JP2003181278A - 脱臭装置 - Google Patents
脱臭装置Info
- Publication number
- JP2003181278A JP2003181278A JP2001389462A JP2001389462A JP2003181278A JP 2003181278 A JP2003181278 A JP 2003181278A JP 2001389462 A JP2001389462 A JP 2001389462A JP 2001389462 A JP2001389462 A JP 2001389462A JP 2003181278 A JP2003181278 A JP 2003181278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- discharge
- plasma
- organic silicon
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
媒(21)のもとで分解処理する脱臭装置において、上記排
気ガスなどに含まれる有機シリコンを予め除去ないし十
分に低減することにより、有機シリコンによる触媒被毒
現象を防止する。 【解決手段】 気体中の有機シリコンを低温プラズマの
作用で粒子化し、これをフィルタ(12)で捕捉した後に、
該気体に対して触媒による脱臭処理を行う。
Description
特に、空気中の臭気物質を触媒のもとで分解処理する脱
臭装置に係るものである。
規制するため、排気ガスの脱臭が必要とされることが多
くなっている。工場の排気ガスを脱臭処理する脱臭装置
に最もよく用いられているのは、熱触媒を用いて処理を
行う熱触媒方式である。この装置では、排気ガスに含ま
れている臭気物質を熱触媒のもとで酸化分解することに
よって処理し、ガスをその後に外部に放出するようにし
ている。
際に用いる離型剤や、製品のつや出し剤などを始めとし
て、多くの製造工程で、あるいは製品そのものに、様々
な種類の有機シリコンが用いられている。有機シリコン
は、種々の用途に適した特性を有し、しかも毒性がない
ため、その使用量は年々増加する傾向にある。
スに有機シリコンが含まれていると、これを上記熱触媒
方式の脱臭装置で処理しようとするときに、触媒の被毒
現象が生じ、それが原因で脱臭装置のランニングコスト
が高くなる問題がある。具体例を挙げると、シリコンオ
イルで最もよく用いられるのはシロキサン〔(CH3)2
SiO〕n を重合して作られたものであるが、これが気
化して脱臭装置の触媒表面に付着すると、表面で酸化反
応が起きて固体の二酸化珪素(シリカ)粒子になり、触
媒の細孔が塞がれてしまう。このように、脱臭装置にお
いて有機シリコンが酸化分解されてシリカ(SiO2
)の微粒子が生成されると、微粒子化したシリカが触
媒に付着して該触媒が劣化するため、触媒の交換が必要
となり、ランニングコストが高くなってしまう。
媒が用いられているが、白金触媒は高価であるため、ア
ルミナ系などの比較的安価な前処理用の触媒を使うこと
も行われている。こうすると、安価な前処理用触媒にシ
リコンを付着させ、この前処理用触媒を定期的に交換す
ることによって、白金触媒の寿命を長くすることができ
る。しかし、この場合でも、前処理用触媒を通過したシ
リコンは白金触媒に付着するので、白金触媒の交換の間
隔は幾分長くなるものの交換は必要で、十分なコスト対
策とすることはできない。
質と一緒に燃焼して処理することも考えられるが、この
方法では高温での燃焼が必要になるためコストが高くつ
く問題があり、熱交換器などを使って熱回収をすること
で加熱量を減らしたとしても、熱触媒方式の方が加熱温
度が低く安価である。また、ガス中に高濃度でシリコン
が存在すると(例えば濃度が通常はppbオーダーであ
るのに対してppmオーダーであるような場合)、熱交
換器や加熱用のバーナーなどにシリカが固着してしま
い、メンテナンス費用が増大することもある。
の吸着剤を設けておき、有機シリコンを吸着剤で吸着し
た後に触媒による排ガス処理をすることも考えられる。
しかし、この場合は、吸着剤に有機シリコンとともに臭
気物質も吸着されてしまう(有機シリコンを選択的に処
理できない)ので、吸着剤を頻繁に交換する必要が生
じ、実用的に乏しい問題がある。
されたものであり、その目的とするところは、工場の排
気ガスなどを処理する熱触媒方式の脱臭装置において、
処理ガスに含まれる有機シリコンを予め除去ないし十分
に低減することにより、有機シリコンによる触媒の被毒
現象を防止することである。
シリコンを低温プラズマの作用で粒子化し、これをフィ
ルタで捕捉した後に、該気体に対して触媒による脱臭処
理を行うようにしたものである。
は、気体中の臭気物質を触媒のもとで分解処理する脱臭
装置を前提としている。そして、この脱臭装置は、気体
中に含まれる有機シリコンを除去するための有機シリコ
ン除去部(10)を触媒の前段に備えるとともに、有機シリ
