JP4158420B2 - 液体紙容器のトップシール装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、液体紙容器内に内容物を充填し、密封する液体充填包装装置において、内容物を充填後に、液体紙容器のトップシール部をシールして密封する液体紙容器のトップシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、液体紙容器は、図3に示すように四角筒状の胴部C1 、ボトム部C2 、ゲーベルトップ型(両面傾斜屋根型)のトップ部C3 、トップ部C3 に取り付けられた口栓部DからなるカートンCであり、従来のトップシール装置は、図3に示すように、カートン搬送手段10のロータリー方式又はリニアー方式にて間欠送行移動する複数のカートンホルダー部11によりホールドされて、ボトム部C2 を支持するガイドレール12によって下部を支持されて間欠的に搬送されるカートンCのトップ部C3 の真上に、トップシール装置の本体フレーム20に取り付け固定された駆動源(アクチュエータ)となるエアーシリンダ21が、その作動ロッド21aを下向きにして上下動作するように配置されている。
【0003】
それに伴い、シリンダー21の作動ロッド21aに取付けられた下向き駆動軸22、該駆動軸22下端部に支軸22aを介して一端部をハの字型に回動自在に取り付けられた作動レバー23、23、各々作動レバー23、23の他端部に、それぞれ支軸24を介して一端部を回動自在に取り付けられた作動アーム25、26、該作動アーム25、26をその先端部が開閉動作するように回動支持し、且つ本体フレーム20に軸支された支点軸27、該支点軸27を介して開閉動作する作動アーム25、26のそれぞれ先端部に一体的に取り付けられたヒートシールバー25a、26a等が、全てカートンCのトップ部C3 上方に位置している。
【0004】
上記従来のトップシール装置は、シリンダー21の作動ロッド21aの上昇動作により、ハの字型に開いた各々作動レバー23、23が閉鎖方向に動作し、その各々レバー他端部の支軸24、24が互いに接近し、それに接続する各々作動アーム25、26の先端部及びそれと一体のヒートシールバー25a、26aが開放動作する。
【0005】
続いて、ヒートシールバー25a、26aの開放動作タイミングに同期して、内容物を充填した後のカートンCの未シール状態のトップ部C3 が、開放動作中のヒートシールバー25a、26aの間に導入される。
【0006】
続いて、シリンダー21の作動ロッド21aが下降動作して、各々作動レバー23、23がハの字型に開放方向に動作し、その各々レバー他端部の支軸24、24が互いに離間して、それに接続する各々作動アーム25、26の先端部及びそれと一体のヒートシールジョー25a、26a(ヒートシールバー)が閉鎖動作して、未シール状態のトップ部C3 のトップシール部をヒートシールして、カートンCを密封するようになっている。
【0007】
ここでカートン搬送手段10は、ロータリー方式又はリニアー方式にて間欠送行移動する複数のカートンホルダー部11を備えたものであり、例えば、ロータリー方式のカートン搬送手段10としては、図4の平面図に示すようなものがあり、ロータリ回転するターンテーブル10a、10bの円周方向に等間隔に、各カートン成形工程が配置され、ターンテーブルの円周上に等間隔に配置されたマンドレルmにより間欠回転しながらボトム成形工程を行うボトム成形側ターンテーブル10aから、ターンテーブル10bの円周上に等間隔に配置されたカートンホルダー部11がボトム成形されたカートンCを保持しているマンドレルmの真下に対峙した時点(I)で、マンドレルmからボトム成形されたカートンCを抜き出してカートンホルダー部11がこれを受け取りホールドしながら間欠回転し、内容物充填ステーション(II)、トップ成形シールステーション(III)、カートン排出部(IV)に順次搬送されるようになっている。
【0008】
また、リニアー方式のカートン搬送手段10としては、図5(a)側面図、図5(b)平面図、図6(a)側面図、図6(b)平面図に示すように、カートンマガジン部30から供給された筒状カートンCをカートン成形部40にて角筒状に立ち起こし、マンドレルmによりボトム部をシール成形したカートンCを受け取るカートン搬送手段10が、該カートン成形部40と接続して設けられたチャンバー50(カバー体)内に設けられ、該カートン搬送手段10は図5(b)に示すエンドレスチェーン11a又は図6(b)に示す対向して設けられた1対のエンドレスチェーン11a、11aに、等間隔に設けられた複数のカートンホルダー部11により、受け取り位置(I)でマンドレルmから抜き出されたボトム成形されたカートンCを受け取りホールドしながら間欠回転し、内容物充填ステーション(II)、トップ成形シールステーション(III)、カートン排出部(IV)に順次搬送されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のトップシール装置では、カートンCの真上に駆動源となるシリンダーが配置されており、それに伴いシリンダーに取付けられる駆動軸、軸受部、レバー、アーム等のシール装置構造体が、全てカートンCのトップ部C3 上方に配置されていることから、カートンCが密封される前に、シール装置構造体から、それに付着する異物が混入する恐れがあった。
【0010】
また、上記従来のトップシール装置では、カートンCの真上に駆動源となるシリンダー21が配置されており、それに伴いシリンダー21に取付けられる駆動軸、軸受部、レバー、アーム等が、全てカートンの上方に配置されていることから、製造仕様の変更等により、カートンCの角寸サイズを切り替える際のシールジョーの交換が非常に実施し難く、作業性が悪かった。
【0011】
また、上記従来のトップシール装置では、カートンCの真上に配置されたシリンダー21が動作してヒートシールする際に、使用しているシリンダー21に精度的な信頼性がない場合には、厚紙で構成されているカートンCからの反発の影響を受けて、シール時間がばらついたり、エアーシリンダー21内のパッキングの経時劣化により動作不良を起こして、シール動作時間が短くなったりするトラブルが発生する場合がり、そのためにシール時間が経時的に安定せずに不安定であった。
【0012】
本発明は、従来のトップシール装置における上記のような不都合を解消することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明は、
液体紙容器をホールドして順次間欠搬送するホルダー等のロータリー若しくはリニア方式の容器搬送手段を備え、順次搬送される液体紙容器に液体内容物を充填し、続いてトップシール装置により未シール状態のトップ部をヒートシールして密封包装する液体充填包装装置におけるトップシール装置において、
容器搬送手段の搬送方向に対して直交する方向に前記搬送手段を跨ぐ状態で配置されたアーチ状の支持フレームと、該支持フレームに搬送手段の両側に互いに対向して駆動手段により回動可能に軸支した一対の各々駆動アームと、該各々駆動アームに一体に設けた各々作動リンクアームと、前記支持フレームに各々作動リンクアームに平行に対向して、各々支軸を介して回動可能に軸支した一対の補助平行リンクアームと、前記各々作動リンクアームの端部と、補助平行リンクアームの端部に各々支軸を介して回動可能に軸支した一対の水平リンクアームとにより構成される平行リンク機構Lを備え、前記駆動手段により前記一対の各々駆動アームを各々支点軸を介して回動させることにより、水平に離反・当接動作する前記一対の各々水平リンクアームの互いの離反・当接対向部に各々ヒートシールジョーを設け、前記平行リンク機構Lは、前記各々ヒートシールジョーを、水平状態を維持しながら離反乃至当接動作させ、該ヒートシールジョーの離間対向部の真下に搬送される未シール状態の液体紙容器の対向する1対の垂直合掌面であるトップシール部を、該ヒートシールジョーのヒートシール面を垂直に維持したまま当接動作により挟持してトップシールするようにしたことを特徴とする液体紙容器のトップシール装置である。
