JP4168348B2 - 紫外線照度測定装置、及び紫外線照射装置 - Google Patents

紫外線照度測定装置、及び紫外線照射装置 Download PDF

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Description

本発明は、紫外線の照度を測定する紫外線照度測定装置、及びその紫外線照度測定装置を備えた紫外線照射装置に関する。
紫外線を流体に照射する紫外線照射装置では、流体に紫外線を照射しているときの照度が必要な照射量になっている否かを監視するため、流体を収容し、その収容した流体に紫外線を照射するための紫外線照射室内に紫外線照度測定装置が設置されている。このような紫外線照射装置に取り付けられる紫外線照度測定装置では、受光部には、一般的に受光素子であるシリコンフォトダイオードなどが用いられ、また、紫外線波長域の光を可視光に変換する波長変換素子を用いることなども提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、紫外線を流体に照射する場合、紫外線の有効照射量は、紫外線を照射する流体の透過率や紫外線ランプの出力によって異なり、変化するため、紫外線の有効照射量と、紫外線照度測定装置で測定した紫外線の照度とが相関せず、紫外線照度測定装置だけでは、紫外線の有効照射量を監視できない場合がある。このため、紫外線の有効照射量を監視する場合には、紫外線照度測定装置の他に、紫外線透過率計を設けることで、有効照射量を測定、監視することが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
特開2001−21413号公報(第2−4頁、第1、2図) EPA 紫外線殺菌ガイダンスマニュアル、2003年、紫外線殺菌の概観、第2章−13頁、図2.10(EPA Ultraviolet Disinfection Guidance Manual, 2003, Overview of UV Disinfection、 2−13, 図2.10)
しかし、紫外線照度測定装置の他に、紫外線透過率計を設ける場合、紫外線照射装置の構成が複雑化し、コストの増大や、制御や演算の複雑化などという問題が生じる。このため、紫外線照度測定装置のみで有効照射量を測定できる技術が求められている。
本発明の課題は、紫外線照度測定装置のみで有効照射量を測定できる技術を提供することにある。
課題を解決するため、本発明の紫外線照度測定装置は、紫外線が照射される流体を収容する処理槽と、この処理槽内に設けられた複数本の紫外線ランプと、紫外線を可視光に変換する波長変換素子により変換された可視光に基づいて処理槽内の紫外線の照度を測定する紫外線照度測定装置とを備えてなる紫外線照射装置において、紫外線照度測定装置の波長変換素子は、一方の端部で支持され、他方の端部側に紫外線を受光する受光面を有する受光部を備え、受光部の受光面は、球面状であるか、又は、少なくとも円柱の周面からなり、複数本の紫外線ランプは、処理槽に両端を固定して一又は二重の円状に配置された紫外線透過性を有する複数本のランプ保護管内にそれぞれ挿入され、複数本の紫外線ランプが配置された円の中心に紫外線透過性を有する保護管が処理槽に両端を固定して配置され、保護管内に前記波長変換素子が挿入されてなり、複数本のランプ保護管は、波長変換素子から各紫外線ランプを見通せる位置に互いに間隔を離して配置されてなることを特徴とする。
本発明者らは、種々の検討を行った結果、このような構成とすることによって、紫外線照度測定装置で計測した照度と有効照射量とが相関し、紫外線照度測定装置で計測した値によって有効照射量を測定できることを見いだした。したがって、上記のような構成とすることにより、紫外線照度測定装置のみで有効照射量を測定できる。
また、受光部の受光面は、平行に、同心円上に配置された直管状の複数の紫外線ランプに対して、複数の紫外線ランプが配置された同心円の中心軸に対応する位置に配設される構成とする。このような構成とすれば、紫外線照射室に複数の直管状の紫外線ランプを設置した紫外線照射装置の場合、より確実に紫外線照度測定装置のみで有効照射量を測定できるようになる。
さらに、受光部は、紫外線透過性を有する筒状の容器に挿入されており、この容器は、一方の端部が閉塞され、他方の端部が開口された形状であり、この容器の開口された端部を閉塞する閉塞部材に脱着可能に取り付けられている構成とする。このような構成とすることにより、受光部を外し、容器内に光感受性化合物を予め設定した量入れて閉塞部材に取り付け、紫外線を照射したときの、この光感受性化合物の壊変量を測定することにより空間照度の校正を行うことが可能となる。したがって、空間照度の絶対値を測定できるようになり、空間照度の測定精度が向上するとともに、有効照射量の測定精度も向上する。
また、受光部は、受光面で受光した紫外線を可視光に変換する波長変換素子で形成されており、検出部は、受光部からの可視光に基づいて紫外線の照度または照度に対応する値を検出し、受光部の可視光伝達側の端部と光学的に接続されて受光部からの可視光を検出部に伝達する光ファイバーを備え、受光部の可視光伝達側の端部は、容器の開口された端部側に位置しており、この容器の開口された端部は、光ファイバーの一方の端部が着脱可能に取り付けられた閉塞部材によって閉塞されており、波長変換素子もこの閉塞部材に着脱可能に取り付けられている構成とする。このような構成とすることにより、紫外線照度測定装置の容器や受光部などの着脱が可能となり、校正が可能となる。
さらに、本発明の空間照度の校正方法は、上記のような構成の紫外線照度測定装置を囲んだ状態で複数の校正用の紫外線ランプを設置して、これら複数の校正用の紫外線ランプを予め設定した異なる電力で点灯させたときの各電力に対応する照度または照度に対応する数値を検出部で検出し、さらに、受光部及び光ファイバーを取り外した状態の閉塞部材を容器に取り付けた状態で、容器内に光感受性化合物を予め設定した量を入れ、複数の校正用の紫外線ランプを予め設定した異なる電力で点灯させたときの各電力に対応する紫外線吸収による光感受性化合物の壊変量に基づいて各電力に対応する照度の値を検出し、検出部で検出した数値と光感受性化合物の壊変量に基づいて検出した照度の値との関係を求める校正方法とする。これにより、空間照度の校正が可能となるため、空間照度の絶対値を測定でき、空間照度の測定精度、有効照射量も測定精度を向上できる。
