JP4174548B2 - 農業用溶存酸素水製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、農業用水に使用される過飽和溶存酸素水を製造する農業用溶存酸素水製造装置に関するものである。
大気圧下かつ所定の水温下において飽和溶存酸素量よりも多量の酸素が溶解している水(本願では「過飽和溶存酸素水」という)を農業用水に使用することが検討されている。この過飽和溶存酸素水を田畑、果樹園、牧草地等の農地に施すと、(1)根から過飽和溶存酸素水を吸い上げることにより、作物が活性化される、(2)根圏に酸素が供給されることにより、土壌中の好気性微生物の活動が活発になる、(3)土壌への水の浸透力が高まる、(4)土壌中に団粒構造が形成される、(5)土壌の物性が変化し、肥効成分が有効に作用するようになる等の効果があると言われており、結果的に作物の収量増が見込まれる。
従来、水に酸素を溶解させる装置として、熱帯魚等の観賞魚用水槽内に配設された多孔質体から空気を水中に供給する装置や、給水管内に配設された多孔質体から空気を水中に供給する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、水にオゾンを溶解させる装置として、内部に水が貯留されている密閉容器の底部からオゾンを水中に供給するとともに、密閉容器の上部から内部に原水を撒水する装置が知られている(例えば特許文献2参照)。この装置でオゾンの代わりに空気を供給することにより、水に酸素を溶解させることが考えられる。
しかしながら、上述の各装置によれば、当初の水よりも溶存酸素量を増加させることはできても、過飽和溶存酸素水を得ることは難しいという不都合がある。
ところで、上述のような各装置において、空気の代わりに純酸素ガスを水中に放出することが考えられる。一例として、螺旋状のミキサが配設された給水管内に純酸素ガスを供給し、ミキサで水を攪拌する装置が知られている(例えば特許文献3参照)。この装置によれば、過飽和溶存酸素水を容易に得ることができる。
しかしながら、純酸素ガスは高価であるので、空気の代わりに純酸素ガスを供給するのでは、過飽和溶存酸素水の製造コストが高くなり、該過飽和溶存酸素水を農業用水として大量に製造するときには不利になるという不都合がある。また、純酸素ガスは支燃性ガスであるので、取り扱い時に注意が必要であるという不都合がある。
特開2004−298817号公報 特開平11−28481号公報 特開2004−237268号公報
本発明は、かかる不都合を解消し、過飽和溶存酸素水を低コストで製造することができる農業用溶存酸素水製造装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、大気から隔離された密閉系内で原水に加圧空気を供給して過飽和溶存酸素水を製造する装置であって、前記密閉系内に原水を供給する原水供給手段により供給された原水に、大気から隔離された状態で加圧空気を混合して、該原水よりも溶存酸素量が増加された第1の水を得る第1の溶存酸素量増加手段と、前記第1の溶存酸素量増加手段の下流側に気密に接続された第1の配管と、該第1の配管内に流通される前記第1の水が該第1の配管の長さ以上の距離を移動するように案内する水流案内手段と、該第1の配管内に該水流案内手段に沿って充填された金属ウールとを備え、前記加圧空気により圧送される前記第1の水を該金属ウール中に流通させ、該加圧空気と該第1の水とを混合することにより、該第1の水よりも溶存酸素量が増加された過飽和溶存酸素水である第2の水を得る第2の溶存酸素量増加手段と、前記第1の配管の下流側に気密に接続された第2の配管内で、前記加圧空気により圧送される前記第2の水に、該第2の水よりも溶存酸素量の少ない第3の水を混合して増量し、該第2の水よりも多量でありかつ該第2の水よりも溶存酸素量が少ない過飽和溶存酸素水である第4の水を得る混合手段とを備えることを特徴とする。
本発明の農業用溶存酸素水製造装置では、まず第1の溶存酸素量増加手段において、前記原水供給手段により供給された前記原水中に、大気から隔離された状態で前記加圧空気が供給され混合される。
このとき、前記原水中に供給された前記加圧空気は、一部が前記原水に溶解し、残りが気泡となって前記原水中を浮遊する。そして、前記加圧空気の前記原水への溶解により、該原水よりも溶存酸素量が増加されている前記第1の水が得られる。しかし、前記第1の水は、溶存酸素量が過飽和状態には達していない。
次に、第2の溶存酸素量増加手段において、前記加圧空気により圧送された前記第1の水が、前記第1の溶存酸素量増加手段の下流側に気密に接続された第1の配管内において、前記水流案内手段に案内されて該第1の配管の長さ以上の距離を移動し、該水流案内手段に沿って該第1の配管内に充填された前記金属ウール中に流通され、該加圧空気と該第1の水とが混合する。
前記金属ウールは、繊維状の金属の集合体であり、繊維状の金属が絡み合うことにより形成された多数の微細孔を備えているので、前記第1の水が該金属ウール中を流通することにより、該第1の水に浮遊する気泡が微細化され、微細化された気泡に含まれる酸素が該第1の水に溶解する。これにより、前記第1の水よりも溶存酸素量が多いだけでなく、溶存酸素量が過飽和状態となった前記第2の水が得られる。前記金属ウールとして、例えばステンレス繊維の集合体からなり、食器の洗浄等に用いられるものが挙げられる。
また、前記第1の配管は前記水流案内手段を備えるので、該水流案内手段を備えない場合と比較して、該第1の配管内に流通される前記第1の水が該第1の配管の長さ以上の距離を移動することにより、前記第2の水の溶存酸素量を増加させることができる。
前記第2の水は、作物の収量増に効果があると期待される溶存酸素量よりもさらに多い溶存酸素量を有する過飽和溶存酸素水である。しかし、前記第2の水は、前記金属ウールという水の流れを阻害する流体抵抗の中に前記第1の水を流通させることにより得られるために、農業用水として使用するのに十分な水量を得ることが困難である。
そこで、次に、前記混合手段によって、前記第2の水よりも水量が多くかつ該第2の水よりも溶存酸素量が少ない過飽和溶存酸素水である前記第4の水を得るように、前記第2の水と、該第2の水よりも溶存酸素量の少ない前記第3の水とを混合して増量する。これにより、作物の収量増に効果があると期待される程度の溶存酸素量を有する過飽和溶存酸素水であるとともに、農業用水として使用するのに十分な水量を有する前記第4の水を得ることができる。
また、本発明の農業用溶存酸素水製造装置では、純酸素ガスではなく空気が使用されるので、過飽和溶存酸素水を低コストで製造することができる。
ところで、作物の種類等によっては、農業用水として使用される前記第4の水の溶存酸素量がより増加されていることが好ましいことがある。この場合には、前記混合手段において、前記第3の水として、前記原水よりも溶存酸素量が増加されている前記第1の水の一部を使用することにより、得られる前記第4の水の溶存酸素量をより増加させることができる。
本発明の農業用溶存酸素水製造装置において、前記第1の配管は、前記金属ウールを保持する金属ウール保持手段を備えることが好ましい。前記金属ウールは、単に前記第1の配管内に配設されているだけでは、前記第1の水の水圧により上流側から下流側に移動してしまい、該第1の水に浮遊する気泡の微細化をより促進する作用が十分に得られないことがある。そこで、前記第1の配管が前記金属ウール保持手段を備えることにより、前記金属ウールの移動を阻止して、前記第1の水に浮遊する気泡を十分に微細化することができる。
前記金属ウール保持手段は、前記第1の配管内に所定間隔を存して、該第1の配管の軸に垂直に配設された複数の金属板からなり、該金属板は前記第1の水の流通を可能とする複数の貫通孔を備え、前記金属ウールは該金属板の間に充填されていることが好ましい。前記金属ウール保持手段は、前記金属板により、前記第1の水の流通を可能としつつ、前記金属ウールの移動を確実に阻止することができる。
前記水流案内手段は、前記第1の配管の長手方向に延在する螺旋状面体であることが好ましい。前記螺旋状面体によれば、前記第1の配管内を流通する第1の水が、螺旋状に案内され、該第1の配管の長さ以上の距離を滞留することなく円滑に移動することができる。従って、溶存酸素量がより増加された前記第2の水を得ることができる。尚、前記金属ウールは、変形自在であるので、容易に前記螺旋状面体に沿って配設することができる。
前記金属ウールは、10〜50μmの範囲の直径を備えるステンレス繊維の集合体から成り、0.2〜0.6g/cmの範囲の見かけ比重を備えることが好ましく、0.3〜0.5g/cmの範囲の見かけ比重を備えることがさらに好ましい。
前記金属ウールは、前記範囲のみかけ比重を備えた、前記範囲の直径の前記ステンレス繊維の集合体から成るので、該ステンレス繊維が絡み合うことにより形成された微細孔により、前記第1の水が該金属ウールを流通する際に該第1の水に浮遊する気泡の微細化を促進することができる。
前記金属ウールにおいて、前記ステンレス繊維の直径が10μmを下回る場合には、該ステンレス繊維が絡み合うことにより形成される微細孔の大きさが小さすぎて、前記第1の水が該金属ウールを流通する際に流体抵抗となるために、十分な水量の前記第2の水を得ることができないことがある。一方、前記ステンレス繊維の直径が50μmを上回る場合には、該ステンレス繊維が絡み合うことにより形成される微細孔の大きさが大きすぎて、前記第1の水が該金属ウールを流通する際に該第1の水に浮遊する気泡を微細化することができないことがある。
また、前記金属ウールにおいて、前記見かけ比重が0.2g/cmを下回る場合には、前記ステンレス繊維が絡み合うことにより形成される微細孔の大きさが大きすぎて、前記第1の水が該金属ウールを流通する際に該第1の水に浮遊する気泡を微細化することができないことがある。一方、前記見かけ比重が0.6g/cmを上回る場合には、前記ステンレス繊維が絡み合うことにより形成される微細孔の大きさが小さすぎて、前記第1の水が該金属ウールを流通する際に流体抵抗となるために、十分な水量の前記第2の水を得ることができないことがある。
また、前記金属ウールが前記範囲の直径を備えるステンレス繊維の集合体から成り、前記範囲のみかけ比重を備えるとき、前記加圧空気は、該加圧空気が混合される部分における前記原水の水圧の120〜130%の範囲の圧力を備えることがさらに好ましい。
前記加圧空気は前記範囲の圧力を備えることにより、前記金属ウール中に、前記第1の水を容易に流通させることができ、十分な量の前記第2の水を得ることができる。
前記加圧空気が、該加圧空気が混合される部分における前記原水の水圧の120%を下回る場合には、前記金属ウールが流体抵抗となるために、十分な水量の前記第2の水を得ることができないことがある。一方、前記加圧空気が、該加圧空気が混合される部分における前記原水の水圧の130%を上回るようにするには、特殊な装置を必要とするので好ましくない。
本発明の農業用溶存酸素水製造装置において、第4の水を農業用水として使用するにあたり、得られる第4の水の水量をさらに増加するためには、前記第2の溶存酸素量増加手段により得られる前記第2の水の水量を増加させることが好ましい。
前記第2の溶存酸素量増加手段は、前記第1の溶存酸素量増加手段の下流側に互いに並列に気密に接続された複数の前記第1の配管を備え、各第1の配管内に充填された金属ウール中に、前記第1の水を流通させることにより、該第1の水よりも溶存酸素量が増加された過飽和溶存酸素水である第2の水を得ると共に、前記混合手段は、前記複数の第1の配管の下流側に気密に接続された第2の配管内で、前記第2の水に、前記第1の溶存酸素量増加手段の下流側から該第2の配管に気密に接続された第3の配管を介して前記加圧空気により圧送される第1の水を混合して増量し、該第2の水よりも多量でありかつ該第2の水よりも溶存酸素量が少ない過飽和溶存酸素水である第4の水を得ることが好ましい。前記第2の水の水量を増加させるために、前記第1の配管を大型化することが考えられる。しかし、前記第1の配管の大型化には限度がある。
