JP4162911B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気浄化装置に係り、特にエンジンの排気に含まれるすす、燃料やエンジンオイルの燃えかすである可溶有機成分(SOF:Soluble Organic Fraction)等の粒子状物質(以下「PM(Particulate Matter)」という。)を浄化するのに用いて好適な排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
内燃機関の開発及び使用においては、内燃機関からの有害な排気物質を浄化することが重要ある。特にディーゼル機関の場合、排気中に有害なPMが含まれており、PMをどのように浄化するかが問題となっている。
【0003】
特開2001−20721号公報では、圧力損失を増大させることなく、粒子径の小さなPMを捕集効率を上げるディーゼルパティキュレートフィルタシステム(以下「従来技術1」という。)が提案されている。
【0004】
従来技術1は、所定間隔を隔てて配設された導電性材料からなる複数のフィルタに対して、極性の異なる直流電圧を印加することでPMを帯電させ、粒子径の小さいなPMを静電的に捕集するものである。
【0005】
しかし、従来技術1は、フィルタを電極として用いているので、奇数個のフィルタを使用する場合ではフィルタの極性が逆になる部分が生じ、PMを十分に捕集することができないことがある。また、PM排出量を考慮することなくフィルタに高電圧を常時印加しているので、消費電力が大きくなってしまう問題があった。
【0006】
特開2001−41024号公報では、排気中のPMを衝突させて粒径を大きくすると共に負に帯電させて、正の帯電体を構成する金網によって電気的に捕集し、さらに金網を通過したPMを機械的なフィルタで捕集する電荷型のディーゼルパティキュレートフィルタ装置(以下「従来技術2」という。)が提案されている。
【0007】
しかし、従来技術2は、帯電部と捕集部が1組だけ設けられた構成であるので、捕集部で捕集されなかったPMについては、そのまま外部に排出されてしまい、PMを完全に浄化することができない問題があった。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、消費電力を抑制し、効率的かつ確実にPMを含む排気を浄化することができる排気浄化装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、内燃機関の排気に含まれる粒子状物質を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段の対極として前記帯電手段より排気下流側に設けられ前記帯電手段で帯電された粒子状物質を捕集する捕集手段と、前記捕集手段で捕集された粒子状物質を燃焼させる燃焼手段と、を有し、排気の流れ方向に複数個配置された排気浄化機構と、前記各排気浄化機構の粒子状物質の堆積量を計測する堆積量計測手段と、前記堆積量計測手段で計測された堆積量の少なくとも1つが所定値よりも大きいときに、前記所定値よりも堆積量が多い排気浄化機構の燃焼手段で粒子状物質を燃焼させ、前記所定値よりも堆積量が少ない排気浄化機構の帯電手段の帯電能力を上げるように制御する制御手段と、を備えている。
【0010】
請求項1記載の発明では、帯電手段は、高電圧を印加することによって、エンジンの排気に含まれる粒子状物質を帯電させる。ここでは、直流の負電圧を印加することで、粒子状物質を負極に帯電させるのが好ましい。
【0011】
捕集手段は、粒子状物質を捕集するものであれば特に限定されないが、例えばメッシュ状に構成され、かつ接地されているのが好ましい。捕集手段は、静電的に粒子状物質を捕集するので、網目より細かい粒子状物質であっても捕集することができる。そして、燃焼手段は、捕集手段に捕集され堆積された粒子状物質を燃焼させて浄化する。
【0012】
排気浄化機構は、帯電手段、捕集手段及び燃焼手段を有していて、排気の流れの方向に直列に複数個設けられている。これにより、前段の排気浄化機構で捕集できなかった粒子状物質についても、後段の排気浄化機構で捕集することができる。
堆積量計測手段は、各排気浄化機構の粒子状物質の堆積量を計測する。ここにいう堆積量は、実際の堆積量に限らず、堆積量と相関関係がある物理量であってもよい。例えば、請求項5のように、各排気浄化機構による排気浄化前後の排気の差圧であってもよいし、捕集手段の温度情報であってもよい。
