JP4160372B2 - 防水性シートを有する吸収性物品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使い捨ておむつや尿取りパッドなどの防水性シートを有する吸収性物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートの間に液吸収体を有し、背部と腹部のトップシート上に胴漏れ防止不織布シートを有する使い捨ておむつが公開されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
前述の使い捨ておむつは、胴漏れ防止不織布シートの表面が親水性であり、その裏面が疎水性であることを特徴としている。この使い捨ておむつは、胴もれ、横漏れを防止し、かつ風合いも良好で更に汗の拡散も良好である使い捨ておむつを安価に提供できる。
【0004】
【特許文献1】
実開平2−122626号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の防水性シートを有する吸収性物品となる使い捨ておむつは、身体側に親水性の不織布を配置しているため、以下のような問題が生ずる。
【0006】
(1)液吸収体で吸収しきれなかった体液が、親水性シート上に流れた場合、親水性シートに体液が浸透して拡散する。その結果、胴回り部位も濡れることになる。
【0007】
(2)また、前記親水性シートに体液浸透が加速されると、親水性シートの周縁まで体液が浸潤し、疎水性シートを越えて衣服などを濡らす結果となる。
【0008】
(3)長時間仰臥を余儀なくされる人にとっては、胴回り部位が濡れた状態のままであると、皮膚荒れになり、さらには身体の圧迫が続くと、仙骨を中心とした褥瘡(床ずれ)の遠因にもなりかねない。
【0009】
このように、使い捨ておむつや尿取りパッドなどの防水性シートを有する吸収性物品は、胴もれ、横漏れ、風合いに対し材質や構造に更なる改善が求められている。
【0010】
本発明は、上述した課題を解決すべく、身体に良好な防水性シートを有する吸収性物品を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
発明者等は、前記目的を達成する製品につき鋭意研究した結果、本発明を完成させた。本発明は以下の内容からなる。
【0012】
(1)着用時においては身体接触面となる透液性トップシートと前記身体接触面の反対側の面となる非透液性バックシートとこれら両シートの間に液吸収体を有する縦長矩形形状の尿取りパッドであって、前記透液性トップシートの短辺側端部には、着用時に身体接触面に配置され複数の圧着エンボスを有する不織布と前記不織布における身体接触面側と反対の裏面に溶融したポリエチレン樹脂を直接噴射しラミネートして形成される非透液フィルムとにより構成される端部分被覆防水シートが該短辺側端部の上側をカバーするように配置され、前記端部分被覆防水シートは、JIS L 1092 5.1(1)に規定される耐水度試験A法(低圧法)における静水圧法での耐水圧値が80mmHO以上の耐水圧性能を有し、前記不織布における前記圧着エンボスの面積率は15%以下で、且つ該圧着エンボスの縦ピッチ及び横ピッチそれぞれは1.5mm以上であり、前記端部分被覆防水シートは、着用時に腹部に当接する第1の端部分被覆防水シートと着用時に腰部に当接する第2の端部分被覆防水シートを有し、前記第1の端部分被覆防水シートの面積より前記第2の端部分被覆防水シートの面積を視覚識別可能に大きくしていることを特徴とする尿取りパッド。
【0013】
(1)記載の発明によれば、「着用時においては身体接触面となる透液性トップシートと前記身体接触面の反対側の面となる非透液性バックシートとこれら両シートの間に液吸収体を有する縦長形状の吸収性物品であって、前記透液性トップシートの短辺側端部において、当該短辺側端部の上側をカバーするように配置されている端部分被覆防水シートを備え、前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、着用時において前記液吸収体から流れてきた液体が身体側に浸み出すのを防止する程度の耐水圧性能を有し、当該耐水圧性能は、JIS L 1092 5.1(1)に規定される耐水度試験A法(低圧法)における静水圧法での耐水圧値を80mmHO以上にさせる」ので、液吸収体で吸収しきれなかった体液が端部分被覆防水シートに浸透して湿潤することを防止できる。
【0014】
その結果、端部分被覆防水シートを介して皮膚が濡れるのを防止できる。特に、長時間仰臥を余儀なくされる人にとっては、腰回りの端部分被覆防水シートが濡れないことは、床ずれ防止に好適である。
【0015】
当該耐水圧性能については、通常、60〜70mmHOとされる端部分被覆防水シートの耐水圧値より大きく、防水効果(液漏れ防止効果)を向上できる。
【0016】
(2) 前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、着用時における皮膚荒れ防止効果のある風合いを有することを特徴とする(1)記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0017】
(2)記載の発明によれば、「(1)記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、着用時における皮膚荒れ防止効果のある風合いを有する」ので、防水性シートを有する吸収性物品を長期間着用していても不愉快感の発生を防止でき、身体の圧迫による皮膚への刺激を軽減できる。
【0018】
(3) 前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、KES法における表面凹凸変動の平均偏差(SMD)を4.0マイクロメータ以下にさせることを特徴とする(2)記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0019】
(3)記載の発明によれば、「(2)記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、KES法における表面凹凸変動の平均偏差(SMD)を4.0マイクロメータ以下にさせる」ので、端部分被覆防水シートは身体に優しい滑らかな面で接触する。したがって、皮膚を刺激することが少なくなる。
【0020】
(4) 前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、不織布で組成されていることを特徴とする(3)記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0021】
(4)記載の発明によれば、「(3)記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、不織布で組成されている」ので、防水性能や表面処理の向上が容易であり、安価に製造できる。
【0022】
(5) 前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面の裏面は、非透液性フィルムで組成されていることを特徴とする(4)記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0023】
(5)記載の発明によれば、「(4)記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートにおける身体接触面の裏面は、非透液性フィルムで組成されている」ので、端部分被覆防水シートと非透液性バックシートを接合することにより、液吸収体から流れてくる体液が身体接触面に滲みだすことを防止できる。
【0024】
(6) 前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、JIS L 1096に規定されるカンチレバー法での曲げ剛性値を50mm以下にさせることを特徴とする(3)から(5)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0025】
(6)記載の発明によれば、「(3)から(5)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、JIS L 1096に規定されるカンチレバー法での曲げ剛性値を50mm以下にさせる」ので、曲げ剛性値が低く、前記端部分被覆防水シートが皮膚に当接したときに柔らかく感じとることができる。
【0026】
(7) 前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、KES法における圧縮柔らかさ(WC:圧縮仕事量/T:厚さ)の変化率を50%以上にさせることを特徴とする(3)から(6)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0027】
(7)記載の発明によれば、「(3)から(6)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートにおける身体接触面は、KES法における圧縮柔らかさ(WC:圧縮仕事量/T:厚さ)の変化率を50%以上にさせる」ので、端部分被覆防水シートにおける厚みのクッション性能が向上し、身体が端部分被覆防水シートを圧迫したときに柔らかさを触覚できる。
