JP4172344B2 - カラー画像出力装置およびプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ある画像出力装置向けに作成された画像データを出力特性の異なる別の画像出力装置に出力する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷の色校正の方法としては、製版用に作製されたフィルムを用いる方法が主流であった。しかし、デジタル製版機を用いて画像データから直接製版を行うCTP(Computer to Plate)の普及に伴い、製版用2値画像データを用いて校正刷りを出力して色校正に使用したいという要望が高まった。この要望に応える技術として、DDCP(Direct Digital Color Proof)があるが、高価な専用機を使用するため、ユーザの経済的負担が重くなるという問題がある。
【0003】
これに対して、ユーザが既に保有しているカラープリンタに製版用2値画像データを入力して校正刷りを出力できれば便利である。しかしながら、一般にカラープリンタは、本印刷で使用する印刷機と色の出力特性が異なるため、色校正には適さないとされている。この問題を解決するために、カラープリンタによる出力画像の色調を本印刷の印刷物の色調に一致させるように、カラープリンタに与える画像データを調整する色補正が行われる。具体的には、まず、カラープリンタに測色用パッチの画像データを入力して、測色用パッチの画像を出力させる。次に、分光測光器を用いて、カラープリンタから出力された測色用パッチの側色値を求める。この側色値と印刷機で印刷した測色用パッチの側色値とを比較し、カラープリンタに与えられる画像データに施すべき色変換に使用する色変換用処理係数を求める。この色変換用処理係数を用いて画像データの色変換を行い、色変換後の画像データをカラープリンタに与えることにより、印刷機で印刷したのと同様の色調を持った画像がカラープリンタから出力される。このようにして、カラープリンタで出力した校正刷りを用いた色校正が可能となる。
【0004】
2値画像データの色補正に関しては、種々の技術が提案されている。特許文献1に記載の技術では、2値画像データを多値化し、色補正等の画像処理を行った後、誤差拡散を施して2値画像データを出力することによって、2値画像データに対する色補正の実現を図っている。特許文献2に記載の技術では、2値画像データを多値化し、当該多値画像データに対する色補正値を求める。そして、多値化する前の網点情報を有する画像データに当該色補正値を加算して色補正を行った後、誤差拡散を施して2値画像データを出力する。これによって、網点情報を残したままの色補正の実現を図っている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2877356号公報
【特許文献2】
特開2001−144979号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来技術において、製版用2値画像データの生成の際に施されるスクリーン処理の処理条件如何によっては、カラープリンタがその製版用2値画像データを受け取ったとしても、それを画像として出力することができない場合もある。例えば、一般にカラープリンタで自然画増を好適に再現できるスクリーン線数は200lpi(line per inch)以下であり、製版用2値画像データがこれを超えるスクリーン線数で生成されている場合にカラープリンタはそれを画像として好適に再現することができない。
【0007】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カラープリンタが対応していない条件でスクリーン処理が施された製版用2値画像データがそのカラープリンタに与えられた場合であっても、カラープリンタによる校正刷りの出力を可能にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、画像データに基づいて画像を出力する画像出力部と、入力2値画像データと、該入力2値画像データの生成時に施されたスクリーン処理のスクリーンタイプ又はスクリーン線数のうちの1つ以上からなる処理条件とを取得し、該入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能か否かを該処理条件を用いて判定するスクリーン条件判定手段と、前記入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能でない場合に該入力2値画像データを多値化して多値画像データを生成する多値変換手段と、前記多値画像データの色変換を行う色変換手段と、前記色変換手段により色変換された多値画像データに前記画像出力部が出力可能で、かつ、前記スクリーン条件判定手段が取得した入力2値画像データに施されたスクリーン処理に最も近い処理条件に従ってスクリーン処理を施し、スクリーン処理された多値画像データを2値化して出力2値画像データを生成し、該出力2値画像データを前記画像出力部に出力する2値変換手段と、前記入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能な場合に該入力2値画像データに2値画像トーン補正を施して出力2値画像データを生成し、該出力2値画像データを前記画像出力部に出力する2値画像トーン補正手段とを備えることを特徴とするカラー画像出力装置を提供する。
【0009】
また、本発明は、コンピュータ装置を、入力2値画像データと、該入力2値画像データの生成時に施されたスクリーン処理のスクリーンタイプ又はスクリーン線数のうちの1つ以上からなる処理条件とを取得し、該入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能か否かを該処理条件を用いて判定するスクリーン条件判定手段と、前記入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能でない場合に該入力2値画像データを多値化して多値画像データを生成する多値変換手段と、前記多値画像データの色変換を行う色変換手段と、前記色変換手段により色変換された多値画像データに前記画像出力部が出力可能で、かつ、前記スクリーン条件判定手段が取得した入力2値画像データに施されたスクリーン処理に最も近い処理条件に従ってスクリーン処理を施し、スクリーン処理された多値画像データを2値化して出力2値画像データを生成し、該出力2値画像データを前記画像出力部に出力する2値変換手段と、前記入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能な場合に該入力2値画像データに2値画像トーン補正を施して出力2値画像データを生成し、該出力2値画像データを前記画像出力部に出力する2値画像トーン補正手段として機能させるためのプログラムを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(1.第1実施形態)
(1−1.構成)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる構成を示す図である。図1に示す構成では、クライアント装置10、カラープリンタ20、RIPサーバ40および製版機50がLAN(Local Area Network)2を介して接続されている。
【0012】
クライアント装置10は、通常のハードウェア構成を有するコンピュータであり、LAN2経由で他の装置との間でデータの授受を行う。クライアント装置10は、画像データのファイル名や処理条件等の入力を促す入力画面を表示し、オペレータは、キーボードおよびマウス(図示省略)を駆使してそれらのデータの入力を行うことができる。
【0013】
RIPサーバ40は、Post Scriptなどのページ記述言語で記述されたベクトルデータを取得し、ベクトルデータをラスタデータに変換し、スクリーン処理を施して製版用2値画像データを生成する。本実施形態におけるRIPサーバ40は、解像度2400dpi(dot per inch)の製版用2値画像データを生成することができる。また、これ以外の解像度を選択することも可能である。このRIPサーバ40によって生成される製版用2値画像データは、例えばTIFF(Tagged Image File Format)形式の画像データであり、スクリーン処理条件および解像度情報が内包している。
【0014】
カラープリンタ20は、RIPサーバ40により作成された製版用2値画像データを取得して校正刷りを出力するために用いられる。
本実施形態では、この校正刷りを用いて、RIPサーバ40が出力する製版用2値画像データの校正が行われる。
製版機50は、この校正済みの製版用2値画像データをRIPサーバ40から受け取り、これに基づいて、直接、版材に露光して刷版を作製するデジタル製版機である。
印刷機60は、製版機50により作製された刷版を用いて、多色刷りの印刷を行う。
【0015】
次にカラープリンタ20の構成について説明する。図1に示すように、カラープリンタ20は、コントローラ201と画像出力部202から構成されている。ここで、画像出力部202はコントローラ201による制御を受けて画像出力を行う電子写真方式の画像出力装置である。この画像出力部202は、RIPサーバ40と同じ解像度(ここでは、2400dpi)の画像を出力することができる。コントローラ201の構成を図2に示す。
CPU(Central Processing Unit)30は、ROM(Read Only Memory)31に記憶されているプログラムを実行することにより、画像出力部202により校正刷りを生成するための制御を行う。RAM(Random Access Memory)32は、その際のワークエリアとして使用される。
送受信部33は、CPU30による制御の下、LAN2に接続された他の装置との間でデータの送受信を行う。
記憶手段34は、ハードディスクドライブ等の大容量記憶装置である。
スクリーン条件判定手段21、スクリーン条件解析手段22、多値変換手段23、色変換手段24、2値変換手段25および2値画像トーン補正手段26は、校正刷りを生成するためにCPU30によって実行されるソフトウェアモジュールである。以下、これらの機能について説明する。
【0016】
スクリーン条件判定手段21は、製版用2値画像データに内包されているスクリーン処理条件を取得し、この製版用2値画像データが画像出力部202で出力可能か否かをスクリーン処理条件を用いて判定するモジュールである。
【0017】
スクリーン条件解析手段22は、製版用2値画像データに対してフーリエ変換を行い、この結果得られる製版用2値画像データの空間周波数特性に基づいて、製版用2値データに施されたスクリーン処理の条件であるスクリーンタイプ、スクリーン線数、スクリーン角度を取得するモジュールである。
【0018】
多値変換手段23は、製版用2値画像データを、網点構造が除去された中間調を有する画像を示す多値画像データに変換するモジュールである。この製版用2値画像データを多値画像データに変換する方法は例えば特許文献1に開示されている。
【0019】
色変換手段24は、色変換係数を用いて、カラープリンタ20による出力画像の色調を印刷機60による印刷物の色調と一致させるための色変換を多値画像データに施すモジュールである。ここで、色変換係数は、印刷機60の出力特性に対するカラープリンタ20の出力特性の差異に基づいて予め求められ、記憶手段34に格納されている。色変換係数は、例えば特開2002−152543号公報に開示されている方法を用いて作成することができる。
【0020】
2値変換手段25は、多値画像データにスクリーン処理を施して網点情報を有する画像データに変換し、さらに2値画像データに変換するモジュールである。
【0021】
2値画像トーン補正手段26は、スクリーン処理条件の変更が必要ない場合に、製版用2値画像データに対して、予め作成されたトーン補正値を用いてトーン補正を行うためのモジュールである。ここで、トーン補正値は、これを用いてトーン補正を行った場合にカラープリンタ20から得られる出力画像が印刷機60による印刷物の色を再現するような値になっている。
なお、以上のモジュールをハードウェアによって構成し、CPU30がこれらのモジュールの制御を行うことにより、校正刷り出力のための処理を進めるようにしてもよい。
【0022】
(1−2.動作)
上記の構成によって実現される動作について説明する。ここでは、RIPサーバ40により製版用2値画像データD1が作成済みであり、RIPサーバ40に記憶されているものとする。また、本実施形態においては、カラープリンタ20は、FM(Frequency Modulation)スクリーン処理、および200lpi(line per inch)を越える高線数のAM(Amplitude Modulation)スクリーン処理には対応していないものとする。
【0023】
最初に、オペレータが、クライアント装置10に、校正刷りを得ようとする製版用2値画像データD1のファイル名を入力すると、このファイル名がクライアント装置10からRIPサーバ40へ供給される。RIPサーバ40は、ファイル名によって特定される製版用2値画像データD1の出力指示をカラープリンタ20に送信する。
【0024】
カラープリンタ20のCPU30は、送受信部33を介してRIPサーバ40からの出力指示を受け取ると、図3にフローを示すプログラムを実行する。
