JP4163434B2 - グループウェアの初期設定システムおよび初期設定方法 - Google Patents

グループウェアの初期設定システムおよび初期設定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グループウェアを利用する各クライアント毎の個別の初期設定を行うグループウェアの初期設定システムおよび初期設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、企業などの組織内のコミュニケーションや情報共有を効率的に行うためにグループウェアが広く用いられている。このグループウェアは、電子メール、スケジュール共有、文書共有、ワークフローなどの機能を統合して備えており、これら機能を活用することによって、会議の連絡、進捗状況の報告、営業活動の報告など、複数のクライアントが効率よく情報共有できるだけでなく、アイデアやノウハウの蓄積にも利用されている。
【0003】
一方で、このような共有情報が共有者以外、特に外部に漏れると、企業が蓄積してきた情報や、ノウハウが知られ、企業は多大な損失を被ることになるので、米ロータス・デベロップメント社によって開発されたLotus Notesや、米マイクロソフト社によって開発されたMS−Exchangeに代表されるこれらグループウェアは、セキュリティ機能が強化されて開発がなされていることはもちろんであるが、クライアント管理も厳格になされている。
【0004】
具体的には、この種のグループウェアを企業等が導入する場合には、グループウェア管理者を任命し、このグループウェア管理者が、当該グループウェアを利用するユーザ名、ユーザID等を登録し、更に、各ユーザが設定すべき設定情報を決定し、各ユーザの端末にこの設定情報を配信する。この設定情報とは、各クライアントのユーザID、所属部署情報、人事情報、利用可能サーバのIPアドレス等である。
【0005】
そして、各クライアントは、グループウェアをインストールした場合には、自己に配信されたユーザIDによって管理サーバにアクセスし、上述したような設定情報にしたがって、自己の所属部署情報の入力、人事情報の入力、利用可能サーバのIPアドレスの入力、自己のパスワードの登録といったいわゆる初期設定を行うことによって初めてグループウェアを使用することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のグループウェアの初期設定方法では、以下のような問題がある。
【0007】
すなわち、上述したようなグループウェアの初期設定は、入力項目が多い。特に、大企業、あるいは国際企業ともなり、クライアント端末の数が多い場合、あるいは事業所が各地に分散しているような場合には、多くのサーバを利用する。このような場合、数多くある全ての利用可能サーバのIPアドレスを入力する必要がある。更にそれに加えて、例えば、IPアドレスは英数半角で入力する、ユーザ名は半角カタカナで入力する、所属部署は略称で全角入力するなど、入力項目毎に予め定められたフォーマットで入力せねばならず、手間がかかる。
【0008】
このような設定情報が全て、勿論誤り無く入力されてからでないとユーザは、グループウェアを利用することができない。このため、グループウェア導入時における初期設定作業は、各ユーザにとって労力的、時間的のみならず、精神的にも大きな負担となっているという問題がある。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、グループウェアの導入時における各クライアントの初期設定を自動的に行うようにし、もって、グループウェアの初期設定時におけるユーザ操作を簡素化し、ユーザの負担を低減することが可能なグループウェアの初期設定システムおよび初期設定方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0011】
すなわち、請求項1の発明のグループウェアの初期設定方法は、伝送路を介して接続されたクライアント端末からの要求に応じて、クライアント端末へのグループウェアの導入時における初期設定を行うシステムに適用される方法であって、システムは、グループウェアを利用するユーザが属する組織の情報、及びユーザのリストを格納した第1のデータベース、組織が利用するサーバのリスト、及び、組織に属し、ユーザが属する各部署毎に利用可能なサーバのリストを格納した第2のデータベースとを具備している。そして、クライアント端末から、ユーザ情報の登録処理を求める要求があった場合には、システムに備えられた処理手段が、クライアント端末に予め登録されているIPアドレス、ユーザ名、及び所属部署に基づいてユーザIDを決定し、ユーザID、IPアドレス、ユーザ名、及び所属部署を関連付けて第3のデータベースに格納するとともに、要求元のクライアント端末に対して前記ユーザIDを付与し、これに応じて、ユーザIDが付与されたクライアント端末から、グループウェアの初期設定を求める要求がユーザIDの送信とともにあった場合には、送信されたユーザIDが第3のデータベースに格納されていれば、要求元のクライアント端末に対してパスワードの登録を要求し、この要求に応じてクライアント端末によって入力されたパスワードを受け取り、この受け取ったパスワードと、第1のデータベースに格納されている組織の情報及びユーザのリストと、第2のデータベースに格納されている各リストと、第3のデータベースに格納されているこのクライアント端末に関連するユーザID、IPアドレス、ユーザ名、及び所属部署とに基づいて、対応するユーザのユーザ名、ユーザID、パスワード、及び所属部署を格納した第4のデータベースを作成することにより前記登録処理を行う。
【0012】
請求項2の発明のグループウェアの初期設定方法は、システムに備えられた設定手段が、第4のデータベースに格納された要求元のクライアント端末に関する情報に基づいて、このクライアント端末がグループウェアを利用するために必要なアイコンを、このクライアント端末に設定する請求項1に記載のグループウェアの初期設定方法である。
【0013】
請求項3の発明のグループウェアの初期設定システムは、伝送路を介して接続されたクライアント端末からの要求に応じて、クライアント端末へのグループウェアの導入時における初期設定を行うシステムであって、グループウェアを利用するユーザが属する組織の情報、及びユーザのリストを予め格納した第1のデータベースと、組織が利用するサーバのリスト、及び、組織に属し、ユーザが属する各部署毎に利用可能なサーバのリストを予め格納した第2のデータベースとを備える。このシステムは更に、クライアント端末からユーザ情報の登録処理を求める要求があった場合には、クライアント端末に予め登録されているIPアドレス、ユーザ名、及び所属部署に基づいてユーザIDを決定し、ユーザID、IPアドレス、ユーザ名、及び所属部署を関連付けて第3のデータベースに格納するとともに、要求元のクライアント端末に対してユーザIDを付与し、これに応じてユーザIDが付与されたクライアント端末から、グループウェアの初期設定を求める要求がユーザIDの送信とともにあった場合には、送信されたユーザIDが第3のデータベースに格納されていれば、要求元のクライアント端末に対してパスワードの登録を要求し、この要求に応じてクライアント端末によって入力されたパスワードを受け取り、この受け取ったパスワードと、第1のデータベースに格納されている組織の情報及びユーザのリストと、第2のデータベースに格納されている各リストと、第3のデータベースに格納されているこのクライアント端末に関連するユーザID、IPアドレス、ユーザ名、及び所属部署とに基づいて、対応するユーザのユーザ名、ユーザID、パスワード、及び所属部署を格納した第4のデータベースを作成することにより前記登録処理を行う処理手段を備える
【0014】
請求項3の発明のグループウェアの初期設定システムは、第4のデータベースに格納された要求元のクライアント端末に関する情報に基づいて、このクライアント端末がグループウェアを利用するために必要なアイコンを、このクライアント端末に設定する設定手段を更に備える請求項3に記載のグループウェアの初期設定システムである。
【0015】
従って、請求項1乃至4の発明においては、以上のような手段を講じることにより、グループウェアの導入時における各ユーザの初期設定を自動的に行うことができる。
【0016】
その結果、グループウェアの初期設定時におけるユーザ操作が簡素化され、ユーザの負担を低減することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0018】
本発明の実施の形態を図1から図3を用いて説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係るグループウェアの初期設定方法を適用したグループウェア初期設定システムの適用例を示す構成概念図である。
【0020】
すなわち、本発明の実施の形態に係るグループウェアの初期設定方法を適用したグループウェア初期設定システム4は、ワークステーション等の計算機からなるサーバ内に構築している。このグループウェア初期設定システム4は、インターネット等の公衆回線、あるいはLAN等の専用回線からなる伝送路2に接続しているインタフェース(以下、「I/F」と称する)10と、I/F10に接続されたCPU11と、CPU11に接続された内部バス9によって互いに接続されたグループウェア保持部12、共通環境情報データベース(以下、「共通環境情報DB」と称する)14、サーバ管理情報データベース(以下、「サーバ管理情報DB」と称する)16、初期設定処理部18、個別ユーザ環境情報データベース(以下、「個別ユーザ環境情報DB」と称する)20、IDファイル情報データベース(以下、「IDファイル情報DB」と称する)22、IDファイル情報バックアップデータベース(以下、「IDファイル情報BK」)24、クライアント端末環境設定部25から構成してなる。
【0021】
このように構成したグループウェア初期設定システム4は、伝送路2に接続されたクライアント端末6からの要求に応じて、要求元のクライアント端末6のグループウェア導入時に必要な初期設定を行う。クライアント端末6は、個々に初期設定データベース(以下、「初期設定DB」と称する)8を備えている。この初期設定DB8には、このクライアント端末6のIPアドレス、ユーザ名、所属部署情報、人事情報を予め登録しておく。これら登録内容は、グループウェアの初期設定のために特別に入力するものでなくても良く、クライアント端末6の管理等のために入力していたものであってもよい。
【0022】
なお、図1では、簡略のために、初期設定DB8を備えたクライアント端末6を1つしか表していないが、実際には、図2に示すように、ユーザ数に対応して複数のクライアント端末6(#1,#2,#3,・・・,#n)が伝送路2に接続しており、グループウェア初期設定システム4は、複数のクライアント端末6(#1,#2,#3,・・・,#n)からの要求に応じて、初期設定を行う。また、初期設定DB8は、クライアント端末6とは別のハードウェアではなく、同一のハードウェアの中にあってもよい。
【0023】
図1および図2に示すようなネットワーク構成は、イーサネット等のLAN、あるいは公衆回線や専用回線を介して複数のLANが接続されるWAN等からなるものも含まれる。LANの場合には、必要に応じてルータを介した多数のサブネットから構成される。また、WANの場合には、公衆回線に接続するためのファイアウォール等を適宜備えているが、ここではその図示及び詳細説明を省略する。
【0024】
I/F10は、伝送路2を介して、クライアント端末6とグループウェア初期設定システム4との情報授受を行う部位であって、クライアント端末6側からグループウェア初期設定システム4に対して出力された情報を受信し、受信した情報をCPU11に転送する。また、クライアント端末6側に向けて出力される情報をCPU11から受信し、受信した情報を伝送路2を介して所定のクライアント端末6に出力する。
【0025】
CPU11は、グループウェア初期設定システム4が行うグループウェア初期設定処理を司る部位であって、グループウェア保持部12、共通環境情報DB14、サーバ管理情報DB16、初期設定処理部18、個別ユーザ環境情報DB20、IDファイル情報DB22、IDファイル情報BK24の各部位を制御して図3のフローチャートに示すように動作し、グループウェア初期設定処理を行う。
【0026】
グループウェア保持部12は、グループウェアを保持している。そして、クライアント端末6から、グループウェアのダウンロード要求があった場合には、CPU11からの指示に基づいて、要求元のクライアント端末6に、保持しているグループウェアをアップロードする。これによって、クライアント端末6にこのグループウェアがインストールされるようにしている。なお、グループウェア保持部12を省略し、代わりにグループウェアを記憶したCD−ROMを用いてクライアント端末6にグループウェアをインストールするようにしても良い。
【0027】
共通環境情報DB14は、グループウェアを利用する当該企業等の組織情報、およびユーザリストを格納しているデータベースである。この組織情報、およびユーザリストは、グループウェアの初期設定処理を行う前に予め登録しておく。
【0028】
サーバ管理情報DB16は、グループウェアを利用する当該企業等の利用するサーバのサーバリスト、および各部署毎に利用可能なサーバのサーバリストを格納しているデータベースである。ここに格納する情報もまた、グループウェアの初期設定処理を行う前に予め登録しておく。
【0029】
初期設定処理部18は、クライアント端末6から個人ユーザ情報登録処理の要求があった場合には、対応するクライアント端末6の初期設定DB8に登録されているIPアドレス、ユーザ名、所属部署情報、人事情報に基づいて、このユーザのユーザIDを決定し、このユーザID、およびIPアドレス、ユーザ名、所属部署情報、人事情報を個別ユーザ環境情報DB20に書き込むとともに、要求元のクライアント端末6に対してこのユーザIDを付与する。
【0030】
また、クライアント端末6からグループウェア初期設定処理の要求があった場合には、共通環境情報DB14に格納されている情報、サーバ管理情報DB16に格納されている情報、および個別ユーザ環境情報DB20に書き込まれている要求元のクライアント端末6の情報に基づいて、対応するユーザのIDファイル情報DB22を作成する。このIDファイル情報DB22は、ユーザ毎のファイルから構成しており、各ユーザ毎に、ユーザ名、ユーザID、パスワード、メールアドレス、メールボックス、所属部署情報、人事情報等を格納している。
【0031】
更に、初期設定処理部18は、作成したIDファイル情報DB22をコピーすることによって、IDファイル情報BK24を作成する。なお、IDファイル情報BK24は、あくまでIDファイル情報DB22のデータセキュリティ強化の観点から必要に応じて行うものであって、省略しても良い。
【0032】
このようにユーザ毎にIDファイル情報DB22が作成されると、ユーザのグループウェアへの初期設定処理が完了する。クライアント端末環境設定部25は、初期設定処理が完了したクライアント端末6に対して、IDアドレス情報DB22に格納された対応するユーザの情報に基づいて、クライアント端末6がグループウェアを利用するために必要なアイコン等をクライアント端末6に設定することによって、クライアント端末6の環境を設定する。以降、ユーザは、クライアント端末6からユーザIDを入力することによって、ユーザ認識され、グループウェアにアクセスするとともに、クライアント端末環境設定部25によって設定されたアイコン等を操作することによってグループウェアを利用することができるようになる。
【0033】
次に、以上のように構成した本発明の実施の形態に係るグループウェアの初期設定方法を適用したグループウェア初期設定システムの動作について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0034】
各ユーザがグループウェアを利用するためには、まず自己のクライアント端末6にグループウェアをインストールする必要がある。この場合、ユーザは、自己のクライアント端末6からグループウェア初期設定システム4に対して、グループウェアのダウンロード要求を行う。この要求は、伝送路2を介してグループウェア初期設定システム4のI/F10によって受信され、CPU11は、グループウェア保持部12に対して、要求元のクライアント端末6に対して保持しているグループウェアをアップロードするように要求する。この要求に応じてグループウェア保持部12は保持しているグループウェアをI/F10から伝送路2を介して要求元のクライアント端末6に送信する。クライアント端末6はこのように送信されたグループウェアをダウンロードすることによって、インストールを行う。なお、このグループウェアを記憶したCD−ROM等の記憶媒体を読み込むことによってインストールするようにしても良い(S1)。
【0035】
このようにしてグループウェアをインストールすると、各ユーザは、このグループウェアに対して与えられた共通IDを用いてグループウェア初期設定システム4にアクセスし、初期設定DB8に登録してある初期設定情報を送信することによって、初期設定情報の登録要求を行う。送信された初期設定情報は、伝送路2を介してグループウェア初期設定システム4のI/F10によって受信され、CPU11に転送される(S2)。
【0036】
CPU11に初期設定情報が転送されると、初期設定処理部18によってユーザIDが決定され、このユーザIDおよび初期設定情報が、ユーザ毎に個別ユーザ環境情報DB20に格納される(S3)。また、要求元のクライアント端末6に対して、決定したユーザIDが配信されることによって付与される(S4)。
【0037】
クライアント端末6側では、このようにユーザIDが付与されると、このユーザIDを入力することによってグループウェア初期設定システム4にアクセスすることによって、グループウェア初期設定システム4に対するグループウェア初期設定要求がなされる(S5)。
【0038】
クライアント端末6から入力されたユーザIDは、伝送路2を介してグループウェア初期設定システム4のI/F10によって受信され、更にCPU11に転送される。CPU11では、個別ユーザ環境情報DB20に登録された情報を参照することによって、ユーザ認識がなされる。グループウェア初期設定要求を行ったクライアント端末6から入力されたユーザIDが、個別ユーザ環境情報DB20に登録されている場合には、要求元のクライアント端末6に対してパスワード登録が促される。これに応じてクライアント端末6からパスワードが入力されることによって、パスワード登録が完了する(S6)。一方、クライアント端末6から入力されたユーザIDが、個別ユーザ環境情報DB20に登録されていない場合には、不正アクセスがあったものとして以降の処理はなされない。
【0039】
パスワード登録が完了すると、初期設定処理部18によってグループウェア初期設定処理がなされる。このグループウェア初期設定処理では、個別ユーザ環境情報DB20に格納されているユーザID、IPアドレス、ユーザ名、所属部署情報、および人事情報と、サーバ管理情報DB16に格納されている部署毎に利用可能なサーバリストとに基づいて、このユーザが利用可能なサーバが判定される。また、個別ユーザ環境情報DB20に格納されているユーザID、IPアドレス、ユーザ名、所属部署情報、および人事情報と、共通環境情報DB14に格納されている組織情報およびユーザリストとに基づいて、このユーザのメールアドレスおよびメールボックスが設定される(S7)。
【0040】
そして、ステップS6において登録されたパスワードと、ステップS7において判定された利用可能なサーバ情報と、ステップS7において設定されたメールアドレスおよびメールボックスとが、個別ユーザ環境情報DBに格納されていたユーザID、IPアドレス、ユーザ名、所属部署情報、および人事情報に加えてIDファイル情報DB22に書き込まれることによってグループウェア初期設定処理が完了する(S8)。このIDファイル情報DB22に格納された情報は、ユーザに関わる重要なものであることから、データセキュリティ強化の観点から、必要に応じて、バックアップを作成し、IDファイル情報BK24に格納するようにしても良い。
【0041】
このようにしてグループウェアへの初期設定処理が完了すると、クライアント端末環境設定部25によって、初期設定処理が完了したクライアント端末6に対して、IDファイル情報DB22に格納された情報に基づいて、このクライアント端末6に、グループウェアを利用するために必要なアイコン等が設定される。以降、ユーザは、クライアント端末6からユーザIDを入力することによって、ユーザが認識され、グループウェアにアクセスすることができるようになるとともに、設定されたアイコン等を操作することによって、グループウェアを利用することができるようになる(S9)。
【0042】
上述したように、本発明の実施の形態に係るグループウェアの初期設定方法を適用したグループウェア初期設定システムにおいては、上記のような作用により、グループウェアを自己のクライアント端末6にインストールしたユーザは、インストール時に付与された共通IDを用いてグループウェア初期設定システム4にアクセスし、予め初期設定DB8に登録してある初期設定情報を送信することによって、初期設定要求をすると、初期設定処理部18が、この要求に応じて要求元のユーザの初期設定処理を自動的に行い、このユーザのグループウェア使用環境を構築することができる。また、クライアント端末環境設定部25は、このグループウェア操作に必要なアイコン等を要求元のクライアント端末6に設定することができる。
【0043】
以上説明したように、本発明によれば、グループウェアの導入時における各クライアントの初期設定を自動的に行うことができる。
【0044】
すなわち、グループウェアの初期設定時におけるユーザ操作が簡素化され、ユーザの負担を低減することが可能となる。
【0045】
以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、グループウェアの導入時における各クライアントの初期設定を自動的に行うことができる。
【0047】
以上により、グループウェアの初期設定時におけるユーザ操作が簡素化され、ユーザの負担を低減することが可能なグループウェアの初期設定システムおよび初期設定方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るグループウェアの初期設定方法を適用したグループウェア初期設定システムの適用例を示す構成概念図
【図2】複数のクライアント端末が接続された例を示す構成概念図
【図3】初期設定処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
2…伝送路
4…グループウェア初期設定システム
6…クライアント端末
8…初期設定データベース
9…内部バス
10…インタフェース
11…CPU
12…グループウェア保持部
14…共通環境情報データベース
16…サーバ管理情報データベース
18…初期設定処理部
20…個別ユーザ環境情報データベース
22…IDファイル情報データベース
24…IDファイル情報バックアップデータベース
25…クライアント端末環境設定部

Claims (4)

  1. 伝送路を介して接続されたクライアント端末からの要求に応じて、前記クライアント端末へのグループウェアの導入時における初期設定を行うシステムに適用される方法であって、
    前記システムは、前記グループウェアを利用するユーザが属する組織の情報、及び前記ユーザのリストを格納した第1のデータベース、前記組織が利用するサーバのリスト、及び、前記組織に属し、前記ユーザが属する各部署毎に利用可能なサーバのリストを格納した第2のデータベースとを具備し、
    前記クライアント端末から、ユーザ情報の登録処理を求める要求があった場合には、前記システムに備えられた処理手段が、
    前記クライアント端末に予め登録されているIPアドレス、ユーザ名、及び所属部署に基づいてユーザIDを決定し、前記ユーザID、前記IPアドレス、前記ユーザ名、及び前記所属部署を関連付けて第3のデータベースに格納するとともに、要求元のクライアント端末に対して前記ユーザIDを付与し、
    これに応じて、前記ユーザIDが付与されたクライアント端末から、前記グループウェアの初期設定を求める要求が前記ユーザIDの送信とともにあった場合には、前記送信されたユーザIDが前記第3のデータベースに格納されていれば、要求元のクライアント端末に対してパスワードの登録を要求し、
    この要求に応じて前記クライアント端末によって入力されたパスワードを受け取り、
    この受け取ったパスワードと、前記第1のデータベースに格納されている組織の情報及びユーザのリストと、前記第2のデータベースに格納されている各リストと、前記第3のデータベースに格納されているこのクライアント端末に関連するユーザID、IPアドレス、ユーザ名、及び所属部署とに基づいて、対応するユーザのユーザ名、ユーザID、パスワード、及び所属部署を格納した第4のデータベースを作成することにより前記登録処理を行う
    グループウェアの初期設定方法。
  2. 前記システムに備えられた設定手段が、前記第4のデータベースに格納された前記要求元のクライアント端末に関する情報に基づいて、このクライアント端末が前記グループウェアを利用するために必要なアイコンを、このクライアント端末に設定する請求項1に記載のグループウェアの初期設定方法。
  3. 伝送路を介して接続されたクライアント端末からの要求に応じて、前記クライアント端末へのグループウェアの導入時における初期設定を行うシステムであって、
    前記グループウェアを利用するユーザが属する組織の情報、及び前記ユーザのリストを予め格納した第1のデータベースと、
    前記組織が利用するサーバのリスト、及び、前記組織に属し、前記ユーザが属する各部署毎に利用可能なサーバのリストを予め格納した第2のデータベースと、
    前記クライアント端末からユーザ情報の登録処理を求める要求があった場合には、前記クライアント端末に予め登録されているIPアドレス、ユーザ名、及び所属部署に基づいてユーザIDを決定し、前記ユーザID、前記IPアドレス、前記ユーザ名、及び前記所属部署を関連付けて第3のデータベースに格納するとともに、要求元のクライアント端末に対して前記ユーザIDを付与し、これに応じて前記ユーザIDが付与されたクライアント端末から、前記グループウェアの初期設定を求める要求が前記ユーザIDの送信とともにあった場合には、前記送信されたユーザIDが前記第3のデータベースに格納されていれば、要求元のクライアント端末に対してパスワードの登録を要求し、この要求に応じて前記クライアント端末によって入力されたパスワードを受け取り、この受け取ったパスワードと、前記第1のデータベースに格納されている組織の情報及びユーザのリストと、前記第2のデータベースに格納されている各リストと、前記第3のデータベースに格納されているこのクライアント端末に関連するユーザID、IPアドレス、ユーザ名、及び所属部署とに基づいて、対応するユーザのユーザ名、ユーザID、パスワード、及び所属部署を格納した第4のデータベースを作成することにより前記登録処理を行う処理手段と
    を備えるグループウェアの初期設定システム。
  4. 前記第4のデータベースに格納された前記要求元のクライアント端末に関する情報に基づいて、このクライアント端末が前記グループウェアを利用するために必要なアイコンを、このクライアント端末に設定する設定手段を更に備える請求項3に記載のグループウェアの初期設定システム。
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