JP4153924B2 - グリップ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動二輪車や四輪あるいは三輪バギーやスノーモービルや水上バイク等の操作ハンドルに若しくはこれらの操作ハンドルとして設けられるグリップに関するものである。
デザイン性を高めたりグリップ感を向上させるため、オールゴムではなく、金属製のグリップ外筒部に設けた孔(例えばスリット孔)や切欠部等の開口部からゴム等の弾性のある樹脂部を露出させたグリップが好まれる。
特に、デザイン性とグリップ感とを向上させるため、金属製のグリップ外筒部の金属表面部から樹脂部をやや突出状態に露出させることが望まれるが、ハンドルパイプやスロットルパイプ等のグリップの取付部に嵌入するためのグリップのコアとなる筒状のインナーピースの表裏面に樹脂をモールド被覆し、この樹脂(ゴム)モールドしたインナーピースを金属製のグリップ外筒部に圧入(言い換えると樹脂モールドしたインナーピースに金属製のグリップ外筒部を被嵌)することは、樹脂部を金属表面部(グリップ外筒部の開口部)から高く突出露出させようとすればする程圧入できず困難である。
そのため、このような樹脂モールドと挿入(被嵌)とによる簡易な組み付け構成では実現できず、低コストな製品の実用化は困難であった。
本発明は、従来通りコアとなるインナーピースを用いる構成とし、取付部に容易に被嵌取付でき、またヒータ内蔵グリップとする場合には従来通りこのインナーピースにヒータを配設して(例えばひも状ヒータを巻回配設して)樹脂モールドすれば良い構成となり、このインナーピースに樹脂モールドする樹脂とは別に、グリップ外筒部に挿入してグリップ外筒部の開口部を介して表面に露出させる樹脂部となる樹脂部材を設け、予めこの樹脂部材をグリップ外筒部に挿入し、その後このグリップ外筒部を被嵌した樹脂部材に前記インナーピース(例えば樹脂モールドしたインナーピース)を挿入することで、従来通り簡易な挿入・被嵌による組み付け方式でグリップ本体部を構成でき、しかも、グリップ外筒部の開口部から弾性のある樹脂部を表面より突出状態に露出させる場合でも、グリップ外筒部に樹脂部材を挿入する際にはこの樹脂部材が内側空洞部に変形可能であるため容易に圧入(挿入)できるから、簡易な組み付け方式でも例えば金属表面部からゴム部が高く突出露出したデザイン性及びグリップ感が極めて向上するグリップを容易に実現することができることとなる画期的なグリップを提供することを目的としている。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
インナーピース2をグリップ外筒部3に内装したグリップ本体Aを取付部4に被嵌し得るように構成し、前記グリップ外筒部3に設けた孔若しくは切欠部等の開口部5から前記インナーピース2に被嵌状態に設けられる樹脂部材6が露出するように構成し、前記インナーピース2を挿入してインナーピース2に被嵌状態に設ける前記樹脂部材6を、このインナーピース2に被嵌する前に前記グリップ外筒部3に挿入してこの樹脂部材6の一部が前記開口部5から露出するように構成し、このグリップ外筒部3を被嵌した前記樹脂部材6に前記インナーピース2を挿入して前記グリップ本体Aを構成したことを特徴とするグリップに係るものである。
また、前記樹脂部材6はゴム等の弾性材で筒状に形成し、この樹脂部材6の表面に設けた突出部7が、前記グリップ外筒部3にこの樹脂部材6を圧入することでグリップ外筒部3の前記開口部5から突出露出するように構成したことを特徴とする請求項1記載のグリップに係るものである。
また、前記インナーピース2の表面にヒータ1を配設し、このヒータ1を配設したインナーピース2の少なくとも表面に樹脂を被覆してヒータ1を埋設状態にインナーピース2に設け、この樹脂を被覆したインナーピース2を、前記グリップ外筒部3を被嵌した前記樹脂部材6に挿入して前記グリップ本体Aを構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のグリップに係るものである。
また、前記グリップ外筒部3は金属製とし、この金属製のグリップ外筒部3の表面に前記開口部5を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のグリップに係るものである。