前記構成の第2の溶存酸素量増加手段によれば、前記第1の溶存酸素量増加手段の下流側に互いに並列に接続された複数の前記第1の配管を備えているので、該下流側に接続された該第1の配管を大型化することなく、得られる前記第2の水の合計水量を増加させることができる。そして、前記混合手段は、第2の配管内で、合計水量が増加された前記第2の水に、前記第1の溶存酸素量手段から前記第3の配管を介して圧送される第1の水を混合するので、農業用水として使用するのに十分な水量の第4の水を得ることができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態の農業用溶存酸素水製造装置の一構成例を示すシステム構成図である。図2は図1に示す本実施形態の農業用溶存酸素水製造装置の第2の溶存酸素量増加手段の一構成例を示す説明図であり、図2(a)は第2の溶存酸素量増加手段を示す断面図であり、図2(b)は金属板を示す説明図である。図3は図1に示す本実施形態の農業用溶存酸素水製造装置の第2の溶存酸素量増加手段の変形例を示す説明図であり、図3(a)は第2の溶存酸素量増加手段を示す一部断面図であり、図3(b)は螺旋状面体を示す説明図である。図4は本実施形態の農業用溶存酸素水製造装置の変形例を示すシステム構成図である。
図1示の農業用溶存酸素水製造装置1は、大気から隔離された密閉系内で原水に加圧空気を供給して過飽和溶存酸素水を製造する装置である。農業用溶存酸素水製造装置1は、第1の溶存酸素量増加手段2と、第2の溶存酸素量増加手段3と、混合手段4とを備える。各手段2,3,4は内径が50mmの接続管5a,5b,5cによって気密に接続され、接続管5,5b,5cの途中には水量調節弁(図示せず)が設けられている。
第1の溶存酸素量増加手段2は、貯水タンク6と、貯水タンク6内に貯留されている水に浸漬された多孔性セラミックス7とを備える。
貯水タンク6は、遮断可能な耐圧容器であって、内径が400mm、長さが1000mmの円柱状体であり、圧力調節弁(図示せず)を有する。貯水タンク6の上流側は、ポンプ8を介装した給水管9により水源に接続されている。
多孔性セラミックス7は、直径が50mm、長さが500mmの円筒形で、孔径が25μmである多数の連通の微細孔を有するとともに、内部に軸方向に延在し空気が供給される空洞を有している。多孔性セラミックス7は、給気管10によってコンプレッサ11に接続されている。
貯水タンク6は、下流側で接続管5aを介して第2の溶存酸素量増加手段3に気密に接続されている。第2の溶存酸素量増加手段3は、途中で2つに分岐した接続管5aの各下流側に互いに並列に気密に接続された2本の第1の配管12を備えている。
第1の配管12は、内径が75mm、長さが1000mmであり、内部には、図2(a)示のように、複数の金属板13が、軸部材12aに所定間隔を存して垂直に配設されている。
各金属板13は、図2(b)示のように、直径Dが75mmである円盤状に形成されており、厚さ方向に貫通して形成され、水が流通可能な複数の貫通孔13aを備えている。各金属板4の間には、金属ウール14が充填されている。
金属ウール14は、線径が10〜50μmであるステンレス繊維の集合体から成り、見かけ上の直径が40mm、見かけ上の長さが150mm、質量が80gであって、見かけ比重が0.42g/cmである。金属ウール14は、前記ステンレス繊維が絡み合うことにより多数の微細孔が形成されている。金属ウール14は前記ステンレス繊維の集合体であって変形自在であるので、各金属板13の間に容易に充填することができる。
各第1の配管12は、その下流側で接続管5bを介して第2の配管としての接続部15に気密に接続している。接続部15には、さらに、貯水タンク6の下流側に気密に接続された第3の配管としての接続管5cが接続されている。接続管5bと接続部15とにより混合手段4が構成されている。接続部15は、その下流側が、例えば撒水用のホース16に接続されていてもよい。
次に、農業用溶存酸素水製造装置1の作動について説明する。まず、第1の溶存酸素量増加手段2において、水源からの原水がポンプ8によって給水管9を介して貯水タンク6内に貯留される。貯水タンク6内で、前記原水の水圧は、2〜3MPaの範囲となっている。次に、コンプレッサ11によって、前記原水の水圧よりも20〜30%高い圧力の加圧空気が、給気管10を介して多孔性セラミックス7の空洞内に供給される。前記加圧空気は、多孔性セラミックス7の微細孔を通って貯水タンク6内に貯留されている原水中に放出される。前記原水中に放出された空気は、一部が該原水に溶解し、残りが気泡として該原水中を浮遊する。この結果、前記原水よりも溶存酸素量が増加されているものの、過飽和状態には達していない第1の水が得られる。
第1の水は、コンプレッサ11により供給された加圧空気によって、接続管5aを介して第2の溶存酸素量増加手段3に圧送される。また、前記第1の水の一部は、接続管5cを介して接続部15に圧送される。