計測された堆積量の少なくとも1つが所定値よりも大きくなると、その排気浄化機構の圧損は増加している。そこで、制御手段は、所定値よりも堆積量が多い排気浄化機構の燃焼手段で粒子状物質を燃焼させることで、通気性の回復処理を行う。
一方、排気浄化機構の通気性の回復処理を行うときは、捕集能力が低下する。そこで、制御手段は、所定値よりも堆積量が少ない排気浄化機構の帯電手段の帯電能力を上げるように制御することで、上記排気浄化機構の静電捕集能力を強制的に上げる。この結果、全体的な粒子状物質の捕集能力を常に一定の状態に維持することができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記内燃機関の粒子状物質の排出量を推定する排出量推定手段と、前記排出量推定手段で推定された粒子状物質の排出量に基づいて、各帯電手段に印加する電圧を制御する電圧制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明では、電圧制御手段は、各帯電手段に印加する電圧を制御することで、各排気浄化機構の粒子状物質の静電捕集能力を制御できる。具体的には、帯電手段に印加する電圧が大きくなるに従って静電捕集能力も上がる。一方、内燃機関の粒子状物質の排出量は常に一定ではなく、機械的な捕集だけで粒子状物質を浄化することができたり、静電捕集をしなければ粒子状物質を浄化できない場合がある。そこで、電圧制御手段は、粒子状物質の排出量に基づいて各帯電手段に印加する電圧を制御することにより、粒子状物質の排出量の変化に対応して捕集能力を変えて、必要最小限の消費電力で粒子状物質を浄化することができる。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記燃焼手段は、前記捕集手段に担持された粒子状物質酸化触媒であることを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明では、粒子状物質、酸化触媒は、排気によって高温になって活性化されると、捕集手段に堆積された粒子状物質を酸化燃焼して、浄化することができる。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記燃焼手段は、バリア放電を発生させるための放電極であることを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明では、放電極からバリア放電を発生することにより、捕集手段に堆積された多量の粒子状物質を燃焼して浄化することができる。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の発明において、前記各排気浄化機構の粒子状物質の堆積量を計測する堆積量計測手段と、前記堆積量計測手段で計測された堆積量の少なくとも1つが所定値よりも大きいときに、前記所定値よりも堆積量が多い排気浄化機構の燃焼手段で粒子状物質を燃焼させ、前記所定値よりも堆積量が少ない排気浄化機構の帯電手段の帯電能力を上げるように制御する制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0023】
請求項記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の発明において、前記堆積量計測手段は、前記各排気浄化機構による排気浄化前後の排気の差圧を前記堆積量として計測することを特徴とする。
【0024】
請求項記載の発明では、排気浄化機構に粒子状物質が堆積されるに従って、排気浄化前後の排気の差圧が大きくなる。つまり、排気浄化前後の排気の差圧は、粒子状物質の堆積量に比例するので、堆積量そのものであると考えられる。そこで、堆積量計測手段は、前記堆積量として、各排気浄化機構による排気浄化前後の排気の差圧で検出することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る排気浄化装置の構成を示す図である。上記排気浄化装置は、エンジン1からの排気を浄化する反応ケース10と、直流電圧を印加する直流電源装置20と、エンジン1を制御するエンジンコントローラ2からの情報を用いて直流電源装置20やその他の制御を行うコントローラ30と、を備えている。
【0027】
