JP4166736B2 - 燃焼圧検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に取り付けられ、燃焼室内の圧力を検出する燃焼圧検出装置に関する。
従来の燃焼圧検出装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この検出装置は、直噴式のエンジンに設けられており、エンジンのシリンダヘッドに取り付けられたインジェクタ、およびシリンダヘッドとインジェクタの間に狭持されたリング状の座圧センサなどによって構成されている。インジェクタは、高圧燃料ポンプによって高圧に昇圧された燃料を、燃焼室内に噴射するためのものであり、その噴孔部は、シリンダヘッドの孔を通って燃焼室に臨んでいる。また、座圧センサは、圧電素子などによって構成されており、これに作用する荷重に応じた検出信号を出力する。このような構成によれば、燃焼室内の圧力(以下「燃焼圧」という)により、インジェクタが変位するのに応じて、インジェクタから座圧センサに作用する荷重が変化する。それにより、座圧センサは、この荷重の変化を燃焼圧の変化として検出し、検出信号として出力する。
しかし、上述した特許文献1の燃焼圧検出装置には、以下のような問題がある。すなわち、この検出装置では、インジェクタへの高圧の燃料の導入、および燃料を噴射する際の反作用などにより、座圧センサに作用する荷重が変動する(以下「燃圧変動」という)。そして、この燃圧変動がインジェクタから座圧センサに伝達されるため、座圧センサによって検出される燃焼圧の中に、燃圧変動分が含まれる結果、燃焼圧の検出精度が低下してしまう。
また、座圧センサは、これに作用する荷重に応じて検出信号を出力するものであるので、検出信号の精度を維持するためには、燃焼圧が作用していない状態における、基準となる初期荷重を適正値に設定する必要がある。しかし、インジェクタは、例えばメンテナンスなどのために、取り外したり交換したりすることがあり、インジェクタを再度、シリンダヘッドに取り付けたときに、初期荷重が適正値からずれるおそれがあり、その場合には、検出精度を保つことが困難になってしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、インジェクタの燃圧変動の影響を受けることなく、燃焼圧をより高い精度で検出することができるとともに、コンパクトに構成することができる燃焼圧検出装置を提供することを目的としている。
特開平10−18898号公報 (第3,4頁、第1,6図)
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、燃料を噴射するためのインジェクタ9とともにシリンダヘッド4のインジェクタ取付け孔10に設けられ、内燃機関(実施形態における(以下、本項において同じ)エンジン2)の燃焼室6内の圧力を燃焼圧として検出するための燃焼圧検出装置1,30であって、燃焼室6に臨むとともに、インジェクタ9からの荷重を遮断した状態で、インジェクタ取付け孔10に設けられたセンサ固定部材(インジェクタシート22,31)と、センサ固定部材によってシリンダヘッド4との間に固定され、センサ固定部材を介して伝達された荷重を燃焼圧として検出するセンサ素子21と、を備えていることを特徴とする。
この燃焼圧検出装置によれば、シリンダヘッドのインジェクタ取付け孔には、インジェクタとともにセンサ固定部材が設けられている。センサ固定部材は、燃焼室に臨んでおり、このセンサ固定部材によって、センサ素子がシリンダヘッドとの間に固定されている。このようなセンサ固定部材を介して、燃焼圧がセンサ素子への荷重として伝達される。その結果、センサ素子は、これに作用する荷重を燃焼圧として検出する。
また、センサ固定部材は、インジェクタからの荷重を遮断した状態で設けられており、センサ素子は、このようなセンサ固定部材によって、シリンダヘッドとの間に固定されるので、インジェクタの燃圧変動が生じても、それに起因する荷重の変動は、センサ素子には及ばない。それにより、検出信号から燃圧変動分を排除でき、出力される検出信号は、燃焼圧のみを反映したものになるので、燃焼圧の検出精度を向上させることができる。
