JP4173409B2 - 濁水処理機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設排水などの濁水中から浮遊物質を取り除くための濁水処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、工事現場において発生する汚濁水や、破砕場において発生する洗い水を河川へ放流するための浄化方法として、凝集剤により土粒子を沈殿させ、分離した上澄み液を放流する方法がある。
【0003】
この凝集剤の混合・攪拌及び沈澱処理の従来の工法としては、攪拌槽に攪拌機をセットし、攪拌した汚濁水をこの攪拌槽からオーバーフローさせて沈殿槽へ送り込み、沈殿槽にて分離させている。
【0004】
例えば、特許文献1には、汚濁水が送り込まれ凝集剤が投入される第一攪拌槽と、上端部が解放された隔壁によって該第一攪拌槽と区分けされ、該第一攪拌槽からオーバーフローした汚濁水が送り込まれる第二攪拌槽とを有し、該第一及び第二攪拌槽にそれぞれ攪拌翼が設けられている構成について開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−347103号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、攪拌効率が低く、処理能力を増大するためには攪拌槽を非常に大型にする必要がある。
【0007】
また、特許文献1に開示されている構成では、攪拌槽を複数個設けるとともに、攪拌翼及び該攪拌翼を駆動させるモータをそれぞれ複数個設けなければならない。そのため、装置が大型化し部品点数も多くなる。また、攪拌槽中の汚濁水の流れは一つの攪拌翼によって形成されることから、その流れ方向が比較的単純であり十分な攪拌が行われにくく、また、攪拌翼によって形成される流れ方向が一方方向となり、汚濁水を攪拌槽により長く滞留させることが難しい。
【0008】
本発明は、上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、撹拌部を大型化することなく、撹拌部における濁水の撹拌混合効率を高めることができる濁水処理機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
水平方向に配置された筒形状の水槽内に、該水槽の長手方向に沿って攪拌軸を回転可能に設け、前記水槽の長手方向の一方端部に設けた濁水供給部から連続的に供給される濁水に対して凝集剤を供給し、前記攪拌軸により濁水と前記凝集剤とを攪拌混合して連続的に前記水槽の長手方向の他方端から排出する攪拌槽と、前記攪拌槽の下部に配置されていて、複数の沈殿室が前記水槽の長手方向に沿って区分けされ、該水槽の長手方向で見て他方端に位置する沈殿室に前記攪拌槽から連続的に排出された濁水が供給され、該水槽の長手方向で見て一方端に位置する沈殿室から上澄み液を槽外に排出する沈殿槽と、を有し、前記攪拌軸は、連続的に供給される濁水の流れに対して逆方向の流れを生じさせる逆流攪拌翼を有し、前記攪拌軸には、前記濁水供給部に対応して濁水の流速を規制するスクリュー部が設けられ、且つ前記スクリュー部の下流側に前記逆流攪拌翼が設けられていて、前記スクリュー部のすぐ下流側の部分に対応して前記凝集剤が投入されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について図1から図4を参照して説明する。なお、本実施の形態における例示が本発明を限定することはない。
【0012】
図1は、本実施の形態に係る濁水処理機の一形態の断面図である。図2は該装置の上面図、図3は該装置の左側面図、及び図4は該装置の右側面図である。
【0013】
図1において、濁水処理機1は、供給される濁水と凝集剤とを混合する攪拌槽10と、攪拌槽10内の凝集剤との攪拌済みの濁水が排出される攪拌処理水落しダクト20と、攪拌槽10の下側に配置され攪拌処理水落しダクト20から送り込まれる濁水を一定量保持して濁水中の浮遊物質を沈殿させる沈殿槽30とを有する。
【0014】
なお、濁水処理機1における濁水の流れは、攪拌槽10において図中左側から右側をA方向、攪拌処理水落しダクト20において図中上から下向きをB方向、沈殿槽30において図中右側から左側方向をC方向とする。
(攪拌槽)
攪拌槽10は、円筒形状に形成されたある程度の長さを有する水槽部11を略水平状態に配置し、この円筒形状の水槽部11内に攪拌軸15を水平方向に回転可能に取り付けている。また、水槽部11の一端側の上部には濁水供給管12aが接続さている濁水供給部12が設けられており、水槽部11の他端には水槽部11の上方位置に排出口としての攪拌処理水出口部13が設けられている。そして、この攪拌処理水出口部13に攪拌処理水落しダクト20が装着され、該攪拌処理水出口部13からオーバーフローした攪拌済みの濁水が下方に向けて落下する。
【0015】
水槽部11には、濁水供給部12に近接して攪拌処理水落しダクト20側に凝集剤投入口14が形成され、不図示の凝集剤定量投入装置から所定量の液体又は粉体の凝集剤が水槽部11内に連続的に投入されるようになっている。
【0016】
攪拌槽10では、濁水供給部12から水槽部11に連続して濁水が落下供給され、反対側の攪拌処理水出口部13から凝集剤との攪拌処理済の濁水が排出されるため、濁水の流れは全体として図中A方向になる。
【0017】
また、攪拌処理水出口部13は水槽部11の下流側側面の上部に形成されているため、水槽部11内の濁水はこの攪拌処理水出口部13の位置まで液面が維持される。
【0018】
水槽部11内に水平方向に沿って配置されている攪拌軸15は、回転軸を水槽部11の軸心位置に有しており、沈殿槽30の上部に取り付けた減速機能付モータ16とタイミングベルト等を介して連結されて回転駆動される。
【0019】
この攪拌軸15には、回転軸部15aに濁水供給部12に対応して送りスクリュー部17が設けられている。送りスクリュー部17は、濁水供給部12から供給される濁水を掻き混ぜて、濁水中の浮遊物質が均質とする一方、送りスクリュー部17のピッチ角として、濁水を若干下流に送り込む程度、又はほとんど0°に近い構成とし、供給されたばかりの濁水が急激に下流側へ移動しないようにせき止める機能も有している。このため、供給されたばかりの濁水は送りスクリュー部17によって徐々に下流側に移動する。
【0020】
送りスクリュー部17のすぐ下流側の部分の軸部15aには何も設けていないが、この部分の上方に凝集剤投入口14が配置され、ここから適量の凝集剤が投入される。このとき、凝集剤投入口14の下側の濁水は、送りスクリュー部17からゆっくりとした流速で濁水が移動しているため、凝集剤と濁水とは効率良く混合される。なお、本実施の形態では、凝集剤と濁水との拡散及び混合が効率良く行われるため、凝集剤は液体及び固体の種類に関係なくいずれであっても使用することができる。
【0021】
また、凝集剤投入口14に設けた前記凝集剤定量投入装置によって凝集剤を濁水の流量に合わせて投入するように、液体の凝集剤用にはバルブ、固体の凝集剤用にはロードセル付のホッパーなどが設けられている。そして、濁水の供給量に応じて凝集剤の投入量が調整される。
【0022】
攪拌軸15の軸部15aには、凝集剤投入口14の下側に対応する位置より下流側に、適当な間隔を有して複数個のパドル(第一の攪拌翼)18が設けられている。これらのパドル18は、それぞれ、軸部15aの軸方向に対してピッチ角を0°(軸方向と平行)として羽部が設けられている。本実施の形態では、パドル18は等間隔で3個設けている。攪拌軸15の軸部15aは水槽部11の中心軸と同一軸心上であるため、羽部の先端を水槽部11の内壁に近接する位置まで延ばすと、水槽部11内の濁水を円周方向全域に渡って効率良く掻き混ぜることができる。なお、前記羽部は、濁水を若干下流側に送るように、軸部15aの軸方向に対して下流側へ送る方向のピッチとすることもできる。
【0023】
また、攪拌軸15の軸部15aには、凝集剤投入口14に対応する位置より下流側に、適当間隔を有して複数個の攪拌翼(第二の攪拌翼)19を設けており、本実施の形態において、攪拌翼19はパドル18と交互になるように2個設けている。
【0024】
本実施の形態において、これらの攪拌翼19は、夫々軸部15aの軸方向上流側(送りスクリュー部17)に向かって濁水を移動させる方向のピッチ角を有している。この攪拌翼19の翼の直径は短く形成され、小さな水流を生じさせる程度としている。
【0025】
このため、送りスクリュー部17から下流に向かう濁水は、全体として攪拌処理水排出部13に向かって図中A方向に流れるが、これらの攪拌翼19によって下流側に向かう濁水の流速がより低速となるように制御して凝集剤と濁水との反応時間を長くして凝集剤との混合効率を高めると共に、逆向きの流れで対流を生じさせ、凝集剤と濁水との攪拌をより一層活発化させている。
【0026】
すなわち攪拌翼19の作用により、一端下流側に流された濁水が再び上流側に戻されて上記した対流が生じることになる。また、濁水の流れが種々の方向性を持つため濁水中の浮遊物質及び凝集剤が均質な分布となる。これより、攪拌槽10において、濁水と凝集剤とを効率良く混合することができる。
【0027】
また、パドル18と攪拌翼19は軸方向に沿って交互に配置されているため、水槽部11中に種々の濁水の流れがより効率良く発生する。
【0028】
