JP4163676B2 - 太陽電池セルの搬送装置 - Google Patents

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本発明は、太陽電池セルを高速で搬送する搬送装置に関するものである。
一般に、太陽電池モジュールは、複数枚の太陽電池セルを接続してストリングを形成し、複数行のストリングを接続して面状に製造される。この場合、複数枚の太陽電池セルを接続してストリングを形成する際、隣接する太陽電池セルのパスバー(集電部)間は、断面偏平な方形状の導体、例えば、銅線からなるリードを介して接続されている。具体的には、図6に示すように、一の太陽電池セルPの表面側パスバーに半田を介してリードLの一半部を溶着する一方、一の太陽電池セルPに溶着されたリードLの他半部を隣接する太陽電池セルPの裏面側パスバーに半田を介して溶着することにより、複数枚の太陽電池セルPを順次接続してストリングSを製造するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
このように、太陽電池セルのパスバーにリードを溶着するため、太陽電池セルを歯付きベルトに吸着して位置決めした状態で溶着作業位置に搬送する搬送装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−39856号公報 特開平11−278626号公報
ところで、前述した搬送装置においては、搬送ベルトの周方向に設定間隔をおいて複数個の貫通孔が全周にわたって形成されており、始端部、中央部および終端部において、太陽電池セルが搬送ベルトに載置されて閉鎖された貫通孔を除いて貫通孔は大気に開放されている。したがって、太陽電池セルによって閉鎖された貫通孔周辺には、若干負圧が作用しているものの、搬送ベルトに対する太陽電池セルの吸着力は弱く、始端部から中央部まで高速で搬送させた場合、あるいは、中央部から終端部まで高速で搬送させた場合、搬送開始時および停止時において、搬送ベルトに対する吸着力に慣性力が打ち勝って太陽電池セルの位置ずれが発生し、中央部および終端部に正確に位置決めすることが困難であった。この結果、太陽電池セルのパスバーに正確に加工を施すこと、例えば、リードを載置して溶着することができないという問題があった。このため、慣性力による移動が発生しないような低速で太陽電池セルを搬送せざるを得ず、作業効率が低いという欠点があった。
一方、太陽電池セルは脆弱な性状であり、かつ、厚みが0.3〜0.5mmと薄いことから、搬送ベルトに吸引して位置決めする際、過大な負圧が作用すると簡単に破損するものである。特に、厚みが0.15〜0.2mmとさらに薄くなる昨今の太陽電池セルにおいては、わずかな負圧の増加によって破損する傾向が顕著となる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、太陽電池セルを破損させることなく高速で搬送することのできる搬送装置を提供するものである。
本発明は、駆動側歯付きプーリーおよび従動側歯付きプーリーと、駆動側歯付きプーリーおよび従動側歯付きプーリー間に巻回され、背面側に溝部によって幅方向に複数個に分割された歯部が全周にわたって形成されるとともに、溝部に太陽電池セルの大きさに対応する貫通孔群が設定間隔をおいて全周にわたって形成された無端状の搬送ベルトと、駆動側歯付きプーリーおよび従動側歯付きプーリー間において搬送ベルトの背面側に設けられ、搬送ベルトの溝部を支持する支持部が形成されるとともに、搬送ベルトの歯部が嵌入されるガイド溝が形成された真空ボックスと、から構成され、真空ボックスの内部が始端側移載部、終端側移載部および両移載部間の作業部に区画されるとともに、始端側移載部と終端側移載部との間隔が搬送