JP4164924B2 - 振り出しカートン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガム、ラムネ、チョコレート加工品などの粒状もしくはタブレット状の菓子等を収納し、これを小出しできる振り出しカートンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガム、ラムネ、チョコレート加工品などの粒状もしくはタブレット状の菓子等を収納し、小出しする携帯用の振り出しカートンで、上部に可変形角筒状蓋を有するものが知られている。(例えば実公昭49−34414号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記実公昭49−34414号に示された構造は、開口の際、天面が全面開口となるため、カートン上面が何もなく側面が切り立った状態となり、カートンの角柱が変形して保形性が良くなかった。
【0004】
また、前記構造は開口の有無が確認できないので、不正開封防止の目的で、箱全体を包む外装フィルムを施す方法や、特殊シールを貼着する方法がとられているが、工程数が多く、コストが高かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、前記従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、ガム、ラムネ、チョコレート加工品などの粒状もしくはタブレット状の菓子等を収納し、小出しする携帯用の振り出しカートンにおいて、保形性が良好でかつリクローズ性があり、不正開封防止機能性付与にコスト面で有利な振り出しカートンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、四角柱の本体部と、この本体部を形成する背面板の上端に折り線を介して、天井板、内正面板、内天井板、接着片を順に設け、かつ前記天井板、内正面板、内天井板の中間部に切断線を設けた蓋部の前記接着片を背面板の内面に接着し、横向角筒状の蓋を形成した振り出しカートンにおいて、前記蓋の横向角筒を分断するように設けた切断線により区画される蓋のどちらか一方を可動振り出し口とし、区画される他方の蓋の上部に、本体部を形成する正面板の上部に折り線を介して設けた覆板を貼着してなることを特徴とする振り出しカートンである。
【0007】
また、第2の発明は、四角柱の本体部と、この本体部を形成する背面板の上端を延長して、中間に切断線を有する天井板を設け、天井板の切断線により区画される一方の天井板に折り線を介して、内正面板、内天井板、接着片を順に設け、接着片を背面板の内面に接着し、横向角筒状の蓋を形成した振り出しカートンにおいて、前記蓋の天井板を区画するように設けた切断線により区画される蓋の横向角筒を可動振り出し口とし、区画される他方の蓋の上部に、本体部を形成する正面板の上部に折り線を介して設けた覆板を貼着してなることを特徴とする振り出しカートンである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の振り出しカートンを、実施の形態に沿って以下に詳細に説明する。
【0009】
図1は、本発明の一実施の形態を示す展開図であり、左側面板1、正面板2、右側面板3、背面板4、接着片5を順次折り線a、b、c、dを介して連設した本体部と、この本体部の前記背面板4の上端に、天井板6、内正面板7、内天井板8、接着片9を順次折り線e、f、g、hを介して連設した蓋部と、本体部の前記背面板4の下端を延長して、底板11、差込片12を順次折り線j、kを介して連設し、前記左側面板1、右側面板3の下端を延長してそれぞれフラップ13、14を折り線m、lを介して連設した底部を有する。なお、蓋部を形成する前記部材天井板6、内正面板7、内天井板8の中間部にミシン線CLを設ける。また、ミシン線からなる切断線CLにより分断した蓋の片方の蓋を覆うように正面板2の上端に折り線iを介して覆板10を設ける。
【0010】
そして、本体部は折り線から順次折り曲げ、接着片5を左側面板1の内側に接着して本体を形成するとともに、蓋部も折り線から順次折り曲げ、該接着片9を背面板4の内面に接着し、さらに、切断線CLにより分断した蓋の片方の蓋の上に該覆板10を貼着して、横向角筒状の蓋を形成し、底部も折り線を折り曲げ、差込片を係合させて底を形成し、図2に示すような振り出しカートンを組み立てる。
【0011】
また、図6は本発明の他の実施の形態を示す展開図であり、左側面板1、正面板2、右側面板3、背面板4、接着片5を順次折り線a、b、c、dを介して連設した本体部と、この本体部の前記背面板4の上端に折り線eを介して、中間にミシン線からなる切断線CLを有する天井板6を設け、前記天井板6の切断線CLにより区画される一方の天井板の上端に、内正面板7、内天井板8、接着片9を順次折り線f、g、hを介して連設した蓋部と、本体部の前記背面板4の下端を延長して、底板11、差込片12を順次折り線j、kを介して連設し、前記左側面板1、右側面板3の下端を延長してそれぞれフラップ13、14を折り線m、lを介して連設した底部を有する。また、切断線CLにより分断した蓋の、上端に内正面板7の連設されていない方の蓋を覆うように正面板2の上端に折り線iを介して覆板10を設ける。
【0012】
そして、本体部は折り線から順次折り曲げ、接着片5を左側面板1の内側に接着して本体を形成するとともに、蓋部も折り線から順次折り曲げ、該接着片9を背面板4の内面に接着し、さらに、切断線CLにより分断した蓋の片方の蓋の上に該覆板10を貼着して、横向角筒状の蓋を形成し、底部も折り線を折り曲げ、差込片を係合させて底を形成し、図7に示すような振り出しカートンを組み立てる。
【0013】
ここで、底部の組み立てについては、本構造に限るものではない。
【0014】
更に、分断した蓋部の覆板10で覆われていない方の天井板6と内正面板7の間の折り線f上に突起片15を、内正面板7と内天井板8の間の折り線g上に係止片16を、正面板2の係止片16に対応する箇所に切り込み17を設け、ロック機構を付加させてもよい。
【0015】
また、図6、図7の他の実施例に示すように、切り込み17の代わりに、可動振り出し口20の方の正面板2の上端を内正面板7の高さ分延長し、係止舌片18を設け、該係止舌片18を正面板2の内側に折り返して、係止舌片18の下端を係止片16に係合させるロック機構を付加させてもよい。
【0016】
上記振り出しカートンにおいて、蓋を開放し中身を出すためには、図4に示すように、突起片15を持ち上げ、天井板6、内正面板7、内天井板8に跨がる横向角筒を分断するように角筒の円周に設けたミシン線CLを破り、可動振り出し口20を形成する。
【0017】
よって、このミシン線からなる切断線の破断の有無がバージン性の有無の判断基準となるものである。
【0018】
更に再封に際し、図2に示すように、係止片16が切り込み17に差し込まれることで、可動振り出し口20を係止する役割を果たし、リクローズ性を有する振り出しカートンとすることができる。
【0019】
また、図7に示すように、係止片16が係止舌片18の下端に引っ掛かることで、可動振り出し口20を係止する役割を果たし、リクローズ性を有する振り出しカートンとすることもできる。
【0020】
なお、付加するロック機構については本構造に限るものではない。
【0021】
以上の振り出しカートン用の紙材として、坪量100g/m2程度のコートマニラ、ノーコートマニラ、コートボール、コートアイボリーなどを用いることができ、箱のサイズ等によって坪量などを選定するものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明の請求項1の振り出しカートンは、蓋部を形成する板を延長して設け、その蓋をミシン線等の切断線により区画し、どちらか一方を可動振り出し口とし、もう一方の蓋を覆板で貼着することによって、保形性が良好でかつリクローズ性があり、不正開封防止機能性付与にコスト面で有利な振り出しカートンを提供可能とする効果がある。
【0023】
また、請求項2の振り出しカートンは、蓋の天井板のミシン線等の切断線により区画されたどちらか一方に、蓋部を形成する板を延長して設け可動振り出し口とし、もう一方の蓋を覆板で貼着することによって、保形性が良好でかつリクローズ性があり、不正開封防止機能性付与にコスト面で更に有利な振り出しカートンを提供可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振り出しカートンの一実施例の展開図である。
【図2】本発明の振り出しカートンの一実施例の閉蓋時の斜視図である。
【図3】本発明の振り出しカートンの一実施例の閉蓋時の断面図である。
【図4】本発明の振り出しカートンの一実施例の開蓋時の斜視図である。
【図5】本発明の振り出しカートンの一実施例の開蓋時の断面図である。
【図6】本発明の振り出しカ─トンの他の実施例の展開図である。
【図7】本発明の振り出しカートンの他の実施例の開蓋時の斜視図である。
【符号の説明】
1…左側面板
2…正面板
3…右側面板
4…背面板
5、9…接着片
6…天井板
7…内正面板
8…内天井板
10…覆板
11…底板
12…差込片
13、14…フラップ
15…突起片
16…係止片
17…切り込み
18…係止舌片
20…可動振り出し口
CL…切断線
a〜m…折り線
Claims (2)
- 四角柱の本体部と、この本体部を形成する背面板の上端に折り線を介して、天井板、内正面板、内天井板、接着片を順に設け、かつ前記天井板、内正面板、内天井板の中間部に切断線を設けた蓋部の前記接着片を背面板の内面に接着し、横向角筒状の蓋を形成した振り出しカートンにおいて、
前記蓋の横向角筒を分断するように設けた切断線により区画される蓋のどちらか一方を可動振り出し口とし、区画される他方の蓋の上部に、本体部を形成する正面板の上部に折り線を介して設けた覆板を貼着してなる振り出しカートン。 - 四角柱の本体部と、この本体部を形成する背面板の上端を延長して、中間に切断線を有する天井板を設け、天井板の切断線により区画される一方の天井板に折り線を介して、内正面板、内天井板、接着片を順に設け、接着片を背面板の内面に接着し、横向角筒状の蓋を形成した振り出しカートンにおいて、
前記蓋の天井板を区画するように設けた切断線により区画される蓋の横向角筒を可動振り出し口とし、区画される他方の蓋の上部に、本体部を形成する正面板の上部に折り線を介して設けた覆板を貼着してなる振り出しカートン。
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