JP4171435B2 - 機械プレスの制御方法及びその制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基本的に、クランク軸の回転運動をスライドの上下方向運動に変換する機構を備える機械プレスの制御方法及びその制御装置に関する。
機械プレスの1つとして、フレームと、該フレームに回転可能に支承された複数の偏心部を有するクランク軸と、該クランク軸の下方に配置された上死点及び下死点の間で昇降可能のスライドと、前記クランク軸の偏心部の回転運動を前記スライドの昇降運動に変換する複数のコネクションとを備えるものがある。機械プレスは、油圧式プレスと比べて、機械精度及び生産性に優れ、工程数の多い金型を使用できるという長所を有する。
これによれば、前記スライドに予め取り付けられた上型が、前記スライドの下降により、その下方の下型の上に置かれた板材(ワーク)に押し付けられ、打ち抜き、穴あけ、絞り等のプレス加工が行われる。
ところで、このような機械プレスには、その機構上、前記スライドがその下死点に到達する直前にフレームひいては下型に置かれた板材に対して減速することが避けられないという問題がある。このため、特に絞り加工において、前記スライドの下降の終了前すなわち絞り加工の完了前に、材料によっては先に絞り加工を受けた上方箇所に加工硬化が生じ、この箇所に亀裂、変形等が生じるという不都合がある。
この問題は、前記スライドの一部が予め定められた一定又は可変の下降速度で移動するように改良することにより解消しうると考えられる。
前記スライドの一部を一定の下降速度で移動するように改良した機械プレスの一例が後記特許文献1に記載されている。この機械プレスでは、前記スライドがインナスライドとその周囲のブランクホルダとからなり、前記インナスライダ及び前記ブランクホルダの駆動がそれぞれ前記クランク軸と油圧ジャッキとにより行われる。
しかし、この改良された機械プレスでは、絞り加工における絞りが前記クランク軸の駆動力を受ける前記インナスライダにより行われることから、絞り加工における前記した問題は解消されない。
特公昭34−7847号公報
本発明の目的は、絞り加工における亀裂、変形等の発生を回避し得る機械プレスの制御方法及びその制御装置を提供することにある。
本発明に係る機械プレスの制御方法及び制御装置は、フレームと、該フレームに回転可能に支承されたクランク軸であって複数の偏心部を有するクランク軸と、該クランク軸の下方に配置された上死点及び下死点の間で昇降可能である第1のスライド部であって上下方向に伸びる貫通孔が設けられた第1のスライド部及び該第1のスライド部の前記貫通孔内に配置された上昇位置及び下降位置の間で昇降可能である第2のスライド部を有するスライドと、前記クランク軸の回転運動を前記第1のスライド部の昇降運動に変換する複数のコネクションであって前記クランク軸の偏心部と前記第1のスライド部とに連結された複数のコネクションと、前記第2のスライド部に昇降運動を生じさせる駆動機構であって前記第1のスライド部に取り付けられた駆動機構とを備える機械プレスに適用される。
本発明に係る制御方法は、上記機械プレスの制御方法であって、前記第1のスライド部を下降させること、下降中の前記第1のスライド部が減速に転じる位置と前記下死点との間に予め設定された前記第2のスライド部の第1の下降開始位置を前記第1のスライド部が通過したときに前記第2のスライド部を前記上昇位置から前記下降位置へ前記第1のスライド部に対して第1の相対速度で下降させることによって、前記第2のスライド部を前記第1のスライド部が前記下死点に到達する前に前記下降位置に到達させること、前記第2のスライド部が前記下降位置に到達した直後に前記第2のスライド部を前記下降位置から前記上昇位置へ前記第1のスライド部に対して第2の相対速度で上昇させること、前記第1のスライド部が前記下死点を通過した直後に前記第1のスライド部を上昇させることを含む。
本発明に係る制御方法は、さらに、前記第1のスライド部を上昇させること、前記下死点と前記第1のスライド部が減速に転じる位置との間における前記下死点の近傍に予め設定された前記第2のスライド部の上昇開始位置を前記第1のスライド部が通過したときに前記第2のスライド部を前記上昇位置から前記下降位置へ前記第1のスライド部に対して第3の相対速度で下降させること、前記第2のスライド部が前記下降位置に到達した直後に前記第2のスライド部を前記下降位置から前記上昇位置へ前記第1のスライド部に対して第4の相対速度で上昇させることを含むものとすることができる。
前記第1の相対速度で前記第2のスライド部を下降させて前記下降位置に位置させたときの前記第2のスライド部の前記フレームに対する位置は、前記第1のスライド部が前記下死点に位置しかつ前記第2のスライド部が前記上昇位置に位置するときの前記第2のスライド部の前記フレームに対する位置と同じものとすることができる。
前記第1の相対速度は、前記第1のスライド部が前記第1の下降開始位置を通過した時の前記フレームに対する下降速度と、前記第1のスライド部が前記第2のスライド部の第1の下降開始位置を通過したときから前記第2のスライド部が前記下降位置に達したときまでの間における前記フレームに対する前記第2のスライド部の平均下降速度とが同じになるような前記第1のスライド部に対する速度とすることができる。
前記第2の相対速度は、前記第1のスライド部が前記下死点に到達した時に前記第2のスライド部が前記上昇位置へ到達するような前記第1のスライド部に対する速度とすることができる。
前記第3及び第4の相対速度は、それぞれ、前記第2及び第1の相対速度と同じ大きさのものとすることができる。
上記制御方法は、さらに、前記第1のスライド部を下降させることに先立ち、前記第2のスライド部の第1の下降開始位置を、前記駆動機構の作動遅れに相当する前記クランク軸の回転角度を考慮して定めることができる。
前記第1の相対速度は、前記第2の相対速度より小さい大きさとすることができる。
前記駆動機構は、例えば、液圧ジャッキからなる。
本発明は、上記機械プレスの制御装置であって、前記クランク軸の回転角度を検出するための角度検出器と、前記第1のスライド部に対する前記第2のスライド部の相対変位を検出するための変位検出器と、前記駆動機構の制御器とを含む。前記制御器は、前記第1のスライド部を下降させ、前記角度検出器が検出したクランク角度信号に基づいて、下降中の前記第1のスライド部が減速に転じる位置と前記下死点との間に予め設定された前記第2のスライド部の第1の下降開始位置を前記第1のスライド部が通過したときに前記第2のスライド部を前記上昇位置から前記下降位置へ前記第1のスライド部に対して第1の相対速度で下降させることによって、前記第2のスライド部を前記第1のスライド部が前記下死点に到達する前に前記下降位置に到達させ、前記第2のスライド部が前記下降位置に到達した直後に前記第2のスライド部を前記下降位置から前記上昇位置へ前記第1のスライド部に対して第2の相対速度で上昇させるように前記駆動機構を制御する。


前記制御器は、さらに、前記第1のスライド部を上昇させ、前記角度検出器が検出したクランク角度信号に基づいて、上昇中の前記第1のスライド部が前記下死点と前記第1のスライド部が減速に転じる位置との間に予め設定された前記第2のスライド部の第2の下降開始位置を前記第1のスライド部が通過したときに前記第2のスライド部を前記上昇位置から前記下降位置へ前記第1のスライド部に対して第3の相対速度で下降させ、前記第2のスライド部が前記下降位置に到達した直後に前記第2のスライド部を前記下降位置から前記上昇位置へ前記第1のスライド部に対して第4の相対速度で上昇させるように前記駆動機構を制御することができる。
本発明に係る制御方法によれば、第1のスライド部の貫通孔中の第2のスライド部について、下降中の第1のスライド部が減速に転じる位置とその下死点との間に第1の下降開始位置を設定し、第1のスライド部がこの位置を通過したときに第2のスライド部を上昇位置から下降位置へ第1のスライド部に対して第1の相対速度で下降させるようにしたことから、フレームに対する第1のスライド部の下降速度の減速に相当する速度が第2のスライド部の下降速度で補われる。つまり、第2のスライド部のフレームに対する下降速度は、第1のスライド部の下降速度と第2のスライド部の下降速度とが加算された速度であるから、第2のスライド部は、第1のスライド部が前記第2のスライド部の第1の下降開始位置を通過した時の下降速度とほぼ同じ速度で下死点に到達する。その結果、スライドの下降速度が下死点に到達する直前に減速するということが回避され、従来における亀裂、変形等の発生を防止することができる。なお、第1及び第2の相対速度は、それらの相対速度で移動している間、一定であっても変速であってよい。
前記第1の相対速度で前記第2のスライド部を下降させて前記下降位置に位置したときの前記第2のスライド部の位置を、前記第1のスライド部が前記下死点に位置しかつ前記第2のスライド部が上昇位置に位置するときの位置とするときは、第2のスライド部の下降速度を維持した状態で、第2のスライド部を下死点まで下降させるから、スライドが下死点に到達する直前に減速するということが生じなくなり、従来における亀裂、変形等の発生を防止することができる。
前記第2の相対速度を、前記第1のスライド部が前記下死点に到達した時と同時に前記第2のスライド部を前記下死点へ到達させるような速度とするときは、第2のスライド部が下死点に位置したときから第1のスライド部が下死点に位置するまでの間、スライドはほぼ下死点に位置する。これにより、1回のプレスにおいて、第2のスライド部の下降と上昇の工程の間に停止の工程を有することになるから、プレス加工の品質向上に寄与する。
さらに、駆動機構の機構上の遅れにより、第2のスライド部が下降するタイミングが遅れ、その結果、第2のスライド部が下死点に到達する直前に減速する場合がある。しかし、前記第1のスライド部を下降させるに先立ち、前記第2のスライド部の遅れ(駆動機構の機構上の遅れに基づく)を算出して、算出された遅れに基づいて前記第1の下降開始位置を補正することにより、第2のスライド部が下死点に到達する直前に減速することを防止することができる。
本発明に係る制御装置により、上記制御方法を実施することができる。
図1から図3を参照すると、本発明に係る制御方法及び制御装置が適用される機械プレスが全体に符号10で示されている。
図1に示すように、機械プレス10は、フレーム12と、該フレームに回転可能に水平に支承されたクランク軸14と、クランク軸14の下方に配置された昇降可能のスライド16と、クランク軸14の回転運動をスライド16の昇降運動に変換する複数(図示の例では2つ)のコネクション18とを備える。
クランク軸14の回転角度は、レゾルバーと変換器とを組み合わせた検出器やエンコーダーのようなクランク角度検出器94によって検出され、クランク角度信号S1として制御器100(図4参照)へ出力される。
複数の軸受20を介してフレーム12に支持されたクランク軸14は、複数の偏心部22を有する。図1の例では2つの偏心部22を有する。両偏心部22はクランク軸14の長手方向に互いに間隔をおいて、また同じ方向へ同一の偏心量をもって配置されている。図示の例では、偏心量は20mmとされている(図7参照)。
クランク軸14の端部には、フライホイール24と、クラッチ26とが配置されている。フライホイール24は、軸受28を介して、クランク軸14の端部の周りに回転可能に据えられ、またクラッチ26はクランク軸14の端部に相対回転不能に取り付けられている。フライホイール24は、例えばベルト(図示せず)を介して、これに回転動力を与えるモータのような駆動源92(図4参照)に接続されている。クランク軸14は、クラッチ26の作動により、フライホイール24からの回転動力の伝達を受け、またこれを解除される。
クランク軸14の回転運動をスライド16の昇降運動に変換する複数のコネクション18は、それぞれ、クランク軸14の両偏心部22にこれらの周りに回転可能に連結された一端部(上端部)30と、スライド16の後記第1のスライド部34に枢着された他端部(下端部)32とを有する。このため、クランク軸14が1回転すると、第1のスライド部34は、上死点及び下死点の間を1回だけ昇降する。図示の例では、上死点と下死点との間は、40mmとされている(図7参照)。
スライド16は、図示の例では全体に矩形の平面形状を有しかつ比較的大きい厚さ寸法を有するブロック体からなる(図2参照)。スライド16は、第1のスライド部34と、第2のスライド部36とを有する。
第1のスライド部34を上下に貫通する孔40が、第1のスライド部34のほぼ中央部に形成された凹所35の中央部に設けられている。第1のスライド部34は、クランク軸14の回転運動に伴って昇降し、フレーム12に取り付けられた複数の案内部材38(図2参照)による上下方向への案内作用を受ける。
第1のスライド部34の貫通孔40内には、第2のスライド部36が昇降可能に配置されている。第2のスライド部36の昇降運動は、上昇位置(図1、図7に示す位置)と下降位置(図3,図10に示す位置)との間において、第1のスライド部34に取り付けられた駆動機構42の作動により生じる。
第2のスライド部36の下部にボルト90により連結板88が取り付けられており(図3参照)、連結板88の下面が実質的に第2のスライド部36の下面を規定する。前記上型が上昇しているときの第2のスライド部36がその上昇位置にあるとき、連結板88の下面と第1のスライド部34の下面の位置とが同一面上にある。また、フレーム12には、ゴムのような吸収材(図示せず)を介して下型(図示せず)が、プレス可能に取り付けられている。
図2に示すように、貫通孔40は円形の横断面形状を有する。円形に代えて、他の任意の形状、例えば矩形であってもよい。また、貫通孔40は、第1のスライド部34の凹所35以外の箇所に設けられまた配置されることがある。
図3に示すように、液圧ジャッキからなる駆動機構42が、フランジ継手86を介して第1のスライド部34に取り付けられている。前記液圧ジャッキのシリンダ44から下方に伸びるピストンロッド46は、貫通孔40内に摺動可能に配置された第2のスライド部36の頂部の穴60に受け入れられこれと螺合している。
駆動機構42として、図示の液圧ジャッキの他、例えばスクリュージャッキとすることができる。
2つの案内ロッド48が、第1のスライド部34に設けられ上下方向に伸びる案内孔50内に上下動可能に配置されている。案内孔50は、第2のスライド部36を受け入れる貫通孔40の近傍にあってこれと平行に伸びている。2つの案内ロッド48は、その下部において、連結板88及びボルト90を介して第2のスライド部36に連結されている。
第2のスライド部36及び案内ロッド48の昇降運動をより滑らかなものするため、これらが受け入れられた貫通孔40及び案内孔50の周壁面に、それぞれ、案内軸受68,70が据えられている。これにより、ピストンロッド46の昇降に従って、第2のスライド部36及び案内ロッド48が同時に昇降し、このとき、第2のスライド部36は案内ロッド48による案内作用を受け、これにより、より直線的な昇降運動をする。第1のスライド部34に対する第2のスライド部36の上昇位置と下降位置との距離は、任意に設定することができる。図示の例では、約1mmである(図9参照)。
このことから、前記液圧ジャッキを作動させることにより、第2のスライド部36を第1のスライド部34に対して予め設定された速度で前記上昇位置と前記下降位置との間で下降させまた上昇させることができる。
図4を参照して、機械プレスの制御装置100の説明をする。制御装置100は、制御器102、モーション設定器104、クランク角度検出器94、第1のスライド部34に対する第2のスライド部36の相対的な位置を測定する第2のスライド部位置検出器106を含む。制御器102は、第2のスライド部位置指令部108を含む。
クランク角度検出器94は、クランク軸14の回転角度を検出し、検出された回転角度をクランク角度信号S1として、第2のスライド部位置指令部108へ出力する。
第2のスライド部位置検出器106は、油圧ジャッキ(駆動機構)42に取り付けられており、ピストンロッド46の変位を常に検出し、検出された第1のスライド部34に対する第2のスライド部36の変位を変位信号S2としてセンサアンプ107へ出力する。
センサアンプ107は、入力された変位信号S2を規定の電圧信号に変換し、第2のスライド部位置指令部108及びサーボアンプ110へ変位電圧信号S2’として出力する。第2のスライド部位置検出器106として、リニアスケールのような変位測定器が用いられる。変位電圧信号S2’は第2のスライド部36の位置制御信号としても用いられる。
モーション設定器104には、作業者によって、第2のスライド部36の下降開始タイミング、下降終了タイミング、上昇開始タイミング、上昇終了タイミング、前記上昇位置及び下降位置が入力され、入力されたそれらは、設定信号S3として第2のスライド部位置指令部108へ出力される。
モーション設定器104に入力された、第2のスライド部36の下降タイミングとその下降量とから、クランク角度検出器94が検出できる分解角度(例えば1°)あたりの第2のスライド部36の下降量を算出する。同様に、第2のスライド部36の上昇タイミングとその上昇量とから、クランク角度検出器94が検出できる分解角度(例えば1°)あたりの第2のスライド部36の上昇量を算出する。
サーボアンプ110は、第2のスライド部位置指令部108からの位置指令信号S4と変位電圧信号S2’とに基づいて、油圧ジャッキ42のシリンダ44内部に供給する油の流量を示す流量信号S5をサーボバルブ114に供給する。
サーボバルブ114は、油圧ユニット112からシリンダ44の下降用及び上昇用の弁に供給される油の流量を、流量信号S5に基づいて、制御する電磁バルブである。
2つの圧力センサ116及び117は、それぞれ、上限圧力を監視するため、シリンダ44内の一方及び他方の油圧を測定し、圧力信号S6及びS7として、第2のスライド部位置検出器108へ出力する。
制御器102は、作業者が操作したスイッチ(図示せず)からのオンのスイッチ信号に基づいて、クラッチ26をフライホイール24に相対的に押し当てる制御をして、クランク軸14を回転させ、第1のスライド部34を昇降させる。制御器102は、上記クラッチ26をフライホイール24に相対的に押し当てる制御とは独立に、駆動源92の出力軸を回転させるための信号をインバータ109へ出力して、駆動源92を駆動させることができる。
以上の機械プレス10及び制御装置100は、図5及び図6に示すフローチャートに従って制御される。
機械プレス10は図7に示す状態で待機している。このときのクランク角度は0°又はその近傍(例えば、±30°すなわち330°から30°の範囲)である。図示の例ではこれが0°である。また、第1及び第2のスライド部34及び36は、それぞれ、図8に示すグラフ上の点Ps及び図9に示すグラフ上の点Psに示すように、上死点及び上昇位置に位置している。
ここで、図8に示すグラフ上の点線L1は、フレーム12に対する第1のスライド部34の位置を示し、実線L2は、フレーム12に対する第2のスライド部36の位置を示す。点線L1はその点Psから点P1までの部分及び点P3から点Peまでの部分において、実線L2と一致している。第1のスライド部34に対する第2のスライド部36の位置が図9に実線L2で示されている。
作業者は、機械プレス10の第1及び第2のスライド部34及び36が図7に示す位置にあるとき、上型と下型(図示せず)との間に、プレス用の板材(ワーク)を配置する。
次に、作業者は、駆動源92を作動させ、機械プレス10の運転スイッチ(図示せず)を押し、クラッチ26をフライホイール24に相対的に押し当てる(ステップST001)。これにより、第1のスライド部34が下降する(ステップST002)。その結果、前記上型が前記下型上に降下し、前記板材がプレス加工される。第1のスライド部34のフレーム12に対する位置(図8の点線L1)は、フレーム12に対するその下降速度が徐々に速くなり、クランク角度90°近傍で最大となり、その後、クランク角度137°(図8の点P1)までの範囲で僅かに低下すなわち減速する。この範囲(クランク角度90°から137°までの範囲)で生じる僅かな減速によっては、先に絞り加工を受けた前記板材の上方箇所に加工硬化を生じ、この箇所に亀裂、変形等が生じるという不都合は生じない。
また、第2のスライド部36は、クランク角度0°から137°の範囲(図9の点Psから点P1の範囲参照)では未だ駆動機構42によって下降されない。このため、この範囲では、第2のスライド部36のフレーム12に対する位置は図8の実線L2に示すように、点線L1におけるとほぼ同じである。
第2のスライド部位置指令部108は、クランク角度信号S1を監視し、クランク角度が、前記第1のスライド部34が減速に転じる位置(クランク角度がほぼ90°の位置)と、第1のスライド部34がその下死点との間に予め設定された第2のスライド部36の第1の下降開始位置(フレーム12に対する高さ位置ともいう)に対応するクランク角度(図示の例では137°、図8及び図9では点P1)に達したか否かを判断する(ステップST003)。ステップST003はそのクランク角度に達するまで実行される。この間も、前記下型上に置かれた板材を前記上型が押しつけ、前記板材がプレス加工を継続される。
次に、前記クランク角度(クランク角度137°、図8及び図9では点P1)に達したとき、第2のスライド部36をその上昇位置からその下降位置へ第1のスライド部34に対しての第1の相対速度(図9参照)で下降させる(ステップST004)。図9に示す例では、第2のスライド部36の第1の相対速度は、第1のスライド部34に対してクランク角度が23°で1mm下降する平均速度とされている。したがって、クランク軸14が23°回転する間に第2のスライド部36が第1のスライド部34に対して1mm下降すればよく、例えば、第2のスライド部36の第1の相対速度は、一定であってもあるいは変化するものであってもよい。
前記第2のスライド部36の前記第1の下降開始位置以降における第1のスライド部34の下降速度は、大きく減速する(クランク角度137°から180°の範囲、図8の点P1から点P3の範囲)。しかし、第2のスライド部36が下降されている(図9のクランク角度137°の点P1からクランク角度160°の点P2の範囲の実線L2参照)ことから、スライド16したがって前記上型のフレーム12に対する下降速度は殆ど減少しない(図8のクランク角度137°の点P1からクランク角度160°の点P2の範囲の実線L2を参照)。したがって、フレーム12に対して第1のスライド部34が大きく減速しても、第1のスライド部34に対して第2のスライド部36が下降するから、先に絞り加工を受けた上方箇所に加工硬化を生じ、この箇所に亀裂、変形等が生じるという不都合は生じない。
前記第1の相対速度は、第1のスライド部34が前記第1の下降開始位置(図8及び図9の点P1)を通過した時のフレーム12に対する下降速度と、第1のスライド部34が前記下降開始位置に達したときから第2のスライド部36がその下降位置に達したときまでの間におけるフレーム12に対する第2のスライド部36の平均下降速度とが同じになるような第1のスライド部34に対する速度とすることができる。第2のスライド部36の昇降速度は殆ど減速されない(図8参照)。
前記第1の相対速度で第2のスライド部36を下降させてその下降位置に到達したときの第2のスライド部36のフレーム12に対する位置(クランク角度160°、図8及び図9の点P2)は、第1のスライド部34が下死点に位置しかつ第2のスライド部36がその上昇位置にあるときの第2のスライド部36のフレーム12に対する位置(図8及び図9の点P3)と同じである。
次に、第2のスライド部36がその下降位置に到達した否かを第2のスライド部位置検出器106からの変位電圧信号S2’で判断する(ステップST005)。ステップST005は、第2のスライド部36がその下降位置に到達するまで繰り返し行われる。クランク角度が160°のときの機械プレス10の状態(図10に示す状態)では、第2のスライド部36がその下降位置(図8及び図9の点P2)に位置し、これにより、前記下型上に置かれた前記板材を前記上型が押しつける(プレス)作業が停止する。この間、第1のスライド部34は下降し続け、また、その下死点に到達していない。
次に、第2のスライド部36を第2の相対速度で上昇(図9のクランク角度160°の点P2からクランク角度180°の点P3の範囲を参照)させる(ステップST006)。図示の例では、第2のスライド部36は、第1のスライド部34に対してクランク角度が20°で1mm上昇する平均速度とされている。したがって、クランク軸14が20°回転する間に第2のスライド部36が第1のスライド部34に対して1mm上昇すればよく、例えば、第2のスライド部36の第2の相対速度は、一定であってもあるいは変化するものであってもよい。
前記第2の相対速度は、第1のスライド部34がその下死点(図8の点P3)に到達した時に第2のスライド部36が上昇位置(図9の点P3)へ到達するような第1のスライド部34に対する速度、すなわち、クランク角度160°から180°の範囲で下降位置から上昇位置へ上昇する速度とされている。前記第2の相対速度は、クランク角度20°で1mm上昇させる速度であるから前記第1の相対速度よりも大きい。これにより、第2のスライド部36の位置は、ほぼ、下死点の位置を維持する(図8のクランク角度160度から180度の範囲の点線L2)。
次に、第2のスライド部36がその上昇位置に達したか否かを判断する(ステップST007)。ステップST007は前記上昇位置に達するまで実行される。図示の例では、クランク角度が180°のとき、第2のスライド部36がその上昇位置に達する(図8及び図9の点P3参照)。
次に、第2のスライド部36の上昇を停止させる(ステップST008)。このときのクランク角度は180°であり、このときの機械プレス10の状態において、その第1のスライド部34が下死点に位置し(図8の点P3参照)、その第2のスライド部36が上昇位置に位置している(図1参照)。また、クランク軸14は回転を続けている。
次に、第1のスライド部34が上昇に転じる(ステップST009)。このとき、第2のスライド部36を再び下降させるか否かを判断する(図6のステップST010)。第2のスライド部36を下降させずにこのまま上昇させると判断したときは、第1のスライド部34は、昇降運動を停止している第2のスライド部36と共に上死点まで上昇する。
スイッチ(図示せず)からのオフのスイッチ信号が制御器102に入力されたとき、制御器102は、クラッチ26を相対的に切り離して、第1のスライド部34をその上死点で停止させる。
以上のように、機械プレス10は、絞り加工を行うとき、駆動機構42の作動のもとで第2のスライド部36を下降させ、これにより前記下型上に配置された前記板材に対して押圧力を及ぼす。これにより、予め定められる速度で第2のスライド部36と共に前記上型が下降し、絞り加工が行われる。
より具体的には、下降中の第1のスライド部34が減速に転じた後、第1のスライド部34がその下死点に到達する前に予め設定された第1の下降開始位置を第1のスライド部34が通過したときに第2のスライド部36をその上昇位置からその下降位置へ第1のスライド部34に対して第1の相対速度で下降させるようにしたことから、前記上型の下降速度がその下死点に到達する直前に減速するということが生じなくなり、従来における亀裂、変形等の発生が回避される。
本発明に係る制御方法は、さらに、図6のステップST010でさらに第2のスライド部36を下降させる制御を含むものであってもよい。以下にその制御方法を図6、図11及び図12を参照して説明する。
ステップST010でさらに第2のスライド部36を下降させると判断した場合には、ステップST011で第2のスライド部36がその第2の下降開始位置(図11及び図12の点P3)に位置しているかを判断する。前記第2の下降開始位置とは、上昇中の前記第1のスライド部34が前記下死点と前記第1のスライド部34が減速に転じる位置との間に予め設定された、フレーム12に対する高さ位置をいう。このとき、第1のスライド部34は、クランク角度180°を超えているから、上昇に転じている(図11の点P3から点Peの範囲を参照)。
第1のスライド部34が前記第2の下降開始位置(図11及び図12の点P3)を通過したとき、駆動機構42は、第2のスライド部36を第3の相対速度で下降させる(ST012)。この図示の例での第3の相対速度は、前記第2の相対速度と同じに設定することができる。すなわち、クランク角度が200°のときに、上昇位置(図11及び図12の点P4)に位置するような平均速度である。したがって、クランク軸14が20°回転する間に第2のスライド部36が第1のスライド部34に対して1mm下降すればよく、例えば、第2のスライド部36の第3の相対速度は、一定であってもあるいは変化するものであってもよい。
このとき、第1のスライド部34はフレーム12に対して上昇しているが、第2のスライド部36は第1のスライド部34に対して下降しており、第2のスライド部36のフレーム12に対する位置は殆ど変化しない(図11の点P3から点P4の範囲参照)。
次に、第2のスライド部36がその下降位置に到達したかを判断する(ステップST013)。ステップST013は、第2のスライド部36が下降位置に到達するまで、第2のスライド部36を下降させる(図12の点P3から点P4の範囲を参照)。このとき、機械プレス10は、再び、図10に示す状態となる。
次に、第2のスライド部36がその下降位置に到達したときに、第2のスライド部36を第4の相対速度で上昇させる(ステップST014)。図示の例での第4の相対速度は、クランク角度200°のときに、第2のスライド部36を前記第1の相対速度で上昇させる。すなわち、クランク角度が223°のときに、上昇位置(図11及び図12の点P5)に位置するような平均速度である。したがって、クランク軸14が23°回転する間に第2のスライド部36が第1のスライド部34に対して1mm上昇すればよく、例えば、第2のスライド部36の第4の速度は、一定であってもあるいは変化するものであってもよい。
次に、第2のスライド部36がその上昇位置に到達したかを判断する(ステップST015)。ステップST014は、第2のスライド部36が上昇位置に到達するまで、第2のスライド部36を上昇させる(図12の点P4から点P5の範囲を参照)。
次に、第2のスライド部36が上昇位置に到達したときに、第2のスライド部36の上昇を停止させる(ステップST016)。図示の例では、第2のスライド部36は、クランク角度が223°のときに上昇を停止される(図11及び図12の点P5参照)。
次いで、第2のスライド部36が上昇位置に位置した状態で第1のスライド部34がその上死点へ上昇する(図11及び図12の点P5から点Peの範囲を参照)。クランク角度が360°になるとプレス作業が終了する。
本発明は、上記実施例に限定されない。
本発明に係る制御装置により制御される機械プレスの概略的な縦断面図である。図示の状態において、第1のスライド部がその下死点に位置する。 図1の線2−2に沿って得た横断面図である。 図1に示した機械プレスのスライドの拡大部分断面図である。 本発明に係る制御装置のブロック線図である。 図4に示した制御装置のフローチャート図である。 図5に続くフローチャート図である。 図1に示した機械プレスの動作を説明するための概略的な縦断面図である。図示の状態において、第1のスライド部がその上死点に位置する。 図1に示した機械プレスの第1及び第2のスライド部の昇降運動を示すグラフである。 図1に示した機械プレスの第2のスライド部の昇降運動を示すグラフである。 図1に示した機械プレスの別の動作を説明するための概略的な縦断面図である。 図1に示した機械プレスの別の第1及び第2のスライド部の昇降運動を示すグラフである。 図1に示した機械プレスの別の第2のスライド部の昇降運動を示すグラフである。
符号の説明
10 機械プレス
12 フレーム
14 クランク軸
16 スライド
18 コネクション
22 クランク軸の偏心部
34,36 第1のスライド部及び第2のスライド部
40 貫通孔
42 駆動機構(液圧ジャッキ又はスクリュージャッキ)
48 案内ロッド
50 案内孔
68,70 案内軸受

Claims (12)

  1. フレームと、該フレームに回転可能に支承されたクランク軸であって複数の偏心部を有するクランク軸と、該クランク軸の下方に配置された上死点及び下死点の間で昇降可能である第1のスライド部であって上下方向に伸びる貫通孔が設けられた第1のスライド部及び該第1のスライド部の前記貫通孔内に配置された上昇位置及び下降位置の間で昇降可能である第2のスライド部を有するスライドと、前記クランク軸の回転運動を前記第1のスライド部の昇降運動に変換する複数のコネクションであって前記クランク軸の偏心部と前記第1のスライド部とに連結された複数のコネクションと、前記第2のスライド部に昇降運動を生じさせる駆動機構であって前記第1のスライド部に取り付けられた駆動機構とを備える機械プレスの制御方法であって、
    前記第1のスライド部を下降させること、
    下降中の前記第1のスライド部が減速に転じる位置と前記下死点との間に予め設定された前記第2のスライド部の第1の下降開始位置を前記第1のスライド部が通過したときに前記第2のスライド部を前記上昇位置から前記下降位置へ前記第1のスライド部に対して第1の相対速度で下降させることによって、前記第2のスライド部を前記第1のスライド部が前記下死点に到達する前に前記下降位置に到達させること、
    前記第2のスライド部が前記下降位置に到達した直後に前記第2のスライド部を前記下降位置から前記上昇位置へ前記第1のスライド部に対して第2の相対速度で上昇させることを含む、機械プレスの制御方法。
  2. さらに、前記第1のスライド部を上昇させること、
    前記下死点と前記第1のスライド部が減速に転じる位置との間における前記下死点の近傍に予め設定された前記第2のスライド部の第2の下降開始位置を前記第1のスライド部が通過したときに前記第2のスライド部を前記上昇位置から前記下降位置へ前記第1のスライド部に対して第3の相対速度で下降させること、
    前記第2のスライド部が前記下降位置に到達した直後に前記第2のスライド部を前記下降位置から前記上昇位置へ前記第1のスライド部に対して第4の相対速度で上昇させることを含む、請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記第1の相対速度で前記第2のスライド部を下降させて前記下降位置に位置させたときの前記第2のスライド部の前記フレームに対する位置は、前記第1のスライド部が前記下死点に位置しかつ前記第2のスライド部が前記上昇位置に位置するときの前記第2のスライド部の前記フレームに対する位置と同じである、請求項1又は2に記載の制御方法。
  4. 前記第1の相対速度は、前記第1のスライド部が前記第1の下降開始位置を通過した時の前記フレームに対する下降速度と、前記第1のスライド部が前記第2のスライド部の前記第1の下降開始位置を通過したときから前記第2のスライド部が前記下降位置に達したときまでの間における前記フレームに対する前記第2のスライド部の平均下降速度とが同じになるような前記第1のスライド部に対する速度である、請求項1から3のいずれか1項に記載の制御方法。
  5. 前記第2の相対速度は、前記第1のスライド部が前記下死点に到達した時に前記第2のスライド部が前記上昇位置へ到達するような前記第1のスライド部に対する速度である、請求項1から4のいずれか1項に記載の制御方法。
  6. 前記第3の相対速度は、前記第2の相対速度と同じ大きさである、請求項1から5のいずれか1項に記載の制御方法。
  7. 前記第4の相対速度は、前記第1の相対速度と同じ大きさである、請求項1から6のいずれか1項に記載の制御方法。
  8. さらに、前記第1のスライド部を下降させることに先立ち、前記第2のスライド部の第1の下降開始位置を、前記駆動機構の作動遅れに相当する前記クランク軸の回転角度を考慮して定める、請求項1から7のいずれか1項に記載の制御方法。
  9. 前記第1の相対速度は、前記第2の相対速度より小さい大きさを有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の制御方法。
  10. 前記駆動機構は液圧ジャッキからなる、請求項1から9のいずれか1項に記載の制御方法。
  11. 請求項1に記載の機械プレスの制御装置であって、
    前記クランク軸の回転角度を検出するための角度検出器と、
    前記第1のスライド部に対する前記第2のスライド部の相対変位を検出するための変位検出器と、
    前記駆動機構の制御器とを含み、
    前記制御器は、前記第1のスライド部を下降させ、前記角度検出器が検出したクランク角度信号に基づいて、下降中の前記第1のスライド部が減速に転じる位置と前記下死点との間に予め設定された前記第2のスライド部の第1の下降開始位置を前記第1のスライド部が通過したときに前記第2のスライド部を前記上昇位置から前記下降位置へ前記第1のスライド部に対して第1の相対速度で下降させることによって、前記第2のスライド部を前記第1のスライド部が前記下死点に到達する前に前記下降位置に到達させ、前記第2のスライド部が前記下降位置に到達した直後に前記第2のスライド部を前記下降位置から前記上昇位置へ前記第1のスライド部に対して第2の相対速度で上昇させるように前記駆動機構を制御する、機械プレスの制御装置。
  12. 前記制御器は、さらに、前記第1のスライド部を上昇させ、前記角度検出器が検出したクランク角度信号に基づいて、上昇中の前記第1のスライド部が前記下死点と前記第1のスライド部が減速に転じる位置との間に予め設定された前記第2のスライド部の第2の下降開始位置を前記第1のスライド部が通過したときに前記第2のスライド部を前記上昇位置から前記下降位置へ前記第1のスライド部に対して第3の相対速度で下降させ、前記第2のスライド部が前記下降位置に到達した直後に前記第2のスライド部を前記下降位置から前記上昇位置へ前記第1のスライド部に対して第4の相対速度で上昇させるように前記駆動機構を制御する、請求項11に記載の制御装置。
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