ロックピン36の端部に隣接させる配置が重要である。したがって、全てのキャビティーがカバー20のスロット21を用いてアクセスされて、カバー20がコンテナ30上における時計回りの全回転を完了したときに、カバー20における移動ロックキー26の端部は、コンテナ30における移動ロックピン36の端部と再度隣接するであろうが、今や、矢印“A”によって示される時計回り方向の更なる回転は妨げられるであろう。本実施形態においては、上述したラチェット歯25,33の相互作用のために、カバー20はコンテナ30上における反時計回りの方向に回転されることはない。
【0020】
上述したように、コンテナ30は、その円周回りに複数のキャビティー31を含み、それらは、図2に示されるように、シールド110付きあるいは付かない各ニードルアセンブリ100を受け入れる大きさとされる。図6に示されるように、それぞれのキャビティー31は、ペンニードルアセンブリ100との結合のためにキャビティー31内に薬物送出ペンの末端部を案内するテーパー付き開口39を含む。さらに、それぞれのキャビティー31は底部分41と上部分を含み、部分41,42の交わる位置に棚43が形成されて、底部分41が上部分42よりも小さい直径を有する。上部分42は、締め付けリング48と、横に延在する複数のスプライン44を含み、以下に更に詳述されるように、その内部にて、それはペンニードルアセンブリ100における複数の外側スロット108と結合する。底部分41は閉塞底端部45を含み、それは底部分41内の内側底面47を形成する中央くぼみ46を有する。
【0021】
図6および図7に示されるように、ペンニードルアセンブリ100は、開口基端部109を有するスカート101と、そこから延在するハブ102を有する末端部107を含む。ニードルカニューレ103は、ハブ102内に配設されて、末端ポイント104と基端ポイント105を含み、基端ポイント105はスカート101内にあり、また末端ポイント104はハブ102の外に延在する。さらに、スカート101は、開口基端部109から延在する締め付けフランジ106を含む。さらに、ペンニードルアセンブリ100は、ハブ102から延在する複数のタブ102aを含み、それらは、図6に示されるように、最初にペンニードルアセンブリ100が最初に組み付けらられてペンニードル分配装置10内に装填されるときに、シールド110の開口端部112内に収容される大きさとされている。さらに、シールド110は閉塞末端部111を含み、それは、以下に説明されるように、キャビティー31の内側底面47と作用し合って、キャビティー31内におけるペンニードルアセンブリ100のロックを防ぐ。
【0022】
シールド110がペンニードルアセンブリ100に配設された後、その組み立て済みユニットは、くぼみ46の内側における内側底面47によって、シールド110の末端部111がキャビティー31の底端部45に止められるまで、キャビティー31内に挿入される。図6に示されるように、この配置において、シールド110が結合されたペンニードルアセンブリ100はキャビティー31内にスライド可能に受けられ、そして、図3に示されるように、それがロックされていないから、つまりペンニードルアセンブリ100が薬物送出ペンに取付けられる前に取り除かれるラベルまたは無菌隔壁150だけによって、その中に永続的に保持されているから、簡単に取り出すことができる。この配置において、キャビティー31の上部分42内の各スプライン44は、ペンニードルアセンブリ100のスカート101における各外側スロット108のそれぞれに係合して、キャビティー31内におけるペンニードルアセンブリ100の回転を阻止し、このことは、ペンニードルアセンブリ100が、薬物送出ペンの末端部のねじとねじ合うねじをスカート101の内側に有するタイプである場合に、重要である。勿論、ペンニードルアセンブリ100がスナップ留め具を有するタイプである場合は、シールド110の閉塞末端部111は、薬物送出ペンの末端部がスカート101内にスナップされるときに、ペンニードルアセンブリ100のロック位置への動き、およびキャビティー31内でのロックを防ぐであろう。
【0023】
使用後、薬物送出ペンにおける使用済みかつシールド解放されたペンニードルアセンブリ100は、図7に示されるように、ペンニードルアセンブリ100の末端部107がキャビティー31内の棚43と接触することになるロック位置まで、キャビティー31のテーパー付き開口39内に挿入される。その位置において、スカート101の開口基端109における締め付けフランジ106は、キャビティー31内の締め付けリング48に係合されて、キャビティー31内にペンニードルアセンブリ100をロックする。この時点において、薬物送出ペンは、抜け出しによって、つまり薬物送出ペンの末端部からのペンニードルアセンブリ100の離間によって、スカート101から引き出すことができる。それから、使用者は、他のラベル150によってカバーされた未使用のシールドされたペンニードル100を有する次のキャビティー31に対して、スロット21が合わせられるまで、カバー20を矢印“A”方向に回す。
