JP4161209B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたエンジンの可変動弁装置では、自由ロッカアームと一対の吸気弁に連係された第1及び第2駆動ロッカアームとを吸気ロッカシャフトに支承し、第1駆動ロッカアームを低速カムにより揺動し、自由ロッカアームを高速カムにより揺動し、第2駆動ロッカアームをカムのベース円に相当する隆起部上に当接させている。各ロッカアーム内には油圧により摺動するピンを設け、ピンの摺動位置に応じて各ロッカアームを連係・解除し得るように構成している。
即ち、当該支持板は気筒列設方向のほぼ全体に亘って架設されて大きな面積を有する上に、特許文献1の図1から明らかなように所謂梁として各ホルダ間の略中間位置(つまり、ホルダとの連結箇所から離間した位置)でロストモーション機構を支持することから、ロストモーション機構に作用する反力に抗するために高い強度や剛性が要求される。これらの要因により必然的に支持板の重量が増加してしまい、ひいてはエンジンの重量を増加させてしまうのである。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、吸気側及び排気側付勢手段が、キャップに一体成型されたシリンダ部内に設けられ、シリンダ部の外周に、キャップに対するシリンダ部の倒れを抑制するためのリブが吸気又は排気ロッカシャフトの軸方向に延びるように一体形成されたものである。
請求項2,3の発明の内燃機関の可変動弁装置によれば、請求項1に加えて、付勢手段に作用する反力によるキャップの倒れを抑制して、付勢手段によりロッカアームの操作部を対応するカム上に確実に当接させることができ、ひいては装置の信頼性を向上させることができる。
図1は本実施形態のエンジンの可変動弁装置を示す平面図、図2は同じく可変動弁装置を示す図1のA−A線断面図、図3はロストモーション機構の構成を示す図1のB−B線断面図、図4はロッカシャフトの取付状態を示す図1のC−C線断面図である。ここで、図1において左方がエンジンの前側に相当し、右方がエンジンの後側に相当し、以下、前後方向についてはエンジンを基準として説明し、左右方向についてはエンジンを前側から見たとき(つまり、図3,4の左右方向)を基準として説明する。尚、エンジン配置は、このような縦置きエンジンに限定されるものではなく、横置きエンジンであってもよい。
図1,2に示すようにホルダ1により区画された#1気筒の区間内において、吸気ロッカシャフト7の前側には吸気高速ロッカアーム13(第2のロッカアーム、第2の吸気ロッカアーム)のボス部13aが配設され、吸気ロッカシャフト7の後側には吸気低速ロッカアーム14(第1のロッカアーム、第1の吸気ロッカアーム)のボス部14aが配設され、両ロッカアーム13,14は相互に隣接した状態でそれぞれ吸気ロッカシャフト7に揺動自在に支承されている。これらのロッカアーム13,14のボス部13a,14aからは左方(一端側、内端側)に向けてローラ13c,14c(操作部)を支持したローラ支持部13b,14bが突設され、吸気高速ロッカアーム13のローラ13cはカムシャフト2上の吸気高速カム3と対応し、吸気低速ロッカアーム14のローラ14cは吸気低速カム4と対応している。
上記のように吸排気の動弁装置が前後及び左右対称に配置されていることから、図1に示すように各気筒において吸気高速ロッカアーム13は動弁装置の前側に位置して直前のキャップ、つまり前側キャップ9或いは中間キャップ10と隣接し、排気高速ロッカアーム28は動弁装置の後側に位置して直後のキャップ、つまり中間キャップ10或いは後側キャップ11と隣接している。そこで、本実施形態では、各高速ロッカアーム13,28のロストモーション機構17を隣接するキャップ9〜11を利用して支持しており、以下、#1気筒を例に挙げて説明する。
尚、前側キャップ9と同じく、中間キャップ10及び後側キャップ11にもシリンダ部31の倒れを抑制するためのリブ31aが適宜形成されている。
OCVの切換制御は図示しないECU(エンジン制御ユニット)により行われ、このOCVの切換に応じてエンジンの運転モードが低速モードと高速モードとの間で切換えられる。
