JP4163087B2 - 可変容量圧縮機の容量制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに使用される可変容量圧縮機の容量制御弁に関し、特に、弁開度の設定を行うソレノイドをデューティ比制御する可変容量圧縮機の容量制御弁に関する。
自動車用空調装置では、その動力源であるエンジンの回転数が一定でないことから、エンジンの回転数に関係なく冷凍能力が一定に維持されるような制御を行う必要がある。この要求に対して、一般には、冷媒の吐出容量を可変にする斜板式の可変容量圧縮機が用いられている。この可変容量圧縮機は、クランク室内に傾斜角度可変に設けられた斜板が回転軸の回転によって揺動運動をし、その揺動運動によって複数のピストンが回転軸と平行な方向に往復運動することにより、冷媒の吸入、圧縮、吐出を行う。このとき、クランク室内の圧力Pcを容量制御弁で変化させることにより、斜板の傾斜角度を変え、これによってピストンのストロークが変化して冷媒の吐出容量を可変するようにしている。
このような容量制御弁は、一般に、吐出室とクランク室とを連通させる冷媒通路に配置されて、吐出室からクランク室へ導入する吐出圧力Pdの冷媒の流量を制御することによってクランク室内の圧力Pcを制御している。
容量制御弁は、ソレノイドの電磁コイルに設定容量に対応した値の電流を供給することによって容量制御を行っているが、400Hz程度のパルス電流を供給し、そのデューティ比を変えることによって容量制御を行う場合もある。このデューティ比制御の容量制御弁は、デューティ比に応じたソレノイドへの平均電流値によってセット荷重が設定され、可変容量圧縮機から吐出される冷媒の容量を制御することができる(たとえば特許文献1参照。)。
図8は従来の容量制御弁の弁部の一構造例を示す部分断面図である。
従来の容量制御弁の代表的な弁部は、ボール弁構造を有している。この構造例によれば、容量制御弁のボディ100の先端には、可変容量圧縮機の吐出室に連通されて吐出圧力Pdを受けるポート101が設けられ、ボディ100の側面には、可変容量圧縮機のクランク室に連通されて制御された圧力Pcをクランク室に供給するポート102が設けられている。ポート101とポート102との間には、弁座103がボディ100と一体に形成されており、その弁座103に対向して吐出圧力Pdを受けるポート101の側にボール形状のたとえばステンレス製の弁体104が配置されている。この弁体104は、スプリング105の一端が当接されており、そのスプリング105によって弁座103に着座される方向に付勢されている。そのスプリング105の他端は、ポート101内に螺着されたアジャストねじ106によって受けられており、そのアジャストねじ106の螺入量によってスプリング105の荷重が調節されている。
弁体104は、また、弁孔内に延びるシャフト107の先端が当接されている。このシャフト107は、ソレノイドからのソレノイド力によって弁体104を弁座103から離れる方向に付勢するもので、その弁体104のリフト量は、ソレノイドに供給するパルス電流の平均値によって決定される。
このようなデューティ比制御の容量制御弁において、可変容量圧縮機を最少容量で運転したいときには、デューティ比を最大にしてリフト量を最大にし、吐出室からクランク室へ流れる冷媒の流量を最大に制御する。可変容量圧縮機を最大容量で運転したいときには、デューティ比を最小にしてリフト量を最小、つまり閉弁にし、吐出室からクランク室へ流れる冷媒の流量をゼロに制御する。
ソレノイドによって弁体104があるリフト量に制御されているときには、たとえばソレノイドとシャフトとの間に配置された感圧部材が可変容量圧縮機の吸入圧力Psを感知して、この吸入圧力Psが低くなるよう変化したときには、弁体104をリフト量が大きくなる方向にシャフトを駆動し、これにより、吐出容量を下げて、所定の吸入圧力に戻すようにする。逆に、吸入圧力が高くなったときは、弁体104をリフト量が小さくなる方向にシャフトを駆動し、これにより、吐出容量を上げて、所定の吸入圧力に戻すようにする。
特開2001−342946号公報(段落番号〔0019〕)
しかしながら、デューティ比制御の容量制御弁では、弁体にシャフトが当接された構造になっているため、ソレノイドに印加されるパルス電流によってシャフトはその長手方向に微少振動していることで、弁体も微少振動し、これによって弁体が弁座近傍に制御されているときに弁座に衝突して弁座から浮いてしまうので、弁体が弁座に着座していないときの作動値と弁座に衝突を始める瞬間の作動値が変化するという共振現象が生じる問題点があった。この共振現象は、部品のばらつき、ソレノイドに印加されるパルス電流の周波数の違い、さらにはデューティ比によって変化するため、ソレノイドによる作動値が定まりにくく、また、閉弁位置近傍では弁体が弁座に繰り返し衝突していることで耐久性を低下させる原因にもなっている。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、弁体が弁座の近傍での共振現象を起こしにくくした可変容量圧縮機のためのデューティ比制御の容量制御弁を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、ソレノイドに供給するパルス電流のデューティ比を制御することで弁開度の設定を行う可変容量圧縮機の容量制御弁において、冷媒が導入される第1ポートと冷媒が導出される第2ポートとの間の通路を開閉制御する弁部の弁体と、前記弁体を閉弁方向に付勢するスプリングの付勢力に抗して前記ソレノイドの付勢力を前記弁体に伝達する伝達部材とが、前記パルス電流の周波数による振動では実質的に互いに密着されるように半径方向の微少クリアランスをもって嵌合されていることを特徴とする可変容量圧縮機の容量制御弁が提供される。
このような可変容量圧縮機の容量制御弁によれば、弁体が伝達部材にある程度密着された状態になっていて弁体がフリーに動く状態になっていないので、伝達部材の軸方向の振動が抑えられるようになる。これにより、全閉近傍における共振現象が抑えられるため、容量制御弁の特性が改善され、耐久性を向上させることができる。
本発明の可変容量圧縮機の容量制御弁は、弁体をフリーに動くことができない状態にしたので、弁体の着座近傍における共振現象を抑えることができ、特性および耐久性を向上させることができるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態に係る容量制御弁の全体を示す中央縦断面図、図2は第1の実施の形態に係る容量制御弁の弁部を示す部分拡大断面図である。
この容量制御弁は、弁部1と、ソレノイド2と、これらの間に配置された感圧部材のダイヤフラム3とを備え、図示しない可変容量圧縮機に組み込まれたときに、弁部1が吐出室およびクランク室にそれぞれ連通する連通路に接続され、ダイヤフラム3の受圧する空間が吸入室に連通する連通路に接続される。
弁部1は、そのボディ4の長手方向一端部に可変容量圧縮機の吐出室に連通されて吐出圧力Pdを受けるポート5が設けられ、ボディ4の側面には可変容量圧縮機のクランク室に連通されて制御された圧力Pcをクランク室に供給するポート6が設けられている。ポート5とポート6との間には、弁座7がボディ4と一体に形成されており、その弁座7に対向して吐出圧力Pdを受けるポート5の側に弁体8が配置されている。この弁体8は、R形状の弁座7に対向する着座面がテーパ形状に形成されており、外周に設けられた段部にスプリング9の一端が当接され、そのスプリング9によって弁座7に着座される方向に付勢されている。弁体8は、軽量かつ硬度の高い材質で作られており、たとえば硬質のアルミニウムまたはセラミックスとすることができる。スプリング9の他端は、ポート5内に螺着されたアジャストねじ10によって受けられており、そのアジャストねじ10の螺入量によってスプリング9の荷重が調節されている。弁部1は、また、ポート5の開口部にストレーナ11が取り付けられている。
弁体8は、また、弁孔を介して図の上方へ延びていてボディ4に軸線方向に摺動自在に保持されているシャフト12に嵌合されている。このとき、シャフト12は、半径方向のクリアランスを小さくした状態で弁体8に嵌め込まれている。これにより、微少クリアランス内のガス冷媒を介してシャフト12の軸線方向の振動を弁体8に伝達することになるので、軸線方向の振動を抑制することになる。しかも、弁体8は軽量化されていることにより、その慣性を小さくすることができるので、スプリング9のばね定数を大きく設定することにより、弁体8の軸線方向の振動を実用上抑えることができる。弁体8とシャフト12との間のクリアランスには、必要に応じて、オイルを入れても良い。なお、この例では、弁体8に設けられた穴にシャフト12を挿入するよう構成したが、弁体8をシャフトに設けた穴に挿入するように構成してもよい。
ボディ4の図の下方には、可変容量圧縮機の吸入室に連通されて吸入圧力Pcを受けるポート13が形成され、その吸入圧力Psは、ボディ4とソレノイド2とによって外周縁部が挟持されたダイヤフラム3によって感知されるようにしている。吸入圧力Psが導入される空間には、ダイヤフラム3の中央部に当接するようディスク14が配置されており、そのディスク14には、シャフト12の下端部が当接されている。
ソレノイド2は、コイル15が周設されたスリーブ16を有し、その下端部よりコア17が圧入されている。そのコア17とダイヤフラム3との間には、プランジャ18がスリーブ16内に摺動自在に配置されている。このプランジャ18には、コア17を貫通して配置されたシャフト19の一端が圧入されている。シャフト19の他端は、軸受部20によって支持されている。シャフト19は、また、ばね受け部21が設けられていて、そのばね受け部21と軸受部20との間に配置されたスプリング22によってプランジャ18をダイヤフラム3に当接するよう付勢している。
これにより、コイル15が通電されてプランジャ18がコア17に吸引されたときには、弁体8がスプリング9によって弁座7に着座されて閉弁状態になる。一方、コイル15が非通電状態では、プランジャ18にはスプリング22の押圧力が作用して、ダイヤフラム3からディスク14を介してシャフト12が押圧されるので、弁体8を所定の距離だけ開弁方向に押圧するようになっている。このように、この容量制御弁は、弁部1のリフト量がソレノイド2によるソレノイド力によって設定される。
このソレノイド2では、コイル15に流すパルス電流をデューティ比制御することによって、容量制御弁の作動値を外部から自由に変えることができる。すなわち、デューティ比を大きくして平均電流値を増やすと、プランジャ18をコア17に吸引する力が強くなって、リフト量が小さく設定され、デューティ比を小さくして平均電流値を減らすと、リフト量は大きく設定される。
ここで、たとえば、吸入圧力Psが低くなると、ダイヤフラム3が図の上方へ変位して弁体8を開弁方向に駆動し、リフト量が大きくなる。これにより、クランク室に供給される冷媒流量が増えて中の圧力Pcが高くなり、吐出容量を減らして、吸入圧力Psを高くしようとする。反対に、吸入圧力Psが高くなると、ダイヤフラム3が図の下方へ変位して弁体8を閉弁方向に移動し、リフト量が小さくなる。これにより、クランク室に供給される冷媒流量が減少して中の圧力Pcが低くなり、吐出容量を増やして、吸入圧力Psを低くしようとする。これにより、この容量制御弁は、吸入圧力Psを感知して可変容量圧縮機の吸入圧力Psが一定になるようにクランク室内の圧力Pcを制御する。
図3は第2の実施の形態に係る容量制御弁の弁部を示す部分拡大断面図である。この図3において、図2に示した構成要素と同じ要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態に係る容量制御弁は、第1の実施の形態に係る容量制御弁に比較して、弁座7の構造をR形状から平形状に変更した点で異なる。この第2の実施の形態に係る容量制御弁は、弁座7の構造以外、第1の実施の形態に係る容量制御弁と同じであり、作用も同じであるので、その説明は省略する。
図4は第3の実施の形態に係る容量制御弁の弁部を示す部分拡大断面図である。この図4において、図2に示した構成要素と同じ要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第3の実施の形態に係る容量制御弁は、第1の実施の形態に係る容量制御弁に比較して、弁体8の形状をテーパ形状からR形状に変更した点で異なる。この第3の実施の形態に係る容量制御弁は、弁体8の形状以外、第1の実施の形態に係る容量制御弁と同じであり、作用も同じであるので、その説明は省略する。
図5は第4の実施の形態に係る容量制御弁を示す中央縦断面図である。この図5において、図1に示した構成要素と同じ要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第4の実施の形態に係る容量制御弁は、第1ないし第3の実施の形態に係る容量制御弁がシャフト12の先端と弁体8とを嵌合しているのに対し、弁体8と一体に形成されたシャフト12とディスク14とを嵌合している。この場合も、シャフト12は、半径方向のクリアランスを小さくした状態でディスク14に嵌め込まれている。これにより、微少クリアランス内のガス冷媒を介してディスク14の軸線方向の振動をシャフト12に伝達することになるので、ディスク14の軸線方向の振動による共振現象を抑制することになる。なお、この容量制御弁は、スプリング23によってディスク14を開弁方向に付勢する構成を有している。これにより、ソレノイド2の非通電時は、常に弁部1が全開することになり、可変容量圧縮機は最少容量で運転するよう制御される。
図6は本発明を三方弁構造の容量制御弁に適用した場合を示す中央縦断面図である。この図6において、図1に示した構成要素と同じ要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この容量制御弁は、第1ないし第4の実施の形態に係る容量制御弁が、吐出室からクランク室へ導入する冷媒の流量を制御しているのに対し、吐出室からクランク室へ導入する冷媒の流量とクランク室から吸入室へ抽気する冷媒の流量とを連動して制御するタイプである。このため、弁部1は、吐出室に連通されて吐出圧力Pdを受けるポート5、クランク室に連通されて制御された圧力Pc1をクランク室に供給するポート6a、弁座7および弁体8を含む第1の弁と、クランク室に連通されて圧力Pc2を受けるポート6b、吸入室に連通されて吸入圧力Psを受けるポート13、ボディ4に形成された弁座24および弁体25を含むスプール弁構造の第2の弁とを備え、第1の弁の弁体8と第2の弁の弁体25とをシャフト12によって連結されている。もちろん、そのシャフト12は、半径方向のクリアランスを小さくした状態で第1の弁の弁体8に嵌め込まれている。第2の弁の弁体25とシャフト12とは一体に形成され、スプリング26によってダイヤフラム3の方向へ付勢されている。なお、この容量制御弁では、ソレノイド2の自由端側にヨーク27とコア17との間で磁気回路を形成するキャップ28が配置され、その中にシャフト19の軸受部20の機能を持った、スプリング22の荷重調整用のアジャストねじ20aが螺着されている。
この容量制御弁においては、第1の弁が開弁方向に制御されるとき、第2の弁は閉弁方向に制御され、逆に、第1の弁が閉弁方向に制御されるとき、第2の弁は開弁方向に制御されるため、クランク室内の圧力Pcを迅速に変化させることができ、可変容量圧縮機を最少容量の運転または最大容量の運転へ応答よく移行させることができる。
図7は第5の実施の形態に係る容量制御弁を示す中央縦断面図である。この図7において、図6に示した構成要素と同じ要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第5の実施の形態に係る容量制御弁は、ソレノイド側でも軸線方向の振動を抑制する構造を持たせるようにしている。容量制御弁のデューティ比制御は、本来、開弁移行時の特性と閉弁移行時の特性に差が出ないように、つまり、ヒステリシスのない弁特性にすることが目的であるので、軸線方向の振動を完全になくすことはできない。
