JP4154508B2 - 無線データ識別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線信号を間欠的に発信する複数の送信機と、ひとつの受信機にて構成され、受信機側に送られてくる送信機からの信号の有無を判定し、送信機の受信機からの離隔状態を判別する無線データ識別装置に関するものである。この装置は、送信機から発信される電波の強度を規制しておき、その送信機を所持した人間が、受信機を中心とする所定のエリア内に存在しているか否かを、送信機からの信号の有無により、受信機側にて判定するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の無線データ識別装置は、送信機から送られてきた信号が途絶えてから、一定時間その信号が一度も受信されなくなったときに、送信機の離隔状態を認識して、その検知出力を出すといった形のものが実用化されていた。送信機からの信号が途絶えてからの時間を計る手段を、遅延タイマーと称し、この遅延タイマーの設定時間を変更できるようにし、使用する場所に合わせてその時間設定を変更するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遅延タイマーを用いた無線データ識別装置では、送信機の使用数が多くなったときに、送信機が送信する電波どうしが、同じタイミングでぶつかり合う確率が高くなり、その電波が受信機に届いたときに、そこに含まれるデータが判別不能となったり、異なる送信機のデータに化けてしまったりすることがあり、送信機の離隔状態の判定精度が低下するといった不都合が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明では、受信機側に、送信機から送られてきた電波信号に基づいて起動する判定タイマーと、判定タイマーの作動中に、同じ送信機からの電波信号を何回受信したのかを計数するカウンターとを設け、判定タイマーの所定の時間内に所定の回数だけ同じ電波信号の受信があったときに、判定出力をだす判定部を設けたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の無線データ識別装置の構成を示したブロック図である。送信機A、送信機B、送信機C及び、受信機Rで構成され、3台の送信機からは、それぞれ異なった内容の固有データを含む電波信号を、約0.7秒に1回の間隔で送信し続けるようにし、その電波信号を受信機Rにて受信し、受信状態が維持されている間、それぞれの固有データ別の受信信号を出力する構成となっている。
【0006】
受信機Rのデータ受信部11には、予め、送信機A、送信機B、送信機Cが送信するデータと同じ内容のデータが格納されており、入力された電波信号の中にこれらのデータと一致したものがあると、データ受信部11はパルス信号を出力する。この信号は判定タイマー12へ送られ、判定タイマー12は、予め設定された時間の計時を開始する。それと同時にカウンター13は、判定タイマー12を起動した信号と同じ信号が何回データ受信部11から送られてきたのかをカウントし、予め設定したカウント値に達したときに、判定部14から出力を出すよう指令を出し、同時にカウント値をリセットする。判定部14からの出力信号は受信信号出力部16へ送られ、この信号に基づき受信信号出力部16は、固有データ別の信号を出力する。
【0007】
一方、遅延タイマー15は、データ受信部11からのパルス信号が終了したとき(パルス信号の立下がり時)に、起動し、予め設定した時間の計時を終了したとき、受信信号出力部16の出力を停止させるよう指令を送る。遅延タイマー15の計時は、データ受信部11からのパルス信号の立上がりにて停止し、その信号の立下がりにて再び起動する。
以上の一連の信号処理は、送信機から送られてくる3種類のデータごとにそれぞれ個別に行われ、その処理結果として、受信信号出力部16から3種類の信号となって個別に出力される。その後はこの出力は、制御用リレーを駆動するといった処理回路(図示省略)を経て、受信機Rの外部に出力される。図1は、3台の送信機と1台の受信機によって構成される無線データ識別装置について示しているが、受信機の処理回路を4台以上の送信機の固有データに対応可能なものとすれば、何台の送信機を用いても同様の無線データ識別装置は実現される。
【0008】
図2は、図1に示した受信機Rの各ブロックの動きを説明するための信号波形図である。図2の(a)は、データ受信部11から出力されるパルス波形を、(b)は、判定タイマー12の作動状況を、(c)は、カウンター13の計数状況を、(d)は、判定部14の出力を、(e)は、遅延タイマー15の作動状況を、(f)は、受信信号出力部16の出力をそれぞれ示している。ここで説明する受信機Rに予め設定されている判定タイマー12の設定時間はTj、カウンター13の設定値は3回、遅延タイマー15の設定時間はTdである。
図2は、データ受信部11から6個のパルス信号が出力され、時間Tdよりも長い間、そのパルス信号の出力が停止し、再び2個のパルス信号が出力されたときの各部の動きを横軸を時間軸として示している。
【0009】
順を追って詳述すると、まず、データ受信部11から出力された1番目のパルス信号が判定タイマー12に入力されると、判定タイマー12が起動し、それと同時にカウンター13がパルス信号の計数を開始する。図2(a)のパルス信号の上部に示した数字は、何番目のパルス信号であるのかを表すものであり、(c)の信号波形の上部に示した数字はカウンター13の計数値を表している。2番目と、3番目のパルス信号が入力されると、カウンター13は、予め設定したカウント値に達し、その結果、判定部14からは判定出力が出され、判定タイマー12の作動が停止し、カウンター13のカウント値はリセットされる。判定部14が作動したことを受けて、受信信号出力部16が起動し、信号出力を開始する。遅延タイマー15は、この間、図2(e)に示すように、データ受信部11から入力されるパルス信号の立下がりで起動し、パルス信号の立上がりで停止するという動作を繰り返す。
