JP4158682B2 - ステープラ - Google Patents

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Description

本発明は、オフィス等で利用される紙葉類を綴じるためのステープルに関するものである。
従来から、外部ハンドルと内部ハンドルとがそれぞれ2つの可動支点をもち、外部ハンドルに設けられた1つの連結部材をもって連結される構造によって倍力効果を発揮するステープラが知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開2002−28877号公報(第2〜3頁、第3〜5図)
ところが、従来のステープラでは、可動する支点が2つあるために加工性、操作性におとり、また、ステープル収容部を開放させるために外部ハンドルを可動させ得るために、当該ハンドルの可動支点が開口された長孔となるので強度面において劣るといった問題点を有している。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、優れた操作性、耐久性、耐破性を有し、且つ、強力な倍力効果を付加させ得るステープラを提供することにある。
すなわち、本発明のステープラは、ステープルを収容するステープル収容部と、前記ステープルを打針するための押刃を先端部に備えた第1ハンドル部と、打針のための操作力を外部から受ける第2ハンドル部とを具備するステープラであって、前記ステープル収容部の先端部と前記第1ハンドル部の先端部とを開閉動作させるべく、それらステープル収容部の基端部と第1ハンドル部の基端部とを回動可能に支持する第1回動軸と、前記第2ハンドル部の先端部を、前記ステープルを打針する打針位置に対して接離動作させるべく、その第2ハンドル部の基端部を、前記第1回動軸よりも前記打針位置に近い位置で回動可能に支持する第2回動軸と、第1ハンドル部の先端部と第2ハンドル部の先端部とを、作動待機状態よりも打針位置側に移動させ前記ステープルを打針可能な押し込み状態、又は、作動待機状態よりも反打針位置側に移動させて前記ステープルを前記ステープル収容部に出し入れ可能な開放状態に、位置付け得るように、それら第1ハンドル部と第2ハンドル部とを連動動作させる連動動作手段とを備え、前記第1回動軸および前記第2回動軸を、前記打針位置に対して固定しているとともに、前記連動動作手段が、前記押し込み状態から前記開放状態にかけて、前記第1ハンドル部と前記第2ハンドル部とを常に連動動作可能な状態を有するように構成し、前記連動動作手段が、長孔状の係合部と、その係合部に係わり合いつつその係合部内を移動する被係合部とを備え、前記係合部および前記被係合部のうちいずれか一方を前記第1ハンドル部に備え、他方を前記第2ハンドル部に備えていることを特徴とする。
このようなものであれば、連動動作手段によって、第1ハンドル部と第2ハンドル部とを、ステープルを打針可能な状態とステープル収容部に出し入れ可能な状態とに常に連動動作可能であり、また、支点となる第1回動軸および第2回動軸がともに固定されているため、操作性、耐久性、耐破性が向上し、且つ、強力な倍力効果を付加させることができる。また、前記連動動作手段が、長孔状の係合部と、その係合部に係わり合いつつその係合部内を移動する被係合部とを備えるものであって、前記係合部および前記被係合部のうちいずれか一方を前記第1ハンドル部に備え、他方を前記第2ハンドル部に備えているので、このような連動動作手段を好適に実現できる。
なお、第2回動軸と第2ハンドル部との取付強度を確保するためには、前記第2回動軸が、前記第2ハンドル部を着脱不能に回動支持していることが望ましい。
また、部材の削減を図るためには、前記第2回動軸が、前記第2ハンドル部を支持するための第2ハンドル支持部に、一体に形成されてなるものであることが好ましい。
また、前記第2ハンドル支持部が、上向きコ字状に形成されたものであって、前記第2回動軸を、前記第2ハンドル支持部の起立壁間に突出するように形成し、且つ、前記第2ハンドル部の基端部を、前記起立壁間に突出させた第2回転軸に、回動可能に支持させれば、第2ハンドル部と第2回動軸との取付部分を、起立壁間に位置付けられるので、外観の向上を図れる。さらに、第2ハンドル部と第2回動軸との取付部と、ハンドルカバーなどの他の部材とが干渉することを防止でき、ハンドルカバー等の設計が容易になる。
また、前記第1回動軸が、略円柱状に形成されるものであって、その長手方向の寸法を、前記第2ハンドル支持部の起立壁間の寸法よりも短く構成したものであれば、第1回動軸と、ハンドルカバー等の他の部材とが干渉することを防止でき、ハンドルカバー等の設計が容易になる。
ところで、第1回動軸および第1ハンドル部の取り付け部分を、簡単に構成しながら強度を確保するためには、前記第1回動軸を支持するための上向きコ字状に形成した第1ハンドル支持部を備えるものであって、前記第1ハンドル部の基端部の側壁に形成した貫通孔に、前記第1回動軸を挿通するとともに、その第1回動軸の両端部を、前記第1ハンドル支持部の起立壁に形成した貫通孔に支持させていることが望ましい。
また、所定状態にある第1ハンドル部と第2ハンドル部との不意な開成を防止するためには、前記被係合部と前記係合部の一端部とが当接することにより、所定状態にある第1ハンドル部の先端部および第2ハンドル部の先端部がステープル収容部に対してさらに開成することを防止していることが好ましい。
ステープルを出し入れし易いものとするためには、前記所定状態が、前記ステープル収容部へ前記ステープルを出し入れ可能な開放状態であって、その開放状態に向けて、連動動作手段が、前記第1ハンドル部の先端部と前記第2ハンドル部の先端部とが近接する状態を保ったまま、それら第1ハンドル部と第2ハンドル部とを連動動作させるものであり、且つ、前記ステープル収容部の先端部、前記ステープル収容部の基端部又は前記第2ハンドル部の基端部、および、前記第2ハンドル部の先端部の3点を結ぶ角度が、略90度以上の角度となるように構成していることが望ましい。
また、係合部、被係合部の具体的な態様としては、前記第1ハンドル部および前記第2ハンドル部が、それぞれ対をなす側壁を備えるものであって、前記係合部が、前記第2ハンドル部の側壁に貫通させた長孔であり、前記被係合部が、前記第1ハンドル部の両側壁に形成した貫通孔から両端部を突出させた支軸であるものが挙げられる。
なお、前記連動動作手段によって、前記第1ハンドル部と前記第2ハンドル部とが、前記ステープルを前記押刃により押し込んで打針可能な押し込み状態に案内された際に、前記係合部の他端部と前記被係合部とが略当接するように構成すれば、係合部と被係合部との略当接面積が増えることで、荷重が分散して係合部と被係合部の耐久性を増加させることができる。ここで、略当接するとは、当接する対象同士が、摺れる程度に当接することを含む概念である。
また、効果的な倍力効果を得るためには、前記連動動作手段が、前記係合部の少なくとも他端部側で、前記操作力を前記第1ハンドル部に伝達する伝達手段を構成していることが望ましい。
加えて、前記第2ハンドル部の先端部が、前記ステープルの打針時に、前記押刃よりも使用端側に位置付けられてなるものであって、この第2ハンドル部の先端部に、前記操作力を受けるための操作力受部を設ければ、てこの原理により、小さな操作力でステープルを強力に打針できる。
そして、前記操作力受部が、前記操作力を受ける向きと略同一の方向に突出または窪ませてなる補強リブを備えているものであれば、より大きな操作力で操作しても、部材の変形を招かない。
また、本発明のステープラの他の望ましい態様としては、ステープルを収容するステープル収容部と、前記ステープルを打針するための第1ハンドル部と、打針のための操作力を外部から受ける第2ハンドル部とを具備するステープラであって、前記ステープル収容部と第1ハンドル部とを回動可能に支持する第1回動軸と、前記第2ハンドル部の所定部を、前記第1回動軸よりも前記打針位置に近い位置で回動可能に支持する第2回動軸と、第1ハンドル部と第2ハンドル部とを、前記ステープルを打針可能な状態、又は、前記ステープルを前記ステープル収容部に出し入れ可能な状態に、連動動作させる連動動作手段とを備え、前記第1回動軸および前記第2回動軸を、前記打針位置に対して固定しているとともに、前記連動動作手段が、前記押し込み状態から前記開放状態にかけて、前記第1ハンドル部と前記第2ハンドル部とを常に連動動作可能な状態を有するように構成しているとともに、前記連動動作手段が、長孔状の係合部と、その係合部に係わり合いつつその係合部内を移動する被係合部とを備え、前記係合部および前記被係合部のうちいずれか一方を前記第1ハンドル部に備え、他方を前記第2ハンドル部に備えているものが挙げられる。
以上説明したように本発明のステープラによれば、連動動作手段によって、第1ハンドル部と第2ハンドル部とを、ステープルを打針可能な状態とステープル収容部に出し入れ可能な状態とに常に連動動作可能であり、また、支点となる第1回動軸および第2回動軸がともに固定されているため、操作性、耐久性、耐破性が向上し、且つ、強力な倍力効果を付加させることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係るステープラSPは、図1に示すように、ベース部1と、ステープルXを収容するステープル収容部2と、ステープルXを打針するための第1ハンドル部たるインナーハンドル3および第2ハンドル部たるアウターハンドル4と、前記インナーハンドル3とアウターハンドル4とを連動動作させるための連動動作手段5と、前記アウターハンドル4を回動可能に支持する第2ハンドル支持部たるアウターハンドル支持部6と、前記インナーハンドル3を回動可能に支持する第1ハンドル支持部たるインナーハンドル支持部7と、前記アウターハンドル4の上方及び側方を覆うためのハンドルカバー8とを具備してなる。
なお、本実施形態では、各ハンドル支持部6、7を備えない側を前側(使用端側)、各ハンドル支持部6、7を備える側を後側(反使用端側)として説明を行うが、前後を逆にして、すなわち使用端側と反使用端側とを逆転しても使用することができる。
ベース部1は、図1等に示すように、平面視略矩形状のベース本体11と、このベース本体11の前端部および後端部をそれぞれ保護するための着脱可能な前ベースカバー12aおよび後ベースカバー12bとを具備してなる。
より具体的には、ベース本体11は、1枚の板金素材の両側縁を、断面視下向き略コ字状に折り曲げ形成したものであって、起立する一対のベース側壁111とベース頂壁112とを備えてなる。
そして、前記ベース頂壁112の略中央部には、打針されるステープルXを受け止めるためのステープル受部112Xを備えている。このステープル受部112Xの位置が打針位置となる。
なお、本実施形態では、紙葉類(図示せず)の綴じ位置を案内するゲージGを取り付けるためのゲージ取付部112a(図1参照)を、前記ベース本体11に設けている。
このゲージ取付部112aは、前後方向に長手寸法を有する貫通孔であって、前記ベース頂壁112の略中央部に設けられている。
前ベースカバー12aは、合成樹脂により形成してなるものである。そして、基端部の上端部12a1を、前記ベース頂壁112と略面一になるように構成している。また基端部の上端部12a1から先端部の下端12a2に向けて断面視略部分円弧状に形成している。
なお、後ベースカバー12bは、この前ベースカバー12aと略同一の構成であるので説明を省略する。
ステープル収容部2は、図1、図2、図3、図4、図5、図10、図11に示すように、外側収容部21と、内側収容部22と、これら外側収容部21と内側収容部22との間に形成される隙間部t(図10参照)をスライド移動するスライダ23と、このスライダ23を外側収容部21の先端に移動させる向きに付勢するスライダ付勢手段24と、このスライダ付勢手段24の進退を案内支持する進退案内部25とを備えてなる。なお、本実施形態では、この外側収容部21と後述するインナーハンドル支持部7との間に、当接状態W2(図3参照)にある外側収容部21を、作動待機状態W1(図2参照)に位置付けるように付勢する第1付勢手段C1を具備するようにしている。
より具体的には、外側収容部21は、起立する一対の外側収容部側壁211と、外側収容部底壁212と、外側収容部後片213と、外側収容部前壁214とを備えてなる。このうち、外側収容部側壁211と外側収容部底壁212と外側収容部後片213とは、1枚の板金素材より折り曲げ成形することにより形成したものである。そして、外側収容部側壁211と外側収容部底壁212とによって断面視上向き略コ字状をなすようにしている。また、外側収容部後片213は、前記外側収容部底壁212の後端縁を略直角に起立させたものである。さらに、外側収容部側壁211と外側収容部底壁212の前縁には、外側収容部前壁214を溶接により固着している。
内側収容部22は、1枚の板金素材の両側縁を、断面視上向き略コ字状に折り曲げ形成したものであって、起立する一対の内側収容部側壁221と内側収容部底壁222とを備えてなる。そして、この内側収容部底壁222が、前記外側収容部底壁212の上向き面に支持されるように構成している。
また、この内側収容部側壁221間の寸法を、前記外側収容部側壁211間の寸法よりも小さくすることにより、内側収容部側壁221と外側収容部側壁211との間に隙間部tが形成されるようにしている。この隙間部tには、ステープルXの両足部X1が収容されると共に、後述するスライダ23が進退可能に収容される。
スライダ23は、1枚の板金素材の両側縁を、断面視下向き略コ字状に折り曲げ形成したものであって、起立する一対のスライダ側壁とスライダ頂壁(共に図示せず)とを備えてなる。
スライダ付勢手段24は、前記スライダ23を、前記外側収容部21の先端側に押圧する向きに付勢力を発揮するコイルバネであって、一端部を前記外側収容部後片213に支持されてなり、他端部を前記スライダ23に可能に支持されてなる。
進退案内部25は、長手方向に各部等断面形状を有するスチール製の棒材であって、一端部および他端部を、前記外側収容部前壁214および外側収容部後片213に支持されてなる。
インナーハンドル3は、図1、図2、図3、図4、図5等に示すように、ステープルXを打針するための押刃31と、この押刃31の上端部側および下端部側をそれぞれ支持する上側インナーハンドル32および下側インナーハンドル33と、これら上側インナーハンドル32と下側インナーハンドル33との間に配置され且つ上側インナーハンドル32および下側インナーハンドル33を離間させる方向に付勢する第2付勢手段34と、前記下側インナーハンドル33と前記ステープル収容部2のスライダ23とを連結する連結部35とを備えてなる。
押刃31は、板金素材から形成した押刃本体311と、この押刃本体311の基端側を支持する合成樹脂により形成した押刃支持部312とを備えてなる。
押刃本体311は、縦長の略矩形状のものである。そして、その中央部に、前記下側インナーハンドル33の先端部を上下方向にスライド可能に係合する係合溝311aを備えている(図1参照。)。
上側インナーハンドル32は、図6等に示すように、1枚の板金素材の両側縁を、断面視下向き略コ字状に折り曲げ形成したものであって、起立する一対の上側インナーハンドル側壁321と、上側インナーハンドル頂壁322と、後述する係合部m1に係合される被係合部m2とを備えてなる。
そして、上側インナーハンドル側壁321の先端部には、前記押刃31の押刃支持部312を揺動可能に支持する押刃支持孔321aを備えている。また、この上側インナーハンドル側壁321の後端部には、後述する第1回動軸たるインナーハンドル回動軸P1を挿通し軸支するための第1回動軸用貫通孔321bを設けている。
被係合部m2は、上側インナーハンドル側壁321の基端部側上端部に設けた貫通孔321cに挿通させたピン状の支軸であって、その先端を上側インナーハンドル側壁321から突出させている。
下側インナーハンドル33は、1枚の板金素材の両側縁を、断面視下向き略コ字状に折り曲げ形成したものであって、起立する一対の下側インナーハンドル側壁331と下側インナーハンドル頂壁332とを備えてなる。
下側インナーハンドル頂壁332は、先端部に突出する突出片332aを備え、この突出片332aが、前記押刃31の係合溝内をスライド移動し得るように構成している。
第2付勢手段34は、上側インナーハンドル32および下側インナーハンドル33を離間させる方向に付勢するコイルバネであって、一端部を前記上側インナーハンドル頂壁322の内側先端部に支持され、他端部を下側インナーハンドル頂壁332の先端部に支持されてなる。
連結部35は、1枚の板金素材を、折り曲げ形成したものであって、先端部を前記スライダ23のスライダ頂壁(図示せず)に回動可能に支持され、基端部を下側インナーハンドル側壁331の基端部側に回動可能に支持されてなる。
アウターハンドル4は、図7等に示すように、1枚の板金素材の両側縁を、断面視下向き略コ字状に折り曲げ形成したものであって、起立する一対のアウターハンドル側壁41とアウターハンドル頂壁42とを備えてなる。
さらに詳述すると、アウターハンドル側壁41は、先端部側の高さ寸法を基端部側の高さ寸法より小さくするための段部41Dを、下端側略中央に備えてなる。また、基端部を、基端側に向けて高さ寸法が漸次小さくなるように斜めに切り落とした形状を有するようにしている。そして、基端部には、後述する第2回動軸たるアウターハンドル回動軸62aに回動可能に支持される第2回動軸用貫通孔41aと、側面視した際に下向きに部分円弧状に膨らむ長孔状の係合部m1とを備えてなる。
係合部m1は、周縁部を、該アウターハンドル側壁41面から外方に突出させるとともに、中央部を該アウターハンドル側壁41の厚み方向に貫通させてなるものであって、本実施形態ではバーリング加工により形成してなる。
アウターハンドル頂壁42は、先端部を、先端縁に向けて漸次幅狭になるように構成している。そして、前記ハンドルカバー8を介して操作力を受けるための、操作力受部42aを備えている。この操作力受部42aには、アウターハンドル頂壁42の上向き面から下向き面側に窪ませた補強リブ42a1を備えるように構成している。そして、該ステープラSPが、当接状態W2および押し込み状態W3に位置付けられた際に、すなわち、ステープルXの打針時に、この補強リブ42a1が前記ステープル受部112Xよりも使用端側に位置付けられてなるように、構成している。
連動動作手段5は、前記アウターハンドル4の係合部m1と、前記インナーハンドル3の被係合部m2とによって構成されるものである。
そして、これら係合部m1と被係合部m2とが常に係り合うことにより、作動待機状態W1(図2参照)、当接状態W2(図3参照)、押し込み状態W3(図4参照)および開放状態W4(図5参照)(ステープルXをステープル収容部2に出し入れ可能な状態)のいずれの状態においても、インナーハンドル3とアウターハンドル4とが連動動作可能な状態におかれることとなる。
アウターハンドル支持部6は、図8等に示すように、1枚の板金素材の両側縁を、断面視上向き略コ字状に折り曲げ形成したものであって、底壁61と、底壁61の側縁から略直角に起立させた起立壁62と、前記底壁61の前縁および後縁から略直角に起立させた前側起立片63および後側起立片64とを備えてなる。
底壁61には、前記ベース部1や後述するインナーハンドル支持部7を取り付けるための取付孔61aと、前記ベース部1に対する取り付け位置を決めるための位置決め手段61bとを備えてなる。この位置決め手段61bは、該底壁61から下方に突出するものである。そして、前記ベース部1の頂壁に設けた平面視略円形状の位置決め用案内手段(図示せず)内に、位置付け得るように平面視略円形状に形成している。
起立壁62は、上端部側に向けて幅寸法が漸次狭くなるように、前縁の一部および後縁の一部をそれぞれ傾斜させるとともに、上端部を部分円弧状に形成したものである。そして、前記起立壁62の上端部略中央には、第2回動軸たるアウターハンドル回動軸62aを設けている。
さらに詳述すると、このアウターハンドル回動軸62aは、前記アウターハンドルの基端部に備えた第2回動軸用貫通孔41aを回動可能且つ着脱不能に支持するためのものであって、該起立壁62間に突出するものであって、本実施形態では、バーリング加工により前記起立壁62等と一体に形成している。
インナーハンドル支持部7は、図9等に示すように、1枚の板金素材の両側縁を、断面視上向き略コ字状に折り曲げ形成したものであって、底壁71と、底壁71の側縁から略直角に起立させた起立壁72とを備えてなる。
底壁71は、前記アウターハンドル支持部6の取付孔61aを介して、該インナーハンドル支持部7と前記ベース部1とを取り付けるための取付孔71aを備えている。
起立壁72には、側面視略矩形状のものであって、上縁の後方から後縁の上方にかけて一部斜めに切り欠いている。
そして、後端部には、前記インナーハンドル回動軸P1を回動支持するための貫通孔72aを備えている。
なお、ここでインナーハンドル回動軸P1を説明すると、このインナーハンドル回動軸P1は、略円柱状の形成されるスチール製のものであって、その長手方向の寸法r1を、前記アウターハンドル部6の起立壁62間の寸法r2よりも短く構成している(図11参照)。
また、起立壁72の内側面にはその内方に突出する、前記ステープル収容部2の外側収容部側壁211を押圧しこれを安定保持するための第1当接部721及び第2当接部722を設けている。第1当接部721は側面視略円形状のものである。また、第2当接部722は側面視縦長略矩形状のものである。これら第1当接部721及び第2当接部722は、ハーフピアス(段押し)加工により形成している。
ハンドルカバー8は、前記アウターハンドル4に支持されるカバー本体81と、このカバー本体81に支持されるカバー把持部82とを備えてなる。これらカバー本体81およびカバー把持部82とは、それぞれ合成樹脂により別体に形成している。なお、それらを一体に形成することもできる。
以上のように構成されるステープラSPについて、その使用方法を、以下に説明する。
(1)打針操作
まず、ステープラSPが、図2に示すような作動待機状態W1にあるとき、矢印の方向に操作力Fを受けたとする。
すると、この操作力Fをハンドルカバー8を介して受けたアウターハンドル4は、アウターハンドル回動軸62aを回動中心として回動を始め、先端部がベース部1に近づいていく。すると、インナーハンドル3の被係合部m2がアウターハンドル4の係合部m1に案内され、すなわち、連動動作され、インナーハンドル3もインナーハンドル回動軸P1を回動中心として回動をはじめ、先端部がベース部1に近づいていく。
このとき、インナーハンドル3の押刃31が、ステープル収容部2内のステープルXを押圧しているので、これらインナーハンドル3とステープル収容部2とは共に回動を行い、図3に示す当接状態W2になる。
そして、さらに図3に示すような操作力Fを、ハンドルカバー8を介してアウターハンドル4が受けると、このアウターハンドル4は、アウターハンドル回動軸62aを回動中心としてさらに回動し、先端部がベース方向に近づく。
このときも、インナーハンドル3の被係合部m2はアウターハンドル4の係合部m1によって案内されるので、すなわち、連動動作されるので、インナーハンドル3はインナーハンドル回動軸P1を回動中心として回動をさらに行い、先端部がベース部1にさらに近づいていく。ここで、ステープル収容部2の先端部はすでにベース部1と当接しているため、ステープル収容部2に収容されているステープルXが、ベース部1に近づいてくるインナーハンドル3の押刃31に押し出され、図4に示す押し込み状態W3となる。
上述の当接状態W2から押し込み状態W3において、インナーハンドル回動軸P1およびアウターハンドル回動軸62aは共に固定されており、且つ、連動動作手段5たる係合部m1と被係合部m2とによって、アウターハンドル回動軸62aを中心に回動するアウターハンドル4が、インナーハンドル3をベース部1側に押し込む伝達手段として作用し、さらに、押し込み状態W3において、前記係合部m1の他端部m1bと被係合部m2とが当接しないようにしているので、これらによって倍力効果を得て、強力な力でステープルXを打針することができる。
そして、操作力FをステープラSPに加えることを解除すれば、ステープル収容部2とベース部1との間に備えた第1付勢手段C1と、インナーハンドル3とステープル収容部2との間に備えた第2付勢手段34とが、それぞれ作用して、ステープル収容部2とインナーハンドル3とは、図2に示す作動待機状態W1に戻るが、このとき、連動動作手段5によってアウターハンドル4も作動待機状態W1に戻ることになる。
(2)ステープルX収容操作
まず、ステープラSPが、図2に示すような作動待機状態W1にあるとき、矢印の方向と逆向きの操作力(図示せず)を受けたとする。
すると、この逆向きの操作力をハンドルカバー8を介して受けたアウターハンドル4は、アウターハンドル回動軸62aを回動中心として回動を始め、先端部がベース部1と離れる方向に動き始める。すると、インナーハンドル3の被係合部m2がアウターハンドル4の係合部m1に案内され、すなわち、連動動作され、インナーハンドル3もインナーハンドル回動軸P1を回動中心として回動をはじめ、先端部がベース部1から離れていく。
このとき、インナーハンドル支持部7の第1当接部および第2当接部が、ステープル収容部2の外側収容部側壁211を押圧しているので、ステープル収容部2はその場に留まったまま、インナーハンドル3がさらに回動する。
このようにしてインナーハンドル3がステープル収容部2から離間を進めると、インナーハンドル3の連結部35が、ステープル収容部2のスライダ23を、そのステープル収容部2の基端側に引き寄せる。
しかして、アウターハンドル4およびインナーハンドル3が、図5に示すように、前記ステープル収容部2の先端部、前記ステープル収容部2の基端部又は前記第2ハンドル部の基端部、および、前記第2ハンドル部の先端部の3点を結ぶ角度が、90度以上の角度となるような開放状態W4に位置付けられると、スライダ23は、ステープル収容部2の基端部に引き寄せられ、ステープル収容部2の隙間部tにステープルXを好適に出し入れすることが可能となる。
なお、この開放状態では、被係合部m2と係合部m1の一端部m1aとが当接するので、開放状態にあるインナーハンドル3の先端部およびアウターハンドル4の先端部が、ステープル収容部2に対してさらに開成することを防止している。
以上に詳述したように、本実施形態のステープラSPによれば、アウターハンドル4の基端部は、インナーハンドル回動軸P1よりもステープル受部112Xに近い位置でアウターハンドル回動軸によって回動可能に支持され、且つ、インナーハンドル回動軸P1およびアウターハンドル回動軸は、ステープル受部112Xに対してともに固定されており、さらに、連動動作手段5が、押し込み状態W3から前記開放状態W4にかけて、インナーハンドル3とアウターハンドル4とを常に連動動作可能な状態としているので、操作性、耐久性、耐破性が向上し、且つ、強力な倍力効果を付加させることができる。
また、アウターハンドル回動軸62aが、アウターハンドル支持部6に一体に形成されているので、部材の削減を図ることができる。
また、アウターハンドル支持部6を上向きコ字状に形成し、アウターハンドル回動軸62aをそのアウターハンドル支持部6の起立壁62間に突出するように形成し、且つ、アウターハンドル4の基端部を、前記起立壁62間に突出させたアウターハンドル回動軸62aに、回動可能に支持させているので、アウターハンドル4とアウターハンドル回動軸62aとの取付部分を、起立壁62間に位置付けて外観の向上を図れる。さらに、アウターハンドル4とアウターハンドル回動軸62aとの取付部と、ハンドルカバー8などとが干渉することを防止でき、ハンドルカバー8等の設計が容易になる。
また、インナーハンドル回動軸P1の長手方向の寸法r1を、アウターハンドル支持部6の起立壁62間の寸法よりも短く構成しているので、インナーハンドル回動軸P1と、ハンドルカバー8等の他の部材とが干渉することを防止でき、ハンドルカバー8等の設計が容易になる。
ところで、上側インナーハンドル側壁321の基端部側上端部に設けた貫通孔321cに、インナーハンドル回動軸P1を挿通するとともに、そのインナーハンドル回動軸P1の両端部を、インナーハンドル支持部7の起立壁72に形成した貫通孔72aに支持させているので、インナーハンドル回動軸P1およびインナーハンドル3の取り付け部分を、簡単に構成しながら強度を確保できる。
また、開放状態W4において、前記被係合部m2と前記係合部m1の一端部m1aとが当接するようにしているので、開放状態W4にあるインナーハンドル3の先端部およびアウターハンドル4の先端部が、ステープル収容部2に対してさらに開成を防止することができる。
また、開放状態W4に向けて、インナーハンドル3の先端部とアウターハンドル4の先端部とが近接するように、連動動作手段5が、それらインナーハンドル3とアウターハンドル4とを連動動作させ、且つ、ステープル収容部2の先端部、ステープル収容部2の基端部又はアウターハンドル4の基端部、および、アウターハンドル4の先端部の3点を結ぶ角度が、略90度以上の角度となるように構成しているので、ステープルを出し入れし易いものとすることができる。
また、押し込み状態W3においても、連動動作手段5を構成する係合部m1の他端部m1bと被係合部m2とが当接しないので、打針を妨げない。
また、連動動作手段5が、係合部m1の少なくとも他端部m1b側で、操作力Fをインナーハンドル3に伝達する伝達手段を構成しているので、効果的な倍力効果を得ることができる。
加えて、アウターハンドル4の先端部が、ステープルXの打針時に、押刃31よりも使用端側に位置付けられてなるものであり、且つ、そのアウターハンドル4の先端部に、操作力Fを受けるための操作力受部42aを設けているので、てこの原理により、ステープルXを強力に打針できる。
さらに、その操作力受部42aが、操作力Fを受ける向きと略同一の方向に突出または窪ませてなる補強リブ42a1を備えているので、より大きな操作力で操作しても、部材の変形を招かない。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、ステープラを、ステープルを収容するステープル収容部と、前記ステープルを打針するための第1ハンドル部と、打針のための操作力を外部から受ける第2ハンドル部とを具備するものとし、前記ステープル収容部と第1ハンドル部とを回動可能に支持する第1回動軸と、前記第2ハンドル部の所定部を、前記第1回動軸よりも前記打針位置に近い位置で回動可能に支持する第2回動軸と、第1ハンドル部と第2ハンドル部とを、前記ステープルを打針可能な状態、又は、前記ステープルを前記ステープル収容部に出し入れ可能な状態に、連動動作させる連動動作手段とを備え、前記第1回動軸および前記第2回動軸を、前記打針位置に対して固定しているとともに、前記連動動作手段が、前記押し込み状態から前記開放状態にかけて、前記第1ハンドル部と前記第2ハンドル部とを常に連動動作可能な状態を有するように構成したものが挙げられる。
また、アウターハンドル回動軸62aを、バーリング加工により前記起立壁62等と一体に形成している(図8参照。)が、これに限られるものではなく、アウターハンドル回動軸と起立壁とを別体に構成してもよい。具体的には、図13に示すように、起立壁62に設けた貫通孔62xと、アウターハンドル側壁41に設けた貫通孔41xとに、鍔部SF1を備えたシャフトSFの略円柱状の軸本体SF2を挿通するとともにシャフトSFの先端部にEリングZを取り付け、その軸本体SF2に、アウターハンドル回動軸を設定したものが挙げられる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態におけるステープラを示す全体斜視図。 同実施形態におけるステープラの側面図(作動待機状態)。 同実施形態におけるステープラの側面図(当接状態)。 同実施形態におけるステープラの側面図(押し込み状態)。 同実施形態におけるステープラの側面図(開放状態)。 同実施形態における上側インナーハンドルの平面図、側面図および背面図。 同実施形態におけるアウターハンドルの平面図、側面図および背面図。 同実施形態におけるアウターハンドル支持部の正面図、平面図および側面図。 同実施形態におけるインナーハンドル支持部の正面図、平面図および側面図。 図2におけるA−A間の断面図。 図2におけるB−B間の断面図。 図2におけるC−C間の断面図。 本発明の他の実施形態におけるアウターハンドル支持部の取付部分の構造断面を模式的に示す図。
符号の説明
2・・・・・・ステープル収容部
3・・・・・・第1ハンドル部(インナーハンドル)
31・・・・・押刃
321・・・・側壁(上側インナーハンドル側壁)
321b・・・貫通孔(第1回動軸用貫通孔)
321c・・・貫通孔
4・・・・・・第2ハンドル部(アウターハンドル)
41・・・・・側壁(アウターハンドル側壁)
42a・・・・操作力受部
42a1・・・補強リブ
5・・・・・・連動動作手段
6・・・・・・・第2ハンドル支持部(アウターハンドル支持部)
62・・・・・起立壁
62a・・・・第2回動軸(アウターハンドル回動軸)
7・・・・・・・第1ハンドル支持部(インナーハンドル支持部)
72・・・・・起立壁
72a・・・・貫通孔
F・・・・・・操作力
m1・・・・・係合部
m2・・・・・被係合部
m1a・・・・係合部m1の一端部
m1b・・・・係合部m1の他端部
P1・・・・・第1回動軸(インナーハンドル回動軸)
SP・・・・・ステープラ
W1・・・・・作動待機状態
W3・・・・・押し込み状態
W4・・・・・開放状態
X・・・・・・ステープル

Claims (14)

  1. ステープルを収容するステープル収容部と、
    前記ステープルを打針するための押刃を先端部に備えた第1ハンドル部と、
    打針のための操作力を外部から受ける第2ハンドル部とを具備するステープラであって、
    前記ステープル収容部の先端部と前記第1ハンドル部の先端部とを開閉動作させるべく、それらステープル収容部の基端部と第1ハンドル部の基端部とを回動可能に支持する第1回動軸と、
    前記第2ハンドル部の先端部を、前記ステープルを打針する打針位置に対して接離動作させるべく、その第2ハンドル部の基端部を、前記第1回動軸よりも前記打針位置に近い位置で回動可能に支持する第2回動軸と、
    第1ハンドル部の先端部と第2ハンドル部の先端部とを、作動待機状態よりも打針位置側に移動させ前記ステープルを打針可能な押し込み状態、又は、作動待機状態よりも反打針位置側に移動させて前記ステープルを前記ステープル収容部に出し入れ可能な開放状態に、位置付け得るように、それら第1ハンドル部と第2ハンドル部とを連動動作させる連動動作手段とを備え、
    前記第1回動軸および前記第2回動軸を、前記打針位置に対して固定しているとともに、
    前記連動動作手段が、前記押し込み状態から前記開放状態にかけて、前記第1ハンドル部と前記第2ハンドル部とを常に連動動作可能な状態を有するように構成し
    前記連動動作手段が、長孔状の係合部と、その係合部に係わり合いつつその係合部内を移動する被係合部とを備え、
    前記係合部および前記被係合部のうちいずれか一方を前記第1ハンドル部に備え、他方を前記第2ハンドル部に備えていることを特徴とするステープラ。
  2. 前記第2回動軸が、前記第2ハンドル部を着脱不能に回動支持していることを特徴とする請求項1記載のステープラ。
  3. 前記第2回動軸が、前記第2ハンドル部を支持するための第2ハンドル支持部に、一体に形成されてなるものであることを特徴とする請求項1または2記載のステープラ。
  4. 前記第2ハンドル支持部が、上向きコ字状に形成されたものであって、
    前記第2回動軸を、前記第2ハンドル支持部の起立壁間に突出するように形成し、且つ、前記第2ハンドル部の基端部を、前記起立壁間に突出させた第2回転軸に、回動可能に支持させていることを特徴とする請求項3記載のステープラ。
  5. 前記第1回動軸が、略円柱状に形成されるものであって、
    その長手方向の寸法を、前記第2ハンドル支持部の起立壁間の寸法よりも短く構成していることを特徴とする請求項4記載のステープラ。
  6. 前記第1回動軸を支持するための上向きコ字状に形成した第1ハンドル支持部を備えるものであって、
    前記第1ハンドル部の基端部の側壁に形成した貫通孔に、前記第1回動軸を挿通するとともに、
    その第1回動軸の両端部を、前記第1ハンドル支持部の起立壁に形成した貫通孔に支持させていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載のステープラ。
  7. 前記被係合部と前記係合部の一端部とが当接することにより、所定状態にある第1ハンドル部の先端部および第2ハンドル部の先端部が前記ステープル収容部に対してさらに開成することを防止していることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のステープラ。
  8. 前記所定状態が、前記ステープル収容部へ前記ステープルを出し入れ可能な開放状態であって、
    その開放状態に向けて、連動動作手段が、前記第1ハンドル部の先端部と前記第2ハンドル部の先端部とが近接する状態を保ったまま、それら第1ハンドル部と第2ハンドル部とを連動動作させ、且つ、前記ステープル収容部の先端部、前記ステープル収容部の基端部又は前記第2ハンドル部の基端部、および、前記第2ハンドル部の先端部の3点を結ぶ角度が、略90度以上の角度となるように構成していることを特徴とする請求項記載のステープラ。
  9. 前記第1ハンドル部および前記第2ハンドル部が、それぞれ対をなす側壁を備えるものであって、
    前記係合部が、前記第2ハンドル部の側壁に貫通させた長孔であり、前記被係合部が、前記第1ハンドル部の両側壁に形成した貫通孔から両端部を突出させた支軸であることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載のステープラ。
  10. 前記連動動作手段によって、前記第1ハンドル部と前記第2ハンドル部とが、前記ステープルを前記押刃により押し込んで打針可能な押し込み状態に案内された際に、
    前記係合部の他端部と前記被係合部とが略当接するように構成していることを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載のステープラ。
  11. 前記連動動作手段が、前記係合部の少なくとも他端部側で、前記操作力を前記第1ハンドル部に伝達する伝達手段を構成していること特徴とする請求項10記載のステープラ。
  12. 前記第2ハンドル部の先端部が、前記ステープルの打針時に、前記押刃よりも使用端側に位置付けられてなるものであって、
    この第2ハンドル部の先端部に、前記操作力を受けるための操作力受部を設けていることを特徴とする請求項1乃至11いずれか記載のステープラ。
  13. 前記操作力受部が、前記操作力を受ける向きと略同一の方向に突出または窪ませてなる補強リブを備えていることを特徴とする請求項12記載のステープラ。
  14. ステープルを収容するステープル収容部と、
    前記ステープルを打針するための第1ハンドル部と、
    打針のための操作力を外部から受ける第2ハンドル部とを具備するステープラであって、
    前記ステープル収容部と第1ハンドル部とを回動可能に支持する第1回動軸と、
    前記第2ハンドル部の所定部を、前記第1回動軸よりも前記打針位置に近い位置で回動可能に支持する第2回動軸と、
    第1ハンドル部と第2ハンドル部とを、前記ステープルを打針可能な状態、又は、前記ステープルを前記ステープル収容部に出し入れ可能な状態に、連動動作させる連動動作手段とを備え、
    前記第1回動軸および前記第2回動軸を、前記打針位置に対して固定しているとともに、
    前記連動動作手段が、前記押し込み状態から前記開放状態にかけて、前記第1ハンドル部と前記第2ハンドル部とを常に連動動作可能な状態を有するように構成しているとともに、前記連動動作手段が、長孔状の係合部と、その係合部に係わり合いつつその係合部内を移動する被係合部とを備え、
    前記係合部および前記被係合部のうちいずれか一方を前記第1ハンドル部に備え、他方を前記第2ハンドル部に備えていることを特徴とするステープラ。
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