JP4162333B2 - 監視システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、監視カメラにより撮像した撮像画像に基づき該監視カメラ周辺の監視を行う監視システムに関し、詳しくは、監視カメラによる撮像画像のゆれ補正を適正に行うことで有効な画像情報を収集することができるようにした監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、道路や鉄道、河川等においては、監視必要個所にITVカメラ等の監視カメラを設置し、該監視カメラで撮像した画像を収集することにより該道路や鉄道、河川等の状態を監視することが行われている。
【0003】
この監視カメラの設置に際しては、従来、
1)専用ポールを立てて、この専用のポールに監視カメラを取り付ける
2)照明灯ポール等の既存のポールを利用して監視カメラを取り付ける
等が行われている。
【0004】
しかし、専用ポールや照明灯ポール等に監視カメラを取り付ける場合、風や車両の通行等によりこのポール等にゆれが発生すると、このポール等のゆれにより監視カメラ本体がゆれ、これにより監視カメラの撮像画像にゆれが生じ、これが監視の妨げになるという問題があった。
【0005】
この監視カメラの撮像画像のゆれを補正する従来の手法としては、従来、監視カメラ本体に内蔵された画像処理によるゆれ補正手段が知られているが、この従来のゆれ補正手段によってはポール等に発生したゆれの程度、その特性に応じた最適なゆれ補正を行うことはできず、その結果、監視に耐えられる有効な画像情報を効率よく収集できないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、従来のこの種の監視カメラを用いた監視システムにおいては、監視カメラを取り付けるポール等に発生したゆれによる監視カメラ本体のゆれの程度、その特性に応じた最適なゆれ補正を監視カメラで行うことはできず、その結果、監視に耐えられる有効な画像情報を効率よく収集できないという問題があった。
【0007】
そこで、この発明は、監視カメラ本体のゆれの程度、その特性に応じた最適なゆれ補正を監視カメラにおいて行うことができるようにすることで監視に耐えられる有効な画像情報を効率よく収集することができるようにした監視システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、監視カメラにより撮像された撮像画像に基づき該監視カメラ周辺の監視を行う監視システムにおいて、監視カメラ本体に内蔵され、該監視カメラによる撮像画像のゆれ補正を行うゆれ補正手段と、前記監視カメラ本体のゆれを検出する振動検出手段と、前記振動検出手段により検出された前記監視カメラ本体のゆれ成分を解析するゆれ成分解析手段と、前記ゆれ成分解析手段の解析結果に応じて前記監視カメラのゆれ補正手段に対してゆれ補正モードを指示する指示手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ゆれ補正手段は、前記監視カメラ本体の1次の振動に適した第1のゆれ補正モードと2次の振動に適した第2のゆれ補正モードとを切替可能に有しており、前記ゆれ成分解析手段は、前記振動センサの検出出力に基づき前記監視カメラ本体のゆれの1次の振動が優勢か2次の振動が優勢かを判別し、前記指示手段は、前記ゆれ成分解析手段により1次の振動が優勢であると判別された場合は、前記ゆれ補正手段に前記第1のゆれ補正モードに切り替えることを指示し、2次の振動が優勢であると判別された場合は、前記ゆれ補正手段に前記第2のゆれ補正モードに切り替えることを指示することを特徴とする。
【0010】
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記監視カメラの周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、前記明るさ検出手段により検出された前記監視カメラの周囲の明るさが所定の基準値以下と判定された場合は前記監視カメラに対して感度を上げる指示を行う感度指示手段とを更に具備することを特徴とする。
【0011】
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記監視カメラに対してズーム指示があるかを検出するズーム指示検出手段と、前記ズーム指示検出手段により前記監視カメラに対してズーム指示がある場合は、前記ゆれ補正手段によるゆれ補正を禁止する手段とを更に具備することを特徴とする。
【0012】
また、請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記監視カメラに対して旋回指示があるかを検出する旋回指示検出手段と、前記旋回指示検出手段により前記監視カメラに対して旋回指示がある場合は、前記ゆれ補正手段によるゆれ補正を禁止する手段とを更に具備することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる監視システムの実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、この発明に係わる監視システムで採用される監視カメラを示す図である。
【0024】
図1において、監視カメラ装置10は、ITVカメラ(以下、単にカメラという)11、このカメラに取り付けられたレンズ12、カメラ11およびレンズ12を収容するカメラケース13、旋回台40を具備して構成される。この監視カメラ装置10は、カメラ取付ポール20に取り付けられたカメラ取付台30上に取り付けられる。
【0025】
上記構成において、この監視カメラ装置10は、レンズ12を介して撮像画像をカメラ11に取り込み、所望の撮像画像を得ることができるように構成されており、また、旋回台40による旋回によりこの監視カメラ装置10の周囲の画像をカメラ11により撮像することができ、さらに、レンズ12の制御により、ズーム制御も行うことができるように構成されている。
【0026】
また、カメラ11には、取り込んだ撮像画像の画像処理により、
1)取り込んだ撮像画像のゆれを補正する
2)取り込んだ撮像画像のゆれ量を検出する
ゆれ補正手段およびゆれ量検出手段が内蔵されている。
【0027】
すなわち、カメラ11内に内蔵されるゆれ補正手段およびゆれ量検出手段は、周知のぶれ補正機能を利用することにより構成されるもので、このぶれ補正機能においては、カメラ11に取り込んだ撮像画像の所定の領域を所定の周期で切り出し、この切り出した撮像画像を比較することにより取り込んだ撮像画像のゆれ量(ぶれ量)を検出し、この検出したゆれ量に基づき取り込んだ撮像画像を画像処理により補正することで、取り込んだ撮像画像から画像のゆれを補正するように構成されている。
【0028】
ここで、取り込んだ撮像画像のゆれ量は、上記画像のゆれを補正するために検出されたゆれ量から求めることができる。
【0029】
また、上記カメラ11による撮像画像のゆれの補正は、レンズのズーム位置、取り込んだ撮像画像の切り出し範囲、レンズ13の焦点距離等に依存する。
【0030】
そこで、この実施の形態においては、カメラ11により検出されたゆれ量に応じて上記レンズのズーム位置および撮像画像の切り出し範囲をそれぞれ指示できるとともに、上記レンズ13の焦点距離等の他のパラメータをゆれ補正パラメータとして指示できるように構成されている。
【0031】
また、この実施の形態において、監視カメラ装置10を取り付けるポール20に、このポール20の振動を検出する振動センサ50、監視カメラ装置10の周辺の明るさを検出する明るさセンサ60が設けられている。
【0032】
ここで、振動センサ50により検出されるポール20の振動は、この検出したポールの振動に基づき監視カメラ装置10本体の振動モードを判別して、例えば、カメラ11に取り込んだ撮像画像のカメラ11による切り出し周期等のゆれ補正モードを変更することで、カメラ11に内蔵されるゆれ補正手段によるゆれ補正を最適化するために用いられる。
【0033】
また、明るさセンサ60により検出された監視カメラ装置10の周辺の明るさは、カメラ11に内蔵されるゆれ補正手段によるゆれ補正を最適化するために、カメラ11の撮像感度を調整するために用いられる。
【0034】
なお、振動センサ50および明るさセンサ60は、ポール20に取り付けたが、監視カメラ10本体に取り付けるように構成してもよい。
【0035】
図2は、図1に示した監視システムにおけるゆれ補正制御を示すブロック図である。
【0036】
図2において、監視カメラ装置10のカメラ11には、上述したように、取り込んだ撮像画像のゆれを補正するゆれ補正手段であるゆれ補正部111および取り込んだ撮像画像のゆれ量を検出するゆれ量検出手段であるゆれ量検出部112が設けられている。
【0037】
また、監視カメラ装置10のレンズ12には、このレンズ12の制御によりズーム位置を制御するズーム位置制御部121が設けられている。
【0038】
また、監視カメラ装置10の旋回台40には、この旋回台40の旋回位置を制御する旋回制御部401が設けられている。
【0039】
制御部80は、監視カメラ装置10のカメラ11のゆれ量検出部112の検出出力、振動センサ50の検出出力、明るさセンサ60の検出出力、この監視カメラ装置10に遠隔して配置され、この監視カメラ装置10を遠隔操作する操作部70からの操作信号を入力し、監視カメラ装置10のカメラ11のゆれ補正部111に対してゆれ補正機能をON、OFFする制御信号および画面サイズ変更指示、ゆれ補正パラメータ変更指示、ゆれ補正モード指示等の指示を行うとともに、レンズ10のズーム位置制御部121にブーム位置変更指示、旋回台40の旋回制御部401に対して旋回制御指示を行う。
【0040】
ここで、この実施の形態の監視システムにおいて、制御部80は、振動センサ50の検出出力に基づき監視カメラ装置10本体のモードを判別してITVカメラ11に内蔵されるゆれ補正部111によるゆれ補正を最適化すべくゆれ補正部111に対して補正モードを指示するとともに、明るさセンサ60により検出された監視カメラ装置10の周辺の明るさに基づきカメラ11の撮像感度を調整してカメラ11に内蔵されるゆれ補正部111によるゆれ補正を最適化するように構成される。
【0041】
図3は、図2に示した制御部80の処理を示すフローチャートである。
【0042】
図3において、この制御部80の処理が開始されると、まず、制御部80は、操作部70により監視カメラ装置10に対するゆれ補正操作があるかを調べる(ステップ801)。ここで、監視カメラ装置10に対するゆれ補正操作がない場合は(ステップ801でNO)、監視カメラ装置10のカメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正は行わないので、ゆれ補正部111によるゆれ補正をOFFにして(ステップ809)この処理を終了する。
【0043】
ステップ801において、操作部70により監視カメラ装置10に対するゆれ補正操作があると判断された場合は(ステップ801でYES)、次に、操作部70により監視カメラ装置10のレンズ12に対するズーム制御操作があるかを調べる(ステップ802)。ここで、監視カメラ装置10のレンズ12に対するズーム制御操作がある場合は(ステップ802でYES)、レンズ12に対するズーム制御中は、カメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正を行っても正確なゆれ補正はできないので、ゆれ補正部111によるゆれ補正をOFFにして(ステップ809)この処理を終了する。
【0044】
ステップ802で、監視カメラ装置10のレンズ12に対するズーム制御操作がないと判断された場合は(ステップ802でNO)、次に、操作部70により監視カメラ装置10の旋回台40に対する旋回制御操作があるかを調べる(ステップ803)。ここで、監視カメラ装置10の旋回台40に対する旋回制御操作があると判断された場合は(ステップ803でYES)、旋回台40による旋回制御中は、カメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正を行っても正確なゆれ補正はできないので、ゆれ補正部111によるゆれ補正をOFFにして(ステップ809)この処理を終了する。
【0045】
ステップ803で、監視カメラ装置10の旋回台40に対する旋回制御操作がないと判断された場合は(ステップ803でNO)、次に、明るさセンサ60で検出した監視カメラ10の周辺の明るさが所定の基準値以下かを調べる(ステップ804)。ここで、明るさセンサ60で検出した監視カメラ10の周辺の明るさが所定の基準値以下である場合は、カメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正を行っても正確なゆれ補正はできないので、カメラ112感度アップの指示を行い(ステップ805)、ゆれ補正部111によるゆれ補正をOFFにして(ステップ809)この処理を終了する。
【0046】
ステップ804で、明るさセンサ60で検出した監視カメラ装置10の周辺の明るさが所定の基準値を越えていると判断されると(ステップ804でYES)、カメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正を行うかまたはカメラ11のゆれ補正部111に対して必要な指示を与えるかを判別するゆれ補正判別処理を実行する(ステップ806)。このステップ806のゆれ補正判別処理の詳細については後に図4のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0047】
ステップ806の処理により、カメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正を行うと判断された場合は(ステップ807でYES)、ゆれ補正部111によるゆれ補正をONにして(ステップ808)、この処理を終了する。しかし、ステップ806の処理により、カメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正を行わずに必要な指示を行うと判断された場合は(ステップ807でNO)、ゆれ補正部111によるゆれ補正をOFFにして(ステップ809)この処理を終了する。
【0048】
上記図3に示したフローチャートの処理は予め設定された所定の周期で繰り返し実行される。
【0049】
図4は、図3に示したステップ806のゆれ補正判別処理の詳細を示すフローチャートである。
【0050】
図4において、まず、カメラ11のゆれ量検出部112で検出された画像のゆれ量が、カメラ11のゆれ補正部111により補正可能範囲かを調べる(ステップ811)。
【0051】
ここで、カメラ11のゆれ量検出部112で検出された画像のゆれ量が、カメラ11のゆれ補正部111により補正可能範囲であると判別された場合は(ステップ811でYES)、カメラ11のゆれ補正部111に対してゆれ補正をONにするゆれ補正指示を与えて(ステップ812)、このゆれ補正判別処理を終了する。
【0052】
ステップ811で、カメラ11のゆれ量検出部112で検出された画像のゆれ量が、カメラ11のゆれ補正部111により補正可能範囲を越えている場合は(ステップ811でNO)、次に、ズーム位置を変更するか、すなわち、監視カメラ装置10のレンズ12のズーム位置を変更してもカメラ11のゆれ量検出部112で検出された画像のゆれ量が、カメラ11のゆれ補正部111により補正可能範囲に収まるようにする設定がなされているかを調べる(ステップ813)。ここで、ズーム位置を変更する設定がなされている場合は(ステップ813でYES)、ゆれ量検出部112で検出された画像のゆれ量が小さくなるように、具体的には、ズーム量を小さくするズーム位置変更指示をズーム位置制御部121に与えて(ステップ814)、このゆれ補正判別処理を終了する。
【0053】
また、ステップ813で、ズーム位置を変更する設定がなされていないと判断されると(ステップ813でNO)、次に、ゆれ補正のためにカメラ11のゆれ補正部111で切り出す画面サイズを変更するか、すなわち、カメラ11のゆれ補正部111で切り出す画面サイズを変更してもカメラ11のゆれ量検出部112で検出された画像のゆれ量が、カメラ11のゆれ補正部111により補正可能範囲に収まるようにする設定がなされているかを調べる(ステップ815)。ここで、画面サイズを変更する設定がなされている場合は(ステップ815でYES)、ゆれ量検出部112で検出された画像のゆれ量が小さくなるように、具体的には、切り出す画面サイズを小さくする画面サイズ変更指示をゆれ補正部111に与えて(ステップ816)、このゆれ補正判別処理を終了する。
【0054】
また、ステップ815で、画面サイズを変更する設定がなされていないと判断されると(ステップ815でNO)、次に、ゆれ補正のためにカメラ11のゆれ補正部111のゆれ補正パラメータを変更するか、すなわち、カメラ11のゆれ補正部111のゆれ補正パラメータを変更してもカメラ11のゆれ量検出部112で検出された画像のゆれ量が、カメラ11のゆれ補正部111により補正可能範囲に収まるようにする設定がなされているかを調べる(ステップ817)。ここで、ゆれ補正パラメータを変更する設定がなされている場合は(ステップ817でYES)、ゆれ量検出部112で検出された画像のゆれ量が小さくなるようにゆれ補正パラメータを変更するゆれ補正パラメータ変更指示をゆれ補正部111に与えて(ステップ818)、このゆれ補正判別処理を終了する。
【0055】
また、ステップ817で、ゆれ補正パラメータを変更する設定がなされていないと判断された場合は(ステップ817でNO)、振動センサ54の検出出力に基づき、監視カメラ装置10本体の振動モードを解析する(ステップ819)。そして、この解析に基づき監視カメラ装置10本体の振動について1次の振動が優勢であるか否かを調べる(ステップ820)。ここで、1次の振動が優勢であると判断されると(ステップ820でYES)、1次の振動補正モードをカメラ11のゆれ補正部111に指示し(ステップ821)、このゆれ補正判別処理を終了する。
【0056】
また、ステップ820で、1次の振動以外の2次の振動が優勢であると判断されると、2次の振動補正モードをカメラ11のゆれ補正部111に指示し(ステップ822)、このゆれ補正判別処理を終了する。
【0057】
すなわち、上述したように、カメラ11のゆれ補正部111では、カメラ11に取り込んだ撮像画像の所定の領域を所定の周期で切り出し、この切り出した撮像画像を比較することにより取り込んだ撮像画像のゆれ量を検出し、この検出したゆれ量に基づき取り込んだ撮像画像を画像処理により補正することで、取り込んだ撮像画像から画像のゆれを補正するように構成されているが、このゆれ補正部111におけるゆれ補正を最適化するためには、監視カメラ装置10本体の振動周波数に応じて撮像画像から所定の領域を切り出す周期等のゆれ補正パラメータを変更する必要がある。
【0058】
そこで、この実施の形態においては、カメラ11のゆれ補正部111に関して、1次の振動が優勢の場合のゆれ補正パラメータを用いたゆれ補正を1次振動補正モード、2次の振動が優勢の場合のゆれ補正パラメータを用いたゆれ補正を2次振動補正モードとして設定しておき、ステップ820で1次の振動が優勢であると判断された場合は、カメラ11のゆれ補正部111に対して1次振動補正モードを指示し、2次の振動が優勢であると判断された場合は、カメラ11のゆれ補正部111に対して2次振動補正モードを指示することで、ゆれ補正部111におけるゆれ補正を最適化するように構成されている。
【0059】
なお、ここでは、監視カメラ装置10本体の1次の振動と2次の振動について着目したが、3次以上の振動モードを考慮するように構成してもよい。
【0060】
図4のゆれ補正判別処理により、ステップ811で画像のゆれ量は補正可能範囲であると判断され(ステップ811でYES)、ステップ812でゆれ補正指示がなされた場合は、図3のステップ807でゆれ補正を行うと判断され、ステップ808でカメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正がONにされる。
【0061】
しかし、ステップ811で、画像のゆれ量は補正可能範囲でないと判断された場合は(ステップ811でNO)、図3のステップ809でカメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正がOFFにされるが、再び図3の処理が実行された結果、図4のステップ811で、画像のゆれ量は補正可能範囲であると判断されると(ステップ811でYES)、ステップ812でゆれ補正指示がなされ、この結果、図3のステップ807でゆれ補正を行うと判断され、ステップ808でカメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正がONにされる。
【0062】
図5は、図2に示した監視カメラ装置10においてカメラ11のゆれ補正部111によるゆれ補正可能範囲とゆれ補正部111で切り出す画像サイズとの関係を示した図である。
【0063】
図5において、Sは、カメラ11の撮像範囲を示し、SCは、ゆれ補正のためにカメラ11の撮像範囲Sから切り取られる範囲(画面サイズ)を示す。
【0064】
図5に示すように、ゆれ補正可能範囲は、カメラ11の撮像範囲Sから切り取られる画面サイズSCが大きくなると小さくなり、反対に小さくなると大きくなる。
【0065】
そこで、図4のステップ816に示した画面サイズ変更指示においては、カメラ11のゆれ量検出部112で検出したゆれ量がゆれ補正可能範囲を外れた場合は、画面サイズを小さくするように制御する。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、監視カメラ本体に発生したゆれの程度、その特性に応じた最適なゆれ補正を行うことができるので、監視に耐えられる有効な画像情報を効率よく収集することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる監視システムで採用される監視カメラ装置を示す図である。
【図2】図1に示した監視システムにおけるゆれ補正制御を示すブロック図である。
【図3】図2に示した制御部の処理を示すフローチャートである。
【図4】図3に示したゆれ補正判別処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】図2に示した監視カメラ装置においてカメラのゆれ補正部によるゆれ補正可能範囲とゆれ補正部で切り出す画像サイズとの関係を示した図である。
【符号の説明】
10 監視カメラ装置
11 ITVカメラ(カメラ)
12 レンズ
20 ポール
30 カメラ取付台
40 旋回台
50 振動センサ
60 明るさセンサ
70 操作部
80 制御部
111 ゆれ補正部
112 ゆれ量検出部
121 ズーム位置制御部
401 旋回制御部

Claims (5)

  1. 監視カメラにより撮像された撮像画像に基づき該監視カメラ周辺の監視を行う監視システムにおいて、
    監視カメラ本体に内蔵され、該監視カメラによる撮像画像のゆれ補正を行うゆれ補正手段と、
    前記監視カメラ本体のゆれを検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段により検出された前記監視カメラ本体のゆれ成分を解析するゆれ成分解析手段と、
    前記ゆれ成分解析手段の解析結果に応じて前記監視カメラのゆれ補正手段に対してゆれ補正モードを指示する指示手段と
    を具備することを特徴とする監視システム。
  2. 前記ゆれ補正手段は、
    前記監視カメラ本体の1次の振動に適した第1のゆれ補正モードと2次の振動に適した第2のゆれ補正モードとを切替可能に有しており、
    前記ゆれ成分解析手段は、
    前記振動センサの検出出力に基づき前記監視カメラ本体のゆれの1次の振動が優勢か2次の振動が優勢かを判別し、
    前記指示手段は、
    前記ゆれ成分解析手段により1次の振動が優勢であると判別された場合は、前記ゆれ補正手段に前記第1のゆれ補正モードに切り替えることを指示し、2次の振動が優勢であると判別された場合は、前記ゆれ補正手段に前記第2のゆれ補正モードに切り替えることを指示する
    ことを特徴とする請求項1記載の監視システム。
  3. 前記監視カメラの周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、
    前記明るさ検出手段により検出された前記監視カメラの周囲の明るさが所定の基準値以下と判定された場合は前記監視カメラに対して感度を上げる指示を行う感度指示手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の監視システム。
  4. 前記監視カメラに対してズーム指示があるかを検出するズーム指示検出手段と、
    前記ズーム指示検出手段により前記監視カメラに対してズーム指示がある場合は、前記ゆれ補正手段によるゆれ補正を禁止する手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の監視システム。
  5. 前記監視カメラに対して旋回指示があるかを検出する旋回指示検出手段と、
    前記旋回指示検出手段により前記監視カメラに対して旋回指示がある場合は、前記ゆれ補正手段によるゆれ補正を禁止する手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の監視システム。
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