また、基端鍔部7に前記樹脂部材6及びグリップ外筒部3を被嵌した前記インナーピース2を連結して前記グリップ本体Aを構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のグリップに係るものである。
また、前記基端鍔部7に前記インナーピース2を回り止め状態に連結し、前記基端鍔部7に差し込まれてこの基端鍔部7に形成された差し込み受部8に係止することで前記グリップ外筒部3を基端鍔部7に対して回り止め状態に係止する係止片部9を、前記グリップ外筒部3の端縁部に突設したことを特徴とする請求項5記載のグリップに係るものである。
本発明は上述のように、グリップ外筒部に樹脂部材を挿入し、このグリップ外筒部を被嵌した樹脂部材にインナーピースあるいは樹脂モールドしたインナーピースを挿入してグリップ本体を構成するから、簡易な組み付けにより例えばグリップ外筒部を金属製とすることで金属表面部と樹脂表面部とを有するデザイン性及びグリップ感が向上した画期的なグリップを低コストにして容易に製作提供できる画期的なグリップとなる。
この露出させる樹脂部はインナーピースにモールドしたものではなく、インナーピースとは別個に形成された樹脂部材であり、グリップ外筒部にインナーピースあるいは樹脂モールドしたインナーピースを挿入する前に、この樹脂部材をグリップ外筒部に挿入することで、グリップ外筒部の開口部からこの樹脂部材を露出させ、このグリップ外筒部を被嵌した樹脂部材にインナーピースあるいは樹脂モールドしたインナーピースを挿入してグリップ本体を構成するため、簡易な組み付けによって製作でき、特に請求項2記載の発明においては、デザイン性やグリップ感を一層向上させるためグリップ外筒部の開口部から樹脂部が表面から高く突出露出するようにしても、圧入時には樹脂部材の内側にはインナーピースはなく、樹脂部材の内側の空洞部へ変形可能であるため、グリップ外筒部に樹脂部材を容易に圧入でき、グリップ外筒部の表面部に開口部を介して突出した樹脂部を形成できることとなる。
従って、この樹脂表面部が金属表面部からせり出た形状のデザイン性及びグリップ感が極めて秀れたグリップを簡易な組み付けによって容易に実現できることとなる。
また、請求項3記載の発明においては、ヒータ内蔵グリップを容易に実現できる。
即ち、従来通りコアとなるインナーピースを用いる構成とし、取付部に容易に被嵌取付でき、しかも従来通りこのインナーピースにヒータを配設して樹脂モールドすれば良く、ヒータ内蔵のグリップにおいても簡易な組み付け方式で例えば金属表面部からゴム部が高く突出露出したデザイン性及びグリップ感が極めて向上するグリップを容易に実現することができることとなる画期的なグリップとなる。
また、請求項4記載の発明においては、金属表面部と樹脂表面部とを有するデザイン性及びグリップ感が一層秀れた極めて画期的なグリップとなる。
また、請求項5記載の発明においては、グリップ本体に基端鍔部を設けることで、一層デザイン性及びグリップ感が向上する一層秀れたグリップとなる。
また、請求項6記載の発明においては、例えば更にこのグリップ外筒部の端縁部に係止片部を突設し、この係止片部を基端鍔部の差し込み受部に差し込み回り止め係止することで、基端鍔部とグリップ本体とが確実に回り止め連結され、特にグリップ外筒部を円筒形状に設定しデザイン性及びグリップ感が損なわれることのないようにしても、このグリップ外筒部を強固に保持できることとなる。
即ち、基端鍔部とインナーピースとが回り止め連結される上に、例えば圧入状態で接着固定されるグリップ外筒部が更にこの係止片部と差し込み受部との回り止め係止によって固定されるため、グリップ外筒部を円筒形としてデザイン性及びグリップ感を一層向上できると共に固定強度も極めて向上する画期的なグリップとなる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
グリップ外筒部3に樹脂部材6を挿入してグリップ外筒部3に設けた孔若しくは切欠部等の開口部5から樹脂部材6の一部を露出させる。
即ち、露出させる樹脂部はインナーピース2にモールドしたものではなく、インナーピース2とは別個に形成された樹脂部材6であり、グリップ外筒部3にインナーピース2あるいは樹脂モールドしたインナーピース2を挿入する前に、この樹脂部材6をグリップ外筒部3に挿入することで、グリップ外筒部3の開口部5からこの樹脂部材6を露出させ、このグリップ外筒部3を被嵌した樹脂部材6にインナーピース2あるいは樹脂モールドしたインナーピース2を挿入してグリップ本体Aを構成している。