【0028】
(8) 前記端部分被覆防水シートは、3cmから15cmの範囲で外部液漏れ防止適合長さを有することを特徴とする(1)から(8)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0029】
(8)記載の発明によれば、「(1)から(8)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートは、前記透液性トップシートの長辺方向に3cmから15cmの範囲で外部液漏れ防止適合長さを有する」ので、この範囲内で防水性シートを有する吸収性物品を製作すれば、皮膚への液漏れ防止効果と、液吸収体の液吸収性能を最低限満たすことができる。すなわち、端部分被覆防水シートを3cmより短くすると、外部(例えば、衣服側)への液漏れ防止効果が損なわれ、端部分被覆防水シートを15cmより長くすると、端部分被覆防水シートが液吸収体を覆う面積が増え、液吸収性能が損なわれる。
【0030】
(9) 透液性トップシートと非透液性バックシートの間に液吸収体を有する吸収性物品が50cmから70cmの長さを有する範囲において、前記端部分被覆防水シートが適用されることを特徴とする(1)から(8)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0031】
(9)記載の発明によれば、「(1)から(8)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品において、透液性トップシートと非透液性バックシートの間に液吸収体を有する吸収性物品が50cmから70cmの長さを有する範囲において、前記端部分被覆防水シートが適用される」ので、身体の個体差や液吸収性能に対応した防水性シートを有する吸収性物品を提供できる。
【0032】
(10) 前記端部分被覆防水シートは、着用時において前記液吸収体からの液流れ方向に対して開口していることを特徴とする(9)記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0033】
(10)記載の発明によれば、「(9)記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートは、着用時において前記液吸収体からの液流れ方向に対して開口している」ので、液吸収体からの流れてくる体液が端部分被覆防水シートを乗り越えることなく堰止められる。この結果、端部分被覆防水シート表面が体液で濡れる可能性が低くなる。
【0034】
(11) 前記端部分被覆防水シートは、JIS Z 8722に規定される色の測定方法−反射及び透過物体色での全光線透過率を75%以下にされることを特徴とする(9)あるいは(10)記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0035】
(11)記載の発明によれば、「(9)あるいは(10)記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートは、JIS Z 8722に規定される色の測定方法−反射及び透過物体色での全光線透過率を75%以下にされる」ので、端部分被覆防水シートの隠蔽性が増し、端部分被覆防水シートを観察することにより濡れていないことを視認できる。通常は、透液性トップシートと端部分被覆防水シートは同色度(白色)である。体液が端部分被覆防水シートを濡らした場合は、端部分被覆防水シートを触覚で確認するしかなかったが、色度の違いにより手に触れることなく端部分被覆防水シートが濡れていないことを直ちに視認できる。
【0036】
(12) 前記非透液性バックシートはフィルムで組成され、該非透液性バックシートは前記透液性トップシートの端面より延出される延出部が形成され、該延出部に前記端部分被覆防水シートが接合されることを特徴とする(5)から(11)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0037】
(12)記載の発明によれば、「(5)から(11)いずれか記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記非透液性バックシートはフィルムで組成され、該非透液性バックシートは前記透液性トップシートの端面より延出される延出部が形成され、該延出部に前記端部分被覆防水シートが接合される」ので、フィルムとフィルムの同質の部材が接合され、接着性が良好となり、防水性シートを有する吸収性物品における終縁部の防漏性能が向上する。
