JP4175205B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、用紙の片寄り量を検知する用紙片寄り検知手段を有する画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は、電子写真複写機やプリンタ、印刷機等の画像形成装置により画像が形成された用紙に対して、用紙の折り処理、綴じ処理、断裁処理、穿孔処理等を自動的に行う後処理装置を有する画像形成装置が提供されている。これにより、出力された用紙を従来の如くオペレータが製本したり、孔空け作業をする手間が省け、事務作業が非常に効率的になっている。
【0003】
このような画像形成装置においては高精度の用紙搬送が要求されおり、例えば、用紙の端部が用紙の搬送方向あるいは画像形成手段の主走査方向に対して平行、垂直の位置関係を維持しないで搬送される場合(以下、「用紙の曲がり」と呼ぶ)や、用紙の曲がりはないが、用紙搬送方向の側端部位置と、画像形成手段による形成される画像の側端部位置とが一定の位置関係を維持しないで搬送される場合(以下、「用紙の片寄り」と呼ぶ)には、用紙の折り位置、綴じ位置、断裁位置あるいは穿設された孔も片寄ってしまい、その結果、用紙が片寄って製本、ファイリングされてしまうという問題がある。
【0004】
このような問題を解決するために、用紙の片寄りを検知する用紙片寄りセンサを、給紙部から搬送された用紙の曲がりを補正するレジストローラと転写部との間の用紙搬送路上に設け、レジストローラにより用紙の曲がりが補正された後に該センサにより検知された用紙の片寄りの情報に基づいて画像データのメモリ上での位置を補正し、用紙端部に対する画像形成手段による画像形成位置を常に一定に維持することが知られている(例えば特許文献1)。
【0005】
一方、高速かつ高画質のカラー画像に対する要求が高まっており、これに対しては、複数の感光体ドラム(像担持体)上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)のトナー像をそれぞれ形成し、これらのトナー像を中間転写ベルト(中間転写体)上に順次転写してトナー像を重ね合わせた後、重ね合わせたトナー像(重ね合わせのカラートナー像)を転写材上に一括して転写するタンデム型の画像形成装置がカラー画像を形成するために有用なものとして一般的に用いられている(例えば特許文献2)。
【0006】
そして、高画質のカラー画像を提供するために、光沢のあるアート紙やコート紙等、いわゆる塗工紙が使用されるようになってきたが、塗工紙においては用紙相互間の密着力が高いのに加え、用紙自体の重量も通常の複写紙に比べて大きく、多数枚送りやミスフィードが発生しやすくなっていた。そこで、用紙積載手段に積層された用紙の側面に対して連続的に空気を吹き付けることにより、重なり合った用紙が密着したままとなる問題を解決し、重送や紙送りミスを低減させる給紙装置が知られている(たとえば特許文献3)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−248804号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2001−222129号公報
【0009】
【特許文献3】
特開2003−63675号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図6は、タンデム型カラー画像形成装置の概略断面図である。
【0011】
タンデム型カラー画像形成装置では、画像形成部10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像が、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kにより、回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラートナー画像が形成され、該カラートナー画像が地点P3で二次転写ローラ5Aにより用紙Sに一括転写され、カラートナー画像が転写された用紙Sは、不図示の定着手段により定着処理されることで、カラー電子写真画像が得られる。
【0012】
最初に形成されるイエロー色の画像形成においては、感光体ドラム1Yを、位置P1で露光手段3Yにより露光して静電潜像を形成した後、現像手段4Yで潜像を現像し、地点P2で一次転写ローラ5Yにより中間転写ベルトへの転写が行われる。
【0013】
ところが、タンデム型カラー画像形成装置において、用紙端部に対する画像形成手段の画像形成位置を常に一定に維持するために、特許文献1に記載の画像形成方法を採用したところ、以下のような不具合が発生した。
【0014】
すなわち、レジストローラ23と二次転写ローラ5Aとの間の地点P4に設置された用紙片寄りセンサYSにより検知された用紙の片寄り情報に基づいて、メモリに記憶された画像データをシフト処理することで画像形成部による画像形成位置を補正した後に、感光体ドラム1Yを位置P1で露光手段3Yにより露光し始めるにもかかわらず、地点P3〜P4間の用紙搬送距離に比して、地点P1〜P2〜P3間の画像搬送距離が大幅に大きいために、中間転写体70上のカラートナー像が用紙Sに転写される地点P3に到達する前に、地点P4にある用紙片寄りセンサYSを通過した用紙Sが地点P3に到達してしまい、用紙S上への画像形成を行うことができない。
【0015】
一方、地点P4にある用紙片寄りセンサYSを通過した用紙Sの搬送を一旦停止し、中間転写体70上のカラートナー像が地点P3に到達するタイミング合わせて用紙Sの搬送を再開するようにレジストローラ23を制御することが考えられるが、用紙Sの搬送を一旦停止する時間が非常に長くなり、高速なカラー画像形成が達成できなくなる。
【0016】
また、このような不具合は、タンデム型カラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置においても、大径の感光体ドラムや長尺の感光体ベルトを使用することにより、感光体に対する露光手段の露光位置と用紙へのトナー画像の転写位置との距離が長くなると発生する可能性がある。
【0017】
上記のような用紙Sの片寄りに対する画像形成位置の補正を不要とするために、用紙積載手段に、用紙の搬送位置を画像形成手段の画像形成位置に対して常に一定の位置関係とする位置決め部材を設ける対応は可能であった。しかし、塗工紙に対応した特許文献3の給紙装置を設置する場合の如く、位置決め部材を設けることが不可能な場合があった。
【0018】
すなわち、用紙積載手段に積層された用紙の側方から空気を送り込むことによって用紙を浮揚させるためには、位置決め部材と積層された用紙との間にある程度の「遊び」を設けてやる必要がある。そして、この「遊び」が必要である以上、該給紙装置に設けられる位置決め部材は、用紙端部に対して常に一定の位置に画像形成することを可能とするに足るだけの片寄りを取り除くには不十分であり、用紙の片寄りに起因する画像の位置ずれの発生は不可避であった。
【0019】
そこで本発明の目的は、上記の課題を解決し、用紙端部に対して常に一定の位置にある高画質の画像を高速に形成可能な画像形成装置を提供することにある。また、塗工紙に対応した空気を送り込むことによって用紙を浮揚させる給紙装置の如く、用紙搬送の位置決めを厳密に行うことができない給紙装置を採用した場合であっても、用紙への画像形成を正確にできる画像形成装置を提供することにあり、さらに、用紙の片寄りの補正を必要としない場合は、より高速の画像形成を行うようにすることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
【0022】
(請求項1) 複数組の画像形成部で形成された画像が中間転写体上に逐次転写されて、カラー画像を形成する画像形成手段と、
複数枚の用紙を積載する用紙積載手段と、
前記用紙積載手段から用紙を1枚ずつ送り出す用紙送り出し手段と、
前記用紙送り出し手段で送り出された用紙の片寄り量を検知する用紙片寄り検知手段と、
前記用紙片寄り検知手段で検知された用紙の片寄り量に基づいて、前記画像形成手段による画像形成位置を補正する画像形成位置補正手段と、
前記画像形成手段で形成された画像を、前記用紙送り出し手段で送り出された用紙に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
前記用紙送り出し手段で送り出された用紙の、前記用紙片寄り検知手段との相対位置姿勢を補正する第1のレジスト手段と、
前記第1のレジスト手段の用紙搬送方向下流側であって、かつ前記転写手段の用紙搬送方向上流側に設けられ、前記画像形成手段の画像形成動作に同期して用紙の搬送を行う第2のレジスト手段とを有し、
前記用紙片寄り検知手段は、用紙搬送路上の、前記第1のレジスト手段と前記第2のレジスト手段との間であってかつ
A>B
(但し、Aは前記用紙片寄り検知手段による用紙片寄り量を検知する位置から、前記転写手段による用紙への画像転写位置までの用紙搬送に必要な時間を表し、Bは前記画像形成手段による画像形成位置から、前記転写手段による用紙への画像転写位置までの画像搬送に必要な最大時間を表す。)を満たす位置に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
【0023】
(請求項2) 複数組の画像形成部で形成された画像が中間転写体上に逐次転写されて、カラー画像を形成する画像形成手段と、
複数枚の用紙を積載する用紙積載手段と、
前記用紙積載手段から用紙を1枚ずつ送り出す用紙送り出し手段と、
前記用紙送り出し手段で送り出された用紙の片寄り量を検知する用紙片寄り検知手段と、
前記用紙片寄り検知手段で検知された用紙の片寄り量に基づいて、前記画像形成手段による画像形成位置を補正する画像形成位置補正手段と、
前記画像形成手段で形成された画像を、前記用紙送り出し手段で送り出された用紙に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
前記用紙送り出し手段で送り出された用紙の、前記用紙片寄り検知手段との相対位置姿勢を補正する第1のレジスト手段と、
前記第1のレジスト手段の用紙搬送方向下流側であって、かつ前記転写手段の用紙搬送方向上流側に設けられ、前記画像形成手段の画像形成動作に同期して用紙の搬送を行う第2のレジスト手段とを有し、
前記用紙片寄り検知手段は、用紙搬送路上の、前記第1のレジスト手段と前記第2のレジスト手段との間であってかつ
A>B
(但し、Aは前記用紙片寄り検知手段による用紙片寄り量を検知する位置から、前記転写手段による用紙への画像転写位置までの用紙搬送に必要な時間を表し、Bは前記画像形成手段による画像形成位置から、前記転写手段による用紙への画像転写位置までの画像搬送に必要な最大時間を表す。)を満たす位置に設けられており、
前記第2のレジスト手段は、前記用紙片寄り検知手段で検知された用紙の片寄り量に基づく画像形成位置の補正を行う第1のモードと、前記用紙片寄り検知手段で検知された用紙の片寄り量に基づく画像形成位置の補正を禁止する第2のモードとを切り替え可能であって、
T1>T2
(但し、T1は第1のモードにおける第2のレジスト手段における用紙の一時停止時間を表し、T2は第2のモードにおける第2のレジスト手段における用紙の一時停止時間を表す。)を満たすように制御されることを特徴とする画像形成装置。
【0024】
(請求項3) 前記用紙積載手段は、積層された用紙の間に空気を送り込む送風口を有し、
前記用紙送り出し手段は、前記送風口から送り込まれた空気により浮揚した用紙を1枚ずつ送り出すことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【0025】
(請求項4) 前記第1のレジスト手段から前記第2のレジスト手段までの用紙搬送速度と、第2のレジスト手段から転写位置に向けての用紙搬送速度が異なることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
【0026】
請求項1に記載の発明によれば、用紙片寄り検知手段が、第1のレジスト手段の用紙搬送方向下流側であって、かつ第2のレジスト手段の用紙搬送方向上流側に設けられていることにより、用紙片寄り検知手段で検知された用紙片寄り量に基づいて、画像形成位置が補正された画像が画像形成手段で形成されている間も、用紙を搬送させることが可能となり、用紙の搬送と画像形成とを同期させるための、第2のレジスト手段による用紙搬送の一旦停止時間が短縮でき、かつ感光体に対する露光手段の露光位置と用紙へのトナー画像の転写位置との距離が長くなるような、いわゆるタンデム型カラー画像形成装置などにおいても、高速かつ高画質な画像形成が可能となる。
【0027】
図6を用いて説明すると、用紙片寄り検知手段115が、第1レジスト手段であるプレレジストローラ109の用紙搬送下流側である地点P5に設けられているので、地点P5で検知された用紙片寄り量に基づいて、画像形成位置が補正された画像が地点P1から地点P2を経て転写位置である地点P3に至るまでの間に、用紙Sは地点P5から第2レジスト手段であるレジストローラ23までの間を搬送されるので、レジストローラ23における、中間転写ベルト70上のカラートナー像の移動と同期させるための一旦停止時間を短縮することができ、高速かつ高画質な画像形成が可能となる。
【0028】
また、請求項1に記載の発明によれば、第1のレジスト手段により、用紙送り出し手段で送り出された用紙の、用紙片寄り検知手段との相対位置姿勢、すなわち用紙の曲がりが補正されるので、用紙片寄り検知手段において正確に用紙片寄り量を検知することが可能となり、用紙片寄り量を検知した後、用紙の片寄りが発生しないために、用紙端部に対して常に一定の位置に形成された高画質画像を提供することが可能となる。
【0029】
請求項2に記載の発明によれば、画質優先の第1のモードと、速度優先の第2のモードとを有して、第1のモードによって用紙片寄り検知手段で検知された用紙片寄り量に基づき、正確な位置に画像を形成することができるとともに、このような用紙片寄り補正を必要としないような場合は、第2のモードによって用紙片寄り補正を禁止することによって、高速の画像形成が可能となる。
【0030】
請求項3に記載の発明によれば、高画質のカラー画像を提供するために多様な紙質の用紙に対応するべく、送風口から送り込まれた空気により浮揚した用紙を1枚ずつ送り出す用紙送り出し手段を有する画像形成装置においても、高速かつ高画質な画像形成が可能となる。
【0031】
請求項4に記載の発明によれば、前記第1のレジスト手段から前記第2のレジスト手段までの用紙搬送速度と、第2のレジスト手段から転写位置に向けての用紙搬送速度が異なるようにしたので、各手段の配置の自由度を拡げることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図面に従って説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術範囲や用語の意義を限定するものではない。また、各図面に図示するX、Y、Zの方向は、本実施形態の画像形成装置を正面より見て左方向をX方向とし、右方向を逆X方向とする。また、正面より見て上方向をY方向とし、下方向を逆Y方向とする。また、正面より見て後方向をZ方向とし、手前方向を逆Z方向とすることにする。
【0033】
図1は、本発明の実施の形態の一例を示す画像形成装置の断面構成図である。この画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、画像形成手段である複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10K及び中間転写ユニット7と、給紙搬送手段及び定着手段24とから成る。原稿画像読み取り装置SCが画像形成装置本体GHの上部に配置されており、大容量給紙装置LTが画像形成装置本体GHの紙面右側に配置されており、大容量給紙装置LTから画像形成装置本体GHに給紙して画像を形成している。
【0034】
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、第1の像担持体としての感光体ドラム1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、一次転写手段としての一次転写ローラ5Y、クリーニング手段6Yを有する。また、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、第1の像担持体としての感光体ドラム1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M、一次転写手段としての一次転写ローラ5M、クリーニング手段6Mを有する。また、シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、第1の像担持体としての感光体ドラム1C、帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C、一次転写手段としての一次転写ローラ5C、クリーニング手段6Cを有する。さらに、黒色画像を形成する画像形成部10Kは、第1の像担持体としての感光体ドラム1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K、一次転写手段としての一次転写ローラ5K、クリーニング手段6Kを有する。
【0035】
中間転写ユニット7は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持された半導電性エンドレスベルト状の第2の像担持体としての中間転写体70を有する。
【0036】
画像形成部10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kにより、回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。用紙載置手段である給紙カセット20、手差し給紙トレーC、大容量給紙装置LTのいずれかに積載された用紙Sは、用紙送り出し手段である給紙ローラ106及び分離上ローラ107bにより1枚ずつ給紙され、第1のレジスト手段であるプレレジストローラ109、給紙搬送手段である複数の中間ローラ22A、22B、22C、22Dを経て、第2のレジスト手段であるレジストローラ23に用紙Sの先端が突き当てられる。
【0037】
その後、画像形成部10Y、10M、10C、10K、および中間転写ユニット7における画像形成と同期してレジストローラ23の回転が開始され、用紙Sは転写手段である二次転写ローラ5Aに搬送され、用紙S上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された用紙Sは、定着手段24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に積載される。
【0038】
一方、二次転写手段5Aにより用紙Sにカラー画像を転写した後、用紙Sを曲率分離した中間転写体70は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除去される。残留トナーは、図示しない装置によりボックスに回収される。
【0039】
画像形成処理中、一次転写ローラ5Kは常時、感光体ドラム1Kに圧接している。他の一次転写ローラ5Y、5M、5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体ドラム1Y、1M、1Cに圧接する。二次転写手段5Aは、ここを用紙Sが通過して二次転写が行われる時にのみ、中間転写体70に圧接する。
【0040】
次に図1の画像形成装置に用いられる給紙搬送手段の詳細について大容量給紙装置LTを例にして説明する。図2は大容量給紙装置LTのカバーを取り外した状態の要部を示す斜視図である。
【0041】
図2において、積層された用紙Sは、図1の用紙載置台20aの上に積載され、不図示の昇降機構により、昇降可能に支持されている。用紙端部規制部材である側部規制部材104は、用紙Sの送り方向(図示X方向)と交差する方向、本実施の形態では幅方向(図示Z方向)に移動自在になっており、積載された用紙Sの両側に当接して用紙Sの両側位置を規制している。後端規制部材105は、用紙Sの搬送方向(図示X方向)に移動自在で、用紙Sの送り方向後端の位置を規制しており、用紙端部規制部材としても機能しうる。用紙Sの送り方向先端には、用紙送り出し手段である給紙ローラ106があり、これが一番上の用紙Sに適当な力で圧接している。
【0042】
給紙ローラ106が図示しない駆動手段により駆動されて、矢印aの方向に回転すると、一番上の用紙Sが矢印b方向に進み、給紙ローラ106の出口側に隣接している、用紙分離手段である分離下ローラ107aと当接する。ダブルフィードが発生すると、図示しない駆動手段により駆動されて矢印aと同方向に回転する分離下ローラ107aによりその下の2枚目以降が押し戻され、最上部の1枚だけが図示しない駆動手段により駆動されて矢示方向に回転する分離上ローラ107bにより搬送される。なお、分離下ローラ107aと分離上ローラ107bとは一対で分離ローラ107を構成している。
【0043】
分離上ローラ107bにより搬送された用紙Sの先端は、第1のレジスト手段であるプレレジストローラ109に突き当たる。プレレジストローラ109は、一対の対向ローラによって構成されており、図示しない駆動手段によって矢示の方向に回転可能に、用紙Sの搬送路上に設けられている。プレレジストローラ109に突き当たった用紙Sはプレレジストローラ109によって搬送され、用紙片寄りセンサ115上を通過することで用紙片寄り量が検知された後、画像形成装置本体GHに搬送されることになる。
【0044】
なお、本発明におけるレジスト手段とは、制御手段により用紙搬送の開始並びに用紙搬送の停止が制御され、かつ搬送される用紙の曲がりを補正する機能を有した用紙搬送手段のことである。
【0045】
用紙片寄り検知手段である用紙片寄りセンサ115は、密着型ラインセンサで構成された位置検知センサであり、発光部となる照明用LED115aと、用紙Sの搬送方向に対して直交する方向(図示Z方向)にセンサ群が配列されたラインセンサからなる受光部115bとから構成されている。用紙片寄りセンサ115は、用紙Sの通過位置を絶対位置もしくは予め定められた基準位置に対する相対位置を検知し、用紙片寄り量である位置カウント値として出力する。用紙片寄りの検知及び位置カウント値の出力は、公知の検知方法(例えば特開2001−166663号公報記載)を使用することができる。
【0046】
各側部規制部材104には、用紙捌き手段として、小型のファン120が、送風口122に空気を送り出すように取り付けられている。ファン120から上向きに送り出された空気は、図示しないファン取付板により90°向きを変え、ほぼ水平に送風口122から吹き出される。送風口122は側部規制部材104の上端近くに開口しており、異物が入ってファン120が破損しないように、格子状の開口としている。また、送風口122には用紙の最上面に追従しながら送風口122の開口位置を規制するシャッタ機構200が設けられており、用紙Sの過度な浮揚を抑えながら、送風口の開口位置が常に用紙Sの最上面と一定の位置関係を維持している。
【0047】
ファン120が回転すると、送風口122から空気が送られ、積層された用紙Sの上部にある数枚に風が吹き付けられる。空気は、用紙Sの上部数枚の一側方から各用紙間の隙間を通り抜けて吹き抜ける。これによって用紙と用紙との密着力が緩和され、用紙Sの上部数枚は1枚ずつに捌かれ、分離される。給紙ローラ106は、こうして捌かれた用紙Sから一番上の用紙だけを取り出して画像形成部へと送り込むことになる。
【0048】
なお、画像形成装置本体GHに設けられたカセット20又は手差し給紙トレーCに積載された用紙を給紙する、給紙ローラ106、分離ローラ107及びプレレジストローラ109の構成とその作用は大容量給紙装置LTにおける同符号を付した部材と同じである。但し、用紙片寄りセンサ115は設けられておらず、画像形成手段による画像形成位置に対する用紙Sの曲がりは各々のプレレジストローラ109により、また片寄りの補正は、不図示の側部位置決め部材により行われている。
【0049】
本発明にかかわる画像形成装置の制御系について、図3のブロック図にて以下に述べる。
【0050】
画像形成装置の制御は、ROM(図示せず)に記憶された制御プログラムに基づいて、本発明の制御手段であるCPU(図示せず)が制御と演算の処理を行い、図1及び図2に示した各構成と協働することによって実現される。本発明にかかわる画像形成装置の制御系は、システム制御部300、画像形成制御部301、画像位置補正部302、レジスト制御部303、操作部304、メモリ305、読取制御部306からなる。
【0051】
システム制御部300は、画像形成装置の各制御部全体を管理して、要求された画像形成のスケジューリング等を行っており、画像形成制御部301は画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、中間転写体ユニット7、定着装置24の動作を制御している。
【0052】
画像形成位置補正手段である画像形成位置補正部302は、用紙片寄り検知手段である用紙片寄りセンサ115から送信された用紙片寄り量である位置カウント値を受信し、メモリ305に記憶された画像データを必要な量だけ書き込み手段3Y、3M、3C、3Kの主走査方向にシフトさせて、画像形成制御部301に画像データを供給する。画像データをシフトさせることについては、特許3249839号に記載された画像処理方法等の公知の画像処理方法を使用することができる。
【0053】
レジスト制御手段であるレジスト制御部303は、システム制御部300から送信される信号を受信し、給紙ローラ106、分離ローラ107、第1のレジスト手段であるプレレジストローラ109、中間ローラ22A、22B、22C、22D及び第2のレジスト手段であるレジストローラ23の制御を行う。具体的には、それぞれのローラを駆動するモータ及び駆動を切り替える電磁クラッチを制御する。
【0054】
操作部304は操作パネルの表示や操作入力を制御する。操作部304において、第1のモードである高画質モードと、第2のモードである通常画質モードとの切り替えの入力が可能となっている。メモリ305は画像データ等を記憶し、読取制御部306は画像読取装置SCの動作を制御する。
【0055】
図3のシステム制御部300、画像形成位置補正部302ならびにレジスト制御部303における制御を、図4と図5に示す、ダイアグラムとタイミングチャートの合成図を用いて説明する。
【0056】
図4は、第1のモードである高画質モードが選択された時の、大容量給紙装置LTの給紙ローラ106からの用紙の給送時における各用紙の先端及び後端の位置関係等について表したダイアグラムと、画像形成位置補正部302とイエロー画像露光部3Yの動作タイミングチャートの合成図である。横軸は時間の経過を示し、縦軸には、給紙ローラ106(用紙先端初期位置)、分離ローラ107、プレレジストローラ109、用紙片寄りセンサ115、レジストローラ23それぞれの位置を表すとともに、画像形成位置補正部302及びイエロー画像露光手段3Yの動作のオン/オフ動作を示している。
【0057】
操作部304あるいは、図示しないホストコンピュータからの画像形成開始の指示が入力されると、画像形成部10Y、10M、10C、10K、中間転写ユニット7及び定着装置24が画像形成動作を開始するとともに、図示しない駆動モータにより、給紙ローラ106、分離下ローラ107a、分離上ローラ107b、中間ローラ22A、22B、22C、22Dが図示しない駆動手段により回転駆動される。このとき、プレレジストローラ109及びレジストローラ23はまだ停止状態にある(t0)。
【0058】
そして、用紙載置台20aの上に積載され、送風口122から送り込まれた空気により浮揚した用紙Sが、給紙ローラ106、分離下ローラ107a、分離上ローラ107bの協働により、1枚だけプレレジストローラ109へと送り込まれる。
【0059】
この最上位の用紙は、給紙ローラ106と分離下ローラ107aと分離上ローラ107bとの協働により用紙載置台20aから送り出された後、用紙先端が停止状態にあるプレレジストローラ109に突き当たる(t1)。プレレジストローラ109に用紙Sの先端が突き当たった後でも、分離上ローラ107bは用紙Sの搬送を継続させるように制御されており、これにより、先端の搬送が停止せしめられている用紙Sが図2の図示Y方向にたわんでループを形成することにより、紙の曲がりを修正することができる。その後、所定時間経過後にプレレジストローラ109が第一の速度βで回転を開始する(t2)。
【0060】
搬送が再開された用紙Sの先端が、プレレジストローラ109の用紙搬送方向下流側近傍に設けられた用紙片寄りセンサ115上を通過すると(t3)、用紙片寄りセンサ115は、用紙の位置カウント値を画像形成位置補正部302に送信し(s1)、画像形成位置補正部302は画像メモリのデータ位置補正を開始する(t4)。画像形成位置補正部302でシフトされた画像データは、画像形成制御部301に送信され(s2)、最初に画像形成が行われるイエロー画像形成部10Yにおいて、イエロー画像露光手段3Yによる感光ドラム上への露光が開始されるとともに(t5)、中間転写ユニット7の駆動、マゼンタ画像形成部10M、シアン画像形成部10C、黒色画像形成部10Kにおける画像形成がプロセススピードαにて順次開始される。
【0061】
用紙片寄りセンサ115上を通過した用紙Sは、画像形成装置本体GHの中間ローラ22A、22B、22C、22Dが、不図示の駆動手段により速度βで回転することにより、プレレジストローラ109の位置から図1のレジストローラ23までの用紙搬送路を搬送速度βで搬送される。
【0062】
そして、用紙Sの先端が停止状態にあるレジストローラ23に突き当たる(t6)。レジストローラ109に用紙Sの先端が突き当たった後、所定時間経過後に中間ローラ22Dの回転を停止させる。その後、中間転写ベルト70上に形成されたカラー画像の搬送と同期してレジストローラ23の回転を開始させ(t7)の所定時間後にレジストローラ23と同じプロセススピードαで中間ローラ22Dの回転を開始する。
【0063】
この動作により、用紙Sは、回転停止中のレジストローラ23のニップ部に用紙先端が到達して先端の移動を阻止された状態で中間ローラ22Dによって搬送されることで、所定のループを形成して用紙Sの曲がりが補正される。そして、中間ローラ22Dがt6から所定時間経過後のタイミングで停止して、この状態からレジストローラ23がt7からプロセススピードαで回転することで用紙に形成されたループが無くなり、さらに、中間ローラ22Dが、t7から所定時間経過後、プロセススピードαで回転することにより、ループがない状態を保持しながら用紙が画像転写位置に送り込まれ、時刻t5で画像形成が開始された中間転写ベルト70上のカラー画像が用紙Sに転写される(t8)。
【0064】
以上のように、第1のモードである高画質モードでは、画像転写位置において、用紙Sの片寄り量に合わせて中間転写体70上に形成されたカラー画像が、用紙Sの端部と一定の位置を維持した状態で転写されることになる。
【0065】
図5は、第2のモードである通常モードが選択された時の、大容量給紙装置LTの給紙ローラ106からの用紙の給送時における各用紙の先端及び後端の位置関係等について表したダイアグラムと、画像形成位置補正部302とイエロー画像露光部3Yの動作タイミングチャートの合成図である。以下、図4と同じものについては説明を省略する。
【0066】
操作部304あるいは、図示しないホストコンピュータからの画像形成開始の指示が入力されると、高画質モードの時と同様に、画像形成動作を開始するとともに、用紙載置台20aの上に積載された用紙Sが、給紙ローラ106、分離下ローラ107a、分離上ローラ107bの協働により、1枚だけプレレジストローラ109へと送り込まれる(t’0)。
【0067】
用紙Sの先端が停止状態にあるプレレジストローラ109に突き当たり(t’1)、所定時間経過後に第一の速度βで回転を開始する(t’2)。
【0068】
搬送が再開された用紙Sの先端が、用紙片寄りセンサ115上を通過しても、用紙片寄りセンサ115は、用紙の位置カウント値を出力しない。一方、画像形成位置補正部302は、画像形成開始の指示が入力されてから所定時間経過後にメモリ305に記憶された画像データのシフトを開始しており(t’3)、画像形成位置補正部302でシフトされた画像データは、画像形成制御部301に送信され(s’1)、イエロー画像露光手段3Yによる感光ドラム上への露光が開始される(t’4)。なお、第1のモードでは説明を省略したが、この画像データのシフトは、どのモードでも実施される穿孔位置など後処理との関係で設定された画像シフト量などをシフトさせるものである。
【0069】
用紙Sの先端が停止状態にあるレジストローラ23に突き当たった後(t’5)、中間転写ベルト70上に形成されたカラー画像の搬送と同期してレジストローラ23の回転を開始させ(t’6)、高画質モードの時と同様にプロセススピードαで回転することにより、ループがない状態を保持しながら用紙Sが画像転写位置に送り込まれ、時刻t’4で画像形成が開始された中間転写ベルト70上のカラー画像が用紙Sに転写される(t’7)。
【0070】
以上のように、第2のモードである通常モードでは、用紙Sの片寄り量に関係なく、中間転写体70上に形成されたカラー画像が、用紙Sに転写されることになる。なお、第1のモードである高画質モードにおいては、第2のレジスト手段であるレジストローラにおける用紙の一時停止時間T1は、図4中の時刻t6と時刻t7の間であり、第2のモードである通常モードにおいては、第2のレジスト手段であるレジストローラにおける用紙の一時停止時間T2は、図5中の時刻t’5と時刻t’6の間であり、T1>T2となっている。
【0071】
用紙片寄り検知手段による用紙片寄り量を検知する位置から、転写手段による用紙への画像転写位置までの用紙搬送に必要な時間Aと、画像形成手段による画像形成位置から、転写手段による用紙への画像転写位置までの画像搬送に必要な最大時間Bについて、図6を用いて説明する。
【0072】
用紙片寄り検知手段による用紙片寄り量を検知する位置P5から、転写手段による用紙への画像転写位置P3までの用紙搬送時間がAであり、画像形成手段による画像形成位置から、転写手段による用紙への画像転写位置までの画像搬送に必要な最大時間Bは、露光手段3Yによって最初に潜像が形成される地点P1から、感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写体70に一次転写される地点P2までの感光体ドラム1Yの表面長と、地点P2から地点P3までの中間転写体70の表面長との合計長を画像搬送速度(プロセススピード)で除算して得られる時間である。
【0073】
高画質モードによる画像形成を行う場合、地点P5〜P3間の用紙Sの移動時間(A)は、地点P1〜P2〜P3間の静電潜像もしくはトナー像の移動時間(B)よりも長くなければならない。一方、通常モードによる画像形成を行う場合、地点P3において、用紙Sと中間転写体70上のトナー像とが同期していれば、移動時間の制限はない。
【0074】
ここで、通常モードと高画質モードとで同じ用紙搬送速度及び画像形成手段における画像搬送速度(プロセススピード)を維持する場合、かつABの条件を満たす場合には、第2のレジスト手段であるレジストローラ23における用紙搬送の一時停止時間T1、T2を各モードによって可変(T1>T2)とすることにより、高画質モード選択時よりも通常モード選択時の単位時間あたりのカラー画像形成速度を大きくすることができる。
【0075】
このように、画質優先の第1のモードと、速度優先の第2のモードの制御を行うので、目的に応じた動作モードを選択することが可能となる。また、画像形成位置補正を行う高画質モードと、画像形成位置補正を行わない通常モードとでは、プロセススピード及び用紙搬送スピードを変えるのではなく、第2のレジスト手段であるレジストローラ23における用紙の一時停止時間を変更するようにしているので、用紙の給紙搬送手段の制御を簡単なものとすることができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、用紙端部に対して常に一定の位置にある高画質の画像を高速に形成することが可能となった。
【0077】
また本発明によれば、塗工紙に対応した空気を送り込むことによって用紙を浮揚させる給紙装置の如く、用紙搬送の位置決めを厳密に行うことができない給紙装置を採用した場合であっても、用紙への正確な画像形成が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる画像形成装置の概略断面図である。
【図2】大容量給紙装置LTにおいてカバーを取り外した状態の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかわる画像形成装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】本発明にかかわる画像形成装置における第1のモードを選択した場合の用紙搬送ダイアグラムと、動作タイミングチャートの合成図である。
【図5】本発明にかかわる画像形成装置における第2のモードを選択した場合の用紙搬送ダイアグラムと、動作タイミングチャートの合成図である。
【図6】従来の画像形成装置ならびに本発明にかかわる画像形成装置の作用を説明する図である。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム
3Y、3M、3C、3K 露光手段
