JP2003179749A - データ変換方法 - Google Patents

データ変換方法

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JP2003179749A
JP2003179749A JP2001377319A JP2001377319A JP2003179749A JP 2003179749 A JP2003179749 A JP 2003179749A JP 2001377319 A JP2001377319 A JP 2001377319A JP 2001377319 A JP2001377319 A JP 2001377319A JP 2003179749 A JP2003179749 A JP 2003179749A
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Hironori Ino
広紀 猪野
Kenji Nagae
健司 長江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力デバイス間のドットゲインの相違を補正す
ること。 【解決手段】第1の出力デバイスのための二値データを
第2の出力デバイスのための二値データに変換するデー
タ変換方法は、第1の出力デバイスのための二値データ
を多値データに変換する二値多値変換ステップS1/S3
と、第2の出力デバイスによる出力濃度と第1の出力デ
バイスによる出力濃度とが同じになるように、多値デー
タを補正する補正ステップS5と、補正された多値データ
を第2の出力デバイスのための二値データに変換する多
値二値変換ステップS7とを含む。このように第1の出力
デバイス及び第2の出力デバイスの出力濃度が一致する
ように補正を実施することにより、ユーザは出力デバイ
スの違いを考慮せずとも同一の出力結果を得ることがで
きるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、画像処理技術に関
し、より詳しくは、出力デバイスによる滲み度合いの相
違を補正するデータ処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば印刷業界では、印刷データとして
印刷物の二値データ(モノクロ・データ)を作成し、そ
の二値データをプロッタ装置(フィルムを感光する機
械)で出力し、現像後、刷版に転写し、印刷を行ってい
る。通常、印刷業界のシステムは、プロッタ固有の解像
度へデータを展開するように構築されている場合が多
い。これは、ドット単位で構成されたビットマップフォ
ントや網点データに変換するための変換テーブル等の固
定解像度用のデータをシステム上に用意する必要がある
ためである。このため、高解像度の出力システムを増設
する場合には、現在の解像度用の網点データに変換する
ための変換テーブルやビットマップフォントや展開ルー
チンに加え、高解像度用の網点データに変換するための
変換テーブルやビットマップフォントや展開ルーチンを
増設しなければならず、システム変更が膨大になってし
まうという問題がある。
【0003】従って、現在の解像度の二値データを高解
像度の二値データに変換して、印刷する方法が考えられ
る。しかし、現在の解像度の二値データを単純に拡大
し、コピーにより補完する方法を採用すると、現在の解
像度の二値データは図17(a)に示すように白黒が均
等に並んでいたが、高解像度に変換すると図17(b)
に示すように白黒が均等に並ばなくなり、干渉縞が発生
する。従って、プロッタでフィルムに出力することがで
きる程の品質は得られない。
【0004】また、例えば日本特許第2848568号
公報には、二値データを多値データに変換し、所望の画
像処理を施した後、再度多値データを二値データに二値
化処理する画像処理装置が開示されている。本公報で
は、高速且つ安価に高画質な画像を得ることができると
されているが、印刷等における問題点にまで考慮したも
のではない。
【0005】すなわち、印刷時にドットゲイン(滲み)
が発生するという問題を考慮していない。このドットゲ
インの程度はプロッタ等の出力デバイスの機種によって
異なる場合がある。図18にこの例を示す。図18
(a)には600dpiでのデジタルデータを表してお
り、図18(b)には1200dpiでのデジタルデー
タを表している。図18(a)及び図18(b)のデジ
タルデータにおける面積は同じであるものとする。しか
し、図18(a)のデータを印刷すると、図18(c)
