JP4154568B2 - フルカラー電子写真装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタや複写機等のフルカラー電子写真装置に関し、特にエンドレスベルト方式で小型の定着装置を備えたフルカラー電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真装置では、感光体に潜像を形成し、これをトナーで現像し、この現像したトナー像を用紙である記録媒体に転写し、熱によってトナー像を用紙に定着させている。この定着過程では、発熱体を備えた加熱部材を未定着の画像が形成された記録媒体の未定着画像面と接触する位置に設置し、また記録媒体の他方の面からは、加圧部材によって記録媒体を加熱部材に押付けてトナー像を加熱溶融し、記録媒体へ定着させている。この定着過程で高い画像品質を得るためには、トナー像の加熱温度と、加圧力と、トナー像が熱および圧力を受ける定着時間とが重要な因子となる。
【0003】
また、電子写真装置の高速化や高画質化,省電力化が進むにつれ、低い加熱量を安定してトナー像へ供給し、発熱体からトナー像への伝熱効率を向上させた上で、定着時間を確保する必要性が増してくる。
【0004】
特開平8−262903号公報には、エンドレスベルトを用いた際に、安定して加圧力を付与できる様、加圧部材とエンドレスベルトより形成されるニップ部に、エンドレスベルトの裏面から圧力を付与する加圧部材を設けることを開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の定着装置では、加熱部材や加圧部材がローラの様なニップ部が曲面を持つような形状であると、定着時間を確保するために用紙搬送方向のニップ幅を増やした場合に、その曲面に対して垂直方向へ均一に加圧力を付与させることが困難になり、加圧力のロスが発生して効率が悪くなる。
【0006】
そこで、加圧部材をニップ部内で、用紙搬送方向に複数個分割し、それぞれ独立にニップ部の曲面に対して垂直方向へ加圧すると、それぞれの加圧部材が小型,薄肉化となり、強度が不足してエンドレスベルトの搬送方向へ撓み、均一な荷重がかけられなくなる。さらには、独立した加圧手段がそれぞれ加圧部材の数量分必要となるため、定着装置が大型化し、電子写真装置が小さくできない。
【0007】
本発明の目的は、記録媒体のトナー像を定着させるための圧力を効率的に作用させ、かつ小型化した定着器を備えた電子写真装置の提供である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の定着装置および電子写真装置は、記録媒体上に形成されたトナー像に接触する加熱ローラと、該記録媒体が該加熱ローラとの間に挟み込まれるニップを形成するエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの裏面から前記エンドレスベルトと前記記録媒体とを介して前記加熱ローラに圧力を付与する加圧部材とを備え、前記加圧部材が前記エンドレスベルトの回転方向に沿ってニップ入口加圧部材、ニップ中央加圧部材、ニップ出口加圧部材に3分割されていて、前記入口加圧部材と前記中央加圧部材とが前記加熱ローラの軸心方向に対して、前記エンドレスベルトの走行方向と逆方向に傾け角度をθで傾けて加圧されているとともに、前記出口加圧部材が前記加熱ローラの軸心方向に向けて加圧されていることを特徴とする。
【0009】
また本発明の電子写真装置は、加圧部材の加圧手段は、少なくとも1つの加圧手段として、エンドレスベルトと加圧部材を保持するユニット保持部材を備え、ユニット保持部材に加圧力を付与する加圧手段を設け、さらに、ユニット保持部材に内蔵し、ユニット保持部材から少なくとも1つの加圧手段を押圧する加圧手段を設けた。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0011】
