JP3694412B2 - クランプセンサの突合せ端部構造 - Google Patents

クランプセンサの突合せ端部構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランプセンサを構成する一側センサ部と他側センサとの突合せ端部におけるそれぞれの当接面から磁気コアの先端面を露出させることなく確実な絶縁を確保できるようにしたクンプセンサの突合せ端部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来からあるクランプ式電流計の一例を一部を省略して示す要部正面図であり、図7は、図6におけるB−B線矢視方向での断面構造につき、閉じた状態を(イ)として、開いた状態を(ロ)として各別に示したものである。
【0003】
これらの図によれば、略円環状に対向配置される一側コアカバー部7と他側コアカバー部8とに磁気コア6aからなる電流センサ6を各別に収納し、かつ、その閉止時に相互に当接する突合せ端部4a,5aを備えた一側センサ部4と他側センサ部5とで構成されるクランプセンサ2を計器本体3にレバー7aを操作して開閉できるように軸支することでクランプ式電流計1の全体が形成されている。
【0004】
この場合、一側センサ部4と他側センサ部5とは、その閉止時に突合せ端部4a,5a相互を常に正対させ、かつ、相互間に形成される空隙をできるだけ小さくして当接させる必要がある。このため、一側センサ部4の当接端面は、図8に詳しく示されているように磁気コア6aの先端面を表出させるため一側コアカバー部7の対応部位に開口部9を設けて形成されている。また、他側センサ部5の当接端面は、開口部9内に入り込んで嵌り合う凸部を有する当接部10で磁電変換素子を介在させた磁気コア6aの先端面を遮蔽した状態となって他側コアカバー部8と一体に形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例による場合には、一側センサ部4の磁気コア6aの先端面は、開口部9から露出する結果、活線状態にある被測定導体をクランプセンサ内に導入する際などに、例えば配電盤内で露出しているブレーカーの接続部などのような危険な活電部に過って接触させてしまう可能性が高くなるという不都合があった。
【0006】
本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑み、クランプセンサを構成する一側センサ部と他側センサとの突合せ端部におけるそれぞれの当接面から磁気コアを露出させないようにして確実に絶縁できるようにしたクンプセンサの突合せ端部構造を提供することにその目的がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成すべくなされたものであり、その構成上の特徴は、略円環状に対向配置される一側コアカバーと他側コアカバーとに磁気コアからなる電流センサを各別に収納し、かつ、その閉止時に相互に当接する突合せ端部を有してなる一側センサ部と他側センサ部とを計器本体に対し開閉自在に軸支して形成されるクランプセンサにおいて、一側センサ部の前記突合せ端部は、磁気コアの先端面を遮蔽して一側コアカバーと一体化させた該一側コアカバーの肉厚より薄肉な一側当接部を設けて形成し、他側センサ部の前記突合せ端部は、磁電変換素子を介在させた磁気コアの先端面を遮蔽して他側コアカバーと一体化させた該他側コアカバーの肉厚より薄肉な他側当接部を設けて形成するとともに、前記一側当接部には、内側に前傾するガイド面を備えて隆設された斜面部を少なくともいずれか一方の対向二辺に有する当接面を形成し、前記他側当接部には、一側当接部の前記斜面部と対面合致する傾斜面を経て前記当接面が当接される被当接面を突設し、これら当接面と被当接面とで閉止時における電流センサ相互の正対を自在としたことにある
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のクランプセンサを備えてなるクランプ式電流計の一例についての一部を省略した要部正面図を、図2は、図1におけるA−A線矢視方向での断面構造につき、閉じた状態を(イ)として、開いた状態を(ロ)として各別に示す説明図を、図3は、図1において一点鎖線で囲繞した部分を拡大した縦断面図をそれぞれ示す。
【0009】
これらの図によれば、クランプセンサ12は、略円環状に対向配置される一側コアカバー22と他側コアカバー32とに磁気コア24,34からなる電流センサ23,33を各別に収納し、かつ、その閉止時に相互に当接する突合せ端部21,31を有してなる一側センサ部20と他側センサ部30とを計器本体13に対しレバー28を介して開閉操作ができるように軸支されてなり、その全体でクランプ式電流計11を形成している。なお、図3中の符号39は、磁電変換素子38に接続されて制御電流を流すとともに、磁電変換素子38の出力電圧を検出するフレキシブル基板を示す。
【0010】
このうち、一側センサ部20は、一側コアカバー22と一体に樹脂成形されたレバー28を操作することにより開閉操作ができるようになっており、その突合せ端部21は、磁気コア24の先端面24aを遮蔽して一側コアカバー22の側に超音波溶着したり一体成形するなどして一体化させた該一側コアカバー22の肉厚より薄肉な一側当接部25を設けて形成されている。
【0011】
この場合、一側当接部25には、内側に前傾するガイド面26aを備えて隆設された斜面部26を少なくともいずれか一方の対向二辺、図示例によれば計器本体13の長さ方向に沿わせた対向二辺に斜面部26を有する当接面27が形成されている。また、該当接面27の肉厚は、実用的な耐久性を備えることを限度にできるだけ薄くして形成するのが望ましい。
【0012】
一方、他側センサ部30は、計器本体13に固定されており、その突合せ端部31は、ホール素子等の磁電変換素子38を介在させた磁気コア34の先端面34aを遮蔽して他側コアカバー32の側に超音波溶着したり一体成形するなどして一体化させた該他側コアカバー32の肉厚より薄肉な他側当接部35を設けて形成されている。
【0013】
この場合、他側当接部35には、一側当接部25の斜面部26と対面合致する傾斜面36を経て突設されて一側当接部25の当接面27が当接される被当接面37が形成されて いる。また、該被当接面37の肉厚は、当接面27と同様に実用的な耐久性を備えることを限度にできるだけ薄くして形成するのが望ましい。
【0014】
このように、一側当接部25には、斜面部26を有して凹陥させた当接面27を設け、他側当接部35は、傾斜面36を有して突出させた被当接面37が設けられているので、レバー28を操作して突合せ端部21,31相互を突き合わせてクランプセンサ12を閉止させた際に、電流センサ23,33相互を確実に正対させることができる。
【0015】
本発明はこのようにして構成されているので、レバー28を操作することによりクランプセンサ12における一側センサ部20の側を動かして開閉することができる。
【0016】
しかも、一側センサ部20を開方向に動かした際には、その一側当接部25と他側センサ部30の他側当接部35とのそれぞれが表出されることになる。
【0017】
しかし、一側コアカバー22に収納されている磁気コア24の先端面24aは、一側当接部24の当接面27により、他側コアカバー32に収納されている磁気コア34の先端面34aは、他側当接部35の被当接面37によりそれぞれ遮蔽されているので、先端面24a,34aが露出されることはない。
【0018】
したがって、活線状態にある被測定導体をクランプセンサ12内に導入する際などであっても、磁気コア24の先端面24aや磁気コア34の先端面34aに危険な活電部に過って接触させる可能性を完全になくすことができるので、安全性をより高めた状態のもとで測定作業に従事することができる。
【0019】
この場合、磁気コア24の先端面24aと磁気コア34の先端面34aとの間には、一側当接部24と他側当接部34と磁電変換素子38とフレキシブル基板39とが介在される結果、一側当接部24と他側当接部34とをできるだけ薄くして形成したとしても、図3に示すように空隙tが形成されることになる。
【0020】
しかし、この場合には、フレキシブル基板39を介して磁電変換素子38に流す制御電流を大きくしたり、回路利得を大きくすることにより、電流の検出感度を低下させることなく、従来どおり精度の高い測定を行うことができる。
【0021】
また、一側当接部25は、ガイド面26aを有する斜面部26と当接面27とで形成され、他側当接部35は、傾斜面36を有する被当接面37により形成されているので、クランプセンサ12を閉止させた際に当接面27と被当接面37とを正対させた状態のもとで密に当接させることができ、それだけ測定精度を向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、一側コアカバー内の磁気コアを該一側コアカバーの肉厚より薄肉な一側当接部の当接面により、他側コアカバー内の磁気コアを該他側コアカバーの肉厚より薄肉な他側当接部の被当接面により遮蔽してそれぞれの先端面が外部に露出されることをなくすることができるので、活線状態にある被測定導体をクランプセンサ内に導入する際などであっても、磁気コアの側を危険な活電部に接触させる可能性を完全になくして安全性のさらなる向上を図ることができる。
【0023】
しかも、一側当接部は、斜面部と当接面とで形成され、他側当接部は、傾斜面を有する被当接面により形成されているので、クランプセンサを閉止させた際に当接面と被当接面とを正対させた状態のもとで密に当接させることができ、それだけ測定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるクランプ式電流計の一例を一部を省略して示す要部正面図。
【図2】 図1におけるA−A線矢視方向での断面構造につき、閉じた状態を(イ)として、開いた状態を(ロ)としてそれぞれ示す。
【図3】 図1において一点鎖線で囲繞した部分を拡大して示す縦断面図。
【図4】 本発明を構成しているクランプセンサの一例を一側方向から開いた状態で示す斜視図。
【図5】 本発明を構成しているクランプセンサの一例を他側方向から開いた状態で示す斜視図。
【図6】 従来からあるクランプ式電流計の一例を一部を省略して示す要部正面図。
【図7】 図6におけるB−B線矢視方向での断面構造につき、閉じた状態を(イ)として、開いた状態を(ロ)としてそれぞれ示す。
【図8】 従来例としての一側センサ部の要部を示す部分斜視図。
【符号の説明】
11 クランプ式電流計
12 クランプセンサ
13 計器本体
20 一側センサ部
21 突合せ端部
22 一側コアカバー
23 電流センサ
24 磁気コア
24a 先端面
25 一側当接部
26 斜面部
26a ガイド面
27 当接面
28 レバー
30 他側センサ部
31 突合せ端部
32 他側コアカバー
33 電流センサ
34 磁気コア
34a 先端面
35 他側当接部
36 傾斜面
37 被当接面
38 磁電変換素子
39 フレキシブル基板

Claims (1)

  1. 略円環状に対向配置される一側コアカバーと他側コアカバーとに磁気コアからなる電流センサを各別に収納し、かつ、その閉止時に相互に当接する突合せ端部を有してなる一側センサ部と他側センサ部とを計器本体に対し開閉自在に軸支して形成されるクランプセンサにおいて、
    一側センサ部の前記突合せ端部は、磁気コアの先端面を遮蔽して一側コアカバーと一体化させた該一側コアカバーの肉厚より薄肉な一側当接部を設けて形成し、他側センサ部の前記突合せ端部は、磁電変換素子を介在させた磁気コアの先端面を遮蔽して他側コアカバーと一体化させた該他側コアカバーの肉厚より薄肉な他側当接部を設けて形成するとともに、前記一側当接部には、内側に前傾するガイド面を備えて隆設された斜面部を少なくともいずれか一方の対向二辺に有する当接面を形成し、前記他側当接部には、一側当接部の前記斜面部と対面合致する傾斜面を経て前記当接面が当接される被当接面を突設し、これら当接面と被当接面とで閉止時における電流センサ相互の正対を自在としたことを特徴とするクランプセンサの突合せ端部構造。
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