JP4157122B2 - 咥胴の咥え機構駆動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、輪転機の折機の咥胴の咥え機構を開閉駆動する咥え機構駆動装置に関する。詳細には、カムフォロアーを介して操作可能な複数の咥え機構を外周面の周面方向の等分位置に有する咥胴を回転させ、各咥え機構を、被咥え紙供給機構と対向する位置で閉動作させ供給される被咥え紙を咥えさせて折帳とし、次いで、第1の折帳受取機構と対向する位置又は第2の折帳受取機構と対向する位置のいずれかで開動作させ、咥えている折帳を放させ、各咥え機構が咥えている折帳を第1の折帳受取機構と第2の折帳受取機構とに交互に引渡すように設けた咥胴の咥え機構駆動装置に関する。
前記のように、各咥え機構、被咥え紙供給機構と対向する位置で閉動作させ、供給される被咥え紙を咥えさせて折帳とし、次いで、咥えている折帳を第1の折帳受取機構と第2の折帳受取機構とに交互に引渡しする回転胴を備えた折畳装置については、例えば、実公平2−21479号公報(従来技術1)、実開平5−72861号全文明細書(従来技術2)、特公平6−37263号公報(従来技術3)に示されたものがある。
これらの公報に示された折畳装置では、前記回転胴が4又は6個の偶数の咥え機構を備え、これらの咥え機構が第1の折帳受取機構と対向する位置又は第2の折帳受取機構と対向する位置のいずれかで開動作させて咥えている折帳を放させ、各咥え機構が咥えている折帳を第1の折帳受取機構と第2の折帳受取機構とに交互に引渡すようになっており、その駆動機構については記載されていない。
しかし、これら従来技術1乃至3の公報に示された折畳装置では、偶数設けられた咥え機構の各個が、被咥え紙供給機構から被咥え紙を受け取って咥えた折帳を常に同一の折帳受取機構にのみ折帳を引渡せば足りるから、咥え機構に被咥え紙供給機構と対向する位置で被咥え紙を受け取って咥えさせるとともに第1の折帳受取機構と対向する位置で咥えていた折帳を放して第1の折帳受取機構に引渡す動作をさせる第1咥え機構駆動装置と咥え機構に被咥え紙供給機構と対向する位置で被咥え紙を受け取って咥えさせるとともに第2の折帳受取機構と対向する位置で咥えていた折帳を放して第2の折帳受取機構に引渡す動作をさせる第2咥え機構駆動装置をそれぞれ別個に設け、第1の折帳受取機構に折帳を引渡すよう動作する咥え機構を第1咥え機構駆動装置で動作させるように連係し、第2の折帳受取機構に折帳を引渡すよう動作する咥え機構を第2咥え機構駆動装置で動作させるように連係して設ければ足りる。
前記したように咥え機構に被咥え紙供給機構と対向する位置で被咥え紙を受け取って咥えさせるとともに第1の折帳受取機構と対向する位置で咥えていた折帳を放して第1の折帳受取機構に引渡す動作をさせる第1咥え機構駆動装置と咥え機構に被咥え紙供給機構と対向する位置で被咥え紙を受け取って咥えさせるとともに第2の折帳受取機構と対向する位置で咥えていた折帳を放して第2の折帳受取機構に引渡す動作をさせる第2咥え機構駆動装置をそれぞれ別個に設け、偶数(4個)設けられた咥え機構の各個を、第1の折帳受取機構に折帳を引渡すよう動作する咥え機構については第1咥え機構駆動装置で動作させるように連係し、第2の折帳受取機構に折帳を引渡すよう動作する咥え機構については第2咥え機構駆動装置で動作させるように連係して設けた咥え機構駆動装置は、例えば特開2001−302090号公報(従来技術4)及び特開2002−60128号公報(従来技術5)に示されている。
この従来技術4及び5の公報に示された咥え機構駆動装置は、咥胴の回転に従って咥胴の回転中心線周りに移動する各咥え機構の、可動部である咥え板を支持する支持軸に咥胴の側面外側でアームを介して連係されたカムフォロアーを案内して、これら咥え機構を予め定めた位置で開又は閉動作させるように、第1の折帳受取機構に折帳を引渡す咥え機構のための第1のカムフォロアー案内面と第2の折帳受取機構に折帳を引渡す咥え機構のための第2のカムフォロアー案内面を、咥胴の回転中心線周りに配して構成されている。なお、これらの咥え機構駆動装置は、咥胴のすべての咥え機構から第1の折帳受取機構にのみ折帳を引渡しさせる状態への切り替えが可能であるように、第2のカムフォロアー案内面を2つの別体のカムで形成し、本来第1の折帳受取機構に折帳を引渡さず第2の折帳受取機構に折帳を引渡す咥え機構に、本来の折帳引渡と第1の折帳受取機構へ折帳の引渡しをさせ得るよう、第2のカムフォロアー案内面を形成するカムの一方を咥胴の回転中心線周りに変位させ所定の2つの位相で固定可能であるように設けられている。
実公平2−21479号公報 実開平5−72861号全文明細書 特公平6−37263号公報 特開2001−302090号公報 特開2002−60128号公報
ところで、咥胴で咥え折りする折畳装置の稼動において、前記したような咥胴に設けられた各咥え機構が咥えている折帳を第1の折帳受取機構と第2の折帳受取機構とに交互に引渡すように設けた咥え機構駆動装置では、一方で、咥え機構が被咥え紙供給機構から被咥え紙を受け取って咥えるタイミング、つまり咥え機構を閉じるタイミングを被咥え紙供給機構の供給動作と厳密に調整して設定する必要がある。この調整が不十分であるときは、咥えそこねをしたり、咥えそこねをするとともに咥え機構と被咥え紙供給機構の少なくとも一方を損傷するおそれがあった。他方、咥え機構が咥えていた折帳を第1の折帳受取機構又は第2の折帳受取機構に引渡すタイミング、つまり咥え機構を開くタイミングも、各折帳受取機構の受取動作と厳密に調整して設定する必要がある。この調整が不十分であるときは、引渡しそこねをしたり、引渡しそこねをするとともに咥え機構と折帳受取機構の少なくとも一方を損傷するおそれがある。
しかしながら、従来技術4及び従来技術5に示される咥え機構駆動装置では、咥え機構に被咥え紙供給機構と対向する位置で被咥え紙を受け取って咥えさせるとともに第1の折帳受取機構と対向する位置で咥えていた折帳を放して第1の折帳受取機構に引渡す動作をさせるカム面が、一体のカムで形成されていた。また、咥え機構に被咥え紙供給機構と対向する位置で被咥え紙を受け取って咥えさせるとともに第2の折帳受取機構と対向する位置で咥えていた折帳を放して第2の折帳受取機構に引渡す動作をさせるカム面も、一体のカムで形成されていた。いずれも、咥え機構が被咥え紙供給機構から被咥え紙を受け取って咥えるタイミングと咥え機構が咥えていた折帳を折帳受取機構に引渡すタイミングとを個別に調整することができない構成となっており、カムの加工と組付けに厳密な精確さを求められるものであった。
また、従来技術4及び従来技術5に示されている咥え機構駆動装置は、咥胴が偶数(4又は6個)の咥え機構を有する場合には適用できたが、奇数の咥え機構を有する咥胴には適用できなかった。
そこで、咥え機構が被咥え紙供給機構から被咥え紙を受け取って咥えるタイミングと、咥え機構が咥えていた折帳を折帳受取機構に引渡すタイミングとを個別に調整することが可能な咥え機構駆動装置が求められていた。また、カムの加工と組付けにさほど厳密な精確さを求められることがない構成を有するとともに、咥え機構を3又は5個有する咥胴にも適用可能な咥え機構駆動装置とすることにより折畳装置の小型化を図ることが求められていた。
上記課題を解決するため、咥胴の咥え機構駆動装置において、
咥胴の回転にしたがって咥胴の回転中心線周りを移動する各咥え機構を、開動作する必要のある個所で開動作させる開動作用カムフォロアー案内面を有するカムフォロアー第1案内面を備え、咥胴が回転可能に支持されたフレームに設けられている開動作用固定カムと、
咥胴の回転中心線周りに予め定めた適宜の問隔だけ互いに離して、それぞれ独立した2つのカムフォロアー第2案内面及び1つのカムフォロアー第3案内面を設け咥胴の回転中心線と共通の回転中心線周りに咥胴と同じ向きに回転可能な閉動作用回転カムと、
閉動作用回転カムを回転駆動するカム駆動機構とを備え、
閉動作用回転カムの2つのカムフォロアー第2案内面のそれぞれは、咥え機構が被咥え紙供給機構から供給される被咥え紙を咥えて折帳とするために開動作用固定カムの開動作用カムフォロアー案内面の作用を部分的に無効にして当該咥え機構を閉動作させるカムフォロアー第2案内面であり、
閉動作用回転カムの1つのカムフォロアー第3案内面は、咥え機構が咥えている折帳を第1の折帳受取機構に引き渡すための開動作用固定カムによる咥え機構の開動作を、当該咥え機構の一つおき毎に阻止するカムフォロアー第3案内面であり、
閉動作用回転カムは、咥胴の回転数に対する当該カムの回転数の比Rが、当該咥胴に設けられた咥え機構の数をMとしたときにR=M/2に等しくなるよう設けられたことを特徴とする咥胴の咥え機構駆動装置を提案する。
また、カムフォロアーを介して操作可能な複数の咥え機構を外周面の等分位置に有する咥胴を回転させ、各咥え機構を、被咥え紙供給機構と対向する位置で閉動作させて供給される被咥え紙を咥えさせて折帳とし、次いで、第1の折帳受取機構と対向する位置又は第2の折帳受取機構と対向する位置のいずれかで開動作させて咥えている折帳を放させるよう設けた咥胴の咥え機構駆動装置において、
第1の折帳受取機構と対向する位置、第2の折帳受取機構と対向する位置及び被咥え紙供給機構と対向する位置の前後に亘る適宜の間のそれぞれにおいて各咥え機構を開動作させるとともに他の位置では各咥え機構を閉動作させるカムフォロアー第1案内面を咥胴の回転中心線周りに配され、咥胴が回転可能に支持されたフレームに直接又は間接に固定されて設けられた開動作用固定カムと、
被咥え紙供給機構と対向する位置で各咥え機構を閉動作させるカムフォロアー第2案内面及び第1の折帳受取機構と対向する位置に達する各咥え機構の当該位置での前記開動作用固定カムによる開動作を1つおきごとに阻止するカムフォロアー第3案内面を咥胴の回転中心線周りに配され、咥胴の回転中心線と共通の回転中心線周りに咥胴と同じ向きに回転可能に設けられた閉動作用回転カムと、
閉動作用回転カムを回転駆動するカム駆動機構とを備え、
前記閉動作用回転カムは、2つのカムフォロアー第2案内面と1つのカムフォロアー第3案内面がそれぞれ独立して設けられ、咥胴の回転数に対する当該カムの回転数の比Rが、当該咥胴に設けられた咥え機構の数をMとしたときに、R=M/2に等しくなるよう設けられたことを特徴とする咥胴の咥え機構駆動装置を提案する。
また、咥え機構が3つ設けられた咥胴に対応する閉動作用回転カムが、咥胴と共通の回転中心線周りに回転可能な基部にカムフォロアー第2案内面が2つ、カムフォロアー第3案内面が1つそれぞれ独立して設けられ、基部とともに咥胴の1回転に対し1.5回転するように設けられた、請求項1又は請求項2に記載の咥胴の咥え機構駆動装置を提案する。
この発明によれば、咥胴の咥え機構駆動装置において、咥え機構が被咥え紙供給機構から被咥え紙を受け取って咥えるタイミングを、咥え機構が咥えていた折帳を折帳受取機構に引渡すタイミングと別個に調整することが可能な機構となる。この構成により、カムの加工と組付けにさほど厳密な精確さを要しないようになった。そのため、カムの加工と組付けに必要とされていた高い熟練度が不要となり、カムの加工と組付けが経験の少ない作業者によって比較的容易に行えるようになった。したがって、当該装置を製造する際の作業性が極めて良好になった。
また、咥え機構が偶数の咥胴の場合に限らず、3又は5個の咥え機構を有する咥胴にも適用可能な咥え機構駆動装置にしたので、咥胴を必要最小限の大きさにすることができ折畳装置の小型化を図ることができた。
次にこの発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、咥胴に設けたこの発明に係る咥え機構駆動装置の機構を示す部分断面正面図であって、一部を展開して示す図。図2は、図1に示す咥え機構駆動装置のカムフォロアー部分と咥え機構の胴の周方向における配置を示す図であって、図1のA−A矢視拡大図。図3は、図1に示す咥え機構駆動装置の2つのカム(開動作用固定カムと閉動作用回転カム)とカムフォロアーの関係を図4に示す折畳装置の咥胴、その他の胴との関係とともに示す図であって、図1におけるB−B矢視要部概略図であり、開動作用固定カム、閉動作用回転カム、カムフォロアー、咥え機構の関係を分かりやすくするため、これらは勿論各胴についてもすべて簡略化かつ誇張変形し、重なり関係を無視して示した図。図4は、図1に示す咥え機構駆動装置を備えた咥胴を有する折畳装置の概略構成を示す概略構成図。図5〜図40は、図4に示す折畳装置における咥え機構駆動装置の動作を、咥胴、その他の胴の動作とともに咥胴の回転20度ごと順次示した動作説明図であり、すべて簡略化かつ誇張変形し、重なり関係を無視して示した図である。尚、図3、図5乃至図40は前記のとおり誇張記載であり、実際の機構では、開動作用固定カムの閉動作用カムフォロアー案内面と、閉動作用回転カムのカムフォロアー第2案内面及びカムフォロアー第3案内面の咥胴回転中心からの距離は同じである。
この発明に係る咥え機構駆動装置は、例えば図4に概略構成を示す折畳装置Fに設けられる。以下折畳装置Fの構成を説明する。
折畳装置Fは、走行する連続紙Wの幅方向に平行な底辺を有し頂点が斜め前方下方に位置するよう傾斜したフォーマーFM、フォーマーFMの下方に並べて設けられた鋸胴CC、折胴FC、咥胴JC、第1減速胴SC1、第2減速胴SC2つの減速胴SC1、SC2それぞれの下流に設けられた第1排出機構DMa、第2排出機構DMb、フォーマーFMの下流に設けられフォーマーFMを通過した連続紙Wを下方に設けられた鋸胴CCと折胴FCの間に送り込むよう駆動されて回転する幾つかのニッピングローラー対NR、NR…を備えている。
鋸胴CC、折胴FC、咥胴JC、第1減速胴SC1、第2減速胴SC2は、それぞれ軸線を水平かつフォーマーFMを通過して走行する連続紙Wの幅方向に平行になるよう設けられる。また鋸胴CCと咥胴JCの間に折胴FCを配置する。
咥胴JCは、咥胴JCの回転方向下流側になる折胴FCとの2つ対向位置に適宜の角度だけ離して第1減速胴SC1と第2減速胴SC2を順次配設する。咥胴JCは、それぞれ隣り合う各胴の外周面と近接して設けられている。
鋸胴CCには、周面を2等分する各位置に鋸胴CCの周面から突出して軸線と平行な鋸刃CBが設けられている。
折胴FCには、周面を3等分する各位置に軸線と平行な鋸刃受けRBが設けられている。これら鋸刃受けRB、RB間を2等分する各中問位置に、周面から突出してあるいは出没可能に差し刃FBが設けられている。差し刃FBは、軸線と平行に設けられる。それぞれの鋸刃受けRBごとに、その近傍かつ折胴FCの回転方向後行側の周面位置に、一斉に出没可能な複数の保持針NDが軸線と平行方向に並べて設けられている。
咥胴JCには、周面を3等分する各位置にそれぞれ開口する溝JC3が設けらている。各溝JC3内に、咥え機構JWが設けられている。
更に、第1減速胴SC1、第2減速胴SC2それぞれには、周面を2等分する各位置にそれぞれ咥え爪機構TLが設けられている。
咥え機構JWは、固定あごJWaと、可動板JWbと、パイプ状の可動板支持軸JWcと、可動板支持軸JWcを角変位させるトーションバーJWdと、可動板支持軸JWcと一体で変位可能に取り付けたカムフォロアーアームJWeと、カムフォロアーアームJWeの自由端に前記可動板支持軸JWcの軸線と平行な軸線周りに回転可能に取り付けられたカムフォロアーJWf、JWgとを備えている。
固定あごJWaは、咥胴JCの溝JC3の開口部の一方の長手エッジを構成するように固定される。可動板支持軸JWcは、パイプ状であり咥胴JCの両側部JC1、JC2に対して角変位可能に設けられている。可動板JWbは、可動板支持軸JWcの外周に一端側が取り付けられ可動板支持軸JWcと一体で変位し固定あごJWaに対して自由端が離隔及び接近乃至接触可能であるように取り付けられる。
トーションバーJWdは、パイプ状の可動板支持軸JWc内に設けられ、捩りを付与されて一端が可動板支持軸JWcに取り付けられ、他端が咥胴JCの他方側部JC2に固定されている。トーションバーJWdは、付与された捩りの復元力によって、可動板JWbの自由端が固定あごJWaに対して離隔する向きに可動板支持軸JWcを角変位させる。
カムフォロアーアームJWeは、咥胴JCの一方側部JC1から突出した可動板支持軸JWcの一方端部に、この可動板支持軸JWcの軸線と直角方向に伸びる自由端を配して可動板支持軸JWcと一体で変位可能に取り付けられる。
また、折胴FC、咥胴JC、第1減速胴SC1、第2減速胴SC2の各胴は、略同じ直径に形成される。鋸胴CCは他の4つの胴の直径の略3分の2の直径に形成されている。5つの胴は、鋸胴CCが1回転する間に、折胴FCは、鋸胴CCと逆向きに3分の2回転する。咥胴JCは、鋸胴CCと同じ向きに3分の2回転する。第1減速胴SC1と第2減速胴SC2は、いずれも鋸胴CCと逆向きに2分の1回転する。すなわち、鋸胴CC、折胴FC、咥胴JCは、互いに対向する周面が略同じ周面速度で同一方向に変位するように回転している。第1減速胴SC1、第2減速胴SC2のそれぞれは、咥胴JCに対向する周面が咥胴JCの周面速度の4分の3の周面速度で同一方向に変位するように回転する。
そして、折胴FCの保持針NDは、鋸胴CCと折胴FCの対向位置(最接近位置)に至る前の位置で折胴FCの周面から突出して連続紙Wに一斉に突き刺さり連続紙Wを折胴FCの周面に保持し、この状態で鋸胴CCと折胴FCの対向位置(最近接位置)及び折胴FCと咥胴JCの対向位置(最近接位置)を通過する。そして、その回転方向後行側の差し刃FBが折胴FCと咥胴JCの最近接位置に達した時に周面下に没入して保持を放棄する。
また、鋸胴CCの鋸刃CBが、鋸胴CCと折胴FCの最近接位置で折胴FCの鋸刃受けRBと咬み合い、ここを走行する連続紙Waにおける前記保持針NDが保持する位置の回転方向先行側近傍を切断して回転方向先行側の保持針NDが保持する切断紙Waを形成するように設けられている。更に、折胴FCの差し刃FBが、折胴FCと咥胴JCの最近接位置で咥胴JCの周面に開口する溝JC3内に入り込んで折胴FCの周面上の切断紙Waを咥え機構JWに咥えさせる。折胴FCは、その周面上の切断紙Waを咥え機構JWに咥えさせて、切断紙Waを前記鋸刃CBによる切断縁と平行に折り畳む(横折りする)ように設けられている。
また更に、咥胴JCの咥え機構JWが、咥胴JCと第1減速胴SC1、第2減速胴SC2いずれかの対向位置(最接近位置)で、第1減速胴SC1、第2減速胴SC2いずれかの咥え爪機構TLに接近してこれを追い越し、接近し追い越す際に、咥え機構JWが咥えて横折りした切断紙(折帳)W2を咥え爪機構TLに引渡すように設けられている。
このように構成された折畳装置Fにおいて、連続紙Wは、フォーマーFMを通過する際に走行方向と平行に2つ折りされ、鋸胴CCと折胴FCの間に送り込まれる。鋸胴CCと折胴FCの間に送り込まれる連続紙Wは、折胴FCの回転に従って移動してきた保持針NDによって鋸胴CCと折胴FCの対向位置(最接近位置)に至る前の位置で幅方向の複数部位を刺し貫かれて保持され、更に、鋸胴CCと折胴FCの対向位置(最接近位置)で鋸刃CBと鋸刃受けRBの咬み合いにより前記保持針NDによって刺し貫かれた位置近傍の走行方向先行側を切断される。この切断によって形成され保持針NDによって保持される切断紙Waは、その中部が折胴FCと咥胴JCの最近接位置に達すると、差し刃FBによって咥胴JCの周面に開口する溝内に差し込まれて咥え機構JWに至り、咥え機構JWに咥えさせられる。保持針NDは、この差し刃FBによる咥え機構JWへの差し込みにタイミングを合わせて、前記したように切断紙Waの保持を放棄する。その結果、切断紙Waは、咥え機構JWに咥えられて横折された折帳Wbとなる。
咥え機構JWに咥えられて横折された折帳Wbは、咥胴JCの回転に従って移動されて咥胴JCと第1減速胴SC1、第2減速胴SC2いずれかの対向位置(最接近位置)に至り、第1減速胴SC1、第2減速胴SC2いずれかの回転速度で僅かに先行する咥え爪機構TLに接近し、咥え機構JWが咥え爪機構TLを追い越すべく僅かの並進する際に、咥え機構JWから放されて咥え爪機構TLに引渡され咥えられる。
以上記載の折畳装置Fの構成、動作を参照すれば、図示の実施の形態においては、咥え機構JWに切断紙Waを差し込み供給する折胴FCが、被咥え紙供給機構に対応している。また咥え機構JWから折帳Wbを引渡されて咥え爪機構TLで受け取る第1減速胴SC1が、第1の折帳受取機構に対応し、第2減速胴SC2が、第2の折帳受取機構に対応している。
この発明に係る咥え機構駆動装置は、折畳装置Fの動作において、咥え機構JWを開閉駆動する装置である。詳細には、被咥え紙供給機構である折胴FCと、咥胴JCの最近接位置で差し刃FBによって差し込まれる切断紙Waを咥え機構JWに咥えさせるために、差し刃FBの差し込み動作にタイミングを合わせて、咥え機構JWを開状態から閉状態に動作させ、かつ、咥胴JCと第1の折帳受取機構である第1減速胴SC1の最接近位置及び咥胴JCと第2の折帳受取機構である第2減速胴SC2の最接近位置のそれぞれで、咥え機構JWが咥え爪機構TLを追い越すべく僅かの間並進する際に、咥え機構JWから折帳Wbを放して咥え爪機構TLに引渡させるために、咥え爪機構TLの開閉動作にタイミングを合わせて、咥え機構JWを閉状態から開状態に動作させる装置である。
以下、この発明に係る咥え機構駆動装置について、実施の態様を示す図面にしたがって説明する。咥え機構駆動装置は、前記したように咥胴JCに設けられた咥え機構JWを所定位置で開閉動作させるもので、咥胴JCの回転にしたがって咥胴JCの回転中心線周りを移動する咥え機構JWを、開動作する必要のある個所で開動作させうる開動作用固定カム1と、前記移動する咥え機構JWのすべてを、咥胴JCと折胴FCの最接近位置で開状態から閉状態に動作させるとともに、咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置を移動通過する咥え機構JWの同位置における開動作を1つおきに阻止する閉動作用回転カム2と、この閉動作用回転カム2を回転駆動するカム駆動機構3を備えている。
開動作用固定カム1は、咥胴JCが回転可能に支持された2つのフレームF1,F2のうちの一方のフレームF1に、ギヤカバーGCを介して固定されて設けられる。そして、咥胴JCの回転中心線周りに連続する開動作用カムフォロアー案内面11a、11b、11cと閉動作用カムフォロアー案内面11d、11e、11fからなるカムフォロアー第1案内面11を備えている。カムフォロアー第1案内面11は、カムフォロアーアームJWeを介して可動板支持軸JWcに連結されかつ同軸上に設けられた2つのカムフォロアーJWf,JWgのうちの、カムフォロアーJWfに対応する位置に配置される。
開動作用カムフォロアー案内面11a、11b、11cは、それぞれ、咥胴JCと第1減速胴SC2の最接近位置、咥胴JCと第2減速胴SC2の最接近位置、折胴FCと咥胴JCの最近接位置の前後に亘る適宜の間のそれぞれにおいて、カムフォロアーJWfを、当該カムフォロアーJWfに可動板支持軸JWc、カムフォロアーアームJWeを介して作用するトーションバーJWdの復元力に従うよう案内し、各咥え機構JWを開動作、つまり可動板支持軸JWcをトーションバーJWdの復元力に従って角変位させて、可動板支持輯JWcに固定された可動板JWbを固定あごJWaに対して離隔する動作をさせる。
また、閉動作用カムフォロアー案内面11d、11e、11fは、それぞれ、前記3つの位置を除く他の位置において、つまり開動作用カムフォロアー案内面11a、11b、11cに挟まれる間のそれぞれにおいて、カムフォロアーJWfを、当該カムフォロアーJWfに可動板支持軸JWc、カムフォロアーアームJWeを介して作用するトーションバーJWdの復元力に抗して案内する。この動作により各咥え機構JWを、閉動作させる。すなわち、可動板支持軸JWcをトーションバーJWdの復元力に抗する向きに角変位させて、可動板支持軸JWcに固定された可動板JWbを、固定あごJWaに対して接近乃至接触する動作をさせる。
閉動作用回転カム2は、咥胴JCが回転可能に支持された2つのフレームF1,F2のうちの一方のフレームF1に、咥胴JCの端軸を図示しない軸受を介して回転可能に支持する軸受スリーブBSに軸受23を介して回転可能に設けられる。つまり、軸受スリーブBSの外周面に軸受23を介して回転筒22を回転可能に取り付ける。軸受スリーブBSの外周面は、咥胴JCの回転中心線と共通の中心線を有する。回転筒22の、咥胴JCと対向する端面に、この回転筒22と一体で咥胴JCと共通の回転中心線周りに回転可能な基部21を固定する。この基部21に、咥胴JCの回転中心線周りに予め定めた適宜の間隔だけ互いに離して、それぞれ独立したカムフォロアー第2案内面21a、21b及びカムフォロアー第3案内面21cを設けている。
そして、閉動作用回転カム2は、咥胴JCの回転数に対する回転数Rが、当該咥胴JCに設けられた咥え機構JWの数をMとしたときに、R=M/2だけ回転するように設けられている。ちなみに、図示の実施の形態では、咥胴JCが1回転するときに、閉動作用回転カム2の回転数は最小値である1.5回転になるよう設けられている。
カムフォロアー第2案内面21a、21b及びカムフォロアー第3案内面21cは、カムフォロアーアームJWeを介して可動板支持軸JWcに連結されかつ同軸上に設けられた2つのカムフォロアーJWf、JWgのうちの、カムフォロアーJWgに対応する位置に配置される。図示の実施の形態では、カムフォロアー第2案内面21a、21bは、咥胴JCの回転中心線を挟んで対称の位置に設けられ、咥胴JCの1.5倍の回転数の基部21の回転によって咥胴JCの回転中心線周りに移動する。そして、カムフォロアー第2案内面21a、21bは、咥胴JCの回転にしたがって咥胴JCの回転中心線周りを移動する咥え機構JWが咥胴JCと折胴FCの最接近位置に至るタイミングで、開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11aの後半部と咥胴JCの軸方向で重なり、開動作用カムフォロアー案内面11aの後半部の作用を無効にする。
すなわち、カムフォロアー第2案内面21a、21bは、カムフォロアーJWfと同軸上に設けられたカムフォロアーJWgを、当該カムフォロアーJW9に、可動板支持軸JWc、カムフォロアーアームJWeを介して作用するトーションバーJWdの復元力に抗して案内する。この動作により、各咥え機構JWを、咥胴JCと折胴FCの最接近位置に至ったタイミングで閉動作させる。つまりカムフォロアー第2案内面21a、21bは、可動板支持軸JWcをトーションバーJWdの復元力に抗する向きに角変位させて、可動板支持軸JWcに固定された可動板JWbを固定あごJWaに対して接近乃至接触する動作をさせる。
また、カムフォロアー第3案内面21cは、2つのカムフォロアー第2案内面21a、21bの間の一方の中間の位置に設けられ、咥胴JCの1.5倍の回転数の基部21の回転によって咥胴JCの回転中心線周りに移動する。カムフォロアー第3案内面21cは、咥胴JCの回転にしたがって咥胴JCの回転中心線周りを移動する咥え機構JWが咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置に至るタイミングの1回おきに、開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11bと咥胴JCの軸方向で重なり、開動作用カムフォロアー案内面11bの作用を無効にする。
つまり、前記のように咥胴JCと折胴FCの最接近位置でカムフォロアー第2案内面21a又は21bのいずれかとカムフォロアーJWgとの共同作用によって閉動作させられた咥え機構JWは、続いて閉動作用カムフォロアー案内面11dとカムフォロアーJWfとの共同作用によって閉状態を維持されて咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置に至る。そして、当該タイミングでカムフォロアー第3案内面21cが、開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11bと咥胴JCの軸方向で重なっているときは、カムフォロアー第3案内面21cとカムフォロアーJWgとの共同作用によって引き続き閉状態を維持される。これにより、咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置を通過し、そのまま閉動作用カムフォロアー案内面11eとカムフォロアーJWfとの共同作用によって閉状態を維持されて咥胴JCと第2減速胴SC2の最接近位置に至らせられる。
咥え機構JWが、咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置に至ったタイミングでカムフォロアー第3案内面21cが、開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11bと咥胴JCの軸方向で重なっていないときは、咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置に至った咥え機構JWは、当該位置を通過する際に開動作用カムフォロアー案内面11bとカムフォロアーJWfとの共同作用によって開動作させられる。
なお、図3及び図5〜図40に示した開動作用固定カム1及び閉動作用回転カム2の形状は、発明の理解を容易にすることを目的に極めて誇張して記載している。すなわち開動作用固定カム1の実際のカムフォロアー第1案内面11は、開動作用カムフォロアー案内面11a、11b、11cと閉動作用カムフォロアー案内面11d、11e、11fが極めて滑らかな曲線で連続しており、開動作用カムフォロアー案内面11a、11b、11cと閉動作用カムフォロアー案内面11d、11e、11fの咥胴JCの回転中心線からの半径差は図2にhで示す程度である。
また、開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11d、11e、11fの咥胴JCの回転中心線からの半径と、閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21a、21b及びカムフォロアー第3案内面21cとカムフォロアー第2案内面21a、21bの咥胴JCの回転中心線からの半径は略同じである。そして、カムフォロアー第2案内面21a、21bとカムフォロアー第3案内面21cの位置関係は、咥胴JC周りの折胴FCの最接近位置と第1減速胴SC1の最接近位置の位置関係、及び咥胴JCと閉動作用回転カム2の回転数の関係に照らし合わせて適宜に決められる。
更にまた、図3及び図5〜図40に極めて概略的に示した咥え機構JWのうち、内側を線掛けしたものは開状態である咥え機構JWoを示し、内側が白いままのものは閉状態である咥え機構JWsを示している(図3参照)。
カム駆動機構3は、従動歯車31と、第1中間歯車32と、第2中間歯車33と、伝動機構34(一部図示せず)を備え、咥胴JCの回転とともに回転し、閉動作用回転カム2を、前記のように咥胴JCの回転数に対して予め定めた回転数(図示の実施の形態では、咥胴JCの1回転に対し1.5回転)で回転させる。
従動歯車31は、閉動作用回転カム2の回転筒22のフレーム側端面に設けられる。第1中間歯車32は、この従動歯車31と噛み合わせられている。第2中間歯車33は、第1中間歯車32を支持してフレームF1に回転可能に支持された軸のフレームF1を貫通して外側に突出した端部に第1中間歯車32と一体で回転可能に設けられている。伝動機構34は、第2中間歯車33と図示しない駆動源の間に設けられ、両者を連動可能に連係している。
なお、図1中、G1は、図示しない駆動源と連係され咥胴JCに回転を伝達する咥胴歯車、G2は、咥胴歯車G1とともに回転し第1減速胴SC1及び第2減速胴SC2に回転を伝達する減速胴駆動歯車である。
そして、折畳装置Fにおける咥え機構駆動装置は、咥胴JCの回転位相に対する開動作用固定カム1の咥胴JCの回転中心周りの位相を精確に決めてこれを固定される。つまり咥え機構駆動装置は、複数の咥え機構JWが、第1減速胴SC1と対向する位置又は第2減速胴SC2と対向する位置で折帳Wbの引渡しを確実に行うために、第1減速胴SC1と対向する位置又は第2減速胴SCと対向する位置のいずれかで第1減速胴SC1の咥え爪機構TL又は第2減速胴SCの咥え爪機構TLの開閉動作に合わせて咥え機構JWを精確なタイミングで開動作させる必要があるのに対し、折胴FCと対向する位置の前後に亘る適宜の間の咥え機構JWの開動作は、折胴FCと対向する位置で切断紙Waの咥え込みを確実に行うために、その直前の位置で咥え機構JWが開いていれば足りる。そのため開動作用固定カム1の咥胴JCの回転中心周りの位相は、第1減速胴SC1と対向する位置及び第2減速胴SCと対向する位置で、咥え機構JWが精確なタイミングで開動作を行い得るように決める。なお、折胴FCと対向する位置の前後に亘る適宜ので咥え機構JWを開動作させるための開動作用カムフォロアー案内面11aは、開動作用固定カム1の前記位相調整のための余裕を持たせて若干大きめに設けられている。
加えて、咥胴JCの回転位相に対する閉動作用回転カム2の位相を精確に決めることにより、折胴FCと閉動作用回転カム2の回転位相の関係を精確に決める。つまり咥え機構駆動装置は、複数の咥え機構JWが、折胴FCと対向する位置で切断紙Waの咥え込みを確実に行うために、折胴FCと対向する位置で差し刃FBによる切断紙Waの差し込みに合わせて咥え機構JWを精確なタイミングで閉動作させる必要がある。そのため、閉動作用回転カム2の咥胴JCの回転位相に対する位相は、折胴FCと対向する位置で、咥え機構JWが精確なタイミングで閉動作を行い得るように決められる。そのため、まず折胴FCと咥胴JCの回転位相を、折胴FCの差し刃FBが咥え機構JWに最も深く差し入れられた状態に決め、図示しない駆動源に対する咥胴JCの位相を固定する。
次いで、閉動作用回転カム2を適宜に回転させて、この閉動作用回転カム2の回転位相を、差し刃FBが差し入れられた咥え機構JWにおけるカムフォロアーJWgにカムフォロアー第2案内面21a、21bのいずれかが作用し、カムフォロアーアームJWe、可動板支持軸JWcを介してトーションバーJWdの復元力に抗して可動板JWbを固定あごJWaに最接近乃至接触させる位相にする。次に、図示しない駆動源に対するカム駆動機構3の位相を固定し、咥胴JCと閉動作用回転カム2の位相関係を固定する。なお、カムフォロアー第2案内面21a、21bは、いずれも、折胴FCと対向する位置で咥え機構JWを閉動作させた後、咥胴JCと閉動作用回転カム2の双方がそれぞれの回転数で回転変位したときに、カムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dと共同して咥え機構JWを閉状態にする位相に達するまで、カムフォロアーJWgと共同して咥え機構JWを閉状態に維持可能であるだけの長さを備えている。
また、カムフォロアー第3案内面21cは、咥胴JCと閉動作用回転カムの双方がそれぞれの回転数で回転変位したときに、咥胴JCと第1減速胴SC1の対向位置に達した咥え機構JWの1つおきごとに、そのカムフォロアーJWfが、開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11bに至る手前の閉動作用カムフォロアー案内面11dにある時から開動作用カムフォロアー案内面11bを越えて閉動作用カムフォロアー案内面11eに達するまでの間、当該咥え機構JWのカムフォロアーJWgと共同して咥え機構JWを閉状態に維持可能であるだけの長さを備えている。なお、カムフォロアー第2案内面21a、21bとカムフォロアー第3案内面21cの位置関係は、前記したように、咥胴JC周りの折胴FCの最接近位置と、第1減速胴SC1の最接近位置の位置関係、及び咥胴JCと閉動作用回転カム2の回転数の関係に照らし合わせて適宜に決められている。
以上記載のとおりの構成の動作について、咥胴JCが20度ずつ反時計回りに回転している状態を順次示している図5〜図40を参照して説明する。なお、図5〜図40では、繁雑さを避けるために咥え機構のカムフォロアーアームJWe、カムフォロアーJWf,JWg、第1排出機構DMa及び第2排出機構DMbを省略して示し、かつ、説明を容易にするために図1〜図4中に同じ符号を付して記載した複数の同様構成部材、切断紙Wa、折帳Wbのそれぞれに序数を付して示した。
折畳装置Fは、起動により、咥胴JCが、図示しない駆動源から咥胴歯車G1を介して回転される。また、同時に閉動作用回転カム2が、図示しない駆動源から、伝動機構34、第2中間歯車33、第1中間歯車32、従動歯車31からなるカム駆動機構3及び回転筒22を介して駆動され咥胴JCの回転中心周りに回転する(図1参照)。すなわち、咥胴JCが1回転する間に閉動作用回転カム2が1.5回転するように、つまり、閉動作用回転カム2が咥胴JCの1.5倍の角速度で回転する。
さらに、咥胴JCが1回転する間に、鋸胴CCが同じ向きに1.5回転、折胴FCが逆向きに1回転、第1減速胴SC1及び第2減速胴SC2がいずれも逆向きに4分の3回転ずつ回転する。そして、この回転により、折畳装置Fの各構成部は、図5〜図40に順次示すように動作する。
なお、折胴FCの差し刃FB及び保持針NDの駆動の詳細はこの発明に関係がないので説明を省略する。折胴FCの保持針ND1は、鋸胴CCと折胴FCの間に送り込まれた連続紙Wの先行端近傍を保持して当該連続紙Wを折胴FCの外周に巻込みつつ引き込む(図5)。保持針ND1が連続紙Wの先行端近傍を保持した後折胴FCが3分の1回転すると、保持針ND2は、連続紙Wを突き刺し、直後に、鋸胴CCの鋸刃CB2と折胴FCの鋸刃受けRB2は、咬み合って連続紙Wの保持針ND2が突き刺さった位置の若干先行側を切断し、保持針ND1に先行側を保持された切断紙Wa1を形成する(図6)。
続いて、保持針ND1は、先行側を保持した切断紙Wa1を折胴FCの回転によって折胴FCの外周面に沿って咥胴JCと折胴FCの最接近位置を越えて移動させ、また、保持針ND2は、先行端近傍を保持した連続紙Wを折胴FCの回転によって折胴FCの外周に巻込みつつ引き込む(図7〜図9)。他方、同時に回転している咥胴JCにおいては、咥胴JCと折胴FCの最接近位置に向かって移動する咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11aに至って開動作し開状態になる(図10)。
更に、折胴FCの差し刃FB1が咥胴JCと折胴FCの最接近位置に至り、当該位置で咥え機構JW1と対向すると、差し刃FB1は、前記開状態の咥え機構JW1に切断紙Wa1の中間部を差し入れる。また、この差し入れに対し予め定められたタイミングで、保持針ND1は、折胴FCの内部に退去して切断紙Wa1を放し、咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWgに閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21aが至って閉動作させられ、閉状態になって差し入れられた切断紙Wa1の中間部を咥えて折る(図11)。
保持針ND2が連続紙Wの先行端近傍を保持した後折胴FCが3分の1回転すると、保持針ND3は、連続紙Wを突き刺し、直後に鋸胴CCの鋸刃CB1と折胴FCの鋸刃受けRB3は、咬み合って連続紙Wの保持針ND3が突き刺さった位置の若干先行側を切断し、保持針ND2に先行側を保持された切断紙Wa2を形成する。また、咥え機構JW1は、中間部を咥えた切断紙Wa1を2つ折りの折帳Wb1に形成しつつ、咥胴JCの回転によってこれを咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに至り、当該案内面11dに案内されてその作用を受ける状態になるまで、そのカムフォロアーJWgが閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21aに案内されてその作用を受けた状態のまま移動する(図12)。
続いて、保持針ND2は、先行側を保持した切断紙Wa2を折胴FCの回転によって折胴FCの外周面に沿って咥胴JCと折胴FCの最接近位置を越えて移動させ、また、保持針ND3は、先行端近傍を保持した連続紙Wを折胴FCの回転によって折胴FCの外周に巻込みつつ引き込む。また、咥え機構JW1は、中部を咥えた切断紙Wa1を2つ折りの折帳Wb1に形成し、これを咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する(図13〜図15)。
他方、咥胴JCと折胴FCの最接近位置に向かって移動する咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11aに至って開動作し開状態になる(図16)。
更に、折胴FCの差し刃FB2が咥胴JCと折胴FCの最接近位置に至り、当該位置で咥え機構JW2と対向すると、差し刃FB2は、前記開状態の咥え機構JW2に切断紙Wa2の中部を差し入れる。また、この差し入れに対し予め定められたタイミングで、保持針ND2は、折胴FCの内部に退去して切断紙Wa2を放し、咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWgに閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21bが至って閉動作させられ、閉状態になって差し入れられた切断紙Wa2の中間部を咥えて折る。加えて、咥え機構JW1は、中間部を咥えた折帳Wb1を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する(図17)。
保持針ND3が連続紙Wの先行端近傍を保持した後折胴FCが3分の1回転すると、保持針ND1は、連続紙Wを突き刺し、直後に、鋸胴CCの鋸刃CB2と折胴FCの鋸刃受けRB1は、咬み合って連続紙Wの保持針ND1が突き刺さった位置の若干先行側を切断し、保持針ND3に先行側を保持された切断紙Wa3を形成する。また、咥え機構JW1は、中間部を咥えた折帳Wb1を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する。咥え機構JW2は、中間部を咥えた切断紙Wa2を2つ折りの折帳Wb2に形成しつつ、咥胴JCの回転によってこれを咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに至り、当該案内面11dに案内されてその作用を受ける状態になるまで、そのカムフォロアーJWgが閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21bに案内されてその作用を受けた状態のまま移動する(図18)。
続いて、保持針ND3は、先行側を保持した切断紙Wa3を折胴FCの回転によって折胴FCの外周面に沿って咥胴JCと折胴FCの最接近位置を越えて移動させ、また、保持針ND1は、先行端近傍を保持した連続紙Wを折胴FCの回転によって折胴FCの外周に巻込みつつ引き込む。
また、咥え機構JW2は、中部を咥えた切断紙Wa2を2つ折りの折帳Wb2に形成し、これを咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際、咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する。この間に、咥え機構JW1は、中部を咥えた折帳Wb1を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置を越えて移動させる。この際、咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11bを通過するが、このカムフォロアーJWfが開動作用カムフォロアー案内面11bを通過する際に閉動作用回転カム2のカムフォロアー第3案内面21cが開動作用カムフォロアー案内面11bと咥胴JCの軸方向に重なって通過し、咥え機構JW1のカムフォロアーJWgが閉動作用回転カム2のカムフォロアー第3案内面21cに案内されてその作用を受けた状態で移動し、開動作用カムフォロアー案内面11bとカムフォロアーJWfの共同作用による咥え機構JW1の開動作を、咥え機構JW1のカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11eに至り、当該案内面11eに案内されてその作用を受ける状態になるまで阻止する(図19〜図21)。
他方、咥胴JCと折胴FCの最接近位置に向かって移動する咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11aに至って開動作し開状態になる(図22)。
更に、折胴FCの差し刃FB3が咥胴JCと折胴FCの最接近位置に至り、当該位置で咥え機構JW3と対向すると、差し刃FB3は、前記開状態の咥え機構JW3に切断紙Wa3の中間部を差し入れる。また、この差し入れに対し予め定められたタイミングで、保持針ND3は、折胴FCの内部に退去して切断紙Wa3を放し、咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWgに閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21aが至って閉動作させられ、閉状態になって差し入れられた切断紙Wa3の中間部を咥えて折る。また、咥え機構JW2は、中部を咥えた折帳Wb2を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動し、また、折帳Wb1を咥えた咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11eに案内されてその作用を受けた状態で移動する(図23)。
保持針ND1が連続紙Wの先行端近傍を保持した後折胴FCが3分の1回転すると、保持針ND2は、連続紙Wを突き刺し、直後に、鋸胴CCの鋸刃CB1と折胴FCの鋸刃受けRB2は、咬み合って連続紙Wの保持針ND2が突き刺さった位置の若干先行側を切断し、保持針ND1に先行側を保持された切断紙Wa4を形成する。また、咥え機構JW2は、中部を咥えた折帳Wb2を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する。咥え機構JW3は、中間部を咥えた切断紙Wa3を2つ折りの折帳Wb3に形成しつつ、咥胴JCの回転によってこれを咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに至り、当該案内面11dに案内されてその作用を受ける状態になるまで、そのカムフォロアーJWgが閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21aに案内されてその作用を受けた状態のまま移動する。
咥え機構JW1は、中間部を咥えた折帳Wb1を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って咥胴JCと第2減速胴SC2の最接近位置に移動させる。この際咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11cに至り、このカムフォロアーJWfが開動作用カムフォロアー案内面11cに案内されてその作用を受けた状態で移動し、開動作用カムフォロアー案内面11cとカムフォロアーJWfの共同作用による咥え機構JW1の開動作を行って折帳Wb1を放す。咥え機構JW1が放した折帳Wb1は、タイミングを合わせて咥胴JCと第2減速胴SC2の最接近位置に位置し、かつ当該位置で開状態にされている咥え爪機構TL21に受け取られ咥えられる。(図24)。
続いて、保持針ND1は、先行側を保持した切断紙Wa4を折胴FCの回転によって折胴FCの外周面に沿って咥胴JCと折胴FCの最接近位置を越えて移動させ、また、保持針ND2は、先行端近傍を保持した連続紙Wを折胴FCの回転によって折胴FCの外周に巻込みつつ引き込む。また、咥え機構JW3は、中間部を咥えた切断紙Wa3を2つ折りの折帳Wb3に形成し、これを咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する。このに、咥え機構JW2は、中間部を咥えた折帳Wb2を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置に移動させる。この際咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11bに至り、このカムフォロアーJWfが開動作用カムフォロアー案内面11bに案内されてその作用を受けた状態で移動し、開動作用カムフォロアー案内面11bとカムフォロアーJWfの共同作用による咥え機構JW2の開動作を行って折帳Wb2を放す。
咥え機構JW2が放した折帳Wb2は、タイミングを合わせて咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置に位置し、かつ当該位置で開状態にされている咥え爪機構TL11に受け取られ咥えられる。そして、第1減速胴SC1の咥え爪機構TL11は、咥えた折帳Wb2を第1減速胴SC1の回転によって第1減速胴SC1の外周面に沿って移動させ、第2減速胴SC2の咥え爪機構TL21は、咥えた折帳Wb1を第2減速胴SC2の回転によって第2減速胴SC2の外周面に沿って移動させる(図25〜図27)。
他方、咥胴JCと折胴FCの最接近位置に向かって移動する咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11aに至って開動作し開状態になる(図28)。
更に、折胴FCの差し刃FB1が咥胴JCと折胴FCの最接近位置に至り、当該位置で咥え機構JW1と対向すると、差し刃FB1は、前記開状態の咥え機構JW1に切断紙Wa4の中間部を差し入れる。また、この差し入れに対し予め定められたタイミングで、保持針ND1は、折胴FCの内部に退去して切断紙Wa4を放し、咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWgに閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21bが至って閉動作させられ、閉状態になって差し入れられた切断紙Wa4の中間部を咥えて折る。
加えて、咥え機構JW3は、中間部を咥えた折帳Wb3を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する。また、折帳Wb2を放した咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11eに案内されてその作用を受けた状態で移動する。そして、第1減速胴SC1の咥え爪機構TL11は、中間部を咥えた折帳Wb2を第1減速胴SC1の回転によって第1減速胴SC1の外周面に沿って移動させ、第2減速胴SC2の咥え爪機構TL21は、中問部を咥えた折帳Wb1を第2減速胴SC2の回転によって第2減速胴SC2の外周面に沿って移動させる(図29)。
保持針ND2が連続紙Wの先行端近傍を保持した後折胴FCが3分の1回転すると、保持針ND3は、連続紙Wを突き刺し、直後に、鋸胴CCの鋸刃CB2と折胴FCの鋸刃受けRB3は、咬み合って連続紙Wの保持針ND3が突き刺さった位置の若干先行側を切断し、保持針ND2に先行側を保持された切断紙Wa5を形成する。また、咥え機構JW3は、中間部を咥えた折帳Wb3を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する。咥え機構JW1は、中間部を咥えた切断紙Wa4を2つ折りの折帳Wb4に形成しつつ、咥胴JCの回転によってこれを咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに至り、当該案内面11dに案内されてその作用を受ける状態になるまで、そのカムフォロアーJWgが閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21bに案内されてその作用を受けた状態のまま移動する。
そして、第1減速胴SC1の咥え爪機構TL11は、中間部を咥えた折帳Wb2を第1減速胴SC1の回転によって第1減速胴SC1の外周面に沿って移動させ、第2減速胴SC2の咥え爪機構TL21は、中部を咥えた折帳Wb1を第2減速胴SC2の回転によって第2減速胴SC2の外周面に沿って移動させる(図30)。
続いて、保持針ND2は、先行側を保持した切断紙Wa5を折胴FCの回転によって折胴FCの外周面に沿って咥胴JCと折胴FCの最接近位置を越えて移動させ、また、保持針ND3は、先行端近傍を保持した連続紙Wを折胴FCの回転によって折胴FCの外周に巻込みつつ引き込む。
また、咥え機構JW1は、中間部を咥えた切断紙Wa4を2つ折りの折帳Wb4に形成し、これを咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する。
この間に、咥え機構JW3は、中部を咥えた折帳Wb3を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置を越えて移動させる。この際咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11bを通過するが、このカムフォロアーJWfが開動作用カムフォロアー案内面11bを通過する際に閉動作用回転カム2のカムフォロアー第3案内面21cが開動作用カムフォロアー案内面11bと咥胴JCの軸方向に重なって通過し、咥え機構JW1のカムフォロアーJWgが閉動作用回転カム2のカムフォロアー第3案内面21cに案内されてその作用を受けた状態で移動し、開動作用カムフォロアー案内面11bとカムフォロアーJWfの共同作用による咥え機構JW3の開動作を、咥え機構JW3のカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11eに至り、当該案内面11eに案内されてその作用を受ける状態になるまで阻止する。
他方、第1減速胴SC1の咥え爪機構TL11は、折帳Wb2を咥えた後第1減速胴SC1が略90度回転すると、咥えていた折帳Wb2を放し第1排出機構DMa(図4参照)に引渡す。第2減速胴SC2の咥え爪機構TL21は、中間部を咥えた折帳Wb1を第2減速胴SC2の回転によって第2減速胴SC2の外周面に沿って移動させる(図31〜図33)。
他方、咥胴JCと折胴FCの最接近位置に向かって移動する咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11aに至って開動作し開状態になる(図34)。
更に、折胴FCの差し刃FB2が咥胴JCと折胴FCの最接近位置に至り、当該位置で咥え機構JW2と対向すると、差し刃FB2は、前記開状態の咥え機構JW2に切断紙Wa5の中間部を差し入れる。また、この差し入れに対し予め定められたタイミングで、保持針ND2は、折胴FCの内部に退去して切断紙Wa5を放し、咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWgに閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21aが至って閉動作させられ閉状態になって差し入れられた切断紙Wa5の中間部を咥えて折る。また、咥え機構JW1は、中間部を咥えた折帳Wb4を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固走カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動し、また、折帳Wb3を咥えた咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11eに案内されてその作用を受けた状態で移動する。そして、第2減速胴SC2の咥え爪機構TL21は、中部を咥えた折帳Wb1を第2減速胴SC2の回転によって第2減速胴SC2の外周面に沿って移動させる(図35)。
保持針ND3が連続紙Wの先行端近傍を保持した後折胴FCが3分の1回転すると・保持針ND1は、連続紙Wを突き刺し、直後に、鋸胴CCの鋸刃CB1と折胴FCの鋸刃受けRB1は、咬み合って連続紙Wの保持針ND1が突き刺さった位置の若干先行側を切断し、保持針ND3に先行側を保持された切断紙Wa6を形成する。また、咥え機構JW1は、中間部を咥えた折帳Wb4を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する。
咥え機構JW2は、中間部を咥えた切断紙Wa5を2つ折りの折帳Wb5に形成しつつ、咥胴JCの回転によってこれを咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに至り、当該案内面11dに案内されてその作用を受ける状態になるまで、そのカムフォロアーJWgが閉動作用回転カム2のカムフォロアー第2案内面21aに案内されてその作用を受けた状態のまま移動する。
咥え機構JW3は、中間部を咥えた折帳Wb3を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って咥胴JCと第2減速胴SC2の最接近位置に移動させる。この際咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11cに至り、このカムフォロアーJWfが開動作用カムフォロアー案内面11cに案内されてその作用を受けた状態で移動し、開動作用カムフォロアー案内面11cとカムフォロアーJWfの共同作用による咥え機構JW3の開動作を行って折帳Wb3を放す。
咥え機構JW3が放した折帳Wb3は、タイミングを合わせて咥胴JCと第2減速胴SC2の最接近位置に位置し、かつ当該位置で開状態にされている咥え爪機構TL22に受け取られ咥えられる。そして、第2減速胴SC2の咥え爪機構TL21は、中間部を咥えた折帳Wb1を第2減速胴SC2の回転によって第2減速胴SC2の外周面に沿って移動させる(図36)。
続いて、保持針ND3は、先行側を保持した切断紙Wa6を折胴FCの回転によって折胴FCの外周面に沿って咥胴JCと折胴FCの最接近位置を越えて移動させる。また、保持針ND1は、先行端近傍を保持した連続紙Wを折胴FCの回転によって折胴FCの外周に巻込みつつ引き込む。
また、咥え機構JW2は、中部を咥えた切断紙Wa5を2つ折りの折帳Wb5に形成し、これを咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って移動させる。この際、咥え機構JW2は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の閉動作用カムフォロアー案内面11dに案内されてその作用を受けた状態で移動する。この間に、咥え機構JW1は、中間部を咥えた折帳Wb4を咥胴JCの回転によって咥胴JCの外周面に沿って咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置に移動させる。この際、咥え機構JW1は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11bに至り、このカムフォロアーJWfが開動作用カムフォロアー案内面11bに案内されてその作用を受けた状態で移動し、開動作用カムフォロアー案内面11bとカムフォロアーJWfの共同作用による咥え機構JW1の開動作を行って折帳Wb4を放す。
咥え機構JW1が放した折帳Wb4は、タイミングを合わせて咥胴JCと第1減速胴SC1の最接近位置に位置し、かつ当該位置で開状態にされている咥え爪機構TL12に受け取られ咥えられる。そして、第1減速胴SC1の咥え爪機構TL12は、咥えた折帳Wb4を第1減速胴SC1の回転によって第1減速胴SC1の外周面に沿って移動させ、第2減速胴SC2の咥え爪機構TL22は、咥えた折帳Wb3を第2減速胴SC2の回転によって第2減速胴SC2の外周面に沿って移動させる。第2減速胴SC2の咥え爪機構TL21は、折帳Wb1を咥えた後第1減速胴SC1が略180度回転すると、咥えていた折帳Wb1を放し第1排出機構DMb(図4参照)に引渡す(図37〜図39)。
他方、咥胴JCと折胴FCの最接近位置に向かって移動する咥え機構JW3は、そのカムフォロアーJWfが開動作用固定カム1の開動作用カムフォロアー案内面11aに至って開動作し開状態になる(図40)。
以降、以上説明した動作を繰返す。
以上記載のとおり、咥え機構JWが折胴FCから切断紙Waを受け取って咥えるタイミングを、咥胴JCの回転位相に対する閉動作用回転カム2の組付け時の相対位相を決めることで行い、咥え機構JWが咥えていた折帳Wbを第1減速胴SC1又は第2減速胴SC2に引渡すタイミングを、第1減速胴SC1及び第2減速胴SC2の咥胴JC回転中心周りの設置位置に対する開動作用固定カム1の咥胴JC回転中心周りの組付け時の固定位相を決めることで行うようにして、これらのタイミング調整をそれぞれ別個に調整することが可能な機構にしたので、開動作用固定カム1及び閉動作用回転カム2の加工と組付けに厳密な精確さをさほど要することがなく、カムの加工と組付けに必要とされていた高い熟練度が不要となり、カムの加工と組付けが比較的容易に行えるようになった。また、上記説明で明らかなように咥え機構JWが3個の咥胴JCに適用可能であり、折畳装置の小型化を図ることができるようなった。
なお、各胴の配置及び回転角速度と、開動作用固定カム1及び閉動作用回転カム2形状を適切に選択することにより、咥え機構JWが4個以上の咥胴JCにも適用可能であることは容易に理解できると思われる。
咥胴に設けたこの発明の実施形態を示す咥え機構駆動装置の機構を示す部分断面正面図であって、一部を展開した図 図1に示す咥え機構駆動装置のカムフォロアー部分と咥え機構の胴の周方向における配置を示す図であって、図1のA−A矢視拡大図 図1に示す咥え機構駆動装置の2つのカム(開動作用固定カムと閉動作用回転カム)とカムフォロアーの関係を図4に示す折畳装置の咥胴、その他の胴との関係とともに示す説明図であって、咥え機構及び前記2つのカムを簡略化かつ誇張変形し重なり関係を無視して示した図1におけるB−B矢視要部概略説明図 図1に示す咥え機構駆動装置を備えた咥胴を有する折畳装置の概略構成を示す概略構成図 図5乃至図40は、図4に示す折畳装置における咥え機構駆動装置の動作を簡略化かつ誇張変形し重なり関係を無視して、咥胴の回転20度ごとに順次示した動作説明図。 図5から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図6から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図7から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図8から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図9から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図10から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図11から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図12から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図13から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図14から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図15から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図16から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図17から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図18から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図19から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図20から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図21から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図22から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図23から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図24から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図25から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図26から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図27から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図28から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図29から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図30から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図31から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図32から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図33から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図34から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図35から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図36から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図37から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図38から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。 図39から咥胴が矢印方向に20度回転した状態の折畳装置における咥え機構駆動装置の動作説明図。
符号の説明
1…開動作用固定カム
11…カムフォロアー第1案内面
11a、11b、11c…開動作用カムフォロアー案内面
11d、11e、11f…閉動作用カムフォロアー案内面
h…カムフォロアー第1案内面の開動作用カムフォロアー案内面と閉動作用カ ムフォロアー案内面の咥胴の回転中心線からの半径差
2…閉動作用回転カム
21…基部
21a、21b…カムフォロアー第2案内面
21c…カムフォロアー第3案内面
22…回転筒
23…軸受
3…カム駆動機構
31…従動歯車
32…第1中問歯車
33…第2中間歯車
34…伝動機構
F…折畳装置
F1、F2…フレーム
GC…ギヤカバー
BS…軸受スリーブ
CC…鋸胴
CB…鋸刃
FC…折胴
FB…差し刃
ND…保持針
RB…鋸刃受け
JC…咥胴
JC1…咥胴の一方側部
JC2…咥胴の他方側部
JC3…溝
JW…咥え機構
JWo…開状態の咥え機構
JWs…閉状態の咥え機構
JWa…固定あご
JWb…可動板
JWc…可動板支持軸
JWd…トーションバー
JWe…カムフォロアーアーム
JWf、JWg…カムフオロアー
SC1…第1減速胴
SC2…第2減速胴
TL…咥え爪機構
FM…フォーマー
NR…ニッピングローラー対
DMa…第1排出機構
DMb…第2排出機構
G1…咥胴歯車
G2…減速胴駆動歯車
W…連続紙
Wa…切断紙
Wb…折帳

Claims (3)

  1. 咥胴の咥え機構駆動装置において、
    咥胴の回転にしたがって咥胴の回転中心線周りを移動する各咥え機構を、開動作する必要のある個所で開動作させる開動作用カムフォロアー案内面を有するカムフォロアー第1案内面を備え、咥胴が回転可能に支持されたフレームに設けられている開動作用固定カムと、
    咥胴の回転中心線周りに予め定めた適宜の問隔だけ互いに離して、それぞれ独立した2つのカムフォロアー第2案内面及び1つのカムフォロアー第3案内面を設け咥胴の回転中心線と共通の回転中心線周りに咥胴と同じ向きに回転可能な閉動作用回転カムと、
    閉動作用回転カムを回転駆動するカム駆動機構とを備え、
    閉動作用回転カムの2つのカムフォロアー第2案内面のそれぞれは、咥え機構が被咥え紙供給機構から供給される被咥え紙を咥えて折帳とするために開動作用固定カムの開動作用カムフォロアー案内面の作用を部分的に無効にして当該咥え機構を閉動作させるカムフォロアー第2案内面であり、
    閉動作用回転カムの1つのカムフォロアー第3案内面は、咥え機構が咥えている折帳を第1の折帳受取機構に引き渡すための開動作用固定カムによる咥え機構の開動作を、当該咥え機構の一つおき毎に阻止するカムフォロアー第3案内面であり、
    閉動作用回転カムは、咥胴の回転数に対する当該カムの回転数の比Rが、当該咥胴に設けられた咥え機構の数をMとしたときにR=M/2に等しくなるよう設けられたことを特徴とする咥胴の咥え機構駆動装置。
  2. カムフォロアーを介して操作可能な複数の咥え機構を外周面の等分位置に有する咥胴を回転させ、各咥え機構を、被咥え紙供給機構と対向する位置で閉動作させて供給される被咥え紙を咥えさせて折帳とし、次いで、第1の折帳受取機構と対向する位置又は第2の折帳受取機構と対向する位置のいずれかで開動作させて咥えている折帳を放させるよう設けた咥胴の咥え機構駆動装置において、
    第1の折帳受取機構と対向する位置、第2の折帳受取機構と対向する位置及び被咥え紙供給機構と対向する位置の前後に亘る適宜の間のそれぞれにおいて各咥え機構を開動作させるとともに他の位置では各咥え機構を閉動作させるカムフォロアー第1案内面を咥胴の回転中心線周りに配され、咥胴が回転可能に支持されたフレームに直接又は間接に固定されて設けられた開動作用固定カムと、
    被咥え紙供給機構と対向する位置で各咥え機構を閉動作させるカムフォロアー第2案内面及び第1の折帳受取機構と対向する位置に達する各咥え機構の当該位置での前記開動作用固定カムによる開動作を1つおきごとに阻止するカムフォロアー第3案内面を咥胴の回転中心線周りに配され、咥胴の回転中心線と共通の回転中心線周りに咥胴と同じ向きに回転可能に設けられた閉動作用回転カムと、
    閉動作用回転カムを回転駆動するカム駆動機構とを備え、
    前記閉動作用回転カムは、2つのカムフォロアー第2案内面と1つのカムフォロアー第3案内面がそれぞれ独立して設けられ、咥胴の回転数に対する当該カムの回転数の比Rが、当該咥胴に設けられた咥え機構の数をMとしたときに、R=M/2に等しくなるよう設けられたことを特徴とする咥胴の咥え機構駆動装置。
  3. 咥え機構が3つ設けられた咥胴に対応する閉動作用回転カムが、咥胴と共通の回転中心線周りに回転可能な基部にカムフォロアー第2案内面が2つ、カムフォロアー第3案内面が1つそれぞれ独立して設けられ、基部とともに咥胴の1回転に対し1.5回転するように設けられた、請求項1又は請求項2に記載の咥胴の咥え機構駆動装置。
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