反応ケース10は、排気の上流から下流の順に、排気に含まれる粒子状物質(以下「PM」という。)をコロナ放電によって帯電させる帯電用電極11と、帯電されたPMを捕集する捕集部12と、捕集部12を通過したPMをコロナ放電によって帯電させる帯電用電極13と、帯電されたPMを捕集する捕集部14と、を備えている。
【0028】
帯電用電極11は、棒状の導電体で構成され、所定間隔毎に排気の下流側に複数の突起部11aを設けている。帯電用電極11は、その両端がそれぞれ碍子15によって反応ケース10に固定されており、排気の流れに対して軸方向が直交するようになっている。また、帯電用電極11は、直流電源装置20の負電極側に接続されている。帯電用電極11は、碍子15によって固定されているので、反応ケース10に絶縁された状態になっている。そして、帯電用電極11は、突起部11aを介してコロナ放電を発生して、PMを帯電させる。
【0029】
捕集部12は、帯電用電極11に対して排気下流側に配置されており、多孔質金属(メタルフォーム)で構成されている。捕集部12は、コロナ放電を発生させるための帯電用電極11の対極となるものであり、反応ケース10を介して接地されている。
【0030】
さらに、捕集部12には、PM酸化触媒とNOx浄化触媒が担持されている。低温時で捕集されたすすや可溶有機成分等のPMは、高温時にPM酸化触媒によりこれらを酸化して浄化する。NOx浄化触媒は、NOxを浄化できる触媒である。上記触媒としては、例えばPt系触媒等が好ましい。
【0031】
また、帯電用電極13は、捕集部12に対して排気下流側に配置され、帯電用電極11と同様に構成されている。捕集部14は、帯電用電極13に対して排気下流側に配置され、捕集部12と同様に構成されている。したがって、反応ケース10は、帯電用電極11及び捕集部12からなる1段目の排気浄化機構と、帯電用電極13及び捕集部14からなる2段目の排気浄化機構と、で構成されている。
【0032】
直流電源装置20は、コントローラ30の制御に従って、帯電用電極11及び帯電用電極13にそれぞれ独立したタイミングで、異なる大きさの電圧を印加することができる。
【0033】
コントローラ30は、電源装置20を制御するための第1及び第2の関係テーブルや、通電しないときのPM捕集量を記憶している。ここで、第1の関係テーブルは、PM排出量を推定するテーブルであり、エンジン回転数、主噴射量、吸気圧及びPM排出量の関係を示している。第2の関係テーブルは、印加電圧、帯電用電極11に通電した時のPM捕集量、帯電用電極11及び13に通電した時のPM捕集量の関係を示している。
【0034】
以上のように構成された排気浄化装置において、コントローラ30は、排気に含まれるPMを効率的に浄化するために次のような制御を行う。
【0035】
図2は、コントローラ30の処理手順を説明するフローチャートである。コントローラ30は、エンジン1が始動すると、ステップST1からステップST7までの処理を繰り返し実行する。
【0036】
ステップST1では、コントローラ30は、エンジンコントローラ2からエンジン回転数、主噴射量及び吸気圧を読み込んでステップST2に移行する。
【0037】
ステップST2では、コントローラ30は、各排気浄化機構の何段目に通電するかを判定する。具体的には、最初に第1の関係テーブルを参照して、エンジンコントローラ2から読み込まされたエンジン回転数、主噴射量及び吸気圧に対応するPM排出量を推定する。
【0038】
次に、推定されたPM排出量と第2の関係テーブルを参照して、消費電力を抑制しつつ、推定されたPM排出量を除去できる手段を選択する。つまり、どの程度の大きさの電圧を1段目(帯電用電極11)に通電するか、1段目及び2段目(帯電用電極11及び帯電用電極13)に通電するか、いずれにも通電しないかを判定する。そして、1段目に通電するときはステップST4に移行し、1段目及び2段目に通電するときはステップST6に移行し、いずれにも通電しないときはステップST3に移行する。
【0039】
ステップST3では、コントローラ30は、所定時間経過するまで待機する。このとき、排気中のPMは、捕集部12及び14によって機械的に捕集される。そして、所定時間経過するとステップST1にリターンして、再びステップST1以降の処理を開始する。
【0040】
ステップST4では、コントローラ30は、帯電用電極11に高電圧を印加するように直流電源装置20を制御して、ステップST5に移行する。
【0041】
図3は、帯電用電極11に印加される電圧の経時変化を示す図である。図4は、帯電用電極11によって帯電されたPMが捕集部12によって捕集される状態を示す図である。帯電用電極11と捕集部12の間には電圧勾配(電界)が生じ、帯電用電極11の周囲にプラズマが発生する。排気に含まれるPMは、プラズマによってイオン化される。
【0042】
この結果、捕集部12は、フィルタの目よりも細かいPMであっても静電的に捕集することができる。このとき、捕集部12に担持されたPM酸化触媒はPMを燃焼し、捕集部12にPMが過大に堆積されるのを防止すると共に、PMを浄化する。また、捕集部12に担持されたNOx浄化触媒は、排気中のNOxを浄化する。捕集部12で捕集されなかったPMは、排気下流側の捕集部14によって機械的に捕集される。
【0043】
ステップST5では、コントローラ30は、ステップST4の状態を維持したまま所定時間運転した後、ステップST1にリターンする。そして、再びステップST1以降の処理を開始する。
【0044】
ステップST6では、コントローラ30は、帯電用電極11及び13に高電圧を印加するように直流電源装置20を制御して、ステップST7に移行する。ここでは、捕集部12は、ステップST3と同様にしてPMを捕集する。さらに、捕集部12で捕集されなかったPMは、帯電用電極13の周囲に発生したプラズマによってイオン化される。したがって、捕集部14は、捕集部12で捕集されなかったPMを確実に捕集することができる。
【0045】
図5は、PM排出量を示す図である。「エンジンアウト」は、エンジン1のPM排出量、つまり浄化処理前のPM量を示している。「1段使用」は帯電用電極11に電圧を印加した場合、「2段使用」は帯電用電極11及び13に電圧を印加した場合のそれぞれのPM排出量を示している。同図によると、エンジン排気中のPMに対して、帯電用電極11に電圧を印加した場合ではPM浄化率は90%であるが、帯電用電極11及び13に電圧を印加した場合ではPM浄化率は99%まで達した。
【0046】
ステップST7では、コントローラ30は、ステップST5の状態を維持したまま所定時間運転した後、ステップST1にリターンする。そして、再びステップST1以降の処理を開始する。
【0047】
以上のように、第1の実施の形態に係る排気浄化装置は、捕集部12だけでは十分にPMを捕集できない場合であっても、捕集部12を通過したPMを捕集部14で捕集することで、確実にPMを浄化することができる。このとき、エンジン1のPM排出量を推定し、PM排出量に応じて帯電用電極11や帯電用電極13にそれぞれ独立に電圧を印加することにより、消費電力を抑制しつつ、効率的かつ確実に排気中のPMを浄化することができる。
【0048】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、例えば次のようにすることもできる。
【0049】
本実施の形態では、帯電用電極及び捕集部からなる排気浄化機構が2段の場合を例に挙げて説明したが、排気浄化機構は3段以上であってもよい。この場合、コントローラ30が、各段の帯電用電極にそれぞれ独立に電圧を印加することができればよい。
【0050】
また、コントローラ30は、第1及び第2の関係テーブルの代わりに、各テーブルを表す関係式を用いて、通電を行うか否かの判定処理を行ってもよい。また、コントローラ30は、帯電用電極11及び13に印加する電圧が一定の場合には、推定されたPM排出量と予め定められた判定閾値とを比較して、通電を行うか否かの判定処理を行ってもよい。例えば、PM排出量Xと判定閾値Th1,Th2(Th1<Th2)とを比較して、(X<Th1)の場合は通電せず、(Th1≦X<Th2)の場合は帯電用電極11のみ通電し、(X≧Th2)の場合は帯電用電極11及び13に通電してもよい。
【0051】
捕集部12及び捕集部14は、メッキされた多孔質体、多孔質金属、PM酸化触媒及びNOx浄化触媒が担持された多孔質金属のいずれで構成されてもよく、特に限定されるものではない。
【0052】
また、本実施の形態では、捕集部12及び捕集部14にそれぞれPM酸化触媒及びNOx浄化触媒が担持された場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、捕集部12、捕集部14の少なくとも一方に、PM酸化触媒が担持されてもよいし、NOx浄化触媒が担持されてもよい。
【0053】
[第2の実施の形態]
図6は、第2の実施の形態に係る排気浄化装置の構成を示す図である。上記排気浄化装置は、エンジン1からの排気を浄化する反応ケース50と、直流電圧を印加する直流電源装置71,73と、交流電圧を印加する交流電源装置72,74と、排気の差圧を計測する差圧計75,76と、エンジン1を制御するエンジンコントローラ2からの情報や、差圧計75,76の計測結果に基づいて直流電源装置71,73及び交流電源72,74やその他の制御を行うコントローラ80と、を備えている。
【0054】
反応ケース50は、排気上流から下流の順に、排気に含まれるPMを帯電させる帯電用電極51と、PMを集塵する集塵極52と、バリア放電を行うためのバリア放電極53と、細かいPMを集塵する集塵極54と、を備えている。
【0055】
反応ケース50は、上述したものと同様のものを更に1組備えている。具体的には、集塵極54から排気下流側に向かって、排気に含まれるPMを帯電させる帯電用電極56と、PMを集塵する集塵極57と、バリア放電を行うためのバリア放電極58と、細かいPMを集塵する集塵極59と、を備えている。
【0056】
したがって、反応ケース50は、帯電用電極51、集塵極52、バリア放電極53及び集塵極54からなる1段目の排気浄化機構と、帯電用電極56、集塵極57、バリア放電極58及び集塵極59からなる2段目の排気浄化機構と、で構成されている。
【0057】
帯電用電極51は、第1の実施の形態で示した帯電用電極11と同様に構成されており、その両端がそれぞれ碍子60によって反応ケース10に絶縁された状態で、排気の流れに対して軸方向が直交するように固定されている。そして、帯電用電極51は、直流電源装置71の負電極側に接続されている。
【0058】
集塵極52は、帯電されたPMを集塵して捕集する目の粗いフィルタである。集塵極54は、集塵極52に対して排気下流側に設けられ、集塵極52で捕集されなかったPMを捕集する目の細かいフィルタである。
【0059】
目の粗い集塵極52としては、例えばステンレスの金網が好ましい。目が細かい集塵極54としては、例えばメッキをした多孔質体又は多孔質金属が好ましい。
【0060】
バリア放電極53は、集塵極52及び54の間に設けられている。また、バリア放電極53は、交流電源装置72の電極に接続され、交流電圧印加時にバリア放電を発生することにより、集塵極52及び54に堆積されたPMを燃焼することができる。
【0061】
図7(A)はバリア放電極53の構成を示す正面図であり、(B)はバリア放電極53の断面図である。バリア放電極53は、交流電源装置72に接続されている印刷導体電極53aと、印刷導体電極53aに接続されている印刷導体基盤53bと、印刷導体基盤53bの周囲を覆っているアルミナ53cと、で構成されている。
【0062】
印刷導体基盤53bは、アルミナ53cによって絶縁されている。また、印刷導体基盤53bには直径約5mm程度の複数の貫通穴53dが形成されており、排気はこの貫通穴53dを通って下流側に流れるようになっている。
【0063】
また、帯電用電極56、集塵極57、バリア放電極58、集塵極59については、それぞれ帯電用電極51、集塵極52、バリア放電極53、集塵極54と同様に構成されているので、詳細な説明は省略する。なお、帯電用電極56は直流電源装置73の負電極側に接続されており、バリア放電極58は交流電源装置74の電極に接続されている。
【0064】
直流電源装置71,73は、コントローラ80によって直流電圧を印加するタイミングやその大きさが制御されている。同様に、交流電源装置72,74は、コントローラ80によって交流電圧を印加するタイミングやその大きさが制御されている。
【0065】
差圧計75は、集塵極52の排気上流側と集塵極54の排気下流側との気圧差、すなわち1段目の排気浄化機構の浄化前後の排気差圧を計測し、計測結果をコントローラ80に供給する。また、差圧計76は、集塵極57の排気上流側と集塵極59の排気下流側との気圧差、すなわち2段目の排気浄化機構の浄化前後の排気差圧を計測し、計測結果をコントローラ80に供給する。
【0066】
コントローラ80は、エンジンコントローラ2からの情報や差圧計75及び76で計測された差圧に基づいて、直流電源装置71,73、交流電源装置72,74をそれぞれ独立に制御する。
【0067】
以上のように構成された排気浄化装置において、コントローラ30は、排気に含まれるPMを効率的に浄化するために次のような制御を行う。
【0068】
図8は、コントローラ80の処理手順を説明するフローチャートである。コントローラ80は、エンジン1が始動すると、ステップST11からステップST19までの処理を繰り返し実行する。
【0069】
ステップST11では、コントローラ30は、エンジンコントローラ2からエンジン回転数、主噴射量及び吸気圧を読み込んでステップST12に移行する。
【0070】
ステップST12では、コントローラ30は、各排気浄化機構の何段目に通電するかを判定する。具体的には、最初に第1の関係テーブルを参照して、エンジンコントローラ2から読み込まされたエンジン回転数、主噴射量及び吸気圧に対応するPM排出量を推定する。
【0071】
次に、推定されたPM排出量と第2の関係テーブルを参照して、消費電力を抑制しつつ、推定されたPM排出量を除去できる手段を選択する。つまり、どの程度の大きさの電圧を1段目(帯電用電極51)に通電するか、1段目及び2段目(帯電用電極51及び帯電用電極56)に通電するか、いずれにも通電しないかを判定する。そして、1段目に通電するときはステップST13に移行し、1段目及び2段目に通電するときはステップST14に移行し、いずれにも通電しないときはステップST15に移行する。
【0072】
ステップST13では、コントローラ80は、図3に示すように、負の高電圧を帯電用電極51に印加するように直流電源装置71を制御して、ステップST15に移行する。これにより、集塵極52は、フィルタの目よりも細かいPMであっても静電的に捕集することができる。また、集塵極54は、集塵極52で捕集されなかったPMを捕集することができる。
【0073】
ステップST14では、コントローラ80は、図3に示すように、負の高電圧を帯電用電極51及び56に印加するように直流電源装置71及び73を制御して、ステップST15に移行する。これにより、1段目で捕集されなかったPMを2段目で捕集することができ、排気中のPMを確実に浄化することができる。
【0074】
ステップST15では、コントローラ80は、差圧計75及び76でそれぞれ計測された差圧を読み込んで、ステップST16に移行する。
【0075】
ステップST16では、コントローラ80は、差圧計75及び76でそれぞれ計測された差圧の少なくとも1つが所定値以上であるかを判定する。ここで、1段目が多量のPMを捕集している場合、排気の流れが悪くなり、浄化前後の排気の差圧が所定値以上になる。一方、1段目がPMをあまり捕集してない場合、排気はよく流れており、浄化前後の排気の差圧は所定値未満になる。
【0076】
そこで、コントローラ80は、少なくとも1つの差圧が所定値以上であるときは多量のPMが捕集されているのでステップST17に移行し、いずれの差圧も所定値以上でないときはPMがあまり捕集されていないのでステップST19に移行する。
【0077】
ステップST17では、コントローラ80は、差圧が所定値以上になった排気浄化機構(例えば、1段目)のバリア放電極53に交流電圧を印加するように交流電源装置72を制御して、ステップST18に移行する。
【0078】
図9は、交流電源装置72がバリア放電極53に印加する交流電圧の波形図である。図10は、集塵極52とバリア放電極53の間で発生するバリア放電の状態を示す図である。集塵極52に堆積されたPMは、集塵極52とバリア放電極53の間で発生したバリア放電によって燃焼する。このときの反応式は次のようになる。
【0079】
最初に、バリア放電によって放出された電子は、酸素分子に衝突し、酸素ラジカルを生成する。
【0080】
【化1】
Figure 0004162911
【0081】
酸素ラジカルは、酸素分子に衝突してオゾンを生成したり、一酸化窒素に衝突して二酸化窒素を生成する。
【0082】
【化2】
Figure 0004162911
【0083】
オゾンや二酸化窒素は、すす(C)に衝突して、すすを酸化させる。
【0084】
【化3】
Figure 0004162911
【0085】
また、オゾンや二酸化窒素は、SOF(主成分はハイドロカーボン)に衝突して可溶有機成分(Cxy)を酸化させる。
【0086】
【化4】
Figure 0004162911
【0087】
このように、集塵極52に堆積されたPMは、バリア放電によって酸化されて燃焼される。また、集塵極54に堆積されたPMも同様にして燃焼される。この結果、1段目の排気浄化機構のPM捕集能力が回復する。
【0088】
ステップST18では、コントローラ80は、差圧が所定値以上になっていない排気浄化機構(例えば、2段目)の帯電用電極56に対して、印加する直流電圧を更に高く設定して、ステップST19に移行する。なお、帯電用電極56に直流電圧が印加されていなかった場合は、所定の直流電圧を印加する。
【0089】
