JP4158865B2 - 無線通信システム構成のための方法と装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、一般的に無線通信システム、特に、このようなシステムの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
セルラー・システムのような従来の無線電話システムは、セルと呼ばれる狭い地理的領域をカバーするために、同じ場所に送信機と受信機を搭載するセル・サイトを用いている。特定の地理的領域内に構成された幾つかのセル・サイトは、自動車電話中継局(MTSO)と呼ばれるマスター・コントローラに接続している。MTSOは、セル・サイトを制御して、公衆電話網(PSTN)に対するインタフェース接続を提供する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
各々従来のセル・サイトは、事前に割り当てられたチャンネル・セットを用いて、セル・サイトがカバーするサービス・エリアで移動局と通信する。各々チャンネル・セットは一対の搬送周波数を一般的に含んでおり、各々搬送周波数が移動局との各々アップリンク又はダウンリンク通信のために用いられている。近接するセル・サイトは、異なるチャンネル・セットを用いて、隣接するサービス・エリア間の同じチャンネル上での干渉を防止している。
【0004】
従来のセルラー・システムは、ハンドオフと呼ぶ手順を介して加入者に移動機能を提供している。この手順によれば、地理的に隣接するセル・サイトが、近接するセル・サイトと見なされる。近接するセル・サイトは、移動局が今のセル・サイト境界を横断する際に、電話呼出しを転送できるセル・サイトである。あるセル・サイトから別のセル・サイトに電話呼出しを転送することは、ハンドオフと呼ばれる。特定のセル・サイトからハンドオフを受信できるセル・サイトを指定するパラメータが、その特定のセル・サイトに対応する近接リストと呼ばれるテーブルに含まれている。
【0005】
特定のセル・サイトに割り当てられるチャンネル・セットと近接リストだけでなく、セル・サイトの数と送信電力のような他のシステム構成パラメータが、システムの設置前に伝搬モデルを用いて一般的に決定される。モデル化プロセスから決まるパラメータ設定による設置をした後に、システムカバリッジエリアがフィールド試験によって確認される。一般的なフィールド試験中に、試験移動局ユニットがサービス・エリアの全体にわたって移動し、基地局は各々試験周波数を送信する。試験ユニットがあるサンプル抽出位置から次の位置に移動すると、試験周波数の信号強度と対応する地理的位置は、システムがサービスを意図したカバリッジエリアに提供できることを確認するために収集されて処理される。ある従来のシステムでは、アップリンク信号強度も、サービス・エリアのカバリッジ範囲を確認するために、サンプル抽出位置から測定される。
【0006】
パラメータ設定の変更が指示されると、新しいパラメータ設定のもとで、モデル化と実装と後のフィールド試験が行われる。その結果として、従来の設置方法は、モデル化と実装と確認に関して、労働集約的で、時間を浪費し、反復作業のために経費を要求するプロセスが必要となる。一般的に、従来のシステムでは、構成パラメータが自動的に決まらない。このようなパラメータの自動決定は、従来技術では“自己構成化”と呼ばれている。
【0007】
個人通信網(PCN)のような他の無線電話システム又は室内セルラー・システムあるいはその両方は、セル・サイトより狭いサービス・エリアをもつ局部的な基地局を同様に用いている。しかし、このシステムの設置は、セルラー・システムについて既に説明した設置と実質的に類似しており、モデル化と実装と確認に関して、労働集約的で、時間を浪費し、反復作業のために経費を要するプロセスが一般的に必要となる。
【0008】
システムの同時通信容量を高めるために、2つの十分に離れている基地局が同じチャンネルを同時に用いる、チャンネル再使用方式が用いられている。このようなシステムでは、同一チャンネル干渉の推定が、通信リンクの許容品質を保証するために、モデル化段階中にしばしば行われる。しかし、これらの推定は、一般的に保守的であり、通信容量を制限するものである。
【0009】
ごく最近、動的チャンネル割当と呼ばれる限定形態の自己構成が、より良いスペクトル効率と容量を提供している。この技術は、移動局との通信を構築する直前にセットのチャンネル上の干渉レベルを一般的に検出し、最小干渉レベルのもとでセットのチャンネルを用いて、このような通信を構築している。
【0010】
それにもかかわらず、設置中において、総合的なモデル化又は試験を必要としない実質的に自動化されたプランニングや構成や確認を行う、改善されたスペクトル効率の良い無線電話システムの必要性が存在する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、システム構成パラメータを決定するために、新規で進歩性のある組み合わせの設計とプランニングと確認のプロセスを用いる、無線通信システムのシステム自己構成のレベルを提供することにある。このプロセスは、カバリッジエリア内の領域とシステムの基地局との間で測定された通路損失関連特性に基づいてパラメータを決定する。通路損失関連特性は、部分的又は完全に通路損失に基づいており、例えば、通路損失、ビット・エラー・レート、ワード・エラー・レート、フレーム・エラー・レートを含む測定可能な特性を意味する。通路損失は、2地点間で伝送される信号電力の低下を意味する。領域と基地局の間の通路損失関連特性は、例えば、基地局から、ある地点又は領域を形成するセットの局部的な地点にかけての通路損失関連特性に関する平均値、中央値、又は他の類似の測定値である。カバリッジエリアは、移動局が、大きな干渉が無い状態で、基地局と通信できる地理的エリアを意味する。
【0012】
各々領域に対して、通路損失のような通路損失関連特性が、領域から各々基地局にかけて、領域と基地局との間の近接性と関係なしに測定される。測定した通路損失関連特性は、領域と基地局の間で送信された信号の受信信号強度の予測を可能にする。従って、領域において各々の基地局が送信した信号に関する個々のおよび累積的な効果が、その領域の位置にかかわらず測定特性から得ることができる。そこで、通路損失関連特性は、領域の絶対的な地理的位置に関する情報との相関関係が無い状態で測定できる。領域の絶対的な地理的位置は、カバリッジエリア、システム内の基地局、又はカバリッジエリア外の位置に対するその領域の位置を意味する。
【0013】
基地局から領域にかけての通路損失は、領域から基地局にかけての逆方向の通路損失とほぼ同じであることが、容易に理解されると思われる。従って、測定した通路損失関連特性も、各々領域から基地局にかけて送信された信号に関する個々のおよび累積的な効果を表している。通路損失関連情報から得られる独自の表示又は特徴化は、例えば、基地局の数と送信電力、近接リスト、もしあるとすればシステムから省略できる基地局の特定、並びにチャンネルを再使用できる基地局のセットを含めた、多種多様な重要なシステム・パラメータ設定の決定に使用できる。
【0014】
典型的な実施例では、通路損失は、試験信号を既知の送信電力で送信する試験移動局ユニットを用いて測定される。試験ユニットはサービス・エリアの領域から領域にかけて移動し、基地局が領域全体にわたって種々の位置から受信した信号強度を検出する。試験ユニットと基地局の間の通路損失は、送信され受信された信号電力の差から計算される。通路損失マトリクス特性が、次に、測定した通路損失に基づく値を含めて生成される。基地局出力電力レベルのようなシステム構成パラメータが、マトリクスに基づいて好都合に決定できる。決定したパラメータは移動局と基地局の間の通信の設定に使用できる。
【0015】
通路損失関連測定は、伝搬モデルでなく、設置された基地局を用いて行われるので、パラメータの決定と対応するシステム性能の確認とは、1つのプロセスで実施できる。更に、試験移動局を用いて行われる測定は、絶対的な地理的位置を追跡せずに実施できる。従って、本発明は、従来の設置技術の確認ステップ中に一般的に要求される、地理的位置に関する複雑で労働集約的な記録プロセスを不要にする。更に、システムの再構成に必要な更なるフィールド測定は、このような再構成が、例えば、基地局アンテナの位置再設定のように、通路損失の変動を伴わない限り、要求されない。
【0016】
