JP6742456B2 - ねじりコイルばね - Google Patents

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Description

本発明はねじりコイルばねに関し、特にステープルガンに適用するねじりコイルばねに関する。
従来のステープルガン、例えば特許文献1のステープルガンは、図1及び図2に示されるように、軸部111を有するハウジング11と、軸部111の前に設置されている押刃121と、前端が押刃121に取外し可能に係合でき、且つ軸部111に回動可能に設置されているハンドル13と、前端が押刃121に嵌入している板バネ122とを備えている。
ハンドル13の後方にある加圧部131を下方へ押すと、ハンドル13の前端が上方へ回動して押刃121を上方へ移動させて板バネ122の前端を上方へ連動させる。そして、ハンドル13の前端が押刃121から外れるまで回動されると、押刃121は板バネ122の付勢力により下方へ移動して針(ステープル)を打ち出す。
台湾実用新案第545350号公報
しかし、板バネ12は、相当の厚さを有する金属板により構成されているが、針を打ち出す付勢力を貯めさせるためには、板バネ12の前端を上方へ大幅に連動させることが必要なので、使用時にとても大きな力が必要となる。
従って、本発明の目的は、ステープルガンに適用でき、且つ、より小さい力でステープルガンを操作できるねじりコイルばねを提供することである。
本発明は、ステープルガンに適用するねじりコイルばねであって、左右方向に沿って巻いていて、左右両端側にそれぞれ第1の端部と第2の端部とを有しているコイル部と、前記第1の端部から前方へ延伸してから、下方へ曲がって延伸した後、更に前記第2の端部側へ曲がって前記左右方向に沿って延伸し、先端が係止部 になっている受力アームと、前記第2の端部から前記受力アームより前方へ延伸している駆動アームと、を備えており、前記駆動アームは、前方へ延伸していて前記受力アームの前記係止部に係止されることができる取付状態と、前記係止部に係止せずに前記係止部の下方側に位置し前記駆動アームが下方へ回動する付勢力が生じていない自然状態との2つの状態に変換できる延伸部と、前記延伸部から下方へ斜めに延伸する挿入部と、を有し、前記ねじりコイルばねは、前記受力アームと前記駆動アームとが互いに押し合うように前記駆動アームが前記受力アームにおける前記係止部に係止されていて、前記駆動アームが下方へ回動する付勢力が生じる前記取付状態でステープルガンに取り付けられ、前記左右方向と直交する前後方向に沿って延伸していて、前記駆動アームの前記挿入部の先端におけるワイヤの断面の直径中心を通過する基準線を仮定すると、前記自然状態において、前記挿入部は、前記基準線が前記コイル部を通過しない位置にあり、前記取付状態において、前記挿入部は、前記基準線が前記コイル部を通過する位置にあることを特徴とするねじりコイルばねを提供する。
上記の構成によれば、本発明のねじりコイルばねは、駆動アームが受力アームにおける係止部に係止されて、駆動アームが下方へ回動する付勢力が生じる取付状態でステープルガンに取り付けられるので、駆動アームを上方へ短い距離を移動させるだけで、充分な付勢力が生じる。従って、針を打ち出す付勢力を貯めさせるために押刃を上へ移動させる距離を短縮できて、より小さい力でテープルガンを操作できる。
従来のステープルガンの断面図である。 従来のステープルガンのハンドルが押された状態を示す断面図である。 本発明のねじりコイルばねの実施形態を使用するステープルガンの部品分解図である。 上記ステープルガンにおいて1つのハウジング体が省略された状態の斜視図である。 上記のステープルガンの付勢手段及びハンドルユニットの斜視図である。 上記のねじりコイルばねがステープルガンに取り付けられた状態の上視図である。 上記のねじりコイルばねが自然状態になった斜視図である。 上記のねじりコイルばねが自然状態になった上視図である。 上記のねじりコイルばねが自然状態になった側視図である。 上記のねじりコイルばねが自然状態になった正視図である。 上記のねじりコイルばねが取付状態になった上視図である。 上記のねじりコイルばねが取付状態になった斜視図である。 上記のステープルガンが図4の状態から打出し位置に移動する間の状態の斜視図である。 上記のステープルガンが図13の状態から打出し位置になって搖動部が押刃の係合孔から外れる前の状態になった斜視図である。 上記のステープルガンが図14の状態から搖動部が押刃の係合孔から外れて、押刃が下へ移動した状態になった斜視図である。 上記のステープルガンが図15の状態から予備状態に移動する間の状態の斜視図である。
