JP2668347B2 - Sohc型内燃機関 - Google Patents

Sohc型内燃機関

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JP2668347B2
JP2668347B2 JP13082695A JP13082695A JP2668347B2 JP 2668347 B2 JP2668347 B2 JP 2668347B2 JP 13082695 A JP13082695 A JP 13082695A JP 13082695 A JP13082695 A JP 13082695A JP 2668347 B2 JP2668347 B2 JP 2668347B2
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毅 岩田
孝俊 青木
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼室の上方位置で回
転自在に配置された単一のカムシャフトと一対の吸気弁
との間には、各吸気弁に個別に連動、連結される第1お
よび第2駆動ロッカアームを含んで相互に隣接配置され
る複数のロッカアームと、それらのロッカアームのうち
隣接相互の連結および連結解除を機関の運転状態に応じ
て切換可能な連結切換機構とを備える吸気弁駆動手段が
介設され、前記カムシャフトと一対の排気弁との間に
は、各排気弁に個別に連動、連結される一対の排気弁側
ロッカアームを備える排気弁駆動手段が介設され、前記
燃焼室の天井面略中央部に配置すべき点火プラグを挿入
するためのプラグ挿入筒部がシリンダヘッドに設けられ
るSOHC型内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるSOHC型内燃機関は、た
とえば特開昭63−57806号公報等により既に知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
一対の吸気弁およびカムシャフト間に複数の吸気弁側ロ
ッカアームを、また一対の排気弁およびカムシャフト間
に一対の排気弁側ロッカアームを介設し、各ロッカアー
ムをカムシャフトに設けたカムで揺動駆動することによ
り、一対の吸気弁および一対の排気弁を開閉作動せしめ
るようにするとともに、吸気弁の開閉作動態様を機関の
運転状態に応じて変化させることにより機関の出力性能
を向上させるために、各吸気弁側ロッカアームに、相互
の連結および連結解除を切換可能にした連結切換機構を
設けている。
【0004】ところが、連結切換機構を設けた部分で
は、各吸気弁側ロッカアームを隣接させてはいるが、カ
ムシャフトには吸気弁側ロッカアーム用のカムと排気弁
側ロッカアーム用のカムとが軸線方向に交互に隣接する
ように設けられているので、各吸気弁側ロッカアームを
コンパクトに纏めることができず、それにより連結切換
機構も大型化して各吸気弁側ロッカアームの重量が増大
するとともに連結切換機構の寸法精度を向上させること
が困難となり、また吸気弁側ロッカアームの揺動軸線に
ほぼ直交する平面内にカムへの摺接部と吸気弁への連
動、連結位置とをともに配置することが困難となり、吸
気弁側ロッカアームに偏荷重が作用することになる。
【0005】ところで、一対の吸気弁にそれぞれ連動、
連結された一対の駆動ロッカアームの一方を、カムシャ
フトに設けられた隆起部に摺接させることにより連結切
換機構による連結解除時に一方の吸気弁を実質的に閉弁
休止させるようにしたものが、たとえば特開昭61−8
1507号公報および特開昭63−100210号公報
等により既に知られており、このような吸気弁駆動手段
においては、他方の駆動ロッカアームは常時揺動作動せ
しめられている。而して機関全体の摩擦損失のうち動弁
系の摩擦損失が占める割合が大きくなる低速域で作動状
態となる駆動ロッカアームの摩擦損失を低減することが
できれば、機関全体の摩擦損失低減に寄与することがで
きる。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、一対の吸気弁および一対の排気弁を有するS
OHC型内燃機関において、両吸気弁の開閉作動態様を
機関の運転状態に応じて変更可能としながら動弁系をコ
ンパクトに構成し、かつ動弁系の摩擦損失を低減するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、燃焼室の上方位置で回転自
在に配置された単一のカムシャフトと一対の吸気弁との
間には、各吸気弁に個別に連動、連結される第1および
第2駆動ロッカアームを含んで相互に隣接配置される複
数のロッカアームと、それらのロッカアームのうち隣接