に示すように太線で囲まれた範囲にインクが乗ってしま
う。一方、図18(b)のデータを印刷すると、図18
(d)に示すように太線で囲まれた範囲にインクが乗っ
てしまう。図18(c)と図18(d)を比較すると、
図18(d)の方が滲みが少なく、出力濃度(インクが
乗っている面積)が少なく、図18(c)の方が滲みが
多く、出力濃度が多くなっている。必ずしも解像度が低
い出力デバイスの方が滲みが多いというわけではなく、
出力デバイスによって異なる。また、解像度が同じでも
出力デバイスによってはドットゲインに差が生ずる場合
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにデジタルデ
ータにおける面積が同じであっても、出力デバイスによ
ってドットゲインが異なるため、結果として出力濃度が
異なってしまう。出力デバイスによって出力結果が異な
るため、ユーザは意図する出力結果を簡単に得られない
という問題があった。
【0007】従って、本発明の目的は、出力デバイス間
のドットゲインの相違を補正するデータ処理技術を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る、第1の出力デバイスのための二値データを第2の出
力デバイスのための二値データに変換するデータ変換方
法は、第1の出力デバイスのための二値データを多値デ
ータに変換し、記憶装置に格納する二値多値変換ステッ
プと、第2の出力デバイスによる出力濃度と第1の出力
デバイスによる出力濃度とが同じになるように、上記多
値データを補正し、記憶装置に格納する補正ステップ
と、補正された多値データを第2の出力デバイスのため
の二値データに変換し、記憶装置に格納する多値二値変
換ステップとを含む。
【0009】このように第1の出力デバイス及び第2の
出力デバイスの出力濃度が一致するように補正を実施す
ることにより、ユーザは出力デバイスの違いを考慮せず
とも同一の出力結果を得ることができるようになる。
【0010】また、上で述べた二値多値変換ステップ
を、第1の出力デバイスのための二値データを第1の出
力デバイスの解像度の多値データに変換するステップ
と、第1の出力デバイスの解像度の多値データを、第2
の出力デバイスの解像度の多値データに変換して、多値
データを生成するステップとを含むような構成とするこ
とも可能である。これにより特に解像度が異なる出力デ
バイスに出力する場合であっても対応可能となる。
【0011】また、上で述べた補正ステップにおいて、
第2の出力デバイスによる出力濃度と第1の出力デバイ
スによる出力濃度とが同じになる、第1の出力デバイス
のための多値データについてのデジタル値と第2の出力
デバイスのための多値データについてのデジタル値との
対応関係を用いて、二値多値変換ステップにおいて生成
された上記多値データを補正するような構成であっても
よい。例えば、対応関係に係るルックアップテーブルを
生成しておき、ルックアップテーブルの値により入力多
値データを置換するような構成であってもよい。なお、
対応関係に係るルックアップテーブルについては、予め
生成しておいてもよいし、第1の出力デバイス及び第2
の出力デバイスが特定され、上記補正ステップを実行さ
れる前に生成するようにしてもよい。
【0012】本発明の第2の態様に係るデータ変換方法
においては、第1の出力デバイスのための二値データを
解像度が異なる第2の出力デバイスにより出力する際
に、第2の出力デバイスによる出力濃度が前記第1の出
力デバイスの出力濃度と同じになるように、第1の出力
デバイスのための二値データを第2の出力デバイスのた
めの二値データに変換し、記憶装置に格納する。
【0013】なお、上述の方法はプログラム及びコンピ
ュータにて実施することができ、このプログラムは、例
えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディ
スク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は
記憶装置に格納される。また、ネットワークなどを介し
て配布される場合もある。尚、中間的な処理結果はメモ
リに一時保管される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施の形態に係
るシステム概要図を示す。組版システム1は、例えば新
聞の紙面で使用する画像や記事をレイアウトし、紙面に
ついての二値イメージ・データを生成し、Aプロッタ装
