JP4153486B2 - 放射線検出器 - Google Patents
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Description
放射線検出プローブを有する一般的な放射線検出器は、プローブの先端を被測定箇所に接触させるか、あるいは被測定箇所に極力接近させて放射線を検出するように構成されている。このため、放射線を検出している箇所からプローブの先端が遠く離れると、使用者がその箇所を把握することは難しい。
本発明に係る放射線検出器は、本体と、本体に接続された放射線検出プローブとを備えている。放射線検出プローブは、放射線検出プローブの先端を透過する放射線を検出する放射線検出素子と、放射線検出プローブの先端に向けてポインタ光を発する発光デバイスと、放射線検出プローブの先端に設けられ、前記ポインタ光を透過させる第1の窓とを含んでいる。
放射線検出素子は、放射線検出プローブの先端と発光デバイスとの間に配置されていて、ポインタ光を透過させる第2の窓を有していてもよい。この場合、ポインタ光は、第2窓および第1窓を順次に透過して放射線検出プローブから放出される。放射線検出素子は、第2窓を取り囲むように配置された複数の素子片に分割されていてもよい。
放射線検出プローブは、第1窓の中に設置された集光レンズをさらに含んでいてもよい。
放射線検出器は、発光デバイスから第1窓へポインタ光を案内する光ガイドをさらに含んでいてもよい。光ガイドは、発光デバイスから第1窓まで延びるパイプを有していてもよい。このパイプは放射線検出素子の第2窓を貫通していてもよい。このパイプ内に光ファイバが収容されていてもよい。
放射線検出プローブは、発光デバイスを覆う遮光カバーをさらに含んでいてもよい。この場合、光ガイドは、遮光カバーに設けられた貫通孔を有していてもよい。上記のパイプは、この貫通孔に連通する中空部を有していてもよい。
放射線検出プローブは、放射線検出プローブの先端と放射線検出素子の間に配置され放射線をコリメートするコリメータをさらに含んでいてもよい。第1窓はコリメータの中心軸上に形成されていてもよい。この場合、ポインタ光は被測定箇所の中央に照射されるので、ポインタ光によって被測定箇所をより正確に示すことができる。放射線検出素子が第2窓を有する場合、第1および第2窓の双方がコリメータの中心軸上に形成されていることが好ましい。
放射線検出プローブは、その先端に設けられた入力板をさらに有していてもよい。入力板は1keV以下のエネルギーを有する電磁波を遮断してもよい。
この発明は、以下の詳細な説明および添付図面から、より十分に理解されるようになる。添付図面は、単なる例示に過ぎない。したがって、添付図面がこの発明を限定するものと考えるべきではない。
この発明のさらなる適用範囲は、以下の詳細な説明から明らかになる。しかし、この詳細な説明および特定の例は、この発明の好適な形態を示してはいるが、単なる例示に過ぎない。この発明の趣旨と範囲内における様々な変形および変更が、この詳細な説明から当業者には明らかになるからである。
図2は、図1に示した放射線検出器の縦断面図である。
図3は、図2に示した放射線検出プローブの組立状態での拡大断面図である。
図4は、図3に示した放射線検出プローブをその先端側から見た分解斜視図である。
図5は、第2実施形態に係る放射線検出素子を示す斜視図である。
図6は、第3実施形態に係る放射線検出素子を示す斜視図である。
図7は、第4実施形態に係る放射線検出素子を示す斜視図である。
図8は、第5実施形態に係る放射線検出素子を示す斜視図である。
図9は、第6実施形態に係る放射線検出素子を示す斜視図である。
図10は、第7実施形態に係る放射線検出素子を示す斜視図である。
図11は、第8実施形態に係る放射線検出素子を示す斜視図である。
図12は、第9実施形態に係る放射線検出プローブの組立状態での拡大断面図である。
図13は、第10実施形態に係る放射線検出プローブの組立状態での拡大断面図である。
第1実施形態
図1は本実施形態に係る放射線検出器を示す斜視図、図2は図1に示した放射線検出器の縦断面図、図3は図2に示した放射線検出プローブの組立状態での拡大断面図、図4は図3に示した放射線検出プローブの構成部品を放射線検出プローブの先端側から見た分解斜視図である。
放射線検出器100は、ハンドヘルドのコードレス型サージカルプローブである。放射線検出器100は、図1に示すように、本体1と、本体1から突出するように本体1の先端に設けられた放射線検出プローブ2を有する。放射線検出器100は、本体1を握って操作される。放射線検出器100は、例えば、放射性薬剤を用いた乳癌の転移巣検出に使用される。本体1の表面には、液晶表示パネル1Aおよびスイッチ1Bが設けられている。