図11は、帯電用電極56に印加される直流電圧に対して集塵極57及び59によるPM捕集量の関係を示す図である。同図に示すように、直流電圧が高くなるに従って、PMがコロナ放電によって更に帯電され、PMの静電捕集能力が更に高くなる。
【0090】
そこで、コントローラ80は、回復処理されていない2段目の排気浄化機構の静電捕集能力を上げることによって、1段目の排気浄化機構のPM捕集能力回復処理中において、全体的なPM捕集能力が低下するのを防止することができる。
【0091】
ステップST19では、コントローラ80は、現在の状態を維持したまま所定時間運転してステップST1にリターンし、再びステップST1移行の処理を開始する。
【0092】
図12は、第2の実施の形態に係る排気浄化装置(図中「本発明」)のPM浄化率と1段目のみの排気浄化機構(図中「1段のみ」)のPM浄化率の比較結果を示す図である。同図によると、1段のみの場合、PM捕集能力の回復処理を行っているときにPM浄化率が低下している。これに対して、本発明の場合、PM浄化率は常にほぼ一定の値になった。
【0093】
以上のように、第2の実施の形態に係る排気浄化装置は、集塵極52及び54だけでは十分にPMを捕集できない場合であっても、集塵極52及び54を通過したPMを集塵極57,59で捕集することで、確実にPMを浄化することができる。
【0094】
さらに、上記排気浄化装置は、例えば集塵極52及び54にPMが堆積してPM捕集能力が低下した場合には、バリア放電により集塵極52及び54に堆積されたPMを浄化すると共に、帯電用電極56の印加電圧を更に高く設定することで、集塵極57,59の静電捕集能力を上げることができる。この結果、集塵極52,54のPM捕集能力を回復処理中において、全体的なPM捕集能力が低下するのを抑制することができる。
【0095】
なお、本実施の形態では、1段目のPM捕集能力を回復処理する際に2段目のPM静電捕集能力を上げることを例に挙げて説明したが、同様にして、2段目のPM捕集能力を回復処理する際に1段目のPM静電捕集能力を上げることができるは勿論である。
【0096】
また、本実施の形態では、PM堆積量を計測するために差圧を計測したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、差圧計の代わりに、集塵極52、バリア放電極53、集塵極54の間、あるいは集塵極57、バリア放電極58、集塵極59の間の誘電率を測定する装置(誘電率計)を設けてもよい。このとき、コントローラは、誘電率計からの誘電率情報が所定値以上であるかを判定し、誘電率情報が所定値以上のバリア放電極に交流電圧を印加し、誘電率情報が所定値未満の帯電用電極の印加電圧を高くすればよい。
【0097】
さらに、集塵極52,54,57,59には、第1の実施の形態と同様に、PM酸化触媒とNOx浄化触媒を担持してもよい。これにより、PM酸化触媒は堆積されたPMを燃焼し、PMが過大に堆積されるのを防止すると共に、PMを浄化することができる。また、NOx浄化触媒は、排気中のNOxを浄化することができる。
【0098】
本実施の形態では、排気浄化機構が2段の場合を例に挙げて説明したが、排気浄化機構は3段以上であってもよい。この場合、コントローラ80が、各段の帯電用電極にそれぞれ独立に電圧を印加することができればよい。
【0099】
また、コントローラ80は、第1及び第2の関係テーブルの代わりに、各テーブルを表す関係式を用いて通電を行うか否かの判定処理を行ってもよい。また、コントローラ80は、帯電用電極51及び56に印加する電圧が一定の場合には、推定されたPM排出量と予め定められた判定閾値とを比較して、通電を行うか否かの判定処理を行ってもよい。
【0100】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、内燃機関の排気に含まれる粒子状物質を帯電させる帯電手段と、帯電手段の対極として帯電手段より排気下流側に設けられ帯電手段で帯電された粒子状物質を捕集する捕集手段と、捕集手段で捕集された粒子状物質を燃焼させる燃焼手段と、を有する排気浄化機構を、排気の流れ方向に複数個配置したことにより、前段の排気浄化機構で捕集できなかった粒子状物質についても、後段の排気浄化機構で捕集するので、排気から粒子状物質を確実に浄化することができる。
また、各排気浄化機構の堆積量の少なくとも1つが所定値よりも大きいときに、所定値よりも堆積量が多い排気浄化機構の燃焼手段で粒子状物質を燃焼させ、所定値よりも堆積量が少ない排気浄化機構の帯電手段の帯電能力を上げるように制御することにより、捕集能力の低下した排気浄化機構を回復させると共に他の排気浄化機構の静電捕集能力を上げるので、全体的な捕集能力が低下するのを抑制することができる。
【0101】
請求項2記載の発明は、前記内燃機関の粒子状物質の排出量を推定し、推定された粒子状物質の排出量に基づいて各帯電手段に印加する電圧を制御することにより、粒子状物質の排出量の変化に対応して捕集能力を変えることができ、必要最小限の消費電力で粒子状物質を浄化することができる。
【0102】
請求項3記載の発明は、燃焼手段は捕集手段に担持された粒子状物質酸化触媒であることにより、排気温度によって活性化されると、捕集手段に堆積された粒子状物質を酸化燃焼して浄化することができる。
【0103】
請求項4記載の発明は、燃焼手段はバリア放電を発生させるための放電極であることにより、バリア放電によって捕集手段に堆積された多量の粒子状物質を燃焼して浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る排気浄化装置の構成を示す図である。
【図2】コントローラの処理手順を説明するフローチャートである。
【図3】帯電用電極に印加される電圧の経時変化を示す図である。
【図4】帯電用電極によって帯電されたPMが捕集部によって捕集される状態を示す図である。
【図5】PM排出量を示す図である。
【図6】第2の実施の形態に係る排気浄化装置の構成を示す図である。
【図7】(A)はバリア放電極の構成を示す正面図であり、(B)はバリア放電極の側面断面図である。
【図8】コントローラの処理手順を説明するフローチャートである。
【図9】交流電源装置がバリア放電極に印加する交流電圧の波形図である。
【図10】集塵極とバリア放電極の間で発生するバリア放電の状態を示す図である。
【図11】帯電用電極に印加される直流電圧に対して集塵極によるPM捕集量の関係を示す図である。
【図12】第2の実施の形態に係る排気浄化装置のPM浄化率と1段目のみのフィルタのPM浄化率の比較結果を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 エンジンコントローラ
10,50 反応ケース
11,13,51,56 帯電用電極
12,14 捕集部
20,71,73 直流電源装置
30,80 コントローラ
52,54,57,59 集塵極
53,58 バリア放電極
72,74 交流電源装置
75,76 差圧計

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気に含まれる粒子状物質を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段の対極として前記帯電手段より排気下流側に設けられ前記帯電手段で帯電された粒子状物質を捕集する捕集手段と、前記捕集手段で捕集された粒子状物質を燃焼させる燃焼手段と、を有し、排気の流れ方向に複数個配置された排気浄化機構と、
    前記各排気浄化機構の粒子状物質の堆積量を計測する堆積量計測手段と、
    前記堆積量計測手段で計測された堆積量の少なくとも1つが所定値よりも大きいときに、前記所定値よりも堆積量が多い排気浄化機構の燃焼手段で粒子状物質を燃焼させ、前記所定値よりも堆積量が少ない排気浄化機構の帯電手段の帯電能力を上げるように制御する制御手段と、
    を備えた排気浄化装置。
  2. 前記内燃機関の粒子状物質の排出量を推定する排出量推定手段と、
    前記排出量推定手段で推定された粒子状物質の排出量に基づいて、各帯電手段に印加する電圧を制御する電圧制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  3. 前記燃焼手段は、前記捕集手段に担持された粒子状物質酸化触媒であること
    を特徴とする請求項1または2記載の排気浄化装置。
  4. 前記燃焼手段は、バリア放電を発生させるための放電極であること
    を特徴とする請求項1または2記載の排気浄化装置。
  5. 前記堆積量計測手段は、前記各排気浄化機構による排気浄化前後の排気の差圧を前記堆積量として計測すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の排気浄化装置。
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