置7、Bプロッタ装置9やゲラ装置10などに出力する
システムである。組版システム1において用いられる画
像データは、画像格納DB3に格納されている。また、
組版システム1において用いられる記事データは、記事
格納DB5に格納されている。組版システム1には、O
S(Operating System)1と、新聞の紙面で使用する画
像や記事をレイアウトする処理などを実施するためのア
プリケーション13と、画像(多値データ)や文字デー
タ(アウトラインフォント等)を例えばAプロッタ装置
7に対する二値データへ展開する二値展開ライブラリ1
5と、本実施の形態における主要な処理を実施する二値
解像度変換ライブラリ17とが含まれる。二値解像度変
換ライブラリ17の処理については後に詳しく述べる。
なお、Aプロッタ装置7やBプロッタ装置9は、紙面に
ついての二値データをフィルムに印刷する装置である。
また、ゲラ装置10は、紙面についての二値データを印
刷する装置である。なお、校正用に使用するためのテス
ト印刷がこのゲラ装置10で実施される。
【0015】二値解像度変換ライブラリ17の機能ブロ
ック図を図2に示す。二値解像度変換ライブラリ17に
は、Aプロッタ装置7用に二値展開ライブラリ15にお
いて生成された入力二値データ21を多値データに変換
する二値多値変換部171と、二値多値変換部171に
より生成された多値データの解像度を変換する多値解像
度変換部173と、濃度補正テーブルa(1781)、
濃度補正テーブルb(1783)等を格納する濃度補正
テーブル格納部178と、濃度補正テーブル格納部17
8を参照して出力濃度を同一にするように多値データに
対して濃度補正を実施する濃度補正部175と、補正さ
れた多値データを例えばBプロッタ装置9用の二値デー
タに変換し、出力二値データ23を生成する多値二値変
換部177とが含まれる。なお、濃度補正テーブルを生
成する濃度補正テーブル生成部179が設けられる場合
もある。
【0016】次に、図3乃至図16を用いて二値解像度
変換ライブラリ17の処理を説明する。二値多値変換部
171は、入力二値データ21を用いて二値多値変換処
理を実施し、処理結果を記憶装置に格納する(ステップ
S1)。256階調である場合には、例えば、入力二値
データ21におけるデジタル値0を0に変換し、入力二
値データ21におけるデジタル値1を255に変換す
る。この処理を図に示すと図4のようになる。図4
(a)において塗りつぶされた部分がデジタル値1で、
白い部分がデジタル値0である。図4(b)において
は、図4(a)において塗りつぶされた部分に255と
いうデジタル値が割り当てられ、図4(a)において白
い部分に0というデジタル値が割り当てられる。
【0017】次に、多値解像度変換部173は、生成さ
れた多値データの解像度(例えばAプロッタ装置7の解
像度)を、今回使用する出力デバイス(例えばBプロッ
タ装置9)の解像度に変換する多値解像度変換処理を実
施し、処理結果を記憶装置に格納する(ステップS
3)。多値解像度変換処理においては、画像処理分野で
周知のバイリニアやバイキュービック等の技術を用い
る。但し、これらに限定されるものではなく、他の拡大
縮小方式を採用してもよい。例えば、Aプロッタ装置7
の解像度が400dpiであり、Bプロッタ装置9の解
像度が560dpiである場合の例を図5に示す。図5
(a)の塗りつぶされた部分には255というデジタル
値が割り当てられており、これをバイリニア等の方式に
より拡大すると、図5(b)に示すようになる。なお、
図5(b)において塗りつぶされた部分に0以外のデジタ
ル値が割り当てられている。図5(a)においては塗り
つぶされた部分において255以外の値はなかったが、
図5(b)においては255以外の中間調のデジタル値
も生成されている。
【0018】そして、濃度補正部175は、濃度補正テ
ーブルを用いた濃度補正処理を実施し、処理結果を記憶
装置に格納する(ステップS5)。ここで濃度補正テー
ブルについて説明する。所定の入力デジタル値(多値デ
ータ)に対応する二値データを生成し、当該二値データ
をAプロッタ装置7で出力した結果を測定装置にて測定
する。これを繰り返すと、図6(a)に示すような、入
力デジタル値(多値データ)に対する出力濃度値(印刷
物測定値)の出力特性カーブAを得ることができる。ま
た、同じように、所定の入力デジタル値(多値データ)
に対応する二値データを生成し、当該二値データをBプ
ロッタ装置9で出力した結果を測定装置にて測定する。