【0014】
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る液体紙容器のトップシール装置において、前記駆動手段の駆動源が、液体充填包装装置の容器搬送手段より下部に配置されていることを特徴とする液体紙容器のトップシール装置である。
【0017】
【作用】
本発明のトップシール装置によれば、トップシール動作する動作機構部となるシリンダー、それに付属する駆動軸、軸受部、レバー、アーム等の部位が、カートン(液体紙容器)のトップシール部の真上に配置されることがないことから、カートンに内容物が充填されて密封される前に、トップシール動作のための駆動源からの異物の混入を回避することができる。
【0018】
本発明のトップシール装置によれば、トップシール動作する動作機構部となるシリンダー、それに付属する駆動軸、軸受部、レバー、アーム等の部位が、カートン(液体紙容器)のトップシール部の真上に配置されることがないことから、カートンの角寸サイズを切り替える際のシールジョーを交換するための空間が、カートンのトップシール部の上方に確保されて、交換作業の作業性が向上する。
【0019】
本発明のトップシール装置によれば、トップシール動作する動作機構部を駆動動作させるための比較的重量のある駆動源(アクチュエータ機構)となるエアーシリンダー又はカムアンドカムフォロアが、トップシール装置に搬送されるカートン(液体紙容器)のトップシール部の真上に配置されずに、カートンのボトムシール部の下方にある装置フロアーフレームに取り付け配置されることから、トップシール動作する動作機構部のシール機構本体フレームに対する荷重の負荷を軽減でき、バラツキの無い安定したシール動作を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液体紙容器のトップシール装置の一実施の形態について、図1〜図2を参照して説明する。
【0021】
本発明のトップシール装置は、図1の全体側面図に示すように、液体充填密封包装装置のトップシールステーションに取り付けられている。
【0022】
本発明のトップシール装置が取り付けられる液体充填密封包装装置は、図1に示すように液体紙容器C(カートン)を、そのカートン側面C1 (胴部)をホールドして順次間欠搬送するホルダー11、11と、そのカートンボトム部C2 の下面を支持して案内するガイドレール12等を備えたロータリー方式の容器搬送手段10(図4参照)若しくはリニアー方式のカートン搬送手段10(図5、図6参照)を備えている。
【0023】
そして、容器搬送手段10により順次搬送されるゲーベルトップ型(両面傾斜屋根型)のカートンCに、その未シール状態の開放するトップ部C3 より液体内容物を充填し、続いて充填されたカートンCの未シール状態のトップ部C3 を、本発明のトップシール装置によりヒートシールして密封包装するものである。
【0024】
本発明のトップシール装置は、ロータリー方式又はリニアー方式のカートン搬送手段10によるカートン搬送方向に対して直交する方向に、カートン搬送手段10(ホルダー11、11、ガイドレール12)を跨ぐ状態で配置されたアーチ状の支持フレーム1を備える。
【0025】
該支持フレーム1には、上記搬送手段10の両側に対向して一対の支点軸3aを介して駆動手段8により回動可能に軸支した一対の駆動アーム3、3を備え、該駆動アーム3、3に一体に設けた作動リンクアーム4、4と、前記支持フレーム1に各々作動リンクアーム4、4に平行に対向して各々支軸5b、5bを介して回動可能に軸支した一対の補助平行リンクアーム5、5と、前記各々作動リンクアーム4、4の端部と、補助平行リンクアーム5、5の端部に各々支軸4a、4aを介して回動可能に軸支した一対の水平リンクアーム6、6とにより構成される一対の平行リンク機構Lを備えている。
【0026】
そして、前記各々水平リンクアーム6、6は、前記駆動手段8により、各々駆動アーム3、3を各々支点軸3aを介して回動させることにより水平に離反・当接する。
【0027】
前記各々水平リンクアーム6、6の互いに離反・当接動作する離反、当接対向部には、各々ヒートシールジョー7(ヒートシール押圧面7a)、7(ヒートシール押圧面7a)が設けられ、該ヒートシールジョー7、7の対向して離間する離間部分の真下には、トップシールにて密封シールされる未シール状態のカートンCが搬送されるようになっている。なお、ヒートシールジョー7、7のうち、カートンCのトップ部C3 に設けられた口栓D側のヒートシールジョー7には、シールジョー7の回動軌跡を維持しつつ、そのシールジョー7がトップシール位置にて口栓Dに接触したり衝突したりせず、トップシール位置の口栓D部分を回避するように、シールジョー7の回動軌跡方向と直交する方向に切欠部7bを形成して、そのシールジョー7を、図1に示すように、嘴形状に設けたり又はそのシールジョー7の回動軌跡方向に沿って切欠凹部(図示せず)を設けるものである。
【0028】
図2(a)〜(b)は、上記図1に示す本発明のトップシール装置の動作を説明する概略側面図であり、一対の駆動手段8により支点軸3aを介して回動駆動する一対の作動リンクアーム4、4により、一対の平行リンク機構Lが、矢印方向に動作して、水平リンクアーム6、6及び対向する一対のシールジョー7、7は、図2(a)のように離間動作し、図2(b)のように当接動作する。
【0029】
離間、当接動作する一対のシールジョー7、7は、平行リンク機構Lにより、そのヒートシール面7a、7a(その両方又は片方が抵抗電熱、超音波、高周波等による加熱面)を垂直に維持したまま互いに離間(図2(a)参照)、接近、当接(図2(b)参照)して、図2(a)〜(b)のように、ヒートシール面7a、7aを垂直に維持したまま、内容物の充填されたカートンCの上部にある開口するゲーベルトップ型(両面傾斜屋根型)のトップ部C3 、C3 のそれぞれ上端にある対向する1対の垂直合掌面であるトップシール部C4 、C4 を外側から挟み込みながら重ね合わせ圧接して、該重ね合わせ内面の熱融着性樹脂層によりヒートシールしてカートンCを密封する。
【0030】
図2に示す支点軸3a、支軸5bを含む以下に説明するトップシール装置の各部材は、図1に示す面対称線Oを中心に左右対称の部材であるので、以下の説明では、図2の右側の部材についてのみ説明し、トップシール装置における図2の左側の部材の説明は省略する。
【0031】
本発明のトップシール装置は、図1に示すように、液体充填包装装置の成形工程を跨ぐ状態で配置されたアーチ状の支持フレーム1に固定された支点軸3a、支軸5bに支持される装置で、それぞれ左右1対の駆動アーム3と、作動リンクアーム4と、補助平行リンクアーム5と、水平リンクアーム6とを備え、該水平リンクアーム6の先端部(1対のアーム6の対向側)にヒートシールジョー7を備えている。
【0032】
図1に示すように、駆動アーム3は、支点軸3aに回動自在に支持され、駆動アーム3の上端部は駆動手段8と連結されていて、駆動手段8は、前記駆動アーム3の上端部と連結する駆動リンクアーム8bと、該アーム8bに連結してカートン搬送手段10下方の装置フレーム本体2側に配置された駆動源である駆動シャフト8a(エアーシリンダー又はカムアンドカムフォロアにより往復(反復)直線移動動作するシャフト)とにより構成されている。
【0033】
補助平行リンクアーム5は、左右1対の駆動アーム3の内側に並設され、該アーム5の上端部は支軸5bに回動自在に支持されている。
【0034】
水平リンクアーム6は、補助平行リンクアーム5の下端と、駆動アーム3に一体の作動リンクアーム4の下端とを、それぞれ回動自在に連結し、かつシールジョー7を装着可能なものである。
【0035】
図2(a)に示すように支点軸3aの軸芯から支軸5bの軸芯までの距離と、水平リンクアーム6の両端に配置された支軸4aの軸芯から支軸5aの軸芯までの距離とは等しい。また作動リンクアーム4の両端に配置された支点軸3aの軸芯から支軸4aの軸芯までの距離と、補助平行リンクアーム5の両端に配置された支軸5aの軸芯から支軸5bの軸芯までの距離とは等しい。
【0036】
すなわち、これらの4つの軸は、平行四辺形の頂点となるように配置されて、平行リンク機構Lを構成しており、このためシールジョー7を取り付け固定した一対の水平リンクアーム6、6は、平行リンク機構Lにより、支点軸3aの軸芯と支軸5bの軸芯とを結ぶ線分と平行に移動して、対向するシールジョー7、7は互いに離間、当接動作する。
【0037】
図1に示すように液体充填包装装置のカートン搬送手段10下方の装置フレーム本体2側に配置された駆動源から動力が伝達され、駆動手段8の駆動シャフト8aが、搬送手段10によるカートンCの搬送動作(1つのカートンCが離間対向するシールジョー7、7の対向間の真下に搬送された時点毎)に同期して、下方と上方に1往復移動動作するとともに、一対のリンク機構Lを駆動動作する。
【0038】
上記駆動シャフト8aの下方(下降)動作により、一対のシールジョー7、7を当接動作して(図1点線部分)、対向間の真下に搬送静止しているカートントップ部C3 のトップシール部をヒートシールしてカートンCを密封し、続いて、上記駆動シャフト8aの上方(上昇)動作により、一対のシールジョー7、7は離間動作して、元の位置(図1実線部分)に復帰する。
【0039】
このように、駆動手段8の駆動シャフト8aが下方(下降方向)に動くと、その上端に連結された駆動リンクアーム8bを介して駆動アーム3の上端部が下がる方向に支点軸3aを中心に回動し、駆動アーム3と一体の一対の作動リンクアーム4は、その下端部が下がる回動方向に一対のリンク機構Lを駆動動作して、一対のシールジョー7、7を当接動作させる。
【0040】
他方、駆動手段8の駆動シャフト8aが上方(上昇方向)に動くと、その上端に連結された駆動リンクアーム8bを介して駆動アーム3の上端部が上がる方向に支点軸3aを中心に回動し、駆動アーム3と一体の一対の作動リンクアーム4は、その下端部が上がる回動方向に一対のリンク機構Lを駆動動作して、一対のシールジョー7、7を離間動作させる。
【0041】
本発明の他の実施の形態については、液体充填包装装置のカートン搬送手段10下方の装置フレーム本体2側に配置された駆動手段8の駆動シャフト8aを往復直線移動駆動する駆動源としては、エアーシリンダーなどアクチュエーターの他に、回転するカムの外周面に沿って移動するカムフォロアを取り付けた駆動シャフト8aによるカムアンドカムフォロア機構(図示せず)を使用してもよい。
【0042】
なお、エアーシリンダーなどアクチュエーター又は/及びカムアンドカムフォロア機構によって往復直線移動駆動させる駆動シャフト8aに連結した駆動リンクアーム8bの部分に、そのアーム8bの長さを所定長さの範囲内(例えばシールジョー7、7の離間動作時における離間対向間隔をカートンCの胴部の幅以上に保持できる長さの範囲内)で、アーム8bの長さを調整可能なアーム長さ調整手段、あるいは前記所定長さの範囲内で伸長方向に付勢するスプリング等を用いた弾力性伸長手段を設けて、一対のシールジョー7、7の当接動作時におけるシール押圧力の調整を行うシールジョー押圧調整機構を取り付けることが可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明の液体紙容器のトップシール装置によれば、駆動源が液体充填包装装置の搬送手段の下部に配置され、駆動軸、軸受部分、レバー、アーム等が、液体紙容器(カートン)の真上に配置されることがないことから、これら一連の装置による塵埃、ほこり等の異物の直接の影響は少なくなり衛生的である。
【0044】
また本発明の液体紙容器のトップシール装置によれば、駆動源となるシリンダー、それに付属する駆動軸、軸受部分、レバー、アーム等が、カートンの真上に配置されることがないことから、カートンの角寸サイズを切り替える際のシールジョーを交換するための空間が、カートンの上部に十分に確保されて作業性が向上する。
【0045】
また本発明の液体紙容器のトップシール装置によれば、駆動源としてテーブル下に配置されたカム装置を用いることで、エアーシリンダーによる駆動源に比較してバラツキの無い、経時的に安定したシール動作を得ることができる。
【0046】
また本発明の液体紙容器のトップシール装置によれば、エアーシリンダーなどのアクチュエータやカムアンドカムフォロアなどの回転機構からなる荷重負荷の大きい駆動源が、搬送手段下部の装置本体フレームに配置されることで、本発明のトップシール装置を支持する支持フレームには、駆動源による荷重負荷が掛かることがなく、バラツキの無い安定したトップシール動作を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体紙容器のトップシール装置の一例を示す全体側面図。
【図2】(a)〜(b)は本発明の液体紙容器のトップシール装置の動作を説明する概略側面図。
【図3】従来の液体紙容器のトップシール装置を示す側面図。
【図4】液体紙容器のトップシール装置を備えた従来の充填密封包装装置におけるロータリー方式のカートン搬送手段を説明する側面図。
【図5】(a)は液体紙容器のトップシール装置を備えた従来の充填密封包装装置におけるリニアー方式のカートン搬送手段を説明する側面図、(b)はその平面図。
【図6】(a)は液体紙容器のトップシール装置を備えた従来の充填密封包装装置における他のリニアー方式のカートン搬送手段を説明する側面図、(b)はその平面図。
【符号の説明】
C…液体紙容器(カートン) C1 …胴部 C2 …ボトム部 C3 …トップ部
C4 …トップシール部 D…口栓
1…支持フレーム 2…装置本体フレーム 3…作動アーム
4…作動リンクアーム 5…補助平行リンクアーム 6…水平リンクアーム
7…ヒートシールジョー 7a…ヒートシール押圧面 7b…切欠部
8…駆動手段 8a…駆動シャフト 8b…駆動リンクアーム
10…カートン搬送手段 11…カートンホルダー部
11a…エンドレスチェーン 12…ボトム支持ガイドレール
Claims (2)
- 液体紙容器をホールドして順次間欠搬送するホルダー等のロータリー若しくはリニア方式の容器搬送手段を備え、順次搬送される液体紙容器に液体内容物を充填し、続いてトップシール装置により未シール状態のトップ部をヒートシールして密封包装する液体充填包装装置におけるトップシール装置において、
容器搬送手段の搬送方向に対して直交する方向に前記搬送手段を跨ぐ状態で配置されたアーチ状の支持フレームと、該支持フレームに搬送手段の両側に互いに対向して駆動手段により回動可能に軸支した一対の各々駆動アームと、該各々駆動アームに一体に設けた各々作動リンクアームと、前記支持フレームに各々作動リンクアームに平行に対向して、各々支軸を介して回動可能に軸支した一対の補助平行リンクアームと、前記各々作動リンクアームの端部と、補助平行リンクアームの端部に各々支軸を介して回動可能に軸支した一対の水平リンクアームとにより構成される平行リンク機構Lを備え、前記駆動手段により前記一対の各々駆動アームを各々支点軸を介して回動させることにより、水平に離反・当接動作する前記一対の各々水平リンクアームの互いの離反・当接対向部に各々ヒートシールジョーを設け、前記平行リンク機構Lは、前記各々ヒートシールジョーを、水平状態を維持しながら離反乃至当接動作させ、該ヒートシールジョーの離間対向部の真下に搬送される未シール状態の液体紙容器の対向する1対の垂直合掌面であるトップシール部を、該ヒートシールジョーのヒートシール面を垂直に維持したまま当接動作により挟持してトップシールするようにしたことを特徴とする液体紙容器のトップシール装置。 - 前記駆動手段の駆動源が、液体充填包装装置の容器搬送手段より下部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の液体紙容器のトップシール装置。
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