本発明の更なる特徴と長所は、次の詳細な説明と添付の図面から容易に理解されると思われる。
【0017】
【実施例】
本発明は、無線通信システムの少なくとも1つのシステム構成パラメータを決定する方法、及び、このように決定したパラメータに基づく無線通信の方法に関する。ここで用いるシステム構成パラメータは、移動局・アクセス・パラメータを含めた通信システムの設置中又は動作中あるいはその両方で決定又は確認されるシステム特性を意味している。この方法は、カバリッジエリアの少なくとも1つの領域とシステムの基地局との間で測定した通路損失関連特性に基づいてパラメータを決定する。
【0018】
通路損失関連特性は、部分的又は完全に通路損失に基づいて測定できる特性である。通路損失のほかに、このような特性として、例えば、ビット・エラー・レートがある。通路損失は、2地点間で送信される信号の電力低下に関している。領域と基地局の間の通路損失関連特性は、例えば、基地局から、ある地点又は領域を形成する局部的な地点のセットにかけての、通路損失関連特性の平均値、中央値、又は類似の測定値である。カバリッジエリアは、移動局が、大きな干渉が無い状態で、基地局と通信できる地理的エリアを意味する。
【0019】
測定した通路損失関連特性は、領域と基地局との間の信号伝搬又は信号強度の低下を、基地局に対するその領域の地理的位置、カバリッジエリア外の位置、又はカバリッジエリア内の場所と関係なしに、表示することを可能にする。その結果、対応する測定は、領域の絶対的な地理的位置を追跡しなくても効果的に実施できる。領域の絶対的地理的位置は、システムの基地局、カバリッジエリア又はカバリッジエリア外の位置に対するその領域の位置を意味する。
【0020】
通路損失関連情報の最終的な特性は、多種多様なシステム・パラメータの決定に使用できる。本発明に基づくパラメータの決定時に、カバリッジエリアの移動局との通信を構築する際に、システムはこのパラメータを使用できる。しかし、パラメータの決定は各々の通信の構築前に実施する必要はないが、システム設置時に又はシステムの運用中に断続的に実施できることが、容易に理解できるものと思われる。
【0021】
本発明に従って決定した少なくとも1つのシステム構成パラメータを有する典型的な無線通信システム1が図1に図示してある。システムには、移動交換局(MSC)25に接続した4つの基地局5,10,15,20(5〜20)がある。MSC 25は適切なトランク30を経由して公衆電話網(PSTN)35に接続している。システム1が、1つまたは複数のフロアから成るオフィス・ビルディング又はキャンパスのように、比較的狭いカバリッジエリアをもつ室内又は屋外システムである場合、MSC 25は、構内交換電話(PBX)を経由してPSTNに好都合に接続できる。
【0022】
MSC 25は、電話呼出しを移動局40と各々基地局5〜20との間で及びPSTN 35に送る。狭いカバリッジエリアの適用事例では、適切なMSCと基地局は、例えば、Celcore製の小型MSCデバイスとAT&TCorp.,製のマイクロセルを備えている。広いカバリッジエリアの適用事例では、典型的なMSCと基地局は、AT&T Corpのような無線施設製造会社が製作したものを備えている。無線通信の方法は、本発明を実施するうえで重要でなく、例えば、コード分割多重アクセス(CDMA)スキーム、又はIS−136基準だけでなく従来のアナログ技術に基づくTDMAスキームのような時分割多重アクセス(TDMA)スキームを備えたデジタル通信技術になる場合もある。
【0023】
図2は、意図した長方形のカバリッジエリア100にサービスを提供するように構成した図1の基地局5〜20を示す。このようなシステムカバリッジエリアは、例えば、100m×200mが可能であり、セルラー通信サービスのような無線通信をオフィス・ビルディングのフロアに提供できる。カバリッジエリアの規模と形状及び位置決めされた基地局の数は、本発明を実施するうえで重要でない。図のカバリッジエリア100はオフィス・ビルディングのフロアを意味しているが、本発明の技術は、例えば、複数のフロアから成るオフィス・ビルディングや空港施設又は商店街にサービスを提供するような他の室内システムを含めた多種多様な無線システムにおいて、及び従来のセルラー電話システムだけでなくPCSシステムのようにキャンパス又は大型システムにサービスを提供する屋外システムにおいて、効果的であることが、容易に理解されると思われる。
【0024】
本発明に従ってシステム構成パラメータを決定するために、通路損失関連特性が、カバリッジエリア100内の基地局5〜20の各々と複数の領域130との間で測定される。通路損失は次に示す実施例の測定特性として用いるが、他の通路損失関連特性も、ビット・エラー・レートのように、本発明に従って使用できることが容易に理解されると思われる。更に、ある基地局に対する通路損失関連特性を測定することは、基地局に付随する少なくとも1つのアンテナに対する通路損失関連特性を測定することも意味している。図解と説明を簡単にするために、基地局5〜20に付随するアンテナは基地局5〜20の近くに図示してある。しかし、基地局のアンテナは、このような状態で配置する必要がなく、分散型アンテナが採用されている時のように基地局から或る距離に位置することも可能であることが、容易に理解されると思われる。
【0025】
領域130は、図解と説明を簡単にすることだけ意図してカバリッジエリア100内において、同様にサイズを設定され1つの配列に構成されているが、本発明の限定を意味するものでない。領域130は、同様なサイズに設定される必要もないし、1つの配列に構成する必要もない。領域130の数とサイズは、希望したシステム構成パラメータを決定するために、適正な通路損失表示の構築が可能になるように選択すべきである。
【0026】
領域130の数とサイズは、基地局サービス・エリアのサイズに部分的に基づくことができる。例えば、従来のセルラー電話システムのような大型屋外システムの場合、領域130は、できるだけ大きく、数十平方メートルのようになるが、オフィス・ビルディングのフロアのような室内システムの場合、領域130は、できるだけ小さく、約1/4平方メートルになる。約100〜900領域以上の程度となる、各々基地局がサービスする数多くの領域130を使用できる。領域130は、ある地点の近くの局部的なエリアと見なすこともできるが、その地点から基地局にかけて認められる通路損失は、領域130を形成する連続する地点の通路損失の測定値である。
【0027】
本発明の実施例に従って、領域130の通路損失が、次の方式で試験移動局ユニット135を用いて好都合に測定される。試験移動局ユニット135は、ユニット135が1つの領域130から次の領域に移動すると、既知の電力S1 を有する信号を選択されたチャンネル上で発信する。基地局5〜20は、試験移動局ユニット135が領域130に位置する時に、受信した信号S2 の電力を測定する。試験移動局ユニット135を第1の領域131からジグザグ経路140に沿って他の領域130を経由して最後の領域133に移動できる。室内システムでは、試験ユニット送信電力が、例えば、20dBm程度になり、屋外システムでは、試験ユニット送信電力が、例えば、34dBm程度になる。
【0028】
設置者は、試験ユニット135が領域から領域に移動すると、基地局5〜20に読取を行うよう促すことができる。代わりに、基地局5〜20は、試験ユニット135が領域から領域に移動すると、ほぼ同時あるいは特定の時間間隔で、同期して、読取を行うことができる。このような場合、時間間隔は、設置者が試験ユニット135をある領域130から次の領域に移動できる時間をもてるように設定すべきである。例えば、通路損失が約0.5〜1m離れた地点で測定され、設置者の平均歩行速度が2m/sである場合、基本測定時間間隔は、必要な読取値を得るために、0.25〜0.5秒の範囲にすべきである。この技術は、幾つかのほぼ連続する読取値の間において、ある測定値がいつになく異なる通路損失値を持つ特異値を、システムが検出して修正することも可能にする。更に、設置者は、休止を可能にするために読取値の測定を開始し停止する信号を基地局に送るだけでなく、試験終了の信号も送ることができる。
【0029】
通路損失Lは、式(A):L=S1-S2+Gbase+Gmobileに準じて、各々基地局5〜20が受信する信号出力から決定できる、ここでGbaseとGmobileは、各々、基地局と試験移動局ユニットのアンテナ利得である。従来の移動局のアンテナ利得Gbaseは無指向性アンテナの場合に一般的に約0〜3dBの範囲にあり、従来のセルラー電話基地局のアンテナ利得Gbaseはしばしば10dB程度になる。室内システムのような狭い無線通信システムの基地局のアンテナ利得Gbaseは、例えば、約0〜3dBの範囲になる。
【0030】
通路損失Lは、基地局5〜20が受信した信号電力S2の検出時に、ほぼリアルタイムで決定できる。このような決定は、図1に示すように、基地局またはMSC25に付随するコントローラが実施できる。本発明に従うと、地理的情報は、測定した通路損失と、基地局5〜20に対する領域130の位置、カバリッジエリア100、又は他の事項とを関連づける必要がない。次の表1に、各々領域130と基地局5〜20の各々との間の典型的な信号強度読取値に基づく通路損失がリストしてある。領域番号は説明を簡単にするためのものであり、このような基準は本発明では要求されない。
【表1】
【0031】
実際の通路損失試験中に、検出した信号強度S2は受信機の検出範囲に限定される。そこで、高い電力の読取値が受信機測定範囲の上限でクリップされ、同様に、低い電力レベルの一部は受信機の“ノイズ・フロア”で決定される。表1に記載してある通路損失値は、システム構成パラメータを決定する際に使いやすくするため、通路損失マトリクス特性へ並べることができる。
【0032】
前述の通路損失を決定する方法は、試験ユニット135から基地局への試験信号を採用している。しかし、他の技術も通路損失の測定に採用できる。例えば、基地局5〜20は、試験移動局ユニット135が読み取る試験信号を送信する技術を使用できる。この例の場合、基地局5〜20は、試験移動局ユニット135が各々領域130にある際に、個々の各々チャンネルの試験信号を連続して送るか又は同じチャンネル上で順次送信できる。更に、この例では、試験移動局ユニット135は通路損失計算をリアルタイムで実行できる、又は、収集した信号強度データを後処理のためにコンピュータにダウンロードできる。
【0033】
通路損失特性は、基地局の数と送信電力、基地局サービス・エリア、分離値、近接リスト、チャンネルを再使用できる基地局のセット、基地局がカバリッジエリアを維持しながらシステムから除外できるかどうかについての決定を含めた、多種多様なシステム構成パラメータの決定を容易にする。前述のパラメータの決定について次に述べる。しかし、これらのパラメータ決定は、本発明に従って決定できるパラメータを表しており、全てを意味しておらず、本発明の限定を意図するものでない。
【0034】
I. 基地局電力レベル設定
例えば、カバリッジエリア100の領域の95%が少なくとも−85dBmのスレッショルド信号強度を受信するように、基地局電力レベル設定を決定できる。この制限は説明の便宜性だけ意図しており、本発明に従って必要なカバリッジエリアを決定するために他の制限事項も採用できる。例えば、更なるカバリッジの制限として、例えば、希望スレッショルドより低い信号電力を受信する、連続領域の数に関する特殊な限定の設定がある。説明を簡単にするために、基地局5〜20は、5dBmのステップで、0dBm〜20dBmの範囲で電力レベルを有する信号を送信するように制限されている。
【0035】
基地局5〜20のなかの1つから領域130に生じる受信信号強度は、好都合に式(B):S2 =S1 −L+Gbase+Gmobileに基づいて決定できる。ここで通路損失Lは表1から入手し、アンテナ利得GbaseとGmobileは、各々のアンテナに関して0dBのような既知の値である。従って、この例の場合、受信信号強度S2 は、式:S2 =S1 −Lから基地局送信電力設定S1 に相応して決定できる。
【0036】
数多くの基地局のシステム構成パラメータを確認する時に、ある典型的な技術は、送信電力S1 が最大値、すなわち、この例では20dBmにセットされている式(B)を用いて、図2に示すように、領域130の信号カバリッジを決定する。決定した信号カバリッジが領域の95%に対して少なくとも−85dBmである場合、希望したカバリッジエリアは、その最大電力にセットされた基地局をもつことになる。各々基地局5〜20が20dBmの送信電力を用いると想定すると、式(B)から、領域130の100%が−85dBmのスレッショルドに適合していた基地局5〜20のなかの少なくとも1つから信号強度を受信すると決定できる。次の表2は、各々領域で受信される信号強度のリストを示す。
【表2】
【0037】
代わりに、決定した信号カバリッジが領域130の95%に対して−85dBmのスレッショルドに適合しない場合、更なる基地局が必要になるか、又は今の基地局が必要なカバリッジエリアを提供するためにその位置を再設定される必要がある。
【0038】
100%のカバリッジが最大基地局送信電力設定のもとで実現できるが、設置されているシステム内外のチャンネル干渉が実質的に最小限になるようなチャンネル再使用とするために、希望したカバリッジエリアを達成する実質的に最小の基地局送信電力設定を決定することが望ましい。図3は、実質的に最小の基地局送信電力設定を決定するために本発明に従う典型的な方法200を示す。方法200は、図解だけ意図しており、本発明の限定を意味するものでない。特定の技術は本発明にとって重要でなく、種々の他の方法もこのような決定を行うために使用できる。
【0039】
図3を見ると、最小基地局送信電力S1 から−85dBmのスレッショルドに適合する信号強度S2 を受信する領域の数が、ステップ210で識別される。この決定は、受信される信号強度を計算するために各々領域に対して前述の式(B)を用いて領域130に対して行なうことができる。この例の場合、基地局の最小基地局電力は0dBmである。そこで、各々領域に対して、受信された信号強度S2 は(B):S2 =S1 −L+Gbase+Gmobile=0−L+0+0=−Lになる。従って、領域の信号強度値は、表1から得られるdB単位の通路損失Lと、dBm単位の強度で等しくなる。
【0040】
次に、ステップ220では、ステップ210で計算し受信した信号強度S2 が95%のカバリッジエリア条件に適合するかどうかについて決定される。この決定は、−85dBmのスレッショルドに適合する少なくとも1つの信号強度を受信する領域のパーセンテージを決定すると好都合に実施できる。必要なカバリッジパーセンテージが最小送信電力設定によって満たされると、対応するメッセージが、ステップ225のこの状態を示すために設置者に表示され、ルーチン220が終了する。この場合、第III 章で次に詳細に説明するように、カバリッジエリア条件を満足しながら1つまたは複数の基地局5〜20が除外できるかどうか更に決定することが望ましい。
【0041】
しかし、カバリッジエリア条件にステップ220で適合しない場合、ルーチン200はステップ230に進む。この例では、50領域の40又は80%だけがスレッショルドに適合する信号強度を受信するので、必要なカバリッジエリアは最小基地局送信電力設定によっては満たされない。表1に示すように、50領域のなかの10,すなわち、領域5、6、15、16及び38〜43は、少なくとも1つの−85dBmの信号強度S2 の受信に失敗している。ここで、基地局5〜20は0dBmの電力で送信している。したがって、この例では、最小送信電力設定が、必要とされる95%でなく、80%のカバリッジエリアを生成するため、プロセス200はステップ230に進む。
【0042】
ステップ230で、スレッショルド条件に適合する信号強度を受信する領域の数が、最大送信電力に設定された基地局5〜20に対して識別される。これは、表2に関して既に述べた同じ方式で識別できる。次に、識別した領域の数がカバリッジエリア条件に適合するかどうかについての決定がステップ240で行われる。この決定は、ステップ220に関して既に述べたほぼ同じ方式で効果的に実施できる。必要なカバリッジエリアが最大送信電力設定によっては満たされない場合、この状態を記すメッセージが設置者にステップ245で表示され、ルーチン200が終了する。この場合、更なる基地局が要求されるか、又は今の基地局の位置を再設定して、必要なカバリッジエリアを提供することが必要になる。
【0043】
しかし、ステップ240でカバリッジエリア条件に最大送信電力設定が適合すると決定されると、ルーチン200はステップ250に進む。この例では、意図するカバリッジエリアが20dBmの最大基地局送信電力設定を用いて満たされることになる。表2に示すように、20dBmの送信電力設定は、スレッショルド条件に適合する信号強度S2 を領域130の100%に提供している。そこで、この例では、プロセス200がステップ250に進む。
【0044】
ステップ250では、スレッショルド条件に適合する信号強度を受信する領域130が再び決定され、基地局送信電力設定を1ステップだけ均一に減少させる。この例では、基地局送信電力設定を、15dBmに1ステップだけ20dBmの最大設定から均一に減少させる。ステップ260で、最終的なカバリッジエリアがカバリッジエリア条件に適合すると、プロセス200はステップ250に戻り、カバリッジエリアが、この例では、10dBmのように、もう一つのステップだけ均一に減少された基地局の送信電力に対して再び決定される。
【0045】
しかし、ステップ260で最終カバリッジエリアがカバリッジエリア条件に適合しないと、プロセス200はステップ270に進む。ステップ270で、基地局5〜20の送信電力設定を、より小さい電力設定が使用できるかどうか決定するために、カバリッジエリア条件に適合した最後の均一な設定から個々に減少させる。この方式では、必要なカバリッジエリアを提供する実質的に最小の電力設定が、プロセス200で瞬時に簡単に決定できる。例えば、プロセス200で、実質的に最小の送信電力設定が、各々基地局5〜20に対して10、5、5、0dBmになることが決定される。このような基地局送信電力設定をもつ領域130が受信した信号強度が、次の表3に図示してある。
【表3】
【0046】
表3に示すように、基地局5〜20の10、5、5、0dBmの基地局送信電力設定は、各々、−85dBmのスレッショルドに適合又は越える信号強度をもつ領域1〜40と43〜50を提供している。そこで、96%(48/50×100%)の最終的なカバリッジエリアは、95%の条件に適合することになる。
【0047】
プロセス200では、ステップ250で決定した最終的に許容可能な均一の基地局電力設定が必要なカバリッジエリアを生成し、更なる個々に減少させることはこのようなカバリッジエリアを生じさせないことを、そのプロセスによってステップ270で決定できることが容易に理解されると思われる。したがって、均一な送信電力設定が必要なカバリッジエリアを提供することが、ステップ270で決定できる。
【0048】
II 基地局サービス・エリア
特定の基地局がサービスする領域は、基地局電力レベル設定と測定通路損失に基づいて識別できる。サービス・エリアの重複を備えるために、例えば15dBのようなハンドオフ・ヒステリシス限界が使用できる。したがって、第1の基地局によって、幾つかの基地局からその移動局において実質的に最強の受信信号を与えており、且つこの受信信号が−85dBmのスレッショルドに適合又は越える場合に、図2のシステム1と移動局との間の通信は提供される。この同じ移動局の位置は、その位置で受信した信号強度が少なくとも−85dBmであり且つ第1の基地局から受信した信号強度の15dBのハンドオフ・ヒステリシス内にある場合、第2の基地局からもカバーされる。
【0049】
表4は、表3にリストした信号強度に基づいており、15dBのヒステリシス・ハンドオフ限界を想定する各々領域をカバーする基地局を含んでいる。表4で、“1”は対応する領域が特定の基地局によってカバーされ、“0”は特定の基地局によって領域がカバーされないことを表している。例えば、表3の領域24において、基地局10と20から受信した信号強度は各々−103と−111dBmであり、−85dBmより低いので、これらの基地局は表4で“0”で表される領域24をカバーしないことになる。しかし、基地局5と15から受信した信号強度は各々−70と−75dBmであり、共にスレッショルド−85dBmを上回り且つ15dB以内にある。従って、基地局5と15は、表4で“1”で表される領域24をカバーすることになる。
【0050】
逆に、表3は、領域48では、受信信号強度が基地局15と20からの−85dBmより大きいことを示している。しかし、基地局15と20からの受信電力の差が15dBの限界より高い40dBなので、基地局20だけが領域48をサービスすると見なされる。従って、表4では、領域48は基地局20だけによってサービスされるように表されている。
【表4】
【0051】
基地局間のハンドオフは、表4に示すように、領域15、16、24、27、32〜34、38、47の中の1つの移動局に対して起こる。表4は、いずれの基地局5〜20によるサービスカバリッジも有していない、領域41と42に存在するカバリッジホールも示している。
【0052】
本発明のある側面によれば、カバリッジホール内にある領域41と42は、カバリッジを基準にして基地局5と15の間にほぼ位置していると判断できる。表2に記す通路損失は、ほぼ連続する領域の通路損失が表1のほぼ隣接する場所となるように測定されていたのでこの判断を行うことができる。表1の通路損失は、図2の連続する経路140に沿って領域130で測定されていた。領域40は基地局5でカバーされ、領域43は基地局15でカバーされているので、これらの基地局のどちらか一方または両方の電力を高めると、ほぼ隣接する領域41と42のカバリッジホールを減少させることができると予測できる。
【0053】
表2の通路損失エントリは、基地局間のカバリッジホールの位置を識別するために厳格に連続する順である必要はない。しかし、測定は、この判断を行うための既知のパターンで実施しなければならない。この適用事例で述べた他の典型的なパラメータを含めた更に数多くの他のシステム・パラメータは、このようなデータ収集条件を持たない。これらのパラメータの場合、通路損失は、疑似ランダム又はランダムな順を含めた任意の順で事実上測定できる。
【0054】
各々基地局がサービスするカバリッジエリア100だけでなく一対の基地局間のサービス・エリア重複のパーセンテージが、表4から決定できる。カバリッジエリア・パーセンテージは、特定の基地局がサービスするように表されているカバリッジエリアの領域の数から決定できる。例えば、表4の基地局5がサービスする領域の数は17である。従って、基地局5がサービスするカバリッジエリア・パーセンテージは34%である(17領域/50総領域)。
【0055】
同様に、基地局間のサービス・エリア重複パーセンテージも決定できる。基地局5がカバーする17領域の中の3つの領域は、18%(3/17×100%)のカバリッジエリア重複パーセンテージを生じる他の基地局によってカバーされる。同様に、基地局10と15との間のカバリッジ重複パーセンテージは、カバリッジエリア100の6%(3/15×100%)である3つの領域15、27、33で生じる。これらのパーセンテージは、領域130が、図2に示すように、ほぼ類似のサイズであることに基づいている。
【0056】
カバリッジエリア・パーセンテージとカバリッジ重複は、カバリッジエリアにサービスを提供する際の各々基地局の効果性を示している。例えば、次の表5は、カバリッジエリアと重複のパーセンテージを示している。
【表5】
【0057】
III 基地局の除外
表3はサービスが4つの基地局を用いてカバリッジエリア100に提供できることを示しているが、このカバリッジをより少数の基地局を用いて提供できるかどうか更に決定できることが望ましい。この基地局の減少によって、それに伴ってシステム・コストを低減させることになる。基地局減少の決定は、より少数の基地局を用いて新しい通路損失測定データを収集する必要性なしに、表1に示すように、4つの基地局5〜20から測定した通路損失に基づいて実施できる。
【0058】
図2の通信システム1が基地局減少のもとで動作できるかどうか決定する典型的な方法は、図3のプロセス200を用いる。特に、この方法は、特定の基地局が、システム1は、その基地局が無い状態で、必要なカバリッジエリアにサービスできるかどうか決定するために、測定された通路損失を除くプロセス200を実行する。この方法は、表5などにリストしたような基地局カバリッジ情報に基づいて、設置者によって潜在的に除外できる特定の基地局を識別できるようにも実施できる。そのうえ、この方法は、各々の基地局に対して、基地局の各々が個々に除外される結果生じるカバリッジを、試験するために実行できる。プロセス200は、必要なカバリッジエリアを提供する残りの基地局に対して、実質的に最小の送信電力設定も識別できる。
【0059】
表1の通路損失を有する図2のシステムに関して、プロセス200は、基地局20を除外し、基地局5、10、15の実質的に最小の送信電力設定を、各々、10、10、15dBmにする。次の表6は、この3つの基地局システムから領域130で受信した信号強度を示す。