従って、インナーピース2を挿入する前にグリップ外筒部3に樹脂部材6を挿入するため、デザイン性やグリップ感を一層向上させるためグリップ外筒部3の開口部5から樹脂部が表面から高く突出露出するようにしても、樹脂部材6の内側にはインナーピース2はなく、樹脂部材6の内側の空洞部へ変形可能であるため、グリップ外筒部3に樹脂部材6を容易に圧入でき、グリップ外筒部3の表面部に開口部5を介して突出した樹脂部を形成できることとなる。
従って、例えば金属製のグリップ外筒部3を樹脂部材6に圧入被嵌し、この樹脂部材6にインナーピース2を挿入することで、表面に金属表面部と樹脂表面部とを有するグリップ本体Aを容易に製作でき、しかもこの樹脂表面部が金属表面からせり出た形状となるように製作することも簡易な組み付けによって容易に実現できることとなる。
例えば、このグリップ外筒部3の形状や開口部5の形状配置設計やこれに応じて樹脂部材6の形状等を設定するだけで様々なデザインのグリップを容易に製作でき、しかも前述のように金属表面部から樹脂表面部が突出したデザイン性及びグリップ感が極めて向上するグリップも、単にグリップ外筒部3に樹脂部材6を圧入挿入し、このグリップ外筒部3を被嵌した樹脂部材6にインナーピース2を挿入するだけで組み付けでき、樹脂表面部がグリップ外筒部3の開口部5から突出露出したグリップを低コストで提供できることとなる。
また、ヒータ内蔵グリップとする場合も、インナーピース2に例えばひも状のヒータ1を巻回あるいは所定範囲引き回し配設又はフィルム状の面状ヒータ1を巻回し、これを樹脂モールドして、前記グリップ外筒部3を被嵌した樹脂部材6に挿入すれば良く、ヒータ1を保持する樹脂型を変更することなくヒータ内蔵タイプも容易に実現でき、また前述のようにグリップ外筒部3や樹脂部材6の設計変更や取り替えによって、インナーピース2にヒータ1を巻き付けて樹脂モールドしたヒータ内蔵タイプでも、簡易な組み付けで例えば金属表面部と樹脂表面部とを有するグリップを実現でき、しかも前述のように樹脂表面部が高く突出している形状も簡易な組み付けによって容易に実現できることとなる。
また、例えばこのように構成するグリップ本体Aに基端鍔部7を設けることで、一層デザイン性及びグリップ感が向上する。
この場合更にデザイン性及びグリップ感を高めるべくグリップ外筒部3の形状は基端鍔部7と回り止め係合する角形形状とせず円筒形とすることが好ましいが、それではインナーピース2をボスと凹部との係合などによってインナーピース2を基端鍔部7に回り止め連結しても、またたとえ各部材を圧入状態とし接着剤等で固定していてもグリップ外筒部3の固定は強強度とはならない。
従って、例えば更にこのグリップ外筒部3の端縁部に係止片部9を突設し、この係止片部9を基端鍔部7に形成される差し込み受部8に差し込み回り止め係止することで、基端鍔部7とグリップ本体Aとが確実に回り止め連結され、特にグリップ外筒部3を円筒形状に設定しデザイン性及びグリップ感が損なわれることのないようにしても、このグリップ外筒部3を強固に保持できることとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、ヒータ内蔵のグリップであって(このようにヒータ内蔵グリップとする場合は後述する基端鍔部7に電線導出部11を設けても良い。)、金属表面部に膨出状態に弾性を有する樹脂表面部を複数条周方向に設けて、デザイン性に秀れると共にグリップ感も向上し、滑り止め効果も向上する極めて秀れたグリップとする実施例である。
ヒータ1を設けるインナーピース2は、グリップ本体Aのコアとなるもので、硬い樹脂で筒状に形成し、このインナーピース2を例えば自動二輪車のハンドルとして設ける場合には、ハンドルパイプやスロットルパイプ等の取付部4に被嵌してグリップを取り付けることができる構成としている。
また、このインナーピース2には、その表面にひも状のヒータ1を所定範囲に均等に配置したり巻き付けたり、あるいは予め製作したフィルム状の面状ヒータ1を巻回してヒータ1をインナーピース2の表面に配設し、これを例えば成形型に入れて樹脂をモールドし、ヒータ1を埋没状態にインナーピース2に設ける。
