JP4161357B2 - 家庭用精米機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、比較的小容量の米を搗精(とうせい)するための家庭用精米機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、比較的小容量の米を搗精する精米機として、例えば、特開昭49−35150号公報及び特開昭59−46141号公報に開示されたものがある。
【0003】
上記特開昭49−35150号公報の構成を述べると、搗精タンクを比較的小容量の縦方向の円筒形に形成し、底部に、縦軸で回転することにより該タンク内に装入せしめた米粒を内壁面に向け押圧しながら上昇せしめる回転翼を軸架し、タンクの内壁面には、ゴムなどの弾性資材よりなる複数本の突条を、適宜な間隔をおいて該タンクの軸方向に整列させるか、または該方向に幾分傾斜させて螺旋状に取り付けるものである。これにより、回転翼の回転を上げて、搗精能力を向上する際に、砕米の発生を防止して迅速に搗精することが可能な小型の精米機を提供できるものである。
【0004】
また、特開昭59−46141号公報の構成を述べると、上部に開口した臼型容器の底壁部中央に回転自在に軸止した縦軸に、複数個の攪拌突片をほぼ放射状に配設した螺状精白転子を軸装したものである。これにより、縦軸の支持機構を簡略して騒音を低減し、除糠作用を効率的に実施できるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の精米機によれば、通常の家庭における一回の炊飯量である、数合乃至一升までの範囲の搗精容量に適しており、学生や単身赴任者など一人暮らしの人にとって必要な一回の炊飯量、つまり一合程度の少量の米を搗精するためには適していなかった。すなわち、一合程度の少量の米を搗精する場合、上記特開昭49−35150号公報の精米機では、搗精タンクが縦方向の円筒状であるため、投入された米が底部に薄層となって堆積するので、回転翼による搗精圧力が作用しにくく、白度が向上しない欠点がある。また、特開昭59−46141号公報の精米機では、攪拌用突片が横方向に設けた短冊状であるから、投入された米が少量の場合、米粒が円周方向に飛び散って砕米が発生する虞(おそれ)があった。
【0006】
本発明は、上記問題点にかんがみ、一合程度の少量の米を搗精する場合であっても、砕米が発生しにくく、また、白度が確実に向上する効率のよい家庭用精米機を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、搗精用の臼形容器(4)と、該臼形容器(4)を包囲する集糠容器(10)とを着脱可能に収容する外枠(2a)とを設け、前記臼形容器(4)の底部(8)中央には、横搬送面(13A),縦搬送面(13B)及び投げ上げ面(13C)からなる攪拌用突片(13)を備えた縦軸(12)を回転自在に立設し、前記外枠(2a)下部の基台(2)には、前記縦軸(12)を駆動させる駆動手段(3)を内蔵し、前記臼形容器(4)の少なくとも下部周壁を除糠用多孔壁(6)となすとともに、該下部周壁部を、その内径(d)が前記臼形容器(4)上縁部の内径(D)よりも小さい筒状部(7)に形成する一方、該筒状部(7)内に前記攪拌用突片(13)を位置させ、前記筒状部(7)の内径(d)を、該筒状部(7)内への一合程度の米粒の投入によって、前記攪拌用突片(13)の横搬送面(13A)及び縦搬送面(13B)がほぼ埋まる高さ基準で設定し、さらに、前記臼形容器(4)の底部(8)の形状を任意の多角形状に形成し、該臼形容器(4)の底部(8)と前記筒状部(7)とを接続する、という技術的手段を講じた。
【0008】