相互の連結および連結解除を機関の運転状態に応じて切
換可能な連結切換機構とを備える吸気弁駆動手段が介設
され、前記カムシャフトと一対の排気弁との間には、各
排気弁に個別に連動、連結される一対の排気弁側ロッカ
アームを備える排気弁駆動手段が介設され、前記燃焼室
の天井面略中央部に配置すべき点火プラグを挿入するた
めのプラグ挿入筒部がシリンダヘッドに設けられるSO
HC型内燃機関において、吸気弁駆動手段の各ロッカア
ームがカムシャフトに対応する位置で相互に隣接配置さ
れ、排気弁駆動手段の両排気弁側ロッカアームは、両排
気弁の弁軸間でリンダヘッドに配設されるプラグ挿入筒
部を相互間に挟むとともにカムシャフトに対応する位置
で吸気弁駆動手段を相互間に挟んで配置され、前記吸気
弁駆動手段の第1駆動ロッカアームには、カムシャフト
に設けられたカムに摺接するローラが軸支され、カムシ
ャフトの軸線に沿って両排気弁側ロッカアームの一方に
少なくとも一部を重合させる位置に配置された第2駆動
ロッカアームには、カムシャフトに設けられた隆起部に
摺接するスリッパが前記ローラよりも幅を狭くして設け
られ、前記隆起部は、第2駆動ロッカアームに連動、連
結される吸気弁を、連結切換機構の連結解除状態での開
弁タイミングで実質的には休止させる程度のわずかなリ
フト量で開弁させる形状に形成されることを特徴とす
る。
【0008】また請求項2記載の発明によれば、吸気弁
駆動手段は、第1および第2駆動ロッカアームと、両吸
気弁に対して自由となることを可能として両駆動ロッカ
アーム間に配置される自由ロッカアームとを備え、カム
シャフトには、主として機関高速時に対応可能な第1カ
ムと、主として機関低速時に対応可能にして第1カムに
隣接する第2カムと、第2カムとは反対側で第1カムに
隣接する隆起部とが設けられ、自由ロッカアームには前
記第1カムに摺接するカムスリッパが設けられ、前記第
1駆動ロッカアームには前記第2カムに摺接するローラ
が軸支され、前記第2駆動ロッカアームには前記隆起部
に摺接するスリッパが設けられる。
【0009】
【作用】上記請求項1および2記載の発明の構成によれ
ば、連結切換機構が連結解除状態にあるときには両吸気
弁が開閉作動し、連結切換機構を連結解除状態としたと
きには一方の吸気弁が開閉作動するが、隆起部に摺接し
た第2駆動ロッカアームすなわち他方の吸気弁が実質的
に休止状態となる。而して機関全体の摩擦損失のうち動
弁系の摩擦損失が占める割合が大きくなる低速域で作動
状態にある第1駆動ロッカアームがローラを介してカム
に摺接することにより、低速域での動弁系摩擦損失低減
すなわち機関全体の摩擦損失低減に寄与することができ
る。またカムシャフトに対応する位置では吸気弁駆動手
段を構成する複数のロッカアームを相互に隣接させるこ
とにより吸気弁駆動手段をコンパクトに構成可能であ
り、それに伴って吸気弁駆動手段に設けられる連結切換
機構もコンパクトに構成することができる。さらに両排
気弁の弁軸間にプラグ挿入筒部が配置されることによ
り、カムシャフトに対応する位置で吸気弁駆動手段の両
側に両排気弁側ロッカアームが配置されることにより生
じたスペースを有効に利用してプラグ挿入筒部を配置す
ることができる。しかもカムシャフトの軸線に沿って一
方の排気弁側ロッカアームに少なくとも一部を重合させ
た第2駆動ロッカアームのスリッパがローラよりも幅を
狭くして形成されることにより、カムシャフトの軸線に
沿って吸気弁駆動手段および排気弁駆動手段をよりコン
パクトに配置することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0011】図1ないし図3は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は要部縦断面図、図2は図1の2−
2線断面図、図3は図1の3−3線断面図である。
【0012】先ず図1において、SOHC型多気筒内燃
機関における機関本体の主要部はシリンダブロック1と
該シリンダブロック1の上面に結合されるシリンダヘッ
ド2とから構成され、シリンダブロック1に設けられた
シリンダ3には、上面に窪み4aを有するピストン4が
摺動可能に嵌合され、該ピストン4の上面およびシリン
ダヘッド2間に燃焼室5が形成される。
【0013】燃焼室5の天井面に開口するようにして、
一対の吸気弁口61 ,62 および一対の排気弁口71
2 がシリンダヘッド2に設けられており、両吸気弁口
1,62 はシリンダヘッド2の一側面に開口する単一
の吸気ポート8に連なり、両排気弁口71 ,72 はシリ
ンダヘッド2の他側面に開口する単一の排気ポート9に
連なる。両吸気弁口61 ,62 を個別に開閉可能な一対
の吸気弁VI1,VI2は、シリンダヘッド2に配設された
一対のガイド筒10にそれぞれ摺動可能に嵌合されてお
り、各ガイド筒10から突出した各吸気弁VI1,VI2
上端部にそれぞれ固定されたリテーナ11とシリンダヘ
ッド2との間には各吸気弁VI1,VI2を囲繞するコイル
状の弁ばね12が介設され、それらの弁ばね12により
各吸気弁VI1,VI2は上方すなわち閉弁方向に付勢され
る。また両排気弁口71 ,72 を個別に開閉可能な一対
の排気弁VE1,VE2は、シリンダヘッド2に配設された
一対のガイド筒13にそれぞれ摺動可能に嵌合されてお
り、各ガイド筒13から突出した各排気弁VE1,VE2
上端部にそれぞれ固定されたリテーナ14とシリンダヘ
ッド2との間には各排気弁VE1,VE2を囲繞するコイル
状の弁ばね15が介設され、それらの弁ばね15により
各排気弁VE1,VE2は上方すなわち閉弁方向に付勢され
る。
【0014】図2を併せて参照して、上記両吸気弁
I1,VI2と、図示しないクランク軸に1/2の減速比
で連動、連結される単一のカムシャフト16との間に
は、カムシャフト16の回転運動を吸気弁VI1,VI2
開閉運動に変換する吸気弁駆動手段171 が介設され、
上記両排気弁VE1,VE2と前記カムシャフト16との間
には、カムシャフト16の回転運動を排気弁VE1,VE2
の開閉運動に変換する排気弁駆動手段181 が介設され
る。
【0015】カムシャフト16は、シリンダヘッド2と
該シリンダヘッド2に結合されるホルダ20とで、シリ
ンダ3の軸線と直交する水平な軸線を有しながら回転自
在に支承される。このカムシャフト16には、第1カム
21と、第1カム21に隣接する第2カム22と、第2
カム22とは反対側で第1カム21に隣接する隆起部8
0と、第2カム22および隆起部80の両側にそれぞれ
配置される排気弁用カム23,23とが一体的に設けら
れる。第1カム21は、主として機関の高速運転域で両
吸気弁VI1,VI2を開閉作動せしめるための形状を有す
るものであり、ベース円部21aと、該ベース円部21
aから半径方向外方に張出す高位部21bとを有する。
また第2カム22は、主として機関の低速運転域で両吸
気弁VI1,VI2の一方VI1を開閉作動せしめるための形
状を有するものであり、ベース円部22aと、カムシャ
フト16の半径方向外方への張出量を第1カム21の高
位部21bよりも小としかつその高位部21bよりも狭
い中心角範囲にわたってベース円部22aから張出した
高位部22bを有する。隆起部80は、基本的にはカム
シャフト16の軸線を中心とする円形の外面を有するよ
うに形成されるのであるが、両吸気弁VI1,VI2の他方
I2をその開弁タイミングにおいてわずかなリフト量で
開弁作動せしめることを可能とする形状を有するように
形成され、カムシャフト16の軸線に沿う方向での該隆
起部80の幅は第1および第2カム21,22の幅より
も狭く設定される。さらに排気弁用カム23は、機関の
運転状態にかかわらず両排気弁VE1,VE2を開閉作動せ
しめるための形状を有する。
【0016】一方、吸気弁駆動手段171 は、一方の吸
気弁VI1に連動、連結される第1駆動ロッカアーム24
1 と、他方の吸気弁VI2に連動、連結される第2駆動ロ
ッカアーム251 と、両駆動ロッカアーム241 ,25
1 間に隣接配置される自由ロッカアーム26とを備え、
それらのロッカアーム241 ,251 ,26は、カムシ
ャフト16の上方位置で該カムシャフト16と平行な軸
線を有しながらホルダ20に固定的に支持されたロッカ
アームシャフト27で揺動自在に支承される。また排気
弁駆動手段181 は、各排気弁VE1,VE2に個別に連
動、連結されながら前記カムシャフト16の上方位置で
前記ロッカアームシャフト27と平行にしてホルダ20
に固定的に支持されたロッカアームシャフト28に揺動
自在に支承される一対の排気弁側ロッカアーム291
301 を備える。
【0017】吸気弁駆動手段171 において、第1駆動
ロッカアーム241 の一端には、カムシャフト16に設
けられた第2カム22に摺接するローラ81が軸支さ
れ、第2駆動ロッカアーム251 の一端には、カムシャ
フト16に設けられた隆起部80に摺接するスリッパ8
2が設けられ、自由ロッカアーム26にはカムシャフト
16に設けられた第1カム21に摺接するカムスリッパ
90が設けられる。また両排気弁側ロッカアーム2
1 ,301 の一端には、カムシャフト16に設けられ
た排気弁用カム23,23に摺接するローラ86,87
がそれぞれ軸支される。
【0018】吸気弁駆動手段171 における第1および
第2駆動ロッカアーム241 ,25 1 の他端には、各吸
気弁VI1,VI2の上端に当接するタペットねじ35がそ
れぞれ進退自在に螺合されており、両駆動ロッカアーム
241 ,251 の揺動作動に応じて各吸気弁VI1,VI2
が開閉作動することになる。また排気弁駆動手段18 1
における両ロッカアーム291 ,301 の他端には、各
排気弁VE1,VE2の上端に当接するタペットねじ36が
それぞれ進退自在に螺合されており、両ロッカアーム2
1 ,301 の揺動作動に応じて各排気弁VE1,VE2
開閉作動することになる。
【0019】再び図1において、隣接するシリンダ3相
互間に対応する位置でシリンダヘッド2にそれぞれ立設
されているホルダ20上には、両ロッカアームシャフト
27,28を覆うようにして支持板37が固定されてお
り、この支持板37には、自由ロッカアーム26を第2
カム22に向けて弾発付勢するロストモーション機構3
8が設けられる。
【0020】ロストモーション機構38は、支持板37
に嵌合される有底円筒状のガイド部材39と、ガイド部
材39に摺動可能に嵌合されるとともに自由ロッカアー
ム26側の端部には自由ロッカアーム26に当接する当
接部40aが先細り状に形成されるピストン40と、ピ
ストン40に係合すべくガイド部材39の開口端寄り内
面に着脱可能に固着されるストッパ41と、ピストン4
0を自由ロッカアーム26に当接する方向に弾発付勢す
べくピストン40およびガイド部材39間に介装される
第1および第2ばね42,43とを備える。
【0021】支持板37には、自由ロッカアーム26に
対応する位置で下方に向けて開放した有底円筒部37a
が設けられており、ガイド部材39は、その開口端を下
方位置としながら該有底円筒部37aに嵌合される。ピ
ストン40およびガイド部材39間にはばね室44が画
成され、このばね室44内に収納されたリテーナ45と
ピストン40との間にばね定数を比較的小さくした第1
ばね42が縮設され、またリテーナ45とガイド部材3
9の閉塞端との間にばね定数を比較的大きくした第2ば
ね43が縮設される。
【0022】ピストン40の閉塞端内面には有底の小径
穴40bが同軸に穿設されており、ばね定数の比較的小
さい第1ばね42は該小径穴40bに収容され、これに
より第1ばね42の倒れが防止される。またピストン4
0の当接部40aには、ピストン40の摺動作動時にば
ね室44内が加圧および減圧されることを防止するため
に、ばね室44を外部に連通するエア抜き孔46が当接
部40aの外側面に開口する十字状に穿設される。
【0023】さらに支持板37上には、有底円筒部37
aの基端部に隣接して前記カムシャフト16と平行に延
びる油溝47が設けられており、有底円筒部37aの基
端部およびガイド部材39には、油溝47を流れる油を
ばね室44内に導く油路48が設けられる。而して油溝
47に潤滑油を流通させることにより、ピストン40お
よびガイド部材39間に潤滑油を給油することが可能と
なる。
【0024】図3において、吸気弁駆動手段171
は、ロッカアーム241 ,251 ,26の連結および連
結解除を機関の運転状態に応じて切換可能な連結切換機
構50が設けられる。
【0025】この連結切換機構50は、第1駆動ロッカ
アーム241 および自由ロッカアーム26を連結可能な
第1連結ピストン51と、自由ロッカアーム26および
第2駆動ロッカアーム251 を連結可能な第2連結ピス
トン52と、第1および第2連結ピストン51,52の
移動を規制する規制部材53と、各ピストン51,52
および規制部材53を連結解除側に付勢する戻しばね5
4とを備える。
【0026】第1駆動ロッカアーム241 には、自由ロ
ッカアーム26側に開放した有底の第1ガイド穴55が
ロッカアームシャフト27と平行に穿設されており、こ
の第1ガイド穴55に第1連結ピストン51が摺動可能
に嵌合され、第1連結ピストン51の一端と第1ガイド
穴55の閉塞端との間に油圧室56が画成される。また
第1駆動ロッカアーム241 には油圧室56に連通する
連通路57が穿設され、ロッカアームシャフト27内に
は図示しない油圧供給源に通じる油圧供給路58が設け
られ、この油圧供給路58は第1駆動ロッカアーム24
1 の揺動状態に拘らず前記連通路57すなわち油圧室5
6に常時連通する。
【0027】自由ロッカアーム26には、第1ガイド穴
55に対応するガイド孔59がロッカアームシャフト2
7と平行にして両側面間にわたって穿設されており、前
記第1連結ピストン51の他端に一端が当接される第2
連結ピストン52がガイド孔59に摺動可能に嵌合され
る。
【0028】第2駆動ロッカアーム251 には、前記ガ
イド孔59に対応する有底の第2ガイド穴60が自由ロ
ッカアーム26側に開放してロッカアームシャフト27
と平行に穿設されており、第2連結ピストン52の他端
に当接する有底円筒状の規制部材53が第2ガイド穴6
0に摺動可能に嵌合される。この規制部材53は、その
開口端を第2ガイド穴60の閉塞端側に向けて配置され
るものであり、その開口端部で半径方向外方に張出した
鍔部53aが第2ガイド穴60の内面に摺接する。戻し
ばね54は、第2ガイド穴60の閉塞端および規制部材
53の閉塞端間に縮設されており、この戻しばね54の
ばね力により相互に当接した前記各ピストン51,52
および規制部材53が油圧室56側に付勢される。しか
も第2ガイド穴60の閉塞端には、空気および油抜き用
の連通孔61が穿設される。
【0029】また第2ガイド穴60の内面には、規制部
材53の鍔部53aに係合可能な止め輪62が嵌着され
ており、この止め輪62により規制部材53の第2ガイ
ド穴60からの抜け出しが阻止される。しかも止め輪6
2の嵌着位置は、規制部材53が自由ロッカアーム26
および第2駆動ロッカアーム251 間に対応する位置で
自由ロッカアーム26に当接している状態からさらに自
由ロッカアーム26側に移動するのを阻止するように設
定される。
【0030】かかる連結切換機構50において、ロッカ
アームシャフト27に各ロッカアーム241 ,251
26を組付けた状態で第1および第2連結ピストン5
1,52が第1駆動ロッカアーム241 および自由ロッ
カアーム26から脱落することを阻止するために、第1
および第2駆動ロッカアーム241 ,251 の自由ロッ
カアーム26に対向する側面には、それらの駆動ロッカ
アーム241 ,251 の自由ロッカアーム26との相対
揺動を許容しながら自由ロッカアーム26に係合するス
プリングピン63がそれぞれ植設される。
【0031】再び図1および図2において、燃焼室5の
天井面中央部には点火プラグ64が配設されるものであ
り、該点火プラグ64を挿入するためのプラグ挿入筒部
としてのプラグパイプ65がシリンダヘッド2に配設さ
れる。而して排気弁駆動手段181 を構成する一対の排
気弁側ロッカアーム291 ,301 は、カムシャフト1
6に対応する位置では、吸気弁駆動手段171 を構成す
べく相互に隣接して配置される各ロッカアーム241
251 ,26を相互間に挟んで配置される。しかも吸気
弁駆動手段171 の第2駆動ロッカアーム251 は、カ
ムシャフト16の軸線に沿って両排気弁側ロッカアーム
291 ,301 の一方301 に一部を重合させる位置に
配置されるものであり、カムシャフト16の隆起部80
に摺接すべく第2駆動ロッカアーム251 に設けられる
スリッパ82は、幅の狭い隆起部80に対応して第1駆
動ロッカアーム241 のローラ81よりも幅を狭くして
形成される。
【0032】一対の排気弁側ロッカアーム291 ,30
1 が、吸気弁駆動手段171 の各ロッカアーム241
251 ,26を相互間に挟んで配置されることにより、
両排気弁側ロッカアーム291 ,301 相互間に比較的
広いスペースを確保することが可能であり、また両排気
弁VE1,VE2もそれらの間の間隔を比較的広くして配設
可能である。このため、プラグパイプ65は、両排気弁
E1,VE2の弁軸相互間に軸線を配置するようにして、
すなわち両排気弁VE1,VE2相互間、ならびに両排気弁
側ロッカアーム291 ,301 相互間に位置するように
してシリンダヘッド2に配設され、このプラグパイプ6
5に挿入された点火プラグ64が、燃焼室5の天井面中
央部に臨むようにしてシリンダヘッド2に螺着される。
【0033】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、機関の高速運転域では、第1および第2駆動ロッ
カアーム241 ,251 ならびに自由ロッカアーム26
を相互に連結して両吸気弁VI1,VI2を第1カム21の
形状に応じた応じたタイミングおよびリフト量で開閉作
動することができる。また機関の低速運転域では第1駆
動ロッカアーム241 および自由ロッカアーム26、な
らびに自由ロッカアーム26および第2駆動ロッカアー
ム251 の連結を解除し、第2カム22に摺接した第1
駆動ロッカアーム241 により一方の吸気弁VI1を第2
カム22の形状に応じたタイミングおよびリフト量で開
閉作動し、隆起部80に摺接した第2駆動ロッカアーム
251 を実質的に休止状態とし、他方の吸気弁VI2を実
質的に休止させることができる。しかも吸気弁VI2は完
全に休止するのではなく、一方の吸気弁VI1が開弁する
ときには開弁方向にわずかに作動するので、完全な閉弁
状態を保ったときに生じる吸気弁VI2の弁座への固着を
防止することができる。
【0034】また低速域で作動状態にある第1駆動ロッ
カアーム241 はローラ81を介して第2カム22に摺
接しているので、低速域での動弁系摩擦損失低減すなわ
ち機関全体の摩擦損失低減に寄与することができ、第1