従来の代表的な容量制御弁では、車の振動によってソレノイド2の駆動系が勝手に動いてしまわないよう駆動系の質量を小さくすることが行われてきた。この場合、プランジャ18とコア17との間のギャップ中心からプランジャ18の吸引中心(すなわち、ヨーク27のうち、プランジャ18と磁気回路を形成する部分の軸線方向の厚み中心)までの距離をA、ギャップ中心からコア17の吸引中心(すなわち、ヨーク27とコア17との間で磁気回路を形成するキャップ28の軸線方向の厚み中心)までの距離をBとするとき、BはAの2.5倍から3倍程度の寸法比にしていた。このときのプランジャ18を含む駆動系の質量がたとえば10.9グラムであった場合、駆動系の軸線方向の振動幅は、20マイクロメートルないし30マイクロメートルであった。
これに対し、第5の実施の形態に係る容量制御弁では、BはAの1.2倍から0.5倍程度の寸法比にしている。このときのプランジャ18を含む駆動系の質量はたとえば12.5グラムないし18.2グラムになる。ここで、BがAの1.5倍に設定した図示の容量制御弁では、駆動系の軸線方向の振動幅は、数マイクロメートルに抑えられた。BがAの1.5倍より小さくしていくと、駆動系の軸線方向の振動幅はさらに小さくなっていき、BがAの0.5倍程度にすると、ほとんどゼロになる。
このように、ソレノイド2の駆動系の質量を上げていくことにより、弁部1における共振現象軽減効果に加えて、駆動系の軸線方向の振動幅を実用上問題のないレベルまで軽減させることができる。これにより、容量制御弁の全使用領域に渡り、常に安定した作動値を得ることができるようになる。
第1の実施の形態に係る容量制御弁の全体を示す中央縦断面図である。 第1の実施の形態に係る容量制御弁の弁部を示す部分拡大断面図である。 第2の実施の形態に係る容量制御弁の弁部を示す部分拡大断面図である。 第3の実施の形態に係る容量制御弁の弁部を示す部分拡大断面図である。 第4の実施の形態に係る容量制御弁を示す中央縦断面図である。 本発明を三方弁構造の容量制御弁に適用した場合を示す中央縦断面図である。 第5の実施の形態に係る容量制御弁を示す中央縦断面図である。 従来の容量制御弁の弁部の一構造例を示す部分断面図である。
符号の説明
1 弁部
2 ソレノイド
3 ダイヤフラム
4 ボディ
5,6,6a,6b ポート
7 弁座
8 弁体
9 スプリング
10 アジャストねじ
11 ストレーナ
12 シャフト
13 ポート
14 ディスク
15 コイル
16 スリーブ
17 コア
18 プランジャ
19 シャフト
20 軸受部
20a アジャストねじ
21 ばね受け部
22,23 スプリング
24 弁座
25 弁体
26 スプリング
27 ヨーク
28 キャップ

Claims (4)

  1. ソレノイドに供給するパルス電流のデューティ比を制御することで弁開度の設定を行う可変容量圧縮機の容量制御弁において、
    冷媒が導入される第1ポートと冷媒が導出される第2ポートとの間の通路を開閉制御する弁部の弁体と、前記弁体を閉弁方向に付勢するスプリングの付勢力に抗して前記ソレノイドの付勢力を前記弁体に伝達する伝達部材とが、前記パルス電流の周波数による振動では実質的に互いに密着されるように半径方向の微少クリアランスをもって嵌合されていることを特徴とする可変容量圧縮機の容量制御弁。
  2. 前記伝達部材は、前記ソレノイドの付勢力を前記弁体に伝達するシャフトであり、前記シャフトの先端が前記弁体と嵌合されていることを特徴とする請求項1記載の可変容量圧縮機の容量制御弁。
  3. 前記伝達部材は、前記ソレノイドの付勢力を前記弁体に伝達するディスクであり、前記ディスクが前記弁体と一体に形成されたシャフトと嵌合されていることを特徴とする請求項1記載の可変容量圧縮機の容量制御弁。
  4. 前記弁体は、軽量かつ硬度の高い材質のアルミニウムまたはセラミックスであることを特徴とする請求項1記載の可変容量圧縮機の容量制御弁。

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