例えば、エンジン回転速度Neが閾値Ne0未満でエンジンへの出力要求がそれほど高くない回転域では、ECUは低速モードを実行すべくOCVを閉弁側に切換えてオイル導入路41へのオイル供給を中止する。その結果、各気筒の吸排気の高速ロッカアーム13,28では、図5に示すように圧縮スプリング24の付勢力によりピストン23が下方位置に保持され、操作窓25を介してシリンダ22内が外方に向けて露出する。
又、上記実施形態では、ピストン23により連動アーム部26を押圧することでロッカアーム13,14,27,28を連係させる切換機構Mを備えたが、切換機構Mの構成はこれに限ることはなく、例えば先行技術として挙げた登録実用新案第2517078号公報のように、高速及び低速ロッカーム13,14,27,28内にロッカシャフト7,8の軸方向に摺動可能なピストンを設け、そのピストン位置に応じて両ロッカアーム13,14,27,28を連係・解除するように構成してもよい。この場合でも高速ロッカアーム13,28を付勢するためのロストモーション機構17が必要となるため、上記実施形態と同じくキャップ9〜11を利用してロストモーション機構17を支持することで同様の作用効果を得ることができる。
2 カムシャフト
3 吸気高速カム(第2カム、第2吸気カム)
4 吸気低速カム(第1カム、第1吸気カム)
5 排気高速カム(第1カム、第1排気カム)
6 排気低速カム(第2カム、第2排気カム)
7 吸気ロッカシャフト
8 排気ロッカシャフト
9 前側キャップ
10 中間キャップ
11 後側キャップ
12 ボルト(締結手段)
13 吸気高速ロッカアーム(第2のロッカアーム、第2の吸気ロッカアーム)
13c,14c,27c,28c ローラ(操作部)
14 吸気低速ロッカアーム(第1のロッカアーム、第1の吸気ロッカアーム)
15 吸気弁
27 排気低速ロッカアーム(第1のロッカアーム、第1の排気ロッカアーム)
28 排気高速ロッカアーム(第2のロッカアーム、第2の排気ロッカアーム)
29 排気弁
M 切換機構(吸気側切換機構、排気側切換機構)
Claims (3)
- シリンダヘッド上の各気筒間にそれぞれ立設されてカムシャフトを回転自在に支承し、上面に配設された吸気及び排気ロッカシャフトをキャップにより固定した複数のホルダと、
前記各ホルダにより区画された各気筒において前記吸気又は排気ロッカシャフトに揺動自在に支承され、それぞれ内端側に設けられた操作部を前記カムシャフトの第1吸気カム又は第1排気カム上に当接させる一方、外端側を吸気弁又は排気弁と連係させた第1の吸気ロッカアーム及び第1の排気ロッカアームと、
前記各気筒において前記第1の吸気ロッカアーム又は第1の排気ロッカアームに対して相互に逆側に隣接して配置されて、前記吸気又は排気ロッカシャフトに揺動自在に支承され、それぞれ内端側に操作部が設けられた第2の吸気ロッカアーム及び第2の排気ロッカアームと、
前記第2の吸気ロッカアーム又は第2の排気ロッカアームを付勢して、それぞれの操作部を前記カムシャフトの前記第1吸気カムとはカム形状が異なる第2吸気カム上、又は第1排気カムとはカム形状が異なる第2排気カム上に当接させる吸気側及び排気側付勢手段と、
前記第1及び第2の吸気ロッカアームの連係の有無、又は前記第1及び第2の排気ロッカアームの連係の有無を切換える吸気側及び排気側切換機構と
を備え、
隣接する気筒の前記吸気側及び排気側付勢手段は、両気筒間に位置するホルダ上の共通のキャップの両側に一体的に組付けられて、対応する前記第2の吸気ロッカアーム又は前記第2の排気ロッカアームの上方に支持されたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 - 前記キャップは、前記吸気又は排気ロッカシャフトの一方の軸方向において、所定間隔をおいて一対の締結手段により前記ホルダ上に固定されると共に、前記吸気又は排気ロッカシャフトの他方において、単一の締結手段により前記ホルダ上に固定されたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
- 前記吸気側及び排気側付勢手段は、前記キャップに一体成型されたシリンダ部内に設けられ、
前記シリンダ部の外周に、前記キャップに対する前記シリンダ部の倒れを抑制するためのリブが前記吸気又は排気ロッカシャフトの軸方向に延びるように一体形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の可変動弁装置。
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