駆動ロッカアーム241 の摩耗により連結切換機構50
の作動軸線がずれることも極力防止することができる。
また両排気弁側ロッカアーム291 ,301 もローラ8
6,87を介して排気弁用カム23,23に摺接してい
るので、低速域での摩擦損失をより低減することができ
る。
【0035】このようにして機関の高速運転時と低速運
転時とで吸気弁VI1,VI2の開閉作動態様を変更するこ
とにより、機関の運転状態に適応した動弁特性にして機
関出力の向上を図ることができる。
【0036】かかる内燃機関において、カムシャフト1
6に対応する位置では、吸気弁駆動手段171 を構成す
る各ロッカアーム241 ,251 ,26が相互に隣接し
て配置されることになり、それらのロッカアーム2
1 ,251 ,26をコンパクトにまとめて配設するこ
とができる。これにより連結切換機構50もコンパクト
に構成されることになり、連結切換機構50の作動を円
滑に行なうために連結切換機構50の構成要素の寸法精
度向上が容易に可能となるだけでなく、各ロッカアーム
241 ,251 ,26の重量低減に寄与することができ
る。しかも第1および第2駆動ロッカアーム241 ,2
1 の第2カム22および隆起部80への摺接位置と、
吸気弁VI1,VI2への連動、連結位置とを、ロッカアー
ムシャフト27の軸線にほぼ直交する平面内に配置する
ことが可能となり、第1および第2駆動ロッカアーム2
1 ,251 に偏荷重が作用することを極力回避するこ
とができる。
【0037】また吸気弁駆動手段171 の両側に排気弁
側ロッカアーム291 ,301 を配置することにより生
じたスペースを有効に活かして、両排気弁VE1,VE2
弁軸間に軸線を配置するようにしてプラグパイプ65が
シリンダヘッド2に配設されるので、全体配置をよりコ
ンパクトにすることができる。
【0038】しかも隆起部80が第1および第2カム2
1,22よりも幅を狭くして形成され、カムシャフト1
6の軸線に沿って一方の排気弁側ロッカアーム301
一部を重合させて配置された第2駆動ロッカアーム25
1 のスリッパ82がローラ81よりも幅を狭くして隆起
部80に摺接されており、カムシャフト16の軸線に沿
って吸気弁駆動手段171 および排気弁駆動手段181
をよりコンパクトに配置することができる。
【0039】図4および図5は本発明の第2実施例を示
すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一
の参照符号を付す。
【0040】シリンダヘッド2と該シリンダヘッド2に
結合されるホルダ20とでカムシャフト16が回転自在
に支承されている。このカムシャフト16と、両吸気弁
I1,VI2との間にはカムシャフト16の回転運動を各
吸気弁VI1,VI2の開閉運動に変換する吸気弁駆動手段
172 が設けられ、両排気弁VE1,VE2とカムシャフト
16との間にはカムシャフト16の回転運動を各排気弁
E1,VE2の開閉運動に変換する排気弁駆動手段182
が設けられる。
【0041】吸気弁駆動手段172 は、一方の吸気弁V
I1に連動、連結される第1駆動ロッカアーム242 と、
他方の吸気弁VI2に連動、連結されながら第1駆動ロッ
カアーム242 に隣接配置される第2駆動ロッカアーム
252 とを備え、それらのロッカアーム242 ,252
の中間部がロッカアームシャフト27で揺動自在に支承
される。また排気弁駆動手段182 は、各排気弁VE1
E2に個別に連動、連結されながら中間部がロッカアー
ムシャフト28で揺動自在に支承される排気弁側ロッカ
アーム292 ,302 を備える。
【0042】吸気弁駆動手段172 には、ロッカアーム
242 ,252 の連結および連結解除を切換可能な連結
切換機構50′が設けられており、該連結切換機構5
0′は、ロッカアームシャフト27に設けられている油
圧供給路58からの油圧に応じて第1および第2駆動ロ
ッカアーム242 ,252 を連結する位置およびその連
結を解除する位置間で移動可能な連結ピストン83と、
該連結ピストン83に当接しながら第2駆動ロッカアー
ム252 に摺動可能に嵌合される規制部材84と、連結
ピストン83および規制部材84を連結解除側に付勢す
べく規制部材84および第2駆動ロッカアーム252
に介設される戻しばね85とを備える。
【0043】吸気弁駆動手段172 において、第1駆動
ロッカアーム242 の一端にはカムシャフト16に一体
的に設けられたカム79に摺接するローラ89が軸支さ
れ、第2駆動ロッカアーム252 の一端には前記カム7
9に隣接してカムシャフト16に一体的に設けられた隆
起部80に摺接するスリッパ91が設けられる。しかも
該スリッパ91の幅も隆起部80に対応してローラ89
よりも幅を狭く形成される。
【0044】排気弁駆動手段182 における両排気弁側
ロッカアーム292 ,302 の一端には、相互に隣接し
てカムシャフト16に設けられた上記カム79および隆
起部80の両側でカムシャフト16に設けられた排気弁
用カム23,23に摺接するローラ86,87がそれぞ
れ軸支される。しかも吸気弁駆動手段172 の第2駆動
ロッカアーム252 は、カムシャフト16の軸線に沿っ
て両排気弁側ロッカアーム292 ,302 の一方302
に一部を重合させる位置に配置されている。
【0045】而して、排気弁駆動手段182 を構成する
一対の排気弁側ロッカアーム292,302 は、カムシ
ャフト16に対応する位置では吸気弁駆動手段172
両側に位置するように配置されており、両排気弁用ロッ
カアーム292 ,302 相互間に比較的広いスペースを
確保することが可能であり、また両排気弁VE1,VE2
それらの間の間隔を比較的広くして配設可能であり、プ
ラグパイプ65は、両排気弁VE1,VE2相互間、ならび
に両排気弁側ロッカアーム292 ,302 相互間に位置
するようにしてシリンダヘッド2に配設される。
【0046】この第2実施例によれば、機関の高速運転
状態には、第1および第2駆動ロッカアーム242 ,2
2 を相互に連結して両吸気弁VI1,VI2をカム79の
形状に応じた応じたタイミングおよびリフト量で開閉作
動することができる。また機関の低速運転状態には、第
1および第2駆動ロッカアーム242 ,252 の連結を
解除し、カム79に摺接した第1駆動ロッカアーム24
2 により一方の吸気弁VI1をカム79の形状に応じたタ
イミングおよびリフト量で開閉作動し、隆起部80に摺
接した第2駆動ロッカアーム252 を実質的に休止状態
とし、他方の吸気弁VI2を実質的に休止させることがで
きる。
【0047】ところで、機関全体の摩擦損失のうち動弁
系の摩擦損失が占める割合が大きくなる低速域で作動状
態にある第1駆動ロッカアーム242 はローラ89を介
してカム79に摺接しているので、低速域での動弁系摩
擦損失低減すなわち機関全体の摩擦損失低減に寄与する
ことができる。しかも排気弁駆動手段182 を構成する
両排気弁側ロッカアーム292 ,302 もローラ86,
87を介して排気弁用カム23,23に摺接しているの
で、低速域での摩擦損失をより低減することができる。
【0048】さらに第2駆動ロッカアーム252 はスリ
ッパ91を介して隆起部80に摺接しており、そのスリ
ッパ91の幅は前記ローラ89の幅よりも狭くされ、第
2駆動ロッカアーム252 が、カムシャフト16の軸線
に沿って排気弁側ロッカアーム302 に一部を重合させ
る位置に配置されている。しかも吸気弁駆動手段17 3
は一対の駆動ロッカアーム243 ,253 で構成されて
いるので、上記第1実施例のように3つのロッカアーム
で吸気弁駆動手段を構成するものに比べると、カムシャ
フト16の軸線に沿って吸気弁駆動手段172 をよりコ
ンパクトに構成することができる。
【0049】以上の各実施例では、吸気弁駆動手段を構
成するロッカアームに、それらのロッカアーム全体の連
結および連結解除を切換える連結切換機構を設けた場合
について説明したが、連結切換機構が隣接するロッカア
ームの連結および連結解除を切換えるべく構成されてい
てもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように請求項1および2記載の発
明によれば、吸気弁駆動手段における各ロッカアームの
連結および連結解除を切換えることにより両吸気弁のう
ち一方を機関の運転状態によって実質的に休止させるこ
とを可能とするとともに、機関全体の摩擦損失のうち動
弁系の摩擦損失が占める割合が大きくなる低速域で作動
状態にある第1駆動ロッカアームがローラを介してカム
に摺接することにより機関全体の摩擦損失低減に寄与す
ることができ、カムシャフトに対応する位置では吸気弁
駆動手段の各ロッカアームの両側に排気弁側ロッカアー
ムを配置して吸気弁駆動手段を構成する各ロッカアーム
をコンパクトに構成することができ、各ロッカアームの
重量低減および連結切換機構の寸法精度向上の容易化を
図ることができ、吸気弁に連動、連結されているロッカ
アームへの偏荷重の作用を極力回避することができる。
また両排気弁の弁軸間に生じたスペースを有効に活用し
てプラグ挿入筒部を配設することができ、ローラよりも
幅を狭くして隆起部に摺接するスリッパを有する第2駆
動ロッカアームの少なくとも一部が、カムシャフトの軸
線に沿って両排気弁側ロッカアームに重合することによ
り、カムシャフトの軸線に沿って吸気弁駆動手段および
排気弁駆動手段をよりコンパクトに構成することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部縦断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】第2実施例の要部縦断面図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【符号の説明】
2・・・シリンダヘッド 5・・・燃焼室 16・・・カムシャフト 171 ,172 ・・・吸気弁駆動手段 181 ,182 ・・・排気弁駆動手段 21・・・第1カム 22・・・第2カム 241 ,242 ・・・第1駆動ロッカアーム 251 ,252 ・・・第2駆動ロッカアーム 26・・・自由ロッカアーム 291 ,292 ,301 ,302 ・・・排気弁側ロッカ
アーム 50,50′・・・連結切換機構 64・・・点火プラグ 65・・・プラグ挿入筒部としてのプラグパイプ 79・・・カム 80・・・隆起部 81,89・・・ローラ 82,91・・・スリッパ 90…カムスリッパ VE1,VE2・・・排気弁 VI1,VI2・・・吸気弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室(5)の上方位置で回転自在に配
    置された単一のカムシャフト(16)と一対の吸気弁
    (VI1,VI2)との間には、各吸気弁(VI1,VI2)に
    個別に連動、連結される第1および第2駆動ロッカアー
    ム(241 ,251 ;242 ,252 )を含んで相互に
    隣接配置される複数のロッカアーム(241 ,251
    26;242 ,252 )と、それらのロッカアームのう
    ち隣接相互の連結および連結解除を機関の運転状態に応
    じて切換可能な連結切換機構(50,50′)とを備え
    る吸気弁駆動手段(171 ,172 )が介設され、前記
    カムシャフトと一対の排気弁(VE1,VE2)との間に
    は、各排気弁に個別に連動、連結される一対の排気弁側
    ロッカアーム(291 ,301 ;292 ,302 )を備
    える排気弁駆動手段(181 ,182 )が介設され、前
    記燃焼室の天井面略中央部に配置すべき点火プラグ(6
    4)を挿入するためのプラグ挿入筒部(65)がシリン
    ダヘッド(2)に設けられるSOHC型内燃機関におい
    て、吸気弁駆動手段の各ロッカアームがカムシャフトに
    対応する位置で相互に隣接配置され、排気弁駆動手段の
    両排気弁側ロッカアームは、両排気弁の弁軸間でリンダ
    ヘッドに配設されるプラグ挿入筒部を相互間に挟むとと
    もにカムシャフトに対応する位置で吸気弁駆動手段を相
    互間に挟んで配置され、前記吸気弁駆動手段の第1駆動
    ロッカアームには、カムシャフトに設けられたカム(2
    2,79)に摺接するローラ(81,89)が軸支さ
    れ、カムシャフトの軸線に沿って両排気弁側ロッカアー
    ムの一方(301 ,302 )に少なくとも一部を重合さ
    せる位置に配置された第2駆動ロッカアームには、カム
    シャフトに設けられた隆起部(80)に摺接するスリッ
    パ(82,91)が前記ローラよりも幅を狭くして設け
    られ、前記隆起部は、第2駆動ロッカアームに連動、連
    結される吸気弁を、連結切換機構の連結解除状態での開
    弁タイミングで実質的には休止させる程度のわずかなリ
    フト量で開弁させる形状に形成されることを特徴とする
    SOHC型内燃機関。
  2. 【請求項2】 吸気弁駆動手段(171 )は、第1およ
    び第2駆動ロッカアーム(241 ,251 )と、両吸気
    弁(VI1,VI2)に対して自由となることを可能として
    両駆動ロッカアーム間に配置される自由ロッカアーム
    (26)とを備え、カムシャフト(16)には、主とし
    て機関高速時に対応可能な第1カム(21)と、主とし
    て機関低速時に対応可能にして第1カム(21)に隣接
    する第2カム(22)と、第2カム(22)とは反対側
    で第1カム(21)に隣接する隆起部(80)とが設け
    られ、自由ロッカアームには前記第1カムに摺接するカ
    ムスリッパ(90)が設けられ、前記第1駆動ロッカア
    ームには前記第2カムに摺接するローラ(81)が軸支
    され、前記第2駆動ロッカアームには前記隆起部(8
    0)に摺接するスリッパ(82)が設けられることを特
    徴とする請求項1記載のSOHC型内燃機関。
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