本発明によれば、紫外線照度測定装置で有効照射量も測定できる。
以下、本発明を適用してなる紫外線照射装置の一実施形態について図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明を適用してなる紫外線照射装置及び紫外線照度測定装置の概略構成を示す断面図である。図2は、本発明を適用してなる紫外線照射装置の概略構成を、カバーを外した状態で示す上面図である。図3は、本発明を適用してなる紫外線照度測定装置の概略構成を示す断面図である。図4は、本発明を適用してなる紫外線照度測定装置で測定した紫外線の照度の測定値と有効照射量との関係を示す図である。
本実施形態では、水中の微生物の殺滅や有機物質の酸化処理などを行うの紫外線照射装置を一例として説明を行う。本実施形態の紫外線照射装置1は、図1及び図2に示すように、紫外線を照射する対象となる流体である被処理水が通流する円筒状の縦型の処理槽3中に、処理槽3の延在方向に沿って、つまり、縦方向に直管状の紫外線ランプ5が複数設置されている。紫外線ランプ5は、円筒状のランプ保護管7内に挿入された状態で設置されている。ランプ保護管7は、紫外線透過性の材料、例えば石英ガラスやポリテトラフルオロエチレン樹脂などで形成されている。
処理槽3は、防食性の材料、例えばステンレスやアルミニウムなどの金属などで形成され、両端部にフランジを有する略円筒状の胴部3a内が、紫外線ランプ5が設置された紫外線照射室3bとなる。処理槽3の胴部3aの上部開口及び底部開口は、円盤状の天板3c及び底板3dをフランジにボルト9などによって固定することで閉塞された状態となっている。
天板3c及び底板3dには、各々の対応する位置に、胴部3a、天板3c、そして、底板3dの中心軸Aを囲む2重の同心円を描く位置に等間隔で複数の円筒状のニップル11が、天板3c及び底板3dを貫通し、天板3c及び底板3dから外側に突出した状態で設置されている。天板3c及び底板3dの対応する位置にある各々のニップル11内にランプ保護管7の端部が挿入され、ニップル11及びランプ保護管7の端部の面にOリング13を押しつけた状態で、ニップル11の天板3c及び底板3dから外側に突出した端部に、シールナット15が被せてある。これにより、ランプ保護管7内は、湿気などの進入を防ぐように気密に密閉された状態になっている。なお、ランプ保護管7に挿入された紫外線ランプ5は、シールナット15内の空間に設置された図示していないソケットなどに口金が接続されることで、ランプ保護管7内に支持されている。
一方、天板3c及び底板3dの中心軸Aに対応する位置にも、各々、円筒状のニップル11が、天板3c及び底板3dを貫通し、天板3c及び底板3dから外側に突出した状態で設置されている。この天板3c及び底板3dの中心軸Aの位置に設置されたニップル11内には、紫外線照度測定装置17用の保護管19の端部が挿入されている。天板3cに設けられた保護管19用のニップル11では、ニップル11の端面及び保護管19のニップル11から突出した端部の部分の外周面にOリング13を押しつけた状態で、このニップル11の天板3cから外側に突出した端部に、円筒状の保護管スリーブシールナツト21が取り付けられている。
そして、円筒状の保護管スリーブシールナツト21に紫外線照度測定装置17を取り付けるための取り付け部材23が被せてあり、保護管19の上側の端部が閉塞された状態となっている。底板3dに設けられたニップル11では、ランプ保護管7の場合と同様に、Oリング13を押しつけた状態でシールナット15が被せてある。なお、保護管19は、ランプ保護管7と同様に、紫外線透過性の材料、例えば石英ガラスやポリテトラフルオロエチレン樹脂などで形成された円筒状の管であり、本実施形態では、ランプ保護管7と保護管19とは、同じ形状及び大きさの管状の部材を用いている。取り付け部材23は、紫外線耐性や防食性などを有するステンレスなどの金属や合成樹脂などで形成したもので、片方の端部が閉塞された断面が凹字状の円筒状の部材である。
また、紫外線照射装置1は、処理槽3の下端部側と上端部側に、各々、被処理水を処理槽3に流入させるための流入口部3e、被処理水を処理槽3から流出させるための流出口部3fを有し、さらに、天板3cの上面側つまり外面側を覆うカバー3g、処理槽3を支持する台座部25、図示していない紫外線ランプ5の点灯の制御部などを有している。
なお、図示していないが、本実施形態の紫外線照射装置1には、ランプ保護管7や紫外線照度測定装置17の保護管19の外表面に汚れなどが付くことにより紫外線の照射能力や照度の測定精度が低下するのを防ぐため、処理槽3内を上下動してランプ保護管7及び紫外線照度測定装置17の保護管19の外表面の汚れを払拭するワイパーを有するワイパー機構を備えることができる。
ワイパー機構のワイパーは、弾性を有すると共に紫外線耐性や防食性などを有するゴムなどの樹脂や合成樹脂などで、ランプ保護管7及び紫外線照度測定装置17の保護管19の外表面に接触する環状に形成する。したがって、本実施形態の紫外線照射装置1のランプ保護管7と保護管19が同一形状であるため、保護管用の管状の部材を複数種類準備する必要がないだけでなく、ワイパー機構を設置する場合もワイパー機構に用いるワイパーは1種類準備するだけで済む。
