JP4158455B2 - 主軸モータの制御装置 - Google Patents

主軸モータの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4158455B2
JP4158455B2 JP2002245103A JP2002245103A JP4158455B2 JP 4158455 B2 JP4158455 B2 JP 4158455B2 JP 2002245103 A JP2002245103 A JP 2002245103A JP 2002245103 A JP2002245103 A JP 2002245103A JP 4158455 B2 JP4158455 B2 JP 4158455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
deviation
spindle motor
command
feedback
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002245103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004088882A (ja
Inventor
輝久 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2002245103A priority Critical patent/JP4158455B2/ja
Publication of JP2004088882A publication Critical patent/JP2004088882A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4158455B2 publication Critical patent/JP4158455B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、位置ループ制御、速度ループ制御及び電流ループ制御を組んで、主軸モータの位置・速度制御を実行するように構成された主軸モータの制御装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
主軸モータは、高速域のトルクが大きく低下するため、主軸回転指令時2段加減速制御を実行することにより、主軸モータが持つ最大トルクに近づけるように制御している。この制御の加速パターン(主軸回転数の時間変化を示す特性図)を図22に示し、トルク−回転数特性(トルクと主軸回転数との関係を示す特性図)を図23に示す。上記制御の場合、図23からわかるように、まだ最大トルクを使っていない領域(未使用領域)がある。
【0003】
そこで、応答性、即ち、加速及び減速に要する時間を短くするために、時定数1及び時定数2を短くすると、実最大トルクよりも必要トルクが大きくなる領域が増えることから、指令に対する実速度の遅れが増える。このため、実速度が指令速度を超えてしまうオーバーシュート量が大きくなり(図22に示すオーバーシュート量に比べて)、その結果、主軸を破損させるおそれが生ずる。尚、上記オーバーシュートは、位置ループ制御を組んでいる場合に、指令に対する遅れが大きくなると、指令が定常速度に達した後に、遅れを取り戻すために起こる現象である。この場合、位置ループ制御を組まなければ、この現象は発生しないが、工具交換時に主軸をオリエント位置に位置決めする必要があるため、常に位置ループ制御を組む必要がある。
【0004】
また、主軸モータの最大トルク特性に沿った加減速パターンを与える制御方法も考えられるが、この制御方法の場合、主軸モータの最大トルクは、電源電圧が下がると,下がってしまうため、オーバーシュートを発生させないようにするためには、保証電源電圧のMIN値で調整しなければならない。このため、電源電圧が高いときには、従来構成と同じように、トルクの未使用領域が発生してしまう。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、位置ループ制御を組む構成としながら、最大トルクを使いきるように構成し、また、オーバーシュートの発生を極力防止することができる主軸モータの制御装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、主軸モータを目標速度にまで加速してからオリエント停止させるときに前記主軸モータの回転停止位置を所定の位置に位置決めする機能を有するものであって、位置指令と位置フィードバックとの位置偏差を算出し、この位置偏差に位置ループゲインを乗ずることにより速度指令を算出し、この速度指令とフィードバック速度との速度偏差を算出し、この速度偏差に基づく電流指令により前記主軸モータを通電制御するように構成された主軸モータの制御装置において、前記主軸モータに対する加速指令終了後に、前記目標速度前記フィードバック速度との差が所定の許容速度差よりも小さくなったときに、前記目標速度または前記フィードバック速度を前記位置ループゲインで除して得られる理論偏差を前記位置偏差として置き換えるように位置偏差量を操作することにより、前記速度指令を前記目標速度または前記フィードバック速度に一致させるように制御する構成としたので、位置ループ制御を組む構成とすると共に、最大トルクを使いきるように構成しても、オーバーシュートの発生を極力防止することができる。
上記構成の場合、請求項2の発明のように、前記位置偏差量を操作したときの位置偏差と前記理論偏差との差分を主軸1回転のパルス量で除した余りとして算出した回転位置ずれ量を記憶し、前記主軸モータをオリエント停止させるときに前記位置偏差前記回転位置ずれ量だけ補正するように構成しても良い。
【0007】
また、請求項3の発明のように、前記主軸モータをオリエント停止させる場合、前記フィードバック速度が所定の許容速度差よりも小さくなったときに、前記位置偏差主軸1回転パルス量の整数倍加減算することにより、前記速度指令を(フィードバック速度−主軸1回転パルス量×位置ループゲイン)よりも大きく且つフィードバック速度以下とするように構成することが好ましい。
【0008】
更に、請求項4の発明のように、前記主軸モータをオリエント停止させる場合、前記位置偏差の加減算操作とともに、前記位置ループゲインを当該位置偏差の加減算操作前の値より小さい値の停止時用初期ゲインに設定し、その後、前記位置ループゲインを徐々に高くするように構成しても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図1ないし図21を参照しながら説明する。まず、図1は、本実施例の主軸モータの制御装置1の電気的構成を示すブロック図である。この図1に示すように、主軸モータの制御装置1は、数値制御部(NC)2と、サーボアンプ3とから構成されている。
【0010】
上記数値制御部2は、モーション指令部4と、偏差操作制御部5と、加算器6と、位置ループゲインKpとを備えて構成されている。モーション指令部4は、例えば加工プログラムを解釈して位置指令Pcomを生成し、この位置指令Pcomを加算器6と偏差操作制御部5とへ送るように構成されている。加算器6は、上記位置指令Pcomと、実際の位置、即ち、主軸モータ7のエンコーダ8から出力された位置フィードバックPfbとの位置偏差eを算出する機能を有している。そして、上記位置偏差eに位置ループゲインKpを乗ずることにより、速度指令Ncomが算出され、この速度指令Ncomはサーボアンプ3へ与えられるように構成されている。
【0011】
偏差操作制御部5は、モーション指令部4からの位置指令Pcomと、上記エンコーダ8からの位置フィードバックPfbとを受け取り、位置偏差eと位置ループゲインKpを、後述するようにして変更(操作)する機能を有している。尚、上記偏差操作制御部5は、入力した位置フィードバックPfbの情報を微分することにより、フィードバック速度Nfbの情報を得るように構成されている。
【0012】
また、サーボアンプ3は、数値制御部2からの速度指令Ncom通り主軸モータ7が動作するように、主軸モータ7の電流を制御するように構成されている。この場合、サーボアンプ3の加算器9においては、速度指令Ncomと、実際の速度、即ち、エンコーダ8からの位置フィードバックPfbを微分回路10により微分して得られたフィードバック速度Nfbとの速度偏差Veが算出されるように構成されている。
【0013】
そして、この速度偏差Veに速度ループ比例ゲインKvpを乗ずることにより得られた電流指令(比例)Ip、上記速度偏差Veを積分回路11により積分して、その積分結果に速度ループ積分ゲインKviを乗ずることにより得られた電流指令(積分)Iiとを、加算器12により加算することにより、電流指令Icomが算出される。この電流指令Icomに従うように、電流制限部13及び電流制御部14によって主軸モータ7が通電制御される構成となっている。電流制限部13は、過大な電流指令が発生したような場合に、主軸モータ7と電流制御部14で決まる最大電流に制限する機能を有している。この場合、ある決まった最大トルクが発生する構成となっている。この特性により、サーボアンプ3の最大トルク以上の時定数を設定した場合でも、最大トルクカーブに従って、加減速されるようになっている。
【0014】
次に、偏差操作制御部5の制御内容について、図2及び図3のフローチャートも参照して説明する。まず、主軸モータ7の加速時(目標速度例えば10000rpmまで加速するとき)において位置偏差を操作する制御の内容について、図2のフローチャートに従って説明する。この場合、主軸モータ7の加速中に、主軸の回転指令(目標速度)値と実速度(フィードバック速度Nfb)との差が許容速度差(所定速度)よりも小さくなったときに、位置偏差を理論偏差に置き換える操作を実行するように構成されている。
【0015】
具体的には、まず図2のステップS1において、主軸の回転指令(速度指令)があるか否かを判断する。ここで、主軸の回転指令がある場合は、ステップS1にて「YES」へ進み、主軸定常時偏差補正有効SWをオンする(ステップS2)。また、主軸の回転指令がない場合は、ステップS1にて「NO」へ進み、ステップS1の処理へ戻る。続いて、ステップS3へ進み、主軸の加速指令が終了したか否かを判断する。ここで、主軸の加速指令が終了していれば、「YES」へ進み、主軸定常時偏差補正有効SWがオンであるか否かを判断する(ステップS4)。
【0016】
そして、ステップS5へ進み、主軸の目標速度(例えば10000rpm)と実速度(フィードバック速度Nfb)との差の絶対値が、予め決められた許容速度差1よりも小さいか否かを判断する。この場合、上記差の絶対値が許容速度差1よりも小さいときは、「YES」へ進み、ステップS6へ進み、まず、主軸定常時偏差補正有効SWをオフする。続いて、理論偏差[pulse]を次の式により計算する
【0017】
理論偏差目標速度N[rpm]×エンコーダ分解能[pulse/rev]
/位置ループゲインKp[rad/sec]/60[sec/min]
そして、回転位置ずれPe量を次の式で計算する。
【0018】
Pe=余り((現在偏差−理論偏差)/エンコーダ分解能)
更に、主軸位置偏差を上記計算した理論偏差に置き換える処理を実行するように構成されている。この置き換え処理は1回だけ行われる(図2に示すフローチャート参照)。
続いて、ステップS7へ進み、主軸モータ7のサーボアンプ3へ与える速度指令Ncomを演算する。さらに、ステップS8へ進み、演算した主軸モータ7の速度指令Ncomをサーボアンプ3へ送信するように構成されている
【0019】
また、上記各判断ステップS3、S5において、それぞれ「NO」の場合は、ステップS7へ進むように構成されている。また、ステップS4において、「NO」と判断された場合、加速時の偏差処理が終了ようになっている。
【0020】
このような構成の本実施例において、最大トルクを超える時定数を与えた場合の加速時の速度変化と使用トルクを、実験(シミュレーション)によって測定した結果を図4と図5に示す。図4において、線P1は位置指令Pcomの時間微分、線P2はフィードバック速度Nfb、線P3は速度指令Ncom、線P4は位置偏差e、線P5は電流指令Icomである。図5において、線P6は位置指令Pcomから逆算した必要トルク、線P7は実使用トルク、線P8はサーボ最大トルクである。
【0021】
上記図4及び図5によれば、フィードバック速度Nfbが目標速度に対して、予め設定された許容速度差1(本実施例では例えば0)内に入ったときに、位置偏差を強制的に理論位置偏差に置き代えることから、速度指令Ncomが目標速度(例えば10000rpm)に一致するようになり、このため、オーバーシュートが発生しないし、また、立ち上がりにかかる時間も短く(早く)なっていることがわかる。
【0022】
そして、本実施例では、上記位置偏差操作時の操作量から回転位置ずれPe量、即ち、回転ずれ分を把握(記憶)しておき、減速オリエンテーション時に、そのずれ分を補正するように構成することが好ましい。また、上記実施例では、許容速度差1を0としたが、これに代えて、許容速度差1を0以外の値を設定し、早いタイミングで位置偏差操作を行うと共に、速度指令Ncomが現在のフィードバック速度Nfbに等しくなるように位置偏差操作するように構成しても良い。この構成の場合、理論偏差は次の式で計算する。
理論偏差=フィードバック速度[rpm]×エンコーダ分解能[pulse/rev]
/位置ループゲインKp[rad/sec]/60[sec/min]
このように構成すると、速度ループの積分項にたまった分の電流指令の応答が遅くなり、速度ループでのオーバーシュートを防ぐのに有効である。
【0023】
ここで、従来技術(図22及び図23参照)によって制御した場合の加速時の速度変化と使用トルクを、実験(シミュレーション)によって測定した結果を図6と図7に示す。尚、図6、図7における各線P1〜P8は、図4及び図5の各線P1〜P8と同じである。上記図6及び図7によれば、オーバーシュートを発生させないようにするために、最大トルクを極力超えないような時定数を与えていることから、立ち上がりにかなりの時間がかかっていることがわかる。
【0024】
このような従来技術の制御において、最大トルクを超える時定数(本実施例の図4及び図5の場合と同じ時定数)を与えた場合の加速時の速度変化と使用トルクを、実験(シミュレーション)によって測定した結果を図8と図9に示す。尚、図8、図9における各線P1〜P8は、図4及び図5の各線P1〜P8と同じである。上記図8及び図9によれば、フィードバック速度Nfbが目標速度に達しても、位置ループの遅れを取り戻すために、大きなオーバーシュートが生じていることがわかる。
【0025】
次に、主軸モータ7の減速停止時(オリエント停止するとき)において位置偏差を操作する制御の内容について説明する。最初に、主軸モータ7の減速停止時の位置ループゲインKpについて考察してみる。
【0026】
主軸モータ7のオリエンテーションを短時間で行わせるためには、位置ループゲインKpを高くすることが有効である。本実施例では、主軸モータ7の停止間際に位置偏差量を操作する(具体的には、速度指令Ncomをフィードバック速度Nfbに近づける)ときに、位置ループゲインKpも操作しているが、位置偏差を操作するタイミングが早く、位置ループゲインKpが高いと、オーバーシュートを生ずる。以下、この場合の動作について理論的に説明する。
【0027】
最大イナーシャJmax[kgm]のときに、出せる瞬時トルクの保証値(低速域)をTmax[Nm]とすると、出せる減速度α[rad/s]は、次の通りとなる。