(実施例1)
図2は本実施例の電子写真装置であるフルカラープリンタの主断面図である。装置中央部に中間転写装置21が配設されており、中間転写装置21の周辺には、感光装置22,転写装置23,記録媒体剥離手段24,中間転写装置清掃手段25が配設されている。また、感光装置22の周辺には、帯電器26,感光体清掃手段27,残像除去手段28が配設されている。黒,イエロー,マゼンタ,シアンの4色の異なる色の微小着色粉体であるトナーを封入された現像器29K,29Y,29M,29Cが重ねられて配設されており、その下方には露光手段30、またさらにその下方には記録媒体を溜めておく記録媒体保持手段31,記録媒体供給装置32が配設されている。電子写真装置上部には、定着装置20,記録媒体排出装置33が配設されている。
【0012】
本実施例のフルカラープリンタは、以下に述べるプロセスでフルカラー画像を記録媒体上に形成する。まず、帯電器26で感光装置22の表面を一様に帯電させる。次にパソコン,イメージスキャナ等による画像,文字の情報を露光手段30によってドット単位で露光し、感光装置22の表面に静電潜像を形成する。その後、静電潜像は、現像器29K,29Y,29M,29Cのいずれかによりトナーが供給,現像されてトナー像として可視化され、第1転写位置T1へ搬送される。第1転写位置T1では、図示しない電源から供給される感光装置22と中間転写装置21との電位差により、トナー像が中間転写装置21の表面へ転写される。第1転写位置T1を通過した後、感光装置22の表面は残像除去手段28による光照射で電位を一定以下に落して静電潜像を消去し、また感光体清掃手段27によって第1転写装置T1で転写されずに残留した表面の残トナーを取り除き、次のトナー像を形成できる状態にする。上記工程を各色の現像器29K,29Y,29M,29Cによって必要数繰り返し、中間転写装置21の表面に画像,文字の情報に見合うトナー像を形成する。その後、トナー像は第2転写位置T2で転写装置23によって、記録媒体供給装置32によって記録媒体保持手段31から供給された記録媒体に転写される。トナー像を転写した記録媒体は、記録媒体剥離手段24によって中間転写装置21から剥離され、定着装置20に運ばれトナー像を記録媒体に定着し、記録媒体排出装置33で排出される。
【0013】
次に、本実施例のフルカラープリンタの定着装置について詳しく説明する。図1は、本実施例の定着装置20の概略構成を示す。図1に示すように、加熱ローラ1,加圧ベルト2,ニップ加圧部材3,加圧ユニット保持部材4,加圧ユニット加圧手段5,加熱源6,温度制御手段としてのサーミスタ7とで構成されている。加圧ベルト2は、ニップ加圧部材3の周りに無張力または張架状態で掛け渡され、加熱ローラ1が加圧ベルト2を挟んでニップ加圧部材3に圧着されている。加熱ローラ1は、図示しない駆動源によって矢印P方向に回転駆動され、この加熱ローラ1の回転によって、加圧ベルト2が矢印Q方向へ従動走行する。
【0014】
これらの回転により、未定着のトナー像8が載った記録媒体9は、トナー像面が加熱ローラ1に接する向きで、加熱ローラ1に加圧ベルト2が圧着している距離を加圧ベルト2と共に通過する。加圧ベルト2は、厚さ30〜50μmの電鋳による無端状のニッケルベルトや、厚さ20〜100μmのポリイミド樹脂の無端状ベルトを用いた。これらの無端ベルトの外周面に厚さ50〜300μmのシリコーンゴム層を設けたり、PFAやふっ素樹脂によって外周面を離型化処理してもよい。ニップ加圧部材3は、アルミニウム等の金属製パッド、もしくは金属またはPPS(ポリフェニレンサルファイド)等耐熱樹脂の表面にシリコーンゴム等の耐熱弾性層を設けてある。このニップ加圧部材3を、アルミニウム等の金属の表面にシリコーンゴム等の耐熱弾性層を設けた回転自由のローラ形状としても良い。加圧ユニット保持部材4はニップ加圧部材3に固定され、バネ等の弾性体による加圧ユニット加圧手段5によってニップ加圧部材3を加圧ベルト2の裏面側から加圧力を付与する構造となっている。加熱ローラ1は、中空のアルミニウム等の金属の芯金上にPFAやふっ素樹脂等の離型層を設けるか、または芯金と離型層との間にシリコーンゴム等の耐熱弾性層を設ける、または、芯金上に耐熱弾性層のみを設けてもよい。加熱ローラ1内部にはヒータランプ等の加熱源6が備えられ、加熱源6の熱は加熱ローラ1を通してトナー像8および記録媒体9へ伝えられる。サーミスタ7が加熱ローラ1の外周面に設置され、加熱源6への通電量を調整して、加熱ローラ1表面の温度を制御する。
【0015】
本実施例の定着装置20は図1に示すように、加圧ユニット保持部材4が回動点Oを中心に回動自由に固定されており、加圧ユニット加圧手段5によってニップ加圧部材3を介してニップ面に押圧を加えている。また、ニップ加圧部材3も、ニップ加圧力Sと同じ向きに傾けて設置した。
【0016】
本実施例の定着装置20では、ニップ加圧力Sが加熱ローラ1の軸中心方向に対して加圧ベルト2の走行を妨げる方向に傾くように、回動点Oを加熱ローラ1の回転中心軸より下側、すなわち記録媒体が定着器に搬送されてくる側に設置する。加圧ユニット加圧手段5は加熱ローラ回転中心軸より上側、すなわち定着器から記録媒体が出てくる側に配置し、弾性体であるバネなどで加圧する。
【0017】
次に、本実施例の定着装置の動作を図3を用いて説明する。前述したように、加熱ローラ1は、図示しない駆動源によって矢印P方向に回転駆動され、この加熱ローラ1の回転によって、加圧ベルト2が矢印Q方向へ従動回転する。この時、ニップ加圧部材3の表面は加圧ベルト2の裏面と圧接した状態で加圧ベルト2の走行に依らず固定されているため、ニップ加圧部材3の表面と加圧ベルト2との間に速度差が生じる。そのため加圧ベルト2の走行により加圧ベルト2とニップ加圧部材3との間に摩擦力Uが発生し、ニップ加圧部材3に作用する。従って、加圧ベルト2の走行時、即ち記録媒体9上のトナー像8が定着過程にある状態では、この摩擦力Uとニップ加圧力Sの合力であるWが、ほぼ加熱ローラ1の軸中心方向、即ちトナー像8にほぼ垂直に作用し、ニップ加圧部材3が逃げずに理想的な方向へ加圧力を作用させることができる。さらには、ニップ加圧力Sの傾け角度θを、加圧ベルト2裏面とニップ加圧部材3表面との摩擦係数μを用いて、tanθ=0.1μ〜4μを満たす角度に設定すると、前記合力Wを加熱ローラ1の軸中心方向に作用させた状態で加圧ベルト2の走行を妨げる負荷を最小限にして、加圧ベルト2を安定して走行させることができる。ここで、tanθ>4μ では加圧ベルト2の走行を妨げる負荷が大きくなり不都合である。また、tanθ<0.1μ では加圧ベルト2の従動回転が不安定になり、加熱ローラ1表面と記録媒体9上のトナー像8とが擦れて画像品質の低下を招く。
【0018】
なお、図示しないが、ニップ加圧部材3と加圧ベルト2との間に、加圧ベルトとの摩擦係数が低い部材を介在させた場合には、その部材と加圧ベルト2との摩擦係数を上記のμに置き換えて、tanθ=0.1μ〜4μの関係を満たすようにすればよい。
【0019】
(実施例2)
本実施例の定着装置を図3に示す。図3に示すように、ニップ加圧部材3をエンドレスベルトである加圧ベルト2の回転方向に沿って、ニップ入口加圧部材3a,ニップ中央加圧部材3bと、ニップ出口加圧部材3cとに3分割したことが実施例1と異なる。ニップ中央加圧部材3bは加圧部材保持部材10に固定され、加圧部材保持部材10は加圧ユニット保持部材4に固定されている。加圧ユニット保持部材4の回動点Oは、ニップ中央加圧力Sbが加熱ローラ1の軸中心方向に対して加圧ベルト2の走行を妨げる方向に傾くように設置する。さらに中央加圧部材3bを、ニップ中央加圧力Sbと同じ向きに傾けて設置している。
【0020】
一方、ニップ入口加圧部材3aは、ニップ入口加圧部材3aと加圧部材保持部材10との間に設置したバネ等の弾性体によるニップ入口加圧手段5aにより加圧ベルト2を介して、ニップ入口加圧力Saが加熱ローラ1の軸中心方向に対して加圧ベルト2の走行を妨げる方向へ傾くように設置されている。また、ニップ出口加圧部材3cは、ニップ出口加圧部材3cと加圧ユニット保持部材4との間に設置したバネ等の弾性体によるニップ出口加圧手段5cにより加圧ベルト2を介して、加熱ローラ1へニップ出口加圧力Scを加えている。ニップ出口加圧部材3cは、ローラ形状をしており、加圧ベルト2の走行に合わせて従動回転するため、ニップ出口加圧力Scの加圧方向を傾けず、加熱ローラ1の軸中心に向けて加圧力を付与している。
【0021】
このように本実施例では、ニップ内で加圧手段を分割し、おのおの独立に加圧力と加圧方向を設定してあるので、ニップ内のほぼ全域に渡って理想的な加圧力を付与できる。また、そのニップ加圧力Saの傾け角度をθa、ニップ加圧力Sbの傾け角度の傾け角度をθbとし、加圧ベルト2裏面とニップ入口加圧部材3a,ニップ中央加圧部材3b表面との摩擦係数μa,μbとした際に、tanθa=0.1μa〜4μa,tanθb=0.1μb〜4μb となるような関係を設定してあるので、加圧ベルト2の走行を妨げる負荷を最小限にでき、理想的な方向の加圧力を作用させた状態で、加圧ベルト2を安定して走行させることができる。前記ニップ加圧力Saの傾け角度θaと、ニップ加圧力Sbの傾け角度の傾け角度θbとは、同じ値であってもよいし、互いに異なる値であってもよい。
【0022】
本実施例では、3分割した加圧手段の加圧力がそれぞれ異なっており、定着器入口側の加圧手段の加圧力が出口側の加圧手段の加圧力より高い。このように加圧手段の加圧力を異ならせているので定着した記録媒体が加熱ローラ1に巻きつかずに排紙できる。
【0023】
さらには、本実施例ではニップ入口加圧手段5aを加圧ユニットに内蔵、およびニップ出口加圧手段5cを加圧ユニット保持部材4に内蔵することにより、各々の加圧部材の保持部材を省略することができ、装置をコンパクトにできる。勿論、図4に示すように、ニップ出口加圧部材3cをパッドの様な加圧ベルト2の走行に対して相対的に移動するものとし、ニップ出口加圧力Scを加熱ローラ1の軸中心方向に対して加圧ベルト2の走行を妨げる方向へ傾けて設置し、3分割した加圧手段の加圧力がそれぞれ異なっており、定着器入口側の加圧手段の加圧力が出口側の加圧手段の加圧力より高い。なお、それぞれの加圧部材をローラ,パッド任意の組合わせで設置しても良い。また、加圧手段による加圧方向と加圧する力の大小関係とを任意の組合わせにして設置しても良い。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、定着器のエンドレスベルトの走行時に、ニップ部曲面に対して垂直方向へ均一にトナー像の定着に必要な加圧力を効率よく付与できる。また、加圧部材の保持部材を省略でき、装置の小型化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の定着装置の断面図である。
【図2】実施例1のフルカラー電子写真装置の説明図である。
【図3】実施例2の定着装置の断面図である。
【図4】実施例2の他の定着装置の断面図である。
【符号の説明】
1…加熱ローラ、2…加圧ベルト、3…ニップ加圧部材、3a…ニップ入口加圧部材、3b…ニップ中央加圧部材、3c…ニップ出口加圧部材、4…加圧ユニット保持部材、5…加圧ユニット加圧手段、5a…ニップ入口加圧手段、5c…ニップ出口加圧手段、6…加熱源、7…サーミスタ、8…トナー像、9…記録媒体、10…加圧部材保持部材、20…定着装置、21…中間転写装置、22…感光装置、23…転写装置、24…記録媒体剥離手段、25…中間転写装置清掃手段、26…帯電器、27…感光体清掃手段、28…残像除去手段、29K,29Y,29M,29C…現像器、30…露光手段、31…記録媒体保持手段、32…記録媒体供給装置、33…記録媒体排出装置、θ…ニップ加圧力傾け角度、θa…ニップ入口加圧力傾け角度、θb…ニップ中央加圧力傾け角度、θc…ニップ出口加圧力傾け角度、μ…ニップ部摩擦係数。

Claims (5)

  1. 感光装置と、該感光装置上に静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像をトナーで顕在化する複数の現像器と、前記トナーで顕在化したトナー像を重ね合わせる中間転写装置と、記録媒体供給装置と、定着器とを備えた電子写真装置において、前記定着器が、記録媒体上に形成されたトナー像に接触する加熱ローラと、該記録媒体のトナー像面と反対側の面に表面が接触し、該記録媒体が該加熱ローラとの間に挟み込まれるニップを形成するエンドレスベルトと、該エンドレスベルトの裏面に接触し、前記エンドレスベルトの裏面から前記エンドレスベルトと前記記録媒体とを介して前記加熱ローラに圧力を付与する加圧部材とを備え、前記加圧部材が前記エンドレスベルトの回転方向に沿ってニップ入口加圧部材、ニップ中央加圧部材、ニップ出口加圧部材に3分割されていて、前記入口加圧部材と前記中央加圧部材とが前記加熱ローラの軸心方向に対して、前記エンドレスベルトの走行方向と逆方向に傾け角度をθで傾けて加圧されているとともに、前記出口加圧部材が前記加熱ローラの軸心方向に向けて加圧されていることを特徴とする電子写真装置。
  2. 請求項1に記載の電子写真装置において、前記入口加圧部材の傾け角度をθ、前記エンドレスベルトの裏面と前記入口加圧部材表面との摩擦係数をμとしたときに、tanθ=0.1μ〜4μ前記中央加圧部材傾け角度をθb、前記エンドレスベルトの裏面と前記中央加圧部材表面との摩擦係数をμbとしたときに、tanθb=0.1μb〜4μbとなるように設定することを特徴とする電子写真装置。
  3. 請求項に記載の電子写真装置において、前記エンドレスベルトと前記3分割された加圧部材とを保持する保持部材は、少なくとも1つの前記加圧部材を加圧する加圧手段を内蔵し、別の加圧手段で押圧されることを特徴とする電子写真装置。
  4. 請求項3に記載の電子写真装置において、前記出口加圧部材がローラ形状であり、前記入口加圧部材の加圧力が前記出口加圧部材の加圧力より高いことを特徴とする電子写真装置。
  5. 記録媒体上に形成されたトナー像に接触する加熱ローラと、該記録媒体が該加熱ローラとの間に挟み込まれるニップを形成するエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの裏面から前記エンドレスベルトと前記記録媒体とを介して前記加熱ローラに圧力を付与する加圧部材とを備えた定着装置において、前記加圧部材が前記エンドレスベルトの回転方向に沿ってニップ入口加圧部材、ニップ中央加圧部材、ニップ出口加圧部材に3分割されていて、前記入口加圧部材と前記中央加圧部材とが前記加熱ローラの軸心方向に対して、前記エンドレスベルトの走行方向と逆方向に傾け角度をθで傾けて加圧されているとともに、前記出口加圧部材が前記加熱ローラの軸心方向に向けて加圧されていることを特徴とする定着装置
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