5Y、5M、5C、5K 一次転写ローラ
5A 二次転写ローラ
7 中間転写ユニット
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
20 用紙カセット
20a 用紙載置台
22A、22B、22C、22D 中間ローラ
23 レジストローラ23
70 中間転写体
106 給紙ローラ
107a 分離下ローラ
107b 分離上ローラ
109 プレレジストローラ
115 用紙片寄りセンサ
122 送風口
300 システム制御部
301 画像形成制御部
302 画像位置補正部
303 レジスト制御部
304 操作部
305 メモリ
306 読取制御部
GH 画像形成装置本体
LT 大容量給紙装置
S 用紙

Claims (4)

  1. 複数組の画像形成部で形成された画像が中間転写体上に逐次転写されて、カラー画像を形成する画像形成手段と、
    複数枚の用紙を積載する用紙積載手段と、
    前記用紙積載手段から用紙を1枚ずつ送り出す用紙送り出し手段と、
    前記用紙送り出し手段で送り出された用紙の片寄り量を検知する用紙片寄り検知手段と、
    前記用紙片寄り検知手段で検知された用紙の片寄り量に基づいて、前記画像形成手段による画像形成位置を補正する画像形成位置補正手段と、
    前記画像形成手段で形成された画像を、前記用紙送り出し手段で送り出された用紙に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
    前記用紙送り出し手段で送り出された用紙の、前記用紙片寄り検知手段との相対位置姿勢を補正する第1のレジスト手段と、
    前記第1のレジスト手段の用紙搬送方向下流側であって、かつ前記転写手段の用紙搬送方向上流側に設けられ、前記画像形成手段の画像形成動作に同期して用紙の搬送を行う第2のレジスト手段とを有し、
    前記用紙片寄り検知手段は、用紙搬送路上の、前記第1のレジスト手段と前記第2のレジスト手段との間であってかつ
    A>B
    (但し、Aは前記用紙片寄り検知手段による用紙片寄り量を検知する位置から、前記転写手段による用紙への画像転写位置までの用紙搬送に必要な時間を表し、Bは前記画像形成手段による画像形成位置から、前記転写手段による用紙への画像転写位置までの画像搬送に必要な最大時間を表す。)を満たす位置に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数組の画像形成部で形成された画像が中間転写体上に逐次転写されて、カラー画像を形成する画像形成手段と、
    複数枚の用紙を積載する用紙積載手段と、
    前記用紙積載手段から用紙を1枚ずつ送り出す用紙送り出し手段と、
    前記用紙送り出し手段で送り出された用紙の片寄り量を検知する用紙片寄り検知手段と、
    前記用紙片寄り検知手段で検知された用紙の片寄り量に基づいて、前記画像形成手段による画像形成位置を補正する画像形成位置補正手段と、
    前記画像形成手段で形成された画像を、前記用紙送り出し手段で送り出された用紙に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
    前記用紙送り出し手段で送り出された用紙の、前記用紙片寄り検知手段との相対位置姿勢を補正する第1のレジスト手段と、
    前記第1のレジスト手段の用紙搬送方向下流側であって、かつ前記転写手段の用紙搬送方向上流側に設けられ、前記画像形成手段の画像形成動作に同期して用紙の搬送を行う第2のレジスト手段とを有し、
    前記用紙片寄り検知手段は、用紙搬送路上の、前記第1のレジスト手段と前記第2のレジスト手段との間であってかつ
    A>B
    (但し、Aは前記用紙片寄り検知手段による用紙片寄り量を検知する位置から、前記転写手段による用紙への画像転写位置までの用紙搬送に必要な時間を表し、Bは前記画像形成手段による画像形成位置から、前記転写手段による用紙への画像転写位置までの画像搬送に必要な最大時間を表す。)を満たす位置に設けられており、
    前記第2のレジスト手段は、前記用紙片寄り検知手段で検知された用紙の片寄り量に基づく画像形成位置の補正を行う第1のモードと、前記用紙片寄り検知手段で検知された用紙の片寄り量に基づく画像形成位置の補正を禁止する第2のモードとを切り替え可能であって、
    T1>T2
    (但し、T1は第1のモードにおける第2のレジスト手段における用紙の一時停止時間を 表し、T2は第2のモードにおける第2のレジスト手段における用紙の一時停止時間を表す。)を満たすように制御されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記用紙積載手段は、積層された用紙の間に空気を送り込む送風口を有し、前記用紙送り出し手段は、前記送風口から送り込まれた空気により浮揚した用紙を1枚ずつ送り出すことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1のレジスト手段から前記第2のレジスト手段までの用紙搬送速度と、第2のレジスト手段から転写位置に向けての用紙搬送速度が異なることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
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