これにより、一合程度の少量の米を搗精する場合であっても、砕米が発生しにくく、また白度が確実に向上する。つまり、一合程度の玄米を臼形容器(4)に投入すると除糠用多孔壁(6)下端の筒状部(7)に貯留され、該筒状部(7)の内径(d)が、一合程度の米粒の投入によって、前記攪拌用突片(13)の横搬送面(13A)及び縦搬送面(13B)がほぼ埋まる高さ基準で設定されているので、少量の玄米であっても薄層で堆積されることはなく、筒状部(7)には攪拌用突片(13)の横搬送面(13A)及び縦搬送面(13B)がほぼ隠れる程度の高さの層厚で堆積される。このため、攪拌用突片(13)による搗精圧力が確実に作用して白度が向上する。さらに、臼形容器(4)の底部(8)の形状を任意の多角形に形成してあるから、多角形の辺付近では、攪拌用突片(13)の横搬送面(13A)突端から筒状部(7)までの間隙が狭いために米の押し付け力が強くなって搗精が活発に行われ、また、多角形の角頂付近では、攪拌用突片(13)の横搬送面(13A)突端から筒状部(7)までの間隙が広いために米の押し付け力が弱くなって、米が自由運動し易くなり、米の攪拌が活発に行われる。以上のように、強・弱の押しつけ力が交互に作用されることになり、搗精ムラが少なく、効率よく搗精が行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は家庭用精米機の内部構造を示す中央縦断面図である。符号1は家庭用精米機であり、符号2は、下部に駆動源となるモータ3等を収容し、上部に臼形容器4等を収容する基台である。臼形容器4は、蓋5の取り外しで上部を開口することが可能なホッパー状に形成してあり、この臼形容器4の少なくとも下部周壁を除糠用多孔壁6に形成している。そして、この除糠用多孔壁6の下部周壁部は、その内径dが前記臼形容器4上端縁の内径Dよりも小さい筒状部7(内径d)に形成する。符号8は無孔状の底部であり、その形状を任意の多角形状に形成するとよい(図8、図10参照)。符号9は臼形容器4を集糠容器10に固定する固定手段である。符号23は集糠容器10の突起部であり、該突起部23の外周に円筒部7の固定手段9を嵌合させて多角形状の底部8を固定するのである。
【0010】
前記臼形容器4の外周は、円筒状の集糠容器10により包囲する。この時、除糠用多孔壁6の下部周壁が、径の小さい筒状部7(内径d)に形成してあるから、臼形容器4と集糠容器10との間隙に除糠室11が形成される。そして、臼形容器4は突起部23と集糠容器10上端部により外枠2aに固定される。図2は臼形容器内に備えた攪拌用突片の分解組立図であり、臼形容器4の底部8中央に、縦軸12を回転自在に軸架する軸受部24を備え、前記縦軸12には、複数個の攪拌用突片13を放射状に備える精米用縦軸25を軸装し、縦軸12の下部にモータ3からの回転力を切り離し可能な継手14の一方側を接続する。
【0011】
次に、図1により基台2に収容された駆動源等の構成を説明する。基台2には回転数を変更可能なモータ3を収容するとともに、縦軸12の直下に軸受15により回転自在な縦軸16を立設する。そして、モータ3のモータ軸27にはモータプーリ17を軸装する一方、縦軸16の上部には中継プーリ18を、該中継プーリ18の上部には前記継手14の他方側継手26を軸装する。モータプーリ17と中継プーリ18との間には、ベルト19を巻装し、モータ3の回転力が縦軸16へ、例えば、減速比1対3で伝達するように形成する。符号20は縦軸16の回転数を検出する回転センサであり、符号21は家庭用精米機の制御装置であり、符号22は操作盤である。操作盤22には、精米機のオン・オフを切換える運転スイッチ28、1合から5合までの5段階の搗精量を設定できる搗精量スイッチ29、再搗精(3ぶ)から胚芽までの5段階の白度を設定する白度スイッチ30及び各スイッチで設定したときに点灯するLED31が備えられている(図5参照)。
【0012】
図3は前記臼形容器4の筒状部7周辺の拡大断面図であり、この図2により攪拌用突片13の形状を詳細に説明する。攪拌用突片13は、円筒部7内に堆積した米粒を円筒部7の内周面に搬送する横搬送面13Aと、該横搬送面13Aで搬送した米粒を前記円筒部7に沿って上昇させる縦搬送面13Bと、該縦搬送面13Bで搬送した米粒を前記臼形容器4の傾斜面6Aに投げ上げる投げ上げ面13Cとを備えた形状である。
【0013】
図4は家庭用精米機の内部構成の脱着状態を示す概略部品図である。この図4を参照すれば、臼形容器4及び集糠容器10が外枠2aから一体で着脱可能であり、また、臼形容器4と集糠容器10とが分離可能となることが分かり、搗精終了後に米粒と糠の持ち運びが可能で、使用後のメンテナンスも簡単に行える。符号4Aは臼形容器4上部周縁に設けた、臼形容器4を集糠容器10に載置するためのフランジであり、符号10Aは集糠容器10上部周縁に設けた、外枠2aから取り出す際の把手用の鍔部である。
【0014】
また、図5は搗精量スイッチ29及び白度スイッチ30の設定の組み合わせにより、モータ3を制御する構成のブロック図を示すものである。符号32は中央制御装置(CPU)であり、入力側に搗精量スイッチ29、白度スイッチ30及び回転センサ20が接続されている。符号33は記憶装置(ROM)であり、搗精量及び白度の設定によりモータの回転数と駆動時間が予め記憶されている(表1参照)。
【表1】
Figure 0004161357
この記憶装置(ROM)33は前記中央制御装置(CPU)32と接続され、データを読み出し可能に構成されている。中央制御装置(CPU)32の出力側にはモータ3が接続され、モータ3の回転数と駆動時間が制御される。モータ3は、例えば、200W程度の交流モータを使用すれば、出力が大きいので、搗精量の多小に拘わらず対応が可能である。
【0015】
次に、上記構成における本発明の家庭用精米機の作用を説明する。一合程度の少量の米を搗精する場合、蓋5を取り外し、臼形容器4の開口面から計量カップなどで計量した玄米を投入すると、除糠用多孔壁6の筒状部7に貯留される。このとき、筒状部7の内径が比較的小さく形成されているので(内径d)、少量の玄米であっても薄層で堆積することはなく、攪拌用突片13がほぼ隠れる程度の高さの層厚で堆積される。次に、蓋5を臼形容器4に嵌め、操作盤22の搗精量スイッチ29により搗精量を「一合」に設定するとともに、白度スイッチ30により白度を例えば「白米」に設定し、更に、運転スイッチ28をオンにして搗精を開始する。すると、中央制御装置(CPU)32が記憶装置(ROM)33のデータを読み出し、モータ3に伝達する。例えば、搗精量を「1合」、白度を「白米」に設定すると、回転数が2,600rpm、駆動時間が100秒と読み出され(表1参照)、モータ3を駆動する。
【0016】
モータ3の回転力がベルト19を介して縦軸16に伝達されると、継手26,継手14を経て臼形容器4内の縦軸12に伝達される(このときの縦軸12の回転数は、減速比が1対3であるから、約860rpmである)。これにより、縦軸12に軸装した攪拌用突片13が回転するが、投入された玄米により攪拌用突片13がほぼ隠れる程度に堆積されているので、十分な搗精力が与えられることになる。この搗精状態を説明すると、攪拌用突片13の横搬送面13Aの回転により円筒部7内周方向に押し出され、次いで、縦搬送面13Bの回転により円筒部7の内周面を旋回しながら上昇され、更に、投げ上げ面13Cにより臼形容器4の傾斜面(除糠用多孔壁6A)に投げ上げられる。これにより、米粒は臼形容器4内で大きな循環軌跡を形成して搗精が行われるので(図6の破線で示す軌跡を参照)、米粒が円周方向に飛び散って砕米が発生する虞(おそれ)は少なくなり、仕上がり白度も設定した白度と同様になる。
【0017】
更に、臼形容器底部8の形状を任意の多角形に形成してあるから、多角形の辺付近では、攪拌用突片13の横搬送面13A突端から筒状部7までの間隙が狭いために米の押し付け力が強くなって搗精が活発に行われ、多角形の角頂付近では、攪拌用突片13の横搬送面13A突端から筒状部7までの間隙が広いために米の押し付け力が弱くなり、米が自由運動し易くなり、米の攪拌が活発に行われる。以上のように、強・弱の押しつけ力が交互に作用されることになり、搗精ムラが少なく、効率よく搗精がわれる。これを図8を参照して詳細に説明する。
【0018】
図8は蓋5を取り外して臼形容器4を上方から見た平面図であり、臼形容器4、筒状部7(除糠用多孔壁6)、多角状の底部8及び攪拌用突片13が見えている。矢印は攪拌用突片13の回転方向であり、一点鎖線は攪拌用突片13の横搬送面13A突端の回転軌跡Pである。
【0019】
いま、回転中心と多角形の角頂との半径をL1、回転中心と多角形の辺との半径をL2とすると、その長さはL1>L2となる。また、図8及び図9を参照して除糠用多孔壁6の内壁への押し付け力を推察する。
【0020】
図9は、本発明の多角形状の底部を用いた精米機の押し付け力(搗精圧力)の経時変化と、円筒状の底部を用いた精米機の押し付け力(搗精圧力)の経時変化とを示すものである。多角形状の底部にあっては、多角形状の角頂A付近では押し付け力が弱く、辺B付近では押し付け力が強く、この押しつけ力が交互に作用されることになる。これに対し、円筒状の底部にあっては、周壁への押し付け力がほぼ一定である。したがって、多角形状のものは、米に対して強・弱の押し付け力を交互に作用させることで、米が自由運動し易くなり、米の攪拌が活発に行われ、円筒形状のものに比較して白度が上昇する。
【0021】
駆動時間(例えば、100秒)が経過し、搗精が終了すると、図4に示すように蓋5を取り外すとともに、鍔部10Aを手で持って臼形容器4及び集糠容器10を基台2から取り外すと、搗精後の白米を持ち運ぶことができる。また、臼形容器4と集糠容器10とが分離可能であるため、食品用に糠を利用したい場合には集糠容器10から糠を取り出すこともできるし、使用後の水洗いなどのメンテナンスも簡単に行うことができる。なお、臼形容器4と集糠容器10とを分離し易くするため、図3に示すように継手14の底辺と集糠容器10底面との間隙Lを設けるとよい。これにより、臼形容器4及び集糠容器10を基台2から取り外し、そのまま水平な床面に置けば、集糠容器10が間隙Lだけ降下してフランジ4Aが浮き上がり、臼形容器4と集糠容器10とが分離し易くなる。
【0022】
【実施例】
図1に示す臼形容器4上端縁の内径Dと除糠用多孔壁6の筒状部7の内径dとを比較すると、筒状部7の内径dは、臼形容器4上端縁の内径Dの約0.6倍であり、一合の玄米を投入すれば、攪拌用突片13がほぼ隠れる程度の高さの層厚で堆積される。つまり、筒状部7の内径dは、最低搗精量(一合)の米粒が横搬送面13A及び縦搬送面13Bをほぼ埋める高さ基準で設定すればよい。このため、攪拌用突片13による搗精圧力が作用して確実に白度が向上する。また、臼形容器底部8の形状を八角形にした場合、円筒状の除糠用多孔壁6と比較して白度が1〜2%向上することが分かった。
【0023】
図1に示す除糠用多孔壁6の傾斜面6Aの角度αを57°とすれば、米粒は傾斜面6Aを転がりながら、臼形容器4内で大きな循環軌跡を形成して搗精が行われるので、糠切れがよく、能率が向上する。
【0024】
図7に示す操作盤22の搗精量スイッチ29により搗精量を「5合」に設定するとともに、白度スイッチ30により白度を「白米」に設定すれば、記憶装置(ROM)33から回転数が2,500rpm、駆動時間が300秒と読み出され(表1参照)、モータ3が駆動される。
【0025】
モータ3の回転力がベルト19を介して縦軸16に伝達されると、回転センサ20により縦軸16の回転数が常に監視される。モータ3の回転数が2,500rpmのとき、縦軸16の回転数は約830rpmであるが、攪拌用突片13に受ける負荷が過負荷となって縦軸16の回転数が下がってくれば、中央制御装置32がモータ3への電圧を上げて縦軸16の回転数を維持する。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、搗精用の臼形容器(4)と、該臼形容器(4)を包囲する集糠容器(10)とを着脱可能に収容する外枠(2a)とを設け、前記臼形容器(4)の底部(8)中央には、横搬送面(13A),縦搬送面(13B)及び投げ上げ面(13C)からなる攪拌用突片(13)を備えた縦軸(12)を回転自在に立設し、前記外枠(2a)下部の基台(2)には、前記縦軸(12)を駆動させる駆動手段(3)を内蔵し、前記臼形容器(4)の少なくとも下部周壁を除糠用多孔壁(6)となすとともに、該下部周壁部を、その内径(d)が前記臼形容器(4)上縁部の内径(D)よりも小さい筒状部(7)に形成する一方、該筒状部(7)内に前記攪拌用突片(13)を位置させ、前記筒状部(7)の内径(d)を、該筒状部(7)内への一合程度の米粒の投入によって、前記攪拌用突片(13)の横搬送面(13A)及び縦搬送面(13B)がほぼ埋まる高さ基準で設定したので、少量の玄米であっても薄層で堆積することはなく、攪拌用突片がほぼ隠れる程度の高さの層厚で堆積されるから、攪拌用突片による搗精圧力が十分に作用して白度が向上する。さらに、臼形容器底部の形状を任意の多角形に形成してあるから、多角形の辺付近では、攪拌用突片の横搬送面の突端から除糠用多孔壁までの間隙が狭いために米の押し付け力が強くなって搗精が活発に行われ、多角形の角頂付近では、攪拌用突片の横搬送面突端から除糠用多孔壁までの間隙が広いために米の押し付け力が弱くなり、米が自由運動し易くなり、米の攪拌が活発に行われる。以上のように、強・弱の押しつけ力が交互に作用されることになり、搗精ムラが少なく、効率よく搗精がわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の家庭用精米機の内部構成を示す中央縦断面図である。
【図2】臼形容器内に備えた攪拌用突片の分解組立図である。
【図3】除糠用多孔壁の筒状部周辺の拡大断面図である。
【図4】図4は家庭用精米機の内部構成の脱着状態を示す概略部品図である。
【図5】家庭用精米機の駆動部を制御する構成のブロック図である。
【図6】臼形容器内における米粒の循環軌跡を示す該略図である。
【図7】家庭用精米機の操作盤を示す平面図である。
【図8】蓋を取り外して臼形容器を上方から見た平面図である。
【図9】多角形状の底部を用いた精米機と、円筒状の底部を用いた精米機との押し付け力の経時変化とを示すグラフである。
【図10】臼形容器と集糠容器とを示す分解図である。
【符号の説明】
1 家庭用精米機
2 基台
2a 外枠
3 モータ
4 臼形容器
4A フランジ
5 蓋
6 除糠用多孔壁
7 筒状部
8 多角状底部
9 固定手段
10 集糠容器
10A 鍔部
11 除糠室
12 縦軸
13 攪拌用突片
14 継手
15 軸受
16 縦軸
17 モータプーリ
18 中継プーリ
19 ベルト
20 回転センサ
21 制御装置
22 操作盤
23 突起部
24 軸受部
25 精米用縦軸
26 他方側継手
27 モータ軸
28 運転スイッチ
29 搗精量スイッチ
30 白度スイッチ
31 LED
32 中央制御装置(CPU)
33 記憶装置(ROM)

Claims (1)

  1. 搗精用の臼形容器(4)と、該臼形容器(4)を包囲する集糠容器(10)とを着脱可能に収容する外枠(2a)とを設け、前記臼形容器(4)の底部(8)中央には、横搬送面(13A),縦搬送面(13B)及び投げ上げ面(13C)からなる攪拌用突片(13)を備えた縦軸(12)を回転自在に立設し、前記外枠(2a)下部の基台(2)には、前記縦軸(12)を駆動させる駆動手段(3)を内蔵し、前記臼形容器(4)の少なくとも下部周壁を除糠用多孔壁(6)となすとともに、該下部周壁部を、その内径(d)が前記臼形容器(4)上縁部の内径(D)よりも小さい筒状部(7)に形成する一方、該筒状部(7)内に前記攪拌用突片(13)を位置させ、前記筒状部(7)の内径(d)を、該筒状部(7)内への一合程度の米粒の投入によって、前記攪拌用突片(13)の横搬送面(13A)及び縦搬送面(13B)がほぼ埋まる高さ基準で設定し、さらに、前記臼形容器(4)の底部(8)の形状を任意の多角形状に形成し、該臼形容器(4)の底部(8)と前記筒状部(7)とを接続したことを特徴とする家庭用精米機。
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