コン除去部(10)が、放電により低温プラズマを生成する
プラズマ発生部(11)と、低温プラズマにより有機シリコ
ンから生成される二酸化珪素粒子を捕捉するフィルタ(1
2)とを備えていることを特徴としている。
り発生する低温プラズマの作用で気体中の有機シリコン
が酸化分解されて微細な二酸化珪素(シリカ)粒子が生
成される。このシリカ粒子は気体とともにプラズマ発生
部(11)の下流側へ流れて行き、フィルタ(12)によって捕
捉される。したがって、気体中の有機シリコンが除去さ
れた後に、触媒のもとで臭気物質が分解されて脱臭処理
が行われる。
上記第1の解決手段において、プラズマ発生部(11)が、
ストリーマ放電により低温プラズマを生成するように構
成されていることを特徴としている。
マを生成する放電方式として採用されているストリーマ
放電は、一般に、放電電極(13)と対向電極の間の柱状空
間で発生する。このストリーマ放電では、低温プラズマ
の発生領域を大きくし、その中に気体を流せば、気体の
一部しか電極の表面に接触しないので、有機シリコンが
電極に付着しにくくなる。また、ストリーマ放電では、
放電領域を大きくすることで広いプラズマ発生領域を得
ることができるので、比較的容易に処理能力を高めるこ
とも可能となる。
上記第2の解決手段において、プラズマ発生部(11)の放
電電極(13)に付着する二酸化珪素膜を払拭する払拭手段
(30)を備えていることを特徴としている。払拭手段(30)
は、例えば、放電電極(13)の放電端に対して転動するス
ポンジローラや、放電電極(13)の放電端に対して摺動す
るブラシにより構成することができる。
電電極(13)によりストリーマ放電を行う方式において放
電電極(13)にシリカ膜が付着すると、該シリカ膜をスポ
ンジローラやブラシなどの払拭手段(30)で除去すること
ができる。
上記第1の解決手段において、プラズマ発生部(11)が、
無声放電により低温プラズマを生成するように構成され
ていることを特徴としている。
マを生成する放電方式として採用されている無声放電
は、それぞれ絶縁層で被覆された放電電極(13)と対向電
極が対向配置され、両電極に高周波交流電圧または高周
波パルス電圧を印加することで絶縁層を介して放電する
方式である。シリカは電気抵抗の非常に高い絶縁物であ
るが、無声放電方式では電極がもともと絶縁層で覆われ
ているので、電極にシリカが付着しても、放電性能が低
下するなど、放電に対して悪い影響が及ぼされることは
ない。
上記第1から第4の解決手段において、触媒が加熱する
ことにより活性化する熱触媒により構成され、該熱触媒
を加熱する加熱手段(21)を備えていることを特徴として
いる。
上記第1から第4の解決手段において、触媒が低温プラ
ズマにより活性化するプラズマ触媒により構成され、該
プラズマ触媒の近傍で低温プラズマを発生させるプラズ
マ発生手段(23,24) を備えていることを特徴としてい
る。
有機シリコン除去部(10)において気体中の有機シリコン
が除去された後、気体が熱触媒またはプラズマ触媒のも
とで分解され、脱臭の処理が行われる。
る脱臭処理を行う前に、低温プラズマの作用で粒子化し
た有機シリコンをフィルタで捕捉するようにしているの
で、気体中の有機シリコンを確実に除去したうえで処理
を行うことができ、触媒の被毒現象も防止できる。ま
た、粒子化したシリコンは0.1μm以下の微細粒子で
ある。これに対して、集塵するフィルターとしてHEP
AフィルターやULPAフィルターを用いると確実に高
性能(99.9%以上の集塵率)を得ることができる
が、粒子が放電場で帯電しやすいことや、粒子が小さく
なると拡散係数が増して逆に集塵性能が向上することを
考慮すれば、中性能(2μm粒子に対して85%程度の
集塵率)のフィルターやエレクトレットフィルターでも
実用上問題は生じない性能を得ることができる。このた
め、ランニングコストも十分に抑えることができる。
ズマ発生部(11)の放電方式としてストリーマ放電を採用
しているので、比較的広い放電領域を容易に得られやす
いことから電極にシリカが付着しにくく、安定した放電
が可能である。また、このように放電領域を広くするこ
とにより、有機シリコンが広い範囲で粒子化されるの
で、処理能力も高められる。
電極(13)に付着したシリカ膜をスポンジローラやブラシ
などの払拭手段(30)で除去できるので、放電状態を安定
化させることができ、処理性能が低下するのを防止でき
る。
ズマ発生部(11)の放電方式として無声放電を採用してい
るので、シリカが電極に付着しても放電性能が低下する
ことはなく、安定した放電が可能である。したがって、
シリカ粒子の影響で不用意に放電が停止しないので、有
機シリコンを安定した状態で連続して除去することがで
きる。
ば、有機シリコン除去部(10)において気体中の有機シリ
コンを除去した後、気体が熱触媒またはプラズマ触媒を
流れるので、触媒の被毒が発生せず、確実に脱臭を行う
ことができる。