【0038】
(13) 前記端部分被覆防水シートは、着用時に腹部に当接する第1の端部分被覆防水シートと着用時に腰部に当接する第2の端部分被覆防水シートとを有し、第1の端部分被覆防水シートの面積より第2の端部分被覆防水シートの面積を視覚識別可能に大きくしていることを特徴とする(11)あるいは(12)記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0039】
(13)記載の発明によれば、「(11)あるいは(12)記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートは、着用時に腹部に当接する第1の端部分被覆防水シートと着用時に腰部に当接する第2の端部分被覆防水シートを有し、第1の端部分被覆防水シートの面積より第2の端部分被覆防水シートの面積を視覚識別可能に大きくしている」ので、防水性シートを有する吸収性物品の使い勝手がよい。防水性シートを有する吸収性物品は、腰部側が液吸収性能良く製作されている。防水性シートを有する吸収性物品を包装体から取り出し、着用するときに、腹部側と腰部側が容易に識別でき便利である。
【0040】
(14) 前記端部分被覆防水シートは、着用時に腰部に当接する第2の端部分被覆防水シートのみを有することを特徴とする(11)あるいは(12)記載の防水性シートを有する吸収性物品。
【0041】
(14)記載の発明によれば、「(11)あるいは(12)記載の防水性シートを有する吸収性物品において、前記端部分被覆防水シートは、着用時に腰部に当接する第2の端部分被覆防水シートのみを有する」ので、長時間仰臥を余儀なくされる人にとっては、好適な防水性シートを有する吸収性物品である。すなわち、仰臥状態では体液は重力の関係からしても腰部側に流れるので腰部側の端部分被覆防水シートのみ必要となる。加えて、仙骨を中心として腰部に広い面積で端部分被覆防水シートが当接するので、褥瘡防止にも役立つ。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、防水性シートを有する吸収性物品として尿取りパッドを例にとって以下に説明するが、本発明の防水性シートを有する吸収性物品は尿取りパッドに限定されるものでは無い。
【0043】
図1は第1の実施の形態における尿取りパッドの構成図である。図1(a)は尿取りパッド10の平面図、図1(b)は図1(a)のXX断面図である。
【0044】
図1において、着用時においては身体接触面となる透液性トップシート1と前記身体接触面の反対側の面となる非透液性バックシート2とこれら両シートの間に、液吸収体3が包み込まれるように配置されており、全体として縦長形状を形成している。
【0045】
透液性トップシート1の短辺側両端部において、当該短辺側端部の上側をカバーするように端部分被覆防水シート4・5が配置される。端部分被覆防水シート4は着用時において腹部に当接され、端部分被覆防水シート5は着用時において腰部に当接される。尿取りパッド10は股間を覆うように着用される。
【0046】
図2は端部分被覆防水シート4・5の部分断面図である。第1の端部分被覆防水シート面WP1は着用時において身体接触面であり、第2の端部分被覆防水シート面WP2は反身体接触面となる非透液性シートである。端部分被覆防水シート面WP1と端部分被覆防水シート面WP2は一体に接合される。
【0047】
図1と図2で示された端部分被覆防水シート4・5は「非透液性」と「皮膚に接触したときの風合いの良さ」という2つの特性が要求される。前述の要求特性は数値化すると、以下の物性が必要なことがわかってきた。
【0048】
「非透液性」については、端部分被覆防水シート4・5における身体接触面となる端部分被覆防水シート面WP1は、着用時において前記液吸収体から流れてきた液体が身体側に浸み出すのを防止する程度の耐水圧性能を有する。より具体的には、JIS L 1092 5.1(1)に規定される耐水度試験A法(低圧法)における静水圧法での耐水圧値が80mmHO以上必要である。
【0049】
端部分被覆防水シート面WP1の耐水圧値が80mmHO以下だと、端部分被覆防水シート面WP1を体重で圧迫したときに、端部分被覆防水シート面WP1における非透液性能(撥水性能)が低下する。その結果、液吸収体3から流れてきた体液が端部分被覆防水シート面WP1に浸潤し、身体接触面となる端部分被覆防水シート面WP1を濡らすおそれがある。
【0050】
「皮膚に接触したときの風合いの良さ」については、端部分被覆防水シート4・5における身体接触面となる端部分被覆防水シート面WP1は、着用時における皮膚荒れ防止効果のある風合いを有することが必要であり、より具体的にはKES(Kawabata Evaluation System)法における表面凹凸変動の平均偏差(SMD)を4.0マイクロメータ以下にさせる必要がある。
【0051】
端部分被覆防水シート面WP1の表面凹凸変動の平均偏差(SMD)が4.0マイクロメータを越えると、端部分被覆防水シート面WP1の表面は粗く凹凸が多いものとされ、端部分被覆防水シート面WP1が皮膚に接触したときに皮膚を刺激する恐れのある風合いであることが判明してきた。
【0052】
端部分被覆防水シート面WP1の表面凹凸変動の平均偏差を4.0マイクロメータ以下にさせる具体的な手段を以下に説明する。
【0053】
KESの表面凹凸変動の平均偏差(SMD値)が4.0マイクロメータ以下の疎水性不織布の一例としては、ポリエチレン樹脂を直接ラミネートした複合素材が挙げられる。
【0054】
不織布については、短繊維不織布よりも長繊維であるスパンボンド不織布の方が、より好ましい。長繊維の場合は、短繊維と比較して不織布シートから飛び出した繊維がちくちくと皮膚を刺激するのをできるだけ低減できるためである。また、長繊維の方が、シート形成時に繊維が流れ方向に並びやすいので、表面凹凸変動の平均偏差(SMD)を4.0マイクロメータ以下に達成しやすい。
【0055】
一方では、端部分被覆防水シート面WP1は柔軟性を感じさせることも必要である。ここで、端部分被覆防水シート面WP1に使用される不織布を柔軟に感じさせる手法について説明する。
【0056】
端部分被覆防水シート面WP1に使用される繊維はバイコンポーネントやコポリマーのようなPE(ポリエチレン)を含む原綿を用い、繊維の融着性を下げ、繊維の自由度を高めることにより、柔らかさを高めることができる。
【0057】
また、端部分被覆防水シート面WP1に使用される繊維にホモポリマーを用いる場合は、繊維径の細いファインデニールと呼ばれる原綿を用いて繊維1本1本の柔らかさを高めることができる。具体的には、前記原綿は1.5Dtex以下の繊維径が好ましい。
【0058】
不織布を柔軟に感じさせる別の手法として、圧着エンボスの面積率を下げることで繊維の自由度を高め、柔らかさを求めることができる。圧着エンボスの圧着面積率としては15%以下、更に好ましくは10%以下の不織布だと、十分な柔らかさを与えられる。
【0059】
同様に、圧着エンボスのピッチを広げることで、柔らかさを表現することも可能である。
【0060】
図3に示されるように、圧着エンボスの縦ピッチLPと横ピッチSPの各ピッチをそれぞれ1.5mm以上、更に好ましくは2.0mm以上にすることで不織布の柔軟な部分を充分に残せるので、柔らかさを与えられる。なお、図3における縦ピッチLPはMD方向と平行する方向であり、不織布を製造するときのシートの流れ方向である。
【0061】
以上説明したことは、曲げ剛性の物性を下げることにより不織布に柔らかさを獲得する手法でもある。JIS L 1096に規定されるカンチレバー法では、端部分被覆防水シート面WP1に求められる曲げ剛性値は、50mm以下が柔らかく感じられ好ましい。さらに、40mm以下の曲げ剛性値をもつ不織布がより好ましい。
【0062】
端部分被覆防水シート面WP1に使用される不織布に柔らかさを与える別の要因として、不織布の厚みによるクッション性があげられる。スルーエアー不織布のような崇高な不織布のクッション性を利用する場合、KES法における圧縮柔らかさ(WC:圧縮仕事量/T:厚さ)の変化率を50%以上にさせる不織布を適用するのが好ましい。この圧縮柔らかさであれば、端部分被覆防水シート4・5における厚みのクッション性能が向上し、身体が端部分被覆防水シート4・5を圧迫したときに柔らかさを触覚できる。
【0063】
端部分被覆防水シート面WP1に使用される不織布の目付は、10〜30g/mが好ましい。端部分被覆防水シート面WP1に使用される不織布の目付が前記の最低値より低すぎると、不織布の目付のムラが風合いに大きく影響してしまい、また、前記の最高値より高すぎると、防水性シートを有する吸水性物品の終縁における貼り合わせ部に柔らかさを損なうことになる。
【0064】
次に、第1の端部分被覆防水シート面WP1の裏面である第2の端部分被覆防水シート面WP2について説明する。
【0065】
端部分被覆防水シート面WP2は、液吸収体3から流れてくる体液が端部分被覆防水シート面WP1に滲みだすのを防ぐため、非透液性フィルムを用いることが好ましい。また、端部分被覆防水シート面WP2は、防水性シートを有する吸水性物品の終縁における貼り合わせ部に柔らかさを損なうことがないように、目付は低い方が好ましい。
【0066】
例えば、端部分被覆防水シート面WP1に使用する不織布に溶融したポリエチレン樹脂を直接噴射しラミネートすることにより、単純に不織布にホットメルト接着剤(HMA:Hot Melt Adhesive)等の手段で非透液性フィルムをラミネートしたものよりも、複合素材のトータル目付を下げることができ、不織布の柔らかさを失わせない。
【0067】
端部分被覆防水シート面WP2に使用される非透液性フィルムの目付は、5〜25g/mが好ましい。非透液性フィルムの目付が5g/mより低すぎると、非透液性フィルムにピンホールが生じて防漏性に良くない影響が出る。また、非透液性フィルムの目付が25g/mより高すぎると、防水性シートを有する吸水性物品の終縁における貼り合わせ部に柔らかさを損なうことになる。
【0068】
図1に戻り、端部分被覆防水シート4・5の位置関係について説明する。
【0069】
図1において、尿取りパッド10の全長は固定されたものとして、端部分被覆防水シート4・5の長さは長手方向に3〜15cmの範囲が好ましい。端部分被覆防水シート4・5は液吸収体3からの体液の防漏が重要であるが、端部分被覆防水シート4・5の長さが3cm未満であると、尿取りパッド10の外部液濡れ防止効果を有効に発揮できない。
【0070】
また、端部分被覆防水シート4・5の長さが15cmを越えると、液吸収面を端部分被覆防水シート4・5が塞いでしまうので、尿取りパッド10の液吸収性能に良い結果を与えない。
【0071】
端部分被覆防水シート4・5の横幅は、必ずしも製品幅と一致する必要は無い。端部分被覆防水シート4・5の横幅は、液吸収体3が露出しない程度に少なくとも液吸収体3の横幅と同じでよく、製品幅まで任意に幅設定をすることが可能である。
【0072】
また、図1に示される製品長さL3としては、50cm、60cm、70cmの3サイズが用意されている。このような範囲の尿取りパッド10を用意することにより、身体の固体差や液吸収性能に対応した防水性シートを有する吸収性物品を提供できる。
【0073】
図4は、端部分被覆防水シート4・5の終縁における貼り合わせ部の部分断面図である。図4に示されるように、端部分被覆防水シート4・5は液吸収体3からの液流れ方向に対して開口している。
【0074】
図4の符号Kは開口部である。開口部Kは全周に亘り形成されてはおらず、その両翼は閉じられている。言い換えれば、端部分被覆防水シート4・5の端縁中央部は透液性トップシート1から部分的に浮き上がった状態を保持している。このような開口部Kを形成させることにより、液吸収体3からの流れてくる体液が端部分被覆防水シート4・5を乗り越えることなく堰止められる。この結果、端部分被覆防水シート4・5の表面が体液で濡れる可能性が低くなる。
【0075】
また、図4においては、非透液性バックシート2は非透液性フィルムで組成する。さらに、非透液性バックシート2は透液性トップシート1の端面より延出される延出部を形成させる。一方、端部分被覆防水シート4・5の端部分被覆防水シート面WP2を非透液性バックシート2と同素材で組成する。
【0076】
そして、前記延出部と端部分被覆防水シート面WP2をホットメルト接着剤HMで貼り付ける。このように製品化されることにより、フィルムとフィルムが接合される場合、不織布などの接合と比べるとフィルム表面に凹凸が少ないことによりフィルム上にホットメルト接着剤HMが十分に残る。そのため、接着性が良好となり、防水性シートを有する吸収性物品における終縁部の防漏性能が向上する。
【0077】
端部分被覆防水シート4・5が濡れる可能性が低くなることにより、端部分被覆防水シート4・5には、更なる改善が求められる。
【0078】
図5は、図1の尿取りパッド10に体尿URが沁みだした状態図である。図5において、体尿URは端部分被覆防水シート5の裏面側まで浸透している。図5(a)において透液性トップシート1あるいは液吸収体3はうすい白さ(色度)であり、端部分被覆防水シート5も同様にうすい白さ(色度)になっている。
【0079】
図5(a)においては、端部分被覆防水シート5は実際には体尿URで濡れてはいないのであるが、端部分被覆防水シート5の透過率が高いため、端部分被覆防水シート5が透けてあたかも体尿URで端部分被覆防水シート5が濡れているかのごとく視認する。端部分被覆防水シート5が濡れているか否かを確認するには、触覚に頼りがちとなる。
【0080】
一方、図5(b)は端部分被覆防水シート5を濃い白さ(色度)にした状態図である。図5(b)においては、端部分被覆防水シート5を透過率が低いので、端部分被覆防水シート5上に体尿URが視認できない状態であり、触覚に頼ることなく端部分被覆防水シート5が濡れていないことを視認できる。さらには、端部分被覆防水シート5上のドライ感を視覚的に訴えることができる。
【0081】
端部分被覆防水シート5を有彩色にすることも考えられるが、衛生感が求められる物品であり、社会通念上、白色が最も適していると判断される。前述の端部分被覆防水シート5に求められる白さとしては、JIS Z 8722に規定される色の測定方法−反射及び透過物体色での全光線透過率(Tt:Total)を75%以下にされることが好ましく、前記全光線透過率を65%以下にすることがより好ましい。
【0082】
端部分被覆防水シート5の色度は、例えば、端部分被覆防水シート面WP2をフィルムで組成し、酸化チタン含有率により調整する。酸化チタン含有率は2%〜20%が好ましく、酸化チタン含有率が少なすぎると色度を高められない。また、酸化チタン含有率が多すぎると、均一な膜圧のラミネートが困難で、ピンホールが生じるリスクが生ずる。
【0083】
本発明による特徴の一つには、図1に示されるように、着用時において腹部に当接する端部分被覆防水シート4の面積より、着用時において腰部に当接する端部分被覆防水シート5の面積を視覚識別可能に大きくしていることである。
【0084】
図1においては、端部分被覆防水シート4・5の横幅はそれぞれ同じであるので、端部分被覆防水シート4の長さL1と端部分被覆防水シート5の長さL2を大きく相違させ、面積の違いを際立たせている。
【0085】
このように、端部分被覆防水シート4・5の面積を変えてあることにより、例えば、尿取りパッド10を包装体から取り出したときに、直ちに、腹部側と腰部側が容易に識別でき便利である。加えて、このような防水性シートを有する吸収性物品は、腰部側が液吸収性能良く製作されているので、腹部側と腰部側が容易に識別できることは、漏れ防止にも役立つ。
【0086】
前述の考え方を踏まえ、図6に示される第2の実施の形態による尿取りパッド11が考えられる。図6(a)は尿取りパッド11の平面図、図6(b)は図6(a)の断面図である。図6においては、着用時に腰部に当接する端部分被覆防水シート5のみを本体に取り付け、着用時に腹部に当接する端部分被覆防水シート4は本体に取り付けていない。
【0087】
図6の尿取りパッド11は長時間仰臥を余儀なくされる人にとっては、好適な防水性シートを有する吸収性物品である。すなわち、仰臥状態では体液は重力の関係からしても着用時には腰部側に流れるので腰部側の端部分被覆防水シート5のみ必要となる。加えて、仙骨を中心として腰部に広い面積で端部分被覆防水シート5が着用時に当接するので、褥瘡防止にも役立つ。
【0088】
なお、図1においても、図6の尿取りパッド11と同様に、長時間仰臥を余儀なくされる人にとっては、好適な防水性シートを有する吸収性物品であることは言うまでもない。
【0089】
また、図7は、第3の実施の形態による尿取りパッド12の構成図であり、図1の尿取りパッド10にファスニングテープ6と貼り付け部7を設けた尿取りパッド12の外観を示している。図7の尿取りパッド12は着脱の容易さを考慮したものである。なお、図7における尿取りパッド12は使い捨ておむつであってもよい。
【0090】
【発明の効果】
本発明は、「着用時においては身体接触面となる透液性トップシートと前記身体接触面の反対側の面となる非透液性バックシートとこれら両シートの間に液吸収体を有する縦長形状の吸収性物品であって、前記透液性トップシートの短辺側端部において、当該短辺側端部の上側をカバーするように配置されている端部分被覆防水シートを備え、前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、着用時において前記液吸収体から流れてきた液体が身体側に浸み出すのを防止する程度の耐水圧性能を有し、当該耐水圧性能は、JIS L 1092 5.1(1)に規定される耐水度試験A法(低圧法)における静水圧法での耐水圧値を80mmHO以上にさせる」ので、液吸収体で吸収しきれなかった体液が端部分被覆防水シートに浸透して湿潤することを防止できる。その結果、端部分被覆防水シートを介して皮膚が濡れるのを防止できる。特に、長時間仰臥を余儀なくされる人にとっては、腰回りの端部分被覆防水シートが濡れないことは、床ずれ防止に好適である。当該耐水圧性能ついては、通常、60〜70mmHOとされる端部分被覆防水シートの耐水圧値より大きく、防水効果(液漏れ防止効果)を向上できる。
【0091】
さらに、本発明は、「前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、着用時における皮膚荒れ防止効果のある風合いを有する」ので、防水性シートを有する吸収性物品を長期間着用していても不愉快感の発生を防止でき、身体の圧迫による皮膚への刺激を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における第1の実施の形態による尿取りパッドの構成図である。
【図2】 本発明における端部分被覆防水シートの部分断面図である。
【図3】 本発明における圧着エンボスの配置図である。
【図4】 本発明における端部分被覆防水シートの終縁における貼り合わせ部の部分断面図である。
【図5】 本発明における尿取りパッドに体尿が沁みだした状態図である。
【図6】 本発明における第2の実施の形態による尿取りパッドの構成図である。
【図7】 本発明における第3の実施の形態による尿取りパッドの構成図である。
【符号の説明】
1 透液性トップシート
2 非透液性バックシート
3 液吸収体
4 端部分被覆防水シート
5 端部分被覆防水シート
6 ファスニングテープ
7 貼り付け部
10 尿取りパッド
11 尿取りパッド
12 尿取りパッド
WP1 端部分被覆防水シート面(身体接触面)
WP2 端部分被覆防水シート面(反身体接触面)

Claims (9)

  1. 着用時においては身体接触面となる透液性トップシートと前記身体接触面の反対側の面となる非透液性バックシートとこれら両シートの間に液吸収体を有する縦長矩形形状の尿取りパッドであって、
    前記透液性トップシートの短辺側端部には、着用時に身体接触面に配置され複数の圧着エンボスを有する不織布と前記不織布における身体接触面側と反対の裏面に溶融したポリエチレン樹脂を直接噴射しラミネートして形成される非透液フィルムとにより構成される端部分被覆防水シートが該短辺側端部の上側をカバーするように配置され、
    前記端部分被覆防水シートは、JIS L 1092 5.1(1)に規定される耐水度試験A法(低圧法)における静水圧法での耐水圧値が80mmHO以上の耐水圧性能を有し、
    前記不織布における前記圧着エンボスの面積率は15%以下で、且つ該圧着エンボスの縦ピッチ及び横ピッチそれぞれは1.5mm以上であり、
    前記端部分被覆防水シートは、着用時に腹部に当接する第1の端部分被覆防水シートと着用時に腰部に当接する第2の端部分被覆防水シートを有し、前記第1の端部分被覆防水シートの面積より前記第2の端部分被覆防水シートの面積を視覚識別可能に大きくしていることを特徴とする尿取りパッド。
  2. 前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、KES法における表面凹凸変動の平均偏差(SMD)を4.0マイクロメータ以下にさせることを特徴とする請求項1記載の尿取りパッド
  3. 前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、JIS L 1096に規定されるカンチレバー法での曲げ剛性値を50mm以下にさせることを特徴とする請求項1あるいは2記載の尿取りパッド
  4. 前記端部分被覆防水シートにおける着用時の身体接触面は、KES法における圧縮柔らかさ(WC:圧縮仕事量/T:厚さ)の変化率を50%以上にさせることを特徴とする請求項1から3いずれか記載の尿取りパッド
  5. 前記端部分被覆防水シートは、前記透液性トップシートの長辺方向に3cmから15cmの範囲で外部液漏れ防止適合長さを有することを特徴とする請求項1から4いずれか記載の尿取りパッド
  6. 前記透液性トップシートと前記非透液性バックシートの間に液吸収体を有する吸収性物品が50cmから70cmの長さを有する範囲において、前記端部分被覆防水シートが適用されることを特徴とする請求項1から5いずれか記載の尿取りパッド
  7. 前記端部分被覆防水シートは、着用時において前記液吸収体からの液流れ方向に対して開口していることを特徴とする請求項6記載の尿取りパッド
  8. 前記端部分被覆防水シートは、JIS Z 8722に規定される色の測定方法−反射及び透過物体色での全光線透過率を75%以下にされることを特徴とする請求項6あるいは7記載の尿取りパッド
  9. 前記非透液性バックシートはフィルムで組成され、該非透液性バックシートは前記透液性トップシートの端面より延出される延出部が形成され、該延出部に前記端部分被覆防水シートが接合されていることを特徴とする請求項1から8いずれか記載の尿取りパッド
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