【0010】
その後、4番目、5番目、6番目の3個のパルス信号が入力されると、判定タイマー12とカウンター13は同じ動作を繰り返し、判定部14へ出力を出すよう指令することになるが、判定部14はすでに出力を出しており、その出力状態は、維持される。7番目のパルス信号が判定タイマー12に入力されるまでに、遅延タイマー15が予め設定されている時間Tdの計時を終了し、それと同時に判定部14と、受信信号出力部16の出力を停止する。7番目のパルス信号が判定タイマー12に入力されると、再び判定タイマー12が作動するが、予め設定された時間Tjの間に2個のパルス2信号が入力されるだけであるので、判定部14からは出力が出されることはない。8番目のパルス信号が終了すると、再び遅延タイマー15が起動し、時間Tdの計時を終了したときに、受信信号出力部16の出力を停止させるよう指令するが、このときは、受信信号出力部16からの信号出力は停止しており、その状態が維持されるだけで状態に変化は生じない。
【0011】
判定タイマー12の設定時間、カウンター13の設定値、及び、遅延タイマー15の設定時間は個別に変更出来るようにしてもよいが、遅延タイマー15の設定時間を変更したとき、自動的に他の設定値が切替えられるようにすると、調整作業が省略される。本発明では、図3に示すように、遅延タイマー15の時間を長くするのに従い、判定タイマー12の設定時間と、カウンター13の設定値が増加するようにし、無線データ識別装置の誤動作、不動作の低減化を実現している。
【0012】
また、遅延タイマー15が、判定タイマー12の作動が停止したときにもリセットされ、その計時が最初から行われるようにすると、受信信号出力部16が出力を出しているときには、判定タイマー中に1回でも同じデータの信号が入力されると信号有りという判断をすることになり、その分だけ遅延タイマー15の起動を遅くすることができる。この動きを説明しているのが図4である。図4の4番目のパルス信号と、5番目のパルス信号によって、判定タイマー12は起動されており、その終了時(図中の矢印S1及びS2)に遅延タイマー15が最初から時間Tdの計時を行っているのでその間、受信信号出力部16は出力を維持している。以上の信号処理は、各ブロックの機能を実現する電子回路を組合わせたものを用いて行ってもよいが、コンピュータのプログラムにより実現するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】
本発明の無線データ識別装置は、遅延タイマーを変更するだけでなく、送信機からの電波信号を受信したときにその受信開始の判定を所定時間に受信する回数によって行うようにしたので、異なる送信機の電波どうしがぶつかり合って、受信機に接近していない送信機のデータに化けてしまったときに生じる誤動作(データエラー)を防止することができた。また、遅延タイマーの設定変更により、受信開始の判定条件も同時に変更されるので、設定変更作業量を従来品と同等で済ますことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線データ識別装置の構成を示したブロック図である。
【図2】受信機Rの各ブロックの動きを説明するための信号波形図である。
【図3】遅延タイマーの設定値に応じて変更されるカウンター設定値と判定タイマー設定値の対応一覧表である。
【図4】判定タイマーの作動停止にともない遅延タイマーが再起動するときの動きを説明するための信号波形図である。

Claims (3)

  1. 無線信号を間欠的に発信する複数の送信機と、ひとつの受信機とで構成され、受信機側に送られてくる送信機からの信号の有無を判定し、送信機の受信機からの離隔状態を判別する無線データ識別装置であって、固有のデータを含む電波信号を一定の周期で間欠的に送信し続ける複数の送信機と、これらの送信機から送信される電波信号を受信し、そこに含まれるデータを読み取り、そのデータが予め設定されているデータと一致したという判定結果に基づき、固有データ別の受信信号を出力し、前記電波信号の受信が終了したときに起動し、再度同じデータを含む電波信号が受信されるたびにリセットされ、電波信号の終了とともに最初から起動する遅延タイマーが、予め設定した時間の計時を終了したときに固有データ別の受信信号の出力を停止する受信機とで構成され、前記受信機は、送信機から送信されてきた電波信号を受信し、そこに含まれるデータを読み取り、そのデータが予め設定されているデータと一致したという判定結果に基づき起動する判定タイマーと、その判定タイマーが作動している間に同じデータを含む電波信号が何回送信されてきたかをカウントするカウンターと、前記カウンターの計数値が予め設定した値に達したときに出力を出す判定部とを備え、前記判定部から出力が出されると同時に判定タイマーの作動を停止し、判定部からの出力が継続している間は固有データ別の受信信号を出力し、遅延タイマーが、予め設定した時間の計時を終了したときに前記判定部の出力及び固有データ別の受信信号の出力を停止することを特徴とする無線データ識別装置。
  2. 前記受信機の判定タイマーの設定時間と、カウンターの設定値は、遅延タイマーの設定時間の変更に連動して変更されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の無線データ識別装置。
  3. 前記受信機の遅延タイマーは、前記判定タイマーの作動が停止したときにも最初から起動するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線データ識別装置。
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