面に基づいて詳細に説明する。
(1) の概略構成図である。この脱臭装置(1) は、例えば
各種の工場で排気ガスを処理するために用いられるもの
であり、工場の排気ダクト(2) 内に設けられている。そ
して、排気ダクト(2) により区画された排気ガスの経路
中には、上流側から順に、排気ガス中に含まれる有機シ
リコンを除去するための有機シリコン除去器(有機シリ
コン除去部)(10)と、有機シリコンを除去した排気ガス
中の臭気物質を触媒のもとで分解して処理する脱臭処理
部(20)とが配置されている。
示す概略図である。この有機シリコン除去器(10)は、上
記気体の流通経路中で放電により低温プラズマを生成す
るプラズマ発生部(11)と、低温プラズマにより有機シリ
コンから生成されるシリカ粒子を捕捉するようにプラズ
マ発生部(11)の下流側に配置されたフィルタ(12)とを備
えている。
電により低温プラズマを生成するように構成されてい
る。該プラズマ発生部(11)は、ストリーマ放電を起こす
ため、放電電極(13)及び対向電極(14)と、両電極に放電
電圧を印加する電源(15)とを備えている。放電電極(13)
は、基板(13a) 上に複数の針状の放電端(13b) が縦横に
配列された構成であり、対向電極(14)は、該放電電極(1
3)から所定距離(例えば10〜20mm)を隔てて配置さ
れた平板状の電極(14)により構成されている。また、電
源(15)は、両電極(13,14) に直流高電圧またはパルス高
電圧を印加するように構成されている。そして、以上の
構成により両電極(13,14) 間でストリーマ放電を発生さ
せて、その放電場中に工場の排気ガスを流すことによ
り、該排気ガスに含まれる有機シリコンを粒子化するよ
うに構成されている。
A(high efficiency particulateair filter)フィル
タや、ULPA(ultra low penetration air filter)
フィルタが用いられている。これらのフィルタを用いる
ことにより、0.1μm程度の微粒子を99.9%以上
の高効率で捕集することが可能となる。
ヒータ(22)とを備えている。上記触媒構造体(21)には、
詳細は図示していないが、例えば気体が通過する多数の
小孔が形成されたハニカム状の基材の表面に触媒層を形
成したものや、微細な触媒粒子を通気性の容器内に充填
したものなどを用いることができる。また、触媒構造体
(21)は、加熱することにより活性化して排気ガス中の臭
気成分の処理を促進する熱触媒を含んでいる。そして、
上記ヒータ(22)は、熱触媒及び排気ガスを高温に加熱し
て触媒の活性を高めるために、触媒構造体(21)の近傍に
加熱手段として配置されている。
器(10)において、放電により発生する低温プラズマの作
用で気体中の有機シリコンが酸化分解され、微細なシリ
カ粒子が生成される。具体的には、図3に示すように、
有機シリコンのガスの分子がプラズマの作用を受けて、
まず1nmオーダーの粒子となる。これらの粒子は、粒
子同士が衝突したときにファンデルワールス力によって
凝集し、10nmオーダーの粒子に成長する。また、粒
子同士がさらに衝突を繰り返すと凝集が繰り返され、1
00nm(0.1μm)オーダーの粒子が形成される。
図では対向電極(14)側にのみ100nmオーダーの粒子
を示しているが、各粒径の粒子は電極(13,14) の間で分
散する。
マによる粒子の生成と凝集に伴う粒子の濃度変化の様子
を示している。有機シリコンを含むガスの流れの中で低
温プラズマを発生させると、まず一定時間が経過するま
では全粒子濃度(ここでは粒径は考慮していない)が急
激に大きくなり、その後、全粒子濃度は緩やかに低下す
る。全粒子濃度が低下するのは多数の小径の粒子が凝集
して0.1μm程度の比較的大径の粒子が生成されるた
めである。そして、全粒子濃度が低下するのに伴って、
0.1μmオーダーの大粒子の濃度は徐々に高くなり、
この濃度はやがて全粒子濃度に収束するように緩やかに
低下していく。
度を計測した結果を図5のグラフに示している。図示す
るように、プラズマ発生部(11)の電源(15)をオンにして
から5分程度が経過すると粒子の濃度が上昇し始め、2
0分程度までは濃度の上昇傾向が続いている。そして、
その後上記粒子の濃度はほぼ平衡状態となる。
上のようなメカニズムで形成されたシリカ粒子は、排気
ガス中に含まれた状態でプラズマ発生部(11)の下流側へ
流れて行き、フィルタ(12)によって捕捉される。このよ
うに、有機シリコンが粒子になって捕集されるので、気
体中の有機シリコンが確実に除去される。
に放電電圧を印加すると、各放電端(13b) について、放
電電極(13)と対向電極(14)の間の柱状空間でストリーマ
放電が発生する。このストリーマ放電は、放電端(13b)
の先端から対向電極(14)まで微小アークが連続すること
により、発光を伴ったプラズマ柱として形成されるもの
であり、プラズマ柱が各放電端(13b) について形成され
る。
易に放電領域を大きくすることができ、そうすることに
より低温プラズマの発生領域を大きくして処理能力を高
めることが可能となる。また、低温プラズマの発生領域
を大きくし、その中に気体を流すようにすると、気体の
殆どの部分は放電電極(13)に接触しないので、シリカが
電極に付着しにくくなる。
た排気ガスは、プラズマ発生部(11)の下流側へ流れ、熱
触媒のもとで脱臭処理に供されることになる。したがっ
て、ここで処理される排気ガスには有機シリコンが殆ど
含まれていないので、触媒の被毒現象が生じるのを防止
できる。このように、触媒構造体(21)の上流側で有機シ
リコンを効果的に除去することにより、触媒における被
毒現象の発生を防止できるため、触媒構造体(21)の交換
を不要にするか、交換の間隔を長くできることになり、
装置(1) のランニングコストが高くなるのを抑えながら
性能の低下も防止できる。
いて低温プラズマにより有機シリコンを粒子化したうえ
でフィルタ(12)によって捕捉するようにしているので、
気体中の有機シリコンを確実に除去できる。また、粒子
化したシリコンは0.1μmオーダーの微細粒子であ
り、集塵するフィルタ(12)としてHEPAフィルタやU
LPAフィルタを用いているため、高性能を得ることが
できる。
子が小さくなると拡散係数が増して逆に集塵性能が向上
することを考慮すれば、中性能(2μm粒子に対して8
5%程度の集塵率)のフィルタやエレクトレットフィル
タを用いても、実用上問題が生じない性能を得ることが
できる。また、そうすることにより、ランニングコスト
も十分に抑えることができる。
部(11)の放電方式としてストリーマ放電を採用してお
り、放電領域を広くして電極(13)にシリカが付着しにく
くすることができるので、安定した放電が可能である。
また、放電領域を広くしておくことにより、有機シリコ
ンが広い範囲で粒子化されるので、処理能力も高められ
る。
ガスを脱臭処理するに当たって、前もって排気ガス中の
有機シリコンを除去するようにしているので、触媒の被
毒現象が生じるのを抑えることができる。このため、触
媒の交換を殆ど不要にするか、その期間を大幅にのばす
ことが可能となり、装置(1) のランニングコストが高く
なるのを抑えることもできる。
3b) の先端にシリカは付着しにくいものの、例えば所定
の運転時間が経過すると、放電端(13b) にシリカ粒子が
膜状に付着することも考えられる。そこで、本発明の実
施形態2は、実施形態1の脱臭装置(1)の有機シリコン
除去器(10)において、針状の放電端(13b) に付着したシ
リカ膜を払拭するための払拭手段(30)を設けている。
うに、放電電極(13)の放電端(13b)に対してスポンジロ
ーラ(31)を転動させることにより、放電電極(13)の先端
のシリカ膜を除去するように構成されている。この実施
形態2の有機シリコン除去器(10)は、この払拭手段(30)
を設けた点を除いては、ストリーマ放電の放電方向が気
体の流れ方向と平行になるようにした点が実施形態1と
異なっている。このため、放電電極(13)と対向電極(14)
は、詳細は図示していないが排気ガスが通過するように
メッシュ状の電極板により構成されている。
態1と実質的に同じように構成されている。そこで、こ
の実施形態2では、主に払拭手段(30)について説明す
る。また、図6では脱臭処理部(20)の図示は省略してい
る。
流路を挟んで下方と上方に、駆動軸(32)と従動軸(33)と
が互いに平行に配置されている。駆動軸(32)及び従動軸
(33)は、上記流路の一部を拡幅した位置に配置されてい
る。上記駆動軸(32)の両端には駆動プーリ(34)が装着さ
れ、従動軸(33)の両端には従動プーリ(35)が装着されて
いる。各従動プーリ(35)は駆動プーリ(34)の鉛直下方に
位置しており、上下で対になっている。そして、上下の
プーリに駆動ベルト(36)が掛けられている。また、駆動
軸(32)にはモータ(37)が連結され、該モータ(37)を起動
することにより、駆動軸(32)と一緒に従動軸(33)も回転
するようにしている。
うに、シャフト(31a) とローラ本体(31b) とからなり、
シャフト(31a) がその両端の連結部において駆動ベルト
(36)に連結されている。ローラ本体(31b) は、内径側の
スリーブ(31c) と、外径側のスポンジブラシ(31d) とか
らなり、スリーブ(31c) がシャフト(31a) に対して回転
することでローラ本体(31b) の全体が回転する。また、
シャフト(31a) には、スリーブ(31c) が軸方向へ移動し
ないようにするために、該スリーブ(31c) の両側に位置
するストッパ(31e) が設けられている。このスポンジロ
ーラ(31)は、モータ(37)を起動すると、スポンジブラシ
(31d) に針状の電極端(13b) が刺さったり抜けたりしな
がら上下へ移動する。
除去器(10)が起動している脱臭装置(1) の運転中には、
図6に仮想線で示すように、気体の流路から退避した位
置で停止している。そして、装置(1) の起動から所定の
時間が経過するか、放電電極(13)の先端にシリカが所定
量付着したことを検出すると、モータ(37)を起動してス
ポンジローラ(31)を放電電極(13)の放電端(13b) に対し
て転動させる。こうすることにより、放電電極(13)の先
端がスポンジブラシ(31d) に刺さったり抜けたりする動
きが行われ、放電電極(13)に付着したシリカ膜が取り除
かれる。
(13)の汚れを除去すると、放電状態が安定する。したが
って、装置(1) の運転の再開時に性能が低下するのを防
止でき、排気ガス中の有機シリコンの除去を継続でき
る。
ーラ(31)を転動させることで放電端(13b) のシリカを払
拭するようにしているが、払拭手段(30)としては、図9
に示すように、放電電極(13)の放電端(13b) に対して摺
動するブラシ(41)を用いてもよい。
(13)の上方で左右に離れて配置されている。各モータ(4
2)の出力軸にはブラシ(41)が固定され、ブラシ(41)は、
実線で示すように互いに重なる停止位置と、この停止位
置からモータ(42)の出力軸がほぼ90°ずつ回転した仮
想線の払拭位置との間で可動になっている。各ブラシ(4
1)が停止位置と払拭位置の間を往復することにより、ブ
ラシ(41)は放電電極(13)の放電端(13b) に対して摺動
し、該放電端(13b) に付着したシリカ粒子の膜が除去さ
れる。
カ粒子による放電電極(13)の汚れを除去して放電状態を
安定させることができるので、性能の低下を防止しなが
ら排気ガス中の有機シリコンの除去を継続でき、触媒の
被毒も防止できる。
マ発生部(11)において水(純水は除く)を放電電極(13)
の放電端(13b) に利用するようにしたものである。
去器(10)のプラズマ発生部(11)は、微細な管状に形成さ
れた複数の放電端(13b) を有する放電電極(13)と、放電
電極(13)に対向するメッシュ状の対向電極(14)とを有
し、両電極(13,14) に電源(15)が接続されて放電電圧が
印加されるようになっている。
のヘッダー(51)から複数本に分岐した分岐管(52)とを備
え、各分岐管(52)の下側に、放電端(13b) としての微細
管が設けられている。ヘッダー(51)には、水タンク(53)
及び水供給チューブ(54)からなる液体供給手段が連結さ
れ、水タンク(53)から供給された水が微細管から自重で
滴下するように構成されている。
ある。水供給チューブ(54)は十分な長さを有しており、
水が流れるときの絶縁性を確保するようにしている。つ
まり、水は導電性ではあるが良導体ではないので、水供
給チューブ(54)が十分に長ければ抵抗が大きくなり、そ
の部分では実質的に絶縁性を呈することから、高電圧が
かかってもタンク側での漏電が防止される。また、水タ
ンク(53)は、帯電をより確実に防止するために、一部が
接地されている。
ら放電電極(13)に水を供給しながら放電電極(13)と対向
電極(14)に放電電圧を印加すると、放電端を構成する微
細管(13b) より下方に水が柱状に突出し、この水から対
向電極(14)へストリーマ放電が起こり、水は霧化する
(静電霧化)。微細管(13b) から突出した水が霧化する
と、分岐管(52)から吸い出される形で後続の水が微細管
(13b) から突出し、ストリーマ放電が継続する。このよ
うにストリーマ放電が連続して発生するので、排気ガス
中の有機シリコンはプラズマの作用で連続して粒子化作
用を受ける。
極(13)として利用しているので、微細管(13b) の先端に
はシリカの粒子は殆ど付着しない。したがって、放電状
態が安定するので、排気ガス中の有機シリコンの除去性
能を低下させずに、安定した状態で処理を継続すること
ができる。
リコン除去器(10)のプラズマ発生部(11)において、無声
放電により低温プラズマを生成するようにしたものであ
る。
向電極(14)は、それぞれ板状の導電板(16)により構成さ
れ、両電極(13,14) の導電板(16)は、絶縁層(17)によっ
て全体が被覆されている。両電極(13,14) は、例えば2
〜3mm程度の間隔で互いに対向して配置され、絶縁層(1
7)を介して放電が生じるように構成されている。また、
両電極(13,14) に接続されている電源(15)には、高周波
交流電源(15)が用いられている。なお、図では一対の放
電電極(13)と対向電極(14)のみを示しているが、十分な
放電領域を確保するためには、複数組の放電電極(13)と
対向電極(14)を設け、それぞれを電源(15)に接続すると
よい。
は、実施形態1と同様にフィルタ(12)(例えばHEPA
フィルタやULPAフィルタ)が配置され、低温プラズ
マの作用で生成されたシリカ粒子を捕集するようにして
いる。
電極(13,14) に放電電圧を印加すると、両電極(13,14)
の間で無声放電が発生し、低温プラズマが生成される。
低温プラズマにより有機シリコンから生成されるシリカ
粒子は電気抵抗の非常に高い絶縁物であるが、無声放電
方式では電極(13,14) がもともと絶縁層(17)で覆われて
いるので、電極(13,14) にシリカが付着しても放電に対
して悪影響が及ぼされることはなく、安定した状態で放
電が行われる。
無声放電を採用しているので、シリカが電極に付着して
も放電性能が低下することはなく、安定した放電が可能
である。したがって、放電が不意に停止するようなこと
が起こらないので、有機シリコンを安定した状態で連続
して除去することができる。
の排気ガスを脱臭処理するに当たって、前もって排気ガ
ス中の有機シリコンを除去することにより、触媒の被毒
現象が生じるのを抑えることができ、触媒の交換を殆ど
不要にするか、その期間を大幅にのばすことが可能とな
る。このため、装置(1) のランニングコストが高くなる
のを抑えることも可能となる。
について、以下のような構成としてもよい。
スに含まれる有機シリコンを除去する場合について説明
したが、美容院などで用いる脱臭装置で、毛髪用のスプ
レー剤などに含まれる有機シリコンを除去するのに適用
してもよい。
は、無声放電やストリーマ放電に限らず、コロナ放電、
沿面放電、パックドベッド放電など、その他の放電方式
を採用してもよい。また、放電を起こすための高電圧電
源(15)は、直流電源(15)、交流電源(15)、またはパルス
電源(15)のいずれを用いてもよく、放電方式に適したも
のを採用するとよい。
において、加熱することにより活性化する熱触媒を用い
るようにしているが、この他に、プラズマにより活性化
するプラズマ触媒、光により活性化する光触媒など、そ
の他の触媒を用いてもよい。
に限定されるものではなく、例えば、Mn系触媒、Ni
系触媒、V系触媒、Mo系触媒、W系触媒、TiO2 系
触媒、BaTiO3 系触媒のような卑金属系触媒や、あ
るいは3元系触媒、Pt系触媒、Pd系触媒、Rh系触
媒のような貴金属系触媒など、種々の触媒を適宜選択し
て用いることが可能である。
している。この例では、プラズマ触媒を含有する触媒構
造体(21)を挟んで両側に、プラズマ発生手段としての放
電電極(23)と対向電極(24)とが配置され、両電極の間で
生成された低温プラズマがプラズマ触媒に作用するよう
にしている。放電電極(23)と対向電極(24)には、それぞ
れ、排気ガスが通過するようにメッシュ状の電極板が用
いられている。
ンガン酸化物と、鉄、セリウム、ユーロピウム、ランタ
ン、及び銅のうちの少なくとも1種の酸化物との混合物
または複合酸化物を含有したものを用いることができ
る。こうすると、触媒の組成物と、低温プラズマにより
生成される種々の活性種との相互作用で、臭気物質が極
めて効率よく分解されるので、分解性能を高めることが
できる。
図である。
略構成図である。
表す概略図である。
集に伴う粒子の濃度変化の様子を示すグラフである。
て濃度を計測した結果を示すグラフである。
コン除去部を示す側面図である。
段を示す斜視図である。
断面図である。
有機シリコン除去部のプラズマ発生部を示す斜視図であ
る。
リコン除去部を示す概略構成図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 気体中の臭気物質を触媒のもとで分解処
理する脱臭装置であって、 気体中に含まれる有機シリコンを除去するための有機シ
リコン除去部(10)を触媒の前段に備え、 有機シリコン除去部(10)は、放電により低温プラズマを
生成するプラズマ発生部(11)と、低温プラズマにより有
機シリコンから生成される二酸化珪素粒子を捕捉するフ
ィルタ(12)と、を備えていることを特徴とする脱臭装
置。 - 【請求項2】 プラズマ発生部(11)は、ストリーマ放電
により低温プラズマを生成するように構成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の脱臭装置。 - 【請求項3】 プラズマ発生部(11)の放電電極(13)に付
着する二酸化珪素膜を払拭する払拭手段(30)を備えてい
ることを特徴とする請求項2記載の脱臭装置。 - 【請求項4】 プラズマ発生部(11)は、無声放電により
低温プラズマを生成するように構成されていることを特
徴とする請求項1記載の脱臭装置。 - 【請求項5】 触媒が、加熱することにより活性化する
熱触媒により構成され、該熱触媒を加熱する加熱手段(2
1)を備えていることを特徴とする請求項1から4のいず
れか1記載の脱臭装置。 - 【請求項6】 触媒が、低温プラズマにより活性化する
プラズマ触媒により構成され、該プラズマ触媒の近傍で
低温プラズマを発生させるプラズマ発生手段(23,24) を
備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか
1記載の脱臭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001389462A JP4006998B2 (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | 脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001389462A JP4006998B2 (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | 脱臭装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003181278A true JP2003181278A (ja) | 2003-07-02 |
JP4006998B2 JP4006998B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=27597673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001389462A Expired - Fee Related JP4006998B2 (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | 脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4006998B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004321886A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Toshiba Home Technology Corp | 触媒反応装置 |
JP2005116202A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Daikin Ind Ltd | 放電装置及び空気浄化装置 |
JP2006192013A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 空気清浄装置 |
JP2008229592A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Nittetsu Mining Co Ltd | 液滴微粒子含有被処理気体の処理方法及び処理装置 |
JP2009039545A (ja) * | 2008-09-08 | 2009-02-26 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 静電霧化装置 |
JP2009202137A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Mitsubishi Electric Corp | 空気処理装置 |
KR101287062B1 (ko) * | 2005-02-02 | 2013-07-17 | 가부시키가이샤 세라프토 | 기능성 성분 함유 미스트의 발생장치 및 발생방법 |
WO2013183300A1 (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-12 | 株式会社共立 | ガス処理装置および方法 |
JP2014061396A (ja) * | 2013-10-21 | 2014-04-10 | Panasonic Corp | 静電霧化ミストによる脱臭方法 |
JP2019171255A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 国立大学法人東北大学 | 酸性ガス分離装置及び酸性ガス分離方法 |
CN113209822A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-08-06 | 龙岩烟草工业有限责任公司 | 废气净化系统 |
-
2001
- 2001-12-21 JP JP2001389462A patent/JP4006998B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004321886A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Toshiba Home Technology Corp | 触媒反応装置 |
JP2005116202A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Daikin Ind Ltd | 放電装置及び空気浄化装置 |
JP2006192013A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 空気清浄装置 |
KR101287062B1 (ko) * | 2005-02-02 | 2013-07-17 | 가부시키가이샤 세라프토 | 기능성 성분 함유 미스트의 발생장치 및 발생방법 |
JP2008229592A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Nittetsu Mining Co Ltd | 液滴微粒子含有被処理気体の処理方法及び処理装置 |
JP2009202137A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Mitsubishi Electric Corp | 空気処理装置 |
JP2009039545A (ja) * | 2008-09-08 | 2009-02-26 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 静電霧化装置 |
WO2013183300A1 (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-12 | 株式会社共立 | ガス処理装置および方法 |
JP2014061396A (ja) * | 2013-10-21 | 2014-04-10 | Panasonic Corp | 静電霧化ミストによる脱臭方法 |
JP2019171255A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 国立大学法人東北大学 | 酸性ガス分離装置及び酸性ガス分離方法 |
JP7143999B2 (ja) | 2018-03-27 | 2022-09-29 | 国立大学法人東北大学 | 酸性ガス分離装置及び酸性ガス分離方法 |
CN113209822A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-08-06 | 龙岩烟草工业有限责任公司 | 废气净化系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4006998B2 (ja) | 2007-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009202137A (ja) | 空気処理装置 | |
CN105864908A (zh) | 一种多级等离子体空气净化器 | |
JPWO2013065497A1 (ja) | 微生物・ウイルスの捕捉・不活化装置及びその方法 | |
JP2003181278A (ja) | 脱臭装置 | |
JP2004105306A (ja) | 一酸化炭素の酸化方法および装置 | |
JP2003017297A (ja) | 放電装置及びプラズマ反応器 | |
JP2002343535A (ja) | ガス処理装置 | |
JP2002336653A (ja) | プラズマ触媒反応器、空気浄化装置、窒素酸化物浄化装置、燃焼排ガス浄化装置、ダイオキシン分解装置、及びフロンガス分解装置 | |
CN112696777A (zh) | 一种等离子体空气净化机 | |
JP3632579B2 (ja) | 空気浄化装置 | |
JPH1147558A (ja) | 空気の浄化方法 | |
KR101799948B1 (ko) | 전기집진기와 오존 및 촉매를 이용한 일체형 수평식 악취제거장치 | |
KR100710693B1 (ko) | 공기 청정장치 | |
JP3945246B2 (ja) | 有機シリコン除去装置 | |
JPH10328575A (ja) | 空気清浄装置及び同装置用の集塵電極 | |
JP4253480B2 (ja) | 光触媒反応装置 | |
JP2001314730A (ja) | NOxの低減化方法および装置 | |
JP2004290882A (ja) | 空気浄化フィルタ及び空気浄化装置 | |
JP2009125122A (ja) | 空気浄化装置 | |
JP2002336645A (ja) | プラズマ触媒反応器、空気浄化装置、窒素酸化物浄化装置、及び燃焼排ガス浄化装置 | |
JP2004008517A (ja) | 空気浄化装置 | |
JP2009125123A (ja) | 空気浄化装置 | |
JPH02251226A (ja) | 空気清浄器 | |
JP2000279492A (ja) | ガス分解用構造体並びにこれを用いたガス分解装置及び空気調和装置 | |
JP2003135582A (ja) | 空気浄化装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070608 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070807 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070820 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |