JP4160497B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジング内から前方に引出し自在な上面を開放面とする洗浄槽と、ハウジング内の上部に上下動自在に支持され、ハウジングへの洗浄槽の押し込み動作に連動して下降して洗浄槽の上面を閉塞する上蓋と、上蓋に、洗浄槽の上面周縁部に当接して洗浄槽をシールするように設けられるパッキンとを備える食器洗浄機に関する。
従来、上面を開放面とする洗浄槽をハウジングから前方に引出し自在とした引出し式の食器洗浄機において、ハウジングの上部に洗浄槽用の上蓋を固定的に配置し、上蓋に、洗浄槽の上面周縁部に対向する細長い風船状のパッキンを設けて、ハウジングに洗浄槽を押し込んだ後、パッキンをその内部への空気の供給で膨張させることにより洗浄槽の上面周縁部に当接させ、洗浄槽をシールするようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。然し、このものでは、洗浄槽の出し入れの度にパッキンが収縮、膨張されるため、パッキンの耐久性を確保することが困難になる問題がある。
かかる不具合を解消するため、ハウジングの上部に上蓋を上下動自在に支持し、ハウジングへの洗浄槽の押し込み動作に連動してカム機構等により上蓋を下降させ、上蓋に設けたパッキンを上蓋の下降で洗浄槽の上面周縁部に当接させて、洗浄槽をシールするようにしたものも知られている。
ところで、このものでは、上蓋の下降途中でパッキンが洗浄槽の上面周縁部に当接し、以後、パッキンの圧縮に要する力分だけ洗浄槽の押し込み負荷が増加する。ここで、パッキンとしては、一般的に、弾性材料で形成されるチューブ状のものを用いるが、厚肉の剛性の高いパッキンでは、洗浄槽の押し込み負荷が大きくなりすぎて、操作性が悪くなる。一方、パッキンを薄肉の低剛性のものとした場合は、洗浄槽の押し込み負荷の増加を低く抑えられるものの、洗浄槽に対するパッキンの圧接力も低くなって、シール性が悪くなる。
特表2001−509055号公報(第22〜23頁、図9〜11)
本発明は、以上の点に鑑み、洗浄槽の押し込み負荷の増加を低く抑え、且つ、洗浄槽のシール性も良好に確保できるようにした食器洗浄を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、ハウジング内から前方に引出し自在な上面を開放面とする洗浄槽と、ハウジング内の上部に上下動自在に支持され、ハウジングへの洗浄槽の押し込み動作に連動して下降して洗浄槽の上面を閉塞する上蓋と、上蓋に、洗浄槽の上面周縁部に当接して洗浄槽をシールするように設けられるパッキンとを備える食器洗浄機を改良したものである。
そして、本発明の第1の特徴によれば、パッキンは、弾性材料で形成されるチューブ状のパッキン本体を備え、パッキン本体の上部または下部の内面に、パッキンが洗浄槽の上面周縁部に当接して所定量圧縮されたときにパッキン本体の下部または上部に当接するリブを突設し、上蓋の下降端位置ではリブがパッキン本体の上部と下部との間に挟まれるようにしている。
これによれば、パッキンが所定量圧縮されるまでは、パッキンの圧縮に要する力が低く抑えられ、洗浄槽の押し込み負荷の増加が抑制される。そして、洗浄槽がストロークエンドまで押し込まれて上蓋が下降端位置に到達する僅かに手前の位置でのパッキンの圧縮量を上記所定量に設定しておけば、上蓋の下降端位置では、リブがパッキン本体の上部と下部との間に挟まれて、洗浄槽に対するパッキンの圧接力が増加し、洗浄槽が良好にシールされる。
尚、パッキンは弾性材料の押し出し成形で形成されるが、このような押し出し成形では、一端が自由端となるリブの形状精度を確保することは困難であり、リブが傾いて形成されたり、リブの突出高さが短くなることがある。その結果、上蓋の下降端位置でもリブがパッキン本体の上部と下部との間に挟まれず、洗浄槽に対するパッキンの十分な圧接力を得られなくなって、シール不良を生ずることがある。これに対し、パッキン本体内に、両端がパッキン本体に結合される隔壁を形成する場合には、形状精度を確保し易くなる。
そして、弾性材料で形成されるチューブ状のパッキン本体内に、パッキン本体の上部と下部とを結ぶ隔壁を一体に形成すれば、パッキンの剛性が高くなり、洗浄槽に対するパッキンの圧接力不足によるシール不良を防止できる。然し、このままでは、洗浄槽の上面周縁部にパッキンが当接してパッキンの圧縮が開始された時点からパッキンの圧縮に要する力が急増し、洗浄槽の押し込み負荷が増加して、操作性が悪くなる。
そこで、弾性材料で形成されるチューブ状のパッキン本体内に一体に形成した、パッキン本体の上部と下部とを結ぶ隔壁を備えるものにおいて、本発明の第2の特徴によれば、隔壁を、パッキン本体の上部に垂設された上半部と、この上部に対しパッキン本体の幅方向にオフセットした位置でパッキン本体の下部に立設された下半部と、上半部と下半部とを連結するパッキン本体の幅方向に屈曲された中間部とを有する屈曲形状に形成し、上下の各半部と中間部との屈曲コーナ部が上蓋の下降端位置でパッキン本体の下部と上部とに当接するようにしている。
第2の特徴によれば、パッキンの圧縮に際し隔壁が容易に座屈する。そのため、パッキンの圧縮に要する力の増加は緩やかになり、洗浄槽の押し込み負荷の増加が抑制される。そして、上蓋の下降端位置では、隔壁の上下の各半部と中間部との屈曲コーナ部がパッキン本体の下部と上部とに当接するため、この当接部分での圧接力が増加して、シール性が向上する。
また、本発明の第の特徴によれば、弾性材料で形成されるチューブ状のパッキン本体内に、パッキン本体の内部空間をパッキン本体の幅方向中間部と幅方向両側部との3つの空間に区画する、パッキン本体の幅方向の中心に関して対称な一対の隔壁を一体に形成し、各隔壁は、パッキン本体の上部に垂設された上半部と、この上半部の下端からパッキン本体の幅方向外方に屈曲してのびてパッキン本体の側部に結合される下半部とを有する屈曲形状に形成され、洗浄槽に当接するパッキン本体の下部が上蓋の下降端位置で各隔壁の上半部と下半部との屈曲コーナ部に当接するようにしている。
これによれば、洗浄槽にパッキン本体の最下部が当接してからパッキン本体の側部と隔壁との結合部が洗浄槽に当接するまでの圧縮過程では、パッキンの圧縮に要する力が低く抑えられ、洗浄槽の押し込み負荷の増加が抑制される。上記結合部が洗浄槽に当接すると、隔壁の変形抵抗により洗浄槽に対するパッキンの圧接力が増加する。そして、一対の隔壁によりパッキン本体の幅方向両側でパッキンの圧接力が増加するため、洗浄槽が良好にシールされる。特に、第の特徴によれば、洗浄槽に当接するパッキン本体の下部が上蓋の下降端位置で隔壁の上半部と下半部との屈曲コーナ部に当接するため、パッキン本体の下部が隔壁の上半部で上方から押えられて、シール性が一層良好になる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明食器洗浄機の一例を示す概略側面図、図2は図1の食器洗浄機の上蓋の上下反転した状態の斜視図、図3はパッキンの第1実施形態の断面図、図4(a)(b)は洗浄槽の上面周縁部の前辺部分と後辺部分に当接するパッキンの部分の圧縮状態の断面図、図5〜図10はパッキンの第2〜第7実施形態の断面図である。
図1に示す食器洗浄機は、ハウジング1内から前方に引出し自在な洗浄槽2を備える。洗浄槽2は、上面が開放面になっており、洗浄槽2をハウジング1から引き出した状態で、洗浄槽2に上方から食器を出し入れする。ハウジング1内の上部には、洗浄槽2用の上蓋3がガイド機構(図示省略)により上下方向に移動自在に案内され、且つ、ばね(図示省略)により上方に付勢された状態で配置されている。
洗浄槽2の左右の各外側面の上部にはカム溝4が形成されている。また、上蓋3の左右の各側辺部に下方にのびる動作板5を連結し、この動作板5に、カム溝4に係合するローラ6を軸着している。そして、ハウジング1への洗浄槽2の押し込み動作でローラ6がカム溝4の前端の下方への傾斜部4aに係合したとき、傾斜部4aを介してローラ6に作用する洗浄槽2の後方への押し込み力の下方への分力により上蓋3が下降され、洗浄槽2の上面が閉塞される。尚、上蓋3は、後部においても上記と同様のカム溝とローラとにより引き下げられ、水平姿勢を保ったまま下降する。
上蓋3は、図2に示す如く、合成樹脂製の蓋本体30と、蓋本体30の周縁に取り付けた金属製の補強枠31とで構成されている。また、上蓋3の下面周縁部には、洗浄槽2の上面周縁部に当接して洗浄槽2をシールするパッキン7が装着されている。パッキン7は、シリコーンゴム等の弾性材料の押し出し成形品で構成されており、この押し出し成形品を所定長さに切断した後、その両端を加硫接着してループ状のパッキン7を得ている。
パッキン7の詳細は、図3に示す通りであり、洗浄槽2の上面周縁部に当接するチューブ状のパッキン本体7aと、パッキン本体7aの上部から上方に延出された、上蓋3に対する係止部7bとを有する。係止部7bの上端には、上蓋3の外縁側に屈曲するフック部7cが形成されている。そして、上蓋3の蓋本体30の下面周縁部に、フック部7cを受け入れ可能な幅のパッキン装着溝32を形成している。
また、上蓋3の補強枠31は、ねじ33で蓋本体30の周縁に締結されている。そして、補強枠31の上縁と下縁とに夫々内方に屈曲する折曲げ部31a,31bを形成し、両折曲げ部31a,31bで蓋本体30の周縁部を上下から挟むことにより、蓋本体30の反りを防止できるようにしている。更に、補強枠31の下縁の折曲げ部31bをパッキン装着溝32に達するように形成して、パッキン装着溝32に挿入されたフック部7cの下面に折曲げ部31bを係合させている。また、折曲げ部31bの先端にはヘミング加工による折返し部31cが形成されている。
以上の構成によれば、食器洗浄中に飯粒等の粘着性を持つ物質がパッキン7に飛散して、パッキン7が洗浄槽2に貼り付いても、パッキン装着溝32に対しフック部7cが折曲げ部31bによって抜け止めされるため、洗浄槽2の引出し動作で上蓋3を上昇させる際に、パッキン7が上蓋3から脱落することを確実に防止できる。また、折返し部31cを形成することにより、折曲げ部31bの先端のエッジで係止部7bに傷を付けること防止できる。
尚、本実施形態では、補強枠31を蓋本体30の前後左右の4辺に対応させて4分割している。そして、パッキン7の蓋本体30の4隅における各コーナ部では、蓋本体30の下面にねじ止めした合成樹脂製の係合板34をフック部7cの下面に係合させて、コーナ部におけるパッキン7の抜け止めを図っている。
本実施形態のパッキン本体7aの断面形状は、幅方向を長径方向とする楕円形である。尚、この楕円形の寸法は、長径が約8mm、短径が約6mmである。そして、パッキン本体内7aに、パッキン本体7aの内部空間を幅方向中間部と幅方向両側部との3つの空間に区画する、パッキン本体7aの幅方向の中心に関して対称な一対の隔壁71,71を一体に形成している。各隔壁71は、パッキン本体7aの上部に垂設された上半部71aと、この上半部71aの下端からパッキン本体7aの幅方向外方に屈曲してのびて、パッキン本体7aの最下部より上方位置でパッキン本体7aの側部に結合される下半部71bとを有する屈曲形状に形成されている。尚、パッキン素材と成る押し出し成形品の両端を加硫接着してループ状のパッキン7を形成する前に、押し出し成形品の端末部において各隔壁71を削り取ってパッキン本体7a内の3つの空間を相互に連通させ、更に、パッキン本体7aの適所に息抜き孔を形成して、パッキン本体7aの内部空間が大気開放されるようにしている。
ところで、上蓋3は、先に説明したように、洗浄槽2の押し込み動作に伴いカム溝4とローラ6とから成るカム機構を介して下降され、この下降でパッキン7が洗浄槽2の上面周縁部に当接して圧縮される。そのため、パッキン7の圧縮に要する力分だけ洗浄槽2の押し込み負荷が増加する。更に、本実施形態では、上蓋3の下降中、上蓋3に対し洗浄槽2が押し込み方向たる後方に相対移動する。そして、パッキン7が洗浄槽2の上面周縁部に当接すると、以後、上蓋3がパッキン7を圧縮しつつ下降する間、洗浄槽2にパッキン7を介して制動力が作用し(主として、洗浄槽2の上面周縁部の左右の側辺部分に当接するパッキン7の部分で発生する摩擦力による)、この制動力によっても洗浄槽2の押し込み負荷が増加する。尚、本実施形態では、洗浄槽2がストロークエンドまで押し込まれて上蓋2が下降端位置に到達したときのパッキン7の圧縮量が約2mmになるように設定されている。そして、カム溝4の傾斜部4aの傾斜角は45°に設定されており、そのため、パッキン7が洗浄槽2の上面周縁部に当接してから上蓋3が下降端位置に到達するまでの洗浄槽2の後方への移動距離は約2mmになる。
ここで、パッキン本体7a内に形成した上記各隔壁71とパッキン本体7aの側部との結合部とパッキン本体7aの最下部内面との間の距離は約1mm、各隔壁71の上半部71aと下半部71bとの屈曲コーナ部とパッキン本体7aの最下部内面との間の距離は約2mm、に設定されている。上蓋3の下降でパッキン本体7aの最下部が洗浄槽2に当接してから、各隔壁71とパッキン本体7aの側部との結合部が洗浄槽2に当接するまでの約1mmの圧縮範囲では、パッキン7の圧縮反力は極小さく、そのため洗浄槽2の押し込み負荷も殆ど増加しない。各隔壁71とパッキン本体7aの側部との結合部が洗浄槽2に当接すると、以後各隔壁71の下半部71bが変形して、その変形抵抗によりパッキン7の圧縮反力が増加するが、下半部71bは上半部71aに対する屈曲コーナ部を支点にして容易に屈曲するため、パッキン7の圧縮反力は左程増加せず、洗浄槽2の押し込み負荷の増加は低く抑えられる。上蓋3の下降端位置では、図3に仮想線で示したように、洗浄槽2に当接するパッキン本体7aの下部が各隔壁71の上半部71aと下半部71bとの屈曲コーナ部に当接し、パッキン本体7aの下部が幅方向両側で各隔壁71の上半部71aにより上方から押えられる。これにより、パッキン本体7aの幅方向両側で洗浄槽2に対するパッキン7の圧接力が増加し、洗浄槽2が良好にシールされる。
ところで、洗浄槽2の上面周縁部の前辺部分と後辺部分に当接するパッキン7の部分は、幅方向が前後方向となり、パッキン7に対する洗浄槽2の後方への相対移動で幅方向のスラスト力を受ける。尚、洗浄槽2の上面周縁部の前辺部分のパッキン7が着座するシール面2a(図4(a)参照)と、後辺部分のパッキン7が着座するシール面2b(図4(b)参照)は、夫々内方に向かって下方に傾斜する若干の勾配が付けられており、パッキン7の幅方向中間の圧縮量が約2mmになる。前辺部分に当接するパッキン7の部分は、図4(a)で右方に引張られて、外側(図面で左側)の隔壁71が自由状態から反時計方向に回転変位し、この隔壁71とパッキン本体7aとの結合部がシール面2aに強く押し当てられ、シール性が確保される。また、後辺部分に当接するパッキン7の部分は、図4(b)で右方に引張られて、内側(図面で左側)の隔壁71が自由状態から反時計方向に回転変位し、この隔壁71とパッキン本体7aとの結合部を起点にしてパッキン本体7aの下部がシール面2bに押し当てられる。そして、パッキン本体7aの内側の側部に洗浄液が当たって、これをめくり上げようとする力が作用しても、内側の隔壁71が支えとなってめくり上げが阻止され、パッキン本体7aとシール面2aとの間への洗浄液の侵入が有効に防止されて、シール性が確保される。
次に、図に示すパッキン7の第実施形態について説明する。このパッキン7のパッキン本体7a内には、パッキン本体7aの上部と下部とを結ぶ隔壁75が一体に形成されている。この隔壁75は、パッキン本体7aの上部に垂設された上半部75aと、この上半部75aに対しパッキン本体7aの幅方向にオフセットした位置でパッキン本体7aの下部に立設された下半部75bと、上半部75aと下半部75bとを連結するパッキン本体7aの幅方向に屈曲された中間部75cとを有する屈曲形状に形成されている
実施形態のパッキン7は、上蓋3の下降端位置において、図に仮想線で示す形状に圧縮される。この状態では、隔壁75の上下の各半部75a,75bと中間部75cとの屈曲コーナ部がパッキン本体7aの下部と上部とに当接しており、隔壁75の上下の各半部75a,75bによりパッキン本体7aの下部が2箇所で押え付けられ、洗浄槽2が良好にシールされる。また、隔壁75が屈曲形状であることから、隔壁75が容易に座屈する。そのため、隔壁75の上下の各半部75a,75bと中間部75cとの屈曲コーナ部がパッキン本体7aの下部と上部とに当接するまでは、パッキン7の圧縮反力が小さく抑えられ、洗浄槽2の押し込み負荷の増加が抑制される。
次に、図に示すパッキン7の第実施形態について説明する。このパッキン7のチューブ状のパッキン本体7aの上部内面には、パッキン7が、上蓋3の下降端位置におけるパッキン7の圧縮量より僅かに少ない所定量だけ圧縮されたときにパッキン本体7aの下部に当接するリブ76が突設されている。従って、上蓋3の下降端位置では、図に仮想線で示す如く、リブ76がパッキン本体7aの下部に当接して、パッキン本体7aの下部がリブ76により押え付けられ、洗浄槽2が良好にシールされる。また、リブ76がパッキン本体7aの下部に当接するまでは、パッキン7の圧縮反力は極小さく、洗浄槽2の押し込み負荷の増加が抑制される。
尚、第実施形態では、リブ76を1個だけ突設したが、図に示す第実施形態のように、リブ76を2個突設しても良い。また、リブ76は、パッキン本体7aの下部に突設しても良い。
但し、弾性材料の押し出し成形では、一端が自由端となるリブ76の形状精度を確保することは困難であり、リブ76が傾いて形成されたり、リブ76の突出高さが短くなることがある。その結果、上蓋3の下降端位置でもリブ76がパッキン本体7aの上部と下部との間に挟まれず、洗浄槽2に対するパッキン7の十分な圧接力を得られなくなって、シール不良を生ずることがある。これに対し、第1、第2実施形態のように両端がパッキン本体7aに結合される隔壁71,75を形成する場合には、形状精度を確保し易く、有利である。特に、洗浄槽2の押し込み負荷の増加を可及的に抑制して、且つ、洗浄槽2のシール性も向上するには、第1実施形態のものが好適である。
また、上記実施形態では、洗浄槽2の押し込み動作で上蓋3が下降する際、洗浄槽2が上蓋3に対し後方に相対移動するが、上蓋3を下降させつつ後方に移動させるようにして、洗浄槽2が上蓋3に対し後方に相対移動しないようにすることも可能であり、この場合も上記実施形態と同様のパッキン7を用いることで、洗浄槽2の押し込み負荷の増加を抑制できる。
本発明食器洗浄機の一例を示す概略側面図。 図1の食器洗浄機の上蓋の上下反転した状態の斜視図。 パッキンの第1実施形態の断面図。 (a)洗浄槽の上面周縁部の前辺部分に当接するパッキンの部分の圧縮状態の断面図、(b)洗浄槽の上面周縁部の後辺部分に当接するパッキンの部分の圧縮状態の断面図。 パッキンの第2実施形態の断面図。 パッキンの第3実施形態の断面図。 パッキンの第4実施形態の断面図。
符号の説明
1…ハウジング、2…洗浄槽、3…上蓋、7…パッキン、7a…パッキン本体、71…隔壁、71a…上半部、71b…下半部、75…屈曲形状の隔壁、76…リブ。

Claims (3)

  1. ハウジング内から前方に引出し自在な上面を開放面とする洗浄槽と、ハウジング内の上部に上下動自在に支持され、ハウジングへの洗浄槽の押し込み動作に連動して下降して洗浄槽の上面を閉塞する上蓋と、上蓋に、洗浄槽の上面周縁部に当接して洗浄槽をシールするように設けられるパッキンとを備える食器洗浄機において、
    パッキンは、弾性材料で形成されるチューブ状のパッキン本体を備え、パッキン本体の上部または下部の内面に、パッキンが洗浄槽の上面周縁部に当接して所定量圧縮されたときにパッキン本体の下部または上部に当接するリブを突設し、上蓋の下降端位置ではリブがパッキン本体の上部と下部との間に挟まれることを特徴とする食器洗浄
  2. ハウジング内から前方に引出し自在な上面を開放面とする洗浄槽と、ハウジング内の上部に上下動自在に支持され、ハウジングへの洗浄槽の押し込み動作に連動して下降して洗浄槽の上面を閉塞する上蓋と、上蓋に、洗浄槽の上面周縁部に当接して洗浄槽をシールするように設けられるパッキンとを備える食器洗浄機において、
    パッキンは、弾性材料で形成されるチューブ状のパッキン本体と、パッキン本体内に一体に形成した、パッキン本体の上部と下部とを結ぶ隔壁を備え、この隔壁は、パッキン本体の上部に垂設された上半部と、この上半部に対しパッキン本体の幅方向にオフセットした位置でパッキン本体の下部に立設された下半部と、上半部と下半部とを連結するパッキン本体の幅方向に屈曲された中間部とを有する屈曲形状に形成され、上下の各半部と中間部との屈曲コーナ部が上蓋の下降端位置でパッキン本体の下部と上部とに当接することを特徴とする食器洗浄
  3. ハウジング内から前方に引出し自在な上面を開放面とする洗浄槽と、ハウジング内の上部に上下動自在に支持され、ハウジングへの洗浄槽の押し込み動作に連動して下降して洗浄槽の上面を閉塞する上蓋と、上蓋に、洗浄槽の上面周縁部に当接して洗浄槽をシールするように設けられるパッキンとを備える食器洗浄機において、
    パッキンは、弾性材料で形成されるチューブ状のパッキン本体と、パッキン本体内に一体に形成した、パッキン本体の内部空間をパッキン本体の幅方向中間部と幅方向両側部との3つの空間に区画する、パッキン本体の幅方向の中心に関して対称な一対の隔壁を備え、
    各隔壁は、パッキン本体の上部に垂設された上半部と、この上半部の下端からパッキン本体の幅方向外方に屈曲してのびてパッキン本体の側部に結合される下半部とを有する屈曲形状に形成され、洗浄槽に当接するパッキン本体の下部が上蓋の下降端位置で各隔壁の上半部と下半部との屈曲コーナ部に当接することを特徴とする食器洗浄
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