JP4163590B2 - ラベル自動剥離装置 - Google Patents

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本発明は、葉書、封書、カード類等の紙葉類に貼着されたラベルを自動的に剥離するための装置に関する。
例えば口座番号や暗証番号のように人に知られたくない秘密情報を記載した葉書は、この秘密情報部分にラベルを貼着して隠蔽した状態で郵送されることが多い。そして、受け取り先においては、郵送されてきた葉書からラベルを剥がし、その内容を確認する必要がある。通常、この受け取り先でのラベルの剥離は、人手により行われており、その処理能力は30枚/分程度と低く作業効率が悪いものであった。
本出願人によって出願された特許文献1には、ラベルが貼着された紙葉類からラベルを自動的に剥離する装置が記載されている。このラベル自動剥離装置は、搬送部より順次搬送される紙葉類の先端部を咥える保持部材を具備して紙葉類を保持回転させる紙葉類咥え胴部と、該紙葉類咥え胴部に保持されて回転する紙葉類に貼着されているラベルの先端部を咥える保持部材を具備してラベルを保持回転させるラベル咥え胴部とを有するものである。
特開2003−165669号公報
特許文献1に記載のラベル自動剥離装置によれば、紙葉類咥え胴部とラベル咥え胴部により紙葉類の先端部とラベルの先端部をそれぞれ別々に咥えた状態で回転させることで、これらを強制的に分離するように構成されており、紙葉類からラベルを高速且つ確実に剥離することが可能である。
しかしながら、特許文献1に記載のラベル自動剥離装置では、印字部・印鑑部・記入文字等がラベルに転写され認識できなくなったり、紙葉類表面が剥がれてしまう場合があった。
本発明は、上記の事情に鑑み、印字部等の転写や紙剥けを生じることなく、ラベルを高速且つ確実に剥離し得るラベル自動剥離装置を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特許文献1に記載のラベル自動剥離装置では、紙葉類からラベルを剥がす時のお互いの剥がれ角度が小さいために、ラベル剥離時に紙葉類の表面に比較的大きな力がかかり易く、ラベルの粘着強度等によっては印字部等の転写や紙剥けを生じていることを知見し、かかる知見に基づき本発明の完成に到ったものである。
本発明は、紙葉類に貼着されたラベルを自動的に剥離するための装置であって、
ラベルが貼着された紙葉類の先端部を咥える紙葉類保持部材を具備し、紙葉類を保持回転させる紙葉類咥え胴部と、
前記紙葉類咥え胴部に保持されて回転する紙葉類に貼着されているラベルの先端部を咥えるラベル保持部材を具備し、ラベルを前記紙葉類咥え胴部の回転方向とは逆方向に保持回転させるラベル咥え胴部と、を有し、
前記ラベル咥え胴部は、ラベル剥離初期の時点で紙葉類とラベルとの剥がれ角度が180°に近づくように、ラベル咥え位置から回転方向と反対側の所定領域が欠損した形状を有することを特徴とするラベル自動剥離装置である。
また、本発明は、前記ラベル咥え胴部は、ラベル咥え位置から回転方向と反対側の領域が欠損した略半円柱形状であることを特徴とするラベル自動剥離装置である。
さらに、本発明は、前記ラベル咥え胴部は、ラベル剥離初期の時点で紙葉類とラベルとの剥がれ角度が180°に近づいた後、ラベル剥離が完了するまで期間の少なくとも一時期において、前記紙葉類咥え胴部よりも低速回転もしくは停止するように制御されることを特徴とするラベル自動剥離装置である。
本発明のラベル自動剥離装置によれば、ラベル咥え位置から回転方向と反対側の所定領域が欠損した形状、好ましくは略半円柱形状のラベル咥え胴部を用いて、ラベル剥離初期の時点で紙葉類とラベルとの剥がれ角度を180°に近づけるようにしたことにより、剥離時に紙葉類表面に加わる力を弱めることができ、印字部・印鑑部・記入文字等がラベルに転写され認識できなくなること、さらには、紙葉類表面が剥がれてしまうこと、を効果的に防止することができる。
また、ラベル剥離初期の時点で紙葉類とラベルとの剥がれ角度が180°に近づいた後、ラベル剥離が完了するまで期間の少なくとも一時期において、ラベル咥え胴部を紙葉類咥え胴部よりも低速回転もしくは停止するようにした場合には、剥離のほぼ全過程において剥がれ角度を180°に近づけた状態に保持したまま剥離することが可能であり、印字部等の転写や紙剥けをより一層効果的に防止することができる。
以下、図面を用いて本発明のラベル自動剥離装置の一実施形態例を具体的に説明するが、本発明はかかる形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で適宜設計変更することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るラベル自動剥離装置の全体構成を模式的に示す側面図であり、10は葉書供給部、11はラベルが貼着された葉書、20は第一搬送部、40は第二搬送部、50はセンサーユニット、60は葉書咥え胴部(紙葉類咥え胴部)、70はラベル咥え胴部、80は分別回収機構、90はラベル巻取部である。
本発明に適用される紙葉類は、ラベル(ラベルシール)が部分的に貼着されているものである。図9の(a)及び(b)は本例の装置で用いるラベルが貼着された紙葉類としての葉書11を示す斜視図であり、例えば口座番号や暗証番号のような秘密情報が記載された部分にラベル12が貼着され、これを隠蔽しているものである。尚、ラベル12の大きさ・形状等は図示の例に限定されるものではない。
先ず、本例のラベル自動剥離装置の概要を図1に基づいて簡単に説明する。
葉書供給部10には、ラベル12が貼着された面を上にした状態にて積層状態で葉書11が収納される。
第一搬送部20は、搬送ローラー21、平ベルト22、押えローラー23等からなる搬送系であり、葉書供給部10から葉書11を所定の間隔で1枚ずつ取り出し、第二搬送部40に搬送する。
第二搬送部40は、搬送ローラー41、平ベルト42、押えローラー43等からなる搬送系であり、葉書11を葉書咥え胴部60に搬送する。
センサーユニット50は、詳しくは後述するが、葉書(紙葉類)検知用センサー、ラベル検知用センサー等を備え、葉書11が葉書咥え胴部60に搬送される直前で所定の検知を行う。
葉書咥え胴部60は、詳しくは後述するが、葉書11を咥える葉書(紙葉類)保持部材を具備し、センサーユニット50の葉書検知用センサーの信号に基づき葉書保持部材により葉書11の先端部を咥えた後、図の時計回りに回転する。
ラベル咥え胴部70は、詳しくは後述するが、葉書咥え胴部60に保持された葉書11に貼着されているラベルを咥えるラベル保持部材を具備し、センサーユニット50のラベル検知用センサーの信号に基づきラベル保持部材により、ラベル12の先端部を咥えた後、図の反時計回りに回転する。
上記のように、葉書11の先端部を咥えた状態で葉書咥え胴部60が回転すると共に、ラベル12の先端部を咥えた状態でラベル咥え胴部70が回転することにより葉書11とラベル12は分離される。
葉書11とラベル12が分離されると(もしくは正常に分離されない場合も)、葉書咥え胴部60は葉書11を離し、葉書11は分別回収機構80を通して所定のスタッカーに回収される。一方、ラベル咥え胴部70は分離されたラベル12を咥えたままラベル巻取部90まで搬送した後、ラベル12を離し、ラベル12はラベル巻取部90で巻き取られる。
次に、本ラベル自動剥離装置による1サイクルの剥離動作について、図面を用いて詳細に説明する。
葉書11は、先ず、上記の第一搬送部20及び第二搬送部40によってセンサーユニット50側に搬送される。
図2は、図1のセンサーユニット50、葉書咥え胴部60及びラベル咥え胴部70廻りの構成図である。
葉書咥え胴部60の上流に配置されたセンサーユニット50は、葉書検知用センサー52、及びラベル検知用センサー53を備えている。
葉書検知用センサー52は、葉書11の通過を検知し、その信号を葉書咥え胴部60の駆動系に送り、葉書咥え胴部60の動作を制御するためのセンサーである。
ラベル検知用センサー53は、葉書11とは色彩の異なるラベル12の通過を検知し、その信号をラベル咥え胴部70の駆動系に送り、ラベル咥え胴部70の動作を制御するためのセンサーである。
葉書咥え胴部60は、主として、ホイール(胴部)61、アーム62、カム63、カムフォロア64、葉書保持部材66a,66b、ストッパー68から構成されている。
葉書保持部材66aは紙面垂直方向に2本設けられており、ラベル12の左右両縁部よりも内側部分で葉書11の先端を保持するようになっている。また、ストッパー68は、これら2本の葉書保持部材66aの間に位置し、葉書11の先端中央部分を受け止める。
ホイール61は図の時計方向に回転させられるものであり、このホイール61に設けられた支軸65にアーム62が支持されている。アーム62の端部にはカムフォロア64を有し、このカムフォロア64がホイール61の回転に伴いカム63に倣って揺動運動を行なう。この揺動運動に伴い、アーム62に連結されている葉書保持部材66aが葉書11の保持・開放動作を行う。つまり、カムフォロア64がカム63の山部から谷部に移行するとき、葉書保持部材66aは葉書保持部材66b側に引き寄せられ、葉書11を保持する。
これに対し、カムフォロア64がカム63の谷部から山部に乗り上げたとき、葉書保持部材66aは葉書保持部材66bから離れ、葉書11を開放する。図2はカムフォロア64がカム63の山部に乗り上げ、葉書保持部材66aの先端部分が葉書保持部材66bから離れた開放状態を示している。
ラベル咥え胴部70は、葉書咥え胴部60とほぼ同じ構成を有しており、主として、ホイール(胴部)71、アーム72、カム73、カムフォロア74、ラベル保持部材76a,76bから構成されている。
図3は、ラベル咥え胴部70を図2の紙面垂直方向中間部において切断した状態を示す断面図である。図3に示すように、本例のラベル咥え胴部70は、ラベル咥え位置、即ちラベル保持部材76aと76bが当接する位置から回転方向と反対側の領域が欠損した略半円柱形状をしている。この略半円柱形状の部分は、少なくとも葉書の幅以上の幅(紙面垂直方向の幅)で欠損しているものである。このような形態を有することにより、詳しくは後述するが、ラベル剥離初期の時点で葉書とラベルとの剥がれ角度を180°に近づけることができる。
上記のような構成を有する本発明のラベル自動剥離装置による葉書とラベルの分離動作を図2及び図4(a)乃至図4(f)を用いて説明する。尚、図4(a)乃至図4(f)において、葉書咥え胴部60は側面図、ラベル咥え胴部70は図3と同様に中間部分の断面図で、それぞれ模式的に示している。
先ず、葉書検知用センサー52が葉書11の通過を検知すると、その信号が葉書咥え胴部60の駆動系に伝送され、葉書11が葉書保持部材66aと葉書保持部材66bとの間に挿入されるタイミングでホイール61が回転し始める。すると、図2に示した状態からカムフォロア64がカム63の谷部に移行し、図4(a)に示すように、葉書保持部材66a,66bが葉書11の先端部分を保持し、その状態でホイール61は回転を続ける。
一方、ラベル検知用センサー53がラベル12の通過を検知すると、その信号がラベル咥え胴部70の駆動系に伝送され、葉書咥え胴部60側に保持された葉書11に貼着されているラベル12の先端部が、ラベル保持部材76aとラベル保持部材76bとの間に挿入されるタイミングでホイール71が回転し始める。すると、図2に示した状態からカムフォロア74がカム73の谷部に移行し、図4(b)に示すように、ラベル保持部材76a,76bがラベル12の両縁先端部分を保持する。
引き続きホイール61とホイール71はそれぞれ葉書11とラベル12を保持したまま回転することにより、葉書11からラベル12が剥離し始める。この時、ラベル咥え胴部70のホイール71はラベル咥え位置から回転方向と反対側の領域が欠損した略半円柱形状であるため、葉書咥え胴部60に保持されているラベル付き葉書は、ラベル咥え胴部70側に傾き(図4(c))、ラベル剥離開始から初期の時点で図4(d)に示すようにホイール71に当接する。このため、ラベル剥離初期の時点で葉書とラベルとの剥がれ角度(図4(d)中に示す角度α)を180°に近づけることができる。
一般に、接着されている媒体どうしを剥がす時に、お互いの剥がれ角度を180°に近づけることにより、剥がし力を低減できる。本例のラベル自動剥離装置では、上記のようにラベル咥え位置から回転方向と反対側の領域が欠損した略半円柱形状のラベル咥え胴部を用いて、ラベル剥離初期の時点で葉書とラベルとの剥がれ角度を180°に近づけるようにしたことにより、ラベル剥離時に葉書表面に加わる力を弱めることができ、印字部・印鑑部・記入文字等のラベルへの転写、さらには、葉書表面が剥がれてしまうことを効果的に防止することができる。
本発明におけるラベル咥え胴部(ホイール71)の形状は、必ずしも上記の例のような略半円柱形状に限定されるものではなく、比較的小さいサイズの紙葉類に貼着されたラベルを剥離する場合には、ラベル咥え位置から回転方向と反対側に例えば60°、90°、120°、150°等の領域のみが欠損した形状であっても良い。要するに、ラベル剥離初期の時点で紙葉類がラベル咥え胴部側に十分に倒れ込むことができ、ラベルとの剥がれ角度が180°に近づくように構成されていれば良い。尚、上記の例のようにラベル咥え位置から回転方向と反対側に180°の領域が欠損した略半円柱形状の場合には、紙葉類の大きさに関わらず紙葉類をラベル咥え胴部側に十分に倒れ込ませることができ、汎用性が高く好適である。
引き続きホイール61とホイール71はそれぞれ葉書11とラベル12を保持したまま回転し続け(図4(e))、葉書11とラベル12が完全に分離される(図4(f))。
葉書11とラベル12が分離された後は、所定の位置まで回転すると、葉書咥え胴部60側ではカムフォロア64がカム63の谷部から山部に移行し、葉書保持部材66aは葉書11を開放する。葉書11を開放した後もホイール61は回転を続け、図2に示した状態まで丁度1回転して停止する。尚、葉書咥え胴部60から開放された葉書11は、後述の分別回収機構80を通して所定の葉書スタッカーに回収される。
一方、ラベル咥え胴部70側のホイール71は、ラベル12を保持したまま回転を続け、ラベル巻取部90まで搬送する。詳しくは後述するが、ラベル12がラベル巻取部90の所定の位置まで搬送されると、ラベル咥え胴部70側のカムフォロア74がカム73の谷部から山部に移行し、ラベル保持部材76aはラベル12を開放する。ラベル12を開放した後もホイール71は回転を続け、図2に示した状態まで丁度1回転して停止する。
上記の葉書咥え胴部60とラベル咥え胴部70による分離動作は、ラベル付き葉書11が搬送される度に繰り返される。
本発明のラベル自動剥離装置では、葉書を咥えた後の葉書咥え胴部60の回転速度と、ラベルを咥えた後のラベル咥え胴部70の回転速度とを同じ速度に設定しても、前述のように剥離途中の早期のうちに葉書とラベルとの剥がれ角度を180°に近づけることができるが、例えばラベル剥離初期の時点で紙葉類とラベルとの剥がれ角度が180°に近づいた後、ラベル剥離が完了するまで期間の少なくとも一時期において、ラベル咥え胴部を紙葉類咥え胴部よりも低速回転もしくは停止するようにすることにより、剥離のほぼ全過程において剥がれ角度を180°に近づけた状態に保持することができる。
図5は、紙葉類とラベルとの剥がれ角度が180°に近づいた後、ラベル剥離が完了するまで、ラベル咥え胴部を停止させた場合を示しており、図5の(a)に示すようにラベル付き葉書がホイール71に当接した時点でラベル咥え胴部70の回転を停止させると、図5の(b)に示すように剥離が完了するまで剥がれ角度を180°近くに保持することができる。但し、ラベル咥え胴部70を低速回転もしくは停止させるようにした場合には、処理速度が若干低下する。したがって、処理速度、ラベルの粘着強度に応じた実際の剥離状態等を考慮して、ラベル咥え胴部70の速度設定を行うことが好ましい。
図6は、図1の分別回収機構80廻りの構成図である。分別回収機構80は、主として、案内板81、カール矯正部82、搬送ローラー83a、押えローラー83b、平ベルト84、検証用センサー85、振り分け機構86、スライダー87、一時ストック機構88、葉書スタッカー89a,89bから構成されている。
この分別回収機構80による動作を図6を用いて説明する。
葉書咥え胴部60とラベル咥え胴部70によってラベルが剥離された葉書には巻き癖が付いており、そのままの状態で回収するのは好ましくない。このため、先ずカール矯正部82に搬送されて曲がりが矯正される。
カール矯正部82は、主として、第一矯正ローラー82a、第二矯正ローラー82b、平ベルト82cから構成されている。葉書咥え胴部60から開放された葉書11は、案内板81に沿って第一矯正ローラー82aに搬送され、2本の平ベルト82cを介して第二矯正ローラー82bに搬送され、これらの間で曲がりが矯正される。
続いて、検証用センサー85が葉書のラベルの有無を検知し、その信号を振り分け機構86の駆動系に送りこれを制御する。
振り分け機構86は、ラベルが正常に剥離された葉書(良品)が通過する際は、振り分け板86aが水平に保持され、良品の葉書11aは一時ストック機構88に搬送され、所定枚数に達する毎に下の葉書スタッカー89aに送られて回収される。尚、一時ストック機構88は、葉書を載置する台が図6の紙面垂直方向で2つに分離されており、所定枚数の葉書が載置されると2つの台が図6の紙面垂直方向に開くように構成されている。
一方、ラベルが正常に剥離されていない葉書(不良品)が通過する際は、振り分け板86aは図6中に破線で示すように斜め保持され、不良品の葉書11bはスライダー87を介して葉書スタッカー89bに送られて回収される。
以上のような分別回収機構80を有することにより、例えばラベル剥離後の仕分作業、情報の読取作業等を効率良く行うことができる。
尚、本例の装置では、前述のラベル検知用センサー53がラベルの通過を検知しない場合(例えば、ラベルが元々貼られていない、若しくは、ラベルが貼着された面が下側になっている等)にはラベル咥え胴部70は前述の動作を行わず、葉書が到達する前に回転し、このような葉書が搬送されてくるタイミングでは振り分け板86aは斜め保持され、不良品の葉書として葉書スタッカー89bに送られて回収される。
図7は、図1のラベル巻取部90廻りの構成図である。ラベル巻取部90は、主として、押えローラー91、ガイド部材92、ガイドローラー93、搬送ローラー94、平ベルト95、ラベルの巻取部材であるところのラベル巻取ホルダー96、巻径検知センサー97から構成されている。
このラベル巻取部90による巻き取り動作を図8を用いて説明する。
図8の(a)に示すようにラベル咥え胴部70のラベル保持部材76aがラベル12を保持したまま押えローラー91を過ぎた後、フォロア74がカム73の谷部から山部に移行し、ラベル保持部材76aはラベル12を開放する。
開放されたラベル12は、押えローラー91によりホイール71に押し付けられており、図8の(b)に示すようにホイール71の回転によりガイド部材92に沿って搬送ローラー94とガイドローラー93の間に搬送される。
そして、ラベル12は、最終的にラベル巻取ホルダー96にラベル自体の粘着力によって巻き取られる。尚、ラベル巻取ホルダー96は、ラベル12の巻き取りに応じて、図7中に2点鎖線で示したように、その中心が上下方向に移動できるように設置されている。また、一定量以上のラベルが巻き取られると、巻径検知センサー97がこれを検知し、本機が自動的に停止し、ラベル巻取ホルダー96の交換若しくはラベル巻取ホルダー96からのラベルの廃棄を促す。
以上説明したように、本発明のラベル自動剥離装置によれば、ラベル剥離初期の時点で紙葉類とラベルとの剥がれ角度を180°に近づけることで、剥離時に紙葉類表面に加わる力を弱めることができ、印字部・印鑑部・記入文字等がラベルに転写され認識できなくなること、さらには、紙葉類表面が剥がれてしまうことを効果的に防止することができる。また、剥離時に紙葉類表面に加わる力を弱めることができるため、1.さらなる高速処理が可能となる、2.葉書(紙葉類)とラベルとの接着力を強化できる、3.温度変化や搬送ローラーによる加圧などの外的要因で接着力が増加された場合でも剥がしが安定する、等の二次的な効果も有する。
なお、上記の実施の形態では、紙葉類として葉書を例に挙げて説明したが、本発明は、封書、カード類等にも幅広く適用することができるものである。
本発明の一実施形態に係るラベル自動剥離装置の全体構成を模式的に示す側面図である。 図1の装置におけるセンサーユニット、葉書咥え胴部及びラベル咥え胴部廻りの構成図である。 ラベル咥え胴部を図2の紙面垂直方向中間部において切断した状態を示す断面図である。 葉書咥え胴部とラベル咥え胴部による葉書とラベルの分離動作を説明するための図である。 葉書咥え胴部とラベル咥え胴部による葉書とラベルの分離動作を説明するための図である。 葉書咥え胴部とラベル咥え胴部による葉書とラベルの分離動作を説明するための図である。 葉書咥え胴部とラベル咥え胴部による葉書とラベルの分離動作を説明するための図である。 葉書咥え胴部とラベル咥え胴部による葉書とラベルの分離動作を説明するための図である。 葉書咥え胴部とラベル咥え胴部による葉書とラベルの分離動作を説明するための図である。 ラベル咥え胴部の回転を所定期間停止させた場合の葉書とラベルの分離動作を説明するための図である。 図1の装置における分別回収機構廻りの構成図である。 図1の装置におけるラベル巻取部廻りの構成図である。 ラベル巻取部による巻き取り動作を説明するための図である。 シークレットラベルを葉書に貼り付けた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 葉書供給部
11 葉書
12 ラベル
20 第一搬送部
21 搬送ローラー
22 平ベルト
23 押えローラー
40 第二搬送部
41 搬送ローラー
42 平ベルト
43 押えローラー
50 センサーユニット
52 葉書検知用センサー
53 ラベル検知用センサー
60 葉書咥え胴部(紙葉類咥え胴部)
61 ホイール(胴部)
62 アーム
63 カム
64 カムフォロア
65 支軸
66a、66b 葉書保持部材
68 ストッパー
70 ラベル咥え胴部
71 ホイール(胴部)
72 アーム
73 カム
74 カムフォロア
75 支軸
76a、76b ラベル保持部材
80 分別回収機構
81 案内板
82 カール矯正部
82a 第一矯正ローラー
82b 第二矯正ローラー
82c 平ベルト
83a 搬送ローラー
83b 押えローラー
84 平ベルト
85 検証用センサー
86 振り分け機構
87 スライダー
88 一時ストック機構
89a、89b 葉書スタッカー
90 ラベル巻取部
91 押えローラー
92 ガイド部材
93 ガイドローラー
94 搬送ローラー
95 平ベルト
96 紙管
97 巻径検知センサー

Claims (3)

  1. 紙葉類に貼着されたラベルを自動的に剥離するための装置であって、
    ラベルが貼着された紙葉類の先端部を咥える紙葉類保持部材を具備し、紙葉類を保持回転させる紙葉類咥え胴部と、
    前記紙葉類咥え胴部に保持されて回転する紙葉類に貼着されているラベルの先端部を咥えるラベル保持部材を具備し、ラベルを前記紙葉類咥え胴部の回転方向とは逆方向に保持回転させるラベル咥え胴部と、を有し、
    前記ラベル咥え胴部は、ラベル剥離初期の時点で紙葉類とラベルとの剥がれ角度が180°に近づくように、ラベル咥え位置から回転方向と反対側の所定領域が欠損した形状を有することを特徴とするラベル自動剥離装置。
  2. 前記ラベル咥え胴部は、ラベル咥え位置から回転方向と反対側の領域が欠損した略半円柱形状であることを特徴とする請求項1に記載のラベル自動剥離装置。
  3. 前記ラベル咥え胴部は、ラベル剥離初期の時点で紙葉類とラベルとの剥がれ角度が180°に近づいた後、ラベル剥離が完了するまで期間の少なくとも一時期において、前記紙葉類咥え胴部よりも低速回転もしくは停止するように制御されることを特徴とする請求項1又は2に記載のラベル自動剥離装置。
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