ベルトの貫通孔群の設定間隔の整数倍に設定され、また、始端側移載部および終端側移載部が負圧状態と大気圧状態とに選択的に切り換えできるようにそれぞれソレノイド弁を介して始端側移載部用空気源および終端側移載部用空気源連通される一方、作業部が常時負圧状態にあるように作業部用空気源に連通され、さらに、真空ボックスの支持部には、始端側移載部、作業部および終端側移載部に対応する区間毎に搬送ベルトの貫通孔群に対向して通気溝がそれぞれ形成されるとともに、各通気溝に内部と連通する通気孔が設定間隔をおいて形成されてなり、駆動側歯付きプーリーの回転により、搬送ベルトの貫通孔群に作用する負圧で搬送ベルトに吸着された太陽電池セルが搬送ベルトの貫通孔群の設定間隔に相当する距離ずつ間欠的に搬送されることを特徴とするものである。
本発明によれば、作業開始時においては、始端側移載部に対応する始端部、作業部に対応する中間部および終端側移載部に対応する終端部にそれぞれ搬送ベルトの貫通孔群が位置している。また、ブローアーなどの空気源が作動し、真空ボックスの始端側移載部、作業部および終端側移載部から空気を吸引している。ただし、真空ボックスの始端側移載部に連通された配管のソレノイド弁は中正位置にあって、始端側移載部は大気圧状態となっている。
太陽電池セルが始端側移載部に対応する始端部に移送されると、ソレノイド弁が中正位置から切り換えられ、始端側移載部の空気を吸引する。真空ボックスの始端側移載部の空気が吸引されると、始端側移載部の通気孔および通気溝を通して始端部に位置している搬送ベルトの貫通孔群に負圧が作用し、搬送ベルトに太陽電池セルを吸着する。この場合、真空ボックスの始端側移載部は、作業部と区画されるとともに、始端側移載部用空気源によって空気が吸引され、かつ、始端側移載部の通気溝は、作業部の通気溝とは切り離され、また、始端側移載部に対応する始端部に位置する搬送ベルトの貫通孔群は太陽電池セルによって閉鎖されているため、搬送ベルトおよび始端側移載部から空気は漏洩せず、搬送ベルトに対して太陽電池セルを設定された負圧状態で吸着する。
太陽電池セルが搬送ベルトに吸着されたならば、サーボモーターを介して駆動側歯付きプーリーを回転駆動させ、搬送ベルトを貫通孔群の設定間隔だけ周回移動させると、太陽電池セルは始端側移載部に対応する始端部から作業部に対応する中間部に搬送される。真空ボックスの作業部は、始端側移載部および終端側移載部と区画されるとともに、作業部用空気源によって空気が吸引されて常時負圧状態に維持されており、作業部の通気孔および通気溝を通して中間部に位置する搬送ベルトの貫通孔群に負圧が作用し、搬送ベルトに対する太陽電池セルの吸着を継続する。そして、作業部に対応する中間部において太陽電池セルに加工を施す。この場合、搬送ベルトの貫通孔群は設定間隔をおいて形成され、かつ、搬送ベルトの貫通孔群に太陽電池セルが吸着されているため、搬送ベルトが周回移動し、貫通孔群が始端側移載部に対応する始端部から作業部に対応する中間部に位置しても、搬送ベルトの貫通孔群から空気は漏洩せず、搬送ベルトに対する太陽電池セルの吸着は維持される。また、真空ボックスの作業部は、作業部用空気源によって空気が吸引されて常時設定された負圧状態に維持されており、かつ、作業部の通気溝は始端側移載部の通気溝および終端側移載部の通気溝とは切り離されているため、作業部から空気は漏洩せず、搬送ベルトに対して太陽電池セルを設定された負圧状態で吸着する。
