JP4161738B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、集塵部の内面に付着した塵埃を除塵する除塵手段を有する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の集塵部の除塵手段を有する電気掃除機は、コイルとコアで形成された電磁石の磁界により振動する振動子からなる除塵手段の振動面を、掃除機本体内の集塵室内に着脱自在に装着された塵埃を捕集する集塵袋の、吸引風を発する電動送風機を配設した電動送風機室に連通する連通部に対向する外面、すなわち前記電動送風機の吸気口部側で塵埃が強く付着する側の外面に臨ませた構成をなし、スイッチ手段からの信号で、制御手段が任意の所定時間前記コイルを断続的に通電することで、その期間前記電磁石が振動子の吸引、乖離を繰り返して振動子に振動を与える。
【0003】
これにより、振動子の振動面が集塵袋の外面を叩くことで、集塵袋の内面に付着した塵埃を除塵している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−91962号公報(第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、使用者にはスイッチ手段により除塵手段が作動してもその作動状態を確認する手段がないため、除塵手段が本当に正しく作動しているかが判らず、使用者に不安感を抱かせるものであった。
【0006】
また、前記制御手段が定める任意の所定時間において所定の動作が滞りなく実行された場合は、電動送風機の吸気口部に面する集塵袋の面に付着した塵埃を除塵して電動送風機の吸い込み力の低下を防止するという目的は達し得るが、前述したように使用者は、除塵手段が動作していることが判らないため、制御手段が定める任意の所定時間が経過しないうちに、使用者が掃除機の電源を抜いてしまった場合は、意図した除塵が行えないまま除塵手段が停止してしまい、吸い込み力低下を防止するという本来の目的が達せられないという課題もあった。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するもので、使用者に、除塵手段の作動状態を認知させることで、使用性を向上するとともに、確実に集塵部の内面に付着した塵埃を除塵できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、吸込風を発する電動送風機と、塵埃を捕集する集塵手段と、前記集塵手段に付着した塵埃を除塵する除塵手段とを備え、前記除塵手段は、前記集塵手段に除塵動作を与える除塵部と、前記除塵部と連結した第二の可動部と、前記第二の可動部を振動させる第一の可動部とからなり、前記第一の可動部の少なくとも一部が前記第二の可動部内に隙間を形成して配され、前記第一の可動部を前記隙間以上に振動させることにより、前記第2の可動部を振動させると共に、第一の可動部と第二の可動部の接触により音を発することを特徴とする電気掃除機で、前記除塵部が作動したとき、前記動力伝達経路から音が発生するため、別途報知手段を設けなくとも、使用者は除塵手段の動作が確認できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、吸込風を発する電動送風機と、塵埃を捕集する集塵手段と、前記集塵手段に付着した塵埃を除塵する除塵手段とを備え、前記除塵手段は、前記集塵手段に除塵動作を与える除塵部と、前記除塵部と連結した第二の可動部と、前記第二の可動部を振動させる第一の可動部とからなり、前記第一の可動部の少なくとも一部が前記第二の可動部内に隙間を形成して配され、前記第一の可動部を前記隙間以上に振動させることにより、前記第2の可動部を振動させると共に、第一の可動部と第二の可動部の接触により音を発することを特徴とする電気掃除機で、前記可動部が動作したとき、前記可動部から音が発生するため、別途報知手段を設けなくとも、使用者は除塵手段の動作が確認できる。
【0010】
本発明の請求項2記載の発明は、第一の可動部と第二の可動部との間に、軟質部材を設けたもので、振動量に影響を与えず共振ポイントの調整が可能となる為、クリクションにより発する音の音量及び音色調整が可能となり製品仕様の多様性が向上する。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
【0012】
図1および図2に示すように、掃除機本体1は、外郭を形成する上方開口した下カバー2の前方に、塵埃を捕集する集塵手段3を収納する集塵室4と、後方に吸引風を発生する電動送風機5を収納する電動送風機室6を設け、前記電動送風機室6の上方を上カバー7により覆い、また前記集塵室4の上方へは、前記上カバー7に軸支して開閉自在に回動する蓋体8を設け構成されている。
【0013】
前記集塵手段3は、硬質材で形成した固定部9と軟質材で通風性を有し、袋状に形成した集塵袋なる集塵部10により構成され、前記集塵室4の前方には逆止弁11を保持した前壁12が形成され、その集塵室4側下方には断面が略L字状の保持リブ13をコの字状に設けている。また、その上方にはバネ14に付勢し軸支して回動する固定部押さえ15が配設されており、これらは前記集塵手段3を収納するための保持手段としての機能を有している。
【0014】
前記集塵手段3の固定部9下端を前記保持リブ13に挿入し、その後固定部9の上端枠へ固定部押さえ15を回動し爪部16の引っ掛けにより保持を達成し、収納を行うものとしている。また、その際前記固定部9は、逆支弁11と密着した状態で保持されるものとなり、塵埃を補集する集塵手段3と集塵室4とのタイトが確立し、ゴミもれ対策が行えるものとなっている。
【0015】
次に前記電動送風機6は、クッション前21及びクッション後22を介して下カバー2と上カバー7とで狭持している。また集塵室4を仕切る仕切壁23を下カバー2及び蓋体8に相対するように設けており、この仕切壁23同士の間にパッキン24を介して空気のタイトを行い気密性を確保している。集塵室4と電動送風機室6とは仕切壁23によって仕切られており、仕切壁23に設けた連通口26を経て集塵室4と空気が連通するようにしている。前記連通口26と電動送風機6の吸引口5aとを対向させて配置させ、この連通口26には格子状にリブ27を形成している。
【0016】
前記連通口26の吸気上流側にあたる集塵室4内には、下カバー2より立設し収納された集塵手段3の集塵部10外面に臨んで、振動動作を与えるための除塵部である振動板28を有した除塵手段30が設けられている。
【0017】
振動装置31は、集塵室4下方の下カバー2下部内に格納され蓋カバー29で固定されており、振動装置31の本体ケース32からは、第一の可動部33より立設した中空円柱状のアーム34が集塵室4内へ突出しており、このアーム34に格子形状をなす振動板28の下部にある突起36が挿入嵌合されている。振動板28は、仕切壁23の連通口26に面する集塵部10の外面に臨んだ位置に配設しているため、集塵部10を通過して連通口26から吸引される吸引風を遮らないように複数の開口部を有し格子形状となっている。
【0018】
また、図3および図4に示すように、アーム34はリング状のゴム製ブッシング37を介して本体ケース32に固定されている。また、動力伝達手段は以下のように構成されている。本体ケース32内には、電磁石38と電磁石39の吸引作用面と対向して平行に配置された磁石40を先端部に固着した第一の可動部33が内蔵されており、第一の可動部33の磁石40と反対側の一端はゴム製のスリーブ41を介してネジ42により、第一の可動部33が回動自在となるように本体ケース32に固定されている。また、回動軸を前記第一の可動部33と同一とし、前記アーム34を有する第二の可動部61を、前記第一の可動部33の内方に配置させていて、前記両部品の間には隙間を形成し、振動方向(移動方向)にガタツキを設けるクリクション構成としている。また前記第一の可動部33と前記第二の可動部61間には、軟質部材62を配している。
【0019】
振動制御回路によりスイッチがONされ電磁石38にAC100V電源が通電されると、電磁石39に生じた磁界により先端部に磁石40を固着した第一の可動部33はネジ42で固定した一端を支点として振動する。第二の可動部61の一部を前記第一の可動部33の内方に配置させていて、前記両部品の間には隙間を形成しているため、前記第一の可動部33が両部品の間の隙間以上振動すると、前記第二の可動部61も、第一の可動部33はネジ42で固定した一端を支点として、前記第一の可動部33とともに振動することになり、前記第二の可動部61はアーム34を有しているため、前記アーム34がゴム製ブッシング37を前後に撓ませながら矢印53、54方向へAC100V電源の電源周波数(50Hzまたは60Hz)に応じた周期で振動する。その振動はアーム34を介して振動板28に伝えられ、振動板28も同様に矢印51、52方向へ振動し、集塵手段3の集塵部10の外面を振動させ除塵を行なうものである。
【0020】
上記構成によって、第二の可動部61と第一の可動部33の間には隙間を形成し振動方向にガタツキを生ずるクリクション構成としていることにより、前記可動部部品同士のガタツキによる接触から音が発生することで、使用者は動作音を確認できるため、報知手段としての機能も達成できる。
【0021】
また、集塵部10の容積変化に伴う押し圧変化で、振動板28の動作の変動が第二の可動部61に影響を与えても、第一の可動部33との間に設けたクリクション部での動作には影響が加わらない為、音の発生は安定して継続可能となり、使用者は動作音を確認できる。
【0022】
また、第二の可動部61と第一の可動部33の間に軟質部材62を取りつけることにより、振動量に影響を与えず共振ポイントの調整が可能となる為、クリクションにより発する音の音量及び音色調整が可能となり製品仕様の多様性が向上する。
【0023】
なお、第一の可動部33と第二の可動部61との配置関係は、第一の可動部33の少なくとも一部が、第二の可動部61内に配されていて、第一の可動部33が振動したとき、第二の可動部61と接触すればよい。
【0024】
また、本実施例においては、動力伝達手段である第一の可動部33と第二の可動部61との振動方向(移動方向)にガタツキ(隙間)を設けるクリクション構成としたが、振動板28とアーム34との振動方向(移動方向)にガタツキ(隙間)を設けるクリクション構成でもよく、要は、除塵部である振動板28から動力伝達手段である第二の可動部61や第一の可動部33までの、動力伝達経路に隙間を設けて部品を配設したことで、前記振動板28が作動時、音が発生すれば良いのである。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、使用者に、除塵手段の作動状態を認知させることで、使用性を向上するとともに、確実に集塵部の内面に付着した塵埃を除塵できる電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す掃除機本体の側断面図
【図2】 同蓋体を外した状態の本体の斜視図
【図3】 同下カバーおよび除塵手段の部品構成を示した斜視図
【図4】 同除塵手段の振動装置の拡大図
【符号の説明】
1 掃除機本体
3 集塵手段
5 電動送風機
28 振動板(除塵部)
30 除塵手段
33 第一の可動部
61 第二の可動部
Claims (2)
- 吸込風を発する電動送風機と、塵埃を捕集する集塵手段と、前記集塵手段に付着した塵埃を除塵する除塵手段とを備え、前記除塵手段は、前記集塵手段に除塵動作を与える除塵部と、前記除塵部と連結した第二の可動部と、前記第二の可動部を振動させる第一の可動部とからなり、前記第一の可動部の少なくとも一部が前記第二の可動部内に隙間を形成して配され、前記第一の可動部を前記隙間以上に振動させることにより、前記第2の可動部を振動させると共に、第一の可動部と第二の可動部の接触により音を発することを特徴とする電気掃除機。
- 第一の可動部と第二の可動部との間に、軟質部材を設けた請求項1に記載の電気掃除機。
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