図2に示すように、本体1は中空である。本体1の内部には、図示しない信号処理回路、駆動回路、電子音発生器、電源回路、バッテリ等が収容されている。信号処理回路は、放射線検出プローブ2から送出される検出信号を処理し、放射線量を示すデータ信号を生成する。このデータ信号は駆動回路に送られる。駆動回路は、そのデータ信号が示す放射線量を液晶表示パネル1A上に表示するとともに、電子音発生器を駆動してその放射線量に応じた電子音を鳴らす。
図3および図4に示すように、放射線検出プローブ2は、円筒キャップ状のプローブカバー3に覆われている。プローブカバー3内には、サイドシールド4、放射線検出素子5、遮光カバー6、発光デバイス7などが収容されている。放射線検出素子5および遮光カバー6は筒状のケーシング8に包囲されている。
プローブカバー3は、ほぼ円筒状のカバー本体3Aを有する。カバー本体3Aは、その先端において径方向内向きに延びる円環状の突起3Bを有する。円環状突起3Bの内周には、円形の入力板3Cがはめ込まれている。入力板3Cは、プローブカバー3が封止されるように接着剤などを用いて固定される。
カバー本体3Aは、例えば、ステンレス鋼やアルミニウム等の金属材料、あるいは導電性のある樹脂材料から構成されている。カバー本体3Aの基端部の内周には、メネジ3Dが形成されている。メネジ3Dは、本体1の先端に設けられたコネクタ9のオネジ9Aと螺合する。
一方、入力板3Cは、可視光および赤外光を遮断するとともに検出すべき放射線を透過させる材料、例えばアルミニウムやアモルファスカーボン、から構成されている。これは、検出すべき放射線以外の電磁波が放射線検出素子5に入射するとノイズ信号の原因となるからである。好ましくは、入力板3Cは、1keV以下のエネルギーを有する電磁波を遮断するとともに検出すべき放射線を透過させる材料から構成される。入力板3Cの中央には、後述するポインタ光を透過させる投射窓3Eがサイドシールド4の中心軸上に形成されている。
放射線検出素子5は、放射線フォトンのエネルギーに応じた波高を持つ電圧パルスを発生する半導体素子である。この検出素子5は、ケーシング8内に収容可能な大きさの円板状をしている。検出素子5の前面(検出面)および後面には、検出信号を出力するためのリード線5Aおよび5Bが接続されている。リード線5Aおよび5Bは、本体1内の信号処理回路(図示せず)に電気的に接続されている。
サイドシールド4は、放射線検出の指向性を高めるための部品である。サイドシールド4は、放射線を遮断可能な材料、例えば鉛(Pb)やタングステン(W)から構成されている。この材料はゴムでコーティングされていてもよい。サイドシールド4は、プローブカバー3の中空部と嵌合するほぼ円筒キャップ状の部材である。サイドシールド4の中空部は、ケーシング8と嵌合する。サイドシールド4の先端に位置する前壁には、入力板3Cおよび放射線検出素子5の双方に対面する放射線導入窓4Aが設けられている。窓4Aは、サイドシールド4の中心軸上に設けられた円筒状の貫通孔である。放射線は窓4Aを通過して放射線検出素子5に入射する。サイドシールド4は、円環状突起3Bの後面に当接するようにカバー本体3Aにはめ込まれ、固定されている。
サイドシールド4が放射線検出素子5の側面を覆っているため、放射線検出素子5の側方からの放射線入射が防止される。この結果、プローブ2の向いている方面から飛来する放射線のみが検出されるので、放射線検出の指向性が高まる。さらに、サイドシールド4は、窓4Aを有するため、放射線用のコリメータとしても機能する。窓4Aはサイドシールド4と同軸に形成されており、したがって、窓4Aおよびサイドシールド4の軸とほぼ平行に進行する放射線のみが放射線検出素子5に入射する。これが窓4Aのコリメート作用である。このようなコリメート作用により、放射線検出の指向性がいっそう高まる。
放射線検出素子5の中央には、透過窓5Cが形成されている。透過窓5Cは、サイドシールド4の中心軸上を延在し、放射線検出素子5を貫通する孔である。透過窓5Cは、後述するポインタ光を透過させるためのものである。本実施形態では、透過窓5Cは、後述する遮光カバー6から突出するパイプ6Aを収容可能な大きさを有している。
遮光カバー6は、円筒キャップ状をしている。遮光カバー6は、放射線検出素子5と共に筒状のケーシング8内に収容されて保持されている。遮光カバー6は、放射線検出素子5の直後方に配置されている。遮光カバー6の中空部は、発光デバイス7と嵌合してそれを保持する。この遮光カバー6の前壁6Bからは、パイプ6Aが突出している。パイプ6Aは、放射線検出素子5の透過窓5Cを貫通し、プローブカバー3の投射窓3Eまで延びている。パイプ6Aの中空部の先端は、投射窓3Eに連通しており、パイプ6Aの中空部の基端は、前壁6Bに形成された貫通孔6Cおよび遮光カバー6の中空部に連通している。このように、パイプ6Aおよび貫通孔6Cは、サイドシールド4の中心軸に沿って発光デバイス7から投射窓3Eまで延びる光ガイドを形成している。
発光デバイス7は、レーザダイオードや発光ダイオード等の半導体発光素子を内蔵しており、発光部7Aから指向性のあるポインタ光を放出する。発光デバイス7は、リード線7Bおよび7Cを介して本体1内の電源回路(図示せず)に接続されている。発光部7Aは、放射線検出素子5の後方においてサイドシールド4の中心軸上に配置されており、遮光カバー6の貫通孔6Cに対面している。
ケーシング8は、放射線検出素子5および遮光カバー6を収容して保持しつつサイドシールド4の中空部にはめ込まれ、固定されている。このケーシング8は、例えば、ジュラコン等の樹脂材料や、導電性のある金属材料から構成されている。
放射線検出器100は、例えば、放射性薬剤を用いた乳癌の転移巣検出などに使用される。放射線検出プローブ2の先端を患者の被測定部位に接触させることなく被測定部位に向けると、発光デバイス7の発光部7Aからの指向性のあるポインタ光が遮光カバー6の貫通孔6Cおよびパイプ6Aによって案内され、プローブカバー3の投射窓3Eから被測定部位に投射される。この指向性のあるポインタ光により患者の被測定部位が明点として明確に特定される。
ポインタ光により特定された被測定部位から発する放射線はプローブカバー3の入力板3Cおよびサイドシールド4の放射線導入窓4Aを通過して放射線検出素子5に入射する。サイドシール46および窓4Aによって、被測定部位以外の部位からの放射線は遮断される。このため、放射線検出素子5は、被測定部位からの放射線量を高精度に検出することができる。
放射線検出素子5は、放射線量に応じた検出信号を生成する。この検出信号は、リード線5Aおよび5Bを通じて本体1内の信号処理回路(図示せず)に送られる。信号処理回路は、検出信号を処理し、放射線量を示すデータ信号を生成する。このデータ信号に基づく放射線量は、液晶表示パネル1Aに表示される。また、放射線量に応じた電子音が再生される。
このように、指向性のあるポインタ光が光ガイド、すなわちパイプ6Aおよび貫通孔6Cによって投射窓3Eに案内されるため、投射窓3Eから被測定部位に向けてポインタ光を確実に投射することができる。この結果、放射線検出器100の使用者は、放射線を検出している部位を容易に把握することができる。
特に、本実施形態では、ポインタ光が示す被測定部位からの放射線が正確に放射線検出素子5に入射する。これは、透過窓5Cおよび投射窓3Eがサイドシールド4の中心軸上に形成され、さらに、パイプ6Aおよび貫通孔6Cによって案内されるポインタ光の光軸がサイドシールド4の中心軸と一致しているからである。ポインタ光は被測定部位の中央に照射されるので、ポインタ光によって被測定部位をより正確に示すことができる。これに応じて、被測定部位からの放射線を正確に検出することができる。
以下では、図5〜図11を参照しながら、本発明の第2〜第8実施形態を説明する。これらの実施形態は、放射線検出素子5の構造が第1実施形態と異なっており、そのほかは第1実施形態と同様の構成を有している。すなわち、これらの実施形態の放射線検出器は、第1実施形態における放射線検出素子5を、図5〜図11に示す放射線検出素子に置き換えた構成を有している。図5〜図11に示すように、これらの実施形態では、放射線検出素子が複数の素子片に分割されて透過窓の周囲に配置される。このため、放射線検出素子に透過窓を形成する難しい加工が必要ない。したがって、第2〜第8実施形態の放射線検出器は製造が容易である。
第2実施形態
第2実施形態の放射線検出器は、第1実施形態における放射線検出素子5を、図5に示す放射線検出素子10に置き換えた構成を有している。放射線検出素子10は、ほぼ正方形の4枚の素子片10Aから構成されている。各素子片10Aの一角には、斜めの切欠部10Bが形成されている。これらの素子片10Aは、切欠部10Bが相互に向き合って透過窓10Cを画成するように配置されている。