【表6】
【0060】
表6に示すように、領域41と50だけが、−85dBmのスレッショルドに適合しない信号強度を受信している。従って、カバリッジエリアは、許容可能な96%(48/50×100%)であり、3つの基地局5、10、15が、各々、10、10、15dBmで送信している。
【0061】
更なる通路損失の測定を必要とせずに、当初のシステムに対して既に測定してある通路損失に基づいて、減少した基地局システムに関する他のシステム構成パラメータも更に決定できる。このパラメータの決定は、除外される基地局の通路損失データを省略し、第1章で既に述べた方式と同様に実行できる。表7は、表6の受信信号強度に基づいており、各々領域にサービスする基地局と、15dBのハンドオフ・ヒステリシス限界との相互関係を示している。表7の表示形式は表4とほぼ類似している。
【表7】
【0062】
IV 分離値、近接リスト、チャンネル再使用
表6と7の送信電力と領域カバリッジは、本発明に従う分離値の生成に使用できる。分離値は、基地局、又は領域130の移動局におけるチャンネル上の無線周波数分離に関して、それらが同じチャンネル上での送信が許可されている場合に干渉すると考えられる他の基地局又は移動局からの他の信号からの測定値である。言い換えれば、分離値は、基地局又は領域130の試験移動局ユニットの受信位置の強度によるチャンネル干渉を、それらが同じチャンネルで用いられていた場合に生じる他の基地局又は移動局からの干渉信号強度に対して、示している。このチャンネル干渉は、アップリンク又はダウンリンク干渉又はこれらの干渉の組み合わせになる。ダウンリンク干渉は、他の基地局が送信した信号に起因して、第1の基地局がサービスした領域で受信される、チャンネル干渉である。アップリンク干渉は、その基地局がサービスしないカバリッジエリアの領域で、移動局が送信した信号に起因するその基地局での干渉である。
【0063】
図4は、アップリンクとダウンリンク分離値に基づく基地局分離値を決定する典型的な方法300を示す。方法300に従って決定したアップリンクとダウンリンク分離値は搬送波/干渉(C/I)比に更に基づいている。大きいC/I比はチャンネル干渉から実質的に分離された信号を意味し、小さいC/I比は相当に大きなチャンネル干渉をもつ信号を意味する。従って、例えば、約18dBより高い場合のような従来のセルラー基地局間における大きいC/I比の値は、このような基地局が同じチャンネルを使用できることを 意味する。一方で、例えば、約1dB未満の場合のように、基地局間の小さいC/I比の値は、基地局が表11に関連して後に記すような近接関係にあることを意味している。この説明に相応する搬送波と干渉信号は同じチャンネル又は周波数で生じることが、容易に理解されると思われる。
【0064】
方法300は、第3章で既に述べたように、基地局20を除外して変更された図2のシステムに関連して説明される。図4を見ると、基地局送信電力と各々基地局がサービスする領域はステップ310と320で決定される。送信電力は、表3と6に関連して既に述べたように、意図するカバリッジエリアを提供するために、表1の測定通路損失から決定できる。例えば、基地局5、10、15の実質的に最小の送信電力設定は、第3章で述べたように、必要なカバリッジエリアを提供するために、各々、10、10、15になる。15dBのハンドオフ・ヒステリシス限界を用いる、これらの送信電力設定で各々基地局がサービスする領域の識別が、表7に図示してある。
【0065】
領域カバリッジがステップ320で決定した後に、サービス・エリア・ダウンリンクC/I比値のようなダウンリンク分離値が、ステップ330で決定される。サービス・エリア・ダウンリンクC/I比は、特定の基地局がサービスする領域のチャンネルのダウンリンク部分における、他の基地局がそのチャンネル上で送信した信号からの干渉の測定値である。サービス・エリア・ダウンリンクC/I比値を決定する典型的な方法は、(1) 基地局サービス・エリアの個々の領域130に対してダウンリンクC/I比を決定することと、(2) 特定の品質測定値を用いて、これらの識別比に基づくサービス・エリア・ダウンリンクC/I比値を決定することとを含んでいる。
【0066】
第2の基地局からの干渉をもつ第1の基地局がサービスする個々の領域のダウンリンクC/I比を決定する典型的な方法は、領域の第1と第2の基地局からの信号強度S2 の差を計算することである。例えば、表8は、基地局10と15が同じチャンネル上で送信する場合に、基地局5のサービス・エリアの領域で生じるC/I比の干渉分布状態を示す。表8には、表7で示したように、基地局5がサービスする領域130だけリストしてある。
【表8】
【0067】
サービス・エリア・ダウンリンクC/I比値を定める適切な品質測定値は、例えば干渉分布の第5の百分位数である。分布の第5の百分位数は、基地局5がサービスする17領域のほぼ1つの領域に対応する最小に決定されたC/I比を有するサービス・エリアの領域の5%を意味する(1/17×100%=5%)。そこで、基地局5のサービス・エリア・ダウンリンクC/I比値は、各々、基地局10と15からの干渉に対して11と−5dBになる。特に、基地局10に起因する実質的に最小の1つのダウンリンクC/I比は領域5又は16で11dBになる。同様に、基地局15に起因する実質的に最小の1つのダウンリンクC/I比は、領域16、24又は38で−5dBになる。
【0068】
基地局10と15のサービス・エリアのサービス・エリア・ダウンリンクC/I比値又はダウンリンク分離値は、基地局5に対して既に述べた方式と実質的に同様に得ることができる。表9は、この例における各々基地局サービス・エリアのダウンリンクC/I比値の相関関係を示す。
【表9】
【0069】
図4に戻り、サービス・エリア・ダウンリンクC/I比値がステップ330で求められた後に、方法300はアップリンク基地局分離又はC/I比値をステップ340で得る。アップリンク基地局C/I干渉は、第2の基地局がサービスする領域の移動局に起因する、第1の基地局がサービスする領域の移動局からの信号に対する、チャンネル干渉を測定する。この決定は、第1の基地局のサービス・エリアの各々領域に対して実施できる。この例の場合、基地局5がサービスする17領域の各々のアップリンク干渉は、基地局10がサービスする17領域の各々の移動局に起因する干渉に基づいて決まる。累積アップリンクC/I比を得る適切な方法は、累積ダウンリンクC/I比を得るために用いた方法とほぼ似ており、図5に関連して次に詳細に説明される。表10は、基地局のサービス・エリアの各々のアップリンクC/I干渉比値のリストである。
【表10】
【0070】
アップリンクC/I比値がステップ340で決定した後に、図4の方法300は、品質測定値を用いて、ステップ350で、決定したダウンリンクとアップリンクのC/I値に基づいて、基地局分離値を生成する。分離値を生成する適切な品質測定手法は、例えば、表9と10にリストしたダウンリンクとアップリンクとのC/I値に関して実質的に最小のエントリを用いて、次に表11に示す分離値を生成することである。
【表11】
【0071】
分離値をステップ350で生成した後に、近接リストとチャンネル再使用がステップ360と370で決まる。ステップ360のチャンネル再使用に関して、実質的に最小の分離又はC/I比は、例えば、2つの基地局が同じチャンネルを使用できるように10dBである場合、基地局5と10は、その間のC/I比を示すその分離値として同じチャンネルを使用できて、その領域は11dBになる。しかし、条件が18dBである場合に、チャンネル再使用は、基地局5、10、15をもつシステム1で許可されない。同様に、約1dB C/Iの条件が2つの基地局で隣接する周波数チャンネルを使用するために用いられる場合に、基地局5と10が隣接するチャンネルを使用できる。ステップ370の近接リストの決定に関して、例えば、0dBの分離又はC/I条件が用いられる場合、基地局5と10が、ハンドオフの基地局15の近接局になるが、基地局5と10は、表11に示すように、互いに近接局とならない。
【0072】
C/I比値と分離値を生成するために選ばれた前述の品質測定手法は、本発明を示しているが、その制限を意図していない。他の品質測定も、C/I値の全て又は一部の平均化を含めて、本発明に従って採用できることが容易に理解されると思われる。更に、領域の個々のC/I比値を処理する種々の他の方法が、アップリンク又はダウンリンクC/I比値の使用を含めて、本発明に従って分離値を決定する際に使用できる。そのうえ、表11よりも複雑な最終分離値の組み合わせが、アップリンクとダウンリンクの干渉を表す別の分離値を採用するようにして使用できる。準マクロ・セルラー・システムより局部的なプライベートな無線通信システムと通信するために、例えば、バイアスのように、チャンネルを割り当てるために分離値にくわえて規準を含めることもできる。
【0073】
第1の基地局のアップリンクC/I比値を決定する典型的な方法400が図5に図示してある。図5では、第2の基地局のサービス・エリアで干渉する移動局送信電力が、ステップ410で決まる。送信電力は、サービス・エリアの各々領域に対して決定できる。移動局は、従来の携帯式セルラー電話における、0.6Wのように、固定出力で送信できる。しかし、通信工業会IS136(TIA IS−136)に適合するシステムのような、従来のシステムにおいても、移動局送信電力は、移動局が通信している基地局からの制御信号によって制御できる。基地局は、移動局がサービス・エリア内を移動すると、基地局がほぼ一定の信号強度を受信するように、移動局の出力を制御する。従って、第2の基地局のサービス・エリアにおける領域で移動局送信電力を決定する典型的な方法は、領域と基地局との間で測定された通路損失に基づいて、例えば、−85dBmのような特定の信号強度を第2の基地局に与えるために必要な送信電力を計算することである。しかし、通路損失は、領域が基地局に近い位置にある時のように、殆ど僅かである場合に、移動局の送信電力の下限に達して、例えば、−4dBmのような最小電力を使用できる。
【0074】
干渉する移動局の送信電力がステップ410で決定した後に、これらの送信電力の第1の基地局における対応する受信信号強度が、ステップ420で決まる。この決定は、ステップ410の決定のように、干渉する送信電力のために用いた決定と同様に、表1の第1の基地局に対する領域からの測定通路損失に基づいている。次に、ステップ430で、それ自体のサービス・エリア内の領域の移動局から第1の基地局が受信する信号強度が決まる。移動局が出力制御されている場合、第1の局は、−85dBmのように、ほぼ一定電力の信号強度を受信する。しかし、このような信号強度を与える送信電力が最小の移動局送信電力より小さい場合、又は移動局が一定電力で送信している場合に、基地局に達する電力は、ステップ420に関連して既に述べた方式とほぼ同様に決定できる。このような決定は、送信電力と、領域と第1の基地局との間で測定した通路損失とに基づいている。
【0075】
信号強度をステップ420と430で決定した後に、第1の基地局のサービ・エリアの各々領域に対して、アップリンクC/I比値が、第2の基地局のサービス・エリアの領域の各々から干渉する移動局によって生成した干渉信号に基づいて計算される。この計算はステップ440で行われる。例えば、17領域でサービスする基地局5が第1の基地局であり、17の他の領域でサービスする基地局10が第2の基地局である場合、ステップ440で、17のアップリンク比値が、合計で249(17×17)の値について、基地局5のサービス・エリアの各々領域に対して計算される。次に、ステップ450で、ある品質測定値が、ステップ440のアップリンクC/I比値計算に基づいて第1の基地局のサービス・エリアについて1つのアップリンク基地局C/I比又はアップリンク分離値を決定するために用いられる。方法400は、通信システムの各々基地局に対して繰り返し使用できる。
【0076】
この例では、第5の百分位数の品質測定値が用いられる場合に、3つの基地局5、10、15の各々に対して決定した基地局アップリンク分離値は、表10にリストした値になる。サービス・エリア・ダウンリンクC/I値とほぼ同様に、アップリンクC/I値の生成に用いた特定の品質測定値は、本発明の方法を実施するうえで重要でない。そこで、数多くの他のタイプのデータ処理方式がアップリンクC/Iと分離値の生成に実施できて、複数の値が基地局サービス・エリアからの干渉の表現に使用できることが、容易に理解されると思われる。特に、ダウンリンクC/I値と違って、アップリンクC/I値は、動作中の基地局サービス・エリアに基づいて、移動局からの干渉と相関関係をもつ必要がない。
【0077】
更に、基地局送信電力設定のような、システム特性又はパラメータが、システム設置又は動作中であるかどうかにかかわらず、分離値の決定に用いたものから変わる場合、分離値は、測定済みの通路損失と新しいシステム特性又はパラメータ設定に基づいて自動的に再計算できる。
【0078】
【発明の効果】
本発明の幾つかの実施例について前述のように詳細に説明してきたが、数多くの変更が、その考案の趣旨から逸脱せずに実施できる。このような変更の全ては、次に述べる特許請求の範囲で表記されることが意図されている。例えば、本発明に従うシステム構成パラメータを決定するために既に述べた以外の方法と技術を、このような方法と技術がシステムで測定された通路損失関連特性又は対応する最終的な信号強度あるいはその両方に基づいている限り、使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って決定された少なくとも1つのシステム構成パラメータを有する典型的な無線通信システムのブロック図である。
【図2】 サービスをカバリッジエリアに提供するために構成した図1の基地局の概略的なブロック図である。
【図3】 図2のシステム構成に適した基地局送信電力設定を決定するために、本発明に従う典型的なプロセスの流れ図である。
【図4】 図2のシステム構成の分離値に基づいて周波数再使用スキームと近接リストとを決定するために、本発明に従う典型的なプロセスの流れ図である。
【図5】 図2のシステム構成の基地局に適したアップリンク分離値を決定する流れ図である。
【符号の説明】
1 無線通信システム
5 基地局
10 基地局
15 基地局
20 基地局
25 移動交換局(MSC)
30 トランク
35 公衆電話網(PSTN)
40 移動局
Claims (40)
- 特定の地理的エリアの少なくとも1つの移動局にサービスするために配置された複数の基地局を具備する無線通信システムにおいて、少なくとも1つのシステム構成パラメータを決定する方法において、
前記地理的エリアにおける複数の領域から各々の基地局に対する通路損失関連特性を測定するステップであって、前記測定するステップは、どこで行われたかに関する絶対的な地理的情報を記録することなく実施され、
試験移動局を用いて、前記領域から既知の信号出力電力の試験信号を送信するステップと、
各々の基地局で受信された前記試験信号の信号強度を検出するステップと、
検出された前記受信された試験信号の信号強度と前記既知の信号出力電力とから、通路損失値を決定するステップとを含むことと、
前記測定の結果に基づいて、前記地理的エリア内で生成された信号に対して、少なくとも1つの前記領域に関する信号伝搬の特性を定めるステップと、
前記信号伝播の特性に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップとを備え、
前記試験移動局は異なる領域に移動し、前記基地局の各々が前記異なる領域における前記試験移動局からの前記検出された信号強度を同期して検出することを特徴とする方法。 - 前記試験移動局は、蛇行する経路を使用して異なる領域の中を通って移動し、選択されたチャンネル上で前記試験信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記通路損失値は、前記受信している基地局において、受信信号電力の検出時に、実質的にリアルタイムで決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 特定の地理的エリアの少なくとも1つの移動局にサービスするために配置された複数の基地局を具備する無線通信システムにおいて、少なくとも1つのシステム構成パラメータを決定する方法において、
前記地理的エリアにおける複数の領域から各々の基地局に対する通路損失関連特性を測定するステップであって、前記測定するステップは、どこで行われたかに関する絶対的な地理的情報を記録することなく実施され、
前記基地局を使用して、既知の信号出力電力を持つ試験信号を送信するステップと、
試験移動局において、受信された試験信号の信号強度を検出するステップと、
検出された前記受信された試験信号の前記信号強度と前記既知の信号出力電力とから、通路損失値を決定するステップであって、前記試験移動局は、蛇行する経路を使用して異なる領域の中を通って移動することを含むことと、
前記測定の結果に基づいて、前記地理的エリア内で生成された信号に対して、少なくとも1つの前記領域に関する信号伝搬の特性を定めるステップと、
前記信号伝播の特性に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと
を備えることを特徴とする方法。 - 前記基地局は、前記各々の基地局にそれぞれ対応する個々のチャンネル上で、前記試験信号を連続的に送信することを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 前記基地局の各々は、同一のチャンネル上で、前記試験信号を順次送信することを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 特定の地理的エリアの少なくとも1つの移動局にサービスするために配置された複数の基地局を具備する無線通信システムにおいて、少なくとも1つのシステム構成パラメータを決定する方法において、
前記地理的エリアにおける複数の領域から各々の基地局に対する通路損失関連特性を測定するステップであって、前記測定するステップは、どこで行われたかに関する絶対的な地理的情報を記録することなく実施されることと、
前記測定の結果に基づいて、前記地理的エリア内で生成された信号に対して、少なくと も1つの前記領域に関する信号伝搬の特性を定めるステップと、
前記信号伝播の特性に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと、
前記測定結果に基づいて、少なくとも1つの基地局に対して、前記領域のどの領域が前記基地局によってサービスされるかを識別するステップと、
前記基地局に対して、前記基地局によってサービスされないカバリッジエリアの領域に在る少なくとも1つの干渉移動局に起因するアップリンク干渉に基づく分離値を決定するステップであって、前記決定は前記干渉移動局の存在する領域からの前記測定および前記識別された領域とからの前記測定結果に基づいてなされることと、
前記分離値に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと
を備えていることを特徴とする方法。 - 前記システム構成パラメータは、各々の基地局が使用できるチャンネルを識別することに関連していることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記システム構成パラメータを決定する前記ステップは、特定の基地局から通信ハンドオフを受信するように動作できる近接基地局を決定ステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記分離値は、少なくとも1つのアップリンク搬送波/干渉比の値に基づいていることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 特定の地理的エリアの少なくとも1つの移動局にサービスするために配置された複数の基地局を具備する無線通信システムにおいて、少なくとも1つのシステム構成パラメータを決定する方法において、
前記地理的エリアにおける複数の領域から各々の基地局に対する通路損失関連特性を測定するステップであって、前記測定するステップは、どこで行われたかに関する絶対的な地理的情報を記録することなく実施されることと、
前記測定の結果に基づいて、前記地理的エリア内で生成された信号に対して、少なくとも1つの前記領域に関する信号伝搬の特性を定めるステップと、
前記信号伝播の特性に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと、
前記測定結果に基づいて、少なくとも1つの基地局に対して、前記領域のいずれの領域が前記基地局によってサービスされるかを識別するステップと、
前記識別された領域の中の少なくとも1つの領域に対して、前記システムにおける別の基地局に起因するダウンリンク干渉に基づく第1の分離値を決定するステップであって、前記決定は、前記別の基地局から前記識別された領域の中の前記少なくとも1つの領域への前記測定結果に基づいてなされることと、
前記第1の分離値に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと
を備えていることを特徴とする方法。 - 前記システム構成パラメータは、各々の基地局が使用できるチャンネルを識別することに関連していることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 前記システム構成パラメータ決定する前記ステップは、特定の基地局から通信ハンドオフを受信するように動作できる近接基地局を決定するステップを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 前記第1の分離値は、少なくとも1つのダウンリンク搬送波/干渉比の値に基づいていることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 前記基地局に対して、前記他の基地局によってサービスされる領域中に在る少なくとも1つの干渉移動局に起因したアップリンク干渉に基づく第2の分離値を決定するステップであって、前記決定は、前記干渉移動局が存在する領域および前記識別された領域から前記基地局への前記測定結果に基づいてなされることをさらに備え、前記システム構成パラメータが前記第1の分離値および前記第2の分離値に基づいて決定されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
- 特定の地理的エリアの少なくとも1つの移動局にサービスするために配置された複数の基地局を具備する無線通信システムにおいて、少なくとも1つのシステム構成パラメータを決定する方法において、
前記地理的エリアにおける複数の領域から各々の基地局に対する通路損失関連特性を測定するステップであって、前記測定するステップは、どこで行われたかに関する絶対的な地理的情報を記録することなく実施されることと、
前記測定の結果に基づいて、前記地理的エリア内で生成された信号に対して、少なくとも1つの前記領域に関する信号伝搬の特性を定めるステップであって、前記地理的エリアにおいて実質的に連続する領域に関する前記測定結果を関連付ける特性を定めることと、
前記信号伝播の特性に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと、
カバリッジホール中にある領域に非常に近い領域にサービスを提供する基地局を識別するステップと、
前記識別された基地局の送信電力の増加によって、カバリッジホール中にある前記領域の少なくとも一部にサービスを提供するかどうかを判定するステップと、
前記送信電力の判定に基づいて、前記識別された基地局に対する送信電力のシステム構成パラメータを決定するステップと
を備えていることを特徴とする方法。 - (A)少なくとも1つの移動局と、
(B)地理的エリアにサービスする複数の基地局を具備する無線通信システムとの間で通信する方法において、
前記移動局と、少なくとも1つのシステム構成パラメータを用いる前記システムの基地局との間で、少なくとも1つのチャンネル上で通信を構築するステップを備え、前記システム構成パラメータは、
前記地理的エリアにおける複数の領域から各々の基地局に対する通路損失関連特性を測定するステップであって、前記測定するステップは、どこで行われたかに関する絶対的な地理的情報を記録することなく実施されることと、
前記測定結果に基づいて、前記地理的エリア内で生成された信号に対して、少なくとも1つの前記領域に関する信号伝搬の特性を定めるステップと、
前記信号伝播の特性に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと、を含む方法によって決定されることと
を備えることを特徴とする通信をする方法。 - 信号伝搬の特性を定める前記ステップは、前記地理的エリアにおいて実質的に連続する領域に関する前記測定結果を関連付ける特性を定め、
カバリッジホール中にある領域に非常に近い領域にサービスを提供する基地局を識別するステップと、
前記識別された基地局の送信電力の増加によって、カバリッジホール中にある前記領域の少なくとも一部にサービスを提供するかどうかを判定するステップと、
前記送信電力の判定に基づいて、前記識別された基地局に対する送信電力のシステム構成パラメータを決定するステップと
をさらに備えていることを特徴とする請求項17に記載の方法。 - 通路損失関連特性を測定する前記ステップは、
前記領域から試験移動局を用いて既知の信号出力電力の試験信号を送信するステップと、
各々の基地局で受信された前記試験信号の信号強度を検出するステップと、
検出された前記受信された試験信号の信号強度と前記既知の信号出力電力とから、通路損失値を決定するステップと
を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。 - 試験移動局は異なる領域に移動し、基地局の各々は、前記異なる領域における前記試験移動局からの前記検出された信号強度を同期して検出することを特徴とする請求項19に記載の方法。
- 前記試験移動局は、蛇行する経路を使用して異なる領域の中を通って移動し、選択されたチャンネル上で前記試験信号を送信することを特徴とする請求項20に記載の方法。
- 前記通路損失値は、前記受信している基地局において、受信信号電力の検出時に、実質的にリアルタイムで決定されることを特徴とする請求項20に記載の方法。
- 現在のシステム構成パラメータ設定が、所望のカバリッジ領域を実質的に実現することを確認するステップをさらに備えることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記システム構成パラメータは、基地局が前記地理的エリアの相当な部分にカバリッジを提供するのに必要な送信出力電力であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 各々の基地局がサービスを前記地理的エリアの各々サービス・エリアに提供し、前記システム構成パラメータはサービス・エリアの重複を決定することを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 少なくとも1つの基地局に対して、前記領域のどの領域が前記測定結果に基づいて前記基地局によってサービスされるかを識別するステップと、
前記基地局に対して、前記基地局によってサービスされないカバリッジエリアの領域に在る少なくとも1つの干渉移動局に起因するアップリンク干渉に基づく分離値を決定するステップであって、前記決定は前記干渉移動局の存在する領域および前記識別された領域からの測定結果に基づいてなされることと、
前記分離値に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと
をさらに備えていることを特徴とする請求項17に記載の方法。 - 前記システム構成パラメータは基地局が使用できるチャンネルを識別することに関連していることを特徴とする請求項26に記載の方法。
- 前記システム構成パラメータを決定する前記ステップは、特定の基地局から通信ハンドオフを受信するように動作できる少なくとも1つの近接基地局を決定するステップを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
- 前記分離値は少なくとも1つのアップリンク搬送波/干渉比の値に基づいている、ことを特徴とする請求項26に記載の方法。
- 少なくとも1つの基地局に対して、前記測定結果に基づいて、前記領域のどの領域が前記基地局によってサービスされるかを識別するステップと、
前記識別された領域の中の少なくとも1つの領域に対して、前記システム内の別の基地局に起因するダウンリンク干渉に基づく第1の分離値を決定するステップであって、前記決定は前記別の基地局から前記識別された領域の中の前記少なくとも1つの領域への前記測定結果に基づいてなされることと、
前記第1の分離値に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと
をさらに備えていることを特徴とする請求項17に記載の方法。 - 前記システム構成パラメータは、基地局が使用できるチャンネルを識別することに関連していることを特徴とする請求項30に記載の方法。
- 前記システム構成パラメータを決定する前記ステップは、特定の基地局から通信ハンドオフを受信するように動作できる少なくとも1つの近接基地局を決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
- 前記第1の分離値は、少なくとも1つのダウンリンク搬送波/干渉比の値に基づいていることを特徴とする請求項30に記載の方法。
- (A)少なくとも1つの移動局と
(B)地理的エリアにサービスする複数の基地局を具備する無線通信システムとの間で通信する方法において、
前記移動局と前記基地局の1つとの間で通信チャンネルを構築するステップであって、特定の通信チャネルは、
前記地理的エリアの複数の領域から前記基地局および少なくとも1つの他の基地局に対して通路損失関連特性を測定するステップであって、前記測定するステップは、どこで行われたかに関する絶対的な地理的情報を記録することなく実施されることと、
前記複数の領域に対する前記測定結果に基づいて、前記基地局および前記少なくとも1つの他の基地局によってサービスされる領域を識別するステップと、
前記基地局の特定のチャンネルに対する搬送波/干渉比を表す分離値を決定するステップであって、前記分離値は、前記識別された領域からの前記測定結果に基づいていることと、
前記分離値に基づいて、チャンネル割当規則を作成するステップと、
を含む方法に従って決定された前記チャンネル割当規則に基づいて選択されていること
を備えることを特徴とする通信をする方法。 - 少なくとも1つの基地局に対して、前記測定結果に基づいて、前記領域のどの領域が前記基地局によってサービスされるかを識別するステップと、
前記基地局に対して、前記基地局によってサービスされないカバリッジエリアの領域に在る少なくとも1つの干渉移動局に起因するアップリンク干渉に基づく分離値を決定するステップであって、前記決定は、前記干渉移動局が存在する前記領域および前記識別された領域からの前記測定結果に基づいてされることと、
前記分離値に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと
をさらに備えていることを特徴とする請求項34に記載の方法。 - 前記分離値は、少なくとも1つのアップリンク搬送波/干渉比の値に基づいていることを特徴とする請求項35に記載の方法。
- 少なくとも1つの基地局に対して、記測定結果に基づいて、前記領域のどの領域が前記基地局によってサービスされるかを識別するステップと、
前記識別された領域の中の少なくとも1つの領域に対して、前記システム内の別の基地局に起因するダウンリンク干渉に基づく第1の分離値を決定するステップであって、前記決定は、前記他の基地局から前記識別された領域の中の前記少なくとも1つの領域への前記測定結果に基づいてされることと、
前記第1の分離値に基づいて、前記システム構成パラメータを決定するステップと
をさらに備えていることを特徴とする請求項34に記載の方法。 - 前記第1の分離値は少なくとも1つのダウンリンク搬送波/干渉比の値に基づいていることを特徴とする請求項37に記載の方法。
- 前記基地局に対して、前記他の基地局によってサービスされる領域に在る少なくとも1つの干渉移動局に起因するアップリンク干渉に基づく第2の分離値を決定するステップであって、前記決定は、前記干渉移動局が存在する前記領域および前記識別された領域から前記基地局へ対する前記測定結果に基づいてなされることをさらに備え、
前記システム構成パラメータが前記第1の分離値および前記第2の分離値に基づいて決定されることを特徴とする請求項37に記載の方法。 - 通路損失関連特性を測定する前記ステップは、
蛇行するパターンで移動する試験移動局を用いて、既知の信号出力電力の試験信号を送信するステップと、
前記基地局および前記少なくとも1つの他の基地局における受信された試験信号の信号強度を検出するステップとを含み、
通路損失値は、前記受信された試験信号の信号強度の検出時に、実質的にリアルタイムで決定されることを特徴とする請求項34に記載の方法。
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