この樹脂モールドによって、インナーピース2の表面に樹脂が被覆されるが、樹脂流通孔を介してインナーピース2の裏面(内側)へも樹脂が回り込み表裏の樹脂が一体となって樹脂の被覆強度が向上し、ヒータ1の保持力も向上するようにしても良い。
このヒータ1をインナーピース2の表面に配設して樹脂モールドしたインナーピース2にグリップ外筒部3を被嵌してヒータ内蔵のグリップ本体Aを構成するが、本実施例ではデザイン性及びグリップ感を向上させるため、金属表面部に膨出(突出露出)した樹脂表面部を有するグリップ本体Aとしている。
そのため、グリップ外筒部3は金属製の筒状形状とし、このグリップ外筒部3の長さ方向に長く周方向に間隔を置いて多数のスリットル孔を開口部5として設け、この開口部5から樹脂部が突出露出するように構成している。
しかも、単に樹脂モールドしたインナーピース2に金属製のグリップ外筒部3を被嵌しようとしても、硬いインナーピース2が存在するから圧入できず、グリップ外筒部3の開口部5から樹脂を膨出状態に突出露出させることは困難である。
そこで、本実施例では、インナーピース2の樹脂モールドする成形型は変更せず、これとは別にグリップ外筒部3に圧入し、その後インナーピース2を挿入する筒状の弾性を有する樹脂部材6を別型にして樹脂成形する。
この別パーツとして設計製作した筒状の樹脂部材6の表面には樹脂表面部となる突条を形成し、この樹脂部材6をグリップ外筒部3に圧入してグリップ外筒部3の開口部5からこの弾性のある突条の樹脂部を突出露出させる。
この圧入に際しては、樹脂部材6にインナーピース2を挿入する前に、先ずグリップ外筒部3に樹脂部材6のみを圧入するため、樹脂部材6の内側は空洞であってインナーピース2のような硬い部材は存在せず、内側に変形可能であるから、開口部5からかなり高く弾性のある樹脂(ゴム)を突出させるべく圧入することも十分可能となる。
本実施例では、このように例えば接着剤で更に補強しつつグリップ外筒部3に樹脂部材6を圧入した後、接着剤で補強しつつ前記樹脂モールドしたインナーピース2を挿入してグリップ本体Aを構成している。従って、インナーピース2やインナーピース2にモールドする樹脂型を変更せずに、グリップ外筒部3と樹脂部材6との設計やこれらパーツ取り替えによって所望のデザインに設計したグリップ本体Aを簡易な組み付けによって低コストで容易に製作提供できることとなる。
また、本実施例では前記インナーピース2を前記樹脂部材6よりも硬質の樹脂とし、前記樹脂部材6をインナーピース2よりも軟質なゴムとしている。例えば具体的には、インナーピース2をポリブチレンテレフタレート(PBT)とし、樹脂部材6をアクリロニトクル(NBR)と塩化ビニール(PVC)との混合材で構成している。
また、本実施例では、このグリップ本体Aに基端鍔部7を設けている。即ち、この基端鍔部7とグリップ本体Aとを連結してキャップ17で先端部を閉塞しグリップを構成しているが、本実施例では、インナーピース2の先端に複数のボス15を設け、このボス15が差し込まれるボス係合部16を基端鍔部7に設け、係合接着あるいは係合後ボス15を溶かして溶着することにより基端鍔部7とインナーピース2とが確固に連結固定され、グリップ外筒部3の端縁は基端鍔部7に突き当たるように構成している。
グリップ外筒部3の断面も角形として基端鍔部7に端縁を差し込んで回り止め係合するように設計しても良いが、グリップ外筒部3を角形とするとデザイン性やグリップ感が損なわれるおそれがあるため、本実施例ではグリップ外筒部3は円筒状としてその端縁を基端鍔部7に突き当てる構成としている。
インナーピース2に対して樹脂部材6は接着被嵌されており、またこの樹脂部材6に対してグリップ外筒部3は圧入接着被嵌されているが、グリップには握持力やスロットル操作力によって回転方向に負荷がかかるため、本実施例はグリップ外筒部3の端縁に係止片部9を複数突設し、この係止片部9が差し込まれ基端鍔部7に対してグリップ外筒部3を回り止め係止する差し込み受部8を基端鍔部7に設けている。具体的には、インナーピース2の端部の外形状を複数辺をカットした形状(例えば二辺をカットしたレーストラック形状)とし、このインナーピース2の端部に形成した平坦カット部分2Aと基端鍔部7との間隙を前記差し込み受部8とし、この差し込み受部8に挿入合致する形状の前記係止片部9をグリップ外筒部3の端縁に突設している。この係止片部9はグリップ外筒部3の端縁からその基部をやや内側に折曲して長さ方向に(基端鍔部7側に向かって)突出し弧状に湾曲した係止片で、インナーピース2を前記樹脂部材6に挿入した際、インナーピース2の端部に形成した前記レーストラック形状の平坦カット部分2Aに沿うように(係止片部9の先端角部が圧接するように)形成し、このインナーピース2の端部を基端鍔部7に挿入した際には、このインナーピース2の平坦カット部分2Aと基端鍔部7との間隙(差し込み受部8)に係止片部9の先端角部が噛み込みつつ湾曲をやや強めながら圧入するように構成している(差し込み受部8即ち基端鍔部7の内径のRが係止片部9の湾曲のRよりやや大きく設定いている。)。
従って、本実施例ではグリップ外筒部3は円筒状としてデザイン性及びグリップ感が向上すると共に簡易な改良によってインナーピース2のみならず、グリップ外筒部3も基端鍔部7に対して強固に係止固定される極めて実用性に秀れたヒータ内蔵グリップを提供でき、しかも前述のように製作が容易であるだけでなく、この容易な組み付け製作によって金属表面部から樹脂表面部が大きく突出した極めてデザイン性及びグリップ感が向上する画期的なヒータ内蔵グリップを容易に実現できる画期的なグリップとなるものである。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。 本実施例の斜視図である。 本実施例の説明分解斜視図である。 本実施例の樹脂モールドしたインナーピースの斜視図である。 本実施例の基端鍔部とグリップ外筒部との係止連結を示す説明分解斜視図である。 本実施例の基端鍔部とグリップ本体との係止連結を示す説明側断面図である。
符号の説明
A グリップ本体
1 ヒータ
2 インナーピース
3 グリップ外筒部
4 取付部
5 開口部
6 樹脂部材
7 基端鍔部
8 差し込み受部
9 係止片部

Claims (6)

  1. インナーピースをグリップ外筒部に内装したグリップ本体を取付部に被嵌し得るように構成し、前記グリップ外筒部に設けた孔若しくは切欠部等の開口部から前記インナーピースに被嵌状態に設けられる樹脂部材が露出するように構成し、前記インナーピースを挿入してインナーピースに被嵌状態に設ける前記樹脂部材を、このインナーピースに被嵌する前に前記グリップ外筒部に挿入してこの樹脂部材の一部が前記開口部から露出するように構成し、このグリップ外筒部を被嵌した前記樹脂部材に前記インナーピースを挿入して前記グリップ本体を構成したことを特徴とするグリップ。
  2. 前記樹脂部材はゴム等の弾性材で筒状に形成し、この樹脂部材の表面に設けた突出部が、前記グリップ外筒部にこの樹脂部材を圧入することでグリップ外筒部の前記開口部から突出露出するように構成したことを特徴とする請求項1記載のグリップ。
  3. 前記インナーピースの表面にヒータを配設し、このヒータを配設したインナーピースの少なくとも表面に樹脂を被覆してヒータを埋設状態にインナーピースに設け、この樹脂を被覆したインナーピースを、前記グリップ外筒部を被嵌した前記樹脂部材に挿入して前記グリップ本体を構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のグリップ。
  4. 前記グリップ外筒部は金属製とし、この金属製のグリップ外筒部の表面に前記開口部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のグリップ。
  5. 基端鍔部に前記樹脂部材及びグリップ外筒部を被嵌した前記インナーピースを連結して前記グリップ本体を構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のグリップ。
  6. 前記基端鍔部に前記インナーピースを回り止め状態に連結し、前記基端鍔部に差し込まれてこの基端鍔部に形成された差し込み受部に係止することで前記グリップ外筒部を基端鍔部に対して回り止め状態に係止する係止片部を、前記グリップ外筒部の端縁部に突設したことを特徴とする請求項5記載のグリップ。
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