次に、第2の溶存酸素量増加手段3において、貯水タンク6から接続管5aを介して圧送された第1の水が、第1の配管12内の金属ウール14中に流通される。このとき、金属板13は貫通孔13aを備えるので、前記第1の水の流れが妨げられることはない。また、金属ウール14は、各金属板13の間に充填されているので、金属板13により第1の水の流れに伴う下流側への移動が阻止される。
金属ウール14は、繊維状の金属が絡み合うことにより多数の微細孔が形成されているので、該微細孔によって、流通する第1の水に浮遊する気泡が微細化されて混合し、微細化された気泡に含まれる空気の第1の水への溶解が促進される。この結果、第1の水よりも溶存酸素量が増加しているだけでなく、溶存酸素量が過飽和状態となっている過飽和溶存酸素水である第2の水が得られる。
このとき、第2の溶存酸素量増加手段3により得られた第2の水は、作物の収量増に効果があると期待される溶存酸素量よりもさらに多い溶存酸素量を有する過飽和溶存酸素水である。しかし、第2の溶存酸素量増加手段3を構成する第1の配管12は、内部に充填されている金属ウール14が流体抵抗として作用するために、本装置の規模では第2の水だけで農業用水として使用するのに十分な水量を得ることは困難である。
本実施形態においては、第2の溶存酸素量増加手段3は、2本の第1の配管12を備えているので、第1の配管12を大型化することなく、得られる前記第2の水の合計水量を増加させることができる。
次に、混合手段4の接続部15において、得られる水が過飽和溶存酸素水となるように、2本の第1の配管12から接続管5bを介して圧送された第2の水と、貯水タンク6から接続管5cを介して圧送された第3の水としての第1の水とが混合される。この結果、過飽和溶存酸素水が増量されて第4の水が得られる。
前記第4の水は、前記第2の水よりは溶存酸素量が低減しているが、依然として作物の収量増に効果があると期待される程度の過飽和溶存酸素水であり、しかも第1の水と混合されることにより農業用水として使用するのに十分な水量となっている。
なお、前記第3の水としては、前記第4の水が過飽和溶存酸素水となる範囲で、前記第1の水以外の水、例えば前記原水を用いてもよい。
また、以上の農業用溶存酸素水製造装置1では、第1の溶存酸素量増加手段2において純酸素ガスではなく空気が使用されるので、過飽和溶存酸素水である第4の水を低コストで製造することができる。
また、農業用溶存酸素水製造装置1において、溶存酸素量がより増加された第4の水を得るためには、第2の溶存酸素量増加手段3により得られる第2の水の溶存酸素量を増加させておくことが考えられる。この場合には、図3示のように、第1の配管12内の長手方向に螺旋状面体17を配設し、螺旋状面体17に沿って金属ウール14を充填したものを用いる。螺旋状面体17は、直径Dが75mm、長さLが1000mmとなっている。前記構成によれば、第1の配管12内を流通する第1の水は、螺旋状面体17に沿って螺旋状に案内され、該第1の配管12の長さ以上の距離を移動しながら、金属ウール14中を流通する。このとき、前記第1の水に浮遊する気泡の微細化と微細化された気泡に含まれる酸素の該第1の水への溶解とが促進されるので、溶存酸素量がより増加された前記第2の水を得ることができ、結果として、溶存酸素量がより増加された第4の水を得ることができる。
以上、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1について説明したが、種々の変形が可能である。農業用溶存酸素水製造装置1では、各手段2,3,4は、ほぼ直線状の接続管5a,5b,5cによって接続されているが、例えば、第1の溶存酸素量増加手段2の貯水タンク6を中心として、その周りに接続管5a,5b,5cを適宜折り曲げて配設するようにしてもよい。これにより、農業用溶存酸素水製造装置1を小型化することができる。
また、第2の溶存酸素量増加手段2は、2本の第1の配管12を備えるとしたが、第1の導管12は、1本であってもよいし3本以上であってもよい。第1の配管12の数が多いほど、得られる第2の水の水量を増やすことができる。
