JP4154448B2 - 複数のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋の端部折り重ね時に生じる一対の3角状頂部の重ね合わせ溶着方法 - Google Patents

複数のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋の端部折り重ね時に生じる一対の3角状頂部の重ね合わせ溶着方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のロールペーパーを包装して樹脂フィルム製袋の端部折り重ね時に生じる一対の3角状頂部の重ね合わせ部を溶着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記一対の3角状頂部の重ね合わせ部は、従来から、複数のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋の包装作業における最終仕上工程で熱溶着されている。
【0003】
本願出願人による特公平5−67506は、更に、その熱溶着重合部に樹脂フィルム製テープを付着させて手提げを可能にした考えを開示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記一対の3角状頂部の重ね合わせ部は、上記したように、手提げとして使用され、従って、そこに手指を入れ、持ち上げて運搬する場合に、包装物全体の自重が負荷される要部であるから、その重量に耐える溶着強度が要求される。
【0005】
しかしながら、前記重ね合わせ部は、従来、いわゆるベタ着けと称して、一対の3角状頂部の重ね合わせ部全体を一様に熱溶着するため、接着部位の内層に気泡が閉じ込められ、その逃げ場がなく、接着状態が斑(マダラ)状となり、非接着部分を内包した部分的溶着であったので、そこに手指を掛けて持ち上げると、その重量を支えられず、一対の3角状頂部が分離することが多かった。
【0006】
そのような気泡内包状態の溶着部を補強するために、その溶着部位に、樹脂フィルム製テープを付着させようとしても、付着する基板となる前記溶着部位に斑(マダラ)状の気泡が分散内包されていると、その気泡内包部と溶着部との間に凹凸による段差が生じ、接着不安定となって、樹脂フィルム製テープを一様に密着させることが困難となり、補強の成果を奏し得なかった。
【0007】
この発明の第1の目的は、上記の課題を解決して、気泡が内包し得ない緊密な溶着部を形成して、その溶着部を手提げに用いても持ち上げ運搬時の重力に耐え得る一対の3角状頂部の重ね合わせ溶着方法を提供することである。
【0008】
この発明の第2の目的は、上記の課題を解決して、手提げ用の樹脂フィルム製テープを強固に付着させ得る基板となり得る一対の3角状頂部の重ね合わせ溶着方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋の端部折り重ね時に生じる一対の3角状頂部の重ね合わせ溶着に際して、
円周方向に沿った複数の凹溝又は突条を有する加熱可能なローラーとそのローラーの受板とを用意し、
前記一対の3角状頂部が互いに重なり合った状態の直下に前記受板を挿入すると共に、
その受板上で重なり合った状態の前記一対の3角状頂部の上面における一側から他側へ向けて前記ローラーを転動させて、
前記重なり合った一対の3角状頂部に対して溶着帯と非溶着帯とを交互に配した縞状の溶着を生ぜしめるものである。
【0010】
前記ローラーは、前記双方の3角状の頂部間を結ぶ線と平行する方向に、または、前記双方の3角状の頂部間を結ぶ線と交わる方向に、転動させる。
【0011】
【実施例】
図1において、樹脂フィルム製袋1はその袋内に複数のロールペーパーたとえば4個を3段積み合計12個を内挿し、その袋の端部を、まず、一方の対抗端側1a及び1bから互いに折り重ねると、他方の対抗端1c及び1dが一対の3角形状に折りたたまれるので、その一対の3角状頂部を互いに重ね合わせると、袋口が閉じられることは周知である。そして、その一対の3角状頂部の重ね合わせ部2を一様に熱溶着して閉じることも周知である。
【0012】
ところで、この発明では、その周知の一様な熱溶着ではその溶着部位の内層の各所に斑(マダラ)状の気泡が閉じ込められて溶着されるので、重力負荷時におけるせん断方向の強度が不足して、それが原因でその重合溶着が外れてしまう傾向が強かった。そこで、この発明ではその重ね合わせ部2の熱溶着を、溶着帯と、非溶着帯とを交互に配した縞状の溶着とするものであり、その具体的一実施例を図2及び図3に示す。
【0013】
図2において、一対の3角状頂部の重ね合わせ部2は、双方の頂部間を結ぶ線と平行する方向に沿って溶着帯3と非溶着帯4とを交互に配することによって、全体として、交互直線状の縞模様の溶着部が形成される。
【0014】
図3は、その縞模様の溶着状態を形成する一実施例を示し、5は、円周方向に沿った複数の突条6,6,6・・・・を有する加熱可能なローラーであって、その軸7の両端はそれぞれアーム8及び9の各自由端に回動自由に支持されている。
10は受板であって、そのローラー5の作動時に一対の3角状頂部の重ね合わせ部2の直下に挿入される。
【0015】
図3において、受板10を重ね合わせ部2の直下に挿入した後、加熱したローラー5をその重ね合わせ部2の上面に圧接すると同時に、その実線位置から破線位置に転動させた後、ローラー5をその重ね合わせ部2の上面から離すと、ローラー5の突条6の部分のみが重ね合わせ部2に接して溶着帯3が形成され、ローラー5の突条6間の凹溝の部分が重ね合わせ部2から浮いた状態で転動するので、非溶着帯4が形成され、全体として図2で示す縞模様の溶着が形成される。
【0016】
この特殊な加熱ローラー5の転動によって、押圧する重ね合わせ部2は、突条6によって生じる溶着帯3上の気泡がその突条6の双方に隣接する非溶着帯4または非溶着部に逃げて、溶着帯3内に残留しないから、溶着帯3は細いながらもその中に気泡を閉じ込めない純粋真性な溶着が一様に確保され、そのような溶着帯3を数本設けることによって溶着強度が格段と向上する。
【0017】
図3で示すローラー5は突条6,6,6・・・・を有する実施例を示したが、突条でなく、複数の凹溝を列設しても同様の効果が生じる。
【0018】
図4は、溶着帯3と非溶着帯4との配列を、双方の3角状の頂部1c,1d間を結ぶ線と交わる方向に設けた実施例を示す。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明は、円周方向に沿った複数の凹溝または突条を有する加熱可能なローラーを使用して、一対の3角状頂部の重なり合い部に対して、溶着帯と非溶着帯とを交互に配した縞状の溶着を生ぜしめたので、溶着帯内の気泡がその両側に隣接する非溶着帯に逃げて、溶着帯内に残留しないから、そのような溶着帯を数本配設することによって、互いに細いながらも純粋真正な溶着が一様に確保され、かくして、溶着総合強度を格段と向上させた溶着部を生ぜしめることに成功したので、その溶着部を手提げに用いても、持ち上げ運搬時に負荷される重力に十分に耐えることが出来るようになった。
【0020】
更に、この発明は、その溶着部に手提げ用の樹脂フィルム製テープを付着させたい場合には、数本の溶着帯間に隣接する数本の非溶着帯が溶着帯に対して一様かつ均等に突出しているので、それらの非溶着帯とテープとの間に緊密な溶着関係が生じるので、手提げ用の樹脂フィルム製テープの付着に対しても格段の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による溶着方法によって溶着された、複数のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋の端部折り重ね時に生じる一対の3角状頂部の重ね合わせ部の縞状溶着状態を示す具体的一実施例の斜視図、
【図2】図1の拡大詳細平面図、
【図3】図2で示す縞状溶着部の作成過程を説明する平面図、
【図4】縞状溶着状態の他の実施例を示す平面図、
【符号の説明】
1 樹脂フィルム製袋
1a及び1b 一方の対抗端側
1c及び1d 一対の3角状頂部を形成する他方の対抗端側
2 一対の3角状頂部の重ね合わせ部
3 溶着帯
4 非溶着帯
5 加熱可能なローラー
6,6,6・・・・ 円周方向に沿って列設した複数の突条
7 軸
8及び9 軸の両端を回動自由に支持するアーム
10 受板

Claims (3)

  1. 複数のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋の端部折り重ね時に生じる一対の3角状頂部の重ね合わせ溶着に際して、
    円周方向に沿った複数の凹溝又は突条を有する加熱可能なローラーとそのローラーの受板とを用意し、
    前記一対の3角状頂部が互いに重なり合った状態の直下に前記受板を挿入すると共に、
    その受板上で重なり合った状態の前記一対の3角状頂部の上面における一側から他側へ向けて前記ローラーを転動させて、
    前記重なり合った一対の3角状頂部に対して溶着帯と非溶着帯とを交互に配した縞状の溶着を生ぜしめる、
    ことを特徴とする、複数のロールペーパーを包装した樹脂フィルム製袋の端部折り重ね時に生じる一対の3角状頂部の重ね合わせ溶着方法。
  2. 前記ローラーを、前記双方の3角状の頂部間を結ぶ線と平行する方向に転動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の溶着方法。
  3. 前記ローラーを前記双方の3角状の頂部間を結ぶ線と交わる方向に転動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の溶着方法。
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