【0024】
カバー20が矢印“A”の方向に回されて、ラチェット歯25がコンテナ30におけるラチェット歯33の1組の上を移動するので、それは、矢印“A”と反対の方向におけるカバー20の回転を妨げる。勿論、各図面に示されまた上述したような単一方向のカバーの代わりは、先の使用済みの各ニードルまでの戻り回転を使用者に許するように設計されるだろう。その場合、本発明の他の様々な特徴は、そのような装置においてさらに使用できる。しかしながら、上述されまた各図に示されたように、本設計は、ペンニードルアセンブリ100の全てが使用されて、最後のキャビティー31がカバー20のスロット21と合わせられるまで、それぞれのキャビティー31への矢印“A”方向におけるカバー20の繰り返しの回転を使用者に許すであろう。その最後のキャビティーは空として残されてもよく、これにより、使用者は、各ペンニードルアセンブリの全てが使用されたことを知り、それによって、ペンニードル分配装置10がいま適切に処分されるであろうことを示す。さらに、カバー20の後ろに完全に囲まれている全ての満たされた各キャビティー31と共に1つの空のキャビティー31をもたらすことにより、カバー20がもはやいずれの方向にも回転できないであろうから、使用済みのペンニードルアセンブリ100の全てと、それらの基端ポイント105は、予期しないニードルの突き刺しから守られるだろう。上述したように、矢印“A”の方向の更なる回転は、コンテナ30における移動ロックピン36の端部と、カバー20における移動ロックキー26の端部と、の相互作用によって防止される。
【0025】
本発明は、好ましい実施形態に関して述べられたが、記載された各特許請求の範囲によって規制される本発明の範囲から外れることなく、様々な変形が可能であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のペンニードルと、本発明が使用を意図する従来の薬物送出ペンの末端部との分解斜視図である。
【図2】本発明に係るペンニードル分配装置の分解斜視図である。
【図3】組み立てられた図2のペンニードル分配装置の斜視図である。
【図4】図2に示されたペンニードル分配装置におけるカバーの下側からの斜視図である。
【図5】組み立てられた図3のペンニードル分配装置の横断面図である。
【図6】図2に示されたペンニードル分配装置内の未使用のシールドされたペンニードルを収容しているキャビティーの横断面図である。
【図7】図2に示されたペンニードル分配装置内にロックされた使用済みのシール解放のペンニードルを収容している他のキャビティーの横断面図である。
【符号の説明】
10 ペンニードル分配装置
20 カバー
21 スロット
22 中央開口
23 内側スリーブ
24 保持突起
25 ラチェット歯
26 移動ロックキー
27 外側リップ
30 コンテナ
31 キャビティー
32 上面
33 ラチェット歯
34 上側内部フランジ
35 下側内部フランジ
36 移動ロックピン
37 中央開口
38 外側リップ
100 ペンニードルアセンブリ
Claims (8)
- 複数のニードルアセンブリを収容するため、またそれらから前記ニードルアセンブリを選択的に分配するための装置であって、
複数のキャビティーを含む上面を有し、それぞれのキャビティー内がニードルアセンブリを受ける大きさとされたコンテナと、
前記複数のキャビティーのそれぞれに受けられる複数のニードルアセンブリと、
前記コンテナ上に回転可能に配設されて、前記複数のキャビティーの前記1つの中に配置されたニードルアセンブリに対する前記カバーを通してのアクセスをもたらすために、前記コンテナ内における前記複数のキャビティーの1つと合うように回転され得るスロットを有するカバーと、
前記キャビティー内のロック位置への前記ニードルアセンブリの動きを防止する手段と、
前記ロック位置の前記キャビティー内に前記ニードルアセンブリをロックするための手段と、
を備え、
前記前記ニードルアセンブリの動きを防止する前記手段は、
前記下部分の底端部内に延在して、前記底端部内に隆起底面を構成するくぼみと、
閉塞末端部と、前記ニードルアセンブリの前記ハブに取付けられる開口基端部とを有するシールドであって、前記シールドが前記ハブに取付けられて、前記シールドされたニードルアセンブリが前記キャビティー内に挿入されるときに、前記シールドの前記閉塞末端部と前記キャビティー内の前記くぼみの隆起底面との相互作用は、前記キャビティー内のロック位置への前記ニードルアセンブリの動きを防止するシールドと、
を含み、
前記ニードルアセンブリをロックするための前記手段は、前記シールドが前記ハブに取付けられないときに、前記ロック位置の前記キャビティー内に前記ニードルアセンブリをロックし、
前記キャビティーは、上部分と、前記上部分よりも小さい直径を有する下部分と、前記上部分が前記下部分に接合される位置に設けられた棚と、をさらに含み、また前記下部分は底端部を有し、
前記ニードルアセンブリは、開口基端部と末端部とを有するスカートを含み、前記末端部は、ハブを通して延在する両端型ニードルカニューレをもつ前記ハブに結合される
ことを特徴とするペンニードル分配装置。 - 前記コンテナにおける前記複数のキャビティーの1つと合うように前記スロットを回転させるために、前方向における前記コンテナ上での前記カバーの回転が可能である間、逆方向における前記コンテナで上の前記カバーの回転を防止するための手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のペンニードル分配装置。
- 前記コンテナにおける前記複数のキャビティーのそれぞれと合うように前記スロットが回転された後に、前記前方向における前記カバーの更なる回転を防止するための手段をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のペンニードル分配装置。
- 前記キャビティーの上部分は複数のスプラインをさらに構成し、前記ニードルアセンブリの前記スカートは、前記キャビティー内の前記ニードルアセンブリの薬物送出ペンとのねじ合いを可能とするように、前記キャビティー内の前記複数のスプラインと係合して前記キャビティー内における前記ニードルアセンブリの回転を防止する複数の外側スロットを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のペンニードル分配装置。 - 前記キャビティーの前記上部分はテーパー付き開口を有し、
前記ニードルアセンブリは、開口基端部と末端部とを有するスカートを含み、前記末端部は、ハブを通して延在する両端型ニードルカニューレをもつ前記ハブに結合され、
前記キャビティー内の前記ロック位置に前記ニードルアセンブリをロックするための前記手段は、
前記キャビティーの前記テーパー付き開口内の締め付けリングと、
前記ニードルアセンブリの前記スカートにおける前記開口基端部の回りの締め付けフランジであって、前記ロック位置に前記ニードルアセンブリをロックするために前記締め付けリングを越えてスナップする締め付けフランジと
を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のペンニードル分配装置。 - 前記ニードルアセンブリにおける前記スカートの前記末端部は、前記ニードルアセンブリが前記ロック位置にロックされるときに、前記キャビティー内における前記上、下の部分の間の前記棚に接することを特徴とする請求項5に記載のペンニードル分配装置。
- 前記複数のキャビティーのそれぞれの上における複数のラベルまたは無菌隔壁をさらに含み、前記複数のラベルのそれぞれは、除去可能に前記複数のキャビティーの1つをカバーしていることを特徴とする請求項1に記載のペンニードル分配装置。
- 前記複数のキャビティーのそれぞれを覆う無菌隔壁をさらに含み、またさらに前記無菌隔壁は、前記複数のキャビティーのそれぞれの上に付された印を含んで、前記印の後ろの前記キャビティーを通る薬物送出ペンによって前記無菌隔壁が突き抜けられることを許すことを特徴とする請求項1に記載のペンニードル分配装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/928,691 US5873462A (en) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | Pen needle dispenser |
US08/928,691 | 1997-09-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11146912A JPH11146912A (ja) | 1999-06-02 |
JP4176204B2 true JP4176204B2 (ja) | 2008-11-05 |
Family
ID=25456610
Family Applications (1)
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