JP4164259B2 - クランプオンセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定電路内に流れる電流を測定するクランプオンセンサに関し、さらに詳しく言えば、上記被測定電路に対する設置時の安全性を向上させるとともに、長期間でも上記被測定電路に安定して設置しておくことができるクランプオンセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
クランプオンセンサとは、活線状態にある被測定電路を磁気コア内にそのまま挿通することができ、その被測定電路に流れる電流を誘導磁気作用を利用して測定することができる非接触型の電気測定器である。
【0003】
クランプオンセンサには種々のものがあるが、ここでは例えば商用電源ラインなどを比較的長時間にわたって測定する際によく用いられるクランプオンセンサの一例を図5に示す。
【0004】
このクランプオンセンサ1は、被測定電路Wを内部に挿通し得るように対向配置された1対の磁気コア31、32と、各磁気コア31、32をそれぞれ内蔵する1対のクランプアーム21、22とからなり、各クランプアーム21、22がヒンジ部23を介して開閉可能に連結されている。
【0005】
各クランプアーム21,22の自由端側(開放端)には、ロック手段4が設けられており、各クランプアーム21,22を閉状態に維持しておくことができる。このロック手段4は、一方のクランプアーム21の端部から延設された係合片41と、他方のクランプアーム22の端部に突設された係合凸部42とからなり、これらを凹凸嵌合することによりロックがかかるようになっている。
【0006】
また、ヒンジ部23に関連して、図示しないバネ付勢手段が設けられており、上部クランプアーム21が常に開方向へとバネ付勢されている。したがって、ロックが開放された場合には、上部クランプアーム21は自動的に上側へと跳ね上げられるようになっている。
【0007】
このクランプオンセンサ1によれば、ロック手段4を備えているため、長期間にわたって確実に被測定電路Wに保持させておくことができる。また、ロック手段4を解除すれば自動的に上部クランプアーム21が開かれるため、測定終了後、被測定電路から簡単に取り外すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、他方において、次のような問題があった。すなわち、このクランプオンセンサ1は、内蔵するバネ付勢手段によって常に開方向へとバネ付勢されているため、長期間測定の場合、ロック部23が緩み、これが原因で磁気コアの突き合わせ端面間のギャップが大きくなり、磁気特性の悪化を招くおそれがあった。
【0009】
また、ヒンジ部23やロック部4は可動部分であるため、物理的強度が小さい。したがって、長期間、短期間の使用期間に関係なく、繰り返しの開閉によりヒンジ部23やロック部4が壊れやすい。
【0010】
さらには、図5に示したロック手段4は、クランプアーム21,22の自由端側に設けられているため、クランプオンセンサ1を被測定電路Wに対して取り付ける際に、ロック手段4が隣接する電路などに接触するおそれがあった。そのため、着脱作業およびロック作業に慎重に慎重さが要求される。
【0011】
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであって、その目的は、着脱が簡単かつ安全に行え、使用頻度や時間に関係なく確実にロック状態を維持しておくことができるクランプオンセンサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明は、被測定電路を挟み込むように互いに対向配置される1対の磁気コアと、上記磁気コアをそれぞれ含み、先端側を開閉端として所定の回転軸を介して開閉可能に連結される1対のクランプアームとを備えるクランプオンセンサにおいて、上記各クランプアームの反先端側を基端側として、一端側がいずれか一方の上記クランプアームの基端側に回動自在に取り付けられたロックアームと、いずれか他方の上記クランプアームの基端側に設けられ、上記ロックアームの自由端側が着脱自在に係合されるロック部とからなるロック手段を有し、上記ロックアームの自由端側には、ほぼU字状に湾曲されたバネ部が設けられており、上記バネ部の頂部側を上記ロック部に向けて挿入することにより、上記いずれか他方のクランプアームの先端側が上記いずれか一方のクランプアームの先端側に向けて常に閉方向へとバネ付勢されることを特徴としている。
【0013】
これによれば、クランプアームが閉状態において、他方のクランプアームが一方のクランプアームに対して、常に閉方向へとバネ付勢されるため、容易に外れることなく、また、長期間の測定においても磁気コアの突き合わせ端面が密接するように保持されるため、信頼性の高い電流検出が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るクランプオンセンサ10の正面図であり、図2および図3は、その側面図および断面図である。なお、上述した従来例と同一もしくは同一と見なされる箇所には、同じ参照符号を付与した。
【0015】
このクランプオンセンサ10は、先端側(図1では上端側)がほぼC字状に形成され、それらを互いに対向配置することで被測定電路W(図5参照)を挿通するための挿通スペースSを形成する1対のクランプアーム21,22を備え、クランプアーム21,22内には、それぞれ半円状に形成された磁気コア31,32(図3参照)が収納されている。各クランプアーム21,22の基端側(図1では下端側)には、各クランプアーム21,22を閉状態でロックするためのロック手段4が設けられている。
【0016】
各クランプアーム21,22内に収納された各磁気コア31,32は、半円状の磁性鋼板を積層させて得られた芯材にそれぞれ巻線311,32を多重に巻回することにより構成されている
【0017】
この実施形態において、挿通スペースSは、円弧状に形成されているが、例えば四角状やU字状などに形成されていてもよく、その形状は特に限定されない。
【0018】
各クランプアーム21,22は、回転軸5(図3参照)を介して開閉可能に連結されている。各クランプアーム21,22の基端側の側面には、指で挟みやすいように、内側に向けて湾曲した円弧面211,221が形成されている。
【0019】
この実施形態において、一方のクランプアーム22の前面および背面の中央下部には、他方のクランプアーム21に向けてはみ出した円盤状のカバー222、222が設けられており、この各カバー222,222間にクランプアーム21の基端側が入り込んでいる。
【0020】
図2に示すように、例えば背面側のカバー222には、磁気コア31,32に巻回されている巻線312,322によって生起された電気信号を図示しない外部測定装置へと送出するためのコードCが接続される、コード接続部223が突設されている。
【0021】
この実施形態において、クランプアーム21,22は、回転軸5を介して左右にほぼ半分割に開閉可能に設けられているが、例えば一方のクランプアーム21を全体の3分の1程度とし、他方のクランプアーム22を3分の2程度の大きさに形成してもよく、互いに対となって機能すれば、その形状や大きさは特に限定されない。
【0022】
次に、図3を参照しながらロック手段4についてより詳しく説明する。ロック手段4は、一方のクランプアーム22の基端側に取り付けられたロックアーム41と、他方のクランプアーム21の基端側に設けられたロック部42とによって構成されている。
【0023】
この実施形態において、ロックアーム41およびロック部42は、それぞれクランプアーム22およびクランプアーム21に設けられているが、ロック部4は、少なくとも各クランプアーム21,22の基端側に設けられていればよく、その取付態様は逆でも構わない。
【0024】
ロックアーム41は、適度なバネ弾性を有する合成樹脂製の成型品からなり、一端側から他端側にかけて全体が弓状に形成されている。このロックアーム41は一端側が回動軸411を介してクランプアーム22の基端部(図1では底部右側)に回動自在に取り付けられている。
【0025】
ロックアーム41の他端側(自由端側)には、U字状(図1では逆U字状)に湾曲されたバネ部412が設けられており、このバネ部412の側面にロック部42に係合されるロック爪413が突設されている。
【0026】
ロック部42は、クランプアーム21の基端部(図1では、底部左側)に形成され、バネ部412を収納可能な凹壁面からなり、その一部には上述したロック爪413に対して係合される段部421が設けられている。
【0027】
図3および図4を参照して、このクランプオンセンサ10を使用方法について説明する。測定に先立ち、まずクランプアーム21にかけられたロックを解除する必要がある。すなわち、クランプアーム21の底部から突出したロックアーム41の先端部414を指などによって固定端方向に押圧し、段部421に係合しているロック爪413の係合状態を解除する。
【0028】
次に、先端部414を押圧状態のまま指を下側に動かしてゆくと、ロックアーム41は回動軸411に沿って下側に移動しはじめ、さらに下げていくとロック部42内に挿入されていたバネ部412が抜き出され、ロック手段4によるロックが解除される。
【0029】
これでクランプアーム21は開閉可能な状態となり、指で円弧面211,221を挟み押し込むことにより、クランプアーム21の先端が回転軸5に沿って開閉する。クランプアーム21の先端を開状態した後、被測定電路Wをクランプアーム21の挿通スペースS内に挿通して、再びクランプアーム21を閉じる。
【0030】
その後は、再び上述した一連の作業を逆に行うことでロックがかかり、被測定電路に対してクランプオンセンサ10の取り付けが完了する。
【0031】
これによれば、バネ部412はロック状態においてクランプアーム21,22同士を常に閉方向へと押し付けるようにバネ付勢するため、長期的に使用しても緩みやズレを生じることはなく、磁気特性や測定精度に変化が生じにくい。また、その取付作業性も向上する。
【0032】
なお、この実施形態において、各クランプアーム21、22は円弧状に形成されているが、クランプアーム21,22の形態はあくまで任意的な構成要素であり、本発明のロック手段を設けているものであれば、これ以外の形状を適宜選択して使用してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クランプアームが閉状態において、他方のクランプアームが一方のクランプアームに対して、常に閉方向へとバネ付勢されるため、容易に外れることなく、また、長期間の測定においても磁気コアの突き合わせ端面が密接するように保持されるため、信頼性の高い電流検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るクランプオンセンサの正面図。
【図2】上記実施形態のクランプオンセンサの側面図。
【図3】上記実施形態のクランプオンセンサの断面図。
【図4】クランプオンセンサの使用状態を説明する説明図。
【図5】従来のクランプオンセンサの模式的な使用状態図。
【符号の説明】
1,10 クランプオンセンサ
2 クランプアーム
21,22 左クランプアーム
31,32 磁気コア
4 ロック手段
41 ロックアーム
42 ロック部
5 回転軸
S 挿通スペース
W 被測定電路

Claims (1)

  1. 被測定電路を挟み込むように互いに対向配置される1対の磁気コアと、上記磁気コアをそれぞれ含み、先端側を開閉端として所定の回転軸を介して開閉可能に連結される1対のクランプアームとを備えるクランプオンセンサにおいて、
    上記各クランプアームの反先端側を基端側として、一端側がいずれか一方の上記クランプアームの基端側に回動自在に取り付けられたロックアームと、いずれか他方の上記クランプアームの基端側に設けられ、上記ロックアームの自由端側が着脱自在に係合されるロック部とからなるロック手段を有し、
    上記ロックアームの自由端側には、ほぼU字状に湾曲されたバネ部が設けられており、上記バネ部の頂部側を上記ロック部に向けて挿入することにより、上記いずれか他方のクランプアームの先端側が上記いずれか一方のクランプアームの先端側に向けて常に閉方向へとバネ付勢されることを特徴とするクランプオンセンサ。
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