JP4158735B2 - 二次空気供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気管に二次空気を供給する二次空気供給装置、特には、その制御弁の異常を検出するようにした二次空気供給装置に関する。
内燃機関、特に車両用の内燃機関においてエアポンプと制御弁を備えて排気管に二次空気を供給する二次空気供給装置が公知である。例えば、特許文献1に記載の装置のようにエアポンプから直列配置された2つの弁を介して二次空気を供給するものがある。
ところで、二次空気の供給は排気エミッションに影響を与えるために最適な二次空気を精度よく供給するために弁の異常を検出する必要がある。そこで、上記特許文献1の装置では圧力センサをエアポンプと制御弁の間に配置し、排気脈動による変化を用いて上流側の弁の異常を判定している。
このような構成では、二次空気を供給していない状態で下流側の弁が先に開くと排気が逆流し、上流側の弁、あるいは、さらに、エアポンプの劣化が懸念される。また、脈動を利用するので異常の診断のためだけに二次空気の供給を必要とし、異常を検出するまでに時間がかかり排気エミッションへの影響が懸念される。
特開2003−83048号公報
本発明は上記問題に鑑み、部品の劣化を誘起せず、異常の検出に時間がかからず、排気エミッションへ影響を与えることなく制御弁の異常の検出ができる二次空気供給装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明によれば、内燃機関の排気管にエアポンプにより二次空気供給管を介して二次空気を供給する二次空気供給装置であって、
二次空気供給管のエアポンプの下流に、第1制御弁と第2制御弁を、第1制御弁を上流側に第2制御弁を下流側にして配設し、さらに、エアポンプと第1制御弁の間に圧力検出手段を配設し、
第1制御弁と第2制御弁を閉じた状態でエアポンプを作動せしめて、エアポンプと第1制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開いた時の圧力検出手段が検出したエアポンプと第1制御弁の間の圧力変動にもとづいて第1制御弁の異常の有無を診断する、
ことを特徴とする二次空気供給装置が提供される。
この二次空気供給装置では、エアポンプの下流に第1制御弁が、さらにその下流に第2制御弁が配設され、それを第1制御弁と第2制御弁を閉じた状態でエアポンプを作動せしめて、エアポンプと第1制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開いた時のエアポンプと第1制御弁の間の圧力変動が圧力検出手段で検出され、その結果にもとづいて第1制御弁の異常の有無が診断される。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、第1制御弁の異常判定が、二次空気の供給を開始するときにおこなわれる。
請求項3の発明によれば、内燃機関の排気管にエアポンプにより二次空気供給管を介して二次空気を供給する二次空気供給装置であって、
二次空気供給管のエアポンプの下流に、第1制御弁と第2制御弁を、第1制御弁を上流側に第2制御弁を下流側にして配設し、さらに、エアポンプと第1制御弁の間に圧力検出手段を配設し、
第1制御弁と第2制御弁を開きエアポンプを作動せしめて二次空気を供給している状態から二次空気の供給を停止する際に、
第2制御弁を閉じてから、第1制御弁を閉じ、その後に、エアポンプを停止して、第1制御弁と第2制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開いた時の圧力検出手段が検出したエアポンプと第1制御弁の間の圧力変動にもとづいて第1制御弁の異常の有無を診断する、ことを特徴とする二次空気供給装置が提供される。
この二次空気供給装置では、エアポンプの下流に第1制御弁が、さらにその下流に第2制御弁が配設され、それをエアポンプを停止する際に、第2制御弁を閉じてから第1制御弁を閉じ、その後にエアポンプを停止するようにして、第1制御弁と第2制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開いた時のエアポンプと第1制御弁の間の圧力変動が圧力検出手段で検出され、その結果にもとづいて第1制御弁の異常の有無が診断される。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明において、第1制御弁の異常判定が、二次空気の供給を終了するときにおこなわれる。
請求項5の発明によれば、請求項1の発明において、内燃機関が車両に搭載されており、車両の走行場所の大気圧が変化しても、第1制御弁の異常の有無の診断の精度が低下しないようにする大気圧変化補償手段を具備する、ことを特徴とする二次空気供給装置が提供される。
このように構成される二次空気供給装置では大気圧変化補償手段によって車両の走行場所の大気圧が変化しても、第1制御弁の異常の有無の診断の精度が低下しない。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明において、大気圧変化補償手段は、第1制御弁の異常の有無の診断をおこなう前に、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管の残圧を解放し得る残圧解放手段とされる。
このように構成される二次空気供給装置では、第1制御弁と第2制御弁を閉じた状態でエアポンプを作動せしめて、エアポンプと第1制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開いた時に圧力検出手段が検出するエアポンプと第1制御弁の間の圧力変動が第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管の残圧の影響を受けない。
請求項7の発明では残圧解放手段が第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管に配設された大気解放弁とされ、請求項8の発明では残圧解放手段が、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管と、第1制御弁とエアポンプの間の二次空気供給管とを結ぶ、一方弁付きの連通管とされる。
請求項9の発明によれば残圧解放手段は、第1制御弁を所定時間開いて成り、請求項10では機関始動後、エアポンプを作動させる前に第1制御弁を所定時間開かれ、請求項11の発明では機関停止時に、第1制御弁を所定時間開かれる。
請求項12の発明によれば、請求項5の発明において、大気圧変化補償手段は、第1制御弁の異常の有無の診断をおこなう前に、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管に負圧を供給し得る負圧供給手段である、ことを特徴とする二次空気供給装置が提供される。
このように構成される二次空気供給装置では、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管に負圧を供給され、第1制御弁と第2制御弁を閉じた状態でエアポンプを作動せしめて、エアポンプと第1制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開いた時に圧力検出手段が検出するエアポンプと第1制御弁の間の圧力変動に対する大気圧の影響を除くことができる。
請求項13の発明では、負圧供給手段は、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管とスロットル弁下流側の吸気管を結ぶ連通管と、該連通管に介装した負圧制御弁とから成り、請求項14の発明では、負圧供給手段は、機関暖機後に、エアポンプが停止し、第2制御弁を閉じた状態で、第1制御弁を所定時間開いて、第1制御弁と第2制御弁の間に、空気を閉じ込めて成る。
請求項15の発明によれば、請求項5の発明において、車両の位置における大気圧を検出する大気圧検出手段を具備し、大気圧が所定の値よりも低くなったときに大気圧変化補償手段を作動せしめる、ことを特徴とする二次空気供給装置が提供される。
請求項16の発明では、エアポンプと第1制御弁の間に配設されている前記圧力検出手段が大気圧検出手段を兼ねており、請求項17の発明では車両が高度情報を含むナビゲーションシステムを備え、該ナビゲーションシステムの高度情報にもとづき大気圧を検出する、ようにされている。
請求項18の発明によれば、請求項1から4の発明において、内燃機関が車両用の内燃機関とされ、エアポンプと第1制御弁と第2制御弁が内燃機関と共にエンジンルーム内に配置されている。
請求項1、2に記載の発明では、診断は第2制御弁が閉じた状態で診断はおこなわれ排気の逆流がなく構成部品が排気ガスの影響を受けず信頼性が高い。また、エアポンプと第1制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開くだけであるので診断に時間がかからず、排気エミッションへの影響が少ない。特に、請求項2に記載のように、二次空気の供給を開始する時に、実施すれば、エアポンプを制御弁の診断のためのみに制御する必要がない。
請求項3、4に記載の発明では、診断は第2制御弁が閉じた状態で診断はおこなわれ排気の逆流がなく構成部品が排気ガスの影響を受けず信頼性が高い。また、第1制御弁と第2制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開くだけであるので診断に時間がかからず、排気エミッションへの影響が少ない。特に、請求項4に記載のように、二次空気の供給を終了する時に、実施すれば、エアポンプを制御弁の診断のためのみに制御する必要がない。
請求項5〜17に記載の発明では、大気圧変化補償手段によって車両の走行場所の大気圧が変化しても、第1制御弁の異常の有無の診断の精度が低下しない。特に、請求項9〜11の発明、および、請求項14の発明のようにすれば、第1制御弁の操作のみで大気圧の変化を補償することができ低コストで実現できる。また、請求項12〜14の発明のように、大気圧変化補償手段は、第1制御弁の異常の有無の診断をおこなう前に、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管に負圧を供給し得る負圧供給手段とすれば、大気圧が変化しないときの第1制御弁の異常の検出性を向上することもできる。
請求項18に記載の発明では、内燃機関が車両用の内燃機関とされ、エアポンプと第1制御弁と第2制御弁が内燃機関と共にエンジンルーム内に配置されているので、エアポンプと第1制御弁、および、第1制御弁と第2制御弁が距離が短く、空気をエアポンプと第1制御弁の間、あるいは、第1制御弁と第2制御弁の間に蓄圧するのに時間がかからず、より診断時間が短かく、排気エミッションへの影響も少ない。
以下、添付の図面を参照して本発明の各実施の形態を説明する。
初めに、図1を参照して、各実施の形態に共通のハード構成について説明する。1は車両用のエンジンを示し、この実施の形態においてはV型の気筒配置を有するV型エンジンとされているが、本発明は勿論、直列エンジンその他のタイプのエンジンにも適用できる。エンジン1には吸気管3が取付けられ、吸気管3の入口にはエアクリーナ2が配設され、エアクリーナ2の下流側にはスロットル弁3aが配設されている。
エンジン1の各気筒は排気マニホールド4a、4bを介して排気管7a、7bに接続されている。また、排気管7a、7bには三元触媒を用いた触媒コンバータ5a、5bが介装され、排気中のHC、CO、NOxの浄化をおこなっている。そのために排気ガス中の酸素濃度を検出するO2センサ6a、6bが触媒コンバータ5a、5bの上流側の排気管7a、7bに取付けられている。触媒コンバータ5a、5bで浄化された排気ガスはマフラー9を通ってから排出される。
電動のエアポンプ10は吸気管3のエアクリーナ2とスロットル弁3aの間から空気取入管11を介して空気を吸入し、第1二次空気供給管12に空気を送り出し、第1二次空気供給管12に送り出された空気が二股に分岐されている第2二次空気供給管13a、13bを介して排気管7a、7bの二次空気供給口8a、8bから排気管7a、7bの内部へ供給される。第1二次空気供給管12には圧力センサ20と第1制御弁21が介装され、第2二次空気供給管13a、13bのそれぞれに第2制御弁22a、22bが配設されている。
なお、エアポンプ10、第1制御弁21、第2制御弁22a、22bはエンジン1とともに車両のエンジンルーム(図示しない)内に配置されている。
ECU30はマイクロコンピュータであって、図示しないが、ROM、RAM、CPU、入力インターフェイス、出力インターフェイスを共通のバスで接続して成る。
そして、ECU30には、本発明に関する圧力センサ20の信号が入力される他、スロットルバルブ3a、O2センサ6、イグニッションスイッチ31、水温センサ32、吸気温センサ33、および、その他の図示しない、運転、および、排気ガス制御のための多くのセンサ類からの信号が入力される。またECU30からは本発明に関するエアポンプ10、第1制御弁21、第2制御弁22a、22bへ制御信号が送られる他、その他の図示しない機器類へ信号が送られる。
以下、上記のようなハード構成において、第1制御弁21の異常の有無の診断をおこなう各実施の形態について説明する。
初めに、第1の実施の形態について説明する。この、第1の実施の形態は、二次空気の供給を開始する際におこなわれるものであって、第1制御弁21と第2制御弁22a、22bをそれぞれ閉じて、エアポンプ10と第1制御弁21の間に一つの容積(以下、第1容積V1という)を形成し、第1制御弁21と第2制御弁22a、22bの間にも一つの容積(以下、第2容積V2という)を形成する。
それから、エアポンプ10を作動せしめると第1容積V1には空気が蓄圧され第1容積V1の圧力はエアポンプ10の締め切り圧まで上昇する。次に、第1制御弁21を開いて、第1容積V1に蓄圧されていた空気を第1容積V1と第2容積V2の加算された容積内に拡張させる。その結果、第1容積V1内の圧力P1は降下し、第2容積V2内の圧力P2は上昇し同じ圧力となる。この間、エアポンプ10は作動し、第2制御弁22a、22bは閉じているので、第1容積V1内の圧力P1と第2容積V2内の圧力P2は、直ぐに締め切り圧まで上昇する。したがって、第1容積V1内の圧力P1は瞬間的にスパイク状に変化(降下)する。
そして、第2容積V2の圧力P2は検出されないが第1容積V1の圧力P1は圧力センサ20により検出されている。そこで、圧力センサ20の検出した第1容積V1の圧力P1の変化にもとづいて第1制御弁21に異常があるか、否か、を判定するものである。
図2が上記の手順を説明する図であり、図3が第1容積V1内の圧力P1、および、第2容積V2内の圧力P2の変化を示す図である。第2容積V2内の圧力P2はその時の大気圧に等しく、第1容積V1内の圧力P1はエアポンプ10の吐出口圧力に相当する。そして、図3においてP3で示されている第1容積V1内の圧力P1と第2容積V2内の圧力P2の差はエアポンプ10の揚程に相当する。
また、スパイクの大きさをPsで示してある。Paで示されているのは、後述するようにスパイクの有無を判定するためのしきい値である。
図4は、上記の考え方による第1の実施の形態における第1制御弁の異常の有無の診断をおこなうフローチャートである。なお、このフローチャートは異常の有無の診断をおこなうためだけのものであり、実際の二次空気の供給の制御は図示しない別のフローチャートにしたがっておこなわれる。
ステップS101では第1制御弁21、第2制御弁22a、22bを閉にする。この状態でエアポンプ10と第1制御弁21の間には第1容積V1が形成され、第1制御弁21と第2制御弁22a、22bの間には第2容積V2が形成されることになる。
ステップS102ではエアポンプ10を作動させる。これにより上記の第1容積V1内に二次空気が蓄圧されて圧力P1が上昇する。ステップS103では上記の第1容積V1の圧力P1が所定値以上に達したか、否か、を判定する。ステップS103で否定判定された場合は、そのままステップS110に飛んでリターンする。ステップS103で肯定判定された場合はステップS104に進む。
ステップS104では第1制御弁21の異常の有無を診断を実行する条件が成立しているか、否か、を判定する。この診断を実行する条件とは、以下の2つのことである。
(1)エンジンが二次空気を供給するべき運転条件にあること。
(2)エアポンプが作動していること。
ステップS104で肯定判定された場合は、ステップS105に進んで第1制御弁21を開いて、ステップS106に進む。
ステップS106では、圧力センサ20が検出する容積V1の圧力P1に変動があるか、否か、を判定する。具体的には、例えば、図4における圧力P1の降下量が予め定めた所定の幅を超えたか、否か、によって判定する。
そして、ステップS106で肯定判定された場合は、第1制御弁21が正常に作動しているものとしてステップS108に進み第1制御弁21が正常であるとの信号を発生してからステップS110に進み終了する。
一方、圧力変動が無い場合、すなわち、例えば、図3における圧力P1の降下量が予め定めた所定の幅を超えない場合には、ステップS106で否定判定され、ステップS107に進む。ステップS107では圧力P1の降下量が予め定めた所定の幅を超えない状態が所定時間続いたかどうかが判定される。そして、ステップS107で肯定判定された場合は、異常が発生しているとして、ステップS109に進み第1制御弁21が異常であるとの信号を発生してからステップS110に進み終了する。
上記の第1の実施の形態は上記のように、二次空気の供給開始時に第1容積V1に空気を蓄圧し、その後、第1の制御弁を開き、その時の第1容積V1の圧力降下を所定値と比較して第1制御弁21の異常の有無を判定している。そして、エアポンプ10と第1制御弁21の距離は短く第1容積V1は小さいので診断に時間がかからない。具体的には10ms程度で異常の有無を判定することができる。したがって、排気エミッションへの影響は殆どない。また、判定に際して第2制御弁22a、22bは閉じており排気の逆流がないので、第1制御弁21の耐久性も良い。
なお、上記第1の実施の形態は、二次空気の供給開始時に第1制御弁21の異常の有無の診断をおこなっているが、その他の運転条件においても判定をおこなうことができる。例えば、二次空気を供給すべき条件において二次空気を供給している途中に、あるいは、二次空気を供給すべきではない条件においても、上述した一連の、エアポンプ10、第1制御弁21、第2制御弁22a、22bの制御を実現させることによって診断をおこなうことができる。いずれの場合も、上記のように短時間で判定ができるので排気エミッションには殆ど影響を与えない。
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態では、第1制御弁21の異常の有無の診断が、第1の実施の形態とは逆に、二次空気の供給を停止する際におこなわれる。
先ず、第2制御弁22a、22bを閉じ、次いで第1制御弁21を閉じ、次いでエアポンプ10を停止する。その結果、第1制御弁21と第2制御弁22a、22bの間の第2容積V2に空気が蓄圧されるが、エアポンプ10と第1制御弁21の間の第1容積V1の間には殆ど空気は蓄圧されない。したがって、この状態では、第1容積V1の圧力P1と第2容積V2の圧力P2を比べると、P1<P2となっている。
次いで、第1制御弁21を開くと、第2容積V2に蓄圧されていた空気は第1容積V1と第2容積V2の加算された容積内に拡大せしめられる。その結果、第2容積V2の圧力P2は減少し、第1容積V1の圧力P1は増大する。第1容積V1に流入した空気はエアポンプ10内の隙間から抜けていく。したがって、第1容積V1の圧力P1に注目すれば、スパイク状の圧力降下を示す。そこで、圧力センサ20が検出する第1容積V1の圧力P1の増大変化にもとづいて第1制御弁21の異常の有無を判定する。
図5が上記の手順を説明する図であり、図6が第1容積V1内の圧力P1、および、第2容積V2内の圧力P2の変化を示す図である。
図7が上記の考え方にもとづく第2の実施の形態のフローチャートである。
ステップS201では圧力センサ20が検出した第1容積V1の圧力P1が所定値以上であるか否かを判定する。肯定判定された場合、すなわち圧力P1が所定値以上である場合には、ステップS202で第2制御弁22a、22bを閉にし、次いで、ステップS203で第1制御弁21を閉にし、次いでエアポンプ10を停止せしめてから、ステップS205に進む。ステップS201で否定判定された場合は直接ステップS205に進む。
ステップS205では制御弁診断の実行条件が成立したか、否か、を判定する。この制御弁診断の実行条件とは以下の2つである。
(1)2次空気を供給すべき運転条件ではないこと。
(2)ステップS202、203、204が終了していること。
ステップS205で肯定判定された場合には、ステップS206に進み第1制御弁を開いてからステップS207に進む。ステップS207では圧力センサ20の検出する第1容積V1の圧力P1に圧力変動(圧力上昇変化)があるか、否か、を判定する。具体的には、予め定めた幅を超える変動があったか、否か、を判定する。ステップS205で否定判定された場合にはそのままステップS210に飛んで終了する。
ステップS207で肯定判定された場合、すなわち、第1容積V1の圧力P1に所定幅以上の圧力変動(圧力上昇変化)があった場合には、ステップS209に進み、第1の制御弁21が正常であることを示す信号を発してからステップS210に進んで終了する。一方、ステップS207で否定判定された場合、すなわち、第1容積V1の圧力P1に所定幅以上の圧力変動(圧力上昇変化)がない場合には、ステップS208に進み、さらに、圧力変動の無い状態が所定時間以上続いたか、否か、を判定する。そして、ステップ208で肯定判定された場合にはステップ210で第1の制御弁21が異常であることを示す信号を発してからステップS211に進んで終了する。
上記の第2の実施の形態は上記のように、二次空気の供給終了時に第2容積V2に空気を蓄圧し、その後、第1制御弁21を開き、その時の第1容積V1の圧力変化(圧力上昇)が所定幅異常であるかによって第1制御弁21の異常の有無を診断している。そして、第1制御弁21と第2制御弁22a、22bの距離は短く第2容積V2は小さいので、第2容積V2に空気を蓄圧するために要する時間は少なく、判定に時間がかからない。具体的には10ms程度で異常の有無を診断することができる。したがって、排気エミッションへの影響は殆どない。また、第1の実施の形態と同様に、判定に際して第2制御弁22a、22bは閉じており排気の逆流がないので、第1制御弁21の耐久性も良い。
次に第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態は走行開始時の大気圧と走行終了時の大気圧に変化がある場合、特に、走行終了時の大気圧が走行開始時の大気圧よりも低くなる場合、に第1の実施の形態のような異常の診断をおこなう時に起こりうる問題に対応するものである。図8がこの問題を説明する図である。
図8の(A)は図3と同じものであり、低地において走行開始して低地において走行終了し、その後、充分にエンジン1の温度が下がってから、例えば、一晩放置してから、エンジン1を冷間始動する時に、第1の実施の形態の異常の検出をおこなう場合を示している。P1はエアポンプ出口圧力であり、P2は第1制御弁21と第2制御弁22a,22bの間の圧力である。P1はP2にエアポンプ10の揚程P3を加えたものである。
第1制御弁21を開いたときに発生する下向きのスパイクの大きさがPsで示され、このスパイクを検出するためのしきい値PaがP1から下向きの値として示されている。
図8の(B)は、高地において走行開始して高地において走行終了し、その後、充分にエンジン1の温度が下がってから、例えば、一晩放置してから、エンジン1を冷間始動する時に、第1の実施の形態のような異常の検出をおこなう場合を示している。高地の大気圧は低地の大気圧よりも低いので容積V2の圧力P2’は低地の場合のP2よりも低い。また、高地では大気圧の低下にともなってエアポンプ10の揚程も小さくなるので、この高地における揚程P3’は低地におけるエアポンプ10の揚程P3よりも小さい。この高地でのエアポンプ出口の圧力P1’=P2’+P3’である。また、この時のスパイクの大きさはPs’で示されており、このPs’はP1’とP2’の差が小さくなることから低地の場合のスパイクの大きさPsよりも小さい。スパイクを検出するためのしきい値Paは低地の場合と同じであるが、むしろ、この高地でのPs’を検出でき、かつ、ノイズは拾わないように設定されている。
図8の(C)は低地において走行開始したが高地において走行終了し、その後、充分にエンジン1の温度が下がってから、例えば、一晩放置してから、エンジン1を冷間始動する時に、第1の実施の形態のような異常の検出をおこなう場合を示している。
この場合、エアポンプ10は高地の大気圧P2’で高地のポンプ揚程P3’の仕事をおこなうので、ポンプ出口圧は図8の(B)の場合と同じP1’となるが、第1制御弁21と第2制御弁22a,22bの間には低地の大気圧P2が残存している。
したがって、第1容積V1と第2容積V2との圧力差はP1’−P2となり、これは図8の(B)の場合よりも小さく、それにともなって、スパイクの大きさPs”も図8の(B)の場合のPs’よりも小さくなる。
しかしスパイクを検出するためのしきい値Paは図8の(A),(B)の場合と同じとされている。したがって、しきい値Paとスパイクの大きさPs”の差が小さくなるので、誤判定をするおそれがある。
そこで、第3の実施の形態では、図9に示すように、第1制御弁21と第2制御弁22a,22bの間の、すなわち第1制御弁21の下流側の第1空気供給管12に、大気解放弁23を介装した大気解放管14が接続されている。そして、大気解放弁23をECU30の指令で、エアポンプ10を作動させる前、あるいは、走行を終了するときに、一旦開き、また閉じる。すると、大気解放弁23を開くことによって、第1容積V2の圧力は瞬時に高地の大気圧になる。
したがって、第1の実施の形態のような異常の検出をおこなった場合、第1制御弁21を開く前の第2容積V2の圧力は高地の大気圧になっており、第1制御弁21を開いた時の圧力変化は図8の(B)に示されるようになり、しきい値Paはこの場合に発生するスパイクの大きさPs’を充分検出できるように設定されているので検出精度が低下しない。
次に、第3の実施の形態の第1変形例について説明する。図10がこの第3の実施の形態の第1変形例の構成を示す図である。同図に示されるように、第1制御弁21の上流側の第1空気供給管12と第1制御弁21の下流側の第1空気供給管12とが、すなわち、第1容積V1と第2容積V2とが、連通管15で連通され、その中間に逆止弁24が介装されている。
第3の実施の形態の第1変形例では上記のように構成されていることによって、低地から高地へ走行し、高地でエンジン1を停止したときに、第2容積V2に残存している低地の大気圧の空気は、逆止弁24を開きながら、第1容積V1に流入する。その結果、第2容積V2の圧力は第1容積V1の圧力と同じになる。第1容積V1の圧力は、エアポンプ10が内部隙間を介して大気と連通していることで、高地の大気圧に等しいので、第2容積V2の圧力も高地の大気圧になる。したがって、この第3の実施の形態の第1の変形例においても、第1の実施の形態のような異常の検出をおこなった場合、図8の(B)に示されるようになり検出精度が低下しない。
次に、第3の実施の形態の第2変形例について説明する。この第2変形例では、イグニッションスイッチ31をONするとき、あるいは、OFFするときに、第1制御弁21を一旦開き、また、閉じる。図11がこの操作を示すタイムチャートであり、(A)がイグニッションスイッチ31をONするときに第1制御弁21を一旦開き、また、閉じる場合であり、(B)がイグニッションスイッチ31をOFFにするときに第1制御弁21を一旦開き、また、閉じる場合である。
このようにすることにより、第1容積V1の圧力は第2容積V2の圧力と同じになり、前述したように、第1容積V1の圧力は、エアポンプ10が内部隙間を介して大気と連通していることで、外部環境の大気圧に等しい。
したがって、低地から高地へ走行してきて、翌朝始動する時に、第1の実施の形態のような異常の検出をおこなった場合、図8の(B)に示すようになり、検出精度が低下しない。
次に、第4の実施の形態について説明する。
ところで、第1の実施の形態のような異常の検出では、第1制御弁21を開く時の第2容積V2の圧力が低い方がスパイクが大きく出ることが明らかである。
そこで、この第1の実施の形態では、第1制御弁21を開く前に第2容積V2に負圧が導かれるようにされている。
図12に示すのが、この第4の実施の形態の構成を説明する図であって、第1制御弁21と第2制御弁22a,22bの間とスロットル弁3aよりも下流の吸気管3とを連通管16で接続し、その中間に負圧制御弁25が介装されている。そして、例えば、エンジン1を停止するとき、あるいは、エンジン1を始動直後のエアポンプ10を作動せしめる前に一旦負圧制御弁25を開いて、また閉じる。その結果、第2容積V2には負圧が蓄積される。
図13は、この第4の実施の形態で、第3の実施の形態で例示したのと同様に、低地から高地へ走行してきて、翌朝始動するに際して、第1の実施の形態のような異常の検出をおこなう場合の作動を示す図である。
図13の(A)は、始動後、第1制御弁21を開く前に、負圧制御弁25を一旦開いて第2容積V2に負圧を導入した場合を示している。図示されるように第2容積V2の圧力は高地大気圧P2から負圧分だけ低下したP2”になっている。その結果、図8の(B)よりも大きな深さP'''を有するスパイクが得られ検出精度が向上する。
図13の(B)は、走行後、エンジン1を停止する時に、負圧制御弁25を一旦開いて第2容積V2に負圧を導入した場合を示している。図示されるように第2容積V2の圧力は低地大気圧P1から負圧分だけ低下したP2''''になっており、図8の(B)よりも大きな深さP'''を有するスパイクが得られ検出精度が向上する。
この第4の実施の形態は低地から高地へ走行した場合のみならず、低地のみ、あるいは、高地のみ走行している場合の異常の検出の精度を向上することができる。
次に、第4の実施の形態の変形例について説明する。この第4の実施の形態の変形例は、第2容積V2に高温の空気を閉じ込め、閉じ込められた高温の空気が温度降下して第2容積V2の圧力が降下するのを利用するものである。
例えば、エンジン1が充分に暖機されている状態で、エアポンプ10を停止した状態で、第2制御弁22a,22bを閉じたまま、第1制御弁21を所定の時間だけ開く。このようにすることにより、第2容積V2には高温の空気が閉じ込められる。エンジン1が充分に暖機されているどうかは、水温センサ32が検出する冷却水温、あるいは、吸気温センサ33が検出する吸気温度、がそれぞれ予め定めた温度に達しているか、否か、によって判断する。
エンジン1が充分に暖機された状態では、エンジンルーム内に配設されている第1空気供給管12、第2空気供給管13a,13bはエンジン1からの熱伝導、あるいは、排気管からの熱放射等により高温となり、第1制御弁21と第2制御弁22a,22bの間に閉じ込められた空気も、勿論、外気温度の影響を受けるが、数十℃、あるいは、100℃を超えるような温度となる。
一方、外気の温度は高くても40℃程度である。したがって、例えば、低地から高地へ走行してきて、翌朝始動する時には、第2容積V2内の空気は、数十℃の温度降下をしている。これだけの温度降下があると、第1制御弁21と第2制御弁22a,22bの間に閉じ込められた空気の圧力はかなり低下する。
例えば、停止前の上記部分に閉じ込められた空気の温度が100℃(=373°K)、翌朝の始動時の温度が30℃(=303°K)とすると、圧力の低下度合は絶対温度の低減比の(1/2)乗となり、その値は、(303/373)1/2=0.9である。したがって、大気圧に対して約10%、すなわち、約100hPa、圧力が低下することになる。
したがって、圧力低地から高地へ走行してきて、翌朝始動する時に、第1の実施の形態のような手順で異常の検出をおこなう場合、第1制御弁21を開く前の第2容積V2の圧力は、例えば、図13の(B)のP2'''のような値となっており、前述したように検出精度が向上する。
次に第5の実施の形態について説明する。これは、大気圧が低い場合にのみ、第3の実施の形態(含む各変形例)、第4の実施の形態(含む変形例)をおこなうようにしたものである。
大気圧が低いか否かは、圧力センサ21の値により判断することもできるし、あるいは、高度情報を含むナビゲーションシステムの情報から高度を得て、それに基き、大気圧を計算して判断してもよい。
本発明は、エンジンの排気管にエアポンプで二次空気を供給する二次空気供給装置に適用することが可能であり、エンジンの形状に依らず適用できる。
本発明の各実施の形態に共通のハード構成を示す図である。 第1の実施の形態の考え方を示す図である。 第1の実施の形態におけるエアポンプと第1制御弁の間の圧力の変化を示す図である。 第1の実施の形態の第1制御弁の異常有無の診断のフローチャートである。 第2の実施の形態の考え方を示す図である。 第2の実施の形態におけるエアポンプと第1制御弁の間の圧力の変化を示す図である。 第2の実施の形態の第1制御弁の異常有無の診断のフローチャートである。 低地から高地へ走行し、高地での冷間始動時に異常の診断をおこなう時の問題点を説明するための図であって、(A)低地のみを走行した後の始動時のエアポンプと第1制御弁の間の圧力の変化を示す図であり、(B)高地のみを走行した後の始動時のエアポンプと第1制御弁の間の圧力の変化を示す図であり、(C)低地から高地へ走行した後のエアポンプと第1制御弁の間の圧力の変化を示す図である。 第3の実施の形態の構成を示す図である。 第3の実施の形態の第1変形例の構成を示す図である。 第3の実施の形態の第2変形例における第1制御弁の開閉を説明する図であって、(A)はイグニッションスイッチをONにする時に第1制御弁を開閉するものであり、(B)はイグニッションスイッチをOFFにする時に第1制御弁を開閉するものある。 第4の実施の形態の構成を示す図である。 第4の実施の形態の作動を説明する図であって、(A)は始動時に負圧を導入する場合を示し、(B)は停止時に負圧を導入する場合を示している。
符号の説明
1…内燃機関
4a、4b…排気マニホールド
7a、7b…排気パイプ
8a、8b…二次空気供給口
10…エアポンプ
12…第1二次空気供給管
13a、13b…第2二次空気供給管
20…圧力センサ
21…第1制御弁
22a、22b…第2制御弁
30…ECU
31…イグニッションスイッチ
32…水温センサ
33…吸気温センサ

Claims (18)

  1. 内燃機関の排気管にエアポンプにより二次空気供給管を介して二次空気を供給する二次空気供給装置であって、
    二次空気供給管のエアポンプの下流に、第1制御弁と第2制御弁を、第1制御弁を上流側に第2制御弁を下流側にして配設し、さらに、エアポンプと第1制御弁の間に圧力検出手段を配設し、
    第1制御弁と第2制御弁を閉じた状態でエアポンプを作動せしめて、エアポンプと第1制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開いた時圧力検出手段が検出したエアポンプと第1制御弁の間の圧力変動にもとづいて第1の制御弁の異常の有無を診断する、
    ことを特徴とする二次空気供給装置。
  2. 第1制御弁の異常判定を、二次空気の供給を開始するときにおこなう、ことを特徴とする請求項1に記載の二次空気供給装置。
  3. 内燃機関の排気管にエアポンプにより二次空気供給管を介して二次空気を供給する二次空気供給装置であって、
    二次空気供給管のエアポンプの下流に、第1制御弁と第2制御弁を、第1制御弁を上流側に第2制御弁を下流側にして配設し、さらに、エアポンプと第1制御弁の間に圧力検出手段を配設し、
    第1制御弁と第2制御弁を開きエアポンプを作動せしめて二次空気を供給している状態から二次空気の供給を停止する際に、
    第2制御弁を閉じてから、第1制御弁を閉じ、その後に、エアポンプを停止して、第1制御弁と第2制御弁の間に空気を蓄圧し、その後に第1制御弁を開いた時の圧力検出手段が検出したエアポンプと第1制御弁の間の圧力変動にもとづいて第1制御弁の異常の有無を診断する、
    ことを特徴とする二次空気供給装置。
  4. 第1制御弁の異常判定を、二次空気の供給を終了するときにおこなう、ことを特徴とする請求項3に記載の二次空気供給装置。
  5. 内燃機関が車両に搭載されており、
    車両の走行場所の大気圧が変化しても、第1制御弁の異常の有無の診断の精度が低下しないようにする大気圧変化補償手段を具備する、ことを特徴とする請求項1に記載の二次空気供給装置。
  6. 大気圧変化補償手段は、第1制御弁の異常の有無の診断をおこなう前に、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管の残圧を解放し得る残圧解放手段である、ことを特徴とする請求項5に記載の二次空気供給装置。
  7. 残圧解放手段が、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管に配設された大気解放弁である、ことを特徴とする、請求項6に記載の二次空気供給装置。
  8. 残圧解放手段が、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管と、第1制御弁とエアポンプの間の二次空気供給管とを結ぶ、一方弁付きの連通管である、ことを特徴とする、請求項6に記載の二次空気供給装置。
  9. 残圧解放手段は、第1制御弁を所定時間開いて成る、ことを特徴とする請求項6に記載の二次空気供給装置。
  10. 機関始動後、エアポンプを作動させる前に第1制御弁を所定時間開く、ことを特徴とする請求項9に記載の二次空気供給装置。
  11. 機関停止時に、第1制御弁を所定時間開く、ことを特徴とする請求項9に記載の二次空気供給装置。
  12. 大気圧変化補償手段は、第1制御弁の異常の有無の診断をおこなう前に、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管に負圧を供給し得る負圧供給手段である、ことを特徴とする請求項5に記載の二次空気供給装置。
  13. 負圧供給手段は、第1制御弁と第2制御弁の間の二次空気供給管とスロットル弁下流側の吸気管を結ぶ連通管と、該連通管に介装した負圧制御弁から成ることを特徴とする、請求項12に記載の二次空気供給装置。
  14. 負圧供給手段は、機関暖機後に、エアポンプが停止し、第2制御弁を閉じた状態で、第1制御弁を所定時間開いて、第1制御弁と第2制御弁の間に、空気を閉じ込めて成る、ことを特徴とする請求項12に記載の二次空気供給装置。
  15. 車両の位置における大気圧を検出する大気圧検出手段を具備し、大気圧が所定の値よりも低くなったときに大気圧変化補償手段を作動せしめる、ことを特徴とする請求項5に記載の二次空気供給装置。
  16. エアポンプと第1制御弁の間に配設されている前記圧力検出手段が大気圧検出手段を兼ねている、ことを特徴とする請求項15に記載の二次空気供給装置。
  17. 車両が高度情報を含むナビゲーションシステムを備え、該ナビゲーションシステムの高度情報にもとづき大気圧を検出する、ことを特徴とする請求項15に記載の二次空気供給装置。
  18. 内燃機関が車両用の内燃機関であって、エアポンプと第1制御弁と第2制御弁が内燃機関と共にエンジンルーム内に配置されている、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の二次空気供給装置。
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