【0028】
α[rad/s]=Tmax[Nm]/Jmax[kgm] (1)
エンコーダ8の分解能をRESO[pulse/rev]とすると、上記式(1)をrad系からpulse系へ単位変換した減速度αp[pulse/s]は、次の通りとなる。
【0029】
αp[pulse/s]=α[rad/s]×RESO[pulse/rev]/(2π[rad/rev])
=RESO×Tmax/(2π・Jmax) (2)
従って、最大トルクで減速停止しようとした場合は、(2)式で求められる傾きで減速する(尚、これ以上の傾きで減速することは不可能である)。今、減速途中で位置偏差を操作するときの回転数(回転速度)をNx[pulse/s]とし、位置偏差操作により速度指令NcomをNxに一致させたとする。この場合、継続して最大トルクを出し続けて減速停止した場合の操作時から停止までに要する時間は、最短でNx/αpである。
【0030】
そして、図10に示す3角形の面積が、最大トルクで減速停止したときの位置偏差操作後から停止までの総フィードバックパルスΣP[pulse]であり、次の式で表わされる。
【0031】
ΣP[pulse]=1/2・Nx・Nx/αp
=Nx/(2・αp) (3)
また、位置偏差操作以降の位置ループゲインをKpx[rad/s]とし、位置偏差操作を位置指令が0になった後に行うとするならば、位置偏差操作時に速度指令Ncomがフィードバック速度Nfbに等しく偏差操作する場合は、位置偏差操作直後の位置偏差exは、次の式で表わされる。
【0032】
ex[pulse]=Nx[pulse/s]/Kpx[rad/s]
ここで、位置偏差操作時は、既に位置指令が0になった後としているので、位置偏差操作時の位置偏差exが位置偏差操作後の総フィードバックパルスΣPより大きくないと、位置偏差は符号逆転(すなわち、オーバーシュート)が生ずる。
【0033】
従って、オーバーシュートを発生させないための条件は、次の通りとなる。
【0034】
ex>ΣP (5)
Nx/Kpx>Nx/(2・αp)
Nx<2・αp/Kpx
<2・(RESO×Tmax/(2π・Jmax))/Kpx
<RESO・Tmax/(π・Jmax・Kpx)
Nx[pulse/s]を[rpm]に変換する場合は、両辺に60/RESOをかければよいから、
Nx[rpm]<60・Tmax[Nm]/(π・Jmax[kgm]・Kpx[rad/s]) (6)
この場合、Jmax、Tmaxは、サーボ仕様、メカ仕様が決まれば、一義的に決まる固定値であるから、上記(6)式より、位置ループゲインKpの値の大きさによって、位置偏差を操作するタイミングが決まることがわかる。早くオリエンテーションを行うためには、位置ループゲインKpが大きい方がよいが、そうすると、位置偏差操作を停止に近い回転数で行わなければならない。
【0035】
ここまでの説明では、位置偏差操作により速度指令Ncomをフィードバック速度Nfbに一致させることを前提としている。しかし、現実的には、オリエント位置への減速停止における位置偏差操作は、加速時における位置偏差操作と異なり、次の制限がある。
【0036】
オリエントずれを起こさせないようにするために、位置偏差操作は、図3に示すように、主軸位置偏差を主軸加速時の位置偏差操作時の回転位置ずれPe量分だけ補正した上で、位置偏差操作量をエンコーダ分解能(即ち、主軸1回転パルス量)の整数倍(N倍)とする必要がある(ステップS17)
【0037】
数値制御部2は、プログラム上でオリエント減速停止の指令を認識後、パラメータで与えられた時定数、現在位置指令に基づいて、オリエント停止までの位置指令Pcomを生成する。減速停止での位置偏差操作は、この位置指令Pcomがすべて分配されてから行う。位置偏差操作は、主軸位置偏差を主軸加速時の位置偏差操作時の回転位置ずれPe量分だけ補正した上で行うので、加速時と同様に速度指令Ncomがフィードバック速度Nfbと等しくなるように位置偏差量を置き代えると、位置がずれてしまう。
【0038】
従って、位置ずれを起こさないために、減速時には、エンコーダ分解能のN倍の加減算(即ち、主軸1回転パルス量の整数倍の加減算)を行う必要があり、速度指令Ncomをフィードバック速度値に近づけるという操作になる。これは、言い換えると、位置偏差操作タイミングを、フィードバック速度Nfbがある値以下に達したときに設定するならば(即ち、位置偏差操作タイミングをフィードバック速度Nfbに応じて作るならば)、そのときどきによって位置偏差操作後の速度指令Ncomはバラツクことになる。操作後の速度指令Ncomをフィードバック速度Nfb以下にしないと、継続的に減速するための最大トルクを発生させなくなり(即ち、速度指令Ncomがフィードバック速度Nfbを上回ると、減速状態から加速状態になるため、電流指令は反転する)、停止時間のロスが発生する。このため、位置偏差操作後の速度指令Ncomは、フィードバック速度Nfb以下になるように制御する。以上のことから、位置偏差操作後の速度指令Ncomは、最大Kpx分解能分ずれるので、次の(7)式の範囲でばらつく。
【0039】
フィードバック速度−分解能×Kp<位置偏差操作後の速度指令≦フィードバック速度
(7)
この式(7)から、位置ループゲインKpが大きいと、位置偏差操作直後の速度指令Ncomのばらつきが大きくなってしまうことがわかる。この結果と、前記式(6)の結果とを併せて考えると、オリエンテーション時間を短くするために、位置ループゲインKpを高くすると、位置偏差操作タイミングを低回転数に設定する必要があるが、上記式(7)により、ばらつきが大きくなり、最悪、速度指令Ncomが逆転する可能性があるということがわかる。
【0040】
このことを計算式で求めてみる。位置偏差操作時に、速度指令Ncomがフィードバック速度Nfbに対してエンコーダ分解能分下回った場合は、(5)式より、
ex−RESO>ΣP
Nx/Kpx−RESO>Nx/(2・αp)
Nx/(2・αp)−Nx/Kpx+RESO<0 (8)
となり、Nxの2次の方程式になる。この(8)式において、不等号をイコールに置き代えた方程式のNxが実数根を持つための条件は、2次方程式ax+bx+c=0の根の判別式b2−4ac>0より、次の通りとなる。
【0041】
(1/Kpx)−4・RESO/(2・αp)>0
Kpx<(αp/(2・RESO))1/2 (9)
(2)式を(9)式に代入すると、次の式が得られる。
【0042】
Kpx<(Tmax/(4π・Jmax))1/2 (10)
即ち、位置ループゲインKpの最大値は、メカ条件で決まるJmax、Tmaxによって決まることになる。これを、Jmax=0.00055[kgm]、Tmax=43[Nm]のシステムに対して適用した具体例について、以下説明する。
【0043】
まず、位置偏差操作時にフィードバック速度Nfbに速度指令Ncomを一致させた場合の各Kpxに対する偏差操作最大回転数Nxと、各Kpxで位置偏差操作時、エンコーダ分解能分の偏差があったとき、速度指令としてどのくらいに相当するかを表わしたグラフを図11に示す。この図11において、実線L1は偏差操作最大回転数Nxを示し、破線L2は分解能分のずれの速度指令量を示している。
【0044】
位置ループゲインKpが低い場合は、位置偏差操作時の回転数も7500rpm以下で、且つエンコーダ分解能分のずれがあっても速度指令Ncomに現れる量としては1200rpmと小さい。しかし、位置ループゲインKpが高い場合は、操作するタイミングも低回転になっていき、エンコーダ分解能分のずれが速度指令Ncomに与える影響も大きくなる。
【0045】
次に、位置偏差操作時に速度指令Ncomをフィードバック速度Nfbに一致させれない場合について考察してみる。位置ループゲインKp=20のときで、エンコーダ分解能分(即ち、1回転分)のずれがある場合に対して、上記(8)式の左辺を縦軸にし、偏差操作最大回転数Nxを横軸にしてグラフを描くと、図12のようになる。この図12の放物線Q1が0以下になるNxが(8)式を満足することになる。
【0046】
図11の場合、即ち、速度指令Ncomをフィードバック速度Nfbに一致させた場合は、Kp=20のときにNxが7500rpm以下であれば、オーバーシュートを発生させなかったが、上記図12の場合は、Nxを7006800rpmの間に位置偏差操作しないと、オーバーシュートを発生させてしまう。Kpを20から大きくしていくと、図12の放物線は上へシフトしていき、あるKpで0と交わらなくなる。(10)式より、その値が求まる。本実施例の場合、Kp=24.9の場合である。この場合のグラフを描くと、図13に示すようになる。
【0047】
即ち、Kp=24.9としたときに、エンコーダ分解能分のずれがあった場合は、Nxが3000rpm以外で位置偏差操作を行うと、必ずオーバーシュートを生ずる。更に、Kpが24.9以上の場合には、エンコーダ分解能分のずれが生じた場合、どのような偏差操作回転数であっても必ずオーバーシュートが発生することになる。
【0048】
この問題点を解決するために、本実施例においては、位置偏差操作を実行する時には、まず、位置ループゲインKpを低く設定し、その後、ある時定数で所定の高ゲインまで徐々にゲインを高くしていくように構成している。これにより、オーバーシュートをどんなときでも発生させず、且つ、オリエント位置決めを早く終了させる減速停止制御を実現している。
【0049】
次に、本実施例の主軸モータ7の減速停止時における位置偏差操作の制御の具体的内容について、図3のフローチャートに従って説明する。まず、図3のステップS11において、主軸の停止指令(速度指令)があるか否かを判断する。ここで、主軸の停止指令がある場合は、ステップS11にて「YES」へ進み、主軸停止時偏差補正有効SWをオンする(ステップS12)。一方、ステップS11にて主軸の停止指令がない場合は、「NO」へ進み、ステップS11の処理へ戻る。続いて、ステップS13へ進み、主軸の減速指令が終了したか否かを判断する。ここで、主軸の減速指令が終了していれば、「YES」へ進み、主軸定常時偏差補正有効SWがオンであるか否かを判断する(ステップS14)。
【0050】
そして、ステップS15へ進み、主軸の実速度(フィードバック速度Nfb)の絶対値が、予め決められた許容速度差2よりも小さいか否かを判断する。この場合、上記実速度の絶対値が許容速度差2よりも小さいときは、「YES」へ進み、ステップS16へ進み、まず、主軸停止時偏差補正有効SWをオフする。
【0051】
続いて、ステップS17へ進み、主軸位置偏差に主軸加速時の回転位置ずれPe分を補正する。そして、位置ループゲインKpを切り換える。この場合、それまでのゲインKp1を停止時初期ゲインKp2(Kp1よりも小さい値のゲイン)に切り換える。更に、サーボアンプへ与えられる速度指令Ncomが、主軸フィードバック速度Nfbを超えず、且つ、近づけるように、主軸偏差量をエンコーダ分解能の整数倍分加減算する。更にまた、ゲイン切換SWをオンする。
【0052】
そして、ステップS18へ進み、ゲイン切換SWがオンであるか否かを判断する。ここで、オンであれば、ステップS19へ進み、ゲイン切換時定数tKp3分の時間が経過したか否かを判断する。ここで、経過していれば、ステップS20へ進み、高ゲインKp3保持時間が経過したか否かを判断する。ここで、経過していれば、ステップS21へ進み、オリエント時ゲインKp4を主軸位置ループゲインKpとすると共に、ゲイン切替SWをOFFとする。また、ステップS20において、経過していないなら、ステップS25へ進み、高ゲインKp3を主軸位置ループゲインKpとする。
【0053】
そして、上記ステップS21を実行した後は、ステップS22へ進み、サーボアンプ3へ与える主軸の速度指令Ncomを演算する。続いて、ステップS23へ進み、上記演算した主軸の速度指令Ncomをサーボアンプ3へ送信した後、処理を終了するように構成されている。
【0054】
また、上記ステップS19において、ゲイン切換時定数tKp3分の時間が経過していなければ、ステップS24へ進み、主軸位置ループゲインの増分量を追加する。この場合、増分量は、次の通りである。
【0055】
(Kp3−Kp2)/(tKp3/処理周期)
そして、上記増分量を主軸位置ループゲインKpに加算すればよい。この後は、ステップS26へ進み、サーボアンプ3へ与える主軸の速度指令Ncomを演算する。続いて、ステップS27へ進み、上記演算した主軸の速度指令Ncomをサーボアンプ3へ送信するように構成されている。この後、前記ステップS13の処理へ戻るように構成されている。
【0056】
また、前記ステップS25を実行した後は、上記ステップS27へ進むように構成されている。また、前記ステップS18において、ゲイン切換SWがオンでない場合も、上記ステップS27へ進むように構成されている。更にまた、前記判断ステップS13において、主軸の減速指令が終了していない場合も、上記ステップS27へ進むように構成されている。
【0057】
このような構成の本実施例において、最大トルクを超える時定数を与えた場合の減速停止時の速度変化と使用トルクを、実験(シミュレーション)によって測定した結果を図14と図15に示す。尚、図14、図15における各線P1〜P8は、図4及び図5の各線P1〜P8と同じである。上記図14及び図15によれば、フィードバック速度Nfbが目標速度(図14に示すように0rpm)に対して、予め設定された許容速度差2に到達したときに、位置偏差エンコーダ分解能のN倍加減算して、速度指令Ncomをフィードバック速度Nfbに近づけるように制御したので、オーバーシュートが発生することなく、スムーズに停止していることがわかる。
【0058】
さて、図16は、図14のうちの停止部分を拡大すると共に、位置ループゲインKpの変化を追加した特性図である。この図16において、P9は位置ループゲインKpを示す。上記図16においては、偏差操作速度(即ち、許容速度差2)を2000rpmとし、位置偏差操作時の初期位置ループゲインを20とし、その後、位置ループゲインを100まで時定数50msで徐々に増加させ、高ゲインを100ms間保持した後、オリエント時の通常ゲイン30に戻すように制御している。この制御によれば、位置偏差操作時は、20という低いゲインに設定し、その後、徐々にゲインを高くしているので、オーバーシュートが発生することなく、しかも、スムーズにオリエント位置に主軸モータ7が停止(偏差が収束している。
【0059】
これに対して、図17は、位置偏差操作時に位置ループゲインKpをいきなり高ゲインに切り換える制御を示している。この場合、オーバーシュートが発生してしまうことがわかる。
【0060】
ここで、従来技術(図22及び図23参照)によって制御した場合の減速停止時の速度変化と使用トルクを、実験(シミュレーション)によって測定した結果を図18と図19に示す。尚、図18、図19における各線P1〜P8は、図14及び図15の各線P1〜P8と同じである。上記図18及び図19によれば、オーバーシュートを発生させないようにするために、最大トルクを極力超えないような長い時定数を与えていることから、停止するまでに長い時間(本実施例(図14及び図15参照)に比べて)がかかっていることがわかる。
【0061】
このような従来技術の制御において、最大トルクを超える時定数(本実施例の図14及び図15の場合と同じ短い時定数)を与えた場合の減速停止時の速度変化と使用トルクを、実験(シミュレーション)によって測定した結果を図20と図21に示す。尚、図20、図21における各線P1〜P8は、図14及び図15の各線P1〜P8と同じである。上記図20及び図21によれば、大きなオーバーシュートが発生していることがわかる。
【0062】
一方、本実施例においては、加減速パターンとして、例えば2段加減速パターンを実行する構成に適用したが、わざわざ2段にしなくても、1段(指令速度まで一直線加減速)の構成に本発明を適用しても良く、なんら問題がない。この1段加減速の場合には、位置偏差操作時の偏差が異常に大きくなる。
【0063】
通常、サーボ制御では、モータロックやメカ衝突時に、位置偏差が大きくなることを利用して、最高速時の理論偏差にあるマージンを持たせた値で、位置偏差を監視し、その値を超えた場合は、異常が発生したとして、アラームで止めることを行っている。従って、この偏差異常検出の点では、サーボの最大トルクに対して、あまりかけはなれた指令トルクにならないようにするほうが好ましい。よって、サーボの最大トルクを若干上回るような加減速パターンを与えることが望ましい。
【0064】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、主軸モータを目標速度にまで加速してからオリエント停止させるときに前記主軸モータの回転停止位置を所定の位置に位置決めする機能を有するものであって、位置指令と位置フィードバックとの位置偏差を算出し、この位置偏差に位置ループゲインを乗ずることにより速度指令を算出し、この速度指令とフィードバック速度との速度偏差を算出し、この速度偏差に基づく電流指令により前記主軸モータを通電制御するように構成された主軸モータの制御装置において、前記主軸モータに対する加速指令終了後に、前記目標速度前記フィードバック速度との差が所定の許容速度差よりも小さくなったときに、前記目標速度または前記フィードバック速度を前記位置ループゲインで除して得られる理論偏差を前記位置偏差として置き換えるように位置偏差量を操作することにより、前記速度指令を前記目標速度または前記フィードバック速度に一致させるように制御する構成としたので、位置ループ制御を組む構成としながら、最大トルクを使いきるように構成し、また、オーバーシュートの発生を極力防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す主軸モータの制御装置のブロック図
【図2】 加速時のフローチャート
【図3】 減速停止時のフローチャート
【図4】 加速時の速度変化等を示す特性図
【図5】 加速時の使用トルク等を示す特性図
【図6】 従来構成の図4相当図
【図7】 従来構成の図5相当図
【図8】 他の従来構成の図4相当図
【図9】 他の従来構成の図5相当図
【図10】 回転数の変化を示す特性図
【図11】 偏差操作最大回転数と位置ループゲインとの関係を示す特性図
【図12】 (8)式左辺と偏差操作最大回転数との関係を示す特性図
【図13】 異なる位置ループゲインについての図12相当図
【図14】 減速停止時の速度変化等を示す特性図
【図15】 減速停止時の使用トルク等を示す特性図
【図16】 図14のうちの停止部分を拡大して示す図
【図17】 偏差操作時に位置ループゲインKpをいきなり高ゲインに切り換える制御を示す図16相当図
【図18】 従来構成の図14相当図
【図19】 従来構成の図15相当図
【図20】 他の従来構成の図14相当図
【図21】 他の従来構成の図15相当図
【図22】 従来構成の加速パターンの特性図
【図23】 従来構成のトルクと回転数との関係を示す特性図
【符号の説明】
1は制御装置、2は数値制御部、3はサーボアンプ、4はモーション指令部、5は偏差操作制御部、6は加算器、7は主軸モータ、8はエンコーダ、9は加算器、12は加算器、13は電流制限部、14は電流制御部を示す。

Claims (4)

  1. 主軸モータを目標速度にまで加速してからオリエント停止させるときに前記主軸モータの回転停止位置を所定の位置に位置決めする機能を有するものであって、位置指令と位置フィードバックとの位置偏差を算出し、この位置偏差に位置ループゲインを乗ずることにより速度指令を算出し、この速度指令とフィードバック速度との速度偏差を算出し、この速度偏差に基づく電流指令により前記主軸モータを通電制御するように構成された主軸モータの制御装置において、
    前記主軸モータに対する加速指令終了後に、前記目標速度前記フィードバック速度との差が所定の許容速度差よりも小さくなったときに、前記目標速度または前記フィードバック速度を前記位置ループゲインで除して得られる理論偏差を前記位置偏差として置き換えるように位置偏差量を操作することにより、前記速度指令を前記目標速度または前記フィードバック速度に一致させるように制御することを特徴とする主軸モータの制御装置。
  2. 前記位置偏差量を操作したときの位置偏差と前記理論偏差との差分を主軸1回転のパルス量で除した余りとして算出した回転位置ずれ量を記憶し、前記主軸モータをオリエント停止させるときに前記位置偏差前記回転位置ずれ量だけ補正するように構成したことを特徴とする請求項1記載の主軸モータの制御装置。
  3. 前記主軸モータをオリエント停止させる場合、前記フィードバック速度が所定の許容速度差よりも小さくなったときに、前記位置偏差主軸1回転パルス量の整数倍加減算することにより、前記速度指令を(フィードバック速度−主軸1回転パルス量×位置ループゲイン)よりも大きく且つフィードバック速度以下とすることを特徴とする請求項2記載の主軸モータの制御装置。
  4. 前記主軸モータをオリエント停止させる場合、前記位置偏差の加減算操作とともに、前記位置ループゲインを当該位置偏差の加減算操作前の値より小さい値の停止時用初期ゲインに設定し、その後、前記位置ループゲインを徐々に高くすることを特徴とする請求項3記載の主軸モータの制御装置。
JP2002245103A 2002-08-26 2002-08-26 主軸モータの制御装置 Expired - Fee Related JP4158455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002245103A JP4158455B2 (ja) 2002-08-26 2002-08-26 主軸モータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002245103A JP4158455B2 (ja) 2002-08-26 2002-08-26 主軸モータの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004088882A JP2004088882A (ja) 2004-03-18
JP4158455B2 true JP4158455B2 (ja) 2008-10-01

Family

ID=32053396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002245103A Expired - Fee Related JP4158455B2 (ja) 2002-08-26 2002-08-26 主軸モータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4158455B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024095789A1 (ja) * 2022-11-01 2024-05-10 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 モータ駆動装置及びモータ駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004088882A (ja) 2004-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5689704B2 (ja) モータ制御装置およびモータ制御方法
JP5751433B2 (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
JP2709969B2 (ja) サーボモータの制御方法
US7638965B2 (en) Motor control apparatus
JP5056012B2 (ja) 電動機制御装置
WO2010119605A1 (ja) モータ制御装置
US6741057B2 (en) Servo controller for preventing downward displacement in gravitating axis
JP5095428B2 (ja) S−曲線速度輪郭において生じる速度逆転を除去する運動制御システム
JP4075803B2 (ja) モータの制御装置
US11404981B2 (en) Motor controller
JP2011176907A (ja) モータの制御方法及び装置
WO2005122385A1 (ja) モータの制御装置及びその制御方法
JP4158455B2 (ja) 主軸モータの制御装置
JPH09282020A (ja) サーボモータ駆動装置
JP7532207B2 (ja) モータ制御装置及びモータの制御方法
US11114967B2 (en) Controller of rotary axis
US6970761B2 (en) Method for actuating a holding brake
EP3678290B1 (en) Motor driving device
JP2020086948A (ja) 数値制御装置
WO2014207779A1 (ja) 数値制御装置
JPH10277887A (ja) 位置検出器異常時の電動機制御方法
JP2000047732A (ja) サーボ制御装置およびサーボ制御方法
JP2008225632A (ja) Nc制御のサーボ駆動装置
JP3352612B2 (ja) 位置制御サーボ装置および位置制御系のサーボ制御方法
JP4671171B2 (ja) モータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20071101

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20071207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080624

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees