JP4160475B2 - 燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置 - Google Patents

燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4160475B2
JP4160475B2 JP2003289762A JP2003289762A JP4160475B2 JP 4160475 B2 JP4160475 B2 JP 4160475B2 JP 2003289762 A JP2003289762 A JP 2003289762A JP 2003289762 A JP2003289762 A JP 2003289762A JP 4160475 B2 JP4160475 B2 JP 4160475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
contact resistance
measured
separator
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003289762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005063723A (ja
Inventor
哲也 近藤
義光 小川
伸宏 浅井
仁 福光
修 石上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2003289762A priority Critical patent/JP4160475B2/ja
Publication of JP2005063723A publication Critical patent/JP2005063723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4160475B2 publication Critical patent/JP4160475B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Description

燃料電池の発電性能(以下、「発電特性」という)を評価するための一手法としてセパレータ同士の接触面に存在する電気抵抗(以下、「接触抵抗」という)を測定することが知られており、本発明はセパレータ同士の接触面に存在する電気抵抗を測定する燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置に関するものである。
図9は代表的な燃料電池の概略断面図である。
燃料電池100は、電解質膜102にアノード側電極103およびカソード側電極104を添わせ、これらの電極103,104を拡散層105,106を介してセパレータ107,108で挟むことでセルモジュール101を構成し、セルモジュール101を多数個積層したものである。
セパレータ107,108にはガスや水の通路となる通路用溝109を備える。
この燃料電池100の発電特性を評価する装置として、セルモジュール101単体を被測定部材として測定するものや、セパレータ107,108を被測定部材として測定するものがある。これらの装置について以下にそれぞれ説明する。
先ず、セルモジュール101単体を被測定部材として測定するものとしては、単位燃料電池の特性評価装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−205762公報
図10は特許文献1の図1の再掲図である。ただし、符合は振り直した。
単位燃料電池の特性評価装置110は、油圧昇降装置111で荷重検出器112を上昇させることにより、セルモジュール113の上下の面114,115を上電極116の基板116aと下電極117の基板117aとで挟持し、上下の電極116,117に電流を流して電極116,117間の電圧を測定することで、セルモジュール113の発電特性を評価する。
この単位燃料電池の特性評価装置110は、上電極116の基板116aおよび下電極117の基板117aを大きく形成し、上電極116の基板116aおよび下電極117の基板117aをセルモジュール113の上下の面114,115の略全域に接触させている。
このため、上電極116の基板116aとセルモジュール113の上面114との間に界面現象により接触抵抗と呼ばれる電圧降下が生じるとともに、下電極117の基板117aとセルモジュール113の下面115との間に界面現象により接触抵抗と呼ばれる電圧降下が生じることが考えられる。
このように、界面現象により電圧降下が生じると、セルモジュール113の発電特性を正しく評価することができないことがある。
次に、セパレータを被測定部材として測定するものとしては、次図に示すセパレータの接触抵抗測定装置が知られている。
図11は従来の燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置を示す概略図である。
燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置120は、上下のセパレータ121,122を重ね合わせ、重ね合わせたセパレータ121,122の突片121a.122aをクリップ状の端子123,124で挟み、この状態のセパレータ121,122を上下の電極125,126で挟持し、上下の電極125,126をインシュレータ127,128を介して上下の挟持部材131,132で挟持する。
上下の挟持部材131,132に所定の押圧力をかけ、電源133から電流を流し、第1電圧計134で上下の電極125,126間の電圧V1を測定するとともに、第2電圧計135で上下のセパレータ121,122間の電圧V2を測定する。
測定したV2から、上下のセパレータ121,122の接触抵抗を求める。接触抵抗は燃料電池の発電特性に影響を与えるので、測定した接触抵抗に基づいて燃料電池の発電特性を評価する。
燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置120によれば、上下のセパレータ121,122の突片121a,122aをクリップ状の端子123,124で挟むことで、上下のセパレータ121,122に対するクリップ123,124の接触面積を小さくすることができる。
このように、上下のセパレータ121,122に対するクリップ状の端子123,124の接触面積を小さくすることで、セパレータ121,122とクリップ状の端子123,124との接触抵抗を抑えて、燃料電池の発電特性をより正確に評価することが可能になる。
しかし、上下のセパレータ121,122の突片121a,122aをクリップ状の端子123,124で挟む作業を、手作業でおこなうために、作業者の負担が大きく、かつ燃料電池の発電特性の評価に手間がかかっていた。
本発明は、燃料電池の発電特性の評価を手間をかけないで簡単におこなうことができ、さらに燃料電池の発電特性を正確に評価することができる燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、セパレータなどの被測定部材を複数枚重ね合わせ、これらの被測定部材を一対の電極で挟持し、この状態で一対の電極に電流を流すことにより被測定部材間の接触抵抗を求める燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置において、前記一対の電極に、前記被測定部材へ出没自在に端子を埋設するとともに、これらの端子を突出側に付勢する弾性部材を設けることで、一対の電極で前記被測定部材を挟持した際に各々の端子を被測定部材に接触可能とし、これらの端子を被測定部材に接触させた状態で、前記一対の端子間の電圧を測定する測定手段を設け、この測定手段で測定した前記電圧に基づいて前記接触抵抗を求める手段を設けたことを特徴とする。
一対の電極に端子を埋設するとともに、これらの端子を被測定部材へ向けて出没自在とする。さらに、一対の電極に弾性部材を設けることで、これらの弾性部材で各々の端子を被測定部材へ向けて突出するように付勢する。
これにより、一対の電極で被測定部材を挟持する際に、各々の端子を被測定部材に接触させることができる。
よって、従来技術のように各々の端子を手作業で被測定部材に接触させる必要がなく、さらに一対の電極で被測定部材を挟持する工程と、各々の端子を被測定部材に接触させる工程を同時におこなうことができる。
さらに、各々の端子を被測定部材に接触させる構成とすることで、これらの端子が被測定部材に接触する接触面積を小さくする。接触面積を小さくすることで、各々の端子が被測定部材に接触した際の面圧を高め、各々の端子を被測定部材に確実に接触させる。
これにより、各々の端子と被測定部材との接触抵抗(電圧降下)がばらつくことを抑えることができる。
請求項2に係る発明において、一対の電極は、導電性材料で基部を形成し、それぞれの基部の表面に金メッキを形成したものであることを特徴とする。
ここで、一対の電極として、通常、銅製の電極を使用するが、銅製の電極は、時間の経過とともに表面が腐食反応し、この腐食反応で端子の表面に、不動態皮膜や緑青などの錆び、すなわち非導電性酸化生成物が発生することが考えられる。
このため、銅製の電極は、時間の経過、すなわち経年的に表面の接触抵抗が変化してしまい、被測定部材間の接触抵抗を正確に測定することは難しい。
そこで、請求項2において、一対の電極の基部を導電性材料で形成し、それぞれの基部の表面に金メッキを形成することにした。金は銅と比較して腐食反応が起こり難く、端子の表面に非導電性酸化生成物が発生することを抑制することができる。
このため、一対の電極の表面に金メッキを形成することで、電極の表面に非導電性酸化生成物が発生し難くして、電極の接触抵抗が経年的に変化することを抑えることにした。これにより、被測定部材間の接触抵抗をより正確に測定することができる。
請求項1に係る発明では、各々の端子を手作業で被測定部材に接触させる必要がなく、さらに一対の電極で被測定部材を挟持する工程と、各々の端子を被測定部材に接触させる工程を同時におこなうことで、燃料電池の発電特性の評価を手間をかけないで簡単におこなうことができるという利点がある。
さらに、端子と被測定部材との間の接触抵抗を抑えて、被測定部材間の接触抵抗を精度よく測定できるようにしたので、燃料電池の発電特性を正確に評価することができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、電極の接触抵抗が経年的に変化することを抑えて、被測定部材間の接触抵抗をより正確に測定できるようにしたので、燃料電池の発電特性をより正確に評価することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置を示す側面図である。
燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置10は、ベース11に基台12を設け、基台12の左右側に脚部13・・・(・・・は複数を示す)を立設し、これらの脚部13・・・の頂部14・・・に天井梁部15を設け、この天井梁部15の下部に固定部材16を設け、この固定部材16の下部にインシュレータ17を介して上電極18を取付ボルト19・・・で取り付け、前記基台12に脚部13・・・に沿ってガイドロッド21・・・を立設し、ガイドロッド21・・・に昇降部材22を昇降自在に取り付け、基台12と昇降部材22との間にエアシリンダ23を配置し、このエアシリンダ23のシリンダ部24を基台12に連結するとともに、エアシリンダ23のピストンロッド25を昇降部材22に連結し、昇降部材22にロードセル26を設け、昇降部材22の上部にインシュレータ27を介して下電極28を取付ボルト29・・・で取り付け、下電極28に一対の位置決めピン31,31を立設するとともに、上電極18に一対の差込孔32,32を形成し、一対の差込孔32,32に一対の位置決めピン31,31の先端部31a,31aを差し込み可能に構成したものである。
また、燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置10は、上電極18に上端子35を設けるとともに、下電極28に下端子36を設け、上下の電極(一対の電極)18,28間に電圧をかける電源38を設け、この電源をオンにした際に、一対の電極18,28間の第1電圧V1を測定するとともに、上下の端子(一対の端子)35,36間の第2電圧(電圧)V2を測定する測定手段41を設け、この測定手段41で測定した第1電圧V1、第2電圧V2に基づいて接触抵抗を求める接触抵抗算出手段(接触抵抗を求める手段)42を設け、電源38のオン−オフを制御するとともにロードセル26からの信号に基づいて切換弁44を制御する制御部45を備える。
上下の電極18,28は、ステンレス鋼(導電性材料)で基部を形成し、それぞれの基部に金メッキを形成したものである。一対の電極18,28をステンレス鋼で形成し、その表面に金メッキを形成した理由については後述する。
上下の電極18,28の基部は、ステンレス鋼に限らないで、鉄鋼系や銅系のその他の導電性材料を適用することも可能である。
なお、インシュレータ17は、例えばアクリル製の絶縁板材が該当するが、これに限るものではなく、その他の絶縁性樹脂などの絶縁板材を適用することも可能である。
エアシリンダ23には、進出流路47を介して切換弁44およびポンプ49を連通するとともに、後退流路48を介して切換弁44およびポンプ49を連通する。
測定手段41は、上下の電極18,28間の第1電圧V1を測定する第1電圧計51を備えるとともに、上下の端子35,36間の第2電圧V2を測定する第2電圧計52を備え、第1電圧計51で測定した第1電圧V1と、第2電圧計52で測定した第2電圧V2を接触抵抗算出手段42に伝えるものである。
この燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置10によれば、制御部45から出力した信号で切換弁44を操作し、後退流路48をポンプ49に連通するとともに進出流路48を開放状態に保つ。
ポンプ49で取り込んだエアを、後退流路48を介してエアシリンダ23のピストンエンド側に流入させることで、エアシリンダ23のピストンロッド25を後退させ、昇降部材22とともに下電極28を下降させる。
下電極28を下降させることで、一対の位置決めピン31,31の先端部31a,31aを、差込孔32,32から抜き出して上電極18の接触下面18aから所定間隔離す。
一対の位置決めピン31,31に、下セパレータ(被測定部材)55の位置決め孔57,57を嵌め込むとともに、上セパレータ(被測定部材)54の位置決め孔56,56を嵌め込み、上下のセパレータ54,55を位置決めピン31,31で位置決めした状態で下電極28の接触上面28aに載せる。
制御部45から出力した信号で切換弁44を操作し、進出流路47をポンプ49に連通するとともに、後退流路48を開放状態に保つ。ポンプ49で取り込んだエアを、進出流路47を介してエアシリンダ23のヘッドエンド側に流入させることで、エアシリンダ23のピストンロッド25を進出させ、昇降部材22とともに下電極28を上昇させる。
これにより、一対の位置決めピン31,31の先端部31a,31aを差込孔32,32に差し込むとともに、上下のセパレータ54,55を重ね合わせた状態で上下の電極18,28で挟持する。
上下のセパレータ54,55を電極18,28で挟持することにより、ロードセル26に荷重がかかる。
ここで、ロードセル26に所定の荷重がかかるように、制御部45でエアシリンダ23を操作する。なお、ロードセル26にかかる所定の荷重については後述する。
この状態で、制御部45から出力した信号で電源38をオンにして、上下の電極18,28間に所定の電圧をかける。測定手段41の第1電圧計51で上下の電極18,28間の第1電圧V1を測定するとともに、第2電圧計52で上下の端子35,36間の第2電圧V2を測定する。
第1、第2の電圧計51,52で測定した第1、第2の電圧V1,V2を接触抵抗算出手段42に伝える。
接触抵抗算出手段42は、第2電圧V2に基づいて上下のセパレータ54,55間の接触抵抗を求め、求めた接触抵抗に基づいて、上下のセパレータを組み込む燃料電池(図示せず)の発電性能を評価する。
なお、第1電圧計51で測定した第1電圧V1は、電源38が正常であるか否かを判断するデータとして利用する。
図2は本発明に係る燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置を示す要部拡大図である。
上電極18の接触下面18aを上セパレータ54の接触面54aの全域に当接するように構成し、下電極28の接触上面28aを下セパレータ55の接触面55aの全域に当接するように構成する。
これにより、上下の電極18,28で上下のセパレータ54,55を挟持した際に、上下のセパレータ54,55の接触面54a,55a全域に所望の押圧力を均一にかけることが可能になる。
しかし、上電極18の接触下面18aを接触面54aの全域に当接し、かつ下電極28の接触上面28aを接触面55aの全域に当接するように構成すると、上電極18の接触下面18aや下電極28の接触上面28aが大きくなる。
よって、上下の電極18,28を、例えば銅製の電極とした場合、電極の表面が腐食反応して表面に、不動態皮膜や緑青などの錆び、すなわち非導電性酸化生成物が発生することが考えられる。
このため、上下の電極は、経年的に表面の接触抵抗が比較的大きく変化する虞がある。
そこで、上述したように上下の電極18,28をステンレス鋼で形成し、その表面に金メッキを形成した。金は銅と比較して腐食反応が起こり難く、上下の電極18,28の表面に非導電性酸化生成物が発生することを抑制する。このため、上下の電極18,28に金メッキを形成することで、上下の電極18,28の表面に非導電性酸化生成物が発生することを抑えることにした。
よって、上下の電極18,28の接触抵抗が経年的に変化することを抑えることで、上下のセパレータ54,55間の接触抵抗をより正確に測定することが可能になる。
なお、金が銅と比較して接触抵抗の経年変化が起こり難い理由は以下の通りである。すなわち、あらゆる環境において、金は銅に比べて不動態域が広いためである。
上電極18には、接触下面18aに開口する収納凹部61を形成し、この収納凹部61の周壁に一対のガイド溝62,62を形成し、接触下面18aと反対側の面18b側に段部63を形成する。
この収納凹部61内に、上端子35を昇降自在に収納するとともに、上端子35の一対の突起64,64をガイド溝62,62内に配置し、段部63をブロック65で塞ぐ。
よって、上端子35を上電極18に埋設するとともに、埋設した上端子35を上セパレータ54に向けて出没自在とすることができる。
上端子35は、先端部66を凹凸状に形成し、凹凸状の凸部66a・・・を上セパレータ54の接触面54aに接触可能とし、さらに基端部67に開口する凹部67aを設けたものである。
この凹部67a内に圧縮ばね(弾性部材)68の下端部を配置するとともに、圧縮ばね68の上端部をブロック65に当接する。
これにより、圧縮ばね68のばね力で上端子35を突出側、すなわち上セパレータ54に向けて付勢することにより、凸部66a・・・を上セパレータ54の接触面54aに接触する。
上端子35の凹部67aにはリード線69の端子69aを接合し、接合したリード線69を圧縮ばね68内を通してブロック65まで延ばし、ブロック65まで延ばしたリード線69をブロック65を通して上電極35の外側に延ばし、延ばしたリード線69を上電極18とインシュレータ17との間に配置する。このリード線69は、弾性変形可能なワイヤーハーネスである。
下電極28には、上電極18と同様に、接触上面28aに開口する収納凹部71を形成し、この収納凹部71の周壁に一対のガイド溝72を形成し、接触上面28aと反対側の面28b側に段部73を形成する。
この収納凹部71内に、下端子36を昇降自在に収納するとともに、下端子36の突起74をガイド溝72,72内に配置し、段部73をブロック75で塞ぐ。
よって、下端子36を下電極28に埋設するとともに、埋設した下端子36を下セパレータ55に向けて出没自在とすることができる。
下端子36は、上端子35と同様に、先端部76を凹凸状に形成し、凹凸状の凸部76a・・・を下セパレータ55の接触面55aに接触可能とし、さらに基端部77に開口する凹部77aを設けたものである。
この凹部77a内に圧縮ばね(弾性部材)78の上端部を配置するとともに、圧縮ばね78の下端部をブロック75に当接する。
これにより、圧縮ばね78のばね力で下端子36を突出側、すなわち下セパレータ55に向けて付勢することにより、凸部76a・・・を下セパレータ55の接触面55aに接触する。
下端子36の凹部77aには、上端子35と同様に、リード線79の端子79aを接合し、接合したリード線79を圧縮ばね78内を通してブロック75まで延ばし、ブロック75まで延ばしたリード線79をブロック75を通して下電極28の外側に延ばし、延ばしたリード線79を下電極28とインシュレータ27との間に配置する。このリード線79は、弾性変形可能なワイヤーハーネスである。
上電極18側のリード線69と、下電極28側のリード線79とに第2電圧計52を接続する。
よって、上下の電極18,28で上下のセパレータ54,55を挟持した際に、上端子35の凸部66a・・・を圧縮ばね68のばね力で上セパレータ54の接触面54aに接触させ、下端子36の凸部76a・・・を圧縮ばね78のばね力で下セパレータ55の接触面55aに接触させる。
上端子35の凸部66a・・・を上セパレータ54の接触面54aの略中央に接触させるとともに、下端子36の凸部76a・・・を下セパレータ55の接触面55aの略中央に接触させることで、いわゆるポイントコンタクトとし、上下の端子35,36が上下のセパレータ54,55に接触する接触面積を小さくする。
上端子35が上セパレータ54に接触する接触面積を小さくすることで、上端子35が上セパレータ54に接触した際の面圧を高め、上端子35を上セパレータ54に確実に接触させる。これにより、上端子35と上セパレータ54との接触抵抗がばらつくことを抑える。
また、下端子36が下セパレータ55に接触する接触面積を小さくすることで、下端子36が下セパレータ55に接触した際の面圧を高め、下端子36を下セパレータ55に確実に接触させる。これにより、下端子36と下セパレータ55との接触抵抗がばらつくことを抑える。
上下の端子35,36は、ステンレス鋼(導電性材料)で基部を形成し、それぞれの基部に金メッキを形成したものである。
一対の端子35,36をステンレス鋼で形成し、その表面に金メッキを形成した理由は、上下の電極18,28をステンレス鋼(導電性材料)で形成し、それぞれの表面に金メッキを形成した理由と同じである。
上下の端子35,36の基部をステンレス鋼で形成し、それぞれの基部に金メッキを形成することで、一対の端子35,36の表面に非導電性酸化生成物が発生し難くして、それぞれの端子35,36の接触抵抗が経年的に変化することを抑えることにした。
これにより、上下のセパレータ54,55の接触抵抗をより正確に測定することができる。
次に、燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置10の作用を図3〜図7に基づいて説明する。
図3(a),(b)は本発明に係る接触抵抗測定装置にセパレータをセットするために下電極を下降させる例を説明する図である。
(a)において、エアシリンダ23のピストンロッド25を後退させ、昇降部材22とともに下電極28を下降させる。下電極28を下降させることで、一対の位置決めピン31,31の先端部31a,31aを、差込孔32,32から抜き出して上電極18の接触下面18aから所定間隔離す。
(b)において、上端子35を圧縮ばね68のばね力で付勢することにより、上端子35の凸部66a・・・を上電極18の接触下面18aから下方に突出する。凸部66a・・・が上電極18の接触下面18aから所定量突出すると、一対の突起64,64が一対のガイド溝62,62のストッパ部81,81に当接する。
よって、凸部66a・・・が上電極18の接触下面18aから所定量突出した位置に上端子35を保持する。
(c)において、下端子36を圧縮ばね78のばね力で付勢することにより、下端子36の凸部76a・・・を下電極28の接触上面28aから上方に突出する。凸部76a・・・が下電極28の接触上面28aから所定量突出すると、一対の突起74,74が一対のガイド溝72,72のストッパ部82,82に当接する。
よって、凸部76a・・・が下電極28の接触上面28aから所定量突出した位置に下端子36を保持する。
図4(a),(b)は本発明に係る接触抵抗測定装置の下電極にセパレータを載せる例を説明する図である。
(a)において、下セパレータ55を一対の位置決めピン31,31の上方に配置した後、下セパレータ55を矢印Aの如く下降させ、一対の位置決めピン31,31に下セパレータ55の位置決め孔57,57を嵌め込む。
(b)において、下セパレータ55の接触面55aが下端子36の凸部76a・・・に当接して静止する。
次に、上セパレータ54を一対の位置決めピン31,31の上方に配置した後、上セパレータ54を矢印Bの如く下降させ、一対の位置決めピン31,31に上セパレータ54の位置決め孔56,56を嵌め込む。
図5(a),(b)は本発明に係る接触抵抗測定装置の下電極を上昇する例を説明する図である。
(a)において、下セパレータ55に上セパレータ54を載せた後、図1に示すエアシリンダ23のピストンロッド25を進出させ昇降部材22に押上力Fをかけ、昇降部材22を上昇する。
昇降部材22と一体にインシュレータ27、下電極28および上下のセパレータ54,55を矢印Cの如く上昇する。
(b)において、上下のセパレータ54,55を上昇することで、上セパレータ54の接触面54aが上電極18の凸部66a・・・に当接する。
図6(a),(b)は本発明に係る接触抵抗測定装置でセパレータを挟持する例を説明する図である。
(a)において、昇降部材22(図5参照)と一体にインシュレータ27および下電極28を矢印Cの如く継続して上昇する。圧縮ばね78が収縮するとともに、収納凹部71内のリード線79が弾性変形して(図6(b)参照)、下端子36が収納凹部71に入り込む。
同時に、上端子35を付勢している圧縮ばね68が収縮するとともに、収納凹部61内のリード線69が弾性変形して(図6(b)参照)、上端子35が収納凹部61に入り込む。
(b)において、上下のセパレータ54,55を上下の電極18,28で挟持することにより、上端子35の凸部66a・・・が上電極18の接触下面18aと面一になるとともに、下端子36の凸部76a・・・が下電極28の接触上面28aと面一になる。
この状態で、上下のセパレータ54,55を上下の電極18,28で挟持するとともに、上端子35の凸部66a・・・を圧縮ばね68のばね力で上セパレータ54の接触面54aに押圧し、下端子36の凸部76a・・・を圧縮ばね78のばね力で下セパレータ55の接触面55aに押圧する。
図1に戻って、上下のセパレータ54,55を上下の電極18,28で挟持した際の挟持圧をロードセル26で検出する。
ロードセル26で検出した挟持圧を制御部45に伝え、制御部45は、挟持圧が所定圧(すなわち、前述した「所定の荷重」)になるように切換弁44を操作する。
ここで、ロードセル26にかかる所定の荷重は、上下のセパレータ54,55を燃料電池(図示せず)に組み付けた際に、上下のセパレータ54,55にかかる押圧力と同じ荷重である。
このように、ロードセル26にかかる挟持圧が所定の荷重になるように制御することで、上下のセパレータ54,55の接触抵抗を、燃料電池に組み付けた状態と同じ条件で測定することが可能になる。
以上説明したように、上下の電極18,28で上下のセパレータ54,55を挟持する際に、上下の端子35,36を上下のセパレータ54,55に接触させることが可能になる。
よって、従来技術のように各々の端子を手作業で上下のセパレータに接触させる作業を省くことができる。
さらに、上下の電極18,28で上下のセパレータ54,55を挟持する工程と、各々の端子35,36を上下のセパレータ54,55に接触させる工程を同時におこなうことができる。これにより、上述した二工程を手間をかけないで簡単におこなうことができる。
図7は本発明に係る接触抵抗測定装置でセパレータ間の接触抵抗を測定する例を説明する図である。
制御部45から出力した信号で電源38をオンにしてリード線85,86に電流を流す。電流を流すことにより、上下の電極18,28間に所定の電圧がかかり、測定手段41の第1電圧計51で上下の電極18,28間の第1電圧V1を測定する。
同時に、第2電圧計52で上下の端子35,36間の第2電圧V2を測定する。
第1の電圧V1は、上電極18と上セパレータ54との接触抵抗、上下のセパレータ54,55の接触抵抗、下セパレータ55と下電極28との接触抵抗に影響を受ける。
上下の電極18,28は、セパレータ54,55との接触面積が大きいので、第1の電圧V1を精度よく測定するためには、上電極18と上セパレータ54との接触抵抗の経年変化を抑えるとともに、下セパレータ55と下電極28との接触抵抗の経年変化を抑えることが重要である。
そこで、上下の電極18,28に金メッキを形成することで、上下の電極18,28の表面に非導電性酸化生成物が発生することを抑え、第1の電圧V1をより精度よく測定することができる。
また、第1の電圧V2は、上端子35の凸部66a・・・と上セパレータ54との接触抵抗、上下のセパレータの接触抵抗、下セパレータ55と下端子36の凸部76a・・・との接触抵抗に影響を受ける。
ここで、上端子35の凸部66a・・・と上セパレータ54との接触面積や、下セパレータ55と下端子36の凸部76a・・・との接触面積は極めて小さい。
上端子35の凸部66a・・・が上セパレータ54に接触する接触面積を小さくすることで、上端子35が上セパレータ54に接触した際の面圧を高め、上端子35を上セパレータ54に確実に接触させる。これにより、上端子35と上セパレータ54との接触抵抗がばらつくことを抑える。
また、下端子36の凸部76a・・・が下セパレータ55に接触する接触面積を小さくすることで、下端子36が下セパレータ55に接触した際の面圧を高め、下端子36を下セパレータ55に確実に接触させる。これにより、下端子36と下セパレータ55との接触抵抗がばらつくことを抑える。
加えて、上下の端子35,36の基部をステンレス鋼で形成し、それぞれの基部に金メッキを形成することで、一対の端子35,36の表面に非導電性酸化生成物が発生し難くして、それぞれの端子35,36の接触抵抗が経年的に変化することを抑えることができる。
これにより、上下の端子35,36で第2の電圧V2をより精度よく測定することができる。
第1、第2の電圧計51,52で測定した第1、第2の電圧V1,V2を接触抵抗算出手段42に伝える。接触抵抗算出手段42は、測定した第2電圧V2に基づいて上下のセパレータ54,55間の接触抵抗を求める。
ここで、燃料電池の発電特性は、燃料電池を構成する拡散層とセパレータとの接触抵抗や、セパレータ同士の接触抵抗に影響を受ける。このため、セパレータ同士の接触抵抗を求めることで、燃料電池の特性を評価することが可能になる。
これにより、求めた接触抵抗に基づいて、上下のセパレータを組み込む燃料電池(図示せず)の発電性能を評価する。
以下、測定した第2電圧V2に基づいて上下のセパレータ54,55間の接触抵抗を求める理由について説明する。
すなわち、上下のセパレータ54,55間の接触抵抗を測定する際に、上電極18の接触下面18aと上セパレータ54の接触面54aとの接触抵抗が大きく、かつ下電極28の接触上面28aと下セパレータ55の接触面55aとの接触抵抗が大きいと、測定誤差の原因になることが考えられる。
そこで、上下の電極18,28に加えて上下の端子35、36を設けることで、上下の電極18,28用のリード線85,86の他に上下の端子35、36用のリード線69,79を設けることにした。
上下の端子35、36間の第2電圧V2を測定することで測定精度を高めることが可能になる。
ところで、上述したように燃料電池の発電特性は、拡散層とセパレータとの接触抵抗や、セパレータ同士の接触抵抗に影響を受ける。
このため、拡散層とセパレータとの接触抵抗を求めることで、燃料電池の特性を評価することも可能である。ここで、燃料電池のなかには、拡散層をカーボンペーパーで構成したものがある。ここで、カーボンペーパーとは、カーボンをペーパー状に形成したものをいう。
以下、燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置10を用いて上下のセパレータと拡散層間の接触抵抗を求める例について説明する。
図8は本発明に係る燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置を用いて他の接触抵抗を測定する例について説明した図である。
上下のセパレータ54,55間に拡散層88(被測定部材)を挟み込み、前記実施の形態と同様に、上下のセパレータ54,55を一対の位置決めピン31,31で位置決めした状態で上下の電極18,28間に挟持する。
この場合においても、上下の電極18,28で上下のセパレータ54,55を挟持する際に、上下の端子35,36を上下のセパレータ54,55に接触させることが可能になる。
よって、前記実施の形態と同様に、各々の端子を手作業で上下のセパレータに接触させる必要がなく、さらに上下の電極18,28で上下のセパレータ54,55を挟持する工程と、各々の端子35,36を上下のセパレータ54,55に接触させる工程を同時におこなうことができる。
これにより、上述した二工程を手間をかけないで簡単におこなうことができる。
上下の電極18,28で上下のセパレータ54,55および拡散層88を挟持した状態で、制御部45(図1参照)から出力した信号で電源38をオンにしてリード線85,86に電流を流す。電流を流すことにより、上下の電極18,28間に所定の電圧がかかり、測定手段41の第1電圧計51で上下の電極18,28間の第1電圧V1を測定する。
同時に、第2電圧計52で上下の端子35,36間の第2電圧V2を測定する。
測定した第1、第2の電圧V1,V2を接触抵抗算出手段42(図1参照)に伝える。接触抵抗算出手段42は、測定した第2電圧V2に基づいて上下のセパレータ54,55と拡散層88間の接触抵抗を求める。
ここで、燃料電池の発電特性は、燃料電池の拡散層を構成する拡散層88と上下のセパレータ54,55との接触抵抗や、上下のセパレータ54,55同士の接触抵抗に影響を受ける。
このため、上下のセパレータ54,55と拡散層88間の接触抵抗を求めることで、燃料電池の特性を評価することが可能になる。
このように、燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置10を用いて上下のセパレータ54,55と拡散層88間の接触抵抗を求める際においても、前記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施の形態では、被測定部材として上下のセパレータ54,55や拡散層88を用いて例について説明したが、これに限らないで、その他の被測定部材間の接触抵抗を測定することも可能である、
また、前記実施の形態では、図7で求めた上下のセパレータ54,55間の接触抵抗に基づいて燃料電池の発電特性を評価する例と、図8で求めた上下のセパレータ54,55および拡散層88間の接触抵抗に基づいて燃料電池の発電特性を評価する例とについて説明したが、これに限らないで、図7で求めた接触抵抗および図8で求めた接触抵抗の両方の接触抵抗に基づいて燃料電池の発電特性を評価することも可能である。
さらに、図7や図8では、上下のセパレータ54,55などの単体部品の接触抵抗に基づいて発電特性を評価する例について説明したが、これ限らないで、セルモジュール(すなわち、電解質膜にアノード側電極およびカソード側電極を添わせ、これらの電極を拡散層を介してセパレータで挟んだもの)を上下の電極18,28で挟持して、セルモジュールの接触抵抗を求めることで、燃料電池の発電特性を評価することも可能である。
また、前記実施の形態では、上下の端子35,36を付勢する弾性部材として圧縮ばね68,78を使用した例について説明したが、これに限らないで、例えば、ゴム材などのその他の弾性変形可能な部材を使用することも可能である。
さらに、前記実施の形態では、上端子35の凸部66a・・・を上セパレータ54の接触面54aの略中央に接触させ、下端子36の凸部76a・・・を下セパレータ55の接触面55aの略中央に接触させた例について説明したが、これに限らないで、上下の端子35,36を接触させる部位を任意に選択することができる。
また、前記実施の形態では、上下の端子35,36をそれぞれ1個づつ設けた例について説明したが、これに限らないで、上下の端子35,36を2個以上の複数個備えることも可能である。
さらに、前記実施の形態では、上端子35に凸部66a・・・を複数個(一例として、3個)形成し、かつ下端子36に凸部76a・・・を複数個(一例として、3個)形成した例について説明したが、これに限らないで、上下の端子35,36の凸部66a,76aの個数は任意に決めることが可能である。
また、前記実施の形態では、上端子35の凸部66aを先細状に形成し、かつ下端子36の凸部76aを先細状に形成した例について説明したが、これに限らないで、上下の端子35,36の凸部66a,76aの形状を任意に決めることができる。
要は、上下の端子35,36が上下のセパレータ54,55に接触する際の接触面積を小さくすることで、上下の端子35,36が上下のセパレータ54,55に接触した際の面圧を高め、上下の端子35,36を上下のセパレータ54,55に確実に接触させ、上下の端子35,36と上下のセパレータ54,55との接触抵抗がばらつくことを抑えるようにすればよい。
加えて、上下の端子35,36の形状(例えば、突起64,74も含む)は、図2に示す実施の形態に限定するものではなく、その他の形状に変更することは可能である。
また、前記実施の形態では、上下の電極18,28をステンレス鋼で形成し、その表面に金メッキを形成して例について説明したが、これに限らないで、上下の電極18,28をステンレス鋼以外の導電性材料で形成し、その表面に金メッキを形成してもよい。
さらに、前記実施の形態では、上下の端子35,36をステンレス鋼で形成し、その表面に金メッキを形成した例について説明したが、これに限らないで、これらの端子35,36をステンレス鋼以外の導電性材料で形成し、その表面に金メッキを形成してもよい。
さらに、前記実施の形態では、エアシリンダ23で昇降部材22および下電極28を昇降させる例について説明したが、これに限らないで、油圧シリンダや電動モータなどのその他の手段を用いて昇降部材22および下電極28を昇降させるように構成しても同様の効果を得ることができる。
また、前記実施の形態では、上下のセパレータ54,55間の接触抵抗を求めす際に、第2電圧V2とともに第1電圧V1を測定し、第1電圧V1を電源38が正常であるか否かを判断するデータとして利用する例について説明したが、第2電圧V2のみを測定して上下のセパレータ54,55間の接触抵抗を求めても同様の効果を得ることができる。
本発明の燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置は、燃料電池の発電特性を評価するための装置に好適である。
本発明に係る燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置を示す側面図である。 本発明に係る燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置を示す要部拡大図である。 本発明に係る接触抵抗測定装置にセパレータをセットするために下電極を下降させる例を説明する図である。 本発明に係る接触抵抗測定装置の下電極にセパレータを載せる例を説明する図である。 本発明に係る接触抵抗測定装置の下電極を上昇する例を説明する図である。 本発明に係る接触抵抗測定装置でセパレータを挟持する例を説明する図である。 本発明に係る接触抵抗測定装置でセパレータ間の接触抵抗を測定する例を説明する図である。 本発明に係る燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置を用いて他の接触抵抗を測定する例について説明した図である。 代表的な燃料電池の概略断面図である。 特許文献1の図1の再掲図である。 従来の燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置を示す概略図である。
符号の説明
10…燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置、18…上電極(一対の電極の一方)、28…下電極(一対の電極の他方)、35…上端子(端子)、36…下端子(端子)、41…測定手段、42…接触抵抗算出手段(接触抵抗を求める手段)、54…上セパレータ(被測定部材)、55…下セパレータ(被測定部材)、68,78…圧縮ばね(弾性部材)、88…拡散層(被測定部材)、V1…第1電圧、V2…第2電圧(電圧)。

Claims (2)

  1. セパレータなどの被測定部材を複数枚重ね合わせ、これらの被測定部材を一対の電極で挟持し、この状態で一対の電極に電流を流すことにより被測定部材間の接触抵抗を求める燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置において、
    前記一対の電極に、前記被測定部材へ出没自在に端子を埋設するとともに、これらの端子を突出側に付勢する弾性部材を設けることで、一対の電極で前記被測定部材を挟持した際に各々の端子を被測定部材に接触可能とし、
    これらの端子を被測定部材に接触させた状態で、前記一対の端子間の電圧を測定する測定手段を設け、
    この測定手段で測定した前記電圧に基づいて前記接触抵抗を求める手段を設けたことを特徴とする燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置。
  2. 前記一対の電極は、導電性材料で基部を形成し、それぞれの基部の表面に金メッキを形成したものであることを特徴とする請求項1記載の燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置。
JP2003289762A 2003-08-08 2003-08-08 燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置 Expired - Fee Related JP4160475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003289762A JP4160475B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003289762A JP4160475B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005063723A JP2005063723A (ja) 2005-03-10
JP4160475B2 true JP4160475B2 (ja) 2008-10-01

Family

ID=34367990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003289762A Expired - Fee Related JP4160475B2 (ja) 2003-08-08 2003-08-08 燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4160475B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101320786B1 (ko) 2012-11-09 2013-10-23 현대하이스코 주식회사 접촉저항 측정장치 및 연료전지용 분리판의 접촉저항 측정방법
WO2017061029A1 (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社アドバンテスト 特性評価治具、特性評価装置、及び評価方法
JP7446931B2 (ja) 2020-06-23 2024-03-11 株式会社神戸製鋼所 接触抵抗測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005063723A (ja) 2005-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9733299B2 (en) Inspection jig
US7639023B2 (en) Fuel cell voltage measurement device
US20140239962A1 (en) Fuel cell inspection method and inspection device
WO2007052358A1 (ja) 電気的接続装置
JP2008175700A (ja) 半導体装置の検査装置および検査方法
CN109103485B (zh) 燃料电池堆的制造方法和制造装置
JP4817962B2 (ja) 燃料電池電流分布測定装置、積層燃料電池電流分布測定装置、および燃料電池電流分布測定方法
CN114114023A (zh) 一种燃料电池电堆测试装置及测试方法
EP2330673A2 (en) Structure for forming a solid oxide fuel cell stack
JP2003151613A (ja) 燃料電池スタック用電圧測定端子ユニット及びその接続方法
JP4160475B2 (ja) 燃料電池用セパレータの接触抵抗測定装置
US20070279051A1 (en) Fuel Cell Current Distribution Measuring Equipment and Fuel Cell Current Distribution Measuring Method
JP2002190328A (ja) 電池検査装置
JP4829421B2 (ja) セル電圧検出端子
JP4087039B2 (ja) 燃料電池
KR101405770B1 (ko) 접착 방지 효과가 우수한 연료전지용 금속 분리판의 자동 검수 장치 및 그 자동 검수 방법
KR100821767B1 (ko) 연료전지 스택용 셀 전압 측정장치
US20140035610A1 (en) System and method to test a semiconductor power switch
KR101113642B1 (ko) 연료전지용 전극막 어셈블리 사전 검수 장치 및 방법
EP3070461B1 (en) Impedance method for calculating proton conductivity of a proton-conducting membrane and proton conductivity measurement device
JP6101942B2 (ja) プロトン伝導度測定方法およびプロトン伝導度測定装置
CN113406706B (zh) 水检测装置及水检测方法
JP2014185990A (ja) 面圧分布検査装置、面圧分布を検査する方法
US20140193928A1 (en) Current application device and manufacturing method of semiconductor element
JP6152513B2 (ja) 積層型コンタクトプローブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080715

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140725

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees