JP4157519B2 - 循環流動層ボイラ装置 - Google Patents

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本発明は、ガスから液体、固体まで幅広い燃料対応性をもつ循環流動層ボイラ装置に関し、外部熱交換器での高温腐食の問題を解消でき、発電の高効率化を実現できる循環流動層ボイラ装置に関する。
廃棄物発電は、従来の化石燃料に替わる再生可能エネルギーの安定供給源として、また地球温暖化防止対策として、さらには最終処分場の延命につながる埋め立て量の削減対策等として大きく貢献し、その結果、地球のエネルギー問題、地球の環境問題、そして地域社会問題の改善に寄与するものと期待されている。
平成13年6月に提出された2010年度の廃棄物発電導入目標として、新エネルギー全体の3割に相当する417万KWの目標が掲げられている。1999年度の実績が90万KW程度であることから、5倍の設備容量の増加を図る必要があるとされている。
また、循環型社会構築に向けた法体系も着々と整備され、見直しが実施され、2003年4月から新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS制度)が完全施行されたことから、都市ごみ、下水汚泥、食品廃棄物、農林水産廃棄物、製紙黒液、建築廃材などの廃棄物を対象とした新エネルギー発電の推進が図られるものと予想される。
新エネルギー発電の推進において、近年、廃棄物発電分野の核となる廃棄物燃焼からの超高効率発電を可能とする循環流動層ボイラが注目されている。
特開2001−248804号公報
従来の循環型流動層ボイラ装置は、図6に示すように、流動層を有する火炉50と、サイクロン51と、循環ライン52A、52B、対流伝熱部53、外部熱交換器54、バグフィルター55を備えている。
火炉50の底部に供給される廃棄物などの燃料、補助燃料、砂利や砂などのデンスベッド材、循環ソリッドなどが燃焼空気によって流動化されている状態で燃焼を開始すると、高温の燃焼ガスが発生し、その燃焼ガスはデンスベッド材の一部の粒子を同伴してサイクロン51に送られ粒子が捕集される。
サイクロン51で捕集された粒子は、下方に排出され、循環ライン52A、52Bを介して火炉50に戻される。循環ライン52Aと52Bの途中には、外部熱交換器54が配置されている。
サイクロン51で捕集された粒子は循環ライン52Aを介して外部熱交換器54に供給され、熱回収された後、循環ライン52Bを介して火炉50底部のデンスベッド部に循環ソリッドとして戻される。外部熱交換器54を経由した粒子は熱を奪われ、冷固体になる。
サイクロン51から分離された高温ガスと灰は、対流伝熱部53に送られる。対流伝熱部53で高温ガスから熱回収する。
その後、熱回収後のガスは、灰と共にバグフィルター55に送られ排ガスと灰に分離され、排ガスは必要により排ガス処理され、系外に排出される。
かかる装置において、外部熱交換器54及び対流伝熱部53で回収された熱を利用して高温高圧の蒸気を発生させている。
しかしながら、燃料源である廃棄物中には、塩素やアルカリ金属等の腐食成分が含まれており、これらの濃度が増大して来ると、腐食成分が外部熱交換器に流入し、この部分での高温腐食も無視できないレベルに増大して来るという問題がある。
そこで、本発明は、外部熱交換器での高温腐食の問題を解消でき、発電の高効率化を実現できる循環流動層ボイラ装置を提供することを課題とする。
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に至ったものである。すなわち、上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
流動層を有する火炉と、該火炉から高温の燃焼ガスを導入し該燃焼ガスに同伴して排出される粒子を捕集する第1サイクロンと、該第1サイクロンで粒子が分離された燃焼ガスを供給して熱交換により蒸気を発生させる対流伝熱部と、前記第1サイクロンで分離された粒子を導入して熱回収して前記火炉に戻す循環ラインとを備えた循環流動層ボイラ装置において、
前記循環ラインに、互いに共通する仕切壁により仕切られた空間からなる第1流動層、第2流動層、第3流動層及び第4流動層を少なくとも備えており、
前記第1流動層は、該第1流動層空間の上部に前記第1サイクロン下部から送られる粒子を導入する粒子導入口を備え、下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、該空気導入口から供給された空気は前記粒子導入口を通って前記第1サイクロン内部に流れる構造であり、
前記第1流動層と第2流動層の仕切壁の下部に、第1流動層の粒子が該第2流動層に流入する開口部を備えており、
前記第2流動層は、該第2流動層空間の下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、上部に粒子と流動化空気の両方を排出する開口部を備え、該開口部から排出される粒子と流動化空気は火炉に戻される構造を有しており、
前記第2流動層と前記第3流動層の仕切壁の下部に、前記第2流動層下部の粒子が前記第3流動層に流入する開口部を備えており、
前記第3流動層は、該第3流動層空間の下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
前記第3流動層と前記第4流動層の仕切壁の上部に前記第3流動層の粒子が前記第4流動層に流入する開口部を備えており、
前記第4流動層は、該第4流動層の層内に、ボイラの過熱器管又は蒸発管を浸漬した外部熱交換器を備えており、
該第4流動層の下部に該第4流動層内の粒子を火炉に移送するための粒子排出口を有し、且つ、流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
前記第3流動層の上部に前記第3及び第4流動層の空気導入口から導入される流動化空気を排出する排出口を備えており、
該排出口は、第2サイクロンに連結されており、該第2サイクロンで分離された空気は火炉に戻される構造であることを特徴とする循環流動層ボイラ装置。
(請求項2)
第2サイクロンで分離された灰は灰サイロに移送される構造であることを特徴とする請求項1記載の循環流動層ボイラ装置。
(請求項3)
流動層を有する火炉と、該火炉から高温の燃焼ガスを導入し該燃焼ガスに同伴して排出される粒子を捕集する第1サイクロンと、該第1サイクロンで粒子が分離された燃焼ガスを供給して熱交換により蒸気を発生させる対流伝熱部と、前記第1サイクロンで分離された粒子を導入して熱回収して前記火炉に戻す循環ラインとを備えた循環流動層ボイラ装置において、
前記循環ラインに、互いに共通する仕切壁により仕切られた空間からなる第1流動層、第2流動層、第3流動層及び第4流動層を少なくとも備えており、
前記第1流動層は、該第1流動層空間の上部に前記第1サイクロン下部から送られる粒子を導入する粒子導入口を備え、下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、該空気導入口から供給された空気は前記粒子導入口を通って前記第1サイクロン内部に流れる構造であり、
前記第1流動層と第2流動層の仕切壁の下部に、第1流動層の粒子が該第2流動層に流入する開口部を備えており、
前記第2流動層は、該第2流動層空間の下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
前記第2流動層と前記第3流動層の仕切壁の下部に前記第2流動層下部の粒子が前記第3流動層に流入する下部開口部を備え、且つ上部に前記第3流動層上部の流動化空気が前記第2流動層に流入する上部開口部を備えており、
前記第3流動層は、該第3流動層空間の下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
前記第3流動層と前記第4流動層の仕切壁の上部に前記第3流動層の粒子が前記第4流動層に流入する開口部を備えており、
前記第4流動層は、該第4流動層の層内に、ボイラの過熱器管又は蒸発管を浸漬した外部熱交換器を備え、
該第4流動層の下部に、該第4流動層内の粒子を火炉に移送するための粒子排出口を有し、且つ、流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
前記第2流動層の下部に粒子を排出する粒子排出口を備えており、該粒子排出口から排出される粒子は火炉に戻される構造であり、
前記第2流動層の上部に該第2、第3及び第4流動層内の流動化空気を排出する排出口を備えており、該排出口は、第2サイクロンに連結されており、該第2サイクロンで分離された空気は火炉に戻される構造であることを特徴とする循環流動層ボイラ装置。
(請求項4)
第2サイクロンで分離された灰は灰サイロに移送される構造であることを特徴とする請求項3記載の循環流動層ボイラ装置。
本発明によると、第2サイクロンを設けることによって、外部熱交換器での高温腐食の問題を解消でき、発電の高効率化を実現できる循環流動層ボイラ装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
はじめに、図1及び図2に基づいて、本発明に係る循環流動層ボイラ装置の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る循環流動層ボイラ装置の第1の実施形態を示すフロー図であり、図2は同上の形態における複数の流動層の配置例を示す平面図である。
同図において、1は流動層(デンスベッド)を有する火炉である。本発明において、火炉1の構造は特に限定されるわけではないが、好ましくは、該火炉1の底部に空塔速度の大きいデンスベッド部100が形成され、上部に空塔速度の小さい火炉本体101が形成されていることが好ましい。
デンスベッド部100は、燃料源となる廃棄物、補助燃料、燃焼用空気、循環粒子(デンスベッド材)などを供給できる構造になっており、燃焼用空気が供給されると、デンスベッド部100内は激しく流動化され、混合攪拌される。
廃棄物としては、建築廃材チップ、下水汚泥、農林廃棄物、食品廃棄物、RDF(Rufuse Derived Fuel)等の再生可能エネルギー及びRPF(Rufuse Paper & Plastic Fuel)、廃タイヤ等の産業廃棄物などが挙げられる。
補助燃料としては、重油、軽油などの液体燃料や、都市ガス、プロパンガスなどの気体燃料、石炭などの固体燃料を用いることができ、これらの補助燃料は上記の1種を用いてもよいし、2種以上を組み合わせて使用することもできる。液体燃料、気体燃料、固体燃料を各々用意しておいて切り替え可能にしておくことも好ましい。
燃焼用空気は一次空気、二次空気などからなり、予め予熱されていると熱効率を上昇させる上で好ましい。
デンスベッド材は、流動状態で燃焼しているときに熱保有をする役割を主に果すものであり、例えば砂利や砂、セラミック粒子などを用いることができる。
循環ソリッド(粒子)は、火炉1から飛び出した後、第1サイクロン2で捕集されて、再度火炉1に戻される粒子である。
デンスベッド部100では、廃棄物、補助燃料、デンスベッド材などが燃焼用空気によって流動化された状態で、着火されると、激しく燃焼し、高温燃焼し、火炉1内で850℃〜900℃程度の高温燃焼ガスを発生する。
この高温燃焼ガスは、燃焼ガスダクト102を介して第1サイクロン2に導かれる。
第1サイクロン2で燃焼ガスに同伴して排出された粒子が分離される。本発明では、第1サイクロン2で分離された粒子が、循環ラインを介してデンスベッド部100に戻される過程に、本発明特有の第1流動層3、第2流動層4、第3流動層5、第4流動層6を備えている。
前記第1流動層3、第2流動層4、第3流動層5、第4流動層6は、互いに共通する仕切壁300、400、500により仕切られた空間が基本的形態である。
前記第1流動層3は、該空間の上部に前記第1サイクロン2下部から送られる粒子を導入する粒子導入口301を備え、下部に流動化空気を導入する空気導入口302を備えている。空気導入口302は複数有していてもよい。
該空気導入口302から第1流動層3内に供給された空気は、前記粒子導入口301を通って前記第1サイクロン2内部に流れる構造である。
かかる構造によって、第1サイクロン2の下部からの空気ブローアップを可能にし、その結果第1サイクロン2における粒子捕集性能を制御できる。
粒子捕集性能を制御するには、空気導入口302からの導入空気量を調整することによって実施できる。
かかる空気のブローアップによると、粒子中の微粒子や腐食性ガス(粒径、比重の小さいもの)が、第1サイクロン2まで上昇し、対流伝熱部8に輸送される。
粒子径の小さい微粒子は高温腐食成分を含み、後述の外部熱交換器601における高温腐食の原因となる。従って、かかる微粒子や腐食性ガスを外部熱交換器601の前で排出できれば高温腐食の原因を除去できる効果がある。
第1流動層3の流動化ガス流速は、第1サイクロン2で捕集する粒子の中の微粒子をブローアップするため、具体的には0.1〜0.4m/sの範囲である。
また第1流動層3内の温度は火炉温度と同じ850〜900℃の範囲である。従って、第1サイクロン2にブローアップされるガスの温度は850〜900℃程度の範囲である。
