JP4173416B2 - 回転機 - Google Patents

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本発明は、電動機並びに発電機等の回転機に関するもので、特にコイルで発生した熱を絶縁材料と固定子鉄心を介して放熱する構造の回転機に関するものである。
近年、電動機及び発電機などの回転機は高出力化が進み、コイルの発熱量は増加の傾向にある。コイルの発熱を効率よく放熱することで、小型・高出力な回転機を実現することができる。発熱源となるコイルには電流を流すために、コイル表面を電気絶縁しているが、コイルが巻かれている電磁鋼板等で構成された固定子鉄心との間も電気絶縁する必要がある。このため、固定子鉄心に多数設けられたスロットに絶縁性の樹脂フィルムで構成されるスロットライナを挿入してコイルを巻きまわした後、熱伝導性を高め電磁振動を抑えるために、樹脂あるいは無機セラミックスのフィラを含有した樹脂を含浸・加熱硬化している。
一方、放熱構造としては、固定子鉄心外周部のハウジングに放熱フィンを設けた空冷方式と固定子鉄心外周部のハウジングに冷却媒体通路を設け冷却水又は冷却油を循環する液冷方式等がある。これらの構造において、コイルの放熱性を高めるためには、コイルと固定子鉄心間の熱抵抗、特に熱伝導率の低い樹脂フィルムで構成されるスロットライナの熱抵抗を低減する必要がある。従来のスロットライナはポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、芳香族ポリアミドシートなどが用いられており、熱伝導率は0.1〜0.2W/mK程度と低く、熱抵抗がコイル、電磁鋼板等に比べて極端に高い。また、機械的強度を高めるために、従来のアラミド紙にPET(ポリエチレンテレフタレート)及びPPS(ポリフェニレンサルファイド)等をエポキシ系樹脂あるいはナイロン系樹脂等で貼り合わせた複合絶縁材を用いており、さらに熱抵抗が増加する傾向にある。
この問題を解決するために、例えば下記特許文献1では、熱伝導率4.19W/mKの熱伝導性シリコンシートをスロットライナとして用い、従来のスロットライナにおける熱抵抗が大幅に低減されている。
上記のような絶縁処理が施された固定子を用いた回転機において、高温での運転が繰り返されると、コイル、スロットライナ、含浸樹脂、固定子鉄心それぞれの熱膨張による伸びの差により、スロットライナ及び含浸樹脂には熱応力が加わる。最悪の場合にはスロットライナあるいは含浸樹脂にクラックが発生して電気絶縁耐力が著しく低下し、絶縁破壊を起こす懸念があった。特に、含浸樹脂にクラックが発生した場合は、そのクラックがスロットライナまで到達し、スロットライナの電気絶縁耐力まで低下してしまう問題もあった。このような欠点を解決するために、加熱硬化型シリコーンレジンを片面に塗布して離型処理したスロットライナをコイルと固定子鉄心との間に挿入して、スロットライナと固定子鉄心間が簡単に剥離するようにし、熱応力を緩和するようにしたものが知られている。
特開平6−38422号公報
小型・高効率・高出力な回転機を実現するためには、絶縁材料であるスロットライナの熱伝導性と絶縁信頼性を両立させる必要がある。熱伝導性シリコンシートを用いることで熱抵抗を低減し、コイルの放熱性を改善した従来技術は、スロットライナに離型性がなく運転時の熱応力は低減しないため、スロットライナの絶縁信頼性に問題が残る。一方で、スロットライナに離型性を持たせて、運転時の熱応力を低減し、スロットライナの絶縁信頼性を向上させた従来技術は、スロットライナの表面処理工程が必要となり、製造コストが増大する。また、スロットライナ表面へ均一に離型剤を塗布しないと、離型されない個所が生じ、その個所で応力集中を引き起こすため、スロットライナにクラックが発生する可能性が高くなる。
本発明は、上記従来技術の欠点を解決するためになされたもので、絶縁信頼性を確保しつつ熱抵抗を低減したスロットライナを用いることで、コイルで発生した熱が固定子鉄心に伝わり易くし放熱性を向上させて、小型・高効率・高出力な回転機を得ることを目的とする。
本発明者らは、スロットライナを特定の積層構造とすることで上記目的が達成されることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、複数の電磁鋼板を積層した固定子鉄心と、前記固定子鉄心の内周側に空隙を介して回転する回転子と、前記固定子鉄心に設けられた導線を保持するためのスロットと、前記スロット内にスロットライナを挿入し導線を巻き回して形成されたコイルとを有し、コイルに熱硬化性樹脂を含浸して固化されている回転機の発明であり、コイル側から高熱伝導樹脂シートと、第1の樹脂フィルムと、前記第1の樹脂フィルムと互いに滑性(離型性)を有する第2の樹脂フィルムで構成され、前記第1の樹脂フィルムと前記第2の樹脂フィルムとの間に離型性を有する界面が形成されたスロットライナを用いたことを特徴とする。
これにより、スロットライナの熱抵抗は低減でき、第1の樹脂フィルムと第2の樹脂フィルムの界面が互いに滑性(離型性)を有しているため、運転時の熱応力を緩和し、スロットライナの絶縁信頼性を向上させることができる。
ここで、前記高熱伝導樹脂としては、熱伝導率が1.0W/mK以上である樹脂が好ましく用いられる。
又、前記第1の樹脂フィルム及び第2の樹脂フィルムとしては、ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリエチレンナフタレート(PEN)から選択される1種以上が好ましく例示される。
本発明によれば、コイルを固定子鉄心のスロットへ挿入する際に配置されるスロットライナをコイル側から高熱伝導樹脂シートと、第1の樹脂フィルムと、前記第1の樹脂フィルムと互いに滑性(離型性)を有する第2の樹脂フィルムとした構成にすることによって、スロットライナにおける絶縁信頼性を確保しつつ熱抵抗を低減した。これによって、コイルから発生する熱の放散性の良い、また絶縁信頼性の高い、小型・高出力・高効率の回転機を提供する。
本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
(実施例1)
本発明に示す発電機について説明する。図1に本実施例1の発電機の構成を示す断面図を示す。なお、回転子は外形を示している。この発電機は、主として、1対のハウジング部1A,1Bをボルト2で互いに連結して構成されたハウジング、ハウジングに1対の軸受3を介して回転可能にそれぞれ支持された回転軸4、回転軸4に固定された回転子6、及び回転子6の外周に位置し回転子6との間に隙間7を形成してハウジングに固定された固定子8を有する。回転軸4は、例えば、その端部がベルトプーリ等を通じてエンジンの出力軸に連結されたり、あるいは、タービン軸等の回転軸を構成したりしている。回転子6は、永久磁石を備える回転子でも、永久磁石を用いないコイルを有する回転子であってもよい。
固定子8は積層された電磁鋼板に設けられたコイルを組み込むための溝であるスロットに導体の周囲へ絶縁被膜を付けた導線束で構成されるコイル9が巻きつけられている。コイル9は固定子8の端面のスロット外で折り返され、他のスロットへ入る形で巻き回されている。固定子8の端面で巻き回されているコイルには、樹脂11が含浸され加熱硬化されてコイルエンド12を形成している。図示していないが、ハウジング1の冷却空気吸入口からコイルエンド12、回転子6と固定子8の空隙7を通るように冷却空気が循環され、コイルエンド12及び回転子6を冷却している。また、図示していないが、ハウジング1には冷却媒体通路を設け冷却水を循環させて固定子8を冷却している。
図2に固定子8の部分断面図を示す。固定子8は複数のスロット10を備える固定子鉄心5と、この固定子鉄心5のスロット10に挿入した複数のコイル9から成る。固定子鉄心5は、薄いリング状の珪素鋼板を積層し形成される円筒形状のものである。固定子鉄心5の内径面側には回転機回転軸方向に連続したスロット10を周方向に24スロット設けている。スロット10の各々には銅線の周囲へ絶縁被膜を付けた複数の導体で構成されるコイル9が挿入されている。図2のA部拡大図に示すように、コイル9はスロット10内でスロットライナ13によって包まれ、樹脂11で加熱硬化されている。
スロットライナ13は、図3に示すような断面構成をしており、高熱伝導樹脂シート14と、第1の樹脂フィルム15aと、第1の樹脂フィルム15aと互いに滑性(離型性)を有する第2の樹脂フィルム15bで構成される。第1の樹脂フィルム15aと第2の樹脂フィルム15bは、互いに滑性(離型性)を有すれば、同じ材質であっても、異なる材質であってもよい。また、第1の樹脂フィルム15aと第2の樹脂フィルム15bは熱伝導率が低いため、高熱伝導樹脂シート14よりも厚さが薄いほうがよい。高熱伝導樹脂シート15はスロット10へ挿入する際の作業性をよくし、機械的強度を高めるため、第1の樹脂フィルム15aと接着されている。コイル9をスロットライナ13で包み、固定子鉄心5のスロット10に挿入する際は、高熱伝導樹脂シート14はコイル側に配置されるようにスロット10内に挿入される。
高熱伝導樹脂シート14として、以下のようなものがある。
発熱体と放熱体の熱伝導面は平滑でないことが多く、こうした熱伝導性の樹脂組成物に柔軟性が求められる。こうした柔軟性を備えた熱伝導性樹脂組成物として、窒化硼素やアルミナ、窒化珪素、窒化アルミ等の熱伝導性の高い充填材をシリコーンゴムやシリコンオイルといった樹脂材料に充填した組成物が知られている。特に熱伝導性の充填材の粒子形状が球形ではなく、非球径形や繊維形である場合、単位重量当たりの表面積が大きく、樹脂材料に充填する場合、粒子同士が接触しやすく、熱の通り道となるパスを形成しやすいため、球状の充填材を充填する場合よりも高い熱伝導性の組成物とすることが可能であることも知られている。
又、ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS)は、優れた耐熱性、難燃性、剛性、耐薬品性、電気絶縁性および耐湿熱性などを有する。しかしながら、PPS自体は熱伝導性が低いことから、例えば、平均粒子径が5μm以下のアルミナ粉末および繊維状強化材をPPSに配合することや、特定のポリエステル樹脂、PPS、ガラス繊維、繊維状強化材、板状フィラーおよびアルミナを含む粒状強化材を配合して鮮映性、耐熱性に優れたランプリフレクター用樹脂組成物や、PPSに対しα結晶粒子径が5μm以上のαアルミナを配合することにより、あるいはさらに繊維状充填材を併用することにより、流動性を損なうことなく熱伝導性が向上することが提案されている。
高熱伝導樹脂シート14として、具体的には、株式会社信越化学製の放熱ゴムシート(商品名:TC−BG、熱伝導率:5W/mK)、日立化成製の高熱伝導低弾性接着フィルム(商品名:GF−3600、熱伝導率:1〜2.5W/mK)がある。
第1の樹脂フィルム15a及び第2の樹脂フィルム15bとして、例えば株式会社東レ製のポリエステルフィルム複合ポリフェニレンサルファイドフィルム(商品名:TLT)、東レ・デュポン株式会社製のポリイミドフィルム(商品名:カプトン)がある。
本実施例1は高熱伝導樹脂シート14として放熱ゴムシートTC−BG、第1の樹脂フィルム15a及び第2の樹脂フィルム15bとしてカプトン(商品名)を用いた。一例として放熱ゴムシートは厚さ150μmを選択した。また、カプトン(商品名)は熱伝導率が低いため、なるべく薄い方がよく、市販品の中から一例として厚さ7.5μmを選択した。まず、表1に本実施例1のスロットライナ13の熱伝導率、熱抵抗を1次元の伝熱のみを考慮して計算した結果を示す。本実施例1のスロットライナ13の熱伝導率は1.1W/mKであり、従来のカプトンを用いたスロットライナ13の熱伝導率0.12W/mKに比べて10倍程度の熱伝導率を有している。
次に、第1のカプトン(商品名)15aと第2のカプトン(商品名)15bの界面が互いに滑性(離型性)を有することで、運転中の熱応力を低減するとともに、含浸樹脂にクラックが発生してもスロットライナ13の絶縁性が確保できることについて、スロット内のスロットライナと含浸樹脂を模擬したモデルの曲げ破壊試験で確認した。
第1のカプトン(商品名)と第2のカプトン(商品名)を重ねて含浸樹脂中に埋め込んで加熱硬化した樹脂板を作製した。この樹脂板から切り出した長さ120mm×幅11mm×厚さ6.15mmの角棒状試験片を用いて、JIS K7171-1994に準拠した3点曲げ試験を行った。試験温度は室温、支点間距離は80mm、クロスヘッド速度は2mm/minである。第1のカプトン(商品名)15aと第2のカプトン(商品名)15bを重ねた層のある試験片は、クラックが試験片底面から試験片上面に向かって進展し始めるが、第1のカプトン(商品名)と第2のカプトン(商品名)の界面でクラックは停止し、試験片は破断しなかった。また、試験片底面側の第2のカプトン(商品名)は樹脂と共にクラックが発生したが、試験片上面側の第1のカプトン(商品名)にはクラックが発生していなかった。
従って、本実施例1のスロットライナにおいては、第1のカプトン(商品名)と第2のカプトン(商品名)との界面が互いに滑性(離型性)を有しているため、運転中のスロットライナへの熱応力が低減され、また、含浸樹脂にクラックが発生しても第1のカプトン(商品名)と、第1のカプトン(商品名)と接着されている高熱伝導樹脂シートにはクラックが発生しないため、運転中のスロットライナの絶縁性は確保され、運転中の熱応力及び含浸樹脂のクラックに対する絶縁信頼性の高い回転機が実現できる。
表1のスロットライナの絶縁信頼性は、含浸樹脂のクラックに対してスロットライナの絶縁性が確保できる場合を○、含浸樹脂のクラックによりスロットライナの絶縁性が失われる場合を×とした。実施例1は含浸樹脂のクラックに対するスロットライナの絶縁性が確保できたため、スロットライナの絶縁信頼性は○と評価できる。なお、含浸樹脂にクラックが発生した場合、第2のカプトン(商品名)は含浸樹脂と共にクラックが発生するため、絶縁厚さとして考慮せず、できるだけ薄い方がよい。以下、比較例を示し本発明の効果を示す。
Figure 0004173416
(比較例1)
実施例1と同様に製造される発電機において、図4に示すように、高熱伝導樹脂シート14を使用せず、第1の樹脂フィルム15aと第2の樹脂フィルム15bとしてカプトンを用いた従来のスロットライナ13とした。カプトンは熱伝導率が低いため、なるべく薄い方がよく、実施例1のスロットライナと同様な厚さとするため、市販品の中から一例として厚さ175μm及び厚さ7.5μmを選択した。実施例1と同様に、スロットライナ13の熱伝導率、熱抵抗の計算と含浸樹脂のクラックに対するスロットライナ13の絶縁信頼性の確認試験を行った。
表1に示すように、第1のカプトンと第2のカプトンで離型性を有する界面が形成されるため、運転中のスロットライナ13に生じる熱応力が低減され、含浸樹脂にクラックが発生してもスロットライナ13にはクラックが発生しない。しかし、スロットライナ13の絶縁信頼性は向上するが、実施例1のスロットライナ13の熱抵抗に対する比較例1のスロットライナ13の熱抵抗比が10であるため、熱抵抗が大きく、放熱性が極めて悪くなる。
(比較例2)
実施例1と同様に製造される発電機において、図5に示すように、高熱伝導樹脂シート14として放熱ゴムシートTC−BG、第1の樹脂フィルム15aとしてカプトンを用いたスロットライナ13とした。実施例1のスロットライナと同様な厚さとするため、放熱ゴムシートは厚さ150μmを選択し、カプトンは市販品の中から一例として厚さ7.5μmを選択した。実施例1と同様に、スロットライナ13の熱伝導率、熱抵抗の計算と含浸樹脂のクラックに対するスロットライナの絶縁信頼性の確認試験を行った。確認試験では、第1のカプトンを含浸樹脂中に埋め込んで加熱硬化した樹脂板から試験片を作製し、3点曲げ試験を行ったところ、第1のカプトンは含浸樹脂と共にクラックが発生し、試験片が完全に破断した。
従って、表1に示すように、比較例2のスロットライナ13は、第2の樹脂フィルム15bがないため、実施例1のスロットライナ13の熱抵抗に対する比較例2のスロットライナ13の熱抵抗比が0.6であり、実施例1に比べて熱抵抗が低減されている。しかし、高熱伝導樹脂シート14と第1のカプトンは接着され、また、第1のカプトンは表面処理が施されておらず含浸樹脂との離型性を有していないため、運転中のスロットライナ13に生じる熱応力が大きく、含浸樹脂にクラックが発生するとスロットライナ13にもクラックが発生し、実施例1に比べてスロットライナ13の絶縁信頼性が悪くなる。
本発明によれば、コイルから発生する熱の放散性の良い、また絶縁信頼性の高い、小型・高出力・高効率の回転機を提供することが出来る。
実施例1の発電機の断面図である。 実施例1の固定子の部分断面図である。 実施例1のスロットライナの断面図である。 比較例1のスロットライナの断面図である。 比較例2のスロットライナの断面図である。
符号の説明
1A,1B…ハウジング、2…ボルト、3…軸受、4…回転軸、5…固定子鉄心、6…回転子、7…隙間、8…固定子、9…コイル、10…スロット、11…加熱硬化された樹脂、12…コイルエンド、13…スロットライナ、14…高熱伝導樹脂シート、15a…第1の樹脂フィルム、15b…第2の樹脂フィルム

Claims (3)

  1. 複数の電磁鋼板を積層した固定子鉄心と、前記固定子鉄心の内周側に空隙を介して回転する回転子と、前記固定子鉄心に設けられた導線を保持するためのスロットと、前記スロット内にスロットライナを挿入し導線を巻き回して形成されたコイルとを有し、コイルに熱硬化性樹脂を含浸して固化されている回転機において、
    コイル側から高熱伝導樹脂シートと、第1の樹脂フィルムと、前記第1の樹脂フィルムと互いに滑性(離型性)を有する第2の樹脂フィルムで構成され、前記第1の樹脂フィルムと前記第2の樹脂フィルムとの間に離型性を有する界面が形成されたスロットライナを用いたことを特徴とする回転機。
  2. 前記高熱伝導樹脂は、熱伝導率が1.0W/mK以上であることを特徴とする請求項1に記載の回転機。
  3. 前記第1の樹脂フィルム及び第2の樹脂フィルムは、ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリエチレンナフタレート(PEN)から選択されることを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転機。
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