また、第2の溶存酸素量増加手段2では、金属ウール14の代わりに、その中を第1の水が流通することにより第1の水よりも溶存酸素量が増加された第2の水を得られる他の多孔質体を用いるようにしてもよい。
また、農業用溶存酸素水製造装置1では、接続管5bと接続部15とを混合手段4としているが、前記接続部15に代えて、接続管5bを介して圧送された第2の水と接続管5cを介して圧送された第1の水とが混合されて貯留される貯水タンクを混合手段4としてもよい。
次に、農業用溶存酸素水製造装置1の変形例である図3示の農業用溶存酸素水製造装置21について説明する。なお、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1と共通する構成については、図1と同一の符号を付して説明を省略する。
図3示の農業用溶存酸素水製造装置21は、第1の溶存酸素量増加手段22と、2本の第1の配管12を備えた第2の溶存酸素量増加手段3と、混合手段4とを備える。各手段2,3,4は内径が50mmの接続管5a,5b,5c,5d,5eによって気密に接続され、接続管5,5b,5c,5d,5eの途中には水量調節弁(図示せず)が設けられている。
第1の溶存酸素量増加手段22は、エアレーション部23と、2つの気泡微細化部24と、貯水タンク25とを備えている。エアレーション部23と、2つの気泡微細化部24とは、接続管5dによって気密に接続されており、2つの気泡微細化部24と貯水タンク25は、接続管5eによって気密に接続されてといる。
エアレーション部23は、接続管5dよりも大径となっており、内部に多孔性セラミックス(図示せず)を備える。エアレーション部23の上流側は、ポンプ8を介装した給水管9により水源に接続されている。前記多孔性セラミックスは、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1で使用されている多孔性セラミックス7と同一である。前記多孔性セラミックスは、給気管10によってコンプレッサ11に接続している。
気泡微細化部24は、接続管5d,5eの途中に設けられ接続管5d,5eよりも大径となっており、内部に金属ウール(図示せず)が充填されている。前記金属ウールは、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1で使用されている金属ウール14と同一である。
貯水タンク25は、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1の貯水タンク6と同一形状を備え、下流側で接続管5aを介して第2の溶存酸素量増加手段3に気密に接続されている。第2の溶存酸素量増加手段3は、途中で2つに分岐した接続管5aの各下流側に並列に気密に接続された2本の第1の配管12を備えている。第1の配管12の構成は、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1と同一である。
各第1の配管12は、その下流側で接続管5bを介して第2の配管としての接続部15に気密に接続している。接続部15には、さらに、貯水タンク25の下流側に気密に接続された第3の配管としての接続管5cが接続されている。接続管5bと接続部15とにより混合手段4が構成されている。接続部15は、その下流側が、例えば撒水用のホース16に接続されていてもよい。
次に、以上から成る農業用溶存酸素水製造装置21の作動について説明する。まず、エアレーション部23において、ポンプ8によって水源から供給される原水が給水管9を介してエアレーション部23に送られる。エアレーション部23内で前記原水の水圧は2〜3Mpaになっている。次に、コンプレッサ11によって給気管10を介して、前記原水の水圧よりも20〜30%高い圧力の加圧空気が前記多孔性セラミックスの空洞内に供給され、前記多孔性セラミックスの微細孔を通ってエアレーション部23の原水中に放出される。該原水中に放出された空気は、一部が該原水に混合して溶解し、残りが気泡として該原水中を浮遊する。この結果、原水よりも溶存酸素量が増加された水が得られる。この水は、接続管5dを介して2つの気泡微細化部24に圧送される。
次に、気泡微細化部24において、エアレーション部23から供給された水が、前記金属ウール中に流通される。このとき、前記金属ウールの微細孔によって、流通する水に浮遊する気泡が微細化され、微細化された気泡に含まれる空気が流通する水に溶解する。これにより、原水よりも溶存酸素量が増加されているものの、過飽和状態には達していない第1の水が得られる。第1の水は、接続管5eを介して貯水タンク25に供給される。
次に、貯水タンク25において、貯留されている第1の水は、接続管5aを介して第2の溶存酸素量増加手段3に供給されるとともに、接続管5cを介して混合手段4の接続部15に供給される。以下、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1と同一にして、第4の水を得ることが出きる。
図3示の農業用溶存酸素水製造装置1では、第1の溶存酸素量増加手段22が気泡微細化部24を備えることにより、図1の農業用溶存酸素水製造装置1の第1の溶存酸素量増加手段2により得られる第1の水よりも溶存酸素量の多い第1の水を得ることができる。
また、農業用溶存酸素水製造装置21では、エアレーション部23を1つとしたが、エアレーション部23は複数であってもよい。また、農業用溶存酸素水製造装置21では、気泡微細化部24を2つとしているが、気泡微細化部24は1つでもよいし3つ以上であってもよい。また、農業用溶存酸素水製造装置21では、気泡微細化部24内に、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1の金属板13と同様な金属板を設けることにしてもよい。
以下に、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1による実施例を示す。
本実施例では、農業用溶存酸素水製造装置1を用いて溶存酸素水を製造した。第1の溶存酸素量増加手段2において、ポンプ8は原水を0.5m/分の流量で貯水タンク6内に供給した。このとき、貯水タンク6内に水圧は2〜3MPaであり、コンプレッサ11は、2.4〜3.6MPaの加圧空気を、大気から隔離された状態の原水に浸漬された多孔質セラミックス7の空洞内に供給した。また、混合手段4の接続部15において、接続管5b内を流通した第2の水の容積に対して、接続管5cから供給される第1の水を3倍の容積で混合して、第4の水を得た。
次に、本実施例で得られた第1の水、第2の水、第4の水について、それぞれ溶存酸素量を測定した。測定箇所は、第1の水については接続管5a内の前記分岐箇所よりも上流側の位置、第2の水については接続管5b内の前記合流箇所よりも下流側の位置、第4の水についてはホース16の内部とした。表1に、気温29℃における第1の水、第2の水、第4の水の溶存酸素量を示す。

表1に示すとおり、第1の溶存酸素量増加手段2により得られた第1の水の溶存酸素量は5.74ppmである。大気圧下、水温29℃では、飽和溶存酸素量は7.64ppmであり、第1の水の溶存酸素量は飽和状態に達していない。一方、第2の溶存酸素量増加手段3により得られた第2の水の溶存酸素量は10.1ppmであり、前記飽和溶存酸素量を上回る過飽和状態となっている。また、混合手段4により得られた第4の水、すなわち図1示の農業用溶存酸素水製造装置1により製造された過飽和溶存酸素水は、溶存酸素量が8.89ppmであって、過飽和状態となっている。
また、前記第4の水は、第2の水に対して第1の水を3倍の容積で混合したことから、第2の水に対して4倍の容積となっている。従って、図1示の農業用溶存酸素水製造装置1によれば、作物の収量増に効果があると期待される程度の溶存酸素量を有する過飽和溶存酸素水であって、農業用水として使用するのに十分な水量を有する水を低コストで製造することができることが明らかである。
本実施形態の農業用溶存酸素水製造装置の一構成例を示すシステム構成図。 図1に示す本実施形態の農業用溶存酸素水製造装置の第2の溶存酸素量増加手段の一構成例を示す説明図。 図1に示す本実施形態の農業用溶存酸素水製造装置の第2の溶存酸素量増加手段の変形例を示す説明図。 本実施形態の農業用溶存酸素水製造装置の変形例を示すシステム構成図。
符号の説明
1,21…農業用溶存酸素水製造装置、 2,22…第1の溶存酸素量増加手段、 3…第2の溶存酸素量増加手段、 4…混合手段、 5b…接続管、 5c…第3の配管、 12…第1の配管、 13…金属ウール保持手段、 14…金属ウール、 15…第2の配管、 17…水流案内手段。

Claims (9)

  1. 大気から隔離された密閉系内で原水に加圧空気を供給して過飽和溶存酸素水を製造する装置であって、
    前記密閉系内に原水を供給する原水供給手段により供給された原水に、大気から隔離された状態で加圧空気を混合して、該原水よりも溶存酸素量が増加された第1の水を得る第1の溶存酸素量増加手段と、
    前記第1の溶存酸素量増加手段の下流側に気密に接続された第1の配管と、該第1の配管内に流通される前記第1の水が該第1の配管の長さ以上の距離を移動するように案内する水流案内手段と、該第1の配管内に該水流案内手段に沿って充填された金属ウールとを備え、前記加圧空気により圧送される前記第1の水を該金属ウール中に流通させ、該加圧空気と該第1の水とを混合することにより、該第1の水よりも溶存酸素量が増加された過飽和溶存酸素水である第2の水を得る第2の溶存酸素量増加手段と、
    前記第1の配管の下流側に気密に接続された第2の配管内で、前記加圧空気により圧送される前記第2の水に、該第2の水よりも溶存酸素量の少ない第3の水を混合して増量し、該第2の水よりも多量でありかつ該第2の水よりも溶存酸素量が少ない過飽和溶存酸素水である第4の水を得る混合手段とを備えることを特徴とする農業用溶存酸素水製造装置。
  2. 請求項1記載の農業用溶存酸素水製造装置において、前記第3の水は、前記第1の水の一部であることを特徴とする農業用溶存酸素水製造装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の農業用溶存酸素水製造装置において、前記第1の配管は、前記金属ウールを保持する金属ウール保持手段を備えることを特徴とする農業用溶存酸素水製造装置。
  4. 請求項記載の農業用溶存酸素水製造装置において、前記金属ウール保持手段は、前記第1の配管内に所定間隔を存して、該第1の配管の軸に垂直に配設された複数の金属板からなり、該金属板は前記第1の水の流通を可能とする複数の貫通孔を備え、前記金属ウールは該金属板の間に充填されていることを特徴とする農業用溶存酸素水製造装置。
  5. 請求項記載の農業用溶存酸素水製造装置において、前記水流案内手段は、前記第1の配管の長手方向に延在する螺旋状面体であることを特徴とする農業用溶存酸素水製造装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のうちのいずれか1項に記載の農業用溶存酸素水製造装置において、前記金属ウールは、10〜50μmの範囲の直径を備えるステンレス繊維の集合体から成り、0.2〜0.6g/cmの範囲の見かけ比重を備えることを特徴とする農業用溶存酸素水製造装置。
  7. 請求項記載の農業用溶存酸素水製造装置において、前記金属ウールは、0.3〜0.5g/cmの範囲の見かけ比重を備えることを特徴とする農業用溶存酸素水製造装置。
  8. 請求項又は請求項記載の農業用溶存酸素水製造装置において、前記加圧空気は、該加圧空気が混合される部分における前記原水の水圧の120〜130%の範囲の圧力を備えることを特徴とする農業用溶存酸素水製造装置。
  9. 請求項1乃至請求項のうちのいずれか1項に記載の農業用溶存酸素水製造装置において、
    前記第2の溶存酸素量増加手段は、前記第1の溶存酸素量増加手段の下流側に互いに並列に気密に接続された複数の前記第1の配管を備え、各第1の配管内に充填された金属ウール中に、前記第1の水を流通させることにより、該第1の水よりも溶存酸素量が増加された過飽和溶存酸素水である第2の水を得ると共に、
    前記混合手段は、前記複数の第1の配管の下流側に気密に接続された第2の配管内で、前記第2の水に、前記第1の溶存酸素量増加手段の下流側から該第2の配管に気密に接続された第3の配管を介して前記加圧空気により圧送される第1の水を混合して増量し、該第2の水よりも多量でありかつ該第2の水よりも溶存酸素量が少ない過飽和溶存酸素水である第4の水を得ることを特徴とする農業用溶存酸素水製造装置。
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