JP4159787B2 - 断裁機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙を断裁する断裁機、詳しくは断裁機の安全ロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
用紙を断裁する断裁機は、例えば図2(本発明の実施の形態に係る断裁機の側面図)に示すように断裁する用紙を載置するテーブル1とそのテーブル1の後端に断裁機本体2が設置されている。断裁機本体2のテーブル1側の前面には、断裁機本体2の作動時に手などの挿入を防止するためにカバー3が設けられている。用紙を断裁するときカバー3を開き、断裁する用紙をテーブル1上にセットし、カバー3を閉じて断裁機本体2を作動させる操作ボタンを押す。これにより断裁機本体2は断裁刃2aを下降してテーブル1上にセットされた用紙を断裁し、断裁後断裁刃2aを上昇してつぎの断裁を待つ。このような断裁機には、カバー3を開くと開いたことを検出して断裁機本体2を作動させる操作ボタンをロックする手段が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、操作ボタンを押した後では断裁機本体2は停止しない。また、カバー3は常に開閉自在である。したがって例えば不意に操作ボタンを押し、それを知らずにカバー3を開けて作業するというきわめて危険な場合が発生するという問題があった。
【0004】
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、簡単な機構により危険な場合の発生を低減し、より安全性の高い断裁機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明は、断裁する用紙を載置するテーブルと、前記テーブルの後端に設置された断裁機本体と、前記断裁機本体の前記テーブル側の前面を覆う開閉自在のカバーと、前記カバーの開閉にともなって回動する回動軸と、前記回動軸に固定したカムと、前記カムの回動により揺動するレバーとを有し、前記レバーが前記断裁機本体の移動体に当接することにより前記カバーの開動作をロックするとともに、前記カバーの開時前記レバーにより前記断裁機本体の移動体の移動をロックしてなることを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明において、前記回動軸に断裁機本体の断裁開始を停止するマイクロスイッチを作動するカムを設けてなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は実施の形態に係る断裁機のロック機構部の斜視図、図2は実施の形態に係る断裁機の側面図、図3は実施の形態に係る断裁機本体の斜視図、図4および図5は動作説明図である。図2において、1は断裁する用紙を載置するテーブル、2は断裁機本体、2aは断裁刃、2bは保持板、2cは押さえ板、2dは断裁機本体フレーム、3はカバー、4はカバー支持フレーム、5はレバー、6は支点軸、7は回動軸、8はカム、9はカムローラである。
【0009】
断裁機本体2はテーブル1の後端に設置されている。カバー支持フレーム4はテーブル1の上面の両側の端部にそれぞれ対峙して固定されている。回動軸7はボルトなどによりカバーに固着され、カバー3を固着した回動軸7は両側のカバー支持フレーム4の断裁機本体2寄りの上部位置に回動自在に支持されている。したがってカバー3は回動軸7を支点として回動でき、下方に回動することにより断裁機本体2のテーブル1側の前面を覆い、上方に回動することによりテーブル1上の作業が可能になる。すなわちカバー3は断裁機本体2のテーブル1側の前面を開閉する。
【0010】
カム8はカバー支持フレーム4から外側に突出する回動軸7に固着され、回動軸7の回動すなわちカバー3の開閉とともに回動する。支点軸6はカバー支持フレーム4の外側で支持され、レバー5の一端がこの支点軸6に支持され、レバー5の他端は断裁機本体2側へ突出している。レバー5にはカム8に当接するカムローラ9が取り付けられ、図示しないバネによりレバー5を附勢してカムローラ9をカム8に押し付けている。カムローラ9がカム8の山部に当接するとレバー5を回動してレバー5の断裁機本体2側へ突出している端部を下降し、より断裁機本体2側へ突出する。また、カムローラ9がカム8の谷部に当接するとレバー5を回動してレバー5の断裁機本体2側へ突出している端部はもとへ戻る。
【0011】
断裁機本体2は図3に示すように構成されている。すなわち、断裁機本体2は両側の端部のそれぞれに斜め下方に向かって伸びるガイド長穴2eを有するフレーム2dと、このフレーム2dに用紙を裁断する断裁刃2aを駆動する駆動機構2fが装着されている。断裁刃2aは保持板2bと押さえ板2cで挾んでボルトなどを挿通して保持板2bに固定保持されている。保持板2bには摺動突起が形成され、この摺動突起がフレーム2dのガイド長穴2eと摺動自在に嵌合している。駆動機構2fは図示しないモータにより回転駆動する動力カム2gと一端を動力カム2gに回転自在に連結したクランク2hとからなり、クランク2hの他端は保持板2bの端部に回転自在に連結している。
【0012】
動力カム2gが回転駆動すると、クランク2hが昇降し、このクランク2hに連結された保持板2bはガイド長穴2eにしたがって斜め上下方向に昇降する。断裁刃2aの真下には、下降した断裁刃2aの刃先を食い込ませる裁断スティック2jが設けられている。用紙を裁断するとき、保持板2bを上昇位置に置き、テーブル1上に用紙の裁断位置を裁断スティック2jに位置させて置く。そして、動力カム2gを回転駆動し、保持板2bを下降してその用紙を裁断する。動力カム2gはそのまま回転を続け保持板2bを上昇位置に置いて停止する。
【0013】
用紙を裁断するときでカバー3が閉められているとき、図1および図4に示すように、カムローラ9がカム8の谷部に当接し、レバー5の断裁機本体2側へ突出している端部はもとの位置、すなわち保持板2bの近傍位置に位置し、カバー3を開けようとしても、レバー5の端部が保持板2bに当接しカム8を回動することができず、これによりカバー3は閉めた状態にロックされる。この状態は保持板2bが作動してもとの上昇位置に復帰するまで続く。
【0014】
保持板2bがもとの上昇位置に復帰すると、レバー5の端部の保持板2bへの当接は解除され、カバー3を開くことができる。このときカバー3を開くとカム8を回動し、カムローラ9がカム8の山部に当接し、レバー5の端部は図5に示すように、保持板2bの長手方向の端面外側に突出し、保持板2bを作動しても保持板2bの長手方向の端面がレバー5の端部に当接し、保持板2bは作動することができず、保持板2bの作動はロックされる。
【0015】
すなわち、保持板2bは斜め上下方向に昇降移動するので、レバー5の端部を保持板2bが上昇位置に復帰しているときの保持板2bの長手方向の端面から外れる近傍に配置する。この配置により保持板2bが移動すればレバー5の先端は保持板2bに当接し、これによりカバー3の開はロックされ、保持板2bが斜め上方に移動し終えたときはカバー3の開によりレバー5の端部は突出して、その端部に保持板2bの端面が当接して保持板2bの移動がロックされる。また、レバー5を附勢しているバネが故障してもレバー5は下方に回動し、同様のロックを確保することができる。
【0016】
ところで、図2では省略しているが、図1に示すようにカム8に並べてマイクロスイッチカム11が回動軸7に固着され、このカム11にマイクロスイッチ10を作動する作動子10aがマイクロスイッチカム11の山部に当接するように設置されている。すなわち、カバー3を閉めている状態では作動子10aはマイクロスイッチカム11から外れ、マイクロスイッチ10をオン作動し、例えば断裁機本体2を駆動する操作ボタンのロックを解除する。また、カバー3を開けている状態では作動子10aはマイクロスイッチカム11の山部に当接してマイクロスイッチ10をオフ作動し、断裁機本体2を駆動する操作ボタンをロックする。
【0017】
なお、カム8をギアに替え、そのギアと噛合するギアをレバーに設け、レバーを直線、あるいは回動移動するようにしても良い。また、以上の実施の形態ではレバー5の端部を断裁機本体2の移動体である保持板2bに当接するようにしているが、移動体として保持板2bに限らず、例えばクランク2hとすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上、詳述したように発明によれば、断裁機本体のテーブル側の前面を覆うカバーの開閉と、断裁機本体の断裁作動の両者を関連付けしてロックするので、安全性の高い断裁機を提供することができる。また、そのロックはカムとレバーとの組み合わせにより行なうと、簡単かつ簡素な構成で機械的ロック機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る断裁機のロック機構部の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る断裁機の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る断裁機本体の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る断裁機のロック機構部の動作説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る断裁機のロック機構部の動作説明図である。
【符号の説明】
1 テーブル
2 断裁機本体
2a 断裁刃
2b 保持板
2c 押さえ板
2d 断裁機本体フレーム
2e ガイド長穴
2f 駆動機構
2g 動力カム
2h クランク
3 カバー
4 カバー支持フレーム
5 レバー
6 支点軸
7 回動軸
8 カム
9 カムローラ
10 マイクロスイッチ
10a 作動子
11 マイクロスイッチカム
Claims (2)
- 断裁する用紙を載置するテーブルと、前記テーブルの後端に設置された断裁機本体と、前記断裁機本体の前記テーブル側の前面を覆う開閉自在のカバーと、前記カバーの開閉にともなって回動する回動軸と、前記回動軸に固定したカムと、前記カムの回動により揺動するレバーとを有し、前記レバーが前記断裁機本体の移動体に当接することにより前記カバーの開動作をロックするとともに、前記カバーの開時前記レバーにより前記断裁機本体の移動体の移動をロックしてなることを特徴とする断裁機。
- 前記回動軸に断裁機本体の断裁開始を停止するマイクロスイッチを作動するカムを設けてなることを特徴とする請求項1記載の断裁機。
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