JP4162451B2 - 電子部品の樹脂封止成形方法及び装置 - Google Patents

電子部品の樹脂封止成形方法及び装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上型と下型とから成る樹脂封止成形用金型を搭載した電子部品の樹脂封止成形装置を用いて、電子部品の被成形品を予め加熱して樹脂封止成形する電子部品の樹脂封止成形方法及び装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数個の電子部品を搭載したフープ材(長尺状のリードフレーム)における樹脂封止成形装置において、樹脂封止成形用金型の外部側面位置に設けられたプレヒート機構にて前記フープ材を予め加熱した後に前記金型間へ前記フープ材を供給して樹脂封止成形することが行われている。
【0003】
即ち、従来の前記した装置は、例えば、上型と下型とから成る樹脂封止成形用金型と、前記した両型間に前記フープ材を供給前に外部側面位置に設けられた前記フープ材を予め加熱するプレヒート機構と、前記フープ材を前記両型間に所定の張力にて張架させる該フープ材供給機構とが設けられている。
【0004】
また、前記した両型の金型面には、例えば、トランスファー成形により溶融樹脂を注入して前記フープ材を樹脂封止成形するキャビティ部が設けられていると共に、前記した下型には前記フープ材を供給セットするセット用凹所が設けられている。
また、前記した両型には、樹脂封止成形温度に加熱できるように加熱ヒータが埋設されていると共に、前記加熱ヒータで前記両型を前記樹脂封止成形温度に加熱させて、前記フープ材を樹脂封止成形するように構成されている。
従って、前記両型が型締めすることにより前記フープ材が前記した下型の金型面におけるセット用凹所に供給セットされて、前記加熱ヒータで前記両型を前記樹脂封止成形温度に加熱させて前記キャビティ部に溶融樹脂を注入して硬化させて、前記フープ材を硬化樹脂にて樹脂封止成形するように構成されている。
【0005】
また、前記したプレヒート機構は、前記被成形品を前記した金型の外部側面位置に固定された状態で設けられており、前記両型にて樹脂封止成形する所要範囲にある前記フープ材を予め前記プレヒート機構にて所定温度に加熱するように構成されている。
また、前記したフープ材供給機構は、前記プレヒート機構にて予め前記所定温度に加熱された前記した所要範囲のフープ材を所定の張力にて張架した状態で、前記両型が型締めをすることにより前記した両型間のセット用凹所に前記した所要範囲のフープ材を供給セットされるように構成されていると共に、前記両型が型締めした状態で前記した所要範囲のフープ材を樹脂封止成形して樹脂封止済の前記した所要範囲のフープ材を所定の張力にて張架して前記両型より送り出されるように構成されている。
【0006】
従って、まず、前記プレヒート機構にて前記した所要範囲にあるフープ材を予め前記所定温度に加熱し、次に、前記した所要範囲にある前記所定温度に加熱されたフープ材を所定の張力にて張架された状態で前記フープ材供給機構にて前記両型間へ供給し、次に、前記両型が型締めをすることにより前記した下型のセット用凹所に前記した所要範囲にあるフープ材を供給セットし、次に、前記両型が型締め状態で前記キャビティ部に前記溶融樹脂を注入して硬化させて前記した所要範囲にあるフープ材を硬化樹脂にて樹脂封止成形し、次に、前記両型間が型開きした状態で所定の張力にて張架された樹脂封止済の前記した所要範囲にあるフープ材を前記フープ材供給機構にて前記両型間より送り出されるように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記フープ材(長尺状のリードフレーム)に装着された電子部品の小型化・薄型化していることや、前記した電子部品を装着されたフープ材の厚み等が薄型化していることから、前記プレヒート機構にて予め加熱する前記した所要範囲のフープ材における前記所定温度を前記樹脂封止成形温度より高温や低温に設定して前記両型間へ前記した所要範囲のフープ材を供給すると、前記電子部品の破損や前記フープ材の反り等の不良が発生すると云う問題があった。
また、前記した金型の外部側面位置に固定され設けられたプレヒート機構で予め加熱された前記した所要範囲のフープ材における所定温度を前記樹脂封止成形温度に設定して前記両型間に供給したとしても、前記プレヒート機構から前記両型に供給されるまでの時間が長くなるので、前記所定温度に加熱された前記したフープ材(電子部品の被成形品)の所要範囲における温度制御を均一に維持することが非常に困難になると云う問題があった。
【0008】
即ち、本発明は、電子部品の被成形品における樹脂封止成形用装置を用いて、前記被成形品を予め所定温度に加熱して前記被成形品を樹脂封止成形する時に、予め加熱された前記被成形品を前記所定温度に効率良く均一に維持して、前記した電子部品の被成形品における破損・反り等の不良を効率良く防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記した技術的課題を解決するために本発明に係る電子部品の樹脂封止成形方法は、上型と下型とから成る樹脂封止成形用金型を搭載した電子部品の樹脂封止成形装置を用いて、複数個の電子部品が装着されたフープ材における所要範囲を予め加熱し、フープ材を上型と下型との間における所定位置に供給セットし、上型と下型とを型締めした後に複数個の電子部品を樹脂封止成形する電子部品の樹脂封止成形方法であって、プレヒート部を使用してフープ材における所要範囲を所定温度に加熱する工程と、プレヒート部とフープ材とを所定位置まで一体的に前進させる工程と、フープ材における所要範囲を所定位置に残してプレヒート部を所定位置から樹脂封止成形用金型の外側まで後退させる工程とを備えるとともに、プレヒート部は筒体状の形状を有し、プレヒート部が有する筒体状の形状の内部においてフープ材を該フープ材の周囲から加熱することを特徴とする。
【0010】
また、前記した技術的課題を解決するために本発明に係る電子部品の樹脂封止成形方法は、上述した樹脂封止成形方法において、プレヒート部とフープ材とは非接触状態にあることを特徴とする
【0011】
また、前記した技術的課題を解決するために本発明に係る電子部品の樹脂封止成形方法は、上述した樹脂封止成形方法において、プレヒート部とフープ材とは接触状態にあることを特徴とする
【0012】
また、前記した技術的課題を解決するために本発明に係る電子部品の樹脂封止成形装置は、フープ材に装着された複数個の電子部品を樹脂封止成形し上型と下型とから成る樹脂封止成形用金型と、フープ材における所要範囲を予め加熱するプレヒート機構とを含む電子部品の樹脂封止成形装置であって、プレヒート機構に設けられ、フープ材における所要範囲を所定温度に加熱するプレヒート部と、プレヒート機構に設けられ、上型と下型との間における所定位置と樹脂封止成形用金型の外側との間においてプレヒート部を進退自在にスライドさせるスライド部と、所定位置にフープ材を所定の張力にて張架して供給するフープ材供給機構とを備えるとともに、プレヒート部は筒体状の形状を有し、プレヒート部は該プレヒート部が有する筒体状の形状の内部に位置するフープ材を該フープ材の周囲から加熱し、フープ材供給機構はプレヒート部とフープ材とが一体的になった状態でフープ材を所定位置まで一体的に前進させ、スライド部はプレヒート部とフープ材とが一体的になった状態でプレヒート部を所定位置まで一体的に前進させ、スライド部はフープ材における所要範囲が所定位置に残った状態でプレヒート部を所定位置から樹脂封止成形用金型の外側まで後退させることを特徴とする。
【0013】
また、前記した技術的課題を解決するために本発明に係る電子部品の樹脂封止成形装置は、上述した樹脂封止成形装置において、プレヒート部とフープ材とは非接触状態にあることを特徴とする。
【0014】
また、前記した技術的課題を解決するために本発明に係る電子部品の樹脂封止成形装置は、上述した樹脂封止成形装置において、プレヒート部とフープ材とは接触状態にあることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1・図2・図3に基づいて、説明する。
なお、図1は、本発明に係る樹脂封止成形装置を概略的に示す。
また、図2は、図1に対応する前記装置要部を拡大して概略的に示す。
また、図3は、図1に対応する前記装置におけるプレヒート機構要部を拡大して概略的に示す。
【0016】
即ち、本発明に係る樹脂封止成形装置は、例えば、図1に示すように、可動上型2と可動下型3とから成る樹脂封止成形用金型1と、フープ材7(電子部品の被成形品)の所要範囲を予め所定温度に加熱する前記金型1外部にあるプレヒート機構6と、前記したフープ材7の所要範囲を前記両型2・3へ所定の張力にて張架させる該フープ材供給機構(図示しない)とが少なくとも設けられている。
また、前記した両型2・3間にある所要範囲のフープ材7とは、図1に示すように、例えば、四個の前記電子部品8の樹脂封止成形する部分(図1の二点鎖線で示す電子部品8を囲った部分)を被成形部分5として示している。
また、前記した所要範囲のフープ材7(被成形部分5)を前記両型2・3にて樹脂封止成形するのには、前記両型2・3が可動することにより前記した所要範囲のフープ材7を型締めするように構成されている。
【0017】
また、前記した金型1の両型2・3には、例えば、図1に示すように、トランスファー成形により溶融樹脂を注入して前記した所要範囲のフープ材7(被成形部分5)を樹脂封止成形する前記した両型2・3の金型面4にあるキャビティ部9と、前記両型2・3を樹脂封止成形温度に加熱する加熱ヒータ(図示しない)とが設けらている。
ここで、前記したキャビティ部9と加熱ヒータとは、前記した上型2と下型3との両方に設けられるように構成されているが、前記した上型2のみ或いは下型3のみに設けることも適宜に実施することが可能である。
【0018】
また、前記した金型1の下型3には、例えば、図1に示すように、前記した所要範囲のフープ材7を前記した下型3の金型面4における所定位置に供給セットできるセット用凹所10が設けられている。
ここで、前記したセット用凹所10は、図1で示すように、前記した下型3の金型面4に供給セットするように説明しているが、前記セット用凹所10を前記した両型2・3の金型面4両方に設けるか或いは上型2の金型面4のみに設けるように構成することも適宜に実施することが可能である。
【0019】
従って、前記した所要範囲のフープ材7を樹脂封止成形するのには、前記両型2・3を可動して型締めすることにより前記した下型3における金型面4の所定位置である前記セット用凹所10に前記した所要範囲のフープ材7を供給セットすると共に、前記した両型2・3に埋設された加熱ヒータで前記樹脂封止成形温度に前記両型2・3を加熱して、前記両型2・3を型締めした状態で前記キャビティ部9に当該溶融樹脂を注入して前記した所要範囲のフープ材7を樹脂封止成形して、前記両型間2・3が型開きした状態で樹脂封止済の前記した所要範囲のフープ材7を前記両型間2・3より送り出されるように構成されている。
【0020】
また、前述で示すプレヒート機構6は、例えば、図1に示すように、前記した所要範囲のフープ材7を予め所定温度に加熱するプレヒート部11と、前記した下型3の金型面4における所定位置と金型1外部との間を進退自在に前記プレヒート部11をスライドさせるスライド部14と、前記プレヒート部11を敷設されたスライド部14を固定支持する支持台15とが設けられている。
【0021】
また、前記したプレヒート機構6(プレヒート部11・スライド部14・支持台15)は、各別に着脱自在に設けられ構成されていると共に、前記したフープ材7を所定の張力にて張架した状態のままで、前記プレヒート機構6を取付け・取外しをすることができるように構成されている。
【0022】
また、前記したプレヒート部11は、例えば、図1に示すように、非接触状態にある前記フープ材7(電子部品8の被成形品)の所要範囲全体を覆うように構成されたヒータ管12と、前記したヒータ管12を前記スライド部14に取付ける取付台13とが設けられている。また、ヒータ管12は筒体状の形状を有していると共に、前記フープ材7の所要範囲全体を均一に前記所定温度に維持できるように構成されている。
ここで、前記ヒータ管12は筒体状の形状でなく、前記フープ材7の所要範囲全体を覆えるような形状で非接触状態にあれば、適宜変更して実施することも可能であると共に、部分的に前記フープ材7の所要範囲を予め前記所定温度に加熱するように適宜に実施することが可能である。
また、前記したフープ材7とヒータ管12とは、非接触状態にしているが、前記フープ材7の材質・形状等により接触させた(狭持させた)状態で、予め前記所定温度に加熱することが好ましい場合には適宜変更して実施することが可能である。
【0023】
また、前記したプレヒート部11にあるヒータ管12は、例えば、図1に示すように、前記両型2・3にて前記した所要範囲のフープ材7を樹脂封止成形する樹脂封止成形領域16に供給する前に予め前記所定温度に加熱する前記金型1外部にあるプレヒート領域17にて前記した所要範囲全体のフープ材7を前記所定温度に予め加熱するように構成されている。
また、前記した樹脂封止成形領域16とプレヒート領域17(図1で示す破線で囲った部分)とは、図1・図2で示すように同じ領域に形成するか、或いは、前記樹脂封止成形領域16より前記プレヒート領域17を大きい領域に形成して前記した所要範囲全体のフープ材7を前記ヒータ管12にて前記両型間2・3に供給する前に予め前記所定温度に均一に加熱できるように構成されている。
【0024】
従って、前記した所要範囲のフープ材7を前記両型間2・3へ供給する前に、まず、前記したプレヒート領域17にある所要範囲全体のフープ材7を前記ヒータ管12にて非接触状態で覆い前記所定温度に均一に予め加熱し(図1参照)、次に、前記した所定温度に加熱された所要範囲のフープ材7を前記両型間2・3へ前記該フープ材供給機構で所定の張力にて張架されて供給するのと同時に、前記スライド部14を介して前記した金型1外部にあるプレヒート部11(ヒータ管12・取付台13)がスライドするように構成されている。
【0025】
また、次に、前記した樹脂封止成形領域16とプレヒート領域17とが重なりあう前記下型3の金型面4における所定位置まで、前記した所定温度に加熱された所要範囲のフープ材7と前記ヒータ管12とが同時に供給され(図2参照)、次に、前記両型2・3の型締めすることにより前述した下型3における金型面4の所定位置であるセット用凹所10に前記した所要範囲のフープ材7を供給セットする。
このとき、前記ヒータ管12は、前述した型締め工程が完了(完全型締め)するまでの所定の時点まで、前記した所要範囲全体のフープ材7を非接触状態で覆って前記所定温度に均一に維持して前記両型間2・3の所定位置(下型3における金型面4の所定位置)に保持される。その後に、ヒータ管12は、前述した型締め工程が完了する前(両型2・3の金型面4とヒータ管12とが接触する前)に、図1に示す位置(金型1外部にあるヒータ管12が前記両型2・3に進入していない位置)まで退出して、次に樹脂封止成形される所要範囲全体のフープ材7を非接触状態で覆って予め前記所定温度に均一に維持するように構成されている。
【0026】
従って、非接触状態で予め前記所定温度に加熱して前記した所要範囲全体のフープ材7を覆うヒータ管12が、前記した金型1外部と両型2・3間の所定位置との間を進入・退出と往復動するので、予め加熱された所要範囲全体のフープ材7を前記所定温度に効率良く均一に維持して、前記した所要範囲のフープ材7における破損・反り等の不良を効率良く防止することができる。
【0027】
また、図示はしていないが、前記した両型2・3が完全型締めをすると、前記した下型3における金型面4の所定位置に前記該フープ材供給機構で所定の張力にて張架され供給セットされた予め前記所定温度に加熱された前記した所要範囲のフープ材7(被成形部分5)が、前記樹脂封止成形温度に加熱された前記両型2・3の金型面4にあるキャビティ部9に当該溶融樹脂を注入して前記被成形部分5を樹脂封止成形して、当該溶融樹脂が硬化して前記被成形部分5が硬化樹脂に形成されて、前記両型2・3が型開きして、前記硬化樹脂を形成された前記被成形部分5を前記金型1より離型して樹脂封止済の所要範囲にあるフープ材7を前記該フープ材供給機構で所定の張力にて張架されて前記金型1から送り出されるように構成されている。
【0028】
即ち、前述した構成にて連続的に前記所要範囲のフープ材7を予め加熱してから樹脂封止成形することが可能となるので、前記フープ材7(電子部品8の被成形品)の所要範囲全体を所定温度に効率良く均一に維持して、前記した所要範囲のフープ材7における破損・反り等の不良を効率良く防止することができる。
【0029】
また、前記フープ管12における他の実施例としては、図3に示すように、前記したフープ材7(電子部品8の被成形品)と非接触状態となるように加熱空間部21を構成すると共に、前記フープ材7全体を、例えば、加熱パイプ18・ヒータ19・断熱パイプ20という順序で前記所定温度に均一に維持するような構成にて加熱することも適宜可能である。
【0030】
また、本実施例における電子部品の被成形品は、前記したフープ材7(長尺状のリードフレーム)を採用して説明したが、短冊状のリードフレームを予め加熱して樹脂封止成形するのにも実施可能である。
また、前記した短冊状のリードフレーム全体が、前記した短冊状のリードフレームの所要範囲を示している共に、本実施例で説明した前記フープ材7の所要範囲と同様にして実施することができる。
このとき、前記した短冊状のリードフレーム全体(短冊状のリードフレームの所要範囲)を前記所定温度に前記プレヒート機構6にて予め加熱する場合には、前記した短冊状のリードフレーム全体を接触状態(狭持した状態)にして前記所定温度に均一に加熱した状態で、前記金型1外部から前記両型2・3の所定位置へ搬送する構成になる。
【0031】
また、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に変更・選択して採用できるものである。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品の被成形品における樹脂封止成形用装置を用いて、前記被成形品を予め所定温度に加熱して樹脂封止成形する時に、予め加熱された前記被成形品を前記所定温度に効率良く均一に維持して、前記した電子部品の被成形品における破損・反り等の不良を効率良く防止することができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係わる樹脂封止成形装置を概略的に示す概略斜視図である。
【図2】 図2は、図1に対応する前記装置要部を拡大して概略的に示す概略拡大縦断面図ある。
【図3】 図3は、図1に対応する前記装置における他の実施例のプレヒート機構要部を拡大して概略的に示す概略拡大縦断面図ある。
【符号の説明】
1 金型
2 上型
3 下型
4 金型面
5 被成形部分
6 プレヒート機構
7 フープ材
8 電子部品
9 キャビティ部
10 凹所
11 プレヒート部
12 ヒータ管
13 取付台
14 スライド部
15 支持台
16 樹脂封止成形領域
17 プレヒート領域
18 加熱パイプ
19 ヒータ(発熱体)
20 断熱パイプ
21 加熱空間部

Claims (6)

  1. 上型と下型とから成る樹脂封止成形用金型を搭載した電子部品の樹脂封止成形装置を用いて、複数個の電子部品が装着されたフープ材における所要範囲を予め加熱し、前記フープ材を前記上型と前記下型との間における所定位置に供給セットし、前記上型と前記下型とを型締めした後に前記複数個の電子部品を樹脂封止成形する電子部品の樹脂封止成形方法であって、
    プレヒート部を使用して前記フープ材における所要範囲を所定温度に加熱する工程と、
    前記プレヒート部と前記フープ材とを前記所定位置まで一体的に前進させる工程と、
    前記フープ材における所要範囲を前記所定位置に残して前記プレヒート部を前記所定位置から前記樹脂封止成形用金型の外側まで後退させる工程とを備えるとともに、
    前記プレヒート部は筒体状の形状を有し、
    前記プレヒート部が有する筒体状の形状の内部において前記フープ材を該フープ材の周囲から加熱することを特徴とする電子部品の樹脂封止成形方法。
  2. 前記プレヒート部と前記フープ材とは非接触状態にあることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の樹脂封止成形方法。
  3. 前記プレヒート部と前記フープ材とは接触状態にあることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の樹脂封止成形方法。
  4. フープ材に装着された複数個の電子部品を樹脂封止成形し上型と下型とから成る樹脂封止成形用金型と、前記フープ材における所要範囲を予め加熱するプレヒート機構とを含む電子部品の樹脂封止成形装置であって、
    前記プレヒート機構に設けられ、前記フープ材における所要範囲を所定温度に加熱するプレヒート部と、
    前記プレヒート機構に設けられ、前記上型と前記下型との間における所定位置と前記樹脂封止成形用金型の外側との間において前記プレヒート部を進退自在にスライドさせるスライド部と
    前記所定位置に前記フープ材を所定の張力にて張架して供給するフープ材供給機構とを備えるとともに、
    前記プレヒート部は筒体状の形状を有し、
    前記プレヒート部は該プレヒート部が有する筒体状の形状の内部に位置する前記フープ材を該フープ材の周囲から加熱し、
    前記フープ材供給機構は前記プレヒート部と前記フープ材とが一体的になった状態で前記フープ材を前記所定位置まで一体的に前進させ、
    前記スライド部は前記プレヒート部と前記フープ材とが一体的になった状態で前記プレヒート部を前記所定位置まで一体的に前進させ、
    前記スライド部は前記フープ材における所要範囲が前記所定位置に残った状態で前記プレヒート部を前記所定位置から前記樹脂封止成形用金型の外側まで後退させることを特徴とする電子部品の樹脂封止成形装置。
  5. 前記プレヒート部と前記フープ材とは非接触状態にあることを特徴とする請求項4に記載の電子部品の樹脂封止成形装置。
  6. 前記プレヒート部と前記フープ材とは接触状態にあることを特徴とする請求項4に記載の電子部品の樹脂封止成形装置。
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