太陽電池セルに対する加工が終了したならば、サーボモーターを介して駆動側歯付きプーリーを回転駆動させ、搬送ベルトを貫通孔群の設定間隔だけ周回移動させると、太陽電池セルは作業部に対応する中間部から終端側移載部に対応する終端部に搬送される。真空ボックスの終端側移載部は、作業部と区画されるとともに、終端側移載部用空気源によって空気が吸引されて負圧状態に維持されており、終端側移載部の通気孔および通気溝を通して終端部に位置する搬送ベルトの貫通孔群に負圧が作用し、搬送ベルトに対する太陽電池セルの吸着を継続する。この場合、搬送ベルトの貫通孔群は設定間隔をおいて形成され、かつ、搬送ベルトの貫通孔群に太陽電池セルが吸着されているため、搬送ベルトが周回移動し、貫通孔群が作業部に対応する中間部から終端側移載部に対応する終端部に位置しても、搬送ベルトの貫通孔群から空気は漏洩せず、搬送ベルトに対する太陽電池セルの吸着は維持される。また、真空ボックスの終端側移載部は、終端側移載部用空気源によって空気が吸引されて負圧状態に維持されており、かつ、終端側移載部の通気溝は作業部の通気溝とは切り離されているため、終端側移載部から空気は漏洩せず、搬送ベルトに対して太陽電池セルを設定された負圧状態で吸着する。
その後、ソレノイド弁を中正位置に切り換えれば、真空ボックスの終端側移載部は大気に開放されるため、搬送ベルトに対する太陽電池セルの吸着は解除される。したがって、加工が施された太陽電池セルを終端側移載部に対応する終端部の搬送ベルト上から移送することができる。この場合、終端側移載部と作業部とは区画されているため、終端側移載部を大気に開放しても、作業部に影響を与えることはない。
この結果、太陽電池セルを搬送する際、太陽電池セルを搬送ベルトに対して常に設定された負圧状態で吸着して搬送することができることから、太陽電池セルを高速で搬送しても、慣性力による太陽電池セルの位置ずれを発生させることがなく、また、太陽電池セルを破損させることもない。
本発明によれば、太陽電池セルを破損させることなく高速で搬送することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明の太陽電池セルPの搬送装置の一実施形態が記載されている。
この搬送装置1は、駆動側歯付きプーリー2および従動側歯付きプーリー3と、これらの駆動側歯付きプーリー2および従動側歯付きプーリー3間に巻回された無端状の搬送ベルト4と、搬送ベルト4の背面側に配設された中空の真空ボックス5と、駆動側歯付きプーリー2に連結されたサーボモーター6と、から構成されている。
搬送ベルト4には、その背面側に駆動側歯付きプーリー2の歯部および従動側歯付きプーリー3の歯部にそれぞれ噛み合う複数個の歯部41が設定間隔をおいて全周にわたって形成されており、サーボモーター6を介して駆動側歯付きプーリー2が回転駆動するとき、搬送ベルト4は、各歯部41が駆動側歯付きプーリー2および従動側歯付きプーリー3にそれぞれ設けられた歯部に噛み合って間欠的に周回移動する。そして、搬送ベルト4の歯部41は、一対の溝部42によって幅方向の中央部および左右側部にそれぞれ3分割されている。また、搬送ベルト4には、各溝部42において、複数個の貫通孔4a群が周方向に設定間隔をあけて全周にわたってそれぞれ形成されている。具体的には、図2に示すように、搬送ベルト4の各溝部42には、設定間隔p1をおいてそれぞれ3個の貫通孔4aが形成され、これらの3個の貫通孔4a群が設定間隔p2をおいてそれぞれ全周にわたって形成されている。
さらに、搬送ベルト4の幅は、太陽電池セルPの左右のパスバーb(図5参照)の間隔(パスバーピッチ)よりも小さく設定されている。このため、太陽電池セルPの幅方向の中心を搬送ベルト4の幅方向の中心に一致させて太陽電池セルPを搬送ベルト4に載置した際、太陽電池セルPの左右のパスバーbが搬送ベルト4の左右端縁をそれぞれ越えて外方に突出するようになっている。
駆動側歯付きプーリー2および従動側歯付きプーリー3間に設けられた真空ボックス5は、その内部が両端の始端側移載部5Xおよび終端側移載部5Zと、これらの始端側移載部5Xおよび終端側移載部5Z間の作業部5Yとに一対の隔壁51によって区画されている。
一方、真空ボックス5の上面には、搬送ベルト4に形成された各溝部42をそれぞれ支持する一対の支持部52が長手方向にわたって形成されるとともに、一対の支持部52に挟まれた中央および一対の支持部52の左右側方にガイド溝53が長手方向にわたって形成されている(図3参照)。
真空ボックス5の支持部52には、搬送ベルト4の周方向に沿った2列の貫通孔4a群にそれぞれ対向するように、2本の通気溝5aが長手方向にわたって形成されているとともに、各通気溝5aには、真空ボックス5の内部に連通する複数個の通気孔5bが長手方向に設定間隔をおいて形成されている。
この場合、真空ボックス5の支持部52に形成された通気溝5aの幅は、支持部52と搬送ベルト4の溝部42との接触面積を可及的に小さくするように設定されている。このため、真空ボックス5の支持部52と搬送ベルト4の溝部42との摩擦抵抗をできるだけ小さくして、搬送ベルト4を周回移動させることができる。
また、真空ボックス5の支持部52に形成された通気溝5aは、始端側移載部5X、作業部5Y、終端側移載部5Zにそれぞれ対応して各別に形成されており、始端側移載部5Xの通気溝5aと、作業部5Yの通気溝5aとは、連続することなく分離されている(図3(a),(b)参照)。同様に、作業部5Yの通気溝5aと、終端側移載部5Zの通気溝5aとは、連続することなく分離されている。
さらに、真空ボックス5の上面に形成され中央および左右側方の各ガイド溝53には、搬送ベルト4の一対の溝部42によって3分割された各歯部41がそれぞれ嵌入するようになっており、搬送ベルト4は、各歯部41が真空ボックス5の中央および左右側方の各ガイド溝53内にそれぞれ嵌入される一方、各溝部42が真空ボックス5の各支持部52にそれぞれ支持されて周回移動される。
ところで、真空ボックス5の始端側移載部5X、作業部5Yおよび終端側移載部5Zには、図1に示すように、空気源、例えば、ブロアー7がそれぞれ各別に接続されており、それぞれ独立して内部空気を吸引することができる。また、真空ボックス5の始端側移載部5Xおよび終端側移載部5Zと、各ブロアー7とを接続する配管には、それぞれソレノイド弁8が配設されており、ソレノイド弁8の切換操作により、各移載部5X,5Zをブロアー7と連通した状態と、ブロアー7との連通を遮断して各移載部5X,5Zを大気に開放する状態とに選択的に切り換えることができる。すなわち、ソレノイド弁8が中正位置にあるとき、真空ボックス5の始端側移載部5Xおよび終端側移載部5Zは、大気に連通され、また、ソレノイド弁8が切換位置にあるとき、真空ボックス5の始端側移載部5Xおよび終端側移載部5Zは、ブロアー7に連通されて負圧状態とされる。一方、真空ボックス5の作業部5Yは、常時ブロアー7に連通されて負圧状態に維持されている。
なお、搬送装置1の従動側歯付きプーリー3近傍には、太陽電池セルPの搬入用移載装置9Aが設けられており、この移載装置9Aによって、太陽電池セルPが1枚ずつ順に真空ボックス5の始端側移載部5Xに対応する始端部において搬送ベルト4上に移載されるようになっている。
また、搬送装置1の駆動側歯付きプーリー2近傍には、太陽電池セルPの搬出用移載装置9Bが設けられており、この移載装置9Bによって、真空ボックス5の終端側移載部5Zに対応する終端部において搬送ベルト4上の太陽電池セルPが1枚ずつ順に図示しない次の工程に移載されるようになっている。
ここで、後述するように、真空ボックス5の始端側移載部5Xに対応する始端部および終端側移載部5Zに対応する終端部にそれぞれ太陽電池セルPを吸着保持した場合、太陽電池セルPは、搬送ベルト4の貫通孔4a群の設定間隔p2の整数倍の距離だけ隔てて位置するように、真空ボックス5の始端側移載部5Xと終端側移載部5Zとの間隔が設定されている。また、搬送ベルト4は、貫通孔4a群の設定間隔p2ずつ周回移動される。したがって、真空ボックス5の始端側移載部5Xに対応する始端部において搬送ベルト4の貫通孔4a群に吸着された太陽電池セルPは、貫通孔4a群の設定間隔p2ずつ周回移動されることにより、作業部5Yに対応する中間部を経て終端側移載部5Zに対応する終端部へ搬送される。
次に、このように構成された搬送装置1の作動について説明する。
まず、初期状態においては、サーボモーター6の駆動が停止されているとともに、各ブロアー7がそれぞれ駆動され、また、ソレノイド弁8は、中正位置にある。したがって、搬送ベルト4は、周回移動が停止されており、真空ボックス5の作業部5Yがブロアー7を介して吸引される一方、始端側移載部5Xおよび終端側移載部5Zは、大気に開放されている。
また、搬送ベルト4の貫通孔4a群は、真空ボックス5の始端側移載部5Xに対応する始端部、終端側移載部5Zに対応する終端部、始端側移載部5Xと終端側移載部5Zとに挟まれた作業部5Yに対応する中間部にそれぞれ臨む位置にある。
このような状態で、搬入用移載装置9Aが太陽電池セルPを吸着保持し、搬送装置1における真空ボックス5の始端側移載部5Xに対応する始端部に臨む搬送ベルト4上まで移動した後、下降して太陽電池セルPの吸着を解除し、搬送ベルト4上に太陽電池セルPを載置する。
搬送ベルト4上に太陽電池セルPが載置されると、真空ボックス5の始端側移載部5Xに連通する配管に設けられたソレノイド弁8が切り換えられ、始端側移載部5Xがブロアー7に連通されて負圧状態になる。これにより、真空ボックス5の始端側移載部5Xの通気孔5bおよび通気溝5aを通して真空ボックス5の始端側移載部5Xに対応する始端部に臨む搬送ベルト4の貫通孔4a群が設定された負圧状態となる。このため、搬送ベルト4上に移載された太陽電池セルPは、負圧状態になった貫通孔4a群に吸着されて、搬送ベルト4に位置決めされた状態で固定される。
同様に、真空ボックス5の終端側移載部5Xに連通する配管に設けられたソレノイド弁8が切り換えられて、終端側移載部5Zがブロアー7に連通される。
この後、サーボモーター6を駆動することにより、駆動側歯付きプーリー2が回転し、搬送ベルト4が周回移動される。したがって、搬送ベルト4上の太陽電池セルPは、搬送ベルト4の貫通孔4a群に設定された負圧状態で吸着されて搬送される。このため、搬送開始時において、慣性力に抗して搬送ベルト4に太陽電池セルPを位置ずれすることなく吸着して搬送することができる。また、搬送ベルト4の溝部42と真空ボックス5の支持部52との接触面積が小さいため、太陽電池セルPに作用する吸引力によって搬送ベルト4が真空ボックス5に押圧されても、搬送ベルト4は円滑に周回移動することができる。
搬送ベルト4が周回移動を開始すると、真空ボックス5の始端側移載部5Xに対応する始端部に位置していた搬送ベルト4の貫通孔4a群は、作業部5Yに対応する中間部に向けて移動する。したがって、搬送ベルト4に載置された太陽電池セルPは、始端側移載部5Xの通気溝5aおよび通気孔5bを通して吸引される状態から、作業部5Yの通気溝5aおよび通気孔5bを通して吸引される状態へと移行する。同様に、真空ボックス5の作業部5Yに対応する中間部に位置していた貫通孔4a群は、終端側移載部5Zに対応する終端部に向けて移動する。
ここで、先に真空ボックス5の作業部5Yに対応する中間部に位置していた搬送ベルト4の貫通孔4a群に太陽電池セルPが載置されていない場合は、該貫通孔4a群は、大気に開放されている。また、図1に示すように、真空ボックス5の作業部5Yは、始端側移載部5Xおよび終端側移載部5Zに近接する位置においてそれぞれブロアー7に接続されている。このため、作業部5Yの通気溝5aおよび通気孔5bの圧力勾配は、先に中間部に位置して大気に連通している貫通孔4a群から始端部側および終端部側に向かうにつれて徐々に減圧されている。したがって、太陽電池セルPが作業部5Yの搬送域に移動しても、搬送ベルト4に載置された太陽電池セルPは、一定の負圧状態が維持された作業部5Yの通気溝5aおよび通気孔5bを通して吸引保持される。さらに、搬送ベルト4が周回移動し、太陽電池セルPが真空ボックス5の作業部5Yに対応する中間部に接近するとともに、先に真空ボックス5の作業部5Yに対応する中間部に位置していた搬送ベルト4の貫通孔4a群が作業部5Yを越えて終端側移載部5Zに対応する終端部に接近すれば、作業部5Yの搬送域に大気に開放された貫通孔4a群は存在せず、作業部5Yの通気溝5aおよび通気孔5bは、速やかに設定された負圧状態に復帰する。このため、搬送ベルト4に載置された太陽電池セルPは、設定された負圧によって吸引保持される。
同様に、先に真空ボックス5の終端側移載部5Zに対応する終端部に位置していた搬送ベルト4の貫通孔4a群に太陽電池セルPが載置されていない場合は、該貫通孔4a群は、大気に開放されている。このため、ソレノイド弁8が切り換えられて真空ボックス5の終端側移載部5Zがブロアー7に連通されても、終端側移載部5Zの通気溝5aおよび通気孔5bが設定された負圧状態に達することはない。一方、搬送ベルト4が周回移動し、先に真空ボックス5の終端側移載部5Zに対応する終端部に位置していた搬送ベルト4の貫通孔4a群が終端部を越えて移動すれば、終端部に大気に開放された貫通孔4a群は存在せず、真空ボックス5の終端側移載部5Zの通気溝5aおよび通気孔5bは、速やかに設定された負圧状態に復帰する。
ただし、前日からの作業が継続して行われる場合は、真空ボックス5の作業部5Yに対応する中間部に臨む搬送ベルトの貫通孔4a群に太陽電池セルPが載置されており、かつ、始端部から中間部までの間および中間部から終端部までの間搬送ベルト4には貫通孔4a群は形成されていないため、貫通孔4a群を通して作業部5Yからの空気の漏洩は発生せず、常に設定された負圧状態に維持されている。
このように、真空ボックス5の始端側移載部5Xに対応する始端部に臨む搬送ベルト4の貫通孔4a群に吸着された太陽電池セルPが、作業部5Yに対応する中間部に向けて移動するとき、太陽電池セルPが中間部に達する前に作業部5Yの通気溝5aおよび通気孔5bは設定された負圧状態に維持される。同様に、真空ボックス5の作業部5Yに対応する中間部に臨む搬送ベルトの貫通孔4a群に吸着された太陽電池セルPが、終端側移載部に対応する終端部に向けて移動するとき、太陽電池セルPが終端部に達する前に終端側移載部5Zの通気溝5aおよび通気孔5bは設定された負圧状態に維持される。したがって、太陽電池セルPが中間部および終端部に到達したとき、既に設定圧力に維持されている通気溝5aおよび通気孔5bを通して吸着状態が維持される。
次いで、搬送ベルト4が貫通孔4a群の設定間隔p2に相当する距離だけ移動し、太陽電池セルPが真空ボックス5の作業部5Yに対応する中間部に到達すれば、サーボモーター6の駆動を停止する。この際、搬送ベルト4の周回移動が停止されることにより、太陽電池セルPに慣性力が作用するが、太陽電池セルPは、設定された負圧状態で搬送ベルト4に吸着されているため、位置ずれすることはない。したがって、太陽電池セルPは、中間部に確実に停止される。その後、中間部において、太陽電池セルPに対して加工が施される。
このとき、先に中間部に臨んで位置していた貫通孔4a群は、終端側移載部5Zに対応する終端部へと移動している。
なお、太陽電池セルPが作業部5Yの搬送域に移動したならば、ソレノイド弁8は、中正位置に復帰し、真空ボックス5の始端側移載部5Xは大気に開放される。この場合、真空ボックス5の始端側移載部5Xは、中間部5Yとは区画されている他、その通気溝5aも中間部5Yの通気溝5aから切り離されているため、中間部5Yの負圧状態に影響を与えることはない。
太陽電池セルPが真空ボックス5の作業部5Yに対応する中間部に到達すれば、前述したように、搬入用移載装置9Aによって新たな太陽電池セルPが真空ボックス5の始端側移載部5Xに対応する始端部に臨む搬送ベルト4上に移載される。そして、始端部に太陽電池セルPが載置されると、ソレノイド弁8が切り換えられて、始端側移載部5Xがブロアー7に連通され、始端側移載部5Xの通気孔5bおよび通気溝5aを通して始端部に位置している搬送ベルト4の貫通孔4a群が負圧状態となる。このため、始端部に臨む搬送ベルト4上に移載された太陽電池セルPは、負圧状態になった貫通孔4a群に吸着されて、搬送ベルト4に位置決めされた状態で固定される。
中間部において太陽電池セルPに対する加工が終了するとともに、始端部に臨む搬送ベルト4に新たな太陽電池セルPが載置されたならば、サーボモーター6を駆動し、駆動側歯付きプーリー2を介して搬送ベルト4を貫通孔4a群の設定間隔p2に相当する距離だけ周回移動させれば、慣性力による位置ずれを発生することなく、始端部において吸着された太陽電池セルPは、真空ボックス5の作業部5Yに対応する中間部に、また、中間部において加工された太陽電池セルPは、真空ボックス5の終端側移載部5Zに対応する終端部にそれぞれ移動する。このとき、前述したように、真空ボックス5の終端側移載部5Zは、先に終端部に位置していた貫通孔4a群が前方に移動していることにより、設定された負圧状態に維持されており、終端部に到達した太陽電池セルPは、作業部5Yから引き続いて終端側移載部5Zの通気溝5aおよび通気孔5bに連通される搬送ベルト4の貫通孔4a群に吸着される。また、真空ボックス5の作業部5Yは、先に中間部に位置していた貫通孔4a群は太陽電池セルPが載置されて閉鎖されていることにより、設定された負圧状態に維持されており、中間部に到達した太陽電池セルPは、始端側移載部5Xから引き続いて作業部5Yの通気溝5aおよび通気孔5bに連通される搬送ベルト4の貫通孔4a群に吸着される。
始端部において吸着された太陽電池セルPが中間部に、加工が施された太陽電池セルPが終端部にそれぞれ到達したならば、サーボモーター6の駆動を停止することにより、搬送ベルト4の周回移動を停止する。この際、太陽電池セルPは、前述したように、作業部5Yおよび終端側移載部5Zが設定された負圧状態に維持されているため、それらの通気孔5bおよび通気溝5a、搬送ベルト4の貫通孔4a群を通して設定された負圧状態で吸着されており、慣性力による位置ずれは発生しない。搬送ベルト4の周回移動が停止されると、搬送ベルト4の終端部上に設けられた移載装置9Bを下降させ、搬送ベルト4の終端部上に位置する太陽電池セルPに近接させるとともに、図示しないブロアーを作動させて吸着を開始する。このとき、真空ボックス5の終端側移載部5Zに連通する配管に設けられたソレノイド弁8を中正位置に復帰させれば、終端側移載部5Zは大気に開放され、搬送ベルト4の貫通孔4a群による太陽電池セルPの吸着が解除される。と同時に、搬送ベルト4の貫通孔4a群による吸着が解除された太陽電池セルPは、移載装置9Bに吸着される。この後、移載装置9Bを上昇させるとともに、図示しない次に作業位置まで移動させた後、作業位置に太陽電池セルPを下降させ、吸着状態を解除すれば、太陽電池セルPを作業位置に移載することができる。
一方、中間部に到達した太陽電池セルPに対しては、前述したように、加工を施す。
以後、同様の動作が繰り返され、搬送ベルト4が間欠的に周回移動されることによって、搬送ベルト4上に太陽電池セルPが搬送ベルト4の貫通孔4a群の設定間隔p2をおいて順次載置され、吸着された状態で搬送される。
なお、前述した実施形態においては、始端部と終端部との間に1個の中間部を設定した場合を説明したが、始端部と終端部との間に第1中間部、第2中間部の順に複数の中間部を設けて順次太陽電池セルPに対して加工するようにしてもよい。この場合も、始端部と第1中間部との間、隣接する中間部の間および最終の中間部と終端部との間は、搬送ベルト4の貫通孔4a群の設定間隔p2もしくはその同一整数倍の間隔に設定される。
また、前述した実施形態においては、単一の太陽電池セルPに対応して貫通孔4a群を形成した場合を説明したが、大きさの異なる複数種類の太陽電池セルPを吸着して搬送できるように、各貫通孔4a群における貫通孔4aの数を増減してもよい。この場合、特定の大きさの太陽電池セルPにとって一部の貫通孔4aが大気に開放されたまま搬送される場合が予想されるが、一部の貫通孔4aから負圧状態の空気が漏洩したとしても、設定された負圧が太陽電池セルに作用して位置ずれが発生しないように、貫通孔4aの形成位置および個数を設定すればよい。
本発明の搬送装置の一実施形態を示す概略図である。 図1の搬送装置を構成する搬送ベルトの平面図およびその正面図である。 図1の搬送装置を構成する真空ボックスを一部省略して示す側面図、その平面図および断面図である。 図1の搬送装置の搬送ベルトおよび真空ボックスの関係を示す断面図である。 図1の搬送装置による太陽電池セルの搬送状態を説明する斜視図である。 複数枚の太陽電池セルをリードを介して接続してなるストリングを模式的に示す平面図および側面図である。
符号の説明
1 搬送装置
2 駆動側歯付きプーリ
3 従動側歯付きプーリ
4 搬送ベルト
41 歯部
42 溝部
4a 貫通孔
5 真空ボックス
5X 始端側移載部
5Y 作業部
5Z 終端側移載部
51 隔壁
52 支持部
53 ガイド溝
5a 通気溝
5b 通気孔
6 サーボモーター
7 空気源(ブロアー)
8 ソレノイド弁
9A,9B 移載装置

Claims (1)

  1. 駆動側歯付きプーリーおよび従動側歯付きプーリーと、駆動側歯付きプーリーおよび従動側歯付きプーリー間に巻回され、背面側に溝部によって幅方向に複数個に分割された歯部が全周にわたって形成されるとともに、溝部に太陽電池セルの大きさに対応する貫通孔群が設定間隔をおいて全周にわたって形成された無端状の搬送ベルトと、駆動側歯付きプーリーおよび従動側歯付きプーリー間において搬送ベルトの背面側に設けられ、搬送ベルトの溝部を支持する支持部が形成されるとともに、搬送ベルトの歯部が嵌入されるガイド溝が形成された真空ボックスと、から構成され、真空ボックスの内部が始端側移載部、終端側移載部および両移載部間の作業部に区画されるとともに、始端側移載部と終端側移載部との間隔が搬送ベルトの貫通孔群の設定間隔の整数倍に設定され、また、始端側移載部および終端側移載部が負圧状態と大気圧状態とに選択的に切り換えできるようにそれぞれソレノイド弁を介して始端側移載部用空気源および終端側移載部用空気源連通される一方、作業部が常時負圧状態にあるように作業部用空気源に連通され、さらに、真空ボックスの支持部には、始端側移載部、作業部および終端側移載部に対応する区間毎に搬送ベルトの貫通孔群に対向して通気溝がそれぞれ形成されるとともに、各通気溝に内部と連通する通気孔が設定間隔をおいて形成されてなり、駆動側歯付きプーリーの回転により、搬送ベルトの貫通孔群に作用する負圧で搬送ベルトに吸着された太陽電池セルが搬送ベルトの貫通孔群の設定間隔に相当する距離ずつ間欠的に搬送されることを特徴とする太陽電池セルの搬送装置。
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