本発明をより詳細に説明する前に、適切と考えられる場合において、符号又は符号の末尾部分は、同様の特性を有し得る対応の又は類似の要素を示すために各図面間で繰り返し用いられることに留意されたい。
本発明のねじりコイルばね41の実施形態は、図3及び図4に示されるように、ステープルガンに適用するねじりコイルばね41である。
該ステープルガンは、図3及び図4に示されるように、ハウジング手段2と、押刃3と、付勢手段4と、ハンドルユニット5とを備えている。
ハウジング手段2は、図3及び図4に示されるように、それらの間に収容空間20がなり、且つ底部の前後方向Xにおける前方近くに開口が開くように左右互いに嵌合している一対のハウジング体21と、前後方向Xと直交する上下方向Zに沿って上下開口する打出し軌道251を画成しながら延伸するように構成されていると共に、打出し軌道251の下端開口が針射出口26になり、一対のハウジング体21の上記開口を通して収容空間20に設置されている案内部材25と、前後方向X及び上下方向Zのいずれとも直交する左右方向Yに沿って延伸し、且つ、収容空間20内で針射出口26より後方に設置されている第1の軸部22と、収容空間20内で左右方向Yに沿って延伸し、且つ、第1の軸部22の後方且つ下方に設置されている第2の軸部23と、第1の軸部22と針射出口26との間に収容空間20内で第1の軸部22の下方に設置されている制限ブロック24と、を備えている。他の実施形態として、一対のハウジング体21と案内部材25とは一体的に成形することができ、それにより、一対のハウジング体21の前方近くの開口が案内部材25の針射出口26と同じ開口になる。
押刃3は、図3及び図4に示されるように、上下方向Zに沿って延伸している薄板状であって、その上半部に係合孔311及び係合孔311の下方に挿入口312が開けられている本体31と、本体31の上半部の上端縁から前方へ斜めに延伸している斜面部32とを備え、且つ、下端縁が針射出口26に面するように下半部が案内部材25の打出し軌道251内に挿入して、全体が上下方向Zに沿って移動可能に収容空間20に設置されている。この実施形態において、本体31の上半部の上端縁近くに係合孔311が開けられている。
付勢手段4は、図4〜図6に示されるように、押刃3を上下方向Zに沿って移動させるために収容空間20の押刃3より後方に、且つ、前後方向Xに沿って設置されている本発明のねじりコイルばね41と、ねじりコイルばね41を位置決めするために設置されている押圧部材42と、上端が押圧部材42に当接し且つ下端がハウジング手段2に当接していると共に、上下方向Zに沿って圧縮できるように制限ブロック26の後方に設置されている圧縮ばね43と、を備えている。この実施形態において、圧縮ばね43として、円すい圧縮コイルばねを使用している。
この実施形態において、本発明のねじりコイルばね41は、一本の直径3.0mmの金属ワイヤを曲げてなっているものである。
また、本発明のねじりコイルばね41は、図5〜図12に示されるように、第2の軸部23を軸心として回転できるように第2の軸部23に枢設されているコイル部44と、受力アーム45と、駆動アーム46と、を備えている。
コイル部44は、左右方向Yに沿って巻いていて、即ち左右方向Yに中心軸を有し、左右両端側にそれぞれ第1の端部441と第2の端部442とを有している。この実施形態において、第1の端部441は右側にあり、第2の端部442は左側にある。
受力アーム45は、第1の端部441から前方へ延伸している連接部451と、連接部451の先端から下方へ曲がって延伸している中間部452と、中間部452の先端から第2の端部442側である左側(図8の上方、即ち駆動アーム46側)へ曲がって左右方向Yに沿って延伸している係止部453とを有している。
駆動アーム46は、前後方向Zにおいて、受力アーム45より前方へ延伸しているものであって、第2の端部442から前方へ延伸している延伸部461と、延伸部461から下方且つ第1の端部441側である右側(図8の下方、即ち受力アーム45側)へ斜めに延伸して、押刃3の挿入口312に挿入している挿入部462とを有している。
押圧部材42は、図5及び図6に示されるように、上下両面を有する板状体であって、受力アーム45の係止部453を下から収容できる収容槽421が上面に画成され、且つ、下面には下面から下方へ延伸して圧縮ばね42の上端開口に嵌入できる嵌入部422を備えていて、係止部453が収容槽421に嵌められると共に、嵌入部422が圧縮ばね42の上端開口に挿入するように設置されている。
受力アーム45の係止部453が収容槽421に嵌めることにより、位置が制限される。
本発明のねじりコイルばね41は、取付状態と自然状態との2つの状態に変換できる。
本発明のねじりコイルばね41の取付状態は、図5、6、11、12に示されるように、受力アーム45と駆動アーム46とが互いに押し合うように駆動アーム46における延伸部461が受力アーム45における係止部453に係止されていて、駆動アーム46が下方へ回動する付勢力が生じる状態であって、且つ、取付状態でステープルガンに取り付けられている。
本発明のねじりコイルばね41の自然状態は、図7〜10に示されるように、駆動アーム46の延伸部461が、受力アーム45の前記係止部453に係止せずに係止部453の下方側に位置する状態である。
図9に示されるように、ねじりコイルばね41が自然状態にあるときには、受力アーム45の連接部451は、コイル部44の第1の端部441における外周面の接線である第1の接線L1に沿って前方へ延伸してから、上方へ斜めに延伸していると共に、図8に示されるように、左側(図8の上方)へ斜めに延伸している。
また、図9に示されるように、駆動アーム46の延伸部461は、コイル部44の第2の端部442における外周面の接線である第2の接線L2に沿って前方へ延伸している。
図7に示されるように、受力アーム45の中間部452と受力アーム45の係止部453との成す角度である第1の角度θ1は90度以下にある。且つ、図9に示されるように、第1の接線L1と第2の接線L2との成す角度(即ち、受力アーム45の連接部451と駆動アーム46の延伸部461との成す角度)である第2の角度θ2は15度〜50度の範囲内にある。この実施形態において、第1の角度θ1は90度であり、第2の角度θ2は28度である。
他の実施形態として、受力アーム45の係止部453が上へ斜めに延伸して第1の角度θ1を90度未満にすることができ、それにより、取付状態になったときに、駆動アーム46の延伸部461が左側へ移動して、係止部453から不意に外れることを防止できて、位置を制限する機能も有する。
本発明のねじりコイルばね41をステープルガンに取り付ける際には、まず図7の自然状態から、治具(図示せず)で駆動アーム46を上方へ移動させて延伸部461を係止部453の上側に配置することで、駆動アーム46が受力アーム45の係止部453の上側を押すようになる図12の取付状態にする。取付状態になると、駆動アーム46の延伸部461が受力アーム45の係止部453に係止され、駆動アーム46を下方へ回動する付勢力が生じる。
そして、コイル部44をハウジング手段2の第2の軸部23に設置し、受力アーム45の係止部453を押圧部材42の収容槽421に嵌め、そして、駆動アーム46の挿入部462に押刃3の挿入口312に挿入すると、ステープルガンへの取り付けが完了する。
なお、本発明のねじりコイルばね41は、直径が3.0mm〜4.5mmの金属ワイヤを使用することができる。直径がその範囲内にある金属ワイヤで作ったねじりコイルばねは、充分なモーメントを有して針を打ち出す付勢力を貯められる。直径が4.5mmを超えると、ねじりコイルばね41の剛性が高すぎて、自然状態から取付状態に変換する際、必要な力がとても大きくなるので、直径の上限を4.5mmに設定することが好ましい。
また、図6、8、11に示されるように、前後方向Xに沿って延伸していて、駆動アーム46の挿入部462の先端におけるワイヤの断面の直径中心を通過する基準線BLを仮定すると、自然状態においては、図8に示されるように、挿入部462は、基準線BLがコイル部44を通過しない位置にある。そして、図8及び図10の自然状態から駆動アーム46を上方へ移動させると、駆動アーム46はコイル部44により左側(図10の右側)へ押されて、左側に移動するので、取付状態にある駆動アーム46は自然状態にある駆動アーム46より左側に位置する。従って、取付状態においては、図6に示されるように、挿入部462は、基準線BLがコイル部44を通過する位置にある。
ハンドルユニット5は、図3〜図5に示されるように、第1の軸部22を軸心として回動可能に第1の軸部22に枢設されているものであって、ハンドル部51と、係合部52と、弾性部材53とを備えている。
ハンドル部51は、一端が第1の軸部22を軸心として回動可能に第1の軸部22に枢設されているものであって、後方へ延伸しながらねじりコイルばね41に当接して、下方へ回動することによりねじりコイルばね41の受力アーム45を下方へ移動させることができるように構成されている。
また、ハンドル部51は、前後に延伸している上壁部511と、上壁部511の左右両側から下方へ延伸しながら、上壁部511の前端部より前方へ突出している2つの側壁部512と、嵌設部513と、第1の軸部22の後方にあって、左右方向Yに沿って2つの側壁部512を貫通してねじりコイルばね41の受力アーム45における連接部451の先端に当接する加圧棒514と、を備えている。
上壁部511には、前後方向Xに沿って延伸する摺動スロット510が開けられている。
2つの側壁部512は、その上壁部511より前方へ突出している部分に、第1の軸部22を通すことができる枢設孔515が開けられていると共に、枢設孔515の後方に内側へ突出する突出ブロック516を備えている。
嵌設部513は、上壁部511における摺動スロット510の後端縁から上へ延伸してから摺動スロット510の延伸方向に沿って前方へ延伸している。
加圧棒514は、受力アーム45の前方へ延伸している部分に当接している。
係合部52は、図3〜図5に示されるように、ハンドル部51と共に回動できるようにハンドル部51の前記一端(第1の軸部22に枢設される側の端)内に設置されていると共に、前後移動可能に第1の軸部22に枢設されていて、一部がハンドル部51の上壁部511の前方に露出して該前後移動により取外し可能に押刃3の係合孔311に係合できるように構成されている。また、係合部52はハンドル部51内に設置されると、一部が摺動スロット510から露出する。
係合部52は、前後延伸しているものであって、前端に押刃3の係合孔311に係合できる係合端524が構成されていると共に、係合端524の後方に開口520が開けられている頂板部521と、頂板部521の左右両側から下方へ延伸していて、ハンドル部51内に設置されると、ハンドル部51の突出ブロック516に下から支持されながら突出ブロック516と上壁部511との間に嵌入するように構成されていると共に、前方開口の枢設スロット525が開けられている側板部522と、ハンドル部51内に設置されると、摺動スロット510から突出し且つ摺動スロット510に沿って前後摺動できるように、頂板部521の後端縁から上へ延伸してから摺動スロット510の延伸方向に沿って後方へ延伸している押圧部523とを備えている。
枢設スロット525は、第1の軸部22が前後摺動できるように開けられている。
係合部52がハンドル部51内に設置されると、頂板部521の係合端524はハンドル部51の上壁部511の前方に露出する。
ハンドル部51及び係合部52それぞれは、枢設孔515及び枢設スロット525を以って第1の軸部22に枢設されている。
弾性部材53は、図3〜図5に示されるように、前端531が係合部52の押圧部523に嵌められ、後端532がハンドル部51の嵌設部513に嵌められて、摺動スロット510の延伸方向に沿って圧縮できるように摺動スロット510の上方に設置されている圧縮ばねである。
ハンドル部51は、回動により図4に示される予備位置と図15に示される打出し位置との間に変換できる。
図4に示されるように、ハンドル部51が予備位置にある際、押刃3の下端縁が針射出口26に面している、また、係合部52の係合端524が押刃3の係合孔311に係合している。好ましくは、押刃3の下端縁は針(図示せず)より少し高い位置にある。
図13に示されるように、ハンドル部51を下方へ押すことにより、ハンドル部51を予備位置から打出し位置に変換させる間に、ハンドル部51が下方へ回動され、そして、ねじりコイルばね41の受力アーム45に当接しているハンドル部51の加圧棒514が受力アーム45を下方へ押して、受力アーム45及び押圧部材42を下方へ移動させて圧縮ばね43を圧縮し、圧縮ばね43の受力アーム45及び押圧部材42を上へ移動させる付勢力を増加させ、且つ、ハンドル部51の前端にある係合部52が上方へ回動されることにより押刃3を上方へ移動させてねじりコイルばね41の駆動アーム46を上方へ連動させて、駆動アーム46の押刃3を下方へ移動させる付勢力を増加させる。
ハンドル部51が打出し位置になると、先ず、図14に示されるように、係合部52の係合端524が押刃3の係合孔311から外れる直前の状態になる。次いで、図15に示されるように、係合端524が押刃3の係合孔311から外れて、ねじりコイルばね41の駆動アーム46がその付勢力をリリースして、押刃3を下端縁が針射出口26に臨む位置に下方へ移動させ、それにより、押刃3が針を針射出口26から打ち出す打出し動作を行う。同時に、駆動アーム46が制限ブロック24に当止されて、より下方への移動が制限されて、受力アーム45の係止部453を強く打つことを防止する。
図16に示されるように、打出し動作完了後にハンドル部51を放すことにより、ハンドル部51を打出し位置から予備位置に移動させる間に、圧縮ばね43がその付勢力をリリースして押圧部材42を上方へ移動させることにより、受力アーム45を上へ移動させてハンドル部51を上方へ回動しながらハンドル部51の前端にある係合部52を下方へ回動すると共に、駆動アーム46を上へ移動させて押刃3を上へ連動させ、また、押刃3の該上方移動及び係合部52の該下方回動により係合部52の係合端524が押刃3の斜面部32に当接すると、係合部52が斜面部32に当接しながら下方へ回動することにより弾性部材53の前端531を押しながら後方へ移動して、弾性部材53が圧縮されて、係合部52の係合端524が係合孔311に係合する付勢力を増加させる。
そして、係合部52の係合端524が係合孔311の位置に回動すると、弾性部材53の付勢力により、係合部52の係合端524が係合孔311に係合し、ハンドル部51が図4の予備位置に戻る。
<具体例1(E1)>
一本の直径3.5mmの金属ワイヤを曲げてなっていて、第2の角度θ2が28度にあり、ねじりコイルばねの付勢力はトルクテスタ(Torque Tester)により測定され、その結果は、取付状態における駆動アーム46の付勢力が16.3kgである本発明に係るねじりコイルばね41を上記のステープルガンに取り付けた後、規格が異なる針を白松(white pine)に打つ。
白松に打った針の状況で評価する。針全体が白松の表面以下に没入すると評価がAになる。針の上端部の下表面だけが白松の表面以下に没入する、または、針の上端部の下表面が白松の表面と同一平面になると評価がBになる。針の上端部の下表面が白松の表面より高くなると評価がCになる。具体例1の評価結果は表1に示される。
Figure 0006742456
<具体例2(E2)>
一本の直径4.0mmの金属ワイヤを曲げてなっていて、ねじりコイルばねの付勢力はトルクテスタ(Torque Tester)により測定され、その結果は、取付状態における駆動アーム46の付勢力が27.4kgである本発明に係るねじりコイルばね41を使用する以外、具体例1と同じように評価する。具体例2の評価結果は表2に示される。
Figure 0006742456
<具体例3(E3)>
一本の直径3.5mmの金属ワイヤを曲げてなっていて、第2の角度θ2が43度にあり、ねじりコイルばねの付勢力はトルクテスタ(Torque Tester)により測定され、その結果は、取付状態における駆動アーム46の付勢力が19.4kgである本発明に係るねじりコイルばね41を使用する以外、具体例1と同じように評価する。具体例3の評価結果は表3に示される。
Figure 0006742456
具体例E1と具体例E2の評価結果によれば、ワイヤ直径が大きいほど、ねじりコイルばねの取付状態における駆動アーム46の付勢力が大きくなると共に、針を打つ付勢力も大きくなる。また、具体例E1と具体例E3の評価結果によれば、第2の角度θ2が大きいほど、ねじりコイルばねの取付状態における駆動アーム46の付勢力が大きくなると共に、針を打つ付勢力も大きくなる。従って、ワイヤ直径と第2の角度θ2を変えることによりねじりコイルばねの付勢力の調整ができ、規格が異なる針に合わせることができる。
従って、本発明のねじりコイルばねは、駆動アームが受力アームにおける係止部に係止されて、駆動アームが下方へ回動する付勢力が生じる取付状態でステープルガンに取り付けるので、駆動アームを上方へ短い距離を移動させるだけで、充分な付勢力が生じる。従って、針を打ち出す付勢力を貯めさせるために押刃を上へ移動させる距離を短縮できて、より小さい力でテープルガンを操作できる。
また、本発明のねじりコイルばねは、直径が3.0mm〜4.5mmの金属ワイヤを使用し、且つ、第2の角度θ2は15度〜45度の範囲内にあることにより、充分な付勢力が生じる上、自然状態から取付状態に変換する際、必要な力が大きくない。
上記においては、説明のため、本発明の全体的な理解を促すべく多くの具体的な詳細が示された。しかしながら、当業者であれば、一またはそれ以上の他の実施形態が具体的な詳細を示さなくとも実施され得ることが明らかである。また、本明細書における「一つの実施形態」「一実施形態」を示す説明において、序数などの表示を伴う説明は全て、特定の態様、構造、特徴を有する本発明の具体的な実施に含まれ得るものであることと理解されたい。更に、本説明において、時には複数の変化例が一つの実施形態、図面、またはこれらの説明に組み込まれているが、これは本説明を合理化させるためのもので、また、本発明の多面性が理解されることを目的としたものである。
以上、本発明の好ましい実施形態及び変化例を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、最も広い解釈の精神および範囲内に含まれる様々な構成として、全ての修飾および均等な構成を包含するものとする。
本発明のねじりコイルばねは、ステープルガンに使用することに好適である。
2 ハウジング手段
20 収容空間
21 ハウジング体
22 第1の軸部
23 第2の軸部
24 制限ブロック
25 案内部材
251 打出し軌道
26 針射出口
3 押刃
31 本体
311 係合孔
312 挿入口
32 斜面部
4 付勢手段
41 ねじりコイルばね
42 押圧部材
421 収容槽
422 嵌入部
43 圧縮ばね
44 コイル部
441 第1の端部
442 第2の端部
45 受力アーム
451 連接部
452 中間部
453 係止部
46 駆動アーム
461 延伸部
462 挿入部
5 ハンドルユニット
51 ハンドル部
510 摺動スロット
511 上壁部
512 側壁部
513 嵌設部
514 加圧棒
515 枢設孔
516 突出ブロック
52 係合部
520 開口
521 頂板部
522 側板部
523 押圧部
524 係合端
525 枢設スロット
53 弾性部材
531 前端
532 後端
BL 基準線
L1 第1の接線
L2 第2の接線
X 前後方向
Y 左右方向
Z 上下方向
θ1 第1の角度
θ2 第2の角度

Claims (4)

  1. ステープルガンに適用するねじりコイルばねであって、
    左右方向に沿って巻いていて、左右両端側にそれぞれ第1の端部と第2の端部とを有しているコイル部と、
    前記第1の端部から前方へ延伸してから、下方へ曲がって延伸した後、更に前記第2の端部側へ曲がって前記左右方向に沿って延伸し、先端が係止部になっている受力アームと、
    前記第2の端部から前記受力アームより前方へ延伸している駆動アームと、を備えており、
    前記駆動アームは、
    前方へ延伸していて前記受力アームの前記係止部に係止されることができる取付状態と、前記係止部に係止せずに前記係止部の下方側に位置し前記駆動アームが下方へ回動する付勢力が生じていない自然状態との2つの状態に変換できる延伸部と、
    前記延伸部から下方へ斜めに延伸する挿入部と、を有し、
    前記ねじりコイルばねは、前記受力アームと前記駆動アームとが互いに押し合うように前記駆動アームが前記受力アームにおける前記係止部に係止されていて、前記駆動アームが下方へ回動する付勢力が生じる前記取付状態でステープルガンに取り付けられ、
    前記左右方向と直交する前後方向に沿って延伸していて、前記駆動アームの前記挿入部の先端におけるワイヤの断面の直径中心を通過する基準線を仮定すると、
    前記自然状態において、前記挿入部は、前記基準線が前記コイル部を通過しない位置にあり、
    前記取付状態において、前記挿入部は、前記基準線が前記コイル部を通過する位置にあることを特徴とするねじりコイルばね。
  2. 前記受力アームは、
    前方へ延伸している連接部と、
    該連接部の先端から下方へ曲がって延伸している中間部と、
    該中間部の先端から前記第2の端部側へ曲がって前記左右方向に沿って延伸している前記係止部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のねじりコイルばね。
  3. 一本の直径3.0mm〜4.5mmの金属ワイヤを曲げてなっていることを特徴とする請求項2に記載のねじりコイルばね。
  4. 前記自然状態において、
    前記受力アームの前記連接部は、前記コイル部の前記第1の端部における外周面の接線である第1の接線に沿って前方へ延伸してから、上方へ斜めに延伸しており、
    前記駆動アームの前記延伸部は、前記コイルの前記第2の端部における外周面の接線である第2の接線に沿って前方へ延伸しており、
    且つ、前記第1の接線と前記第2の接線との成す角度が15度〜50度の範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載のねじりコイルばね。
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