これを繰り返すと、図6(b)に示すような、入力デジ
タル値(多値データ)に対する出力濃度値(印刷物測定
値)の出力特性カーブBを得ることができる。この出力
特定カーブA及びBの差分がAプロッタ装置7とBプロ
ッタ装置9のドットゲインの差になる。このドットゲイ
ンの差の分だけ入力デジタル値を補正すれば、ドットゲ
インの差を補完して出力濃度を同一にすることができる
ようになる。すなわち、図6(c)に示すように、Aプ
ロッタ装置7向けの入力デジタル値(多値解像度変換処
理部173の出力)をBプロッタ装置9向けの出力デジ
タル値に変換するカーブCを用いる。濃度補正テーブル
は、この図6(c)に示されたカーブをルックアップテ
ーブルにしたものである。
【0019】濃度補正テーブルの生成方法について図7
乃至図11を用いて説明しておく。図7に示された処理
フローは予め実施しておく必要がある処理である。ま
ず、所定のデジタル値(多値データ)毎のデータを所定
の方式で二値データに変換し、各出力デバイスで出力す
る(ステップS11)。そして、各出力デバイスによる
印刷物等の出力濃度値を測定装置で測定する(ステップ
S13)。全てのデジタル値に対応する出力濃度値を測
定できないので、補間により各デジタル値と出力濃度値
との対応関係を求め、出力デバイス毎にテーブルに登録
する(ステップS15)。例えば図8のようなテーブル
が生成される。すなわち、0から255までのデジタル
値と、各デジタル値に対応するAプロッタ装置7の濃度
値、Bプロッタ装置9の濃度値等が登録される。
【0020】次に、図9乃至図11を用いて図3のステ
ップS5の直前までに実施すべき濃度補正テーブル生成
処理を説明する。この処理は例えば濃度補正テーブル生
成部179により行われる。まず、基準デバイス(例え
ばAプロッタ装置7)についてのデジタル値を0とする
(ステップS31)。そして、基準デバイスのデジタル
値に対応する濃度値を図8のようなテーブルから読み出
す(ステップS33)。また、読み出された濃度値に対
応する出力デバイスのデジタル値をテーブルから読み出
す(ステップS35)。この処理の内容を図10を用い
て説明する。図10のグラフにおいて横軸は多値データ
のデジタル値を表し、縦軸は濃度値を表す。点線はAプ
ロッタ装置7についての出力特性カーブであり、一点鎖
線はBプロッタ装置9についての出力特性カーブであ
る。例えば、基準デバイスであるAプロッタ装置7につ
いてのデジタル値10に対応する濃度値は点線のカーブ
上の点の値25である。一方、濃度値が25となる一点
鎖線のカーブ上の点のデジタル値は15である。すなわ
ち、濃度値25を出すためには、Aプロッタ装置7では
デジタル値10が必要であるが、Bプロッタ装置7では
デジタル値15が必要となる。Aプロッタ装置7を想定
したデータである場合には、10という値を15に補正
しないと、Bプロッタ装置9において同じ出力濃度を得
ることができなくなる。このような対応関係をステップ
S31乃至S35において求めるものである。
【0021】このようにして求められた基準デバイスの
デジタル値を入力とし、出力デバイスのデジタル値を出
力とする対応関係を記憶装置に格納する(ステップS3
7)。そして、基準デバイスのデジタル値を1インクリ
メントする(ステップS39)。そしてステップS33
乃至S39までの処理を基準デバイスのデジタル値が2
56になるまで繰り返す(ステップS41)。もし、基
準デバイスのデジタル値が256になると、求められた
対応関係を基準デバイスと今回の出力デバイスとの濃度
補正テーブルとして、濃度補正テーブル格納部178に
出力し、濃度補正テーブル格納部178に格納する(ス
テップS43)。
【0022】濃度補正テーブルの一例を図11に示す。
図11には、Aプロッタ装置7の0乃至255のデジタ
ル値毎に、Bプロッタ装置9の対応するデジタル値が登
録されている。この濃度補正テーブルは、基準デバイス
と出力デバイスとの組み合わせ毎に生成される。
【0023】従って、ステップS5(図3)では図11
のようなルックアップテーブルを参照して、多値解像度
変換処理部175が出力する多値データに含まれる各デ
ジタル値を補正する。すなわち、多値解像度変換処理部
175が出力する多値データに含まれる各デジタル値で
ルックアップテーブルを検索し、対応するデジタル値を
取得する。
【0024】図3の説明に戻って、次に多値二値変換部
177は、多値二値変換処理を実施し、処理結果を記憶
装置に格納する(ステップS7)。なお、今回の出力デ
バイスであるBプロッタ装置9に出力するようにしても
よい。多値二値変換処理の一例としては誤差拡散法があ
る。誤差拡散法の処理概要を図12乃至図16を用いて
説明する。
【0025】まず、注目画素を決定する(ステップS5
1)。例えば図13(a)の太線で囲まれた画素を注目
画素とする。そして、注目画素の画素値と他の画素値か
ら配分された画素値を加算する(ステップS53)。図
13(a)の場合には他の画素値から配分された画素値
はないものとする。そして、所定の閾値とステップS5
3における加算結果とを比較して、加算結果が閾値より
大きいか判断する(ステップS55)。もし、加算結果
が閾値より大きい場合には、画素値255を注目画素値
に割り当てる(ステップS57)。図13(a)の例で
は、注目画素の画素値が150で閾値が128であると
すると、注目画素の画素値の方が大きいので、注目画素
に255が割り当てられる。これにより図13(b)の
太線で囲まれた画素のようになる。255が割り当てら
れた場合には、二値データにおける1とみなされる。そ
して、ステップS53における加算結果−255を所定
のマトリックスに従って周囲の他の画素に分配する(ス
テップS59)。図13(a)の場合には、150−2
55=−105が図14に示されるようなマトリックス
に従って配分される。なお、図14において*が注目画
素であり、その左隣の画素には分配はない。このマトリ
ックスは一例である。
【0026】一方、ステップS53における加算結果が
閾値以下である場合には、画素値0を注目画素に割り当
てる(ステップS61)。そして加算結果を例えば図1
4に示すマトリックスで周囲の他の画素に分配する(ス
テップS63)。
【0027】そして、ステップS59又はS63の後
に、全ての画素を処理したか判断する(ステップS6
5)。もし、未処理の画素が存在する場合にはステップ
S51に戻る。一方、全ての画素を処理した場合には処
理を終了する。このような処理を実施することにより、
図13(a)において存在していた0と255の間の中
間値が、図13(b)に示すように0と255のいずれ
かの値に変換される。255の画素の数は多値データに
おいてデジタル値255に近い値を有する画素数が多い
ほど多くなる。
【0028】以上図3を用いて説明した処理の各ステッ
プの処理結果のフローを図15にまとめておく。図15
(a)は、Aプロッタ装置7向けの二値データの一例を
示している。図15(a)の二値データを二値多値変換
部変換部171が図15(b)に示すような多値データ
に変換する。本例では、単純な二値多値変換を実施して
いるため、二値データの0は多値データの0に対応し、
二値データの1は多値データの255に対応する。そし
て、多値解像度変換部173は、図15(a)の多値デ
ータの解像度を例えばバイリニアやバイキュービックと
いった方式にてBプロッタ装置9の解像度に変換する処
理を実施して、例えば図15(c)のデータを生成す
る。ここでは0及び255だけではなく、0から255
までの間のデジタル値も生成される。次に、濃度補正部
175は、濃度補正テーブル1781を参照して、図1
5(c)のデータに対して濃度補正処理を実施し、図1
5(d)のデータを生成する。これによりBプロッタ装
置9のための多値データが生成されたことになる。そし
て、多値二値変換部177は、図15(d)の多値デー
タに対して、例えば誤差拡散法等の方式で多値二値変換
処理を実施し、図15(e)のデータを生成する。これ
にて、Bプロッタ装置9に出力することができる二値デ
ータが生成された。また、この二値データをBプロッタ
装置9で出力しても、Aプロッタ装置7で出力した場合
と同様の出力濃度で出力されるようになる。
【0029】すなわち、図18(c)及び(d)で示し
たようなドットゲインの差による出力濃度の差は、主に
濃度補正部175により補正される。すなわち、図18
(d)とは異なるデジタルデータ1600(図16)が
濃度補正部175と多値二値変換部177において生成
されるようになるため、太線で示される出力濃度は図1
8(c)と同じになる。これにより、ユーザは出力デバ
イスが異なっていても、その差を意識することなく、デ
ータの出力を行うことができるようになる。
【0030】以上本発明の一実施の形態を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、プロ
ッタ装置についての例を主に説明したが、出力デバイス
は他の種類の出力デバイスであってもよい。また、二値
解像度変換ライブラリ17を組版システムに組み込む場
合を示しているが、これも一例であって他の画像処理装
置に組み込む場合もある。また、図2に示すような機能
ブロック分けは一例であって、実際のプログラムにおけ
るモジュール分けとは一致しない場合もある。また、濃
度補正部175においては図11のようなルックアップ
テーブルを用いる例を示したが、本発明はこれに限定さ
れず、図11を表すような関数を用意しておき、この関
数にて補正を実施するような構成であってもよい。
【0031】また、Aプロッタ装置7とBプロッタ装置
9の解像度が同じであっても出力特性が異なる場合があ
る。このような場合であっても、本発明を適用すること
ができる場合もある。また、図7では所定のデジタル値
(多値データ)毎のデータを所定の方式で二値データに
変換し、各出力デバイスで出力するとしていたが、例え
ば所定の網%毎のデータを各出力デバイスで出力するよ
うにし、網%に対応するデジタル値(多値データ)を別
途求めるようにしてもよい。
【0032】(付記1)第1の出力デバイスのための二
値画像データを第2の出力デバイスのための二値画像デ
ータに変換する方法であって、前記第1の出力デバイス
のための二値画像データを多値画像データに変換し、記
憶装置に格納する二値多値変換ステップと、前記第2の
出力デバイスによる出力濃度と前記第1の出力デバイス
による出力濃度とが同じになるように、前記多値画像デ
ータを補正し、記憶装置に格納する補正ステップと、補
正された前記多値画像データを前記第2の出力デバイス
のための二値画像データに変換し、記憶装置に格納する
多値二値変換ステップと、を含むデータ変換方法。
【0033】(付記2)前記二値多値変換ステップが、
前記第1の出力デバイスのための二値画像データを前記
第1の出力デバイスの解像度の多値画像データに変換す
るステップと、前記第1の出力デバイスの解像度の多値
画像データを、前記第2の出力デバイスの解像度の多値
画像データに変換して、前記多値画像データを生成する
ステップと、を含むことを特徴とする付記1記載のデー
タ変換方法。
【0034】(付記3)前記補正ステップにおいて、前
記第2の出力デバイスによる出力濃度と前記第1の出力
デバイスによる出力濃度とが同じになる、前記第1の出
力デバイスのための多値画像データについてのデジタル
値と前記第2の出力デバイスのための多値画像データに
ついてのデジタル値との対応関係を用いて、前記二値多
値変換ステップにおいて生成された前記多値画像データ
を補正することを特徴とする付記1記載のデータ変換方
法。
【0035】(付記4)前記対応関係に係るテーブルを
生成するステップをさらに含む付記3記載のデータ変換
方法。
【0036】(付記5)第1の出力デバイスのための二
値画像データを解像度が異なる第2の出力デバイスによ
り出力する際に、前記第2の出力デバイスによる出力濃
度が前記第1の出力デバイスの出力濃度と同じになるよ
うに、前記第1の出力デバイスのための二値画像データ
を前記第2の出力デバイスのための二値データに変換
し、記憶装置に格納することを特徴とするデータ変換方
法。
【0037】(付記6)付記1乃至5のいずれか1つ記
載のデータ変換方法をコンピュータに実行させるための
プログラム。
【0038】(付記7)第1の出力デバイスのための二
値画像データを第2の出力デバイスのための二値画像デ
ータに変換するデータ変換装置であって、前記第1の出
力デバイスのための二値画像データを多値画像データに
変換し、記憶装置に格納する二値多値変換手段と、前記
第2の出力デバイスによる出力濃度と前記第1の出力デ
バイスによる出力濃度とが同じになるように、前記多値
画像データを補正し、記憶装置に格納する補正手段と、
補正された前記多値画像データを前記第2の出力デバイ
スのための二値画像データに変換し、記憶装置に格納す
る多値二値変換手段と、を有するデータ変換装置。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、出力デバ
イス間のドットゲインの相違を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るシステム概要を説
明するための図である。
【図2】二値解像度変換ライブラリの機能ブロック図で
ある。
【図3】二値解像度変換ライブラリの処理フローを示す
図である。
【図4】二値多値変換処理の具体例を示す図である。
【図5】多値解像度変換処理の具体例を示す図である。
【図6】濃度補正処理の概念を説明するためのグラフを
示す図である。
【図7】濃度補正テーブル生成処理の前処理のフローを
示す図である。
【図8】デジタル値と各出力デバイスの濃度値の関係を
表すテーブルの一例を示す図である。
【図9】濃度補正テーブル生成処理のフローを示す図で
ある。
【図10】濃度補正テーブル生成処理を説明するための
図である。
【図11】濃度補正テーブルの一例を示す図である。
【図12】多値二値変換処理の一手法である誤差拡散法
の処理フローを示す図である。
【図13】多値二値変換処理の具体例を示す図である。
【図14】誤差拡散法において用いられるマトリックス
の一例を示す図である。
【図15】二値解像度変換ライブラリの処理フローに従
って変化する具体的データを表す図である。
【図16】本実施の形態の処理フローに従って生成され
るデータのフローを示す図である。
【図17】従来の解像度変換処理の具体例を示す図であ
る。
【図18】従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 組版システム 3 画像格納DB 5 記事格納DB 7 Aプロッタ装置 9 Bプロッタ装置 10 ゲラ装置 11 OS 13 アプリケーション 15 二値展開ライブラリ 17 二値解像度変換ライブラリ 21 入力二値データ 23 出力二値データ 171 二値多値変換部 173 多値解像度変換部 175 濃度補正部 177 多値二値変換部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB07 CB12 CB16 CD06 CE11 CE13 CH07 5C077 LL04 LL19 MM03 MP02 MP04 NN02 PP05 PP20 PP43 PQ12 PQ22 PQ23 RR02 RR07 TT02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の出力デバイスのための二値データを
    第2の出力デバイスのための二値データに変換する方法
    であって、 前記第1の出力デバイスのための二値データを多値デー
    タに変換し、記憶装置に格納する二値多値変換ステップ
    と、 前記第2の出力デバイスによる出力濃度と前記第1の出
    力デバイスによる出力濃度とが同じになるように、前記
    多値データを補正し、記憶装置に格納する補正ステップ
    と、 補正された前記多値データを前記第2の出力デバイスの
    ための二値データに変換し、記憶装置に格納する多値二
    値変換ステップと、 を含むデータ変換方法。
  2. 【請求項2】前記二値多値変換ステップが、 前記第1の出力デバイスのための二値データを前記第1
    の出力デバイスの解像度の多値データに変換するステッ
    プと、 前記第1の出力デバイスの解像度の多値データを、前記
    第2の出力デバイスの解像度の多値データに変換して、
    前記多値データを生成するステップと、 を含むことを特徴とする請求項1記載のデータ変換方
    法。
  3. 【請求項3】前記補正ステップにおいて、 前記第2の出力デバイスによる出力濃度と前記第1の出
    力デバイスによる出力濃度とが同じになる、前記第1の
    出力デバイスのための多値データについてのデジタル値
    と前記第2の出力デバイスのための多値データについて
    のデジタル値との対応関係を用いて、前記二値多値変換
    ステップにおいて生成された前記多値データを補正する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ変換方法。
  4. 【請求項4】第1の出力デバイスのための二値データを
    解像度が異なる第2の出力デバイスにより出力する際
    に、前記第2の出力デバイスによる出力濃度が前記第1
    の出力デバイスの出力濃度と同じになるように、前記第
    1の出力デバイスのための二値データを前記第2の出力
    デバイスのための二値データに変換し、記憶装置に格納
    することを特徴とするデータ変換方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1つ記載のデー
    タ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
    ム。
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