これらの素子片10Aの前面(検出面)同士は、ジャンパ線10Dにより相互に並列に接続されている。また、素子片10Aの後面同士もジャンパ線10Dにより相互に並列に接続されている。これらの素子片10Aの一つの前面にはリード線5Aが接続され、他の一つの素子片10Aの後面にはリード線5Bが接続されている。放射線検出素子10はケーシング8内に収容され、切欠部10Bに取り囲まれた透過窓10Cに遮光カバー6のパイプ6Aが挿通される。
第3実施形態
第3実施形態の放射線検出器は、第1実施形態における放射線検出素子5を、図6に示す放射線検出素子11に置き換えた構成を有している。放射線検出素子11は、直角二等辺三角形の4枚の素子片11Aから構成されている。これらの素子片11Aは、その斜辺11Bを向き合わせて縦横に配置されている。これらの斜辺11Bは、正方形の透過窓11Cを画成する。斜辺11Bに囲まれた透過窓11Cに、遮光カバー6のパイプ6Aが挿通される。
なお、図示を省略するが、各素子片11Aには、図5に示したジャンパ線10Dおよびリード線5A,5Bと同様のジャンパ線およびリード線が接続されている。図7〜図11に示す放射線検出素子12〜16についても、図示しないジャンパ線およびリード線が放射線検出素子10と同様に接続されている。
第4実施形態
第4実施形態の放射線検出器は、第1実施形態における放射線検出素子5を、図7に示す放射線検出素子12に置き換えた構成を有している。放射線検出素子12は、正方形の4枚の素子片12Aから構成されている。これらの素子片12Aは、その一角部12Bを向き合わせて配置されている。これらの角部12Bは、透過窓12Cを画成する。角部12Bに囲まれた透過窓12Cに遮光カバー6のパイプ6Aが挿通される。
第5実施形態
第5実施形態の放射線検出器は、第1実施形態における放射線検出素子5を、図8に示す放射線検出素子13に置き換えた構成を有している。放射線検出素子13は、長方形の2枚の素子片13Aから構成されている。これらの素子片13Aは、その長辺13Bを向き合わせて配置されている。これらの長辺13Bは、透過窓13Cを画成する。長辺13B間に形成された透過窓13Cに遮光カバー6のパイプ6Aが挿通される。
第6実施形態
第6実施形態の放射線検出器は、第1実施形態における放射線検出素子5を、図9に示す放射線検出素子14に置き換えた構成を有している。放射線検出素子14は、菱形の3枚の素子片14Aから構成されている。これらの素子片14Aは、その鈍角をなす一角部14Bを向き合わせて配置されている。これらの角部14Bは、透過窓14Cを画成する。角部14Bに囲まれた透過窓14Cに遮光カバー6のパイプ6Aが挿通される。
第7実施形態
第7実施形態の放射線検出器は、第1実施形態における放射線検出素子5を、図10に示す放射線検出素子15に置き換えた構成を有している。放射線検出素子15は、正三角形の6枚の素子片15Aから構成されている。これらの素子片15Aは、その一角部15Bを向き合わせて配置されている。これらの角部15Bは、透過窓15Cを画成する。角部15Bに囲まれた透過窓15Cに遮光カバー6のパイプ6Aが挿通される。
第8実施形態
第8実施形態の放射線検出器は、第1実施形態における放射線検出素子5を、図11に示す放射線検出素子16に置き換えた構成を有している。放射線検出素子16は、扇形の3枚の素子片16Aから構成されている。これらの素子片16Aは、その小円弧部16Bを向き合わせて配置されている。これらの小円弧部16Bは、透過窓16Cを画成する。小円弧部16Bに囲まれた透過窓16Cに遮光カバー6のパイプ6Aが挿通される。
第9実施形態
以下では、図12を参照しながら、本発明の第9実施形態を説明する。本実施形態は、投射窓3E内に集光レンズ18が配置されていることを除いて、第1実施形態と同じ構成を有している。集光レンズ18は、発光部7Aからのポインタ光を集光する。これにより、ポインタ光の拡散が抑えられ、ポインタ光の指向性が高まる。この結果、投射窓3Eから被測定部位に向けてポインタ光がいっそう確実に投射されるので、放射線検出器の使用者は、放射線を検出している部位をさらに容易に把握することができる。
なお、本実施形態では、放射線検出素子5の代わりに第2〜第8実施形態の放射線検出素子を使用してもよい。
第10実施形態
以下では、図13を参照しながら、本発明の第10実施形態を説明する。本実施形態は、パイプ6Aの中空部内に光ファイバ20が配置されていることを除いて、第9実施形態と同じ構成を有している。光ファイバ20は、発光部7Aおよび集光レンズ18と光学的に結合されている。光ファイバ20は発光部7Aからのポインタ光を受け取り、それを集光レンズ18に送る。光ファイバ20によってポインタ光の減衰が抑えられるので、投射窓3Eから被測定部位に向けてポインタ光がいっそう確実に投射される。したがって、放射線検出器の使用者は、放射線を検出している部位をさらに容易に把握することができる。
なお、本実施形態では、放射線検出素子5の代わりに第2〜第8実施形態の放射線検出素子を使用してもよい。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記の放射線検出素子5は、放射線の照射によって発光するシンチレータと、光電変換器との組み合わせに置き換えることができる。シンチレータは、CdWO4などの希土類酸化物から構成される。光電変換器は、例えば、フォトダイオードにTFT(Thin Film Transistor)が積層された構造を有する。好ましくは、複数のシンチレータおよび複数の光電変換器が透過窓の周囲に配置される。
上記のプローブカバー3は、筒状のカバー本体3Aと、その先端の開口を塞ぐ入力板3Cという二つの部材から構成されている。しかし、プローブカバーは、キャップ状の一体の部材から構成されていてもよい。この場合、プローブカバーの先端に位置する前壁は放射線が透過し易いように薄肉に形成され、前壁の中央には投射窓3Eと同様の投射窓が形成される。このようなプローブカバーは、好ましくは、放射線を透過させる材料から構成される。この材料の例として、ステンレス鋼やアルミニウム等の金属材料、あるいは導電性の樹脂材料が挙げられる。プローブカバーの前壁は、好ましくは、1keV以下のエネルギーを有する電磁波を遮断するとともに検出すべき放射線を透過させる材料から構成される。
放射線検出プローブの直径と長さの比率は、図示の例に限らず、適宜変更することができる。また、放射線検出プローブの先端部の形状は、平面状に限らず、球面状など丸みを帯びた形状であってもよい。
上記実施形態の放射線検出器は、医療用のサージカルプローブであるが、本発明の放射線検出器の用途はこれに限定されるものではなく、他の幅広い用途で使用することができる。例えば、本発明の放射線検出器は、原子力発電所や放射線設備を有する研究所等において放射線漏れを検出するために使用することができる。
Claims (10)
- 本体と、
前記本体に接続された放射線検出プローブと、
を備える放射線検出器であって、
前記放射線検出プローブは、
前記放射線検出プローブの先端を透過する放射線を検出する放射線検出素子と、
前記放射線検出プローブの先端に向けてポインタ光を発する発光デバイスと、
前記放射線検出プローブの先端に設けられ、前記ポインタ光を透過させる第1の窓と、を含んでおり、
前記放射線検出素子は、前記放射線検出プローブの先端と前記発光デバイスとの間に配置されており、
前記放射線検出素子は、前記ポインタ光を透過させる第2の窓を有しており、
前記ポインタ光は、前記第2窓および前記第1窓を順次に透過して前記放射線検出プローブから放出される、
放射線検出器。 - 前記放射線検出素子は、前記第2窓を取り囲むように配置された複数の素子片に分割されている、請求項1に記載の放射線検出器。
- 前記放射線検出プローブは、前記第1窓の中に設置された集光レンズをさらに含んでいる、請求項1又は2に記載の放射線検出器。
- 前記発光デバイスから前記第1窓へ前記ポインタ光を案内する光ガイドをさらに含んでいる、請求項1〜3のいずれかに記載の放射線検出器。
- 前記光ガイドは、前記発光デバイスから前記第1窓まで延びるパイプを有している、請求項4に記載の放射線検出器。
- 前記パイプ内に光ファイバが配置されている、請求項5に記載の放射線検出器。
- 前記放射線検出プローブは、前記発光デバイスを覆う遮光カバーをさらに含んでおり、
前記光ガイドは、前記遮光カバーに設けられた貫通孔を有している、
請求項4〜6のいずれかに記載の放射線検出器。 - 前記放射線検出プローブは、前記放射線検出プローブの先端と前記放射線検出素子の間に配置され、前記放射線をコリメートするコリメータをさらに含んでいる、請求項1〜7のいずれかに記載の放射線検出器。
- 前記第1窓が前記コリメータの中心軸上に形成されている、請求項8に記載の放射線検出器。
- 前記放射線検出プローブは、その先端に設けられた入力板をさらに有しており、
前記第1窓は、前記入力板に設けられた貫通孔であり、
前記入力板は、1keV以下のエネルギーを有する電磁波を遮断する、
請求項1〜9のいずれかに記載の放射線検出器。
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