まず、CPU30は、RIPサーバ40から製版用2値画像データD1を受信し(ステップS01)、スクリーン条件判定手段21に引き渡す。スクリーン条件判定手段21は、製版用2値画像データD1にスクリーン処理条件が内包されているか否かを判定し(ステップS02)、内包されている場合には当該スクリーン処理条件を取得する(ステップS03)。一方、スクリーン処理条件が内包されていない場合には、CPU30は、製版用2値画像データD1をスクリーン条件解析手段22に引き渡す。そして、スクリーン条件解析手段22は、フーリエ変換によって製版用2値画像データD1の空間周波数特性を求め、この空間周波数特性に基づいて、製版用2値画像データD1に施されているスクリーン処理の条件を取得する(ステップS04)。
【0025】
次にCPU30は、取得されたスクリーン処理条件に関する判定を行う。まず、CPU30は、スクリーンタイプを判定する(ステップS05)。そして、スクリーンタイプがAMスクリーンである場合、CPU30は、スクリーン線数を判定する(ステップS06)。ここで、スクリーン線数が200lpi以下である場合には、製版用2値画像データD1は画像出力部202で出力可能であるから、スクリーン条件を変更することなく、トーン補正のみ行えばよい。従って、この場合には、CPU30は、製版用2値画像データD1を2値画像トーン補正手段26に引き渡す。2値画像トーン補正手段26は、予め記憶されているトーン補正係数を用いて、製版用2値画像データのトーン補正を行い、プリンタ用2値画像データD2を生成する(ステップS07)。
【0026】
一方、ステップS05において、スクリーンタイプがFMスクリーンである場合には、スクリーン処理条件の変更が必要であるから、CPU30は、製版用2値画像データD1を多値変換手段23へ引き渡す。また、ステップS05においてスクリーンタイプがAMであり、かつ、ステップS06においてスクリーン線数が200lpiを超える場合にも、CPU30は、製版用2値画像データD1を多値変換手段23へ引き渡す。
多値変換手段23では、製版用2値画像データD1を多値化し、多値画像データD3を生成する(ステップS08)。
【0027】
次に、CPU30は、この多値画像データD3を色変換手段24へ引き渡す。色変換手段24は、予め記憶されている色変換係数を用いて多値画像データD3の色変換を行い、多値画像データD4を生成する(ステップS09)。
【0028】
CPU30は、色変換手段24からこの多値画像データD4を受け取り、2値変換手段25へ引き渡す。2値変換手段25では、画像出力部202により出力可能で、かつ、製版用2値画像データD1に施されたスクリーン処理の条件に最も近い条件で、多値画像データD4にスクリーン処理を施し、プリンタ用2値画像データD5を生成する(ステップS10)。この動作例において、画像出力部202は、スクリーンタイプがAMスクリーン、スクリーン線数が200lpi以下、スクリーン角度は任意の角度、という範囲の条件でスクリーン処理の施された2値画像データであれば出力可能である。従って、2値変換手段25は、この範囲内において製版用2値画像データD1に施されたスクリーン処理の条件に最も近いものを選択し、選択した条件に従って、多値画像データD4のスクリーン処理を行うのである。
【0029】
CPU30は、2値画像トーン補正手段26によりプリンタ用2値画像データD2が生成され(ステップS07)、あるいは2値変換手段25によりプリンタ用2値画像データD5が生成されると(ステップS10)、生成されたプリンタ用2値画像データD2またはD5を画像出力部202に引き渡す。画像出力部202では、このプリンタ用2値画像データD2またはD5に基づいて校正刷りが出力される。
【0030】
本実施形態によれば、製版用2値画像データD1に施されたスクリーン処理の条件が画像出力部202で出力可能でない条件である場合でも、製版用2値画像データD1をカラープリンタ20に入力して、印刷機60による印刷物に近いスクリーン処理条件で画像を出力することが可能となる。
【0031】
また、製版用2値画像データD1の空間周波数特性を解析してスクリーン処理条件を取得することにより、スクリーン処理条件が画像データに内包されていない場合でも、スクリーン処理条件を判定することができる。
【0032】
(2.第2実施形態)
(2−1.構成)
図4は、本発明の第2実施形態にかかる構成を示す図である。第1実施形態と共通の構成要素については、同一の符号を付している。第1実施形態にかかる構成と異なる点は以下のとおりである。
図4に示すように、カラープリンタ20aは、コントローラ201aと画像出力部202aから構成されている。図5に示すように、コントローラ201aは、解像度判定手段27と解像度変換手段28を備えている。解像度判定手段27は、製版用2値画像データの解像度情報を取得し、取得した解像度情報が表す解像度の画像をカラープリンタ20aが出力可能か否かを判定するモジュールである。解像度変換手段28は、画像データを異なる解像度の画像データに変換するモジュールである。
【0033】
画像出力部202aが出力可能な画像の解像度は、RIPサーバ40が製版用2値画像データD1を生成した際の解像度(2400bpi)よりも低い解像度(例えば、600bpi)であるものとする。また、画像出力部202aは、600bpi以下で出力解像度を選択可能であってもよい。
【0034】
(2−2.動作)
上記の構成によって実現される動作について説明する。第1実施形態と同様に、RIPサーバ40により製版用2値画像データD1が作成済みであり、RIPサーバ40に記憶されているものとする。また、本実施形態においても、カラープリンタ20aは、FMスクリーン処理、および200lpi(line per inch)を越える高線数のAMスクリーン処理には対応していないものとする。
【0035】
最初にオペレータは、クライアント装置10に対し、校正刷りを得ようとする製版用2値画像データD1のファイル名を入力する。入力されたファイル名はRIPサーバ40に供給される。RIPサーバ40は、ファイル名によって特定される製版用2値画像データD1の出力指示をカラープリンタ20aに送信する。
【0036】
カラープリンタ20aのCPU30は、送受信部33を介してRIPサーバ40からの出力指示を受け取ると、図6にフローを示すプログラムを実行する。
まず、CPU30は、RIPサーバ40から製版用2値画像データD1および解像度情報を受信し(ステップS21)、解像度判定手段27に引き渡す。解像度判定手段27では、製版用2値画像データD1に解像度情報が内包されているか否かを判定し(ステップS22)内包されている場合には当該解像度情報を取得する(ステップS23)。一方、解像度情報が内包されていない場合には、CPU30は、製版用2値画像データD1の解像度情報の入力を要求する要求メッセージをクライアント装置10に送信する。クライアント装置10は、この要求メッセージを受信すると、オペレータに解像度情報の入力を促す画面を表示する。オペレータは、製版用2値画像データD1の解像度情報をクライアント装置10に入力し、カラープリンタ20aに送信する。カラープリンタ20aが解像度情報を受信すると、CPU30は、この解像度情報を解像度判定手段27に引き渡す(ステップS24)。
【0037】
次に、CPU30は、製版用2値画像データD1をスクリーン条件判定手段21に引き渡す。スクリーン条件判定手段21は、製版用2値画像データD1にスクリーン処理条件が内包されているか否かを判定し(ステップS25)、内包されている場合には当該スクリーン処理条件を取得する(ステップS26)。一方、スクリーン処理条件が内包されていない場合には、CPU30は、製版用2値画像データD1をスクリーン条件解析手段22に引き渡す。そして、スクリーン条件解析手段22は、フーリエ変換によって製版用2値画像データD1の空間周波数特性を求め、この空間周波数特性に基づいて、製版用2値画像データに施されているスクリーン処理の条件を取得する(ステップS27)。
【0038】
次に、CPU30は、取得した解像度情報が表す製版用2値画像データD1の解像度とカラープリンタ20aの出力解像度とを比較し(ステップS28)、両解像度が一致しているならば、ステップS29へ進む。ステップS29からS31までの処理は、第1実施形態におけるステップS05からS07までの処理と同様であり、2値画像トーン補正手段26により2値画像トーン補正が施されたプリンタ用2値画像データD2が生成される。一方、両者の解像度が異なる場合には、ステップS32へ進む。
【0039】
ステップS32では、CPU30は、製版用2値画像データD1を多値変換手段23に引き渡す。多値変換手段23は、製版用2値画像データD1を多値化し、多値画像データD3を生成する。次に、CPU30は、多値画像データD3を解像度変換手段28へ引き渡す。解像度変換手段28は、画像出力部202aで出力可能な範囲内で、多値画像データD3を、製版用2値画像データD1の解像度に最も近い解像度の多値画像データD6に変換する(ステップS33)。この動作例において、画像出力部202aは600dpi以下の解像度の2値画像データであれば出力可能である。従って、この範囲内において、解像度変換手段28は、製版用2値画像データD1の解像度に最も近い解像度を選択し、多値画像データD3を選択した解像度の多値画像データD6に変換するのである。
【0040】
ステップS34では、CPU30は、多値画像データD6を色変換手段24へ引き渡す。色変換手段24は、予め記憶されている色変換係数を参照して、多値画像データD5の色変換を行い、多値画像データD7を生成する。
【0041】
ステップS35では、CPU30は、多値画像データD6を2値変換手段25へ引き渡す。2値変換手段25は、画像出力部202aにより出力可能で、かつ、製版用2値画像データD1に施されたスクリーン処理の条件に最も近い条件で、多値画像データD6にスクリーン処理を施し、プリンタ用2値画像データD8を生成する。
【0042】
CPU30は、2値画像トーン補正手段26によりプリンタ用2値画像データD2が生成され(ステップS31)、あるいは2値変換手段25によりプリンタ用2値画像データD8が生成されると(ステップS35)、生成されたプリンタ用2値画像データD2あるいはD8を画像出力部202aに引き渡す。画像出力部202aでは、このプリンタ用2値画像データD2あるいはD8に基づいて校正刷りが出力される。
【0043】
本実施形態によれば、製版用2値画像データD1の解像度が画像出力部202aで出力可能でない解像度である場合でも、製版用2値画像データD1をカラープリンタ20aに入力して、印刷機60による印刷物に近い解像度で画像を出力することが可能となる。
【0044】
(3.変形例)
以上説明した形態に限らず、本発明は種々の形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形した形態でも実施可能である。
【0045】
上述したCPUが実行するプログラムを外部のサーバに記憶させておき、インターネット等の通信網経由で外部のサーバからこのプログラムをダウンロードするように本発明を変形してもよい。また、プログラムを外部のサーバに記憶させておき、製版用2値画像データを当該サーバへ通信網経由で送信し、このサーバに上述のプログラムを実行させることによってプリンタ用2値画像データを生成するように本発明を変形してもよい。
【0046】
AMスクリーンの場合に、スクリーン線数およびスクリーン角度に加えて、網点形状も再現するように本発明を変形してもよい。
通常、製版用画像データの表す画像の周縁部には単色で網点面積率50%の色パッチが出力されている。この色パッチから網点1つ分を切り出して、種々の網点形状のマスクと比較することによって網点形状が判別できる。上記の色パッチが存在しない場合には、画像中の網点面積率50%程度の部位を探し出して判別すれことも可能である。
【0047】
製版用2値画像データにスクリーン処理条件が内包されていない場合には、当該画像の解像度からスクリーン線数を推定するように本発明を変形してもよい。一般に、スクリーン線数Nlpiの画像を出力するためには、2Nbpi以上の解像度が必要とされている。従って、当該画像の解像度が2Nbpiであるならば、スクリーン線数は最大でもNlpiである。よって、この場合、スクリーン線数Nlpiと仮定しておき、これに最も近いスクリーン線数によりプリンタ用2値画像データを作成すればよい。
【0048】
カラープリンタは、電子写真方式以外の例えばインクジェット式カラープリンタを用いるように本発明を変形してもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、製版用2値画像データを用いてカラープリンタから校正刷りを出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる構成を示す図である。
【図2】 同実施形態にかかるコントローラ201の構成を示す図である。
【図3】 同実施形態にかかるコントローラ201により実行される処理の流れを示すフロー図である。
【図4】 本発明の第2実施形態にかかる構成を示す図である。
【図5】 同実施形態にかかるコントローラ201aの構成を示す図である。
【図6】 同実施形態にかかるコントローラ201aにより実行される処理の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
2…LAN、10…クライアント装置,20…カラープリンタ、40…RIPサーバ、50…製版機、60…印刷機、201…コントローラ、202…画像出力部、21…スクリーン条件判定手段、22…スクリーン条件解析手段、23…多値変換手段、24…色変換手段、25…2値変換手段、26…2値画像トーン補正手段、30…CPU、31…ROM、32…RAM、33…送受信部、34…記憶手段

Claims (4)

  1. 画像データに基づいて画像を出力する画像出力部と、
    入力2値画像データと、該入力2値画像データの生成時に施されたスクリーン処理のスクリーンタイプ又はスクリーン線数のうちの1つ以上からなる処理条件とを取得し、該入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能か否かを該処理条件を用いて判定するスクリーン条件判定手段と、
    前記入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能でない場合に該入力2値画像データを多値化して多値画像データを生成する多値変換手段と、
    前記多値画像データの色変換を行う色変換手段と、
    前記色変換手段により色変換された多値画像データに前記画像出力部が出力可能で、かつ、前記スクリーン条件判定手段が取得した入力2値画像データに施されたスクリーン処理に最も近い処理条件に従ってスクリーン処理を施し、スクリーン処理された多値画像データを2値化して出力2値画像データを生成し、該出力2値画像データを前記画像出力部に出力する2値変換手段と、
    前記入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能な場合に該入力2値画像データに2値画像トーン補正を施して出力2値画像データを生成し、該出力2値画像データを前記画像出力部に出力する2値画像トーン補正手段と
    を備えることを特徴とするカラー画像出力装置。
  2. 前記入力2値画像データの解像度を示す解像度情報を取得し、該解像度を有する画像を前記画像出力部が出力可能か否かを判定する解像度判定手段を備え、
    前記多値変換手段は、前記解像度を有する画像を前記画像出力部が出力可能でない場合に前記2値画像データを多値化して多値画像データを生成し、
    さらに、前記多値変換手段が生成した多値画像データの解像度を変換して前記色変換手段に出力する解像度変換手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像出力装置。
  3. 前記入力2値画像データをフーリエ変換することにより該入力2値画像データの表す画像の空間周波数特性を求め、該空間周波数特性を用いて該入力2値画像データの生成時に施されたスクリーン処理の処理条件を求めるスクリーン条件解析手段を備え、
    前記スクリーン条件判定手段は、前記スクリーン処理条件が前記入力2値画像データに内包されている場合には該スクリーン処理条件を取得する一方、前記スクリーン処理条件が前記2値画像データに内包されていない場合には前記スクリーン条件解析手段により前記スクリーン処理条件を求める
    ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のカラー画像出力装置。
  4. コンピュータ装置を、
    入力2値画像データと、該入力2値画像データの生成時に施されたスクリーン処理のスクリーンタイプ又はスクリーン線数のうちの1つ以上からなる処理条件とを取得し、該入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能か否かを該処理条件を用いて判定するスクリーン条件判定手段と、
    前記入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能でない場合に該入力2値画像データを多値化して多値画像データを生成する多値変換手段と、
    前記多値画像データの色変換を行う色変換手段と、
    前記色変換手段により色変換された多値画像データに前記画像出力部が出力可能で、かつ、前記スクリーン条件判定手段が取得した入力2値画像データに施されたスクリーン処理に最も近い処理条件に従ってスクリーン処理を施し、スクリーン処理された多値画像データを2値化して出力2値画像データを生成し、該出力2値画像データを前記画像出力部に出力する2値変換手段と、
    前記入力2値画像データに基づく画像を前記画像出力部が出力可能な場合に該入力2値画像データに2値画像トーン補正を施して出力2値画像データを生成し、該出力2値画像データを前記画像出力部に出力する2値画像トーン補正手段
    として機能させるためのプログラム。
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