本実施形態の紫外線照度測定装置17は、図3に示すように、紫外線を可視光に変換する波長変換素子で形成された半球状に形成されて球面状の受光面を有する受光部27、受光部27を内包する容器29、受光部27からの可視光を伝達するための光ファイバー31、受光部27と光ファイバー31とを可視光伝達可能に連結する棒状の可視光伝達部33、光ファイバー31の可視光伝達部33と接続される側の端部に取り付けられた閉塞部材35などを備えている。さらに、紫外線照度測定装置17は、光ファイバー31の受光部27と接続される側の端部とは反対側の端部が接続され、光ファイバー31で伝達されてきた可視光を、この可視光の強度に対応する電圧値、つまり、紫外線の照度に対応する電圧値に変換する光電変換アンプ37などを備えている。
このように光電変換アンプ37が、本実施形態における紫外線の照度または照度に対応する有効照射量を検出する検出部となる。また、紫外線照度測定装置17は、図1及び図3に示すように、受光部27、容器29、そして、閉塞部材35などが保護管19に挿入された状態で紫外線照射室3b内に設置される。したがって、本実施形態の紫外線照射装置1には、図1に示すように、中心軸Aに対して同心円形状に並び、中心軸Aと平行に上下方向に延在する複数本の紫外線ランプ5に囲まれた状態で、さらに、中心軸Aの位置に受光部25が位置する状態で、紫外線照度測定装置17が設置されている。
本実施形態の受光部27となる波長変換素子は、1種または複数の蛍光材料を石英ガラスなどに混合した蛍光ガラスを主材料として形成したものである。受光部27に含まれている蛍光材料は、紫外線ランプからの紫外線を可視光に変換する、例えば遷移金属蛍光体、希土類蛍光体、芳香族化合物、タングステン酸塩など、具体的には、例えばナフタレン、アントラセン、タングステン酸マグネシウム、硫化亜鉛、イットリウム化合物などの種々の蛍光材料から適宜選択することができる。本実施形態では、受光部27は、直径が例えば2mmから数mm程度の半球状に形成されている。
なお、波長変換素子は、蛍光材料をアクリルやポリカーボネートなどの合成樹脂などを混合して形成することもできる。さらに、波長変換素子は、蛍光材料が混合されていない石英ガラス製または合成樹脂製の波長変換素子基材の表層部に蛍光材料が混合された層を形成することや、また、これらの波長変換素子基材の表面に蛍光材料を塗布することなどで形成することもできる。また、受光部27と可視光伝達部33は、同じ材料で形成することもできるし、例えば受光部27は蛍光ガラスで、可視光伝達部33は光学ガラスでといったように、異なる材料で形成することもできる。
容器29は、図3に示すように、一方の端部が開口し、他方の端部が閉塞された円筒状の容器であり、紫外線透過性の材料、例えば石英ガラスやポリテトラフルオロエチレン樹脂などで形成されている。また、容器29の大きさは、少なくとも受光部27の部分を内包可能な大きさであればよいが、本実施形態では、受光部27や可視光伝達部33などを内包可能な大きさになっている。
光ファイバー31は、透明なガラス製または合成樹脂製であり、光ファイバー31を保護する保護チューブ39で覆われて光ファイバーコード41となっている。保護チューブ39の一方の端部つまり光ファイバー31の一方の端部には閉塞部材35が、保護チューブ39の他方の端部つまり光ファイバー31の他方の端部には、光電変換アンプ37に光学的に接続するための入射フェルール43が、各々取り付けられている。本実施形態の保護チューブ39は、紫外線耐性や防食性などを有するステンレス製である。しかし、光ファイバーコード41を形成するための保護チューブは、光ファイバー31を保護すると共に紫外線耐性や防食性などを有していれば、様々な金属製チューブまたは合成樹脂製チューブなどを用いることができる。
閉塞部材35は、ステンレス鋼や紫外線耐性や防食性などを有する合成樹脂などで形成したもので、円柱状の部分の一方の面の中央部分に2段階に細い径となる円柱状の突起35a、35bが、他方の面に容器29の開口に対応する形状の円環状の溝35cと、この円環状の溝35cの中央部分に円形の有底穴35dとが、各々円柱状の部分の各面と同軸で形成されている。また、閉塞部材35の突起35bの端面にも、この端面の中央部分に、有底穴35dに向かう有底穴35eが円柱状の部分の面と同軸で形成されている。さらに、閉塞部材35の有底穴35dの底と有底穴35eの底となる壁には、棒状の可視光伝達部33を挿入可能な貫通穴35fが形成されている。さらに、閉塞部材35の有底穴35dの内周面及び有底穴35eの内周面には、各々、ねじが切られている。
可視光伝達部33には、閉塞部材35に取り付けるためのクランプ部材45が取り付けられている。クランプ部材45は、ステンレス鋼や紫外線耐性や防食性などを有する合成樹脂などで形成したもので、円盤状の部分の両面の中央部に略円柱状の突起45a、45bが、円盤状の部分の各突起45a、45bが形成された面と同軸で形成された形状になっている。クランプ部材45の突起45aの端面から突起45bの端面側にかけての中心軸部分には、貫通穴45cが穿設されている。クランプ部材45の貫通穴45cは、直径が棒状の可視光伝達部33と同じになっており、可視光伝達部33がクランプ部材45の貫通穴45cに突起45b側から挿入された状態となっている。棒状の可視光伝達部33の端部の端面は、クランプ部材45の突起45aから突出している。
クランプ部材45の突起45bの端面には、貫通穴45cよりも大きな径の有底穴45dが、貫通穴45cと同軸に形成されている。したがって、貫通穴45cの突起45bの端面側は、有底穴45dの底面の中心部分に開口している。クランプ部材45の突起45bの外周面には、ねじが切られている。そして、クランプ部材45の突起45bの有底穴45dに、棒状の可視光伝達部33の外周面に密着するOリング47、クランプ部材45の突起45bに穿設された有底穴45dの底面にOリング47を押しつけるための筒状のOリング押さえ49を順に挿入した状態で、クランプ部材45の突起45bの外周面に切られたねじに対応するねじが内周面に切られ、中心軸部分に貫通穴が形成された断面略凹状のクランプシールナット51が螺合され、取り付けられている。
このように、棒状の可視光伝達部33は、クランプシールナット51の貫通穴、Oリング押さえ49の貫通穴、Oリング47の穴、そして、クランプ部材45の貫通穴45cに挿通された状態でクランプ部材45に固定されている。一方、クランプ部材45の突起45aは、閉塞部材35の有底穴35dに対応する形状に形成されており、突起45aの外周面には、閉塞部材35の有底穴35dの内周面に切られたねじに対応するねじが切られている。したがって、Oリング47、Oリング押さえ49、クランプシールナット51を組み付けて受光部27を固定したクランプ部材45は、クランプ部材45の突起45aを閉塞部材35の有底穴35dに螺合させることで閉塞部材35に着脱可能に取り付けられる。このように、受光部27は、棒状の可視光伝達部33を片持ち支持することで、閉塞部材35に着脱可能に取り付けられている。
さらに、このようにクランプ部材45を閉塞部材35に取り付けることにより、可視光伝達部33の端面が閉塞部材35の貫通穴35fに挿入された状態となる。なお、可視光伝達部33の端部の端面部分は、クランプ部材45の突起45aから、閉塞部材35の貫通穴35fの長さの分だけ突出しているため、可視光伝達部33は、閉塞部材35の中心軸に沿って延在し、可視光伝達部33の端面は、閉塞部材35の有底穴35eの底面と同じ位置に来る。
容器29は、開口側の端部に、この開口側の端部の外周面を覆う略筒状のシールグラウンド53が、この外周面に密着した状態で取り付けられている。シールグラウンド53は、ステンレス鋼や紫外線耐性や防食性などを有する合成樹脂などで形成したもので、容器29の開口側と反対側に位置する端部が鍔状に張り出した形状になっている。容器29の開口側の端部の端面は、シールグラウンド53から突出した状態になっている。閉塞部材35に形成された容器29の開口に対応する形状の円環状の溝35cは、容器29の開口側の端部とシールグラウンド53を嵌合可能な形状、大きさに形成されている。さらに、シールグラウンド53の外周面及び閉塞部材35の溝35cのシールグラウンド53側の内周面には、互いに対応するねじが切られている。
そして、容器29は、容器29の開口側の端部のシールグラウンド53から突出した部分の大きさに対応するOリング55を、この部分の外周面に装着した状態で、シールグラウンド53の外周面のねじと閉塞部材35の溝35cの内周面のねじとを螺合させることにより、容器29の開口側の端部とシールグラウンド53が閉塞部材35の円環状の溝35cに嵌合され、片側封じ状態で閉塞部材35に着脱可能に取り付けられる。このとき、シールグラウンド53の容器29の開口側の端面と、閉塞部材35の溝35cの底面との間にOリング55が挟み込まれることにより、容器29は、閉塞部材35に気密に取り付けられた状態となる。なお、本実施形態では、容器29の内部には、乾燥空気又は窒素ガスが満たされた状態になっている。
光ファイバーコード41の閉塞部材35側の端部、つまり、光ファイバー31の閉塞部材35側の端部には、保護チューブ39を覆った状態で外周面にねじが切られた筒状のねじ部41aが設けられている。そして、光ファイバーコード41のねじ部41aの端面には、光ファイバー31の端面が位置している。本実施形態の光ファイバーコード41のねじ部41aは、ステンレス鋼や紫外線耐性や防食性などを有するステンレス製である。しかし、ねじ部41aは、外周面にねじを切ることができ、紫外線耐性や防食性などを有していれば、様々な金属または合成樹脂などを用いて形成することができる。
閉塞部材35に穿設された有底穴35eの内周面には、光ファイバーコード41のねじ部41aに切られたねじに対応するねじが切られている。したがって、閉塞部材35の有底穴35eに光ファイバーコード41のねじ部41aを螺合させることで、光ファイバーコード41の端部つまり光ファイバー31の端部に閉塞部材35を取り付けることができる。このとき、光ファイバーコード41のねじ部41aのねじが切られた外周面にシール材を塗布して閉塞部材35の有底穴35eに螺合する。これにより、容器29内へ湿気が侵入しないようシールした状態で光ファイバーコード41の端部に閉塞部材35を取り付けることができる。なお、シール材を塗布する代わりにシールテープなどを巻くことなどもできる。
光ファイバーコード41の端部に閉塞部材35を取り付けたとき、光ファイバーコード41の端面つまりねじ部41aの端面は、閉塞部材35の有底穴35eの底面に当接し、これにより、光ファイバー31の端面は、閉塞部材35の貫通穴35fに対応する位置で、閉塞部材35の有底穴35eの底面と同じ位置に来る。このように、閉塞部材35の有底穴35eに光ファイバーコード41のねじ部41aを螺合し、閉塞部材35の有底穴35dにクランプ部材45の突起45aを螺合することで、光ファイバー31の軸芯と可視光伝達部33の軸芯とを一致させて当接させ、光ファイバー31と可視光伝達部33とを光学的に接続することができる。
さらに、光ファイバーコード41のねじ部41aは、シール剤の塗布などにより閉塞部材35の有底穴35eにシールされた状態で取り付けられ、容器29は、Oリング55などにより閉塞部材35の円環状の溝35cにシールされた状態で取り付けられている。このため、容器29内へ湿気が侵入するのを防ぐことができ、容器29内への湿気の侵入による照度の測定精度の低下を抑制している。
閉塞部材35は、支持部材となる閉塞部材支持ロッド57に支持されている。閉塞部材35の突起35bの外周面にねじが切られており、閉塞部材支持ロッド57は、直管状で、塞部材35の突起35bの外周面に切られたねじに対応するねじが一方の端部の内周面に切られている。閉塞部材支持ロッド57の内径は、閉塞部材35の突起35bの外径に対応する径になっており、閉塞部材支持ロッド57の内周面のねじに閉塞部材35の突起35bの外周面のねじを螺合させることで、閉塞部材35は、閉塞部材支持ロッド57の一方の端部に取り付けられている。閉塞部材支持ロッド57は、紫外線耐性や防食性などを有するステンレスなどの金属や合成樹脂などで形成したもので、閉塞部材35が取り付けられたとき、閉塞部材支持ロッド57の一方の端部の端面は、閉塞部材35の突起35aの突起35b周囲の端面に当接する。なお、光ファイバーコード41は、直管状の閉塞部材支持ロッド57内に挿通されている。
ところで、本実施形態の紫外線照度測定装置17は、図1及び図3に示すように、光ファイバーコード41の光ファイバー31で伝達されてきた可視光を対応する電圧値に変換する光電変換アンプ37や、受光部27や可視光伝達部33など、光ファイバーコード41、そして、閉塞部材支持ロッド57などを挿入した状態で設置される保護管19も備えている。受光部27、容器29、そして、閉塞部材35などは、直管状の保護管19の天板3c側の端部内つまり上端部内に位置しており、紫外線照度測定装置17の受光部27は、本実施形態では、天板3cの内面から20mm程度に位置している。また、閉塞部材支持ロッド57は、保護管19に同軸に挿入されているため、光ファイバー31、閉塞部材35、クランプ部材45などの中心軸は、処理槽3の中心軸Aに一致した状態となっている。したがって、受光部27は、半球状の受光面を処理槽3の中央部方向つまり下方に向けた状態で、複数の紫外線ランプ5に対する中心軸A上の位置した状態となっている。
閉塞部材支持ロッド57の他方の端部は、保護管19の光電変換アンプ37が設置された側の端部に設けられた取り付け部材23に固定されている。そして、閉塞部材支持ロッド57の取り付け部材23に固定されている側の端部の開口は栓59で気密に閉塞されている。閉塞部材支持ロッド57は、端部が取り付け部材23の端部を閉塞する円形の壁の面の中心部に形成された貫通穴に挿入され、この円形の壁の面に対して垂直に延在する状態で固定されている。これにより、取り付け部材23に閉塞部材支持ロッド57を介して固定された受光部27や可視光伝達部33などは、受光部27などの着脱を繰り返しても、受光部27に入射する光量が一定になるようになっている。
本実施形態の検出部となる光電変換アンプ37は、取り付け部材23の円形の壁の外面側にボルト61で固定された固定リブ63を介して固定されている。光ファイバーコード41の受光部27側と反対側の端部には、光ファイバー31を光電変換アンプ37に光学的に接続するための入射フェルール43が設けられている。入射フェルール43は、閉塞部材支持ロッド57の受光部27側と反対側の端部の開口を閉塞している栓59を気密に貫通した状態で取り付け部材23の内側から外側に突出しいる。そして、入射フェルール43は、光電変換アンプ37に接続され、光電変換アンプ37内に設置されている図示していない可視光受光素子、例えば可視光用シリコンフォトダイオードや光電管などとに光学的に接続されている。
光電変換アンプ37は、前述のように、図示していない可視光受光素子や、この可視光受光素子で発生した電気信号を増幅する図示していない増幅回路、光電変換アンプ37に電力を供給するための電源ケーブルや紫外線ランプの照度や有効照射量または紫外線ランプの照度や有効照射量に対応する電圧値などを表示するための図示していない表示器などに電気信号を出力するための出力ケーブルなどをまとめたケーブル65などを有している。
紫外線照射装置1の紫外線ランプ5から照射される紫外線は、紫外線照度測定装置17の保護管19そして容器29を透過し、容器29内の受光部27に入射する。受光部27は、含有する蛍光材料の紫外線励起により発光し、入射してきた紫外線は、その紫外線の照度に応じた照度の可視光に変換される。受光部27で発生した可視光は、可視光伝達部33を介して光ファイバーコード41の光ファイバー31へ伝達され、この光ファイバー31を通って光電変換アンプ37へ伝達される。光電変換アンプ37に伝達された可視光は、図示していない可視光受光素子によって可視光の照度、すなわち紫外線の照度に応じた電気信号として、図示していない紫外線照度指示計にケーブル65などを介して出力される。
本実施形態の光電変換アンプ37は、紫外線照射装置1が有する紫外線ランプ5の紫外線照射による紫外線の空間照度に応じた値の電圧を電気信号として出力するが、この空間照度は、紫外線の有効照射量に1対1に相関しているため、この電気信号は、紫外線の有効照射量に応じた値でもある。なお、本実施形態の紫外線照度測定装置17は校正が行われているため、紫外線照度測定装置17が出力する電圧値は、紫外線の空間照度の絶対値に対応するものである。
ここで、紫外線殺菌装置や促進酸化装置などの紫外線照射装置における紫外線の照射量は、例えば紫外線照射装置1の場合、処理槽3内の体積平均照度(W/m)*照射時間(秒)により算出される。体積平均照度は、空間照度を処理槽3内の全体積で平均したものであるため、体積平均照度を求めるには、空間照度の絶対値を測定する必要がある。そして、空間照度の絶対値を測定するため、またできるだけ精度の高い紫外線の有効照射量の値を得るためには、空間照度測定装置を校正する必要がある。空間照度は、微小球体の表面積をdSとし、この表面積dSに入射する紫外線光束をdΦとすれば、空間照度=dΦ/dSで表されるため、空間照度測定装置を校正するには、微小球体へ入射する光量を測定する必要がある。
また、紫外線照度測定装置17の受光部27の形成に用いたような蛍光ガラスは、紫外線を吸収して可視光を発するが、その総合変換率は、受光部27や可視光伝達部33などの構造や形態、さらに、受光部27と光ファイバー31、光ファイバー31と光電変換アンプ37などの接続損失のばらつきにより個体差が生じる。こような、個体差が存在しても、信頼がおける空間照度の絶対値や紫外線の有効照射量を測定できるようにするためにも、校正の必要がある。
本実施形態の紫外線照度測定装置17では校正が可能であるが、その校正は以下のような方法で行われる。紫外線照射装置1の構成と同様の複数本の校正用の紫外線ランプ、望ましくは4本以上の紫外線ランプを設置した校正用紫外線照射槽を準備する。この校正用紫外線照射槽に、紫外線照射装置1への紫外線照度測定装置17の設置方法と同様に、保護管19に受光部27や可視光伝達部33などを挿入した紫外線照度測定装置17の容器29を、受光部27が複数本の紫外線ランプに囲まれ、同心円上に並ぶ複数本の紫外線ランプの中心軸Aに位置した状態になるように設置する。そして、紫外線ランプの電力を4段階、例えば72W、57W、50W、42Wといったように変化させ、各電力に対応する紫外線照度測定装置17の光電変換アンプ37での電圧値を測定する。
続いて、紫外線照度測定装置17の取り付け部材23を取り外して保護管19から受光部27や可視光伝達部33などを取り出し、受光部27や可視光伝達部33、光ファイバーコード41などを閉塞部材35から取り外し、容器29内に紫外線の照射により壊変する光感受性化合物、例えばウリジン又はロ−ズベンガルなどを予め設定した量張り込んだものを、再び保護管19に挿入して設置する。このとき、閉塞部材支持ロッド57を介して取り付け部材23に連結された容器29は、受光部27や光ファイバーコード41のあるなしに関わらず、保護管19内の同じ位置つまり校正用紫外線照射槽内の同じ位置に来る。なお、ウリジン又はロ−ズベンガルなどの光感受性化合物を容器29内に張り込む量は、入射角71度以下の紫外線が全量入射できる量として設定されたものである。
この状態で、紫外線照度測定装置17の受光部27と光ファイバーコード41を閉塞部材35に取り付けていたときと同様に、校正用紫外線照射槽に設置した紫外線ランプを、4段階の電力、例えば72W、57W、50W、42Wと変化させて点灯し、各電力における照射時間を変化させて光感受性化合物の壊変量を測定する。そして、光感受性化合物がウリジンであるとすると、照射時間をt、照射時間t=0秒におけるウリジン濃度をC、照射時間t秒後のウリジン濃度をCとしたとき、照射時間tを横軸に、log(C/C)を縦軸にプロットすると直線が得られるので、その勾配を求め、次式(1)により紫外線照度測定装置17の容器29表面での空間照度を算出する。

−log(C/C)=φ・ε*Iav*t ・・・(1)

なお、φは、ウリジンの量子収率(4.034*10−8molウリジン/J)、εは、ウリジンのモル吸光係数(841m/molウリジン)、Iavは、容器29に占めるウリジン溶液内の空間照度の平均値である。
容器29ヘの表面照度をI、吸収されずに容器29を透過する照度をIとすると、Iavは、IとIの対数平均照度として次式(2)より求めることができる。

av=(I−I)/2.303log(I/I) ・・・(2)
さらに、Beer−Lambertの法則より、I/I=10−αd、I−I=I(1−10−αd)を式(2)に代入して、次式(3)が得られ、容器29ヘの表面照度Iを求めることができる。

/Iav=2.302αd/(1−10−αd) ・・・(3)
本実施形態の紫外線照度測定装置17では、このような校正方法によって、図3のような容器29の表面照度と光電変換アンプ37で検出した電圧のような検出部で検出した数値との関係が得られるため、光電変換アンプ37のような検出部によって検出した数値から得られる空間照度の値を校正できる。
ところで、本実施形態の紫外線照射装置1において、各紫外線ランプ5から放射された紫外線は、紫外線照度測定装置17の受光部27や容器29が挿入された保護管19に入射する。このとき、紫外線の一部は、保護管19で反射され、残りの紫外線が受光部27に入射し吸収される。このような紫外線の反射は、ランプ保護管7などにおいても起こるため、紫外線照度測定装置17の受光部27に吸収される紫外線の有効照射量は、紫外線ランプ5から放射される紫外線の出力に次式(4)で表される係数Ψを乗じた値となる。

Ψ=(1−ランプ保護管7の反射率)*(1−保護管19の反射率)*(1−容器29での反射損失)*(1−受光部27の受光面の反射率) ・・・(4)
さらに、本実施形態の紫外線照度測定装置17では、上記のように校正された空間照度の値と紫外線の有効照射量の値とが1対1に相関するため、その相関関係を求め、上式(4)で求めた係数Ψを考慮することで、紫外線の有効照射量の値を得ることができる。
このような本発明を適用してなる紫外線照度測定装置と、従来の紫外線照度測定装置とを用いて、各紫外線照度測定装置での測定値と、紫外線の有効照射量との関係を測定した結果の一例について説明する。ここでは、紫外線ランプの出力をパラメータとし、被処理液にインスタントコーヒーを溶かして透過率を変化させたときの各紫外線照度測定装置での測定値と、これら各紫外線照度測定装置での測定値に対する紫外線の有効照射量の測定値との関係を調べた。このとき、紫外線の有効照射量の測定値は、枯草菌芽胞体を用いる生物学的紫外線量測定法により測定した。
なお、ここでは、本実施形態の紫外線照度測定装置17と基本的に同じ構成の紫外線照度測定装置を用いているが、球面状の受光面を有する受光部27に代えて、円柱の周面を受光面とした円柱状の受光部を用いている。円柱状の受光部とする場合、その円柱の直径は、約1mmから数ミリ程度としている。
本発明を適用してなる紫外線照度測定装置では、図4に示すように、本発明を適用してなる紫外線照度測定装置での測定値に対して対応する紫外線の有効照射量の測定値をプロットしたものであるが、紫外線照度測定装置での測定値と紫外線の有効照射量の測定値とは1本の直線で表すことができ、1対1で相関していることがわかる。したがって、紫外線照度測定装置での測定値と紫外線の有効照射量の測定値との関係をオンサイトまたはオフサイトで実験的に求めておけば、従来のように紫外線透過率計を設なくても、紫外線照度測定装置での測定値から有効照射量を得ることができる。
一方、従来の紫外線照度測定装置、例えば図5に示すように、紫外線照射装置67を構成する処理槽3の胴部3aの側壁に監視窓3gを介して取り付けた紫外線照度測定装置69の場合、図6に示すように、紫外線照度測定装置での測定値と紫外線の有効照射量の測定値とは1本の直線で表すことができず、相関していないことがわかる。したがって、紫外線照度測定装置69のような従来の紫外線照度測定装置では、その測定値からだけでは有効照射量を得ることができない。なお、紫外線照度測定装置69は、フォトダイオード71を備えた構成となっている。
また、従来の紫外線照度測定装置、例えば図7に示すように、紫外線照射装置73を構成する処理槽3の天板3cの中心部に監視窓3hを介して取り付けた紫外線照度測定装置75の場合でも、言い換えれば、複数の紫外線ランプ5を設置した同心円の中心軸Aに対応する位置に受光部となるフォトダイオード71を設置した紫外線照度測定装置75の場合でも、図8に示すように、紫外線照度測定装置での測定値と紫外線の有効照射量の測定値とは1本の直線で表すことができず、相関していないことがわかる。したがって、紫外線照度測定装置75のような従来の紫外線照度測定装置でも、その測定値からだけでは有効照射量を得ることができない。
このように、本実施形態の紫外線照度測定装置17では、可視光伝達部33の一方の端部で支持され、可視光伝達部33の他方の端部側に紫外線を受光する受光面を有する受光部27を備えている。そして、この受光部27の受光面は、球面状になっている。このため、紫外線照度測定装置17で計測した値と有効照射量とが相関し、紫外線照度測定装置17で計測した値に基づいて有効照射量を測定できる。したがって、紫外線照度測定装置のみで有効照射量を測定できる。
さらに、紫外線照度測定装置のみで有効照射量を測定できることにより、装置校正や制御や演算などの複雑化を抑制でき、また、紫外線ランプの出力、被処理流体の透過率、紫外線ランプがランプ保護管などに挿入されている場合は、ランプ保護管などの汚れによる紫外線の出力の低下などの変化などが起こっても、紫外線照度測定装置単独で有効照射量を測定できる。
加えて、本実施形態の紫外線照度測定装置17では、受光部27の受光面は、平行で同心円上に配置された直管状の複数の紫外線ランプ5に対して、複数の紫外線ランプ5が配置された同心円の中心軸Aに対応する位置に配設されている。このため、本実施形態の、紫外線照射室3bに複数の直管状の紫外線ランプ5を設置した紫外線照射装置1のような紫外線照射装置において、より確実に紫外線照度測定装置のみで有効照射量を測定できるようになる。
さらに、本実施形態の紫外線照度測定装置17では、受光部27を内包し、閉塞部材35で開口した側の端部が閉塞された容器29を備えている。さらに、受光部27や光ファイバー31は、閉塞部材35に着脱可能に取り付けられている。このため、上記のような、容器29内に光感受性化合物63を予め設定した量入れ、紫外線を照射したときのこの光感受性化合物の壊変量を測定することにより空間照度の校正を行うことが可能となり、空間照度の絶対値を測定できる。したがって、空間照度の絶対値を測定できるようになり、空間照度の測定精度が向上するとともに、有効照射量の測定精度も向上する。
加えて、本実施形態の紫外線照度測定装置17では、受光部27を内包する容器29が、紫外線ランプ5を挿入したランプ保護管7に対応する形状の保護管19に挿入されている。このため、紫外線ランプ5のランプ保護管7の外表面に付着した汚れを除去するワイパーを有するワイパー機構を利用して、保護管19の外表面に付着した汚れを除去できる。したがって、保護管19が容器29の外表面への汚れ付着を防ぎ、また、保護管19の外表面に付着した汚れをワイパー機構により除去できる。これにより、空間照度の絶対値の測定精度の低下を抑制でき、有効照射量の測定精度の低下も抑制できる。ただし、紫外線を照射する処理対象が汚れの付着などが起こる物でない場合などは、保護管19を設けていない構成にすることもできる。
ところで、本発明を適用してなる空間照度測定装置では、本実施形態の紫外線照度測定装置17のように受光部27を容器29内に内包したような構成となる。しかし、この受光部27を内包する容器29内が空気の場合、紫外線は密な媒質、例えば石英などで形成された容器29の壁から粗な媒質である容器29内の空気に進むことになる。このため、容器29の壁の面に対する入射角が49度以上では全反射が起こり、入射角49度以上の紫外線は、容器29内に入射しないことになる。このため、受光部27で受光する紫外線は、実際の紫外線の照射量よりも少なくなり、測定した紫外線の空間照度も実際よりも小さくなる。
このように測定した空間照度が真の空間照度より小さくなるのを防ぐため、受光部27を内包する容器29のような容器内に、屈折率が空気より大きく、かつ、紫外線感受性のない媒質、例えば純水や石英の粉などを充填する。これにより、紫外線の全反射が抑制され、ほとんどの紫外線が容器内に進入できるようになるため、空間照度の絶対値の測定精度を向上でき、有効照射量の測定精度も向上する。
同様に、本実施形態の紫外線照度測定装置17のように受光部27や可視光伝達部33などが保護管19内に挿入されているとき、保護管19内が空気の場合、紫外線は密な媒質である石英などで形成された保護管19の壁から粗な媒質である保護管19内の空気に進む。このため、紫外線の保護管19の壁の面に対する入射角が49度以上では全反射が起こり、入射角49度以上の紫外線は、保護管19内に入射しないため、容器29内へも入射しないことになる。これを防ぐためには、保護管内にも屈折率が空気より大きく、かつ、紫外線感受性のない媒質、例えば純水とか石英の粉を充填する。これにより、空間照度の絶対値の測定精度を向上でき、有効照射量の測定精度も向上する。
また、本実施形態では、一方の端部が半球状の受光部27を用いているが、受光部としては、受光面が球面状であるか、または、少なくとも円柱の周面からなるものであれば、球状や円柱状の受光部など様々な形状のものを用いることができる。さらに、受光部27を内包する容器29を閉塞するための閉塞部材の形状や、受光部または可視光伝達部や光ファイバーなどを閉塞部材に取り付けるための構造なども、本実施形態の閉塞部材35のような形状や構造に限らず、容器の開口を閉塞できれば様々な形状や構造にできる。また、空間照度の絶対値を測定する必要がない場合には、容器29を備えていない構成にすることもできる。
また、本実施形態の紫外線照度測定装置17では、受光部27は、波長変換素子で形成されている。しかし、受光部は、受光面が球面状または少なくとも円柱の周面からなるものであれば、波長変換素子に限らず、例えばマイクロフォトダイオードなどの他の部材などを用いて形成することもできる。例えば、マイクロフォトダイオードを用いる場合、図9に示すように、受光部79は、複数のマイクロフォトダイオード81を、受光面が球面状になるようにミラーボール様に配設する。マイクロフォトダイオード81としては、正電極83、負電極85、P層87、N層89、空乏層91、絶縁膜93などで構成された公知のフォトダイオードを用いることができる。
なお、紫外線照度測定装置の受光部をフォトダイオードで形成する場合は、受光した紫外線量に比例した光電流がアンプに入力され、増幅されて、紫外線ランプの照度や有効照射量または紫外線ランプの照度や有効照射量に対応する電流値などを表示するための図示していない表示器などに電気信号を出力する。
また、本実施形態の紫外線照射装置1では、紫外線照度測定装置17の受光部27などを、天板3cの中心部分から、同心円形状に並ぶ複数の紫外線ランプ5の同心円の中心軸Aに沿って挿入した状態とすることで、受光部27の受光面が複数の紫外線ランプ5の同心円の中心軸A上に位置するように設置している。しかし、紫外線照度測定装置17の受光部27は、受光面が複数の紫外線ランプ5の同心円の中心軸A上に位置していれば、例えば処理層3の胴部3aの側壁を貫通させて挿入した状態などで設置することもできる。さらに、天板3cの中心部分から、同心円形状に並ぶ複数の紫外線ランプ5の同心円の中心軸Aに沿って挿入した状態とする場合などにおいて、天板3cの内面と受光部27との間隔などは、用いる紫外線ランプの仕様や形状などに応じて適宜選択できる。
このように、本発明を適用してなる紫外線照度測定装置は、受光部の受光面が球面状であるか、または、少なくとも円柱の周面からなるものであれば、様々な構成にできる。さらに、本発明を適用してなる紫外線照射装置における紫外線照度測定装置の設置位置は、紫外線照射室の中心軸に限らず、同心円上に並んだ複数の直管状の紫外線ランプの中心軸上であれば、紫外線照射室内に設定した任意の軸上の任意の位置に設置できる。加えて、複数の紫外線ランプは、任意に設定した軸を中心軸とする同心円上に位置していれば、同心円形状に並んでいる必要はなく、三角形状、四角形状、その他の多角形状に並んだ状態にできる。また、複数の紫外線ランプが設置される同心円は1重や、2重以上の多重であることもできる。つまり、紫外線照射室に設定した軸上に紫外線照度測定装置の受光部の受光面が位置し、複数の紫外線ランプが、1段または複数段で、この軸から等距離に配置された構成であればよい。
また、本実施形態では、被処理水中の微生物の殺滅や有機物の酸化処理を行う縦型の紫外線照射装置1を一例として説明した。しかし、本発明はこれに限らず、気体中や物品に付着している微生物の殺滅処理、紫外線を光源とする光触媒処理など、様々な用途、様々な構成の紫外線ランプを備えた紫外線照射装置、また、横型の紫外線照射装置といったように様々な構成の紫外線照射装置における紫外線の有効照射量の測定を行う場合に適用できる。例えば、紫外線照射室内に流体を通流させた状態や滞留させた状態で紫外線の照射を行うものや、紫外線照射室内に流体を通流させるものの場合は、紫外線ランプの延在方向が紫外線照射室内の流体の通流方向に交わる状態のものなどにも適用できる。
本発明を適用してなる紫外線照射装置及び紫外線照度測定装置の一実施形態の概略構成を示す断面図である。 本発明を適用してなる紫外線照射装置の一実施形態の概略構成を、カバーを外した状態で示す上面図である。 本発明を適用してなる紫外線照度測定装置の一実施形態の概略構成を示す断面図である。 本発明を適用してなる紫外線照度測定装置で測定した測定値と有効照射量との関係を示す図である。 従来の紫外線照射装置及び紫外線照度測定装置の概略構成を示す断面図である。 図5に示す従来の紫外線照度測定装置で測定した測定値と有効照射量との関係を示す図である。 従来の別の紫外線照射装置及び紫外線照度測定装置の概略構成を示す断面図である。 図7に示す従来の紫外線照度測定装置で測定した測定値と有効照射量との関係を示す図である。 本発明を適用してなる紫外線照度測定装置の受光部の変形例の概略構成を示す図であり、(a)は複数のマイクロフォトダイオードの配置を、(b)はマイクロフォトダイオードの概略構造を示す図である。
符号の説明
1 紫外線照射装置
3 処理槽
5 紫外線ランプ
7 ランプ保護管
17 紫外線照度測定装置
19 保護管
27 受光部
29 容器

Claims (2)

  1. 紫外線が照射される流体を収容する処理槽と、該処理槽内に設けられた複数本の紫外線ランプと、紫外線を可視光に変換する波長変換素子により変換された可視光に基づいて前記処理槽内の紫外線の照度を測定する紫外線照度測定装置とを備えてなる紫外線照射装置において、
    前記紫外線照度測定装置の波長変換素子は、一方の端部で支持され、他方の端部側に紫外線を受光する受光面を有する受光部を備え、該受光部の受光面は、球面状であるか、又は、少なくとも円柱の周面からなり、
    前記複数本の紫外線ランプは、前記処理槽に両端を固定して一又は二重の円状に配置された紫外線透過性を有する複数本のランプ保護管内にそれぞれ挿入され、前記複数本の紫外線ランプが配置された円の中心に紫外線透過性を有する保護管が前記処理槽に両端を固定して配置され、前記保護管内に前記波長変換素子が挿入されてなり、前記複数本のランプ保護管は、前記波長変換素子から各紫外線ランプを見通せる位置に互いに間隔を離して配置されてなることを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記受光部は、紫外線透過性を有する筒状の容器に挿入されており、該容器は、一方の端部が閉塞され、他方の端部が開口された形状であり、前記容器の開口された端部を閉塞する閉塞部材に脱着可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置
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