前記第1流動層3と第2流動層4の仕切壁300の下部には、第1流動層3の粒子が該第2流動層4に流入する開口部303を備えている。
前記第2流動層4は、該空間の下部に流動化空気を導入する空気導入口401を備え、上部に粒子と流動化空気の両方を火炉1に排出する開口部402を備えている。
この形態では、前記開口部303は仕切壁300の下部に形成されているので、第1流動層3から第2流動層4に送られる粒子は、循環ソリッドと、第1流動層3で除去できなかった腐食成分を含む微粒子である。これらの粒子は空気導入口401から供給される流動化空気によって開口部402から排出される。
このように第1流動層3で除去できなかった腐食成分を含む微粒子を第2流動層4でパージ(除去)する構成にしているので、後述の外部熱交換器601の高温腐食対策が更に可能になる。
上記開口部402は、火炉1のデンスベッド部100に循環ライン403を介して連結されている。このため循環ソリッドと腐食成分を含む微粒子は火炉1に送られる。
第2流動層4の流動化ガス流速は、通常の発達した流動層を形成するために0.2〜0.4m/sの範囲に設定されることが好ましい。第2流動層4内の温度は火炉1と同じ850〜900℃の範囲である。
第3流動層5は、該空間の下部に流動化空気導入口501を備え、上部に流動化空気を排出する開口部502を備えている。
前記第3流動層5と第4流動層6の仕切壁500の頂部は、前記第2流動層4の開口部402の底面より低い位置に保持することにより、第2流動層4から送られる粒子は、第3流動層5の上部より第4流動層6に送られる。
この形態では、前記第1流動層3、第2流動層4の下部を通過して来た粒子が、前記第3流動層5で上部に搬送されるため、粒子のショートサーキットが防止され、腐食成分を含む微粒子のパージがさらに促進される。
第3流動層5の流動化ガス速度は、通常の発達した流動層を形成するために0.2〜0.4m/sの範囲に設定されることが好ましい。第3流動層5内の温度は、火炉1と同じ850〜900℃の範囲である。
第4流動層6は、層内に外部熱交換器601を備えている。この外部熱交換器601は、ボイラの過熱器管又は蒸発管を浸漬した構成であることが好ましい。この熱交換器部分で高温、高圧蒸気を発生させるため、本発明ではこれらの過熱器管や蒸発管の高温腐食を低減させるようにしている。
該第4流動層6の空間の下部には、流動化空気を導入する空気導入口602を備えている。
前記空気導入口602から導入される流動化空気は、仕切壁500の上部に位置する開口部604を介して前記第3流動層5の開口部502から排出される。
該排出口502は、第2サイクロン7に配管503を介して連結されており、該第2サイクロン7で分離された空気は火炉1に循環ライン701を介して戻される構造となっている。
該第2サイクロン7で分離された灰は、後述の灰サイロ10に移送され、系外に排出される。
このような構造であるので、前記空気導入口602から導入される流動化空気は第3流動層5の上部の排出口502から第2サイクロン7に移送される。
この第4流動層6では熱交換器601によってガス温度は550〜650℃程度に低下しているので、粒子は溶融状態でなくなっており、粘性が低下している。このため腐食成分である微粒子と、比重の重い比較的大きな粒子は分離し易い。
空気導入口602から流動化空気が導入されると、腐食成分である微粒子が上部の方に流れ、排出口502から第2サイクロン7にパージ出来る。
本発明において、第3流動層5の上部の排出口502が、図1に示すように、前記第2流動層4に近い側に配置されると、第3流動層5からの粒子導入方向と第4流動層6の上部に移送された腐食成分である微粒子の流れが向流となるので、腐食成分である微粒子のパージ効率が更に向上する。
第4流動層6の流動化ガス流速は、浸漬されている伝熱管の摩耗を防止するため、比較的遅い流速に設定されることが好ましく、具体的には流動化ガス流速は0.2m/s程度に設定されることが好ましい。
第4流動層6の下部には、該第4流動層6内の微粒子が分離された後の粒子を火炉1に移送するための粒子排出口603が設けられている。粒子排出口603から火炉1にライン605を介して火炉1に戻して循環ソリッドとして再使用される。
第1サイクロン2から排出された分離ガス(高温燃焼ガス)と灰は、対流伝熱部8に導入される。対流伝熱部8では熱交換器によって分離ガスと灰から熱回収する。本発明では、この回収された熱によってボイラ給水を加熱する。
灰は対流伝熱部8から燃焼排ガスダクト800を介してバグフィルター9に送られ、灰サイロ10に送られる。分離されたガスはバグフィルター9から系外に排出され、例えば排ガス処理などが行われる。
次に、図3に基づいて、本発明に係る循環流動層ボイラ装置の第2の実施形態を説明する。
図3は、本発明に係る循環流動層ボイラ装置の第2の実施形態を示すフロー図である。
以下の説明では、図1に示す態様と異なる部位を特に説明し、同一の態様の説明は第1の態様の説明を援用する。
本態様は、第1の態様と、第2サイクロン7へ腐食ガス成分を排出する排出口の設置位置が異なっている。また本態様は、第1の態様と、第2流動層4における粒子とガスの排出口402を設置していない点で異なる。更に本態様は、第1の態様と、排出口402が設置されていないことに伴って、第2流動層4から火炉1へ至る粒子の循環ラインが第2流動層4の下部に設けられている点で異なる。更に本態様は、第1の態様と、第2流動層4と第3流動層5の仕切壁400に上下開口が設けられている点で異なる。
図3において、404は第2流動層4の上部に設けられた第2流動層4内の流動化空気を排出する排出口であり、第2サイクロン7に配管405を介して連結されている。
この構成により、第2流動層4内の高温腐食成分は第2サイクロン7に送られ、除去される。従って、外部熱交換器601の高温腐食ガスによる腐食を防止できる。
次に、図3において、505は仕切壁400の上部に第3流動層5上部の流動化空気が第2流動層4に流入する上部開口部であり、従ってこの態様では仕切壁400の上下に、上部開口部505と下部開口部504を形成している。
この構成により、第3流動層5上部の流動化空気に含まれる高温腐食ガス成分は第2流動層4に流入していき、前記排出口404から第2サイクロン7に移送され除去される。このため更に外部熱交換器601の高温腐食ガスによる腐食防止効果が向上する。
さらにこの構成により、第4流動層6上部の流動化空気に含まれる高温腐食ガス成分は、第3流動層5の上部を経由して第2流動層4に流入していき、前記排出口404から第2サイクロン7に移送され除去される。このため、更に外部熱交換器601の高温腐食ガスによる腐食防止効果が向上する。
またこの効果を発揮できる要因として、第4流動層6内の空気と粒子の流れが、向流となることも挙げられる。なお、向流形成には上部開口部505の存在が寄与している。
図3において、406は第2流動層4の下部に設けられた粒子排出口であり、該粒子排出口406は、ライン605を介して火炉1に連結されている。従って、第2流動層4の下部に存在する粒子は、粒子排出口406より火炉1に戻され、循環ソリッドとして再使用出来る。
以上の実施の形態では、第1流動層3、第2流動層4、第3流動層5及び第4流動層6の4つの流動層を備えた態様について説明したが、第5流動層を付加した態様でもよい。
以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例によって限定されない。
実施例1
(実験1)
燃料としてRPFを用いた燃焼試験によって腐食成分と粒子径の関係を調べたところ、表1に示す結果が得られた。尚、表1中、EHEは外部熱交換器の略称である。
Figure 0004157519
表1の結果から、Cl(塩素)、S(イオウ)、F(フッ素)のような腐食成分は、53μm以下の粒子径(所謂微粒子)の成分比が大きいことがわかる。
(実験2)
図1に示す装置を用い、第3流動層上部からガスを第2サイクロンに送り込んで腐食成分をパージした結果、実験1で用いた燃料を用い、廃棄物燃焼における外部熱交換器の過熱器管の腐食速度を調べた。
その結果を図4に示す。
図4は横軸が燃料中の塩素濃度であり、縦軸は外部熱交換器(材質:SUS310S)の最大腐食深さ(mm/年)を示している。
図4から明らかなように、燃料中の塩素濃度1%程度においても、過熱器管の腐食速度は0.5mm/年以下に低減されていることがわかる。
(実験3)
図3に示す装置を用い、第2流動層上部からガスを第2サイクロンに送り込んで腐食成分をパージした結果、実験1で用いた燃料を用い、廃棄物燃焼における外部熱交換器の過熱器管の腐食速度を調べた。
その結果を図4に示す。
図4から明らかなように、燃料中の塩素濃度1%程度においても、過熱器管の腐食速度は0.5mm/年以下に低減されていることがわかる。
(比較実験1)
実験2において、図6に示す装置を用いて同様の実験を行い、腐食速度を調べた。その結果を図4に示す。
(比較実験2)
実験2において、図1に示す装置における第2サイクロンを設けず、第1サイクロンのみの場合について、同様の腐食速度を調べた。その結果を図4に示す。
実施例2
(実験1)
図1に示す装置を用い、第3流動層上部からガスを第2サイクロンに送り込んで腐食成分をパージした結果、実験1で用いた燃料を用い、廃棄物燃焼における外部熱交換器の粒子中の塩素濃度を、燃料中の塩素濃度と対比した。
その結果を図5に示す。
図5は横軸が燃料中の塩素濃度であり、縦軸は外部熱交換器(材質:SUS310S)の粒子中の塩素濃度を示している。
(実験2)
図3に示す装置を用い、第2流動層上部からガスを第2サイクロンに送り込んで腐食成分をパージした結果、実験1で用いた燃料を用い、廃棄物燃焼における外部熱交換器の粒子中の塩素濃度を、燃料中の塩素濃度と対比した。
その結果を図5に示す。
(比較実験1)
実験1において、図6に示す装置を用いて同様の実験を行い、廃棄物燃焼における外部熱交換器の粒子中の塩素濃度を、燃料中の塩素濃度と対比した。
その結果を図5に示す。
(比較実験2)
実験1において、図1に示す装置における第2サイクロンを設けず、第1サイクロンのみの場合について、同様の廃棄物燃焼における外部熱交換器の粒子中の塩素濃度を、燃料中の塩素濃度と対比した。
その結果を図5に示す。
実施例3
図1に示す装置において、燃料として、建築廃材チップ、下水汚泥、農林廃棄物、食品廃棄物、RDF等の再生可能エネルギー及びRPF、廃タイヤ等の産業廃棄物を混合した廃棄物(塩素濃度:1%含有)燃料を用いて、ボイラ管の腐食実験を行った。
その結果、蒸気圧力:130Kg/cmG、蒸気温度:570℃、発電端効率:38%クラスの高効率発電が可能である事を確認した。
また過熱器腐食速度は0.5mm/年以下であり、排ガス中の公害成分を測定したところ、以下のような結果が得られた。
NO100ppm未満(O=6%)
SO100ppm未満(O=6%)
CO 50ppm未満(O=6%)
DXN類0.1ng/Nm未満
本発明に係る循環流動層ボイラ装置の第1の実施形態を示すフロー図 同上の形態における複数の流動層の配置例を示す平面図 本発明に係る循環流動層ボイラ装置の第2の実施形態を示すフロー図 外部熱交換器の過熱器の腐食速度を調べた結果を示すグラフ 廃棄物燃焼における外部熱交換器の粒子中の塩素濃度を、燃料中の塩素濃度と対比したグラフ 従来の循環流動層ボイラ装置のフロー図
符号の説明
1:火炉
100:デンスベッド部
101:火炉本体
102:燃焼ガスダクト
2:第1サイクロン
3:第1流動層
303:開口部
300:仕切壁
301:粒子導入口
302:空気導入口
4:第2流動層
400:仕切壁
401:空気導入口
402:開口部
403:循環ライン
404:排出口
405:配管
406:粒子排出口
5:第3流動層
500:仕切壁
501:空気導入口
502:排出口
503:配管
504:下部開口部
505:上部開口部
6:第4流動層
601:外部熱交換器
602:空気導入口
603:排出口
604:開口部
605:ライン
7:第2サイクロン
701:循環ライン
8:対流伝熱部
800:燃焼排ガスダクト
9:バグフィルター
10:灰サイロ




Claims (4)

  1. 流動層を有する火炉と、該火炉から高温の燃焼ガスを導入し該燃焼ガスに同伴して排出される粒子を捕集する第1サイクロンと、該第1サイクロンで粒子が分離された燃焼ガスを供給して熱交換により蒸気を発生させる対流伝熱部と、前記第1サイクロンで分離された粒子を導入して熱回収して前記火炉に戻す循環ラインとを備えた循環流動層ボイラ装置において、
    前記循環ラインに、互いに共通する仕切壁により仕切られた空間からなる第1流動層、第2流動層、第3流動層及び第4流動層を少なくとも備えており、
    前記第1流動層は、該第1流動層空間の上部に前記第1サイクロン下部から送られる粒子を導入する粒子導入口を備え、下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、該空気導入口から供給された空気は前記粒子導入口を通って前記第1サイクロン内部に流れる構造であり、
    前記第1流動層と第2流動層の仕切壁の下部に、第1流動層の粒子が該第2流動層に流入する開口部を備えており、
    前記第2流動層は、該第2流動層空間の下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、上部に粒子と流動化空気の両方を排出する開口部を備え、該開口部から排出される粒子と流動化空気は火炉に戻される構造を有しており、
    前記第2流動層と前記第3流動層の仕切壁の下部に、前記第2流動層下部の粒子が前記第3流動層に流入する開口部を備えており、
    前記第3流動層は、該第3流動層空間の下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
    前記第3流動層と前記第4流動層の仕切壁の上部に前記第3流動層の粒子が前記第4流動層に流入する開口部を備えており、
    前記第4流動層は、該第4流動層の層内に、ボイラの過熱器管又は蒸発管を浸漬した外部熱交換器を備えており、
    該第4流動層の下部に該第4流動層内の粒子を火炉に移送するための粒子排出口を有し、且つ、流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
    前記第3流動層の上部に前記第3及び第4流動層の空気導入口から導入される流動化空気を排出する排出口を備えており、
    該排出口は、第2サイクロンに連結されており、該第2サイクロンで分離された空気は火炉に戻される構造であることを特徴とする循環流動層ボイラ装置。
  2. 第2サイクロンで分離された灰は灰サイロに移送される構造であることを特徴とする請求項1記載の循環流動層ボイラ装置。
  3. 流動層を有する火炉と、該火炉から高温の燃焼ガスを導入し該燃焼ガスに同伴して排出される粒子を捕集する第1サイクロンと、該第1サイクロンで粒子が分離された燃焼ガスを供給して熱交換により蒸気を発生させる対流伝熱部と、前記第1サイクロンで分離された粒子を導入して熱回収して前記火炉に戻す循環ラインとを備えた循環流動層ボイラ装置において、
    前記循環ラインに、互いに共通する仕切壁により仕切られた空間からなる第1流動層、第2流動層、第3流動層及び第4流動層を少なくとも備えており、
    前記第1流動層は、該第1流動層空間の上部に前記第1サイクロン下部から送られる粒子を導入する粒子導入口を備え、下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、該空気導入口から供給された空気は前記粒子導入口を通って前記第1サイクロン内部に流れる構造であり、
    前記第1流動層と第2流動層の仕切壁の下部に、第1流動層の粒子が該第2流動層に流入する開口部を備えており、
    前記第2流動層は、該第2流動層空間の下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
    前記第2流動層と前記第3流動層の仕切壁の下部に前記第2流動層下部の粒子が前記第3流動層に流入する下部開口部を備え、且つ上部に前記第3流動層上部の流動化空気が前記第2流動層に流入する上部開口部を備えており、
    前記第3流動層は、該第3流動層空間の下部に流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
    前記第3流動層と前記第4流動層の仕切壁の上部に前記第3流動層の粒子が前記第4流動層に流入する開口部を備えており、
    前記第4流動層は、該第4流動層の層内に、ボイラの過熱器管又は蒸発管を浸漬した外部熱交換器を備え、
    該第4流動層の下部に、該第4流動層内の粒子を火炉に移送するための粒子排出口を有し、且つ、流動化空気を導入する1又は2以上の空気導入口を備え、
    前記第2流動層の下部に粒子を排出する粒子排出口を備えており、該粒子排出口から排出される粒子は火炉に戻される構造であり、
    前記第2流動層の上部に該第2、第3及び第4流動層内の流動化空気を排出する排出口を備えており、該排出口は、第2サイクロンに連結されており、該第2サイクロンで分離された空気は火炉に戻される構造であることを特徴とする循環流動層ボイラ装置。
  4. 第2サイクロンで分離された灰は灰サイロに移送される構造であることを特徴とする請求項3記載の循環流動層ボイラ装置。




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