また、インジェクタからの荷重の伝達が遮断されているので、例えばメンテナンスのためにインジェクタを着脱・交換したとしても、センサ素子の初期荷重を維持でき、したがって燃焼圧の検出精度を保つことができる。また、通常、シリンダヘッドには、吸・排気ポートや点火プラグなどの構成が密集して配置されており、新たな構成部品を追加できるほどのスペースの余裕はない。これに対し、上述した燃焼圧検出装置は、既存の構成であるインジェクタ取付け孔を利用して設置されるので、内燃機関の既存の構成・レイアウトをほぼ変更することなく、全体としてコンパクトに構成することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の燃焼圧検出装置1,30において、センサ固定部材は、インジェクタ9との間に間隙(G1〜G4,G5〜G6)を存した状態でインジェクタ取付け孔10に設けられていることを特徴とする。
この燃焼圧検出装置によれば、センサ固定部材は、インジェクタとの間に間隙を存した状態でインジェクタ取付け孔に設けられている。すなわち、両者が互いに分離されることにより、インジェクタの燃圧変動に起因する荷重を確実に遮断することができ、燃焼圧による荷重のみがセンサ素子に作用するので、燃焼圧の検出精度を向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の燃焼圧検出装置1において、センサ素子21は、シリンダヘッド4に形成されたセンサ取付け凹部10cに収容されており、インジェクタ取付け孔10の軸線方向にセンサ素子21と並設されるとともに、インジェクタ9とシリンダヘッド4との間に狭持され、インジェクタ9を支持するスペーサ(インジェクタプレート24)をさらに備えていることを特徴とする。
この燃焼圧検出装置によれば、シリンダヘッドにはセンサ取付け凹部が形成されており、このセンサ取付け凹部にセンサが収容されている。また、インジェクタとシリンダヘッドの間には、インジェクタ取付け孔の軸線方向にセンサと並ぶように、すなわちセンサ取付け凹部を覆うようにスペーサが設けられており、このスペーサは、インジェクタとシリンダヘッドの間に狭持されている。これにより、インジェクタは、スペーサを介してシリンダヘッドに支持されている。
このような構成によれば、構成部品がインジェクタ取付け孔の軸線方向に並設されていることにより、燃焼圧検出装置を、前述した請求項1および2による効果を損なうことなく、特にインジェクタ取付け孔の軸線に直交する方向のサイズをコンパクトに構成することができ、内燃機関の既存の構成を変更することなく、燃焼圧検出装置を配置することができる。また、スペーサがインジェクタとシリンダヘッドの間に狭持され、スペーサとインジェクタの間に他の構成部品が存在しないので、両者間の接触面積を大きく確保することができ、インジェクタを安定した状態でシリンダヘッドに取り付けることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1および2は、本発明の第1実施形態による燃焼圧検出装置を示しており、この検出装置1は、例えば車両(図示せず)に搭載された直噴式の内燃機関(以下「エンジン」という)2に設けられている。
エンジン2は、複数のシリンダ3(1つのみ図示)およびシリンダヘッド4などを有しており、シリンダヘッド4とシリンダ3内のピストン5の間には、燃焼室6が形成されている。シリンダヘッド4には、吸気ポート7および排気ポート8がそれぞれ形成されるとともに、点火プラグ(図示せず)、インジェクタ9および燃焼圧検出装置1などが設けられており、これらは互いに密集して配置されている。
シリンダヘッド4の吸気ポート7に隣接する位置には、インジェクタ取付け孔10が形成されている。このインジェクタ取付け孔10に、インジェクタ9とともに燃焼圧検出装置1が取り付けられている。インジェクタ取付け孔10は、シリンダヘッド9を斜めに貫通しており、その軸線方向の燃焼室6側から順に、互いに同心状のシート取付け部10a、センサ取付け凹部10c、およびプレート取付け凹部10dになっている。シート取付け部10aは、インジェクタ取付け孔10のほぼ半分を占めており、所定の径を有し、その内周面にねじ10bが形成されている。また、センサ取付け凹部10cは、シート取付け部10aよりも大きな径と、後述するような所定の深さ(インジェクタ取付け孔10の軸線方向(以下、単に「軸線方向」という)の長さ)を有している。プレート取付け凹部10dは、センサ取付け凹部10cよりもさらに大きな径を有している。また、シリンダヘッド4には、後述するセンサ素子21のセンサハーネス21aを取り出すためのスリット状の溝4aが、センサ取付け凹部10cとシリンダヘッド4の外部との間に延びるように形成されている。
燃焼圧検出装置1は、センサ素子21、センサ素子21を固定するためのインジェクタシート22(センサ固定部材)、およびインジェクタプレート24(スペーサ)などによって構成されている。センサ素子21は、リング状に形成され、例えば圧電素子によって構成されており、これに作用する荷重に応じて検出信号を出力する。また、センサ素子21の上下には、リング状のガスケット23,23がそれぞれ積層されており、これらのようなセンサ素子21およびガスケット23,23は、センサ取付け凹部10cに収容されている。また、センサ素子21に接続されたセンサハーネス21aは、前述した溝4aを通って外部に延び、図示しない制御装置に接続されている。検出信号は、このセンサハーネス21aを介して出力され、制御装置に入力される。
インジェクタシート22は、例えばSUS材によって構成されており、円筒状のシート本体22aと、シート本体22aの上部から突出するつば部22bを有している。つば部22bは、シート本体22aの上端(燃焼室6と反対側の端)から燃焼室6側に所定の距離だけ離れた位置に設けられており、円板状に形成されている。また、シート本体22aの下部の外周面には、ねじ部22cが形成されている。また、つば部22bの外径は、前述したセンサ取付け凹部10cの径よりもわずかに小さくなるように設定されている。また、その厚さと、前述したセンサ素子21および2つのガスケット23,23の厚さとの和は、センサ取付け凹部10cの深さよりも小さくなるように設定されている。このようなインジェクタシート22は、シート本体22aを、リング状のセンサ素子21およびガスケット23,23に上方から通し、ねじ部22cをシート取付け部10aのねじ10bにねじ込むことにより、シリンダヘッド4に取り付けられている。
この取付け状態では、インジェクタシート22は、そのつば部22bのほぼ全面により、ガスケット23を介してセンサ素子21を下方に押圧しており、それによる荷重がセンサ素子21に常時、作用する。すなわち、センサ素子21は、シリンダヘッド4とつば部22bの間に狭持されており、インジェクタシート22をねじ込んで取り付ける際の締め付け強度によって、センサ素子21に作用する初期荷重が設定される。また、シート本体22aは燃焼室6まで延びており、その下端部が燃焼室6に臨んでいる。さらに、上記のような寸法関係から、つば部22bの上面は、センサ取付け凹部10cの上端よりも若干、低い状態になっている。
インジェクタプレート24は、プレート取付け凹部10dに取り付けられている。このインジェクタプレート24は、例えばSUS材によって構成されており、所定の厚さを有するリング状に形成されている。また、インジェクタプレート24は、前述したプレート取付け凹部10dの径よりも若干、小さな外径を有するとともに、シート本体22aの外径よりも大きな内径を有している。このようなインジェクタプレート24は、シート本体22aの上端部と、プレート取付け凹部10dの周壁との間に嵌合させることにより、シリンダヘッド4に取り付けられている。この状態では、インジェクタプレート24は、その下面が、プレート取り付け凹部10dとセンサ取付け凹部10cの境界の段部に当接し、センサ取付け凹部10cを覆うとともに、センサ素子21と軸線方向に並設、すなわち軸線方向に重なった状態になっている。また、前述した寸法関係から、インジェクタシート22のつば部22bよりも上側の部分とインジェクタプレート24の間には間隙G1が、つば部22bとインジェクタプレート24の間には間隙G2が、それぞれ形成されており、両者22,24は互いに分離されている。また、シート本体22aの上端は、インジェクタプレート24の上端よりも燃焼室6側に位置している。
インジェクタ9は、基本的に周知の構成のものであり、高圧燃料ポンプ(図示せず)および制御装置に接続されている。燃料タンク(図示せず)の燃料は、制御装置による制御により、高圧ポンプによって高圧に昇圧された後、インジェクタ9に送られ、インジェクタ9から燃焼室6に噴射される。このインジェクタ9は、インジェクタ本体9aと、このインジェクタ本体9aから延び、シート本体22aの内径よりも若干、小さな径を有するノズル部9bを有している。また、両者9a,9bの境界には、円板状のつば部9cが形成されていて、その外径は、前述したインジェクタプレート24の外径とほぼ同じに設定されている。
このようなインジェクタ9は、そのノズル部9bがインジェクタシート22に挿入され、その下端部が燃焼室6に臨んでいる。また、インジェクタ9は、つば部9cの全面がインジェクタプレート24に当接し、これを強く押圧した状態で、ねじなどの固定手段(図示せず)によってシリンダヘッド4に取り付けられている。すなわち、インジェクタプレート24は、インジェクタ9とシリンダヘッド4との間に狭持されており、インジェクタ9はインジェクタプレート24によって支持されている。また、ノズル部9bの径が、シート本体22aの内径よりも若干、小さいため、両者9b,22aの間に若干の間隙G3が形成され、且つ、前述したようにシート本体22aの上端が、インジェクタプレート24よりも燃焼室6側に位置していることにより、インジェクタ9は、インジェクタプレート24に突き当てられた状態でインジェクタシート22の上部との間の間隙G4を介して、これと分離した状態で取り付けられている。
図3は、上述したインジェクタ9および燃焼圧検出装置1を模式的に示す図である。以下、この図を用いて燃焼圧の検出動作について説明する。エンジン2の停止状態においては、燃焼圧が発生しないので、センサ素子21には、インジェクタシート22による初期荷重のみが作用している。
エンジン2の運転が開始されると、給・排気や燃焼などに伴い、燃焼圧が発生し、周期的に変動する。前述したように、インジェクタシート22は、燃焼圧の変動に伴い、燃焼室6に臨むインジェクタシート22の下端に作用する圧力が増減することにより、インジェクタシート22全体が軸線方向に変位する。それにより、燃焼圧が増大する際には、つば部22bが燃焼室6と反対側に変位することによって、センサ素子21に作用する荷重が減少し、センサ素子21が伸びる。逆に、燃焼圧が減少する際には、つば部22bが燃焼室6側に変位することにより、センサ素子21に作用する荷重が増大し、センサ素子21が縮む。このように、センサ素子21は、それに作用する荷重の増減に応じて伸縮することにより、燃焼圧の変化量を表す検出信号を出力し、この検出信号に基づき、制御装置において燃焼圧が算出される。
また、この燃焼圧検出装置1によれば、インジェクタシート22は、インジェクタ9との間に間隙G1〜G4を存し、インジェクタ9からの荷重を遮断した状態で設けられており、センサ素子21は、そのようにインジェクタ9からの荷重を遮断したインジェクタシート22によって、シリンダヘッド4との間に固定されている。それにより、インジェクタ9の燃圧変動が生じても、それに起因する荷重の変動を確実に遮断でき、センサ素子21には及ばない。その結果、検出信号から燃圧変動分を排除でき、出力される検出信号は、燃焼圧のみを反映したものになるので、燃焼圧の検出精度を向上させることができる。
また、インジェクタ9からの荷重の伝達が遮断されているので、例えばメンテナンスのためにインジェクタ9を着脱・交換したとしても、センサ素子21の初期荷重を維持でき、したがって燃焼圧の検出精度を保つことができる。また、燃焼圧検出装置1は、既存の構成であるインジェクタ取付け孔を利用して設置されるので、全体としてコンパクトに構成することができ、エンジン2の既存の構成・レイアウトをほぼ変更することなく配置することができる。特に、センサ素子21およびインジェクタプレート24が軸線方向に並設されていることにより、インジェクタ取付け孔10の軸線に直交する方向のサイズをコンパクトに構成することができる。
さらに、インジェクタプレート24がインジェクタ9とシリンダヘッド4の間に狭持され、インジェクタプレート24とインジェクタ9の間に他の構成部品が存在しないので、両者24,9間の接触面積を大きく確保することができ、インジェクタ9を安定した状態でシリンダヘッド4に取り付けることができる。
図4は、本発明の第2実施形態による燃焼圧検出装置を模式的に示している。この検出装置30は、第1実施形態の燃焼圧検出装置1と近似した構成を有しており、以下、共通する構成要素については同じ符号を付し、第1実施形態との相違点を中心として説明する。
第1実施形態のインジェクタシート22では、つば部22bは、上端から所定の距離だけ離れた位置に設けられているのに対し、本実施形態のインジェクタシート31(センサ固定部材)では、つば部31bは、インジェクタシート本体31aの上端に設けられており、シリンダヘッド4との間にセンサ素子21を狭持している。
また、本実施形態のインジェクタプレート32(スペーサ)もまた、リング状に形成されており、その外径は第1実施形態のものとほぼ同じである一方、内径は大きくなっている。それにより、インジェクタプレート32の内側の空間が拡大されており、この空間にセンサ素子21が収容されている。すなわち、インジェクタプレート32は、センサ素子21を取り囲むように配置されており、センサ素子21との間には、間隙G5が形成されている。また、インジェクタプレート32の軸線方向の厚さは、センサ素子21およびつば部31bの軸線方向の厚さの和よりも大きな値に設定されており、それにより、インジェクタ9とインジェクタシート31の間に間隙G6が形成され、両者9,31は互いに分離されている。したがって、この燃焼圧検出装置30においても、燃焼圧の変動は、インジェクタシート31を介してのみセンサ素子21に伝達される。他の構成は、前述した第1実施形態の燃焼圧検出装置1と同様である。
以上のような燃焼圧検出装置30によれば、第1実施形態の燃焼圧検出装置1と同様に、センサ素子21とインジェクタ9の間の荷重の伝達が、間隙G5およびG6により遮断されることにより、インジェクタ9の燃圧変動の影響を受けることがないので、燃焼圧の検出精度を向上させることができる。また、センサ素子21がインジェクタプレート32の内部に収容されていることにより、燃焼圧検出装置30を全体としてよりコンパクトで単純な構成とすることができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、上述した第1および第2実施形態では、それぞれインジェクタプレート24,32によってインジェクタ9を支持しているが、これに限定されることなく、インジェクタからインジェクタシートへの荷重の伝達を遮断でき、且つインジェクタを安定した状態で支持できるならば、インジェクタプレートを省略し、他の適当な構成を用いることが可能である。さらに、本発明は、車両に搭載されたエンジンに限らず、クランク軸が鉛直方向に配置された船外機などのような船舶推進機用エンジンを含む、様々な産業用の内燃機関に適用できることはもちろんである。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本発明の第1実施形態による燃焼圧検出装置およびインジェクタを取り付けた状態の内燃機関を示す部分断面図である。 図1の燃焼圧検出装置およびインジェクタ付近の部分拡大図である。 第1実施形態による燃焼圧検出装置を、インジェクタとともに模式的に示す図である。 第2実施形態による燃焼圧検出装置を、インジェクタとともに模式的に示す図である。
符号の説明
1 燃焼圧検出装置
2 内燃機関
4 シリンダヘッド
6 燃焼室
9 インジェクタ
10 インジェクタ取付け孔
10c センサ取付け凹部
21 センサ素子
22 インジェクタシート(センサ固定部材)
24 インジェクタプレート(スペーサ)
30 燃焼圧検出装置
31 インジェクタシート(センサ固定部材)
32 インジェクタプレート(スペーサ)
G1〜G6 間隙

Claims (3)

  1. 燃料を噴射するためのインジェクタとともにシリンダヘッドのインジェクタ取付け孔に設けられ、内燃機関の燃焼室内の圧力を燃焼圧として検出するための燃焼圧検出装置であって、
    前記燃焼室に臨むとともに、前記インジェクタからの荷重を遮断した状態で、前記インジェクタ取付け孔に設けられたセンサ固定部材と、
    当該センサ固定部材によって前記シリンダヘッドとの間に固定され、前記センサ固定部材を介して伝達された荷重を燃焼圧として検出するセンサ素子と、
    を備えていることを特徴とする燃焼圧検出装置。
  2. 前記センサ固定部材は、前記インジェクタとの間に間隙を存した状態で前記インジェクタ取付け孔に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃焼圧検出装置。
  3. 前記センサ素子は、前記シリンダヘッドに形成されたセンサ取付け凹部に収容されており、
    前記インジェクタ取付け孔の軸線方向に前記センサ素子と並設されるとともに、前記インジェクタと前記シリンダヘッドとの間に狭持され、前記インジェクタを支持するスペーサをさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼圧検出装置。
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