また、これらのパドル18及び攪拌翼19は、同じ軸部15aに設けられているため、このような攪拌は一つの駆動力で行うことができ、装置が小型化し部品点数が少なくなる。
【0029】
また、水槽部11に濁水が供給されない間では、濁水は図中A方向に流れないため、濁水の流れが一方向になり攪拌が十分に行われない可能性がある。しかし、本実施の形態では、攪拌翼19によって濁水が上流側に逆流する方向に流されるため、待機中も濁水は効率良く攪拌される。
【0030】
このように、濁水はパドル18及び攪拌翼19によって水槽部11の一端側から他端側へと移動する間に十分に凝集剤との混合が行われ、他端側の上位部に位置する攪拌処理水出口部13から連続的に排出され、攪拌処理水落しダクト20を介して下部の沈殿槽30へと供給される。
(攪拌処理水落しダクト)
攪拌処理水落しダクト20の下端部は、沈殿槽30の他端部において、沈殿槽30内まで挿入されている。
【0031】
攪拌処理水落しダクト20はダクト本体21の内部に複数のカスケード部材21が上下方向において先端部が重なり合うようにして互い違いに配設され、攪拌槽10から排出された凝集剤との混合処理済みの濁水が急激に落下しないようになっているの。このため、ダクト20から沈殿槽30に濁水が威勢良く落下したときに沈殿槽30内が掻き回され、底に溜まった浮遊物質が拡散しないようにし、また沈殿槽30中の沈殿物が再び浮遊しないようにしている。このような構成によれば、沈殿槽30における沈殿時間を短縮することができる。
(沈殿槽)
沈殿槽30は、複数の隔壁によって第1の沈殿室31、第2の沈殿室32、第3の沈殿室33、第4の沈殿室34、第5の沈殿室35を図中C方向に向かって区分けされたている。
【0032】
攪拌処理水落しダクト20から沈殿槽30に供給される濁水は、第1の沈殿室31から第5の沈殿室35まで緩やかに流されながら、第5の沈殿室35の側面上位部に設けられた上澄み液排出部36から排出される。
【0033】
第1の沈殿室31は、沈殿槽30の底面部から水位の略中間部まで立設された隔壁31aによって区分けされる。隔壁31aは上部が第1の沈殿室31の内方向に傾斜し、これより、第1の沈殿室31から第2の沈殿室32へ浮遊物質や沈殿物が流れ込むのを防いでいる。また、攪拌処理水落しダクト20と第一の沈殿室31との間には隔壁31bが設けられ、攪拌処理水落しダクト20の下部で濁流の落下で生じる濁水の対流により沈殿室31の上方に沈殿物等が舞い上がらないようにして沈殿効果を高めている。
【0034】
第1の沈殿室31に続く第2の沈殿室32は、沈殿槽30の底面から沈殿槽30の高さの略中間まで立設された隔壁32aによって区分けされる。隔壁32aは第2の沈殿室32の内方向に若干傾斜して設けられており、上端部が第二の沈殿室32内方向に略逆U字状に湾曲している。また、第2の沈殿室32には、沈殿槽30の天板部から下方に向け、且つ下流側に傾斜し、先端部が上流側に略U字状に湾曲した隔壁32bが設けられており、隔壁32a及び32bのそれぞれ上流側の壁面には板状に形成された突起板32a´及び32b´が設けられている。そして、突起板32a´によって、沈殿物の舞い上がりを抑え、また突起板32b´によって第1の沈殿室31から流れ込む上澄み液によって第2の沈殿室32内に対流が発生するのを抑え、底部に沈殿している沈殿物の舞い上がりを防ぐようにしている。
【0035】
第2の沈殿室32に続く第3の沈殿室33は、沈殿槽30の底面部から天板部まで略垂直に立設した隔壁33aが設けられている。この隔壁33aの上位部には、隣の第4の沈殿室34とこの第3の沈殿室33との間に跨って略逆U字形状の落し込み管37が設けられており、第3の沈殿室33側に開口する下向きの入口部37bは第3の沈殿室33の液位よりも低い位置に設けている。このため、第3の沈殿室33の液面に浮いた木片等を吸い込まず、第3の沈殿室33内の上澄み液のみを第4の沈殿室に流し込むことができるようになっている。
【0036】
なお、落しこみ管37の入り口部37bの下方に遮蔽板37が設けられ、第3の沈殿室33の底部側の水等を直接吸い込まないようにしている。このように、第三の沈殿室33では、沈澱処理がかなり進み、上澄み液も相当浄化されているため、第4の沈殿室34へは極力汚染されていない処理された上澄み液を送り込むようにしており、第4の沈殿室34側における落し込み管37は遮蔽板37に沿って底部近くまで下方に延びており、落し込み管37の出口37cから排出される第3の沈殿室33からの上澄み液によって第4の沈殿室34内に対流が発生するのを極力防ぎ、清澄された上面の上澄み液に影響を与えないようにしている。
【0037】
最終の沈殿室である第5の沈殿室の一つ手前の第4の沈殿室34は、沈殿槽30の底面部から所定の高さまで上流側に傾斜した隔壁34aによって区分けされており、上澄み液は殆ど浮遊物が混ざっておらず、きれいな上澄み液が隔壁34aの上端部から第5の沈殿室35に送り込まれることになる。
【0038】
第5の沈殿室35の下流側側壁面の上部には、上澄み液排出開口部36が形成されており、この上澄み液排出開口部36は隔壁34aよりも低い位置とし、第5の沈殿室35から第4の沈殿室34に処理水が逆流しないようになっている。そして、第5の沈殿室35内の処理水の上澄液が上澄み液排出開口部36から不図示の排水管を通して河川等に連続的に排出される。このように排出される上澄み液の中には殆ど浮遊物質や沈殿物が含まれず、安全に排水することができる。
【0039】
一方、最初の沈殿室である第1の沈殿室31では、攪拌処理水落しダクト20から送り込まれる濁水中に含まれる浮遊物質のうち大部分が沈殿され、次の第2の沈殿室32で残りの浮遊物質の殆どが沈殿されたことが知見された。これは、攪拌槽10において濁水と凝集剤とが十分に混合されているためより効率良く沈殿が行われたものと思われる。
【0040】
そこで、本実施の形態では、第1の沈殿室31の底部に沈殿した沈殿物40aを除去するために、第1の沈殿室31の底部にスクリューコンベア38を設けている。このスクリューコンベア38は、ケーシング内にスクリュー軸を設けたもので、第1の沈殿室31内において該ケーシングの一部が開口し、この開口を通して該ケーシング内に沈殿物が取り込まれ、該スクリュー軸の回転により沈殿物が軸方向の一方に移送される。沈殿物の移送側の端部には、沈殿物排出管が取り付けられ、この沈殿物排出管を通して沈殿物が沈殿物処理槽等に送られる。なお、スクリュー38のスクリュー軸はスクリュー用モータ38aにより回転駆動される。
【0041】
次に、第2の沈殿室32で生じる沈殿物40bは、少量であり、かつ小さい粒子のものがほとんどであるため、第2の沈殿室の底部にドレイン管(不図示)を取り付け、不図示のドレインコックを開放して定期的に抜き取り、上記した沈殿物処理槽等に送れば良い。
【0042】
なお、本実施の形態の濁水処理機1は、砂利・破石プラントから発生する濁水、ダム・トンネルなどの建設工事から排出される濁水、土木・建設工事から発生する濁水、染色・食品・薬品・養魚場などから排出される濁水などを処理するのに適用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、攪拌槽を大型化することなく、攪拌槽内に連続供給される濁水の攪拌混合効率を高めることができ、連続的に処理水を排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る濁水処理機の断面図である。
【図2】図1の濁水処理機の上面図である。
【図3】図1の濁水処理機の左側面図である。
【図4】図1の濁水処理機の右側面図である。
【符号の説明】
1…濁水処理機
10…攪拌槽
11…水槽部
12…濁水供給部
13…攪拌処理水出口部
14…凝集剤投入口
15…攪拌軸
16…減速機能付モータ
17…送りスクリュー部
18…パドル
19…攪拌翼
20…攪拌処理水落しダクト
21…カスケード部材
30…沈殿槽
31…第1の沈殿室
31a、b…隔壁
32…第2の沈殿室
32a、b…隔壁
32a´、b´…突起板
33…第3の沈殿室
33a、b…隔壁
34…第4の沈殿室
34a…隔壁
35…第5の沈殿室
36…上澄み液排出部
37…落し込み管
37a…遮蔽板
38…スクリュー
38a…スクリュー用モータ
40a、b…沈殿物
Claims (1)
- 水平方向に配置された筒形状の水槽内に、該水槽の長手方向に沿って攪拌軸を回転可能に設け、前記水槽の長手方向の一方端部に設けた濁水供給部から連続的に供給される濁水に対して凝集剤を供給し、前記攪拌軸により濁水と前記凝集剤とを攪拌混合して連続的に前記水槽の長手方向の他方端から排出する攪拌槽と、前記攪拌槽の下部に配置されていて、複数の沈殿室が前記水槽の長手方向に沿って区分けされ、該水槽の長手方向で見て他方端に位置する沈殿室に前記攪拌槽から連続的に排出された濁水が供給され、該水槽の長手方向で見て一方端に位置する沈殿室から上澄み液を槽外に排出する沈殿槽と、を有し、
前記攪拌軸は、連続的に供給される濁水の流れに対して逆方向の流れを生じさせる逆流攪拌翼を有し、前記攪拌軸には、前記濁水供給部に対応して濁水の流速を規制するスクリュー部が設けられ、且つ前記スクリュー部の下流側に前記逆流攪拌翼が設けられていて、前記スクリュー部のすぐ下流側の部分に対応